説明

固定クランプおよびエアバッグユニット

本発明は、エアバッグ(1)をガス発生器(2)に対して固定するための固定クランプ(3)であって、ガス発生器(2)の外形状に適合される第1の支持部(7)と、支持部(7)から延びる第2の巻回部(5)とを備え、巻回部をその自由端(8)により支持部(7)に接続でき、巻回部(5)が伸長できるように形成される固定クランプ(3)に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1および請求項11の前文の特徴を備える固定クランプおよびエアバッグユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
エアバッグは、今では既に、事故中に乗員を保護するための現代の自動車における標準装備の一部である。事故が検出されると、エアバッグは、膨張されて、事故中にエアバッグにより覆われる自動車の構造体に対して乗員が直接にぶつかることを防止する。エアバッグを膨張させるためにガス発生器が使用され、このガス発生器は、ガス発生器ハウジングと、ガス発生器ハウジング内に位置されるガス発生ユニットとを備える。エアバッグは充填開口を介してガス発生器に流体接続され、その場合、エアバッグは、充填開口によりガス発生器ハウジングの出口開口を取り囲むとともに、ガス発生器ハウジングに対してクランプ態様で締結される。エアバッグとガス発生器ハウジングとの間の接続部は、できる限りガスを通さないように形成して、漏れ損失が可能な限り生じないようにしなければならない。また、接続部は、それがエアバッグの膨張に起因する軸方向力を吸収できるようにかつエアバッグがガス発生器ハウジングを破壊しないように形成されなければならない。エアバッグはそれ自体が柔軟な織布から形成されるため、形状が不規則な場合であってもエアバッグがガス発生器ハウジングの外周にわたって固定されるようにあるいは公差に偏りがある場合であってもエアバッグがガス発生器ハウジングに近接して固定されるように接続部が形成されることが更に望ましい。
【0003】
DE102007047480A1から、エアバッグをガス発生器ユニットに接続するための固定クランプが知られており、該固定クランプは、フープによりエアバッグをガス発生器ハウジングに対してクランプ態様で固定する。フープは、固定クランプの第1の部分から延びて、エアバッグおよびエアバッグ内に挿入されるガス発生器ハウジングを更に巻回する経路を辿り、最終的に第2の部分で終端する。第2の部分にはフィンガが設けられ、これらのフィンガは第1の部分の摺動面上へ摺動し、締結要素が閉じられると摺動面が閉塞リングをもたらす。フィンガが摺動面上へ摺動することにより、接続に関与する部分の形状が偏っている場合であっても、ガスを通さない接続がなされる。
【0004】
しかしながら、この実施形態の欠点は、エアバッグが、不都合なことに第1の部分と第2の部分との間に入り、それにより、形状の偏りを補償するために不可欠な摺動動作を抑制するという点である。また、この実施形態は、エアバッグの入口が自由にアクセスできる管状部として形成されるときにだけ適用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】DE102007047480A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、可能な限り簡単な構造を有する前述した種類の固定クランプを提供することである。また、想定し得る既存の形状不規則性または形状の偏りとは無関係にできる限りガスを通さない態様でエアバッグをガス発生器ハウジングに固定できなければならない。更に、本発明の目的は、ガス発生器のガスを通さない締結を行なうエアバッグユニットを提供することであり、締結は可能な限り扱いが容易である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
目的を解決するため、請求項1および請求項11の特徴を備える固定クランプおよびエアバッグユニットが提案される。本発明の更なる好ましい実施形態は、従属請求項、図、および、関連する説明から知ることができる。
【0008】
本発明によれば、エアバッグをガス発生器に固定するための固定クランプが提案され、固定クランプは、ガス発生器の外形状に適合される第1の支持部と、支持部から延びる第2の巻回部とを備え、巻回部をその自由端により支持部に接続でき、本発明では、巻回部が伸長できるように形成される。巻回部は、その伸長性に起因して、エアバッグにおける例えば折り曲げや縫い目のような形状が不規則な場合であっても、あるいは、ガス発生器の外形状の偏りの場合であっても、支持部に締結され得ると同時に、エアバッグをガス発生器ハウジングに対してガスを通さない態様で固定するために必要とされるクランプ力を呼び起こすことができる。したがって、固定クランプは、2つの機能部、すなわち、その形状がガス発生器の外形状に適合される支持部と、伸長可能な巻回部に分けられる。支持部の外形状はガス発生器に適合されるため、固定クランプが位置合わせに関してガス発生器に予め固定される。この場合、支持部は、適合形状に起因して、良好なガスを通さないクランプ面を更に構成する。このとき、巻回部は、支持部とガス発生器との間に必要とされるクランプ力を呼び起こす役目を果たし、その場合、エアバッグはこれらに介在してかつそれ自体の間に位置された状態にあり、また、ガス発生器およびエアバッグがガスを通さない態様でクランプされる。このように、巻回部が伸長性に起因して不均一なスポットに適合できるという利点に加え、同じ固定クランプを使用して、異なる外寸法を有するガス発生器に対してエアバッグを締結できる。
