説明

収納庫の被収納品管理装置

【課題】 被収納品の管理を比較的安価な手段で実現することができるようにする。
【解決手段】 冷蔵庫40内に収納される個々の食材に関する食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報を保持するICを有したICラベル10a〜10dを、食材を収容するプラスチック容器30a〜30dに貼着した後、それぞれのプラスチック容器30a〜30dを冷蔵庫40の棚41,42に陳列し、ハンディータイプのリーダ/ライタ20により、非接触により読み取った食材情報を表示部21に表示させるようにし、手元で個々の食材の内容を確認することができようにする。この場合、食材の無駄を無くしたり、有効利用を図ったりすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被収納品の管理を行う収納庫の被収納品管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、たとえば冷蔵庫には、被収納品としての各種食品が所定の温度下で収納される。ところで、これらの食品は、ビニール袋やプラスチック容器等の収容具に収容されて冷蔵庫内に保存されることになるが、冷蔵庫には保存されている各種食品の内容や賞味期限等の食材情報を管理する機能が備えられていない。そのため、各種食品の内容や賞味期限等の食材情報を確認する場合、その都度、冷蔵庫を開けて、内部に収容されているビニール袋やプラスチック容器等の収容具を取り出す必要がある。
【0003】
この場合、冷蔵庫の中身をこまめに確認するユーザであれば、各種食品の内容や賞味期限等の食材情報を把握できるので、各種食品を無駄にしてしまうことがなくなるが、冷蔵庫の中身をこまめに確認しないユーザであれば、各種食品の内容や賞味期限等の食材情報を把握できないので、各種食品を無駄にしてしまうことがある。特に大型の冷蔵庫のように、収納する食品の種類や収納量が多くなると、これらの食品の内容や賞味期限等の食材情報を管理することは困難となる。
【0004】
このような場合、たとえば特許文献1のように、冷蔵庫の扉に、IDチップ読取部と、表示部と、操作パネルと、データベースと、賞味期限切れ通知部とを設け、IDチップ読取部により、被収納品に取り付けられたIDチップ付きラベルのIDチップに記録されたID情報を読み取り、そのID情報をデータベースに登録し、被収納品のID情報を表示部に表示し、表示部を操作パネルで操作し、賞味期限切れの被収納品を賞味期限切れ通知部に通知することで、被収納品の賞味期限の管理を容易に行うことができる技術が知られている。
【特許文献1】特開2003−065655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上述した特許文献1に示される冷蔵庫では、扉に、IDチップ読取部と、表示部と、操作パネルと、データベースと、賞味期限切れ通知部とを設ける必要があるため、冷蔵庫自体のコストがアップしてしまう。
【0006】
また、各種食品の存在自体は確認できても、その所在位置が判らなくては的確な収納や消費に供し得ない。
【0007】
また、冷蔵庫の扉に、IDチップ読取部と、表示部と、操作パネルと、データベースと、賞味期限切れ通知部とが設けられているため、被収納品の管理が食品に限られてしまう。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、被収納品の管理を比較的安価な手段で実現することができ、冷蔵庫に収納される被収納品に限らず、どのような種類の被収納品であってもそれぞれの管理を確実に行うことができる収納庫の被収納品管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の収納庫の被収納品管理装置は、収納庫と、該収納庫内に被収納品を小分けして収容する収容具又は前記被収納品自体に貼着される、個々の被収納品に関する被収納品情報を保持する複数の被収納品情報保持手段と、非接触により、前記被収納品情報の読み取り又は書き込みを行い、読み取った前記被収納品情報を表示する表示部を有する情報読込/書込手段とを備えることを特徴とする。
また、前記被収納品情報保持手段は、前記被収納品情報を保持するICを有した複数のICラベルであり、前記情報読込/書込手段は、ハンディータイプのリーダ/ライタであって、前記ICラベルには、個々のICラベルを一見して識別できる識別情報が付されており、前記表示部には、前記識別情報に対応して前記読み取った被収納品情報が表示されるようにすることができる。
また、前記被収納品は、食材であり、前記被収納品情報は、食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報であり、前記収容具は、プラスチック容器であるようにすることができる。
