説明

合成樹脂射出成形品

【課題】 一次射出成形部が硬質合成樹脂により成形してあって滑り易いといえども軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部により滑り止め効果を発揮できる。他の物が軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部の端縁部に衝突して軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするのを防止できる。
【解決手段】 硬質合成樹脂の一次射出成形により成形した一次射出成形部1の外面の一部に、軟質合成樹脂の二次射出成形により成形した二次射出成形部2を重複一体化した合成樹脂射出成形品3である。二次射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の端縁部を重複部4の他の部位に比べて一次射出成形部1の外面からの突出長さを短くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬質合成樹脂の一次射出成形により成形した一次射出成形部の外面の一部に、軟質合成樹脂の二次射出成形により成形した二次射出成形部を重複一体化した合成樹脂射出成形品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来からパレット用樹脂を一次射出成形して成形した一次射出成形部であるパレット本体の上面の一部に、滑り止め用樹脂を二次射出成形して成形した二次射出成形部である滑り止め部を重複一体化したパレットが特許文献1により知られている。
【0003】
この特許文献1に示された合成樹脂射出成形品であるパレットは図9に示すように滑り止め部20がパレット本体21の上面より突出した構成となっていて、パレット本体21の上面に載置した載置物が滑り止め部により滑り止めされるようになっている。
【0004】
ところが、滑り止め部20の端縁部のパレット本体21の上面からの突出長さは滑り止め部20の他の部位のパレット本体21の上面からの突出長さと同じであるため、滑り止め部20の端縁部における立ち上がり側端面の突出長さが長く、このため、載置物が滑り止め部20の端縁部の立ち上がり側端面に図9の矢印X方向から衝突した場合、滑り止め部が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするおそれがある。
【特許文献1】特公平7−37044号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、一次射出成形部が硬質合成樹脂により成形してあって滑り易いといえども軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部により滑り止め効果を発揮でき、しかも、他の物が軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部の端縁部に衝突して軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするのを防止できる合成樹脂射出成形品を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に係る合成樹脂射出成形品は、硬質合成樹脂の一次射出成形により成形した一次射出成形部1の外面の一部に、軟質合成樹脂の二次射出成形により成形した二次射出成形部2を重複一体化した合成樹脂射出成形品3において、二次射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の端縁部を重複部4の他の部位に比べて一次射出成形部1の外面からの突出高さを低くして成ることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成とすることで、硬質合成樹脂よりなる一次射出成形部1で合成樹脂射出成形品3の形を保形するのであるが、このように一次射出成形部1が硬質合成樹脂により成形してあって滑り易いといえども一次射出成形部1の外面の一部に重複一体化した軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部2により滑り止め効果を発揮でき、更に、二次射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の端縁部を重複部4の他の部位に比べて一次射出成形部1の外面からの突出高さを低くしてあるので、他の物が軟質合成樹脂よりなる二次射出成形2部の端縁部に衝突しようとしても二次射出成形部2の端縁部の突出長さが短くなった部分にガイドされて二次射出成形部2の他の部分に移動でき、軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部2が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするのを防止できる。
【0008】
また、一次射出成形部1の外面に重複する二次射出成形部2の重複部4の端縁部の背面部を一次射出成形部1の外面より埋設することが好ましい。
【0009】