【0009】
伸長性は、巻回部が波状の形状を有する少なくとも1つのストリップから形成されることにより容易に与えられ得る。提案された波形状に起因して、例えば鋼板のような比較的硬質な材料であっても巻回部のために選択することができ、該材料は大きな力を適切に吸収することができ、その場合、伸長性自体は波形状のみによって与えられる。この場合、巻回部自体の材料は全く伸長されずあるいは僅かな度合までしか伸長されず、また、伸長性はストリップの波形状の変形によってもたらされる。
【0010】
また、少なくとも2つの波状ストリップが設けられ、波状ストリップが同一の寸法と同一の波形状とを有することが提案される。複数のストリップを使用することにより、それに応じてそれぞれの単一のストリップの負荷が減少される。この場合、同一の寸法および同一の波形状は、ストリップが少なくともほぼ同一の変形挙動を示して同様に応力が加えられるという利点を与える。
【0011】
また、少なくとも2つの波状ストリップが設けられ、ストリップの波形状が互いに鏡面対称となるように位置合わせされることが提案される。波形状の鏡面対称形態の使用により、ストリップで作用する力の大きさおよび方向とは無関係に、あらゆる場合においてこれらの力が互いに横方向で打ち消し合い、それにより、支持部および巻回部の自由端の両方に横方向力が作用しない。
【0012】
本発明の更なる好ましい実施形態は、巻回部がその自由端に締結部を備えることにより、また、締結部によって巻回部を支持部に対して締結できることにより実現され得る。したがって、巻回部に関して求められる要求に応じて、巻回部は、2つの部分、すなわち、伸長性を与える部分と、締結の役目を果たす部分とに分けられる。それにより、両方の部分をそれらの機能にしたがって個別に形成することができ、そのため、例えば伸長性が締結に関して不都合を何らもたらさない。同じことが逆のケースに当てはまる。
【0013】
エアバッグを貫通する締結手段によって巻回部を支持部に固定できることが更に提案される。また、提案される締結手段は、締結状態で固定クランプをエアバッグに対して固定するとともに、ガス発生器をエアバッグの開口に位置させることができるようにし、該開口は自由な管状の入口開口を備えない。
【0014】
気密性を更に高めるために、巻回部の自由端が支持部に接続される領域で、固定クランプが、巻回部、支持部、および、エアバッグの間の自由空間を狭める鼻部を備えることが更に提案される。自由空間を狭める鼻部により、エアバッグは、製造理由により回避できない自由空間においてもガス発生器に対して押し付けられ、および/または、少なくとも、ガス流の起こり得る漏れ損失を逃がす自由空間が狭められる。
【0015】
また、エアバッグおよびガス発生器を車両構造体に締結するための少なくとも1つの締結部が支持部に設けられることが提案される。支持部の締結部は、それによりエアバッグおよびガス発生器の両方が結合締結ポイントで車両構造体に締結されるため、有益である。結合締結ポイントに起因して、ガス発生器の締結およびエアバッグの締結を伴うことなく、したがって、悪い方へ変えられることなく、エアバッグユニットのために必要とされる締結ポイントの総数を減らすことができる。
【0016】
締結部は、特に、エアバッグおよびガス発生器が車両構造体に締結されている状態で締結部がエアバッグおよび/またはガス発生器によって覆われるように支持部に位置されるべきである。これは、特にサイドエアバッグをルーフフレームに締結するケースにおいてエアバッグユニットを締結するために利用できる空間が益々減少するため、したがって、エアバッグユニットの外寸法を超える設置空間がエアバッグユニットを締結するために必要とされないため、合理的である。
【0017】
工具を用いることなく、更にはアクセスが困難なあるいは全くアクセスできない適切手段を用いても容易に扱える特に簡単な締結方法は、締結部が車両構造体の開口に係合するためのフック形状の係合部を備えることにより、また、回転動作および/または変位動作を行なうことによって係合部を車両構造体に対してクランプ態様で締結できることにより、実現され得る。
【0018】
また、目的を解決するために、AピラーからCピラーまたはDピラーへと延びるエアバッグと、ガス発生器と、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の固定クランプとを備えるエアバッグユニットが提案され、この場合、ガス発生器がエアバッグのほぼ中心に位置され、固定クランプがガス発生器と入口開口を形成するエアバッグの部分とを巻回し、該部分がガス発生器を含み、固定クランプが巻回部の自由端を介してエアバッグに固定される。提案された解決策は、ガス発生器がエアバッグの入口開口の縁部を介してクランプ態様でエアバッグに接続されるだけでなく、エアバッグに固定される巻回部の自由端も介してガス発生器がエアバッグに対して固定されるという利点を与える。また、それにより、エアバッグの縁部の側に位置されかつ固定クランプによって巻回され得る自由リング形状縁部を備えない入口開口にガス発生器を気密態様で位置させることもできる。
【0019】
