説明

収納体

【課題】収納作業の作業効率を向上させるとともに低コストで作製することができる収納体を提供する。
【解決手段】本発明による収納体1は、一対の内側底フラップ12および一対の外側底フラップ13を含む底部14と、一対の内側天井フラップ15および一対の外側天井フラップ16を含む天井部17と、4つの側板18とを有する収納ボックス11を備えている。収納ボックス11の底部14の各内側底フラップ12に、貫通孔20が形成されている。また、各貫通孔20に印画紙ロール1を係止する係合部材21が挿着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の印画紙ロールと、インクリボン、繰出ロール、および巻取ロールからなるインクリボンユニットとを収納する収納体に係り、とりわけ、収納作業の作業効率を向上させるとともに低コストで作製することができる収納体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、昇華転写プリンターでは、そのプリンター専用のインクリボンと印画紙が使用される。このため、印画紙が巻き付けられて円筒状に形成された印画紙ロールと、インクリボンと、インクリボンが巻き付けられた繰出ロールと、この繰出ロールから繰り出されたインクリボンを巻き取る巻取ロールとを有するインクリボンユニットとが、セットとして流通し、一つの収納体に収納されて輸送されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、収納体に印画紙ロールとインクリボンユニットとを収納する方法として、収納体内に印画紙ロールが収納される領域とインクリボンユニットが収納される領域とを区画する仕切り部材を設け、この仕切り部材に印画紙ロールを係止する複数のキャップを取り付けて、印画紙ロールを保持する方法が考えられている。
【0004】
このような方法により収納体に印画紙ロールとインクリボンユニットとを収納する場合には、まず、仕切り部材に複数のキャップが取り付けられ、各キャップに印画紙ロールを係止させる。次に、この印画紙ロールを、各キャップに係止された状態を維持しながら収納体内に収納し、その後、インクリボンユニットが所定の領域に収納される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−51541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような方法では、印画紙ロールとインクリボンユニットを収納体内に収納する作業が煩雑となり、収納作業の作業効率を向上させることが困難であった。また、仕切り部材に収納領域を仕切る機能と印画紙ロールを保持する機能とをもたせているため、仕切り部材の形状が複雑になり、結果として収納体を作製するためのコストがかかるという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、収納作業の作業効率を向上させるとともに低コストで作製することができる収納体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一対の印画紙ロールと、インクリボン、繰出ロール、および巻取ロールからなるインクリボンユニットとを収納する収納体において、一対の内側底フラップおよび一対の外側底フラップを含む底部と、一対の内側天井フラップおよび一対の外側天井フラップを含む天井部と、4つの側板とを有する収納ボックスを備え、収納ボックスの底部の各内側底フラップに、貫通孔が形成され、各貫通孔に印画紙ロールを係止する係合部材が挿着されたことを特徴とする収納体である。
【0009】
本発明は、収納ボックス内は、区画板により、一対の印画紙ロールを収納するロール収納部と、インクリボンユニットを収納するリボン収納部とに区画されていることを特徴とする収納体である。
【0010】
本発明は、係合部材の高さは、20〜60mmであることを特徴とする収納体である。
【0011】
本発明は、係合部材は、樹脂からなることを特徴とする収納体である。
【0012】
本発明は、係合部材は、紙からなることを特徴とする収納体である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、底部の各内側底フラップに形成された各貫通孔に係合部材が挿着され、各係合部材に印画紙ロールがそれぞれ係止されて、収納ボックス内に収納される。このことにより、各印画紙ロールを収納ボックス内において容易かつ確実に係止することができ、収納作業の作業効率を向上させることができる。また、各係合部材は、収納ボックスの底部の各内側底フラップに挿着されるため、係合部材を挿着するために収納ボックスとは別個の部材を設ける必要がない。このため、収納体を全体として低コストで作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明の実施の形態において、印画紙ロールおよびインクリボンユニットが収納された収納体を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態において、キャップを示す上面図である。
【図3】図3は、図2のA−A線断面を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態において、収納ボックス用のブランク板を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態において、隔離パッドを示す図である。
