説明

売上処理システム

【課題】注文確定時と売上処理日の売単価が異なる場合であっても、正常に売上処理することができる売上処理システムを提供する。
【解決手段】注文受付部43に入力された注文情報に含まれる各商品につき、注文確定時の商品マスタファイル21から対応するコードおよび売単価を夫々抽出し、抽出したこれらと所定フラグとを含んだ特別コードを夫々作成する特別コード作成部44を含む注文受付サーバ4と;注文情報及び特別コードを注文受付サーバ4から取得する店舗端末5と;取得された特別コード及び注文情報を、商品引渡しの際に使用される媒体に記録する出力装置6と;出力された媒体における特別コードをコード読取り部71が読み取って所定フラグを認識したとき、その特別コードに含まれた売単価に基づいて売上処理し、そうでないとき、PLUによって売上処理するキャッシュレジスター7と;を備える売上処理システム1とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークを介して商品の注文を受け付けるとともに、その注文を受けた商品の売上を、商品引渡日に商品引渡店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワークを介してネットワーク上の仮想店舗から商品を購入する、所謂オンラインショッピングが盛んに行なわれている。
【0003】
そのオンラインショッピングにおける仮想店舗の主催者は、多くの場合、現実の店舗をも有しており、その現実の店舗内で販売している商品を仮想店舗上で販売している。この場合、仮想店舗において注文を受けた商品は、配達日に現実の店舗内においてピッキングされ、店舗内のキャッシュレジスター(POS端末)でその売上処理がなされる(例えば、特許文献1および2参照)。
【特許文献1】特開2001−315967号公報
【特許文献2】特開2002− 46820号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなオンラインショッピングでは、例えば生鮮食品等、売単価が日々変更され易い商品が販売される場合がある。この場合、仮想店舗において商品購入が確定したときの商品の売単価と、現実の店舗において売上処理がなされたときの売単価とが異なり得る。
【0005】
そのような場合、顧客からの支払い額と、キャッシュレジスターで売上処理された額とに差額が生じる。従来の売上処理システムでは、この差額を雑収または雑損として処理する以外に方法がなかった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通信ネットワークを介して商品の注文を受け付けるとともに、その注文を受けた商品の売上を、商品引渡日に商品引渡店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムであって、注文確定時と売上処理日の売単価が異なる場合であっても、正常に売上処理することができるものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、(1)通信ネットワークを介して商品の注文を受け付けるとともに、その注文を受けた商品の売上を、商品引渡日に商品引渡店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムであって、前記商品引渡店舗内で販売されている商品のコード情報および売単価情報を含むとともに所定期間ごとに前記売単価情報が更新され得る商品マスタファイルを格納する商品マスタサーバと、前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能な注文受付サーバであって、前記商品マスタファイルに含まれる商品に対する注文情報の入力を通信ネットワークを介して受ける注文受付部と、前記注文受付部に入力された前記注文情報に含まれる各商品について、当該注文情報が確定したときの前記商品マスタファイルから、対応する前記コード情報および前記売単価情報をそれぞれ抽出するとともに、抽出した前記コード情報および前記売単価情報ならびに所定フラグを含んだ特別コードを前記注文情報に含まれる前記各商品に対してそれぞれ作成する特別コード作成部と、を含む注文受付サーバと、前記商品引渡店舗内に配置されているとともに通信ネットワークを介して前記注文受付サーバに接続された店舗端末であって、前記注文受付部に入力された前記注文情報と前記特別コード作成部が作成した前記特別コードとを、前記注文受付サーバから取得する店舗端末と、前記商品引渡店舗内に配置されているとともに前記店舗端末に接続されていて、前記店舗端末が取得した前記特別コードおよび前記注文情報を、商品引渡しの際に使用される媒体に記録して出力する出力装置と、前記商品引渡店舗内に配置されていて前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能であるとともに、前記特別コードと前記所定フラグを含まずに商品に付された通常コードとを読み取り可能なコード読取り部を備えたキャッシュレジスターであって、前記出力装置によって出力された前記媒体における前記特別コードを前記コード読取り部が読み取って前記所定フラグを認識したとき、その前記特別コードに含まれた前記売単価情報に基づいて売上処理を行い、そうでないとき、前記商品マスタサーバにおける前記商品マスタファイルから、その前記通常コードに対応する前記売単価情報を取得し、その取得した前記売単価情報に基づいて売上処理するキャッシュレジスターと、を備えることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0008】