以下、好ましい実施形態に基づいて本発明を更に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る固定クランプを備えるエアバッグユニットの断面図である。
【図2】本発明に係る固定クランプである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、エアバッグ1、ガス発生器2、および、固定クランプ3を備えるエアバッグユニット100の断面図を示している。エアバッグ1は、管状であるように描かれているが、任意の考え得る形状を有することができる。入口開口1aを有するエアバッグ1がガス発生器2の出口開口を取り囲み、それにより、ガス発生器2内のガス発生ユニット(図示せず)の点火時にエアバッグ1が膨張される。ガス発生器2をエアバッグ1に締結するために、ガス発生器2が固定クランプ3の支持部7に当接し、この支持部は、その断面が部分的に円形となるように形成され、それにより、当接するガス発生器2の位置が事前に固定されるようにする。支持部7を発端として巻回部5が延びており、この巻回部はその自由端8が例えばリベットの形態を成す締結手段4を介して支持部7に固定される。巻回部5は、伸長できるように形成されるとともに、ガス発生器2の外周の巻回部分よりも短くなるように意図的に形成されており、そのため、巻回部は、自由端8を締結するために引き延ばされなければならないとともに、締結状態においてガス発生器2とガス発生器2を取り囲むエアバッグ1の入口開口1aとに対してクランプ力を及ぼす。締結手段4はエアバッグ1を貫通し、それにより、固定クランプ3を介してガス発生器2をエアバッグ1に対して更に固定する。伸長可能な巻回部5を含む本発明に係る固定クランプ3を形成することにより、エアバッグ1の基布またはガス発生器2のハウジングにおいて例えば折り曲げ、縫い目、または、全体的に不規則な形態で形状が偏る場合であっても、ガスを通さない態様でエアバッグ1をガス発生器2に接続することができる。また、1つの同じ固定クランプ3により、異なる寸法または外形状を有するガス発生器に対してエアバッグを接続することさえできる。
【0022】
図2は固定クランプ3を詳しく示している。巻回部5は、支持部7に隣接しかつ自由端8で結合締結部を成して互いに接続される2つの波状ストリップ5a,5bから形成される。支持部7は、主に三部品形態を成しており、部分円形部7aと、巻回部5の自由端8の締結部に対応する締結肩部7cと、車両構造体に締結される締結手段7bとを備える。したがって、締結肩部7cは、該締結肩部が自由端8の締結部のための接触面を形成するように形成される。部分円形部7aの形状は、エアバッグ1がガス発生器上に位置される状態でガス発生器2の外側輪郭に適合され、また、特に、部分円形部7aは、該部分円形部に当接するガス発生器2が予め決定された位置に位置合わせされるように不均一に形成される。
【0023】
部分円形部7aの側で、締結手段7bが幾つかの千鳥状バーから形成される凹部内に挿入される。締結手段7bの一端には、T形状ヘッドの形態を成すフック形状の係合部9が設けられ、この係合部は、車両構造体に締結されるように開口内に挿入され得るとともに、回転動作および/または変位動作によりクランプ態様でこの車両構造体に締結され得る。締結手段7bは、該締結手段が車両構造体に締結されている状態でガス発生器と車両構造体との間に載置するように固定クランプ3に位置され、それにより、ガス発生器2およびエアバッグ1を締結するために必要とされる車両構造体の表面が締結手段7bによって不必要に増大されない。
【0024】
巻回部5は伸長可能に形成され、それにより、巻回部5が伸長に晒されることにより自由端8を締結肩部7cに締結することができ、その後、伸長に起因して巻回部5がガス発生器2をエアバッグ1と共に部分円形部7aに対してクランプ態様で押し付ける。巻回部5は、互いに対称となるように配置される2つの波状ストリップ5a,5bから形成される。巻回部5の伸長性は、ストリップ5a,5bが波形状の波の山および波の谷の短い方の繊維の領域で伸長されることによる波状ストリップ5a,5bの変形によって与えられる。その際、ストリップは断面全体にわたって伸長される必要はない。実際には、短い方の繊維の小さな伸長の使用によって既にストリップ5a,5bの高伸長全体を達成できる。ストリップ5a,5bが互いに対称となるように配置されるため、また、波形状が同一であるため、ストリップ5a,5bの伸長および負荷も同様に同じである。また、ストリップ5a,5bで作用する横方向力は、波形状の対称形態に起因して常に反対方向に向けられ、それにより、固定クランプ3、特に巻回部5は、ガス発生器2に対して側方に滑ることができない。
【0025】
締結肩部7cと部分円形部7aとの間の移行領域には、締結肩部7c、自由端8、および、ガス発生器、もっと厳密に言えば組み立て後に存在するエアバッグの間の自由空間を狭めるように鼻部6が位置され、および/または、この領域でも、図1からも分かるように、鼻部6がエアバッグ1をガス発生器2に対して押し付け、それにより、ガスを通さない接続がなされる。
【0026】