また、前記識別情報は、少なくとも1文字のアルファベット、又は少なくとも1文字の数字、又は少なくとも1個の絵、又は少なくとも1つの記号のいずれかであるようにすることができる。
本発明に係る収納庫の被収納品管理装置では、収納庫内に収納される個々の被収納品に関する被収納品情報を保持するそれぞれの被収納品情報保持手段を、被収納品を収容する収容具又は被収納品自体に貼着し、情報読込/書込手段により、非接触により読み取った被収納品情報を表示部に表示させることで、個々の被収納品の内容を確認することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の収納庫の被収納品管理装置によれば、収納庫内に収納される個々の被収納品に関する被収納品情報を保持するそれぞれの被収納品情報保持手段を、被収納品を収容する収容具又は被収納品自体に貼着し、情報読込/書込手段により、非接触により読み取った被収納品情報を表示部に表示させることで、個々の被収納品の内容を確認することができ、被収納品の管理を比較的安価な手段で実現することができるばかりか、被収納品情報保持手段の貼着対象を変えることで、どのような種類の被収納品であってもそれぞれの管理を確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本実施形態では、収納庫内に収納される個々の被収納品に関する被収納品情報を保持するそれぞれの被収納品情報保持手段を、被収納品を収容する収容具又は被収納品自体に貼着し、情報読込/書込手段により、非接触により読み取った被収納品情報を表示部に表示させることで、個々の被収納品の内容を確認できるようにする。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の収納庫の被収納品管理装置を冷蔵庫内の食材管理に適用した場合の一実施形態を説明するための図、図2〜図5は、図1の収納庫の被収納品管理装置による冷蔵庫内の食材管理方法を説明するための図である。
【0013】
図1に示すように、収納庫の被収納品管理装置は、少なくとも被収納品である食材の食材情報を保持するICを有した複数の被収納品情報保持手段としてのICラベル10a〜10dと、非接触にて各ICラベル10a〜10dのICに保持されている被収納品情報としての食材情報の読み取りや、そのICへの食材情報の書き込み等を行う情報読込/書込手段としてのハンディータイプのリーダ/ライタ20とを備えている。ここで、ICに保持される食材情報とは、たとえば食材名、購入日、賞味期限、内容量等である。なお、ICラベル10a〜10dは、説明の都合上、4枚としているが、4枚に限られるものではなく、3枚以下であってもよく、5枚以上であってもよいことは勿論である。
【0014】
ICラベル10a〜10dの表面には、識別情報としてたとえばアルファベット1文字が大きく印字されている。ここで、ICラベル10aにはA、ICラベル10bにはB、ICラベル10cにはC、ICラベル10dにはDがそれぞれ印字されている。
【0015】
なお、これらのICラベル10a〜10dは、図示しないラベルプリンタによって発行されたものを使用することができる。図示しないラベルプリンタによってICラベル10a〜10dが発行されるとき、リーダ/ライタ20からの指示により、たとえばアルファベットがA〜Dの順に印字されて発行されるようにしてもよいし、任意のアルファベットが印字されて発行されるようにしてもよい。
【0016】
また、ここでは、識別情報として、アルファベット1文字が印字されている場合について示しているが、識別できる数であればよいので、アルファベットは1文字に限らず、2文字乃至3文字程度であってもよい。また、識別情報としては、アルファベットに限らず、少なくとも1文字の数字、又は少なくとも1個の絵、又は少なくとも1つの記号のいずれかであってもよい。いずれにしても、一見してICラベル10a〜10dの識別ができればよい。
【0017】
ICラベル10a〜10dの裏面には、粘着層が設けられている。これにより、たとえば図2(a)〜(d)に示すように、それぞれのICラベル10a〜10dを各種食品を収容するプラスチック容器30a〜30d等の側面に貼着することができる。また、各種食品がビニール袋に収容されている場合には、そのビニール袋に直接貼着してもよい。
【0018】
リーダ/ライタ20は、表示部21と、情報の読み出しや書き込み、さらには表示部21に表示される情報の並べ換え等を行う複数のキーを有する操作部22とを有している。ここで、リーダ/ライタ20の操作部22を操作することで、ICラベル10a〜10dのICに対し、たとえば食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報を書き込むことができる。また、リーダ/ライタ20の操作部22を操作することで、図示しないラベルプリンタに対して、ICラベル10a〜10dの発行を指示することも可能である。