【図6】図6(a)は、本発明の実施の形態において、印画紙ロールを収納ボックス内に収納する場合を示す図であり、図6(b)は、インクリボンユニットを収納ボックス内に収納する場合を示す図であり、図6(c)は、印画紙ロールおよびインクリボンユニットの収納が完了した場合を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
発明の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1乃至図6は、本発明の実施の形態における収納体を示す図である。
【0016】
まず、図1により収納体10の全体構成について説明する。ここで、収納体10は、一対の印画紙ロール1と、インクリボン2a、繰出ロール2b、および巻取ロール2cからなる2つのインクリボンユニット2とを収納するためのものである。このうち、各印画紙ロール1は、印画紙1aが巻き付けられて円筒状に形成されたコアレスタイプの印画紙ロールからなり、樹脂製の保護袋3に収容されている。また、インクリボンユニット2は、樹脂製の保護袋4に収容され、各インクリボンユニット2の繰出ロール2bと巻取ロール2cは、それらの両端部において連結部材2dにより互いに連結されている。なお、このような連結部材2dを用いることなく、繰出ロール2bと巻取ロール2cとの間に緩衝シート(図示せず)を介在させてインクリボンユニット2が包装シート(図示せず)により覆われるようにしても良い。
【0017】
収納体10は、一対の内側底フラップ12と、一対の外側底フラップ13とを含む底部14と、一対の内側天井フラップ15と、一対の外側天井フラップ16とを含む天井部17と、4つの側板18とを有する収納ボックス11を備えている。この収納ボックス11は、矩形状に形成されている。
【0018】
底部14の各内側底フラップ12に貫通孔20が形成され、各貫通孔20に印画紙ロール1を係止するキャップ(係合部材)21が挿着されている。なお、貫通孔20は、印画紙ロール1の内径と略同一の穴径を有している。
【0019】
図2および図3に示すように、キャップ21は、印画紙ロール1のロール内周面1bおよび貫通孔20に嵌合自在な円筒部22と、この円筒部22の下端に連結され、収納ボックス11の底部14の内側底フラップ12に当接するフランジ部23と、円筒部22の上端にR面取部24を介して連結された端壁部25とを有している。このうち端壁部25には、開口部26が形成され、この開口部26の周縁部に上方へ突出する突出部27が形成されている。また、図2に示すように、円筒部22の外周面の一部に、円筒部22の軸線に平行な平坦面28が形成されている。
【0020】
このようなキャップ21の高さ(図3における寸法X)は、20〜60mmであることが好ましく、とりわけ27mmであることが好ましい。このことにより、いわゆるLサイズ(印画紙1aの幅が126mm)の印画紙1aが巻き付けられた印画紙ロール1であっても確実に印画紙ロール1を係止して、印画紙ロール1が傾倒することを防止することができる。また、このようなキャップ21の高さとすることにより、キャップ21に印画紙ロール1を係止させる作業を容易に行うことができる。また、キャップ21の円筒部22は、印画紙ロール1のロール内周面1bの内径の90%〜100%の外径を有していることが好ましい。このことにより、キャップ21の円筒部22を印画紙ロール1のロール内周面1bに挿入した場合に印画紙ロール1がガタつくことを防止して確実に係止させることができるとともに、円筒部22をロール内周面1bに挿入して確実に嵌合させることができる。
【0021】
なお、キャップ21は、樹脂からなっていることが好ましい。キャップ21を形成する樹脂としては、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂(AS樹脂)、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂やポリブチレンテレフタレート)、変性ポリフェニレンオキシド樹脂(例えば、変性ポリフェニレンエーテル樹脂)、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエチレン樹脂らポリプロピレン樹脂といったポリオレフィン系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエステルカーボネート樹脂、液晶ポリマー、エラストマー等の熱可塑性樹脂、あるいは、これらの混合物、さらにはこれらの樹脂の2種類以上からなるアロイ樹脂組成物等が挙げられる。このうち、寸法精度が良いなど成型加工性が良好で、かつ低コストである、ポリエチレン樹脂、またはポリプロピレン樹脂といったポリオレフィン系樹脂を用いることが特に好適である。また、これに限らず、キャップ21は、パルプモールド等の紙からなっていても良い。キャップ21が紙からなる場合には、キャップ21を、収納ボックス11および隔離パッド30と分別することなく廃棄することができる。
【0022】
図1に示すように、収納ボックス11内は、隔離パッド(区画板)30により、一対の印画紙ロール1を収納するロール収納部31と、インクリボンユニット2を収納するリボン収納部32とに区画されている。また、図5に示すように、隔離パッド30は、収納ボックス11の収納領域を上方から見た場合の収納領域の長辺に対応する長辺を有している。また、隔離パッド30の短辺は、収納ボックス11の収納領域の高さ寸法よりも低い寸法となっている。
【0023】
