説明

周辺機器および情報処理システム

【課題】PC側に手を加えず、どのような環境に持ち運びした場合であっても抜き忘れ防止の警告を促すことができる周辺機器を提供する。
【解決手段】USBメモリ1は、挿抜監視部12、ブザー14、抜き忘れ検出部15、および接触センサ16を備える。挿抜監視部12または抜き忘れ検出部15は、接触センサ16からユーザの接触検知信号が無い場合において、バスパワーの電源が遮断されたり、PCとの通信が途絶えた(電源は供給されているが、PCはシャットダウンされている)場合にブザー14からブザー音を鳴らすものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続される周辺機器、および当該周辺機器と情報処理装置とからなる情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、USBメモリ等の着脱可能な周辺機器(リムーバブルデバイス)が普及している。リムーバブルデバイスは、容易に持ち運びすることができるため、便利なものであるが、外出先のパーソナルコンピュータ(以下、PCと言う。)に装着したまま抜き忘れることがある。特に、リームバブルデバイスが記憶装置を内蔵するものであった場合、外出先のPCに装着したままとなると、リムーバブルデバイス内のデータが紛失され、第三者に参照されるおそれもある。
【0003】
また、リムーバブルデバイスを鍵として、当該リムーバブルデバイスが接続されていない時にPCを操作不能にするものもあるが、上記と同様にPCに装着したままであると、第三者が操作可能な状態になり、セキュリティ上問題となる。
【0004】
そこで、リムーバブルデバイスの抜き忘れを防止する手法が特許文献1に記載されている。
【特許文献1】特開平5−324212号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の装置のような手法では、PC側に抜き忘れの検出機構や警告用の表示構成が必要であり、既存のPCにおいて容易に実現することができるものではなかった。
【0006】
また、たとえそのPCで抜き忘れ防止の機構が存在したとしても、他の抜き忘れ防止環境が整っていないPCに持ち運びした場合、やはり抜き忘れの警告を表示することができなかった。
【0007】
そこで、本発明は、PC側に手を加えず、どのような環境に持ち運びした場合であっても抜き忘れ防止を促すことができる周辺機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の周辺機器は、情報処理装置に接続される周辺機器であって、前記情報処理装置からの切断を検出する切断検出手段と、ユーザの接触を検知するユーザ検知手段と、前記切断検出手段が切断を検出し、かつ前記ユーザ検知手段がユーザの接触を検知していない場合に、抜き忘れ防止用の報知を行う報知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
このように、ユーザの接触を検知していない状態で、情報処理装置からの切断(電源遮断状態や通信が全くない状態)を検出すると、抜き忘れ防止用の報知(ブザーを鳴らす等)を行う。このように、周辺機器側で抜き忘れの検出を行い、ブザーを鳴らす等の報知を行うことによって、PC側には何ら特別な構成を必要とせず、どのPCに接続した場合であっても、抜き忘れ防止を促すことができる。
【0010】
また、前記切断検出手段は、情報処理装置から前記周辺機器に対して定期的に発行される信号、または前記情報処理装置から前記周辺機器に対して前記周辺機器と前記情報処理装置との接続を示す信号の入力が無い状態である場合に、前記情報処理装置から切断されたと判断するように構成することも可能である。
【0011】
例えば、リムーバブルデバイスがUSBインターフェイスを使用してPCに接続される場合であって、PCから定期的に発行されるSOF(Start Of Frame)等の入力が無い状態である場合、電源は供給されているが、サスペンド状態である、またはPCがシャットダウンされている、と判断し、抜き忘れ防止用の報知を行う。これにより、サスペンド状態や、電源オフになってもUSBに給電をし続けるPCであっても抜き忘れ防止用の報知を行うことができる。
【0012】
また、この発明は、さらに、前記情報処理装置に実行されるプログラムを記憶した記憶部をさらに備え、前記プログラムは、前記情報処理装置に、情報処理装置の状態変化を検出する停止検出処理と、前記状態変化を検知したときに、周辺機器に動作停止通知を行う処理と、を実行させ、前記報知手段は、前記動作停止通知を受信した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行うことを特徴とする。