上記のように二次射出成形部2の重複部4の端縁部が一次射出成形部1の外面からの突出長さが短いと言えども、この突出長さの短い端縁部の背面部が一次射出成形部1の外面より埋設してあることで、二次射出成形部2の端縁部の埋設部分が一次射出成形部と一体となったアンカー部となると共に二次射出成形部2の端縁部における肉厚が薄くならず厚みを確保できて、よりいっそう軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部2が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするのを防止できる。
【0010】
また、一次射出成形部1の外面に重複する二次射出成形部2の重複面部の背面部の全部又は一部を一次射出成形部1の外面の一部に埋設し、二次射出成形部2の重複部4の端縁部の一次射出成形部1への埋設深さを他の部位の埋設深さよりも深くすることが好ましい。
【0011】
このような構成とすることで、二次射出成形部2の重複部4を一次射出成形部1の外面より埋設してこの部分がアンカー効果となって一次射出成形部1と二次射出成形部2とがより強固に一体化されると共に二次射出成形部2の端縁部の一次射出成形部1の外面からの突出長さを短くしたといえども二次射出成形部2の重複部4の肉厚を各部においてほぼ同じにできて成形性がよいものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、二次射出成形部の一次射出成形部への重複部の端縁部を重複部の他の部位に比べて一次射出成形部の外面からの突出長さを短くするという簡単な構成で、一次射出成形部が硬質合成樹脂により成形してあって滑り易いといえども軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部により滑り止め効果を発揮でき、しかも、他の物が軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部の端縁部に衝突して軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部が端縁部から捲れたり、引き千切れたりするのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
【0014】
本発明の合成樹脂射出成形品3は合成樹脂の二色成形により形成されたものであり、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)、PVC(塩化ビニル樹脂)、ABS樹脂等の硬質合成樹脂の一次射出成形により形成した一次射出成形部1の外面の一部に、TPE(エラストマー)、LDPE(低密度ポリエチレン)、EVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)等の軟質樹脂の二次成形により形成した二次射出成形部2を重複一体化して合成樹脂射出成形品3が形成してある。図1乃至図4には一次射出成形部1の一部に二次射出成形部2を重複一体化した各実施形態が示してある。
【0015】
上記の硬質合成樹脂の一次射出成形により形成された一次射出成形部1の外面の一部に軟質合成樹脂の二次射出成形により形成された二次射出成形部2を重複した合成樹脂射出成形品3は、硬質合成樹脂よりなる一次射出成形部1により合成樹脂射出成形品3の形を保形すると共に強度を保っている。
【0016】
また、一次射出成形部1の外面の一部に重複一体化した軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部2は図1、図3に示すように、滑り止めとしての機能を発揮したり、あるいは、図2、図4に示すように、滑り止め機能に加え、距離を隔てて隣合う硬質合成樹脂よりなる一次射出成形部1同士を回動自在(折り畳み自在)に一体に接続するためのヒンジ機能を発揮したりする。したがって、本発明の合成樹脂射出成形品3としては、硬質合成樹脂よりなる一次射出成形部1で製品としての形を保形できるもので且つ、軟質合成樹脂よりなる二次射出成形部2で滑り止めとしての機能を有したデッキ材、パレット、台車等の合成樹脂製品、あるいは滑り止めとしての機能とヒンジとしての機能を有する折り畳み箱等の合成樹脂製品を実施例として挙げることができるが、上記実施例だけに限定されるものではないのは勿論である。
【0017】
上記のような合成樹脂射出成形品3において、上記二次射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の端縁部は重複部4の他の部位に比べて一次射出成形部1の外面からの突出長さが短くなっている。
【0018】
図1、図2に示す実施形態では二次射出成形部2の一次射出成形部1に重複する重複部4の端縁部が傾斜した傾斜部5となっており、この傾斜部5の外面が面取り形状をした傾斜面5aとなっていて、該傾斜面5aは一次射出成形部1の端縁部の最も外側に近づく程一次射出成形部2の外面からの突出長さが短くなるように傾斜している。
【0019】
また、図3、図4に示す実施形態では二次射出成形部2の一次射出成形部1に重複する重複部4の端縁部が段部6となっており、この段部6の外面が重複部4の他の部位に比べて一次射出成形部1の外面からの突出長さが短くなっている。段部6の外面と重複部4の他の部位の外面とは傾斜面7により連続させてある。
【0020】
