説明

増殖性疾患治療のためのTTK/MPS1阻害剤としての2−アニリノプリン−8−オン類

本発明は、紡錘体・チェックポイント・キナーゼすなわちチロシンスレオニンキナーゼ(TTK)/単極紡錘体1(Mps1)に対して阻害活性を有し、従って、人などの温血動物での制癌効果に役立つ、式(I)の化学化合物またはその医薬的に許容可能な塩に関する。本発明はまた、単独あるいは他の増殖抑制剤との併用のための、前記化学化合物の製造工程、それらを含む医薬組成物、および、TTK/Mps1が仲介する状態の治療のための薬剤の製造過程におけるそれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中、
は、C1−4アルキル、シクロプロピル、シクロプロピルメチルおよびシクロブチルから選択され;ここで、前記シクロプロピルは、メチルによって置換されてもよく;ここで、Rは、一つ以上のRによって、置換されてもよく;
mは、0または1であり;
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、オキセパニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルおよびアゼパニルから選択され;ここで、Rは、一つ以上のRによって、炭素上で置換されてもよく;ここで、Rが環状−NH−部分を含む場合、該窒素はRによって置換されてもよく;
は独立に、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、エテニル、エチニル、シクロプロピル、メチルチオ、エチルチオ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、アミノ、およびメチルスルホニルオキシから選択され;
nは、0〜3から選択された整数であり;ここで、Rの意味は、同じでも異なっていてもよく;
は、−L−RまたはRであり;、
Lは、エチニレン、エテニレン、シクロプロピル、および−X−C1−2アルキレン−から選択され;ここで、Xは、直接結合、−O−、−S−、−NH−、−OS(O)−、−N(CH)−、または−N(CH10)−であり;ここで、Lは、一つ以上のフルオロによって、炭素上で置換されてもよく;
は、シアノまたはフルオロであり;
はC1−3アルキル、C1−3アルコキシ、N−(C1−3アルキル)アミノ、N,N−(C1−3アルキル)アミノ、ヒドロキシ、アミノ、フルオロ、およびシアノから選択され;
は、C1−3アルキル、シクロプロピル、C1−3アルカノイルおよびC1−3アルキルスルホニルから選択され;
およびR10はそれぞれ独立に、クロロ、ブロモ、ヨード、シアノ、ニトロ、メルカプト、スルホ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、C2−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルスルホニルオキシ、N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、N−(C1−6アルキル)アミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、N−(C1−6アルカノイル)−N−(R11)アミノ、N−(C1−6アルコキシカルボニル)−N−(R12)アミノ、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N−[(C1−6アルキル)スルホニル]−N−(R13)アミノ、(N,N−(R14)(R15)スルファモイル)−N−(R16)アミノ、3,3−(R17)(R18)−1−(R19)ウレイド、カルボシクリル−R20−、ヘテロシクリル−R21−および(C1−6アルキル)−S(O)−から選択され、ここで、aは0〜2であり;ここで、RおよびR10は、一つ以上のR22によって炭素上で置換されてもよく;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部位を持っている場合、該窒素はR23によって置換されてもよく;
は、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、C3−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニル、C3−6アルコキシ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C3−6アルキルスルファニル、C2−6アルキルスルホニルオキシ、N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、N−(C2−6アルキル)アミノ、N,N−(C2−6アルキル)アミノ、N−(C1−6アルカノイル)−N−(R24)アミノ、N−(C1−6アルコキシカルボニル)−N−(R25)アミノ、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N−[(C1−6アルキル)スルホニル]−N−(R26)アミノ、(N,N−(R27)(R28)スルファモイル)−N−(R29)アミノ、3,3−(R30)(R31)−1−(R32)ウレイド、C4−12カルボシクリル−R33−およびヘテロシクリル−R34−から選択され;ここで、Rは、一つ以上のR35によって炭素上で置換されてもよく、ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部位を持っている場合、該窒素はR36によって置換されてもよく;
22およびR35は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、メルカプト、スルホ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルスルホニルオキシ、N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイルオキシ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルカノイル、C1−6アルカノイルオキシ、N−(C1−6アルキル)アミノ、N,N−(C1−6アルキル)アミノ、N−(C1−6アルカノイル)−N−(R37)アミノ、N−(C1−6アルコキシカルボニル)−N−(R38)アミノ、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N−[(C1−6アルキル)スルホニル]−N−(R39)アミノ、(N,N−(R40)(R41)スルファモイル)−N−(R42)アミノ、3,3−(R43)(R44)−1−(R45)ウレイド、カルボシクリル−R46−、ヘテロシクリル−R47−および(C1−6アルキル)−S(O)−から選択され、ここで、aは0〜2であり;ここで、R22およびR35は、一つ以上のR48によって炭素上で置換されてもよく;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部位を持っている場合、該窒素はR49によって置換されてもよく;