【0013】
このように、PCに実行されるプログラムを記憶し、このプログラムがPCの状態変化を検出することで、ログオフ等の状況であっても抜き忘れ防止用の報知を行うことができる。
【0014】
また、この発明の情報処理システムは、情報処理装置と、当該情報処理装置に接続される周辺機器と、からなる情報処理システムであって、前記周辺機器は、前記情報処理装置からの切断を検出する切断検出手段と、前記切断検出手段が切断を検出した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行う報知手段と、を備え、前記情報処理装置は、当該情報処理装置の状態変化を検出する停止検出処理と、前記状態変化を検知したときに、前記周辺機器に動作停止通知を行う処理と、を実行する制御部を備え、前記報知手段は、前記動作停止通知を受信した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行うことを特徴とする。
【0015】
このように、PCの状態変化を検出するプログラムをOSにインストールしておき、当該プログラムが動作停止処理を検出したときに報知を行う態様であってもよい。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、PC側に特別な構成を加えず、どのような環境に持ち運びした場合であっても抜き忘れ防止を促すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る周辺機器について、USBインタフェースを備えたリムーバブルデバイス(以下、USBメモリと言う。)を例にとり説明する。図1(A)は、USBメモリの構成を示したブロック図である。同図(B)は、USBメモリの外観を示した図である。
【0018】
本実施形態のUSBメモリは、PCがシャットダウンされたときに、このUSBメモリがPCに挿入されたままであると、ブザー音を鳴らしてユーザの抜き忘れを防止するものである。
【0019】
USBメモリ1は、インタフェース(I/F)11、挿抜監視部12、コントローラ13、ブザー14、抜き忘れ検出部15、および接触センサ16を備えている。
【0020】
I/F11は、USB規格に準じたPC接続用のインタフェースである。なお、本発明において、インタフェースの規格は、USBに限るものではない。
【0021】
挿抜監視部12は、USBメモリ1がPC2に接続され、PC2と通信可能状態であるか否かを監視するものであり、コントローラ13および抜き忘れ検出部15への電源供給や、コントローラ13とのデータ送受信を行う。
【0022】
コントローラ13は、USBメモリとしてのメインデバイスであり、メモリ131(フラッシュメモリ)を内蔵している。コントローラ13は、挿抜監視部12を介してPC2とデータ送受信を行い、メモリ131にデータをライト、またはリードする。なお、本発明におけるメインデバイスの種類はUSBメモリに限るものではない。
【0023】
ブザー14は、同図(B)に示すように、USBメモリ1の筐体外部に設けられており、挿抜監視部12または抜き忘れ検出部15の命令に応じてブザー音を鳴らし、抜き忘れ防止用の報知を行う報知手段となるものである。なお、ブザーを用いた音声による報知に代えて、LED等の表示による報知を行ってもよい。無論、臭い等によるその他の報知態様も可能である。
【0024】
抜き忘れ検出部15は、USBメモリ1の抜き忘れを検出する機能部であり、挿抜監視部12の監視状態に応じて、ブザー14に報知開始命令を行い、ブザー14を駆動する。なお、抜き忘れ検出部15は、バッテリ151を内蔵しており、PC2から電源供給が遮断され、挿抜監視部12やコントローラ13の動作が停止した後も単独で動作を継続することができる。
【0025】
接触センサ16は、静電容量方式のタッチセンサやひずみセンサ等からなり、ユーザとの接触を検知するものである。ユーザとの接触を検知した場合、挿抜監視部12および抜き忘れ検出部15に接触検知信号を供給する。同図(B)に示すように、接触センサ16は、USBメモリ筐体の外側に取り付けられ、グリップと兼用となっており、ユーザがUSBメモリを抜き差しするときに触れる箇所に設けられている。なお、接触センサに代えて、ボタン式スイッチやスライド式スイッチを用いてもよいが、デザイン上の観点から接触センサを用いることが望ましい。接触センサであれば、デザイン上の自由度も増し、USBメモリを密閉構造とすることも可能であるため、例えば防塵、防水仕様のUSBメモリとすることも可能である。
