説明

回転位置決め装置

【課題】本発明は、コンベヤ上でワークを回転させても、ワーク下面とコンベヤ上面との摩擦によるワーク底面の傷付き又は破損を防止できる回転位置決め装置を提供することを目的とする。
【解決手段】一定間隔に配列されてコンベヤ12により搬送されているワーク14を鉛直中心軸Cのまわりに回転させて一定の方向に向ける回転位置決め装置10を、コンベヤ12上の3個のワーク14を浮上させる3個の浮上手段16と、3個のワーク14を把持してコンベヤ12の搬送方向へ送る把持手段18と、把持された3個のワーク14を、夫々、鉛直中心軸Cのまわりに、回転させる回転手段20と、回転させられるワーク14が一定方向に向いた時に停止させる停止手段22と、を備えて構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一定間隔に配列されてコンベヤにより搬送されている容器等のワークを鉛直中心軸のまわりに回転させて一定の方向に向ける回転位置決め装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、コンベヤ上を一定間隔に配列されて搬送されて来る複数のワークを鉛直回転軸のまわりに回転させて一定方向に向ける回転位置決め装置が案出されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。この回転位置決め装置は、一定間隔に配列された複数のワークをローラーで把持する把持手段と、把持された複数のワークを鉛直中心軸のまわりに回転させる回転手段と、回転させられたワークが一定方向を向いた時に停止させる停止手段とを備えている。この回転位置決め装置によれば、複数のワークの一定間隔を維持しつつも、各ワークを一定の同じ方向に向けることができ、後工程でのワークに対する処理の効率化を図ることができる。
【0003】
しかし、従来の回転位置決め装置の場合、コンベヤ上のワークを回転させる際に、ワーク底面とコンベヤ上面との摩擦により生じるワーク下面の傷付き又は破損の防止を考慮したものではなかった。
【特許文献1】特開2000−85950号公報
【特許文献2】特開2002−60049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、コンベヤ上でワークを回転させても、ワーク底面とコンベヤ上面との摩擦によるワーク底面の傷付き又は破損を防止できる回転位置決め装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の回転位置決め装置は、一定間隔に配列されてコンベヤにより搬送されているワークを鉛直中心軸のまわりに回転させて一定の方向に向ける回転位置決め装置であり、前記コンベヤ上のワークを浮上させる浮上手段と、前記ワークを把持して前記コンベヤの搬送方向へ送る把持手段と、前記把持されたワークを鉛直中心軸のまわりに回転させる回転手段と、前記回転させられるワークが一定方向に向いた時に停止させる停止手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の回転位置決め装置は、前記回転位置決め装置において、前記浮上手段が、前記ワークの上面に吸着させる吸着手段と、該吸着手段を上昇又は下降させる往復運動手段と、を備えて構成されたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の回転位置決め装置は、前記回転位置決め装置において、前記把持手段が、前記回転手段の駆動ローラーの回転によってワークが受ける押圧力により下方向へ移動したワークを受け止める支持ローラーを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の回転位置決め装置は、前記回転位置決め装置において、前記吸着手段による吸着を解除した場合に、前記駆動ローラーと前記ワークとの接触を維持する接触維持手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の回転位置決め装置によれば、コンベヤ上のワークを浮上させる浮上手段を備えているため、コンベヤとワークの底面との間で摩擦が生じることなくワークを鉛直中心軸のまわりに回転させて回転位置決めすることができる。このため、ワークの回転によるワークの底面の傷付きや破損を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明に係る回転位置決め装置の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0011】
図1〜図4において、符号10は、本発明の回転位置決め装置である。回転位置決め装置10は、一定間隔に配列されてコンベヤ12により搬送されているワーク14を鉛直中心軸Cのまわりに回転させて一定の方向に向ける回転位置決め装置である。回転位置決め装置10は、コンベヤ12上の3個のワーク14を浮上させる3個の浮上手段16と、3個のワーク14を把持してコンベヤ12の搬送方向へ送る把持手段18と、把持された3個のワーク14を、夫々、鉛直中心軸Cのまわりに、回転させる回転手段20と、回転させられるワーク14が一定方向に向いた時に停止させる停止手段22と、を備えて構成されている。
