説明

印刷回路基板及びその製造方法

【課題】光接続効率を改善することのできる印刷回路基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の印刷回路基板は、光信号と電気信号とを共に伝送するように光導波路が形成された印刷回路基板であって、クラッド20と、クラッド20に内蔵されて光信号を伝送するコア25と、クラッド20に内蔵されて電気信号を伝送する配線パターン30とを含み、クラッド20が絶縁層としての機能を行って配線パターン30をクラッド20に内蔵させたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷回路基板及びその製造方法(Printed circuit board and Method of manufacturing thereof)に関する。
【背景技術】
【0002】
電子部品において、データの高速化及び高用量化に伴い、既存の銅基板電気配線を用いた印刷回路基板(Printed Circuit Board)技術では、その限界に達している。よって、従来の銅基板電気配線の問題点を解決できる技術として光配線を含む印刷回路基板が注目されている。
【0003】
光配線を含む印刷回路基板は、高分子重合体(Polymer)または光繊維(Optical Fiber)を用いて光で信号を送受信できる光導波路(Optical Waveguide)を印刷回路基板内に挿入する技術であるが、これをEOCB(Electro−Optical Circuit Board)と言う。EOCBは、通信網のスイッチと送受信装備、データ通信のスイッチとサーバ、航空宇宙産業と航空電子工学の通信、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)の移動電話基地局、またはスーパーコンピュータなどのバックプレーン(Back plane)及びドーターボード(Daughter Board)に適用されている。
【0004】
光配線に使用される光繊維を印刷回路基板に形成する方法を図1aないし図1cに示しており、高分子光導波路を印刷回路基板に形成する方法を図2aないし図2bに示している。
【0005】
図1aは、印刷回路基板の片方の面に光繊維を整列させるための整列溝を形成した状態を示す印刷回路基板の平面図であり、図1bは、図1aのA−A線における断面図である。また、図1cは、光繊維を含む従来のクラッドが形成された印刷回路基板を示す断面図である。光繊維を用いた光配線の場合、別途の光繊維クラッド15を通常の基板に追加して備え、上記光繊維クラッド15の片方の面に精密加工された整列溝15aに光繊維15cを配置して整列させる。そして、上記整列溝15aは、銅箔エッチング、レーザまたは機械的な加工によって形成される。上記光繊維クラッド15の上面には、図1cに示したように絶縁層13及び銅配線層19がプレッシング工程によって積層されている。
【0006】
図2aは、高分子光導波路が形成された従来のクラッドの断面図であり、図2bは、高分子光導波路が形成された従来のクラッドを印刷回路基板内に積層した状態を示す断面図である。図2aによれば、従来の高分子クラッド17は、アンダークラッド17bと、上記アンダークラッド17bにシリコンマスタ(図示せず)によってプレッシングされて形成されたコア17cと、上記コア17cを密閉して上記アンダークラッド17bの上面に結合されたオーバークラッド17aとを含んでいる。上記高分子クラッド17の上面には、図2bに示したように絶縁層13及び銅配線層19がプレッシング工程により積層されている。
【0007】
以上で説明したように、従来の光導波路形成方法によれば、光繊維クラッド15または高分子クラッド17を通常の基板に追加して備えているので、印刷回路基板の全体的な厚さが増加してしまう。特に光配線が大量に必要でない場合には、クラッドの追加による厚さの増加は非効率的である。また、クラッドを別途に備えているので、製造費用が上昇するだけでなく、クラッドの追加的な積層により製造工程が複雑になるという問題点が発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、光導波路が誘電体機能を行い、配線パターンを光導波路に内蔵させることにより、改善した光接続効率及び材料費の節減をもたらすことのできる印刷回路基板及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、光導波路と配線が形成され、光信号と電気信号を共に伝送する印刷回路基板であって、クラッドと、クラッドに内蔵されて光信号を伝送するコアと、クラッドに内蔵されて電気信号を伝送する配線パターンとを含むことを特徴とする印刷回路基板を提供する。
