説明

外壁構造

【課題】建築物の外側に足場が架けられない狭小地に施工する場合、建築用パネルの施工後に内側から防水紙を張り付け施工する、防水性と耐結露性を向上する、外壁構造に関する。
【解決手段】柱7bあるいは間柱7cの外側に、胴縁7dを施工し、その胴縁7dの外側に建築用パネル1を施工し、建築用パネル1との間に胴縁7dによる隙間を形成して、建築用パネル1の施工後に、防水紙6を張り付け施工する外壁構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、建築用パネルの施工後に、内側から防水紙を張り付け施工する外壁構造に関して、防水性と耐結露性を向上する、外壁構造に関する。
【背景技術】
【0002】
建築物の外側に足場が架けられない狭小地に施工する場合、建築用パネルの施工後に内側から防水紙を張り付け施工する必要があるが、そのような従来の外壁構造には、建築用パネルの裏面に防水紙を沿わせる、壁下地防水シートの取り付け方法がある。
(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】 特開平8−312097号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、建築用パネルの裏面に防水紙を沿わせる、壁下地防水シートの取り付け方法では、建築用パネルの隙間からの雨水や、建築用パネルの裏面での結露水等が、建築用パネルの裏面から防水紙に伝わり、室内側に漏水し易い問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、柱あるいは間柱の外側に、胴縁を施工し、その胴縁の外側に建築用パネルを施工し、建築用パネルとの間に胴縁による隙間を形成して、建築用パネルの施工後に、防水紙を張り付け施工する外壁構造である。
【発明の効果】
【0005】
この発明による外壁構造には、次のような効果がある。
【0006】
A.柱あるいは間柱の外側に、胴縁を施工し、その胴縁の外側に建築用パネルを施工し、建築用パネルとの間に胴縁による隙間を形成して、建築用パネルの施工後に、防水紙を張り付け施工する外壁構造とする事により、
a.建築用パネルの隙間からの雨水や、建築用パネルの裏面での結露水等が、
イ.胴縁による隙間により、建築用パネルの裏面を伝わり下方に流れて、室外に出て、室内側への漏水を防止可能となり、外壁の水密性能が向上し、
b.建築用パネルの裏面に胴縁による隙間が形成されて、
イ.その隙間が断熱層として働き、外壁の断熱性能が向上し、
c.建築用パネルの裏面に胴縁による隙間を、外気に解放することにより、
イ.室内側の湿気を外気に逃がして、耐結露性が向上し、結露防止が可能となる。
【0007】
B.柱、間柱の側面又は、胴縁の室内側の面に、防水紙を張り付ける事により、
a.施工に特別な部材が必要になく、
イ.容易に施工可能となり、
ロ.施工者の施工計画が立てやすくなり、
ハ.現場施工の手数が省ける。
【0008】
C.防水紙を柱又は間柱に、胴縁を介して張り付ける事により、
a.防水紙と他の防水紙との間の接続が確実となり、
イ.防水紙と他の防水紙との間からの雨水の漏れが防止され、
ロ.防水紙の張り付けが、たるみなく可能となり、施工性が向上する。
【0009】
D.防水紙を建築用パネルの裏側に取り付けた、胴縁に張り付ける事により、
a.防水紙と他の防水紙との間の接続が、同一平面で可能となり、
イ.防水紙を伝う雨水が、同一平面で伝わり下方に流れて、室外に出て、室内側への漏水を防止可能となり、外壁の水密性能が向上する。
【0010】
E.防水紙と他の防水紙とを接続するための部材を、建築用パネルの裏側に取り付ける取付具を、建築用パネルと他の建築用パネルとの隙間に差し込み取り付ける、取付具とする事により、
a.部材を任意の位置に取り付けが、素早く可能となり、位置の調整も自由となり、
イ.施工性が向上する。
【0011】
F.部材を建築用パネルの裏側に取り付ける取付具を、建築用パネルの裏面に固定具により固定する、取付具とする事により、
a.部材の取り付けが確実となり、
イ.施工の確実性が向上する。
【0012】
G.防水紙と他の防水紙とを挟み込んで接続する部材により、防水紙の接続する事により、
a.固定具によって防水紙が引っ張られたときの応力集中による防水紙の切れや、固定具による防水紙の打ち抜きが防止され、
イ.施工性が向上し、
ロ.接続の確実性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
A.この発明による金属板は、
a.次に代表される塗装金属板や、