ロール収納部31は、2つの印画紙ロール1を直立させて収納可能な大きさを有し、リボン収納部32は、2つのインクリボンユニット2を収納可能な大きさを有している。また、ロール収納部31およびリボン収納部32の高さ、すなわち収納ボックス11内の収納領域の高さは、印画紙ロール1の幅に対応しており、印画紙ロール1を直立して収納した場合に、印画紙ロール1の下端面1cは内側底フラップ12に当接し、印画紙ロール1の上端面1dが内側天井フラップ15に当接するように構成されている。
【0024】
次に、図4を用いて、収納ボックス11を作製するためのブランク板41について説明する。ブランク板41は、板紙からなり、収納ボックス11の底部14の各内側底フラップ12を形成する内側底フラップパネル42と、各外側底フラップ13を形成する外側底フラップパネル43とを有している。このうち、各内側底フラップパネル42に、上述した貫通孔20がそれぞれ形成されている。
【0025】
各内側底フラップパネル42には、側板18を形成する側板パネル48を介して、天井部17の内側天井フラップ15を形成する内側天井フラップパネル45が連結されている。同様に、各外側底フラップパネル43には、側板パネル48を介して、天井部17の外側天井フラップ16を形成する外側天井フラップパネル46が連結されている。また、側板パネル48の一側縁に、組立時に側板18に接着剤等により接合される折返パネル49が連結されている。
【0026】
このようにして、収納ボックス11は、一体に形成されたブランク板41から作製される。
【0027】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0028】
まず、図4に示すようなブランク板41を準備する。次に、ブランク板41の4つの側面パネル48と折返パネル49とが互いにそれぞれ折り曲げられ、図6(a)に示すように、折返パネル49と対応する側面パネル48とが接着剤等により接合される。次に、2つの内側底フラップパネル42が対応する側面パネル48に対して折り曲げられる。このことにより、収納ボックス11の側面18が形成される。
【0029】
折り曲げられた各内側底フラップパネル42の貫通孔20に、キャップ21がそれぞれ挿着される。この場合、キャップ21のR面取部24によりキャップ21の円筒部22が貫通孔20に案内される。このことにより、キャップ21を貫通孔20にスムースに挿入することができる。なお、貫通孔20に挿着されたキャップ21は、その円筒部22が貫通孔20に嵌合し、フランジ部23が内側底フラップ12(内側底フラップパネル42)に当接している。このことにより、キャップ21を内側底フラップ12に確実に係止させることができる。
【0030】
次に、2つの外側底フラップパネル43が対応する側面パネル48に対して折り曲げられ、各外側底フラップパネル43が収納ボックス11の外側において接着テープ5により接合される(図6(c)参照)。このことにより、2つの内側底フラップ12と2つの外側底フラップ13とを有する収納ボックス11の底部14が形成される。この場合、図1に示すように、キャップ21のフランジ部23は、内側底フラップ12(内側底フラップパネル42)と外側底フラップ13(外側底フラップパネル43)とにより挟持される。このことにより、キャップ21が貫通孔20から抜けることを確実に防止することができる。
【0031】
次に、図6(a)に示すように、収納ボックス11の上方から予め保護袋3に収容された2つの印画紙ロール1が収納される。この場合、まず、各印画紙ロール1が、保護袋3の開口が上方を向くように、上方から収納ボックス11内に挿入され、各印画紙ロール1のロール内周面1bにキャップ21の円筒部22が嵌合する。このことにより、印画紙ロール1がキャップ21に係止される。また、キャップ21のR面取部24により円筒部22がロール内周面1bに案内されるため、円筒部22をロール内周面1bにスムースに挿入することができる。
【0032】
次に、図6(b)に示すように、印画紙ロール1が収納されるロール収納部31と、インクリボンユニット2を収納するリボン収納部32とを区画するように、収納ボックス11内に隔離パッド30が配置される。その後、隔離パッド30によって区画されたリボン収納部32に、予め保護袋4に収容された2つのインクリボンユニット2が収納される。
【0033】
印画紙ロール1およびインクリボンユニット2が収納された後、2つの内側天井フラップパネル45が対応する側面パネル48に対して折り曲げられる。その後、2つの外側天井フラップパネル46が対応する側面パネル48に対して折り曲げられ、外側天井フラップパネル46がその上面において接着テープ5により接合される(図6(c)参照)。このことにより、内側天井フラップ15と外側天井フラップ16とを有する収納ボックス11の天井部17が形成され、印画紙ロール1とインクリボンユニット2が収納体10に収納される。この場合、印画紙ロール1の下端面1cが内側底フラップ12に当接するとともに、印画紙ロール1の上端面1dが内側天井フラップ15に当接する。
【0034】
ところで、印画紙ロール1およびインクリボンユニット2が収納された収納体10から印画紙ロール1およびインクリボンユニット2を取り出す場合には、接着テープ5を剥がして外側天井フラップ16および内側天井フラップ15を開ける。このことにより、印画紙ロール1およびインクリボンユニット2が現れ、印画紙ロール1およびインクリボンユニット2を上方に引き上げて、収納ボックス11から容易に取り出すことができる。
【0035】
このように本実施の形態によれば、底部14の各内側底フラップ12に形成された各貫通孔20にキャップ21が挿着され、各キャップ21に一対の印画紙ロール1が係止されて、収納ボックス11内に収納される。このことにより、各印画紙ロール1を収納ボックス11内において容易かつ確実に係止することができ、収納作業の作業効率を向上させることができる。また、各キャップ21は、収納ボックス11の底部14の各内側底フラップ12に挿着されるため、キャップ21を挿着するために収納ボックス11とは別個の部材を設ける必要がない。このため、収納体10を全体として低コストで作製することができる。