【0012】
コンベヤ12は、回転する図2のスターホイール26によって一定間隔に配列された複数のワーク14を、順次X軸方向へ3個ずつ連続的に搬送するように構成されている。ワーク14は、菓子を入れた容器28に蓋30をして構成され、蓋30の表面に商品名及び成分等の表示がなされている。容器28は、蓋30側へいくに従って太くなるテーパ形状をなしている。図1〜図4においては、設備上の規制によって、蓋30の表面側を底面として下へ向けてコンベヤ12上でワーク14の回転位置決めする場合を示している。
【0013】
浮上手段16は、ワーク14の上面に吸着させる吸着パッド(吸着手段)32と、吸着パッド32を上昇又は下降させるシリンダ(往復運動手段)34と、を備えて構成されている。吸着パッド32は、真空ポンプ36を稼動させることにより、ワーク14の上面に吸着できる。
【0014】
把持手段18は、X軸方向に往復運動可能な2枚のプレート38(a)及び38(b)と、プレート38(a)に対してY軸方向に往復摺動可能なフレーム40(a)と、プレート38(b)に対してY軸方向に往復摺動可能なフレーム40(b)とを備えている。なお、プレート38(a)及び38(b)をX軸方向に往復運動させる機構、並びにフレーム40(a)及び40(b)をY軸方向に往復摺動させる機構は、関節アーム又は螺子機構等、特に限定されない。フレーム40(a)が、自由回動可能な6個の下部ローラー42(a)及び自由回動可能な6個の上部ローラー44(a)を備え、フレーム40(a)が、自由回動可能な6個の下部ローラー42(b)及び図示しない回転駆動機構によって回転する3個の駆動ローラー46を備えることにより、3個のワーク14を把持できるように構成されている。また、フレーム40(a)は3個の支持ローラー48(a)を備え、フレーム40(b)は3個の支持ローラー48(b)を備えており、駆動ローラー46の回転によってワーク14が受ける押圧力により下方向へ移動したワーク14を受け止めることができるように構成されている。
【0015】
回転手段20は、駆動ローラー46と、駆動ローラー46を回転駆動させる図示しない回転駆動機構とから構成され、上部ローラー44(a)及び駆動ローラー46によってワーク14を挟持して、駆動ローラー46を回転駆動させることにより、ワーク14を鉛直中心軸Cのまわりに水平面内で回転させることができる。よって、駆動ローラー46は、把持手段18を構成するとともに、回転手段20を構成している。
【0016】
停止手段22は、ワーク14の外周側面の一定位置に付したマークを検知するセンサ50と、駆動ローラー46の回転を止める図示しない制御手段とから構成されている。駆動ローラー46の回転の制御は、各ワーク14毎に行なわれる。センサ50によりマークを検知した瞬間若しくは検知から一定時間経過後に、駆動ローラー46の回転を止めて、ワーク14の回転を停止することにより、ワーク14が一定方向を向いた状態で停止させることができる。なお、センサ50の態様は、反射式のファイバセンサ又は光電センサ等、特に限定されない。
【0017】
このような回転位置決め装置10の作用について以下に説明する。なお、各手段の以下の作動は図示しない制御手段によって実現される。
【0018】
回転位置決め装置10によりワーク14の位置決めをする場合、回転位置決め装置10を含む回転位置決め工程を稼動させると、複数のワーク14が図2に示すスターホイール26によって一定間隔に配列されながらX軸正方向に送られて来る。そこで、図1及び図2に示す状態から、プレート38(a)及び38(b)がX軸負方向に移動した後、シリンダ34が作動して、図3(a)に示すように、吸着パッド32がワーク14の上面に密着させられる。次に、真空ポンプ36が作動させられてワーク14が吸着パッド32に吸着させられた後、シリンダ34が作動させられて吸着パッド32が上昇させられることにより、図3(b)に示すように、ワーク14がコンベヤ12の上方へ浮上させられる。この時、吸着パッド32をワーク14の上面に吸着させてワーク14を浮上させるため、ワーク14を把持する場合と異なり、ワーク14の浮上によってワーク14を傷付けることがない。
【0019】
ワーク14がコンベヤ12の上方へ浮上させられると、フレーム40(a)がY軸負方向に移動させられると同時にフレーム40(b)がY軸正方向に移動させられることにより、図4(a)に示すように、下部ローラー42(a)及び42(b)、上部ローラー44(a)、並びに駆動ローラー46によりワーク14が把持される。この時、ワーク14は、支持ローラー48(a)及び48(b)上に位置することとなる。
【0020】