【0019】
また、これらの食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報がICラベル10a〜10dのICに書き込まれる際、書き込まれる内容が表示部21に表示されるため、操作部22による入力ミス等を確認することができる。また、ICラベル10a〜10dのICに書き込まれた食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報は、リーダ/ライタ20によって読み出されると、その内容が表示部21に表示されるが、その表示内容等については後述する。また、リーダ/ライタ20とICラベル10a〜10dとの通信方式としては、静電結合方式、電磁結合方式、電磁誘導結合方式、マイクロ波方式、光方式のいずれかを用いることができる。
【0020】
次に、収納庫の被収納品管理装置による冷蔵庫内の食材管理方法について説明する。
まず、図示しないラベルプリンタにより、たとえばアルファベットがA〜Dの順に印字されたICラベル10a〜10dを用意する。
【0021】
次いで、図2(a)に示すように、プラスチック容器30aに食材を収容した後、そのプラスチック容器30aの側面にICラベル10aを貼着する。ここで、図2(a)では、たとえばアルファベットのAが1文字印字されたICラベル10aが貼着された場合を示している。
【0022】
また、図2(b)に示すように、プラスチック容器30bに食材を収容した後、そのプラスチック容器30bの側面にICラベル10bを貼着する。ここで、図2(b)では、たとえばアルファベットのBが1文字印字されたICラベル10bが貼着された場合を示している。
【0023】
また、図2(c)に示すように、プラスチック容器30cに食材を収容した後、そのプラスチック容器30cの側面にICラベル10cを貼着する。ここで、図2(c)では、たとえばアルファベットのCが1文字印字されたICラベル10cが貼着された場合を示している。
【0024】
また、図2(d)に示すように、プラスチック容器30dに食材を収容した後、そのプラスチック容器30dの側面にICラベル10dを貼着する。ここで、図2(d)では、たとえばアルファベットのDが1文字印字されたICラベル10dが貼着された場合を示している。
【0025】
次に、プラスチック容器30aに収容した食材が、たとえば『たまねぎ』である場合、リーダ/ライタ20の操作部22を操作し、ICラベル10aのICに対し、食材名としての『たまねぎ』と、購入日と、賞味期限と、内容量等とを書き込む。この場合、これらの食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報がICラベル10aのICに書き込まれる際、表示部21に書き込まれる内容が表示されるため、操作部22による入力ミス等があった場合は、その内容を修正することができる。
【0026】
次に、プラスチック容器30bに収容した食材が、たとえば『ツナ』である場合、リーダ/ライタ20の操作部22を操作し、ICラベル10bのICに対し、食材名としての『ツナ』と、購入日と、賞味期限と、内容量等とを書き込む。この場合、これらの食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報がICラベル10bのICに書き込まれる際、表示部21に書き込まれる内容が表示されるため、操作部22による入力ミス等があった場合は、その内容を修正することができる。
【0027】
次に、プラスチック容器30cに収容した食材が、たとえば『レタス』である場合、リーダ/ライタ20の操作部22を操作し、ICラベル10cのICに対し、食材名としての『レタス』と、購入日と、賞味期限と、内容量等とを書き込む。この場合、これらの食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報がICラベル10cのICに書き込まれる際、表示部21に書き込まれる内容が表示されるため、操作部22による入力ミス等があった場合は、その内容を修正することができる。
【0028】
次に、プラスチック容器30dに収容した食材が、たとえば『トマト』である場合、リーダ/ライタ20の操作部22を操作し、ICラベル10dのICに対し、食材名としての『トマト』と、購入日と、賞味期限と、内容量等とを書き込む。この場合、これらの食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報がICラベル10dのICに書き込まれる際、表示部21に書き込まれる内容が表示されるため、操作部22による入力ミス等があった場合は、その内容を修正することができる。