23およびR36は、独立に、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルカノイル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、スルファモイル、N−(C1−6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1−6アルキル)スルファモイル、カルボシクリル−R50−、ヘテロシクリル−R51−および(C1−6アルキル)−S(O)−から選択され、ここで、aは1または2であり;ここで、R23およびR36は独立に、一つ以上のR52によって炭素上で置換されてもよく;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部位を持っている場合、該窒素はR53によって置換されてもよく;
20およびR21はそれぞれ独立に、直接結合、−O−、−N(R54)−、−C(O)−、−N(R55)C(O)−、−C(O)N(R56)−、−SON(R57)−、−N(R58)−C(O)−N(R59)−、−OS(O)−、−S(O)O−、−N(R60)S(O)N(R61)−、−N(R62)SO−および−S(O)−から選択され、ここで、aは0〜2であり;
33およびR34はそれぞれ独立に、直接結合、−O−、−N(R63)−、−C(O)−、−N(R64)C(O)−、−C(O)N(R65)−、−SON(R66)−、−N(R67)−C(O)−N(R68)−、−OS(O)−、−S(O)O−、−N(R69)S(O)N(R70)−、−N(R71)SO−および−S(O)−から選択され、ここで、aは0〜2であり;
46およびR47はそれぞれ独立に、直接結合、−O−、−N(R72)−、−C(O)−、−N(R73)C(O)−、−C(O)N(R74)−、−SON(R75)−、−N(R76)−C(O)−N(R77)−、−OS(O)−、−S(O)O−、−N(R78)S(O)N(R79)−、−N(R80)SO−および−S(O)−から選択され、ここで、aは0〜2であり;
50およびR51はそれぞれ独立に、直接結合、−C(O)−、−N(R81)C(O)−、−N(R82)SO−、−O−C(O)−および−S(O)−から選択され、ここで、aは1または2であり;
48およびR52はそれぞれ独立に、フルオロ、クロロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキシ、スルホ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、メチル、エチル、エテニル、メトキシ、エトキシ、ホルミル、アセチル、アセトキシ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−ホルミルアミノ、N−アセチルアミノ、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N−エチル−N−メチルカルバモイル、メチルスルファニル、エチルスルファニル、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニル、エチルスルホニルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジエチルスルファモイルおよびN−エチル−N−メチルスルファモイルから選択され;
49およびR53はそれぞれ独立に、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルカノイル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、ベンゾイルおよびフェニルスルホニルから選択され;
11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R54、R55、R56、R57、R58、R59、R60、R61およびR62はそれぞれ独立に、水素、またはC1−3アルキルおよびシクロプロピルから選択される基であり、ここで、前記基は一つ以上のR22によって炭素上で置換されてもよく;
24、R25、R26、R27、R28、R29、R30、R31、R32、R63、R64、R65、R66、R67、R68、R69、R70およびR71はそれぞれ独立に、水素、またはC1−3アルキルおよびシクロプロピルから選択される基であり、ここで、前記基は一つ以上のR35によって炭素上で置換されてもよく;
37、R38、R39、R40、R41、R42、R43、R44、R45、R72、R73、R74、R75、R76、R77、R78、R79およびR80はそれぞれ独立に、水素、またはC1−3アルキルおよびシクロプロピルから選択される基であり、ここで、前記基は一つ以上のR48によって炭素上で置換されてもよく;
81およびR82はそれぞれ独立に、水素、またはC1−3アルキルおよびシクロプロピルから選択される基であり、ここで、前記基は一つ以上のR52によって炭素に置換されてもよい〕
で示される化合物またはその医薬的に許容可能な塩、ただし、
式(I)の化合物は、2−{[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−7−メチル−9−ペンタン−3−イル−7,9−ジヒドロ−8H―プリン−8−オン、または、7−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−9−ペンタン−3−イル−7,9−ジヒドロ−8H―プリン−8−オン、またはその医薬的に許容可能な塩ではない。
【請求項2】
mは0である、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項3】
はC1−4アルキルであり、ここで、Rは一つ以上のRによって置換されてもよく;そして
はシアノである、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項4】
は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはピペリジニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項5】
は独立に、フルオロ、クロロ、メトキシ、エトキシおよびメチルから選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項6】