また本発明は、(2)通信ネットワークを介して商品の配達注文を受け付けるとともに、その配達注文を受けた商品の売上を、商品配達日に商品配達店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムであって、前記商品配達店舗内で販売されている商品のコード情報および売単価情報を含むとともに所定期間ごとに前記売単価情報が更新され得る商品マスタファイルを格納する商品マスタサーバと、前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能な注文受付サーバであって、顧客氏名および配達先住所を含んだ顧客情報の入力を通信ネットワークを介して受ける顧客情報取得部と、前記商品マスタファイルに含まれる商品に対する注文情報であって配達日時情報を含むものの入力を通信ネットワークを介して受ける注文受付部と、前記注文受付部に入力された前記注文情報に含まれる各商品について、当該注文情報が確定したときの前記商品マスタファイルから、対応する前記コード情報および前記売単価情報をそれぞれ抽出するとともに、抽出した前記コード情報および前記売単価情報ならびに所定フラグを含んだ特別コードを前記注文情報に含まれる前記各商品に対してそれぞれ作成する特別コード作成部と、を含む注文受付サーバと、前記商品配達店舗内に配置されているとともに通信ネットワークを介して前記注文受付サーバに接続された店舗端末であって、前記注文受付部に入力された前記注文情報と前記特別コード作成部が作成した前記特別コードと前記顧客情報取得部に入力された前記顧客情報とを、前記注文受付サーバから取得する店舗端末と、前記商品配達店舗内に配置されているとともに前記店舗端末に接続されていて、前記店舗端末が取得した前記特別コードと前記注文情報と前記顧客情報とを、商品配達の際に使用される媒体に記録して出力する出力装置と、前記商品配達店舗内に配置されていて前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能であるとともに、前記特別コードと前記所定フラグを含まずに商品に付された通常コードとを読み取り可能なコード読取り部を備えたキャッシュレジスターであって、前記出力装置によって出力された前記媒体における前記特別コードを前記コード読取り部が読み取って前記所定フラグを認識したとき、その前記特別コードに含まれた前記売単価情報に基づいて売上処理を行い、そうでないとき、前記商品マスタサーバにおける前記商品マスタファイルから、その前記通常コードに対応する前記売単価情報を取得し、その取得した前記売単価情報に基づいて売上処理するキャッシュレジスターと、を備えることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0009】
また本発明は、上記構成(2)において、(3)顧客認証情報、顧客氏名および配達先住所を含んだ顧客情報からなる顧客マスタファイルを格納する顧客マスタサーバをさらに備え、前記注文受付サーバは、前記顧客情報取得部のかわりに、通信ネットワークを介して顧客認証情報の入力を受ける認証情報取得部と、前記認証情報取得部に入力された前記顧客認証情報と前記顧客マスタサーバに格納された前記顧客マスタファイルに含まれる前記顧客認証情報とに基づいて顧客の認証を行なう顧客認証部とを備え、前記注文受付部は、前記顧客認証部での認証が成立した場合に前記注文情報の入力を受け、前記店舗端末は、前記顧客情報取得部に入力された前記顧客情報を取得するかわりに、取得した前記注文情報の注文主に関する前記顧客情報の少なくとも1部であって前記配達先住所を含むものを、前記顧客マスタサーバに格納された前記顧客マスタファイルから取得する、ことを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0010】
また本発明は、上記構成(1)または(2)において、(4)前記商品マスタサーバ、前記店舗端末、前記出力装置および前記キャッシュレジスターは、イントラネットを介して相互に接続されていることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0011】
また本発明は、上記構成(3)において、(5)前記商品マスタサーバ、前記顧客マスタサーバ、前記店舗端末、前記出力装置および前記キャッシュレジスターは、イントラネットを介して相互に接続されていることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0012】
また本発明は、上記構成(4)において、(6)前記商品マスタサーバは、前記イントラネットの外部とのデータ送受信を、セキュリティサーバを介して行なうようになっており、前記セキュリティサーバは、前記注文受付サーバの固定IPアドレスを予め記憶していて、当該注文受付サーバの固定IPアドレス以外のIPアドレスを有する端末に対しては前記データ送受信を許可しないようになっていることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0013】