【0029】
なお、ICラベル10a〜10dのICに対する食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報の書き込みは、ICラベル10a〜10dをプラスチック容器30a〜30dに貼着する前に行うようにしてもよい。
【0030】
以上のようにして、ICラベル10a〜10dのICに対し、食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報の書き込みを終えた後、これらのICラベル10a〜10dが貼着されたプラスチック容器30a〜30dを、図3に示すように、収納庫としての冷蔵庫40の棚41,42に陳列する。この場合、各プラスチック容器30a〜30dは、それぞれのICラベル10a〜10dのアルファベットA〜Dが扉43を開けたときに、確認し易いように、陳列すればよい。なお、ICラベル10a〜10dのICに対する食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報の書き込みは、非接触によって行われるため、各プラスチック容器30a〜30dを冷蔵庫40の棚41,42に陳列した後でも可能である。
【0031】
そして、冷蔵庫40内の食材管理を行う場合には、図3のように、扉43を開けてリーダ/ライタ20により、各ICラベル10a〜10dのICに書き込まれた食材情報を読み出す。
【0032】
このとき、リーダ/ライタ20の表示部21には、図4に示すように、各ICラベル10a〜10dのアルファベットA〜Dに対応する食材名が表示される。また、各食材名毎に、購入日、賞味期限、内容量等も表示される。このように、各食材名と、各々の購入日、賞味期限、内容量等がリーダ/ライタ20の表示部21に表示されるため、プラスチック容器30a〜30dを取り出してそれぞれの中身を確認しなくても、どのような食材があるのかを手元で瞬時に確認することができ、併せて賞味期限や内容量等も手元で瞬時に確認することができる。
【0033】
ここで、図3では、4個のプラスチック容器30a〜30dが冷蔵庫40内に収容されている場合を示しているが、プラスチック容器30a〜30dが5個以上であってもよいことは勿論である。この場合、他のプラスチック容器にもアルファベットA〜D以外のアルファベットが印字されたICラベルを貼着すればよく、リーダ/ライタ20により、同様にして各ICラベルのICに書き込まれた食材情報が読み出される。
【0034】
その際、読み出された食材情報の数が多くなり、リーダ/ライタ20の表示部21の表示領域の制限により、他の食材情報が隠れてしまうが、図4に示すスプールボタン21aを選択することで、他のICラベルのアルファベットに対応する食材情報を表示させることができる。これにより、プラスチック容器30a〜30dが図3のように、4個に限らず、5個以上であっても、リーダ/ライタ20の表示部21によって全ての食材情報を手元で瞬時に確認することができる。
【0035】
また、リーダ/ライタ20の表示部21に表示される内容は、たとえば図4に示すように、購入順に並べ換えを行うことも可能である。またこの場合、たとえば賞味期限の近い順に並べ換えを行うことで、賞味期限の近い食材を容易に確認することができる。このような表示の並び替えは、リーダ/ライタ20に表示の並び替えを行うソフトウェアを組み込むことで、実現可能である。
【0036】
このように、本実施形態では、冷蔵庫40内に収納される個々の食材に関する食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報を保持するICを有したICラベル10a〜10dを、食材を収容するプラスチック容器30a〜30dに貼着した後、それぞれのラスチック容器30a〜30dを冷蔵庫40の棚41,42に陳列し、ハンディータイプのリーダ/ライタ20により、非接触により読み取った食材情報を表示部21に表示させるようにしたので、手元で個々の食材の内容を確認することができ、食材の無駄を無くしたり、有効利用を図ったりすることができる。
【0037】
また、ICラベル10a〜10dには、たとえばアルファベットA〜Dが1文字印字され、リーダ/ライタ20の表示部21に、それぞれのアルファベットA〜Dに対応させて食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報が表示されるため、たとえば賞味期限が間近となっている食材を取り出すとき、ICラベル10a〜10dのアルファベットA〜Dから一見してその食材を収容しているプラスチック容器30a〜30dを確認することができる。
【0038】