上記図1〜図4に示す各実施形態においては、いずれも二次射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の背面部が一次射出成形部2の外面より埋設してあり、重複部4の端縁部の一次射出成形部1への埋設深さが他の部位の埋設深さよりも深くなっている。
【0021】
そして、上記いずれの実施形態においても、図1〜図4の矢印X方向から二次主射出成形部2の一次射出成形部1への重複部4の端縁部に他の物が衝突したりして外力が作用しても、上記のように重複部4の端縁部の一次射出成形部1の外面からの突出長さが重複部4の他の部位に比べて短くなっているので、重複部4の端縁部に他の物が引っ掛かって重複部4が端縁部から捲れたりし難くなっている。
【0022】
ここで、一次射出成形部1の外面に重複する二次射出成形部2の重複部4の端縁部の背面部が一次射出成形部1の外面より埋設してあることで、埋設部分がアンカー効果を発揮して重複部4が端縁部からいっそう捲れ難くなるものであるが、この場合、重複部4の端縁部だけでなく重複部の他の部位の背面部も一次射出成形部2の外面より埋設してあると、よりいっそうアンカー効果が生じて一次射出成形部1に対して二次射出成形部2が強固に一体化されて二次射出成形部2がいっそう捲れ難くなり、更に、添付図面に示すように重複部4の端縁部の一次射出成形部1への埋設深さが他の部位の埋設深さよりも深くなっていると、よりいっそう重複部4の端縁部が捲れ難くなる。
【0023】
上記のような構成の合成樹脂成形品3は射出成形用金型装置8を用いて一次射出成形、二次射出成形の二段階の射出成形により成形するのものである。
【0024】
一例として図2に示す合成樹脂射出成形品3を成形する例につき説明する。図2に示す射出成形品3は図5に示すような射出成形用金型装置8を用いて、図5〜図8の順序で成形するものである。
【0025】
図5に示す射出成形用金型装置8は、金型部9に設けた前進、後退自在なスライドコア10と、硬質合成樹脂11を射出するための第一のゲート13と、軟質合成樹脂12を射出するための第二のゲート14とを備えている。
【0026】
金型部9としては固定金型部9aと可動金型部9bとがあり、可動金型部9bの固定金型部9aと対向する面に凹所15が設けてあって、該凹所15にスライドコア10が前進、後退自在に内装してある(図5において矢印イが前進方向、矢印ロが後退方向を示す)。
【0027】
本発明においては、可動金型部9bは固定金型部9aに対して横方向(水平方向)又は上下方向(垂直方向)に移動自在となっており、可動金型部9bを移動することで型閉めしたり、型開きしたりするようになっている。また、スライドコア10は可動金型部9bに対して可動金型部9bの可動方向と同方向に移動自在となっている。
【0028】
スライドコア10の両端部の表面は固定金型部9a側に向けて突出した突部10aとなっており、図5の実施形態では突部10aの表面は傾斜面となっていてスライドコア10の両端部の最も端となるほど突出長さが長くなるように傾斜している。
【0029】
上記固定金型部9aと可動金型部9bとを型閉めすると共にスライドコア10を前進させた状態で、固定金型部9aと可動金型部9bと前進させたスライドコア10とで囲まれた空間が一次射出成形用キャビティ部16として形成される。上記固定金型部9aと可動金型部9bとを型閉めすると共にスライドコア10を前進させた状態でスライドコア10の両端部の突部10aが可動金型部9bの表面よりも固定金型部9a側に突出している。上記の一次射出成形用キャビティ部16は複数個形成されるもので、隣合う一次射出成形用キャビティ部16の端部同士は距離を介して隔てている。そして、スライドコア10は上記隣合う一次射出成形用キャビティ部16の端部間に跨るもので、スライドコア10の前面の中央部が、固定金型部9aの隣合う各一次射出成形用キャビティ部16の端部間の部位9a1に対向すると共にスライドコア10の前面の両側部がそれぞれ隣合う一次射出成形用キャビティ部16の端部の片側の内面を構成している。
【0030】
上記複数の一次成形用キャビティ部16は、固定金型部9a乃至可動金型部9bの対向面のいずれか一方又は両方に複数のキャビティ形成用凹部18を設けることで形成されるものであり、添付図面の実施形態では固定金型部9aに複数のキャビティ形成用凹部18を形成した例が示してある。
【0031】
また、固定金型部9aと可動金型部9bとを型閉めした状態でスライドコア10のみを後退させることで、隣合う一次射出成形用キャビティ部16内にそれぞれ成形された一次射出成形部1の両外面のうちの一方の外面の端部がそれぞれ露出して、この隣合う一次射出成形用キャビティ部16内にそれぞれ成形された一次射出成形部1の露出面である重複面19と金型部9とスライドコア10とにより囲まれた二次射出成形用キャビティ部17となる空間が形成されるように構成してある。
【0032】
第一のゲート13、第二のゲート14はそれぞれ固定金型部9aに設けてあり、第一のゲート13は複数設けてあって、複数の一次射出成形用キャビティ部16にそれぞれ第一のゲート13が開口している。また、第二のゲート14は固定金型部9aの隣合う各一次射出成形用キャビティ部16の端部間の部位9a1に開口していて金型部9を型閉めすると共にスライドコア10を前進させた状態でスライドコア10の前端面が第二のゲート14に当接して閉じるようになっており、金型部9を型閉めすると共にスライドコア10を後退させて二次射出成形用キャビティ部17を形成した状態で第二のゲート14が二次射出成形用キャビティ部17に開口するように構成してある。