は、−L−RまたはRであり;
Lは、−X−C1−2アルキレン−であり、ここで、Xは直接結合または−O−であり;
はN,N−(C1−6アルキル)アミノ、カルボシクリルまたはヘテロシクリルであり、ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR23によって置換されてもよく;
は、カルボキシ、スルファモイル、C3−6アルコキシ、C1−6アルキルスルホニル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−[(C1−6アルキル)スルホニル]アミノ、C4−12カルボシクリル−R33−、およびヘテロシクリル−R34−から選択され、ここで、Rは、一つ以上のR35によって炭素上で置換されてもよく、ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR36によって置換されてもよく;
35は独立に、N,N−(C1−6アルキル)アミノおよびヘテロシクリルから選択され;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR49によって置換されてもよく;
23およびR36は独立に、C1−6アルキルおよびヘテロシクリルから選択され、ここで、R23およびR36は独立に、一つ以上のR52によって炭素上で置換されてもよく;ここで、前記ヘテロシクリルが、−NH−部分を持っている場合、該窒素はR53によって置換されてもよく;
33およびR34はそれぞれ独立に、直接結合、−O−、−NH−、−C(O)−、−NH−C(O)−、および−SO−から選択され;
52は、メトキシであり;そして
49およびR53はそれぞれ独立に、C1−6アルキルである、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項7】
mは、0であり;
は、C1−4アルキルであり、ここで、Rは、一つ以上のRによって置換されてもよく;
は、シアノであり;
は、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキルまたはピペリジニルであり;
は独立に、フルオロ、クロロ、メトキシ、エトキシおよびメチルから選択され;
nは、0〜3から選択される整数であり;ここで、Rの意味は、同じでも異なっていてもよく;
は、−L−RまたはRであり;
Lは、Xが直接結合または−O−である、−X−C1−2アルキレン−であり;
はN,N−(C1−6アルキル)アミノ、カルボシクリルまたはヘテロシクリルであり、ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR23によって置換されてもよく;
は、カルボキシ、スルファモイル、C3−6アルコキシ、C1−6アルキルスルホニル、N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1−6アルキル)カルバモイル、N−[(C1−6アルキル)スルホニル]アミノ、C4−12カルボシクリル−R33−、およびヘテロシクリル−R34−から選択され、ここで、Rは、一つ以上のR35によって炭素上で置換されてもよく、ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR36によって置換されてもよく;
35は独立に、N,N−(C1−6アルキル)アミノおよびヘテロシクリルから選択され;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR49によって置換されてもよく;
23およびR36は独立に、C1−6アルキルおよびヘテロシクリルから選択され、ここで、R23およびR36は独立に、一つ以上のR52によって炭素上で置換されてもよく;ここで、前記ヘテロシクリルが−NH−部分を持っている場合、該窒素はR53によって置換されてもよく;
33およびR34はそれぞれ独立に、直接結合、−O−、−NH−、−C(O)−、−NH−C(O)−、および−SO−から選択され;
52は、メトキシであり;そして
49およびR53はそれぞれ独立に、C1−6アルキルである、
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項8】
は、メチル、エチルおよびシアノメチルから選択され;
は、イソプロピル、シクロペンチルまたはピペリジン−4−イルであり;
mは、0であり;
は独立に、フルオロ、クロロ、メトキシ、エトキシおよびメチルから選択され;
nは、0〜2から選択される整数であり;ここで、Rの意味は、同じでも異なってもよく;
は:N−(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、スルファモイル、メシル、4−メチルピペラジン−1−イル、1−メチルピペリジン−4−イルオキシ、モルホリン−4−イル、メシルアミノ、ピロリジン−1−イルカルボニル、N−(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、メチルカルバモイル、1,1−ジオキソ−1,4−チアジナン−4−イル、(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル、[(9−メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノン−3−イル)アミノ]カルボニル、N−(1−エチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル、2−ヒドロキシエチル、1−メチルピペリジン−4−イルアミノ、4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ベンジル(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ、2−(ジメチルアミノ)エトキシ、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、1−メチルピペリジン−4−イル、4−エチルピペラジン−1−イル、カルボキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジン−1−イルカルボニル、3−(イミダゾル−1−イル)プロピルカルバモイル、N−メチル−N−[(1−イソプロピルピロリジン−3−イル)メチル]−カルバモイル、ジメチルカルバモイル、N−メチル−N−(3−ジメチルアミノプロピル)カルバモイル、ベンゾイル、イソプロポキシ、フェノキシ、3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イルカルボニル、4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