また、いずれかのICラベル10a〜10dが貼着されたプラスチック容器30a〜30d内の食材が空になり、別の食材を収容した場合には、リーダ/ライタ20により、いずれかのICラベル10a〜10dのICの食材情報を書き換えればよいので、ICラベル10a〜10dをそのまま使用できることから、ICラベル10a〜10dを無駄なく使用することができる。この場合、書き換えようとする食材情報は、表示部21に表示されるため、書き込むべき食材情報の内容を容易に確認することができる。
【0039】
よって、本実施形態での食材の管理は、比較的安価なICラベル10a〜10dとハンディータイプのリーダ/ライタ20との組み合わせによって実現できる。また、ICラベル10a〜10dの貼着対象を、被収納品である食材に限らず、本棚に陳列されている本や、衣服を収容している収容ボックス等とすれば、本の内容や衣服の種類を手元で確認できるので、どのような種類の被収納品であってもそれぞれの管理を確実に行うことができる。なお、本のように本棚に陳列される被収納品である場合には、ICラベル10a〜10dを、本自体に貼着すればよい。
【0040】
また、本実施形態では、収納庫を冷蔵庫40とした場合について説明したが、上記の本棚であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
被収納品全般に適用できる。特に、CDやDVD等のメディアの場合、どのような内容のものがあるかは記憶に頼ることが多く、購入枚数が増えに従い、全てを把握できなくなってしまう。この場合、CDやDVD等にICラベルを貼着しておけば、リーダ/ライタによってそれぞれの内容を手元で確認できるので、管理がし易くなる。
【0042】
また、パソコン等で使用するフレキシブルディスクやCD−ROM等のメディアの場合も枚数が増えると、全てを把握できなくなってしまうが、同様に、それぞれにICラベルを貼着しておけば、リーダ/ライタによってそれぞれの内容を手元で確認できるので、管理がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の収納庫の被収納品管理装置を冷蔵庫内の食材管理に適用した場合の一実施形態を説明するための図である。
【図2】図1のICラベルを食材を収容するプラスチック容器に貼着した場合を示す図である。
【図3】図2のプラスチック容器を冷蔵庫に収納した場合を示す図である。
【図4】図1のリーダ/ライタの表示部に表示される食材情報を説明するための図である。
【図5】図1のリーダ/ライタの表示部に表示される食材情報を説明するための図である。
【符号の説明】
【0044】
10a〜10d ICラベル
20 リーダ/ライタ
21 表示部
30a〜30d プラスチック容器
40 冷蔵庫
41,42 棚
43 扉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納庫と、
該収納庫内に被収納品を小分けして収容する収容具又は前記被収納品自体に貼着される、個々の被収納品に関する被収納品情報を保持する複数の被収納品情報保持手段と、
非接触により、前記被収納品情報の読み取り又は書き込みを行い、読み取った前記被収納品情報を表示する表示部を有する情報読込/書込手段とを備える
ことを特徴とする収納庫の被収納品管理装置。
【請求項2】
前記被収納品情報保持手段は、前記被収納品情報を保持するICを有した複数のICラベルであり、
前記情報読込/書込手段は、ハンディータイプのリーダ/ライタであって、
前記ICラベルには、個々のICラベルを一見して識別できる識別情報が付されており、前記表示部には、前記識別情報に対応して前記読み取った被収納品情報が表示される
ことを特徴とする請求項1に記載の収納庫の被収納品管理装置。
【請求項3】
前記被収納品は、食材であり、
前記被収納品情報は、食材名、購入日、賞味期限、内容量等の食材情報であり、
前記収容具は、プラスチック容器である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納庫の被収納品管理装置。
【請求項4】
前記識別情報は、少なくとも1文字のアルファベット、又は少なくとも1文字の数字、又は少なくとも1個の絵、又は少なくとも1つの記号のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の収納庫の被収納品管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−18457(P2006−18457A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−194140(P2004−194140)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】