また本発明は、上記構成(5)において、(7)前記商品マスタサーバおよび前記顧客マスタサーバは、前記イントラネットの外部とのデータ送受信を、セキュリティサーバを介して行なうようになっており、前記セキュリティサーバは、前記注文受付サーバの固定IPアドレスを予め記憶していて、当該注文受付サーバの固定IPアドレス以外のIPアドレスを有する端末に対しては前記データ送受信を許可しないようになっていることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【0014】
また本発明は、上記構成のいずれかにおいて、(8)前記特別コードは、Code128方式によるバーコードであることを特徴とする売上処理システムを提供するものである。
【発明の効果】
【0015】
上記のように構成された本発明の売上処理システムによれば、注文確定日における商品の売単価と、商品引渡日における商品の売単価とが異なっている場合であっても、売上処理は、特別コードに記録されている売単価、つまり注文確定日における商品の売単価に基づいてなされる。それゆえ、本発明の売上処理システムによれば、売単価が注文確定日と商品引渡日とで異なる場合であっても、従来のシステムのように雑収または雑損として処理する必要がなく、正常に売上処理をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の好ましい一実施形態につき説明する。
図1は本発明の売上処理システムの一例を示すブロック図、図2は図1の売上処理システムにおける商品マスタファイルを示す図である。図3は図1の売上処理システムにおける顧客マスタファイルを示す図、図4は図1の売上処理システムにおけるログイン画面を示す図である。図5は図1の売上処理システムにおける商品カテゴリ閲覧画面および商品閲覧画面を示す図、図6は図1の売上処理システムにおける配達便選択画面および決済方法選択画面を示す図である。図7は図1の売上処理システムにおいて作成されるcode128式特別バーコードを示す図である。図8は図1の売上処理システムにおいて印刷される注文伝票を示す図、図9は図1の売上処理システムにおいて印刷されるピッキング伝票を示す図、図10は図1の売上処理システムの使用方法を示すフローチャートである。
【0017】
[構成]
図1に示すように、本実施形態にかかる売上処理システム1は、商品マスタサーバ2、顧客マスタサーバ3、注文受付サーバ4、店舗端末5、出力装置6、キャッシュレジスター7および店舗マスタサーバ8を備えている。売上処理システム1は、インターネット11を介して商品の配達注文を受け付けるとともに、その配達注文を受けた商品の売上を、商品配達日に商品配達店舗10内のキャッシュレジスター7で計上するためのシステムである。
【0018】
商品マスタサーバ2は、商品マスタファイル21を格納している。商品マスタファイル21は、図2に示す如く、商品配達店舗10内で販売されている商品ごとのJAN(Japanese Article Number)コード、商品区分、商品名および売単価等の情報を含んでいる。なお、商品マスタファイル21は、後述する店舗マスタサーバ8に格納された商品マスタファイル81を複製したものである。商品マスタサーバ2は、所定期間(例えば24時間)ごとに店舗マスタサーバ8にアクセスして、そのときの店舗マスタサーバ8に格納されている商品マスタファイル81を複製して新たな商品マスタファイル21とする。
【0019】
顧客マスタサーバ3は、顧客マスタファイル31を格納している。顧客マスタファイル31は、図3に示す如く、予め登録されている顧客ごとの顧客ID、パスワード、氏名、配達先住所、電話番号およびショッピングポイント数等の情報を含んでいる。なお、顧客マスタファイル31は、後述する店舗マスタサーバ8に格納された顧客マスタファイル82を複製したものである。顧客マスタサーバ3は、所定期間(例えば1時間)ごとに店舗マスタサーバ8にアクセスして、そのときの店舗マスタサーバ8に格納されている顧客マスタファイル82を複製して新たな顧客マスタファイル31とする。
【0020】
注文受付サーバ4は、商品マスタサーバ2および顧客マスタサーバ3を備えている。注文受付サーバ4は、インターネット11を介して、顧客の顧客端末12からアクセスされ得る。注文受付サーバ4はさらに、認証情報取得部41、顧客認証部42、注文受付部43および特別コード作成部44を備えている。
【0021】
認証情報取得部41は、インターネット11を介してアクセスしてきた顧客端末12のディスプレイ12aに、図4に示すログイン画面P1を表示させる。認証情報取得部41は、ログイン画面P1を通じて入力された顧客IDおよびパスワード(顧客認証情報)を取得する。
【0022】
顧客認証部42は、認証情報取得部41が取得した顧客IDおよびパスワードを受け取る。顧客認証部42は、顧客マスタサーバ3に格納された顧客マスタファイル31に含まれている顧客IDおよびパスワードを参照して、認証情報取得部41から受け取った顧客IDおよびパスワードの正誤を判定する。その顧客IDおよびパスワードが正しい場合、顧客認証部42は、その顧客IDおよびパスワードを入力した顧客端末12のログインを許可する。