このようにしてワーク14が支持ローラー48(a)及び48(b)上に支持された状態で、プレート38(a)及び38(b)がX軸正方向に移動させられることにより、3個のワーク14がX軸正方向に移動する。この時、吸着パッド32による吸着が解除され,駆動ローラー46が回転駆動させられることにより、ワーク14が支持ローラー48(a)及び48(b)上で鉛直中心軸Cのまわりに回転させられる。支持ローラー48(a)及び48(b)は自由回動可能であるため、支持ローラー48(a)及び48(b)が自由回動しながらワーク14が鉛直中心軸Cのまわりに回転させられる。また、ワーク14が支持ローラー48(a)及び48(b)上に支持されているため、ワーク14の底面とコンベヤ12の上面との摩擦が無い。このため、ワーク14の底面の磨耗を低減でき、ワーク14の底面の傷付き又は破損を防止できる。特に、ワーク14は、底面側へいくに従って太くなるテーパ形状をなしているため、ワーク14の回転に伴って、ワーク14が下部ローラー42(a)及び42(b)、上部ローラー44(a)、並びに駆動ローラー46から受ける押圧力は、図4(b)に示すように、Z軸負方向成分N1、N2、N3及びN4を含むところ、ワーク14の場合に底面の傷付き又は破損を防止できるという効果が大きい。
【0021】
ここで、吸着パッド32による吸着を解除した時に、ワーク14が落下して支持ローラー48(a)及び48(b)によって受け止められても、ワーク14が弾性を有せば、下部ローラー42(a)及び42(b)、上部ローラー44(a)、並びに駆動ローラー46とワーク14との接触は維持される。しかし、ワーク14が剛体の場合には、図5(a)に示すように、吸着パッド32による吸着を解除した時に、駆動ローラー46とワーク14との間に隙間100が生じ、駆動ローラー46からワーク14に回転力を伝達できない。また、下部ローラー42(a)及び42(b)、並びに上部ローラー44(a)とワーク14との間にも隙間が生じ、ワーク14を安定して回転させることができない。そこで、吸着パッド32による吸着を解除した後に、図5(b)に示すように、駆動ローラー46及び下部ローラー42(b)をY軸正方向に、上部ローラー44(a)及び下部ローラー42(a)をY軸負方向に、微小距離移動させることによって、下部ローラー42(a)及び42(b)、上部ローラー44(a)、並びに駆動ローラー46とワーク14との接触を維持してワーク14の把持状態を確保してもよい。この場合、駆動ローラー46及び下部ローラー42(b)をY軸正方向に、上部ローラー44(a)及び下部ローラー42(a)をY軸負方向に移動させる駆動手段が接触維持手段を構成する。
【0022】
次に、センサ50がワーク14の外周側面のマークを検知した瞬間若しくは検知から一定時間経過後にワーク14の回転が停止させられ、3個のワーク14が同一の一定方向に位置決めされる。ここで、上記のように、ワーク14が自由回動可能な支持ローラー48(a)及び48(b)上で鉛直中心軸Cのまわりに回転させられることによりワーク14の回転安定性がよく、ワーク14の下向きの動きを含んだ不規則な回転運動が防止されるため、正確に位置決めすることができる。
【0023】
このようにして回転位置決めが行なわれた後、シリンダ34及び真空ポンプ36が作動してワーク14に吸着パッド32が再吸着した状態で、フレーム38(a)はY軸正方向に移動し、フレーム38(b)はY軸負方向に移動した後、吸着パッド32の吸着が解除されることにより、3個のワーク14が解放される。解放されたワーク14はコンベヤ12上を後工程へ送られて、種々の処理が行われる。
【0024】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態には限定されない。
【0025】
例えば、支持ローラー48(a)及び48(b)を上下に移動させる図示しない上下駆動手段(接触維持手段)を備えてもよい。この場合、図6(a)に示す状態から吸着パッド32による吸着の解除と共に上下駆動手段を作動させて、図6(b)に示すように、支持ローラー48(a)及び48(b)を上昇させることにより、下部ローラー42(a)及び42(b)、上部ローラー44(a)、並びに駆動ローラー46とワーク14との接触を維持してワーク14の把持状態を確保できる。また、ワーク14の外周側面のマークが微小であっても、マークがセンサ50の検知範囲から外れることがない。
【0026】
例えば、図5(a)に示す回転位置決め装置60であっても良い。この回転位置決め装置60は、吸着パッド32及び真空ポンプ36の間に自由回動可能な継手62を備えており、真空ポンプ36による吸着を維持しながらもシリンダ34に対して鉛直中心軸Cのまわりに自由回動可能なように構成されている。この回転位置決め装置60の場合、吸着パッド32によりワーク14を吸着して浮上させた状態で、把持手段18、回転手段20及び停止手段22によってワークの把持及び回転位置決めを行い、その後、把持手段18による把持及び吸着パッド32による吸着を解除してコンベヤ12上にワーク14を落下させ、後工程へ送る。すなわち、支持ローラー48(a)及び48(b)を有しなくとも、ワーク14を浮上させた状態で回転位置決めを行える。
【0027】
また、図5(b)に示す回転位置決め装置70であっても良い。この回転位置決め装置70は、チャック72によってワーク74を保持し浮上させるように構成されている。また、チャック72は継手76によってシリンダ34に対して鉛直中心軸Cのまわりに自由回動可能なように構成されている。この回転位置決め装置70の場合、チャック72によってワーク74を保持して浮上させた状態で、把持手段18、回転手段20及び停止手段22によってワークの把持及び回転位置決めを行い、その後、把持手段18による把持及びチャック72による保持を解除してコンベヤ12上にワーク14を落下させ、後工程へ送る。この場合も、支持ローラー48(a)及び48(b)を有しなくとも、ワーク14を浮上させた状態で回転位置決めを行える。