【0026】
挿抜監視部12または抜き忘れ検出部15は、接触センサ16からユーザの接触検知信号が無い場合において、バスパワーの電源が遮断されたり、PC2との通信が途絶えた(電源は供給されているが、PC2はシャットダウンされている)場合にブザー14からブザー音を鳴らすものである。
【0027】
以下、挿抜監視部12および抜き忘れ検出部15の動作について詳細に説明する。図2は、挿抜監視部12の動作を示すフローチャートである。USBメモリ1がPC2に接続され、USBI/F11からのバスパワーにより挿抜監視部12に電源が供給されると、この動作を開始する。
【0028】
まず、挿抜監視部12は、抜き忘れ検出部15に電源を供給する(s11)。その後、挿抜監視部12は、抜き忘れ検出部15が起動するまで待機する(s12、s13)。挿抜監視部12は、電源が供給されただけでPC2から応答が無く、タイムアウトした場合には、報知開始命令を行い(s12→s14)、ブザー14のブザー音を鳴らす。挿抜監視部12は、接触検知信号が入力されない場合、PC2に挿入されたままであるとし、接触センサ16から接触検知信号が入力されるまでブザー音を鳴らし続ける(s15)。接触検知信号が入力された場合、ユーザにUSBメモリを抜く意志があると判断し、報知停止命令を行い(s16)、ブザー音を止める。
【0029】
一方、タイムアウトせずに抜き忘れ検出部15が起動し、PC2から接続確認がなされた場合、コントローラ13に電源を供給し(s17)、バスの初期化が行われてPC2との接続が確立されるまで待機する(s18)。挿抜監視部12は、PC2との接続が確立されると、抜き忘れ検出部15に使用状態通知を行う(s19)。抜き忘れ検出部15では、使用状態通知を受けることで、PC2との接続が確立されてデバイスが使用可能な状態であると判断することができる。
【0030】
その後、I/F11からSOF(Start Of Frame)等のパケットの入力が無い状態(例えばサスペンド状態)となるまで待機する(s20)。挿抜監視部12は、入力が無い状態であると判断した場合、抜き忘れ検出部15に未使用状態通知を行う(s21)。抜き忘れ検出部15では、未使用状態通知を受けることで、PC2との通信が途絶えた(電源は供給されているが、PC2はシャットダウンされている、またはサスペンド状態である)と判断することができ、接触センサ16から接触検知信号が入力されるまでブザー音を鳴らし続ける動作を行うことができる。この場合、電源オフになってもUSBに給電をし続けるPCであっても抜き忘れ防止用の報知を行うことができる。
【0031】
その後、挿抜監視部12は、バスパワーが遮断されるまで待機し(s22)、動作を終える。
【0032】
次に、図3は、抜き忘れ検出部15の動作を示すフローチャートである。抜き忘れ検出部15は、挿抜監視部12から電源供給を受けると、この動作を開始する。
【0033】
まず、抜き忘れ検出部15は、挿抜監視部12が起動中であるか否かを判断する(s31)。挿抜監視部12が起動していなければ、電源供給が遮断されていると判断し、報知開始命令を行い(s31→s36)、ブザー14のブザー音を鳴らす。接触検知信号が入力されない場合、PC2にUSBメモリ1が挿入されたままであるとし、接触センサ16から接触検知信号が入力されるまでブザー音を鳴らし続ける(s37)。接触検知信号が入力された場合、ユーザにUSBメモリを抜く意志があると判断し、報知停止命令を行い(s38)、ブザー音を止める。
【0034】
一方、s31において挿抜監視部12が起動していると判断した場合、挿抜監視部12から使用状態通知が行われるまで待機する(s32)。使用状態通知が行われると、再び挿抜監視部12が起動中であるか否かを判断し(s33)、起動していなければ上記と同様、s36以下の報知開始命令を行う。
【0035】
挿抜監視部12が起動している場合、挿抜監視部12から未使用状態通知が行われるまで待機する(s34)。未使用状態通知が行われると、接触センサ16から接触検知信号の入力を確認する(s35)。接触センサ16から接触検知信号を入力していない状態、すなわち、電源は供給されているが、PC2がシャットダウンされている、またはサスペンド状態である、と判断して報知開始命令を行い(s36)、ブザー14のブザー音を鳴らす。その後、接触検知信号が入力されるまでブザー音を鳴らし続ける(s37)。接触検知信号が入力された場合、ユーザにUSBメモリを抜く意志があると判断し、報知停止命令を行い(s38)、ブザー音を止める。