【0023】
注文受付部43は、ログインを許可された顧客端末12のディスプレイ12aに、図5Aに示す商品カテゴリ閲覧画面P2を表示させる。商品カテゴリ閲覧画面P2は、商品カテゴリバナーB1と、商品検索欄B2とを有している。注文受付部43は、商品カテゴリバナーB1を通じて選択された商品カテゴリに関する商品閲覧画面P3(図5B参照)を、顧客端末12のディスプレイ12aに表示させる。
【0024】
商品閲覧画面P3は、選択された商品カテゴリに含まれる商品リストを含んでいる。注文受付部43は、商品閲覧画面P3を通じて選択・入力された注文商品および注文数量を取得し保持する。
【0025】
なお、顧客が商品カテゴリ閲覧画面P2における商品検索欄B2を通じて商品検索を行なった場合、その検索にヒットした商品のリストを含む画面が、商品閲覧画面P3と同様に顧客端末12のディスプレイ12aに表示される。この場合、注文受付部43は、その画面を通じて選択・入力された注文商品および注文数量を取得し保持する。
【0026】
注文受付部43は、注文商品および注文数量の入力が完了した顧客端末12のディスプレイ12aに、図6Aに示す配達便選択画面P4を表示させる。注文受付部43は、配達便選択画面P4を通じて選択された配達便情報(配達日時情報)を取得し保持する。
【0027】
注文受付部43は、配達便情報の入力が完了した顧客端末12のディスプレイ12aに、図6Bに示す決済方法選択画面P5を表示させる。注文受付部43は、決済方法選択画面P5を通じて選択された決済方法情報を取得し保持する。
【0028】
注文受付部43は、決済方法情報の入力が完了した顧客端末12のディスプレイ12aに、注文の確定を確認するための注文確定画面(不図示)を表示させる。注文受付部43は、注文確定画面を通じて注文が確定されると、顧客からの注文を確定する。注文が確定すると、注文受付部43は、保持していた注文商品および注文数量に関する情報、配達便情報および決済方法情報を注文情報として、記憶する。
【0029】
特別コード作成部44は、注文受付部43が記憶した注文情報に含まれる各商品に対応するJANコードおよび売単価を、注文確定時の商品マスタファイル21から抽出する。特別コード作成部44は、注文情報に含まれる商品ごとに、抽出したJANコードおよび売単価ならびに所定フラグを用いて、code128式特別バーコード(特別コード)Cを作成し記憶する。code128式特別バーコードCは、図7Aに示す如く、第1桁K1〜第13桁K13で示されたJANコードと、第14桁L1で示された所定フラグと、第15桁M1〜第19桁M5で示された売単価と、第20桁N1で示されたチェックデジットとからなっている。code128式特別バーコードCは、例えば商品「キャベツ」、注文確定時の売単価「180円」、所定フラグ「2」、チェックデジット「6」であれば、図7Bに示す如く、「4922317000008 2 00180 6」となる。
【0030】
店舗端末5、出力装置6、キャッシュレジスター7および店舗マスタサーバ8は、イントラネット13によって相互に接続されている。イントラネット13は、セキュリティサーバ9を介して、インターネット11に接続されている。セキュリティサーバ9は、イントラネット13への外部からのアクセスを制限し、所定端末からのアクセスのみ許可する。
【0031】
店舗マスタサーバ8は、商品マスタファイル81および顧客マスタファイル82を格納している。商品マスタファイル81は、商品配達店舗10内で販売されている商品ごとのJANコード、商品区分、商品名および売単価等の情報を含んでいる。商品マスタファイル81は、前述の商品マスタサーバ2に格納された商品マスタファイル21の原本となる。
【0032】
また、店舗マスタサーバ8は、顧客マスタファイル82を格納している。顧客マスタファイル82は、予め登録されている顧客ごとの顧客ID、パスワード、氏名、配達先住所、電話番号およびショッピングポイント数等の情報を含んでいる。顧客マスタファイル82は、前述した顧客マスタサーバ3に格納された顧客マスタファイル31の原本となる。
【0033】
店舗マスタサーバ8は、所定期間ごとに、商品マスタサーバ2および顧客マスタサーバ3からアクセスを受ける。セキュリティサーバ9は、商品マスタサーバ2および顧客マスタサーバ3からのアクセスを許可する。アクセスを許可された商品マスタサーバ2および顧客マスタサーバ3は、前述したように、店舗マスタサーバ8に格納されている商品マスタファイル81および顧客マスタファイル82をそれぞれ複製して新たな商品マスタファイル21および顧客マスタファイル31とする。
【0034】
店舗端末5は、所定のタイミングで(例えば、次の配達時刻の1時間前に)、注文受付サーバ4にアクセスする。そして、店舗端末5は、注文受付部43がそのとき記憶している注文情報と、特別コード作成部44がそのとき記憶しているcode128式特別バーコードCとを取得する。これと同時に、店舗端末5は、顧客マスタサーバ3にアクセスし、顧客マスタファイル31から注文情報の注文主である顧客の配達先住所、氏名、電話番号およびポイント数からなる顧客情報を取得する。
【0035】