【0028】
また、本発明の回転位置決め装置10において支持ローラー48(a)及び48(b)の代替として、図6に示す自由回動可能な支持ローラー80を備えてもよい。なお、図6において、把持手段18、回転手段20及び停止手段22等の図示は省略する。支持ローラー80は、往復駆動手段により、ワーク14の回転位置決めを行う時にコンベヤ82よりも上方へ上昇してワーク14を持ち上げるように構成されている。
【0029】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明は図示したものには限定されない。例えば、本発明の回転位置決め装置により回転位置決めを行うワークの形状は特に限定されない。どのような形状のワークであっても本発明の回転位置決め装置によって回転位置決めを行なうことができれば、コンベヤ上でワークの底面となる面の傷付き又は損傷を防止できる。また、支持ローラ48(a)及び48(b)の表面の摩擦係数が、ワークと支持ローラの接触面に悪影響を与えない程に小さければ、自由回動しなくて固定でも良いし、ローラのような円筒形状でなくても良い。
【0030】
その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の回転位置決め装置によれば、コンベヤとワークの底面との間で摩擦が生じることなくワークを鉛直中心軸のまわりに回転させて回転位置決めすることができるため、ワークの回転によるワークの底面の傷付きや破損を防止できる。このため、ワークの回転位置決め作業のために広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の回転位置決め装置を示す正面図である。
【図2】図1の回転位置決め装置を示す平面図である。
【図3】図1の回転位置決め装置の作用を説明するための図であり、同図(a)は吸着パッドをワークに吸着させた状態を示す正面図であり、同図(b)はワークを浮上させた状態を示す正面図である。
【図4】図1の回転位置決め装置の作用を説明するための図であり、同図(a)はワークを把持した状態を示す正面図であり、同図(b)はワークを回転位置決めする状態を示す正面図である。
【図5】本発明の回転位置決め装置の他の実施形態を示す図であり、同図(a)は吸着手段の吸着を解除した状態を示す正面図であり、同図(b)は接触維持手段を作動させた状態を示す正面図である。
【図6】本発明の回転位置決め装置の更に他の実施形態を示す図であり、同図(a)は吸着手段を作動させた状態を示す正面図であり、同図(b)は接触維持手段を作動させた状態を示す正面図である。
【図7】同図(a)は本発明の回転位置決め装置の更に他の実施形態を示す正面図であり、同図(b)は本発明の回転位置決め装置の他の実施形態を示す正面図である。
【図8】本発明の回転位置決め装置の更に他の実施形態を示す図であり、同図(a)は主として支持ローラーを示す正面図であり、同図(b)はワークと支持ローラーとの関係を示す正面図である。
【符号の説明】
【0033】
10、60、70:回転位置決め装置
12、82:コンベヤ
14、74:ワーク
16:浮上手段
18:把持手段
20:回転手段
22:停止手段
26:スターホイール
28:容器
30:蓋
32:吸着パッド
34:シリンダ
36:真空ポンプ
38(a)、38(b):プレート
40(a)、40(b):フレーム
42(a)、42(b):下部ローラー
44(a):上部ローラー
46:駆動ローラー
48(a)、48(b):支持ローラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定間隔に配列されてコンベヤにより搬送されているワークを鉛直中心軸のまわりに回転させて一定の方向に向ける回転位置決め装置であり、
前記コンベヤ上のワークを浮上させる浮上手段と、
前記ワークを把持して前記コンベヤの搬送方向へ送る把持手段と、
前記把持されたワークを鉛直中心軸のまわりに回転させる回転手段と、
前記回転させられるワークが一定方向に向いた時に停止させる停止手段と、
を備えた回転位置決め装置。
【請求項2】
前記浮上手段が、前記ワークの上面に吸着させる吸着手段と、該吸着手段を上昇又は下降させる往復運動手段と、を備えて構成された請求項1に記載する回転位置決め装置。
【請求項3】
前記把持手段が、前記回転手段の駆動ローラーの回転によってワークが受ける押圧力により下方向へ移動したワークを受け止める支持ローラーを備えた請求項2に記載する回転位置決め装置。
【請求項4】
前記吸着手段による吸着を解除した場合に、前記駆動ローラーと前記ワークとの接触を維持する接触維持手段を備えた請求項3に記載する回転位置決め装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−143691(P2008−143691A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−335553(P2006−335553)
【出願日】平成18年12月13日(2006.12.13)
【出願人】(000001339)グンゼ株式会社 (919)
【Fターム(参考)】