【0010】
配線パターンの一方の面は、光素子などとの電気的接続のために印刷回路基板の外部に露出していることが好ましい。
【0011】
クラッドは、配線パターンが内蔵された第1クラッドと、コアが内蔵された第2クラッドとを含んでいることが好ましい。
【0012】
一方、本発明の別の実施形態によれば、(a)キャリア部の一方の面に配線パターンを形成する段階と、(b)キャリア部の配線パターンが形成された面に第1クラッドを積層する段階と、(c)第1クラッドの配線パターンが形成された面の反対側の面にコアを形成する段階と、(d)第1クラッドのコアが形成された面に第2クラッドを積層する段階と、(e)配線パターンの一方の面が露出するように、キャリア部を除去する段階とを含むことを特徴とする印刷回路基板の製造方法を提供する。
【0013】
ここで、段階(e)の後に、段階(f)として、第1クラッドの配線パターンが形成された面にソルダレジストを形成する段階をさらに含むことができる。
【0014】
また、キャリア部は、キャリア層と、キャリア層の一方の面に積層されたエッチング防止層とを含み、段階(a)は、エッチング防止層に配線パターンを形成するようにしてもよい。
【0015】
上述した以外の異なる実施形態、特徴、利点は、以下の図面、本発明の特許請求の範囲を含む発明の詳細な説明によって明確になるだろう。
【発明の効果】
【0016】
本発明の好ましい実施例に係る印刷回路基板及びその製造方法によれば、クラッドが絶縁層としての機能を発揮し、配線パターンをクラッドに内蔵させることができるので、改善した光接続効率及び材料費の節減を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係る印刷回路基板及びその製造方法の好ましい実施例を、添付した図面に基づいて詳しく説明するが、この説明において、同一または対応する構成要素に対しては同一の図面番号を付与し、重複した説明は省略する。
【0018】
先ず、図3及び図4を参照して、本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板について説明する。
【0019】
本実施例に係る印刷回路基板は、コアが形成されたクラッドで印刷回路基板の絶縁層を代替し、クラッドに配線パターンを内蔵することを特徴としている。
【0020】
図3は、本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の構造を示す断面図であり、図4は、図3の印刷回路基板の平面図である。図3及び図4を参照すると、クラッド20、コア25、配線パターン30、ソルダレジスト40(solder resist)を示している。
【0021】
クラッド20は、後で説明するコア25を取り囲み、効率的に光信号を伝送できるようにするための手段であり、また以下で説明する配線パターン30に対しては通常の印刷回路基板の絶縁層としての機能を行うための手段でもある。クラッド20は、ポリマ系の材質から形成されている。クラッド20には、以下で順次説明する配線パターン30及びコア25が内蔵されている。
【0022】
配線パターン30は、印刷回路基板において電気信号を伝送するための手段であって、電気伝導度がよい銅(Cu)のような金属から形成することができる。配線パターン30はクラッド20に内蔵され、一方の面は本実施例に係る印刷回路基板の外部に露出するように形成されている。一方の面が印刷回路基板の外部に露出していない場合、面発光レーザ50(VCSEL)のような装置を印刷回路基板に内蔵させなくてはならないが、配線パターン30の一方の面が外部に露出していることにより、面発光レーザ50のような装置を印刷回路基板に内蔵させる必要がなくなる。
【0023】
配線パターン30は、後述する別に設けられたキャリア層80(図7)上に形成され、さらに配線パターン30の上にクラッド20を積層して加圧した後に、キャリア層80を除去することによってクラッド20に内蔵させることができる。配線パターン30をクラッド20に内蔵する方法は、上述した方法以外にも多様な方法を用いることができる。
【0024】
コア25は、印刷回路基板において光信号が伝達される経路であって、クラッド20に内蔵され、クラッド20によって取り囲まれている。コア25もクラッド20と同様にポリマ系の材質から形成されているが、単に光信号を効率的に伝送するためにクラッド20よりも高い屈折率を備えている。
【0025】
一方、クラッド20にコア25及び配線パターン30を容易に内蔵するために、クラッド20は、配線パターン30が内蔵される第1クラッド21(図7)と、コア25が内蔵される第2クラッド22(図7)から形成されていてもよい。