店舗端末5は、取得した注文情報、code128式特別バーコードCおよび顧客情報を、出力装置6によって注文主(顧客)ごとに注文伝票に印字して出力する(図8参照)。これと同時に、店舗端末5は、取得した全注文情報に含まれる全商品およびその注文数を、出力装置6によって図9に示すピッキング伝票に印字して出力する(図9参照)。
【0036】
キャッシュレジスター7は、バーコードスキャナ(コード読取り部)71を備えている。バーコードスキャナ71は、特別コード作成部44が作成したcode128式特別バーコードを読み取ることができる。バーコードスキャナ71は、読み取ったバーコードの第14桁に所定フラグ「2」が存在すれば、そのバーコードは特別コード作成部44が作成したcode128式特別バーコードCであると認識する。そのように認識した場合、キャッシュレジスター7は、そのcode128式特別バーコードCの第15桁〜第19桁に記録されている売単価に基づいて、売上処理を行なう。
【0037】
なお、バーコードスキャナ71は、店舗10内の商品に付された通常のバーコード(通常コード)であって、13桁や8桁のJANコード情報を含んだものを読み取ることもできる。キャッシュレジスター7は、バーコードスキャナ71によって通常のバーコードを読み取ると、店舗マスタサーバ8の商品マスタファイル81にアクセスする。そして、キャッシュレジスター7は、商品マスタファイル81を参照して、読み取った通常バーコードのJANコードに対応する商品の売単価を取得する。キャッシュレジスター7は、この売単価を用いて(所謂PLU(Price Look Up)によって)、売上処理を行なう。つまり、キャッシュレジスター7は、店舗10に来店した一般顧客が普通にレジに通した商品の売上処理も可能になっている。
【0038】
[使用方法]
上記のように構成された売上処理システム1は、次のように使用される(図10参照)。
【0039】
(注文受付段階)
顧客が、インターネット11に接続された顧客端末12を用いて、注文受付サーバ4にアクセスする(S1)。認証情報取得部41が、アクセスしてきた顧客端末12のディスプレイ12aにログイン画面P1を表示する(S2)。
【0040】
顧客は、ディスプレイ12aに表示されたログイン画面P1を通じて、顧客IDおよびパスワードを入力する(S3)。認証情報取得部41が、ログイン画面P1を通じて入力された顧客IDおよびパスワードを取得する(S4)。
【0041】
顧客認証部42は、顧客マスタサーバ3に格納された顧客マスタファイル31を参照して、認証情報取得部41が取得した顧客IDおよびパスワードの正誤を判定し、正しい場合にログインを認める(S5)。ログインを認めた場合、注文受付部43は、ログインを認めた顧客端末12のディスプレイ12aに商品カテゴリ閲覧画面P2を表示する(S6)。
【0042】
顧客は、ディスプレイ12aに表示された商品カテゴリ閲覧画面P2を通じて、注文したい商品の商品カテゴリを選択する(S7)。注文受付部43は、顧客によって選択された商品カテゴリに関する商品閲覧画面P3を、顧客端末12のディスプレイ12aに表示する(S8)。
【0043】
顧客は、ディスプレイ12aに表示された商品閲覧画面P3を通じて、注文する商品およびその注文数を入力する(S9)。注文受付部43は、顧客によって入力された注文商品および注文数の情報を取得し保持する(S10)。
【0044】
顧客による注文商品および注文数が決定すると、注文受付部43が、顧客端末12のディスプレイ12aに配達便選択画面P4を表示する(S11)。顧客は、ディスプレイ12aに表示された配達便選択画面P4を通じて、配達便情報を入力する(S12)。
【0045】
注文受付部43は、配達便選択画面P4を通じて入力された配達便情報を取得し保持する(S13)。次いで、注文受付部43は、顧客端末12のディスプレイ12aに決済方法選択画面P5を表示する(S14)。
【0046】
顧客は、ディスプレイ12aに表示された決済方法選択画面P5を通じて、決済方法情報を入力する(S15)。注文受付部43は、決済方法選択画面P5を通じて入力された決済方法情報を取得し保持する(S16)。
【0047】
注文受付部43は、決済方法情報の入力が完了した顧客端末12のディスプレイ12aに、注文の確定を確認するための注文確定画面(不図示)を表示させる(S17)。顧客は、注文確定画面を通じて注文を確定する(S18)。
【0048】
注文が確定すると、注文受付部43は、保持している注文商品および注文数量に関する情報、配達便情報および決済方法情報を、注文情報として記憶する(S19)。次いで、特別コード作成部44が、そのとき商品マスタサーバ2に格納されている商品マスタファイル21から、その注文情報に含まれる各商品に対応するJANコードおよび売単価を抽出する(S20)。
【0049】
特別コード作成部44はさらに、抽出したJANコードおよび売単価ならびに所定フラグ「2」を含んだcode128式特別バーコードCを作成し記憶する(S21)。
【0050】
(配達段階)
店舗端末5は、次の配達時刻が近づいたタイミングで、注文受付部43に記憶された注文情報と、特別コード作成部44に記憶されたcode128式特別バーコードCを取得する(S22)。これと同時に、店舗端末5は、顧客マスタサーバ3から、取得した注文情報の注文主である顧客の配達先住所、氏名、電話番号およびポイント数からなる顧客情報を取得する(S23)。