【0036】
また、本実施の形態によれば、収納ボックス11内に収納された各印画紙ロール1は、キャップ21によって水平方向の動きが規制されている。さらに、各印画紙ロール1は、その下端面1cが収納ボックス1の内側底フラップ12に当接するとともに、上端面1dが収納ボックス11の内側天井フラップ15に当接していることにより、垂直方向の動きも規制される。このことにより、各印画紙ロール1が収納された収納体10に垂直方向の剛性をもたせることができる。このため、各印画紙ロール1およびインクリボンユニット2に衝撃が与えられることを防止することができる。
【0037】
さらに、本実施の形態によれば、インクリボンユニット2は、印画紙ロール1に隔離パッド30を介在させて収納ボックス11内に容易に収納される。このため、インクリボンユニット2の収納作業の作業効率を確実に向上させることができる。また、このように収納ボックス11内において、印画紙ロール1とインクリボンユニット2との間に隔離パッド30が介在されていることにより、輸送中に、印画紙ロール1とインクリボンユニット2が互いに衝突して、損傷することを確実に防止することができる。
【0038】
なお、本実施の形態においては、印画紙ロール1が、印画紙1aが巻付けられて円筒状に形成されたコアレスタイプの印画紙ロールからなり、ロール内周面1bにキャップ21の円筒部22が嵌合する例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、印画紙ロール1は、印画紙1aと、この印画紙1aが巻き付けられる円筒状の巻付軸(図示せず)とを有し、この巻付軸の内周面にキャップ21の円筒部22が嵌合するように構成してもよい。この場合においても、印画紙ロールを確実に係止させることができる。
【0039】
また、本実施の形態においては、収納ボックス11内は、隔離パッド30により、ロール収納部31とリボン収納部32とに区画され、各印画紙ロール1とインクリボンユニット2との間に隔離パッド30が介在されている例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、各印画紙ロール1とインクリボンユニット2との間に隔離パッド30を介在させることなく、各印画紙ロール1とインクリボンユニット2とを収納ボックス11内に収納するようにしても良い。
【0040】
さらに、本実施の形態においては、キャップ21が円筒状に形成されている例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、キャップは、貫通孔20に挿着して印画紙ロール1を係止可能であれば、多角柱状など、任意の形状とすることができる。
【符号の説明】
【0041】
1 印画紙ロール
1a 印画紙
1b ロール内周面
1c 下端面
1d 上端面
2 インクリボンユニット
2a インクリボン
2b 繰出ロール
2c 巻取ロール
2d 連結部材
3、4 保護袋
5 接着テープ
10 収納体
11 収納ボックス
12 内側底フラップ
13 外側底フラップ
14 底部
15 内側天井フラップ
16 外側天井フラップ
17 天井部
18 側板
20 貫通孔
21 キャップ
22 円筒部
23 フランジ部
24 R面取部
25 端壁部
26 開口部
27 突出部
28 平坦面
30 隔離パッド
31 ロール収納部
32 リボン収納部
41 ブランク板
42 内側底フラップパネル
43 外側底フラップパネル
45 内側天井フラップパネル
46 外側天井フラップパネル
48 側板パネル
49 折返パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の印画紙ロールと、インクリボン、繰出ロール、および巻取ロールからなるインクリボンユニットとを収納する収納体において、
一対の内側底フラップおよび一対の外側底フラップを含む底部と、一対の内側天井フラップおよび一対の外側天井フラップを含む天井部と、4つの側板とを有する収納ボックスを備え、
収納ボックスの底部の各内側底フラップに、貫通孔が形成され、各貫通孔に印画紙ロールを係止する係合部材が挿着されたことを特徴とする収納体。
【請求項2】
収納ボックス内は、区画板により、一対の印画紙ロールを収納するロール収納部と、インクリボンユニットを収納するリボン収納部とに区画されていることを特徴とする請求項1に記載の収納体。
【請求項3】
係合部材の高さは、20〜60mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の収納体。
【請求項4】
係合部材は、樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の収納体。
【請求項5】
係合部材は、紙からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の収納体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−73698(P2011−73698A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−225137(P2009−225137)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】