【0026】
より具体的に説明すると、キャリア層80に配線パターン30を形成した後に、第1クラッド21を積層して加圧することで第1クラッド21に配線パターン30を内蔵する。その後に配線パターン30が内蔵された第1クラッド21の上面にコア25を形成し、さらにその上に第2クラッド22を積層して加圧することで第2クラッド22がコア25を内蔵する。これによりクラッド20にコア25及び配線パターン30を内蔵することができる。
【0027】
この方法以外にも、第1クラッド21に配線パターン30を内蔵させたものを形成し、これとは別に第2クラッド22にコア25を内蔵させたもの形成して、これらを積層することで、クラッド20にコア25及び配線パターン30を内蔵させることもできる。
【0028】
ソルダレジスト40は、部品の実装時に行われるハンダ付けによって不要の接続が起きることを防止する被膜であり、クラッド20の一方の面に形成されている。ソルダレジスト40は、印刷回路基板表面の配線パターン30を保護する保護材の役目もしており、一般的に塗料形態である。
【0029】
ソルダレジスト40は、ソルダレジスト膜41(図7)を積層し、これをエッチングすることによって形成することができる。しかし、この方法に限らず、スクリーン印刷法、ローラコーティング(roller coating)法、カーテンコーティング(curtain coating)法、スプレーコーティング(spray coating)法などの多様な方法で形成することができる。
【0030】
図5は、従来技術による印刷回路基板と、図3に示した本実施例に係る印刷回路基板とを比較した断面図である。図5を参照すると、クラッド20、配線パターン30、ソルダレジスト40、面発光レーザ50(VCSEL)、ダイオード52、絶縁層60、ミラー70(mirror)を示している。
【0031】
図5(a)は、従来技術による印刷回路基板の断面図であり、図5(b)は、図3に示した本実施例に係る印刷回路基板の断面図である。また、図5(a)及び(b)にそれぞれ表示されている矢印は光信号の経路を示している。
【0032】
図3に示した印刷回路基板は、前述したように、クラッド20が絶縁層60を代替することにより全体の厚さを減らすことができ、これによって面発光レーザ50のダイオード52からミラー70までの距離を減らすことができる。
【0033】
光信号が、コア25、すなわち、光導波路を介して伝送されるためには、ダイオード52から伝送された光信号を光導波路の長さ方向に提供するように、ミラー70による反射が必要である。しかし、光信号がダイオード52からミラー70に至る間、拡散角(divergence angle)によって誤差が発生する恐れがある。このような恐れを解消するためには、ダイオード52からミラー70までの経路を短くする必要があり、本実施例に係る印刷回路基板は、クラッド20が絶縁層を代替することによってダイオード52からミラー70に至る経路を短くしている。
【0034】
次に、本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の製造方法について、図6及び図7を参照して説明する。
【0035】
図6は、本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の製造方法を示すフローチャートであり、図7は、図6に示した印刷回路基板の製造方法の各工程における印刷回路基板の断面図を示す図である。図6及び図7を参照すると、第1クラッド21、第2クラッド22、コア層26、コア25、配線パターン30、金属層31、ソルダレジスト膜41、ソルダレジスト40、キャリア層80、エッチング防止層85を示している。
【0036】
段階S101は、キャリア層80の一方の面に形成されたエッチング防止層85に配線パターン30を形成する段階である。配線パターン30は電気的信号を伝送するための手段であり、その構造は設計に応じて多様に変更される。
【0037】
エッチング防止層85は、金属層31をエッチングする際にキャリア層80がエッチングされることを防止するための手段であり、キャリア層80は金属層31のエッチングによって形成された配線パターン30上に、後で説明するクラッド20を形成して配線パターン30をクラッド20に内蔵させるための手段である。
【0038】
エッチング防止層85に配線パターン30を形成するために、本実施例ではエッチングを用いたサブトラクティブ(subtractive)方式を用いる。すなわち、エッチング防止層85に金属層31を積層し、露光及びエッチングを経て配線パターン30を形成する。このような工程を、図7の(a)及び(b)に示している。