【0051】
そして、店舗端末5が、出力装置6を介し、取得した注文情報、code128式特別バーコードCおよび顧客情報を、注文主(顧客)ごとに注文伝票に印刷する(S24)。これと同時に、店舗端末5は、取得した全注文情報に含まれる全商品およびその注文数を、出力装置6を介し、ピッキング伝票に印刷する(S25)。
【0052】
店舗10内のピッキング担当者は、出力装置6によって印刷されたピッキング伝票に掲載されている商品をピッキングする(S26)。ピッキングが完了すると、店舗10内のレジ担当者は、注文伝票をキャッシュレジスター7に通す。つまり、店舗10内のレジ担当者は、注文伝票に印字されたcode128式特別バーコードCを、店舗10内のキャッシュレジスター7のバーコードスキャナ71に読み取らせる(S27)。
【0053】
キャッシュレジスター7は、読み取ったバーコードの第14桁に所定フラグ「2」が含まれていることを認識し、当該バーコードの第15桁〜第19桁に記録されている売単価に基づいて、その注文伝票に関する売上を処理する(S28)。
【0054】
最後に、店舗10内の配達担当者は、注文伝票に印字された顧客情報(顧客氏名、配達先住所等)に基づいて、売上処理が完了した商品をその顧客に配達する(S29)。
【0055】
[作用・効果]
上記の売上処理システム1では、特別コード作成部44が、確定した注文情報に含まれる各商品に対応するJANコードおよび売単価を、注文確定時の商品マスタファイル21から抽出する。そして、特別コード作成部44は、抽出したJANコードおよび売単価ならびに所定フラグによって、code128式特別バーコードCを作成する。商品配達店舗10では、配達時間が近づいた段階で、code128式特別バーコードCが記された注文伝票が印刷される。配達商品については、その注文伝票をキャッシュレジスター7に通し、code128式特別バーコードCの第15桁〜第19桁に記録されている売単価に基づいて、売上が処理される。
【0056】
すなわち、売上処理システム1によれば、注文確定日における商品の売単価と、配達日における商品の売単価とが異なっている場合であっても、売上処理は、code128式特別バーコードCの第15桁〜第19桁に記録されている売単価、つまり注文確定日における商品の売単価に基づいてなされる。それゆえ、売上処理システム1によれば、売単価が注文確定日と配達日とで異なる場合であっても、従来のシステムのように雑収または雑損として処理する必要がなく、正常に売上処理をすることができる。
【0057】
また、売上処理システム1では、注文確定日における売単価を記録するコードとしてcode128式バーコードを用いている。これにより、JANコードおよび売単価を難なく記録できるとともに、特殊なキャッシュレジスターを用いることなく、低コストにシステムを構成することができる。
【0058】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は次のように変形して実施することができる。
【0059】
売上処理システム1では、注文確定日の売単価を記録する特別コードとしてcode128式バーコードを用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、2段バーコードやQRコード等の公知の2次元コードを用いることができる。また、RFタグを読み取り可能なキャッシュレジスターを用いれば、特別コードをRFタグ用のID情報とすることもできる。
【0060】
また、上記実施形態では、売上処理システム1の使用方法として、顧客が顧客端末12を介して直接注文受付サーバ4にアクセスし注文する例をあげたが、本発明はこれに限定されない。顧客が電話やFAX等で店舗10内の注文受付担当に注文をし、その注文受付担当が、店舗端末5等またはその他の端末を用いて注文受付サーバ4にアクセスし、注文入力を代行してもよい。
【0061】
また、売上処理システム1では、店舗マスタサーバ8における商品マスタファイル81および顧客マスタファイル82を複製することで、注文受付サーバ4内にも商品マスタファイル21および顧客マスタファイル31を設けたが、いずれか一方の両マスタファイルを省略してもよい。つまり、店舗マスタサーバ8における商品マスタファイル81および顧客マスタファイル82を省略してもよいし、反対に、注文受付サーバ4における商品マスタファイル21および顧客マスタファイル31を省略してもよい。
【0062】
また、売上処理システム1は、予め登録されている顧客から注文を受けて商品を配達するサービスに用いるシステムであったが、本発明はこれに限定されない。つまり、本発明は、予め登録されていない顧客に対しても同様のサービスを提供するシステムとして構成され得る。この場合の売上処理システム101は、図11に示す如く、認証情報取得部41および顧客認証部42のかわりに顧客情報取得部45が設けられる。また、顧客マスタサーバ3、顧客マスタファイル31,82は省略される。顧客情報取得部45は、注文受付サーバ4にアクセスしてきた顧客端末12のディスプレイ12aに、少なくとも顧客氏名および配達先住所を含んだ顧客情報の入力を受けるための顧客情報入力画面(不図示)を表示させる。顧客は、ディスプレイ12aに表示された顧客情報入力画面を通じて、顧客情報を入力する。顧客情報取得部45は、顧客情報入力画面を通じて入力を受けた顧客情報を取得し、記憶する。配達段階において、店舗端末5は、顧客マスタサーバ3から注文主の顧客情報を取得するかわりに、顧客情報取得部45に記憶された顧客情報を取得する。