【0033】
上記のような射出成形用金型装置8を用いて合成樹脂射出成形品3を成形するには以下のようにして行うものである。
【0034】
まず、図5に示すように複数の金型部9を型閉めすると共にスライドコア10を前進させて一次射出成形用キャビティ部16を形成し、この一次射出成形用キャビティ部16に図6に示すように、第一のゲート13から硬質合成樹脂11を一次射出成形により射出して一次射出成形部1を成形する一次射出工程を実施する。
【0035】
この一次射出成形により一次射出成形用キャビティ部16内に一次射出成形部1が成形される。
【0036】
次に、図7に示すように複数の金型部9を型閉めしたままの状態でスライドコア10を後退させて一次射出成形部1の外面端部の重複面19を露出させ、該重複面19と、後退したスライドコア10と、金型部9とで囲まれた二次射出成形用キャビティ部17を形成する。この場合、スライドコア10の両端部の突部10aは可動金型部9bの表面よりも固定金型部9aから離れる方向にやや後退した位置となるが、突部10aの突出先端が可動金型部9bの表面と一致するようにしてもよい。
【0037】
次に、上記のようにして形成した二次射出成形用キャビティ部17に図8に示すように、第二のゲート14から軟質合成樹脂12を二次射出成形により射出して二次射出成形部2を成形すると共に距離を介して隣合う一次射出成形部1の片側の外面端部の重複面19に二次射出成形部2の両端部の重複部4が重複一体化される。
【0038】
上記のようにして二次射出成形を実行した後、射出成形用金型装置8を型開きして図2に示すような合成樹脂射出成形品3を取出す離型工程を実行する。
【0039】
これらの一連の型閉めから、一次射出成形、二次射出成形、離型工程という一連の工程は制御部(図示せず)の制御により実行するものである。
【0040】
このように成形した合成樹脂射出成形品3は二次射出成形部2の両側部の重複部4をそれぞれ距離を隔てて隣合う一次射出成形部1の端部に積層一体化したものにおいて、一次射出成形部1を形成するための硬質合成樹脂11が硬質樹脂で、二次射出成形部2を形成するための第二の樹脂23が軟質樹脂であるので、二次射出成形部2の中間部の非重複部4aがヒンジ部となり、硬質の硬質合成樹脂11よりなる一次射出成形部1同士を軟質の軟質合成樹脂12よりなるヒンジ部により折り曲げ自在に一体に連結できることになる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の合成樹脂射出成形品の一実施形態の断面図である。
【図2】同上の他の実施形態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図3】同上の更に他の実施形態の断面図である。
【図4】同上の更に他の実施形態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図5】図2に示す実施形態の合成樹脂射出成形品の射出成形金型装置の型閉め状態の断面図である。
【図6】同上の一次射出成形用キャビティ部に一次射出成形により第一の樹脂を充填して一次射出成形部を形成した状態の射出成形金型装置の断面図である。
【図7】同上の二次射出成形用キャビティ部を形成した段階の射出成形金型装置の断面図である。
【図8】同上の二次射出成形用キャビティ部に二次射出成形により第二の樹脂を充填して二次射出成形部を形成した段階の射出成形金型装置の断面図である。
【図9】従来例の断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 一次射出成形部
2 二次射出成形部
3 合成樹脂射出成形品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
硬質合成樹脂の一次射出成形により成形した一次射出成形部の外面の一部に、軟質合成樹脂の二次射出成形により成形した二次射出成形部を重複一体化した合成樹脂射出成形品において、二次射出成形部の一次射出成形部への重複部の端縁部を重複部の他の部位に比べて一次射出成形部の外面からの突出高さを低くして成ることを特徴とする合成樹脂射出成形品。
【請求項2】
一次射出成形部の外面に重複する二次射出成形部の重複部の端縁部の背面部を一次射出成形部の外面より埋設して成ることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂射出成形品。
【請求項3】
一次射出成形部の外面に重複する二次射出成形部の重複面部の背面部の全部又は一部を一次射出成形部の外面の一部に埋設し、二次射出成形部の重複部の端縁部の一次射出成形部への埋設深さを他の部位の埋設深さよりも深くして成ることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂射出成形品。






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−1257(P2007−1257A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−186960(P2005−186960)
【出願日】平成17年6月27日(2005.6.27)
【出願人】(000010054)岐阜プラスチック工業株式会社 (108)
【Fターム(参考)】