固定クランプ3の全体の利点は、大きな形状の不正確さや公差でさえも補償して、入口開口を有するエアバッグ1をガスを通さない態様でガス発生器2に固定することができ、その場合、ストリップ5a,5bの波形状の使用により、固定クランプ3のための材料であっても選択することができ、その材料の伸長性自体はそれほど高くはないが、該材料はより高い強度を有するという事実において分かる。例えば、固定クランプ3をスタンピング加工部品として均一な材料から形成することができ、その場合、それらの目的にしたがって必要とされる単一部分の特性を成形によって個別に得ることができる。あるいは、固定クランプ3が一体部品として形成されてもよく、その場合、締結手段7bが部分円形部7aに直接に形成される。
【0027】
本発明にしたがって更に開発される固定クランプ3に関しては、エアバッグ1が機械的に緊密にかつガスを通さない態様でガス発生器2に接続されることが重要である。したがって、形状の不規則性や公差の偏りが不都合な影響を及ぼさない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアバッグ(1)をガス発生器(2)に対して固定するための固定クランプ(3)であって、前記ガス発生器(2)の外形に適合される第1の支持部(7)と、前記支持部(7)から延びる第2の巻回部(5)とを備え、前記巻回部の自由端(8)が前記支持部(7)に接続可能な固定クランプ(3)において、
前記巻回部(5)が伸長できるように形成されることを特徴とする固定クランプ(3)。
【請求項2】
前記巻回部(5)が波形状を有する少なくとも1つのストリップ(5a,5b)から形成されることを特徴とする請求項1に記載の固定クランプ(3)。
【請求項3】
少なくとも2つの波状ストリップ(5a,5b)が設けられ、前記波状ストリップ(5a,5b)が同一の寸法と同一の波形状とを有することを特徴とする請求項2に記載の固定クランプ(3)。
【請求項4】
少なくとも2つの波状ストリップ(5a,5b)が設けられ、前記ストリップ(5a,5b)の波形状が互いに鏡面対称となるように形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の固定クランプ(3)。
【請求項5】
前記巻回部(5)がその自由端(8)に締結部を備え、該締結部によって前記巻回部(5)を前記支持部(7)に対して締結できることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の固定クランプ(3)。
【請求項6】
前記エアバッグ(1)を貫通する締結手段(4)によって前記巻回部(5)を前記支持部(7)に固定できることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の固定クランプ(3)。
【請求項7】
前記固定クランプ(3)は、前記巻回部(5)の前記自由端(8)が前記支持部(7)に接続される領域に、前記巻回部(5)、前記支持部(7)、および、前記エアバッグ(1)の間の自由空間を狭める鼻部(6)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の固定クランプ(3)。
【請求項8】
前記エアバッグ(1)および前記ガス発生器(2)を車両構造体に締結するための少なくとも1つの締結手段(7b)が前記支持部(7)に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の固定クランプ(3)。
【請求項9】
前記締結手段(7b)は、前記エアバッグ(1)および前記ガス発生器(2)が前記車両構造体に締結されている状態で前記締結手段がエアバッグ(1)および/またはガス発生器(2)によって覆われるように前記支持部(7)に位置されることを特徴とする請求項8に記載の固定クランプ(3)。
【請求項10】
前記締結手段(7b)は、前記車両構造体の開口に係合するためのフック形状の前記係合部(9)を備え、回転動作および/または変位動作を行なうことにより係合部(9)を前記車両構造体に対してクランプ態様で締結できることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の固定クランプ(3)。
【請求項11】
エアバッグ(1)と、ガス発生器(2)と、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の固定クランプ(3)とを備えるエアバッグユニット(100)であって、前記エアバッグ(1)がAピラーからCピラーまたはDピラーへと延び、前記ガス発生器(2)が前記エアバッグ(1)のほぼ中心に位置され、前記固定クランプ(3)が前記ガス発生器(2)と入口開口を形成する前記エアバッグ(1)の部分とを巻回し、該部分が前記ガス発生器(2)を含み、前記固定クランプ(3)が巻回部(5)の自由端(8)を介して前記エアバッグ(1)に固定されることを特徴とするエアバッグユニット(100)。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−528993(P2012−528993A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513494(P2012−513494)
【出願日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際出願番号】PCT/EP2010/003235
【国際公開番号】WO2010/139421
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(510136301)オートリブ ディベロップメント エービー (46)
【Fターム(参考)】