【0063】
また、売上処理システム1は、注文を受けて商品を配達するサービスに用いるシステムであったが、配達ではなく、店舗10まで来店された注文主に引き渡すサービスに用いるシステムとしても構成され得る。この場合、顧客マスタファイルにおける顧客情報から、少なくとも配達先住所を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の売上処理システムの一例を示すブロック図である。
【図2】図1の売上処理システムにおける商品マスタファイルを示す図である。
【図3】図1の売上処理システムにおける顧客マスタファイルを示す図である。
【図4】図1の売上処理システムにおけるログイン画面を示す図である。
【図5】図1の売上処理システムにおける商品カテゴリ閲覧画面および商品閲覧画面を示す図である。
【図6】図1の売上処理システムにおける配達便選択画面および決済方法選択画面を示す図である。
【図7】図1の売上処理システムにおいて作成されるcode128式特別バーコードを示す図である。
【図8】図1の売上処理システムにおいて印刷される注文伝票を示す図である。
【図9】図1の売上処理システムにおいて印刷されるピッキング伝票を示す図である。
【図10】図1の売上処理システムの使用方法を示すフローチャートである。
【図11】変形例にかかる売上処理システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
【0065】
1 売上処理システム
4 注文受付サーバ
5 店舗端末
6 出力装置
7 キャッシュレジスター
21 商品マスタファイル
43 注文受付部
44 特別コード作成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介して商品の注文を受け付けるとともに、その注文を受けた商品の売上を、商品引渡日に商品引渡店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムであって、
前記商品引渡店舗内で販売されている商品のコード情報および売単価情報を含むとともに所定期間ごとに前記売単価情報が更新され得る商品マスタファイルを格納する商品マスタサーバと、
前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能な注文受付サーバであって、前記商品マスタファイルに含まれる商品に対する注文情報の入力を通信ネットワークを介して受ける注文受付部と、前記注文受付部に入力された前記注文情報に含まれる各商品について、当該注文情報が確定したときの前記商品マスタファイルから、対応する前記コード情報および前記売単価情報をそれぞれ抽出するとともに、抽出した前記コード情報および前記売単価情報ならびに所定フラグを含んだ特別コードを前記注文情報に含まれる前記各商品に対してそれぞれ作成する特別コード作成部と、を含む注文受付サーバと、
前記商品引渡店舗内に配置されているとともに通信ネットワークを介して前記注文受付サーバに接続された店舗端末であって、前記注文受付部に入力された前記注文情報と前記特別コード作成部が作成した前記特別コードとを、前記注文受付サーバから取得する店舗端末と、
前記商品引渡店舗内に配置されているとともに前記店舗端末に接続されていて、前記店舗端末が取得した前記特別コードおよび前記注文情報を、商品引渡しの際に使用される媒体に記録して出力する出力装置と、
前記商品引渡店舗内に配置されていて前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能であるとともに、前記特別コードと前記所定フラグを含まずに商品に付された通常コードとを読み取り可能なコード読取り部を備えたキャッシュレジスターであって、前記出力装置によって出力された前記媒体における前記特別コードを前記コード読取り部が読み取って前記所定フラグを認識したとき、その前記特別コードに含まれた前記売単価情報に基づいて売上処理を行い、そうでないとき、前記商品マスタサーバにおける前記商品マスタファイルから、その前記通常コードに対応する前記売単価情報を取得し、その取得した前記売単価情報に基づいて売上処理するキャッシュレジスターと、を備えることを特徴とする売上処理システム。
【請求項2】
通信ネットワークを介して商品の配達注文を受け付けるとともに、その配達注文を受けた商品の売上を、商品配達日に商品配達店舗内のキャッシュレジスターで計上するための売上処理システムであって、
前記商品配達店舗内で販売されている商品のコード情報および売単価情報を含むとともに所定期間ごとに前記売単価情報が更新され得る商品マスタファイルを格納する商品マスタサーバと、