イルカルボニル、4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イルカルボニル、(4−ジメチルアミノシクロヘキシル)カルバモイル、[1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル、ピロリジン−3−イルカルバモイル、オキサゾル−5−イル、N−[1−エチルピロリジン−2−イル)メチル]カルバモイル、N−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]カルバモイル、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルバモイル、N−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]カルバモイル、N−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]カルバモイル、N−[4−(ピロリジン−1−イル)ブチル]カルバモイル、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]カルバモイルおよびピラゾル−1−イルから選択される、
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項9】
式(I)の化合物が式(IA):
【化2】

の化合物である、
〔式中、
は、メトキシまたはエトキシであり;そして
、R、mおよびRの意味は、請求項1で定義される通りである〕
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項10】
は、メチル、エチルおよびシアノメチルから選択され;
は、イソプロピル、シクロペンチルまたはピペリジン−4−イルであり;
mは、0であり;
は:N−(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、スルファモイル、メシル、4−メチルピペラジン−1−イル、1−メチルピペリジン−4−イルオキシ、モルホリン−4−イル、メシルアミノ、ピロリジン−1−イルカルボニル、N−(1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、メチルカルバモイル、1,1−ジオキソ−1,4−チアジナン−4−イル、(4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル、[(9−メチル−9−アザビシクロ[3.3.1]ノン−3−イル)アミノ]カルボニル、N−(1−エチルピペリジン−4−イル)カルバモイル、4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル、2−ヒドロキシエチル、1−メチルピペリジン−4−イルアミノ、4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、ベンジル(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ、2−(ジメチルアミノ)エトキシ、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、1−メチルピペリジン−4−イル、4−エチルピペラジン−1−イル、カルボキシ、(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル、4−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピペラジン−1−イルカルボニル、3−(イミダゾル−1−イル)プロピルカルバモイル、N−メチル−N−[(1−イソプロピルピロリジン−3−イル)メチル]−カルバモイル、ジメチルカルバモイル、N−メチル−N−(3−ジメチルアミノプロピル)カルバモイル、ベンゾイル、イソプロポキシ、フェノキシ、3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イルカルボニル、4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イルカルボニル、4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イルカルボニル、(4−ジメチルアミノシクロヘキシル)カルバモイル、[1−(2−メトキシエチル)ピペリジン−4−イル]カルバモイル、ピロリジン−3−イルカルバモイル、オキサゾル−5−イル、N−[1−エチルピロリジン−2−イル)メチル]カルバモイル、N−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]カルバモイル、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルバモイル、N−[2−(ピペリジン−1−イル)エチル]カルバモイル、N−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]カルバモイル、N−[4−(ピロリジン−1−イル)ブチル]カルバモイル、N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]カルバモイルおよびピラゾル−1−イルから選択される、
請求項9に記載の式(IA)である式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩と、医薬的に許容可能な補助剤、希釈剤または担体と、を含む医薬組成物。
【請求項12】
薬剤として使用するための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
【請求項13】
人などの温血動物のTTK阻害効果産生のための薬剤製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩の使用。
【請求項14】
人などの温血動物の制癌効果産生のための薬剤製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩の使用。

【公表番号】特表2010−536841(P2010−536841A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521487(P2010−521487)
【出願日】平成20年8月20日(2008.8.20)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050724
【国際公開番号】WO2009/024824
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】