【0039】
エッチング防止層85は、キャリア層80がエッチング液に露出してエッチングされることを防止するための手段であり、これによってキャリア層80は再活用できることになる。
【0040】
一方、本実施例では配線パターン30を形成する方法としてエッチングを用いたサブトラクティブ(subtractive)方式を提示したが、インクジェット方式またはメッキを用いたアディティブ(additive)方式によって配線パターン30を形成することも可能である。
【0041】
ただ、インクジェット方式またはメッキを用いたアディティブ方式によって配線パターン30を形成する場合には、本実施例のようなエッチング防止層85がなくてもよいので、配線パターン30をキャリア層80に直接形成することができる。
【0042】
段階S102は、エッチング防止層85の配線パターン30が形成された面に第1クラッド21を積層する段階である。配線パターン30が形成された面に第1クラッド21を積層して加圧すれば、第1クラッド21に配線パターン30が内蔵されることになる。第1クラッド21はポリマ系の物質で形成され、従来技術の印刷回路基板における絶縁層としての機能を行うものである。このような工程を図7の(c)に示している。
【0043】
段階S103は、第1クラッド21の配線パターン30が形成された面の反対側の面に光導波路を形成する段階である。光導波路は光信号を伝達するための手段である。本実施例では光導波路として、ポリマ系の物質からなるコア25を提示する。
【0044】
第1クラッド21の配線パターン30が形成された面の反対側の面に光導波路を形成するために、先ず、ポリマ系の物質からなるコア層26を積層する。この後に露光及びエッチングを行い、コア25を形成する。このような工程を、図7の(d)及び(e)に示している。
【0045】
一方、本実施例に係る印刷回路基板の製造方法では、コア25を形成する方法として、コア層26を積層してエッチングしていたが、この方法に限らず、インプリント、スクリーン印刷、レーザ加工など多様な方法を用いることができる。
【0046】
段階S104は、第1クラッド21の光導波路が形成された面に第2クラッド22を積層する段階である。これによって第2クラッド22には光導波路、すなわちコア25が内蔵される。第2クラッド22は、第1クラッド21と同様にポリマ系の物質であり、第1クラッド21と同様な物質であればよい。第2クラッド22は、光導波路を取り囲むクラッドの機能を行い、尚且つ上述した配線パターン30に対しては、従来技術の印刷回路基板における絶縁層としての機能を行っている。これは、第1クラッド21も同様である。このような工程を、図7の(f)に示している。
【0047】
段階S105は、配線パターン30の一方の面が露出するように、キャリア層80及びエッチング防止層85を除去する段階である。上述したように、エッチング防止層85は、金属層31をエッチングする際にキャリア層80がエッチングされることを防止するための手段であり、キャリア層80は、金属層31のエッチングによって形成された配線パターン30上にクラッド20を形成して配線パターン30をクラッド20に内蔵させるための手段である。
【0048】
よって、上述した段階S101ないし段階S104を経て金属層31をエッチングして配線パターン30を形成し、このように形成された配線パターン30上にクラッド20を形成した後に、印刷回路基板を完成させるためにキャリア層80とエッチング防止層85を除去する。
【0049】
このようにキャリア層80とエッチング防止層85を除去することにより、クラッド20に内蔵された配線パターン30の一方の面が外部に露出する。露出した配線パターン30を通して、各種の部品を印刷回路基板に実装することができる。このような工程を、図7の(g)及び(h)に示している。
【0050】
一方、配線パターン30をインクジェット方式またはメッキを用いたアディティブ(additive)方式で形成してエッチング防止層85を使用しなかった場合には、キャリア層80のみを除去すれば、配線パターン30の一方の面を印刷回路基板の外部に露出させることができる。
【0051】
段階S106は、第1クラッド21の配線パターン30が形成された面にソルダレジスト40(solderresist)を形成する段階である。ソルダレジスト40は、部品を実装する際に行われるハンダ付けによって不要な接続が起きることを防止するための被膜である。ソルダレジスト40は、印刷回路基板表面の配線パターン30を保護する保護材の役目もしており、一般的に塗料の形態である。
【0052】
ソルダレジスト40を形成するために、ソルダレジスト膜41を積層し、これをエッチングする方法を実施することができる。このような工程を、図7の(i)及び(j)に示している。