前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能な注文受付サーバであって、顧客氏名および配達先住所を含んだ顧客情報の入力を通信ネットワークを介して受ける顧客情報取得部と、前記商品マスタファイルに含まれる商品に対する注文情報であって配達日時情報を含むものの入力を通信ネットワークを介して受ける注文受付部と、前記注文受付部に入力された前記注文情報に含まれる各商品について、当該注文情報が確定したときの前記商品マスタファイルから、対応する前記コード情報および前記売単価情報をそれぞれ抽出するとともに、抽出した前記コード情報および前記売単価情報ならびに所定フラグを含んだ特別コードを前記注文情報に含まれる前記各商品に対してそれぞれ作成する特別コード作成部と、を含む注文受付サーバと、
前記商品配達店舗内に配置されているとともに通信ネットワークを介して前記注文受付サーバに接続された店舗端末であって、前記注文受付部に入力された前記注文情報と前記特別コード作成部が作成した前記特別コードと前記顧客情報取得部に入力された前記顧客情報とを、前記注文受付サーバから取得する店舗端末と、
前記商品配達店舗内に配置されているとともに前記店舗端末に接続されていて、前記店舗端末が取得した前記特別コードと前記注文情報と前記顧客情報とを、商品配達の際に使用される媒体に記録して出力する出力装置と、
前記商品配達店舗内に配置されていて前記商品マスタサーバとの間でデータ送受信可能であるとともに、前記特別コードと前記所定フラグを含まずに商品に付された通常コードとを読み取り可能なコード読取り部を備えたキャッシュレジスターであって、前記出力装置によって出力された前記媒体における前記特別コードを前記コード読取り部が読み取って前記所定フラグを認識したとき、その前記特別コードに含まれた前記売単価情報に基づいて売上処理を行い、そうでないとき、前記商品マスタサーバにおける前記商品マスタファイルから、その前記通常コードに対応する前記売単価情報を取得し、その取得した前記売単価情報に基づいて売上処理するキャッシュレジスターと、を備えることを特徴とする売上処理システム。
【請求項3】
顧客認証情報、顧客氏名および配達先住所を含んだ顧客情報からなる顧客マスタファイルを格納する顧客マスタサーバをさらに備え、
前記注文受付サーバは、前記顧客情報取得部のかわりに、通信ネットワークを介して顧客認証情報の入力を受ける認証情報取得部と、前記認証情報取得部に入力された前記顧客認証情報と前記顧客マスタサーバに格納された前記顧客マスタファイルに含まれる前記顧客認証情報とに基づいて顧客の認証を行なう顧客認証部とを備え、
前記注文受付部は、前記顧客認証部での認証が成立した場合に前記注文情報の入力を受け、
前記店舗端末は、前記顧客情報取得部に入力された前記顧客情報を取得するかわりに、取得した前記注文情報の注文主に関する前記顧客情報の少なくとも1部であって前記配達先住所を含むものを、前記顧客マスタサーバに格納された前記顧客マスタファイルから取得する、ことを特徴とする請求項2に記載の売上処理システム。
【請求項4】
前記商品マスタサーバ、前記店舗端末、前記出力装置および前記キャッシュレジスターは、イントラネットを介して相互に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の売上処理システム。
【請求項5】
前記商品マスタサーバ、前記顧客マスタサーバ、前記店舗端末、前記出力装置および前記キャッシュレジスターは、イントラネットを介して相互に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の売上処理システム。
【請求項6】
前記商品マスタサーバは、前記イントラネットの外部とのデータ送受信を、セキュリティサーバを介して行なうようになっており、
前記セキュリティサーバは、前記注文受付サーバの固定IPアドレスを予め記憶していて、当該注文受付サーバの固定IPアドレス以外のIPアドレスを有する端末に対しては前記データ送受信を許可しないようになっていることを特徴とする請求項4に記載の売上処理システム。
【請求項7】
前記商品マスタサーバおよび前記顧客マスタサーバは、前記イントラネットの外部とのデータ送受信を、セキュリティサーバを介して行なうようになっており、
前記セキュリティサーバは、前記注文受付サーバの固定IPアドレスを予め記憶していて、当該注文受付サーバの固定IPアドレス以外のIPアドレスを有する端末に対しては前記データ送受信を許可しないようになっていることを特徴とする請求項5に記載の売上処理システム。
【請求項8】
前記特別コードは、Code128方式によるバーコードであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の売上処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図5】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−294759(P2009−294759A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−145806(P2008−145806)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(506124125)株式会社ジーアール (1)
【Fターム(参考)】