【0036】
以上のように、ユーザの接触を検知していない状態で、PCから切断された状態となると、USBメモリ側で抜き忘れ検出を行い、ブザーを鳴らす等の報知を行うことによって、PC側には何ら特別な構成を必要とせず、どのPCに接続した場合であっても、抜き忘れ防止を促すことができる。例えば、PC側にスピーカが無いような環境であっても、報知を行うことができる。
【0037】
次に、図4(A)は、本実施形態の応用例に係る周辺機器の構成を示すブロック図である。また、同図(B)は、当該周辺機器の外観を示す図である。なお、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。この例に係る周辺機器1は、PC2のOSに自動実行されるプログラムを内蔵しており、このプログラムがPC2の状態を監視する処理を行うことで、電源遮断以外の状況であっても抜き忘れ防止用の報知を行うことができるものである。例えば、ユーザのログオフ時にも報知を行うことができる。
【0038】
この例のUSBメモリ1は、オートランプログラム記憶部17、およびLED18をさらに備えている。なお、LED18は、この例において必須の構成ではない。オートランプログラム記憶部17は、PC2のOSで自動実行されるプログラムを記憶している。オートランプログラム記憶部17は、USBマスストレージとして仮想的に認識されるデバイスであり、PC2に認識されたときに、オートランプログラムが実行されるものである。仮想的にUSBマスストレージとして認識されるには、OSからデバイスの種類を示す情報の送信を求められたときに、USBマスストレージである旨を示す情報を返信するようにコントローラ13のファームウェアを設定しておけばよい。PC2のCPU21は、この自動実行プログラムをRAM24に展開し、OS上に常駐させることで、PC状態監視動作を行う。
【0039】
図5は、PC状態監視動作を示したフローチャートである。まず、CPU21は、対象となる周辺機器がPC2のI/F22に接続されているかを確認する(s51)。対象となる周辺機器が接続されていれば、OSの状態が変化するまで待機する(s52)。OSの状態変化とは、サスペンド、休止状態(ハイバネーション)、ユーザログオフ、シャットダウン等、の動作を行う場合を言う。OSの状態が変化した場合、休止状態(またはサスペンド)であるか(s53)、ログオフであるか(s54)、等を判断する。
【0040】
休止状態やログオフがされた場合、CPU21は、報知を行う条件が成立しているかを確認する(s55)。PC状態監視動作は、プログラムにより実現されているため、ユーザがPC2を操作して、報知を行うか否かを手動設定することができるものである。ユーザが報知を行う設定を行っていなければ(報知を行わない設定としていれば)、OSの状態変化監視処理を繰り返す(s55→s52)。ユーザが報知を行う設定を行っていれば、周辺機器1に動作停止通知を行う(s56)。周辺機器1側では、挿抜監視部12がこの動作停止通知を受信し、接触センサ16から接触検知信号を入力するまでブザー14を鳴らす処理を行う。なお、この応用例においては、接触センサ16は必須ではない。応用例においては、休止状態やログオフ等の状態変化を正確に監視することができるため、抜き忘れの状態を正確に判断することができる。そのため、接触センサ16からの接触検知信号の入力の有無に関わらず、動作停止通知を受信したときにブザー14を鳴らす処理を行うようにすればよい。ただし、周辺機器側には、ブザーを停止するためのスイッチ等を設けてもよい。
【0041】
なお、この実施形態では、ブザー14による音声の報知か、LED18による表示による報知かをユーザが選択することも可能である。この場合も、ユーザがPC2を操作してプログラム設定により、報知の種類を選択するものである。さらには、OS状態変化の内容によって報知の内容を変更することも可能である。例えば、シャットダウン時にはブザー14を鳴らし、休止状態時にはLEDを点滅させ、ログオフ時には何もしない、といった態様も可能である。
【0042】
一方、CPU21は、休止状態でもログオフ状態でもなければ、シャットダウンの処理が開始されたかを確認する(s57)。シャットダウンもされていなければ、OS状態の変化監視処理を繰り返す(s57→s52)。シャットダウンの処理が開始されていれば、報知を行うか否かのユーザ設定に関わらず、周辺機器に動作停止通知を行う(s58)。周辺機器側では、挿抜監視部12がこの動作停止通知を受信し、接触センサ16から接触検知信号を入力するまでブザー14を鳴らす処理を行う。なお、この場合も、接触センサ16からの接触検知信号の入力の有無に関わらず、動作停止通知を受信したときにブザー14を鳴らす処理を行うようにしてもよい。