【0053】
しかし、この方法に限らず、スクリーン印刷法、ローラコーティング(roller coating)法、カーテンコーティング(curtain coating)法、スプレーコーティング(spray coating)法など多様な方法を用いてソルダレジスト40を形成することができる。
【0054】
上述した実施例以外にも多くの実施例が、本発明の特許請求の範囲内に存在することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1a】基板表面の整列溝に挿入され、配置された光繊維を示す従来のクラッドの平面図である。
【図1b】図1aのA−A線における断面図である。
【図1c】光繊維が配置された従来のクラッドを含んだ印刷回路基板の断面図である。
【図2a】高分子光導波路が形成された従来のクラッドの断面図である。
【図2b】高分子光導波路が形成された従来のクラッドを含んだ印刷回路基板の断面図である。
【図3】本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の構造を示す断面図である。
【図4】図3に示した本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の平面図である。
【図5】従来技術の印刷回路基板と図3に示した本発明の印刷回路基板とを比較した断面図である。
【図6】本発明の好ましい第1実施例に係る印刷回路基板の製造方法を示すフローチャートである。
【図7】図6に示した印刷回路基板の製造方法における各工程の印刷回路基板の断面を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
20 クラッド
25 コア
30 配線パターン
40 ソルダレジスト
50 面発光レーザ(VCSEL)
60 絶縁層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光導波路と配線が形成され、光信号と電気信号をともに伝送する印刷回路基板であって、
クラッドと、
前記クラッドに内蔵されて光信号を伝送するコアと、
前記クラッドに内蔵されて電気信号を伝送する配線パターンと
を含むことを特徴とする印刷回路基板。
【請求項2】
前記配線パターンの一方の面が前記印刷回路基板の外部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の印刷回路基板。
【請求項3】
前記クラッドは、
前記配線パターンが内蔵された第1クラッドと、
前記コアが内蔵された第2クラッドと
を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷回路基板。
【請求項4】
(a)キャリア部の一方の面に配線パターンを形成する段階と、
(b)前記キャリア部の前記配線パターンが形成された面に第1クラッドを積層する段階と、
(c)前記第1クラッドの前記配線パターンが形成された面の反対側の面にコアを形成する段階と、
(d)前記第1クラッドの前記コアが形成された面に第2クラッドを積層する段階と、
(e)前記配線パターンの一方の面が露出するように、前記キャリア部を除去する段階と
を含むことを特徴とする印刷回路基板の製造方法。
【請求項5】
(f)前記第1クラッドの前記配線パターンが形成された面にソルダレジストを形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の印刷回路基板の製造方法。
【請求項6】
前記キャリア部は、
キャリア層と、前記キャリア層の一方の面に積層されたエッチング防止層とを含み、
前記段階(a)は、
前記エッチング防止層に前記配線パターンを形成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の印刷回路基板の製造方法。

【図1a】
image rotate

【図1b】
image rotate

【図1c】
image rotate

【図2a】
image rotate

【図2b】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2008−53714(P2008−53714A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−212058(P2007−212058)
【出願日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(591003770)三星電機株式会社 (982)
【Fターム(参考)】