【0043】
以上のように、PC2のOSに自動実行されるオートランプログラムを記憶しておくことで、ログオフ等の電源遮断以外の状況であっても抜き忘れ防止用の報知を行うことができる。
【0044】
なお、PC2のHDD23(OS上)に予め上記プログラムをインストールしておいてもよい。この場合、オートランプログラム記憶部17は不要であり、CPU21が当該プログラムをOS起動時に自動実行するようにしておけばよい。PCにインストールする場合であっても、PC側にはハードウェアとして何ら特別な構成を必要としないため、既存のPCで容易に抜き忘れ防止を実現することができる。
【0045】
また、本実施形態では、USBメモリを抜き差しするときにユーザが触れる箇所に接触センサ16を設け、ユーザの抜き忘れを検出する例を示したが、例えばUSBコネクタが筐体に収納されるもの(PCに挿入するときにコネクタが飛び出るもの)である場合、PCから切断された時に当該コネクタが飛び出したままであればユーザが抜き忘れている、と判断してもよい。この場合、コネクタが収納されているか否かを検出するセンサ(マイクロスイッチ等)を設置すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】USBメモリの構成を示したブロック図である。
【図2】挿抜監視部12の動作を示すフローチャートである。
【図3】抜き忘れ検出部15の動作を示すフローチャートである。
【図4】USBメモリの他の例を示したブロック図である。
【図5】アプリケーションの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
1−USBメモリ
2−PC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置に接続される周辺機器であって、
前記情報処理装置からの切断を検出する切断検出手段と、
ユーザの接触を検知するユーザ検知手段と、
前記切断検出手段が切断を検出し、かつ前記ユーザ検知手段がユーザの接触を検知していない場合に、抜き忘れ防止用の報知を行う報知手段と、
を備えた周辺機器。
【請求項2】
前記切断検出手段は、情報処理装置から前記周辺機器に対して定期的に発行される信号、または前記情報処理装置から前記周辺機器に対して前記周辺機器と前記情報処理装置との接続を示す信号の入力が無い状態である場合に、前記情報処理装置から切断されたと判断する請求項1に記載の周辺機器。
【請求項3】
前記情報処理装置に実行されるプログラムを記憶した記憶部をさらに備え、
前記プログラムは、前記情報処理装置に、
情報処理装置の状態変化を検出する状態変化検出処理と、
前記状態へ変化を検知したときに、周辺機器に動作停止通知を行う処理と、
を実行させ、
前記報知手段は、前記動作停止通知を受信した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行うことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の周辺機器。
【請求項4】
情報処理装置と、当該情報処理装置に接続される周辺機器と、からなる情報処理システムであって、
前記周辺機器は、
前記情報処理装置からの切断を検出する切断検出手段と、
前記切断検出手段が切断を検出した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行う報知手段と、
を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置の状態変化を検出する状態変化検出処理と、
前記状態変化を検知したときに、前記周辺機器に動作停止通知を行う処理と、
を実行する制御部を備え、
前記報知手段は、前記動作停止通知を受信した場合に、抜き忘れ防止用の報知を行うことを特徴とする情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−9347(P2010−9347A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−168384(P2008−168384)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(591275481)株式会社アイ・オー・データ機器 (98)
【Fターム(参考)】