イ.塗装亜鉛メッキ鋼板
ロ.塗装アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.塗装ステンレス鋼板
ニ.塗装銅板
ホ.塗装アルミニウム合金板
ヘ.合成樹脂シート張り合わせ金属板
ト.塗装チタン・ニッケル合金板
チ.その他の塗装合金鋼等
b.次に代表される無塗装金属板、
イ.亜鉛メッキ鋼板
ロ.アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板
ハ.ステンレス鋼板
ニ.銅板
ホ.アルミニウム合金板等
ヘ.チタン・ニッケル合金板
ト.その他の合金鋼等
c.それらの金属板に深いエンボス加工を加えた金属板
d.エンボス加工の上に塗装した金属板
e.次に代表されるバネ用板
イ.バネ用ステンレス板
ロ.バネ用炭素鋼板
ハ.バネ用銅合金板等を使用する。
【0014】
B.この発明に使用される建築用パネルや部材の釘打ち固定には、
a.次に代表される、固定具を使用し、
イ.セルフドリリングタッピングビス
ロ.釘
ハ.ホッチキス
ニ.木ネジ
ホ.コースレッド等
b.また、ブラインドリベットは、
イ.ブラインドリベットに代表されるリベット
ロ.セルフドリリングタッピングビス等の短寸ネジ
ハ.ホッチキス等を使用し、
c.防水紙の張り付けには、
イ.ガンタッカー
ロ.両面接着テープ
ハ.接着剤
ニ.釘
ホ.ホッチキス等が使用する。
【0015】
C.この発明に使用される発泡合成樹脂等は、
a.建築用パネルの裏打材には、
イ.次に代表される発泡合成樹脂に
○硬質発泡ウレタン樹脂
○硬質発泡ヌレート樹脂
○発泡フェノール樹脂
○発泡スチレン樹脂等
ロ.次に代表される裏面材を積層している。
○はり合わせアルミニウム箔
○スチールペーパー
○ポリエチコートクラフト紙
○アルミ蒸着紙
○合成樹脂シート等
ハ.前記の金属板と裏面材との間に、それらの発泡合成樹脂を充填し、主に発泡合成樹脂の自己接着性を利用して、積層している。
ニ.また、裏面材を欠いた発泡合成樹脂のみの、裏打材とする事も可能である。
b.この発明の合成樹脂には、
イ.ポリ塩化ビニル板
ロ.ポリカーボネイト板
ハ.アクリル板等の合成樹脂板が使用され、
c.この発明の防水紙には、
イ.次に代表される透湿防水紙
○ポリエチレン多孔質フィルム
○ポリエチレン不織布等
ロ.ゴムアスファルトルーフィング
ハ.アスファルトルーフィング
ニ.アスファルトフェルト
ホ.シート防水材等が使用される。
【0016】
発明の実施例について、次の、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、及び実施例5により、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0017】
図1,図2,図3,図4,図5,図6,及び図7は、この発明の実施例1を示すものである。
【0018】
A.図5に示す、実施例1においての建築用パネル1は、
a.金属板8による長尺の表面材1aを成形して、ほぼ平坦な前坦面1bを形成し、
b.その前坦面1bの一側端に、次のような差込下面1dと、差込溝1eと、差込片1fとを形成し、
イ.前坦面1bの一側端を鋭角的に裏面側に折り曲げて、差込下面1dを形成し、
ロ.その差込下面1dを、さらに鋭角に裏面側に折り曲げて、くの字形に表面側に折り曲げ、さらに、U字形表面側に折り曲げて、差込溝1eを形成し、
ハ.その差込溝1eの先端を裏面側に折り返して、差込片1fを形成し、
c.そして、前坦面1bの他側端に、次のような、中溝1cを形成し、
イ.表面材1aを、鈍角のクランク状に裏面側に折り曲げて、さらに、鋭角のクランク状に表面側に折り曲げて、中溝1c形成して、
d.その中溝1cの立ち上がりを、ほぼ平坦に延長して、他の前坦面1bを形成し、
e.後者の前坦面1bの他側端に、次のような、嵌合上面1gと、嵌合片1hと、嵌合溝1iと、釘打片1jとを形成し、
イ.前記の中溝1cの鋭角のクランク状の折り曲げと同様に、前坦面1bを鈍角のクランク状に裏面側に折り曲げて、嵌合上面1gを形成し、
ロ.その嵌合上面1gを裏面側に折り返して、嵌合片1hを形成し、
ハ.その嵌合片1hを表面側にU字形に折り曲げて、嵌合溝1iを形成し、
ニ.その嵌合溝1iを延長して、先端を表面側に折り返した、釘打片1jを形成し、
f.また、成形した表面材1aの裏面側に、裏面材1lにより覆った、合成樹脂9の発泡体である発泡樹脂板9aによる次のような裏打材1kを形成し、
イ.その裏面材1lは、差込溝1eと前坦面1bとの隙間から、釘打片1jに亘る間を覆い、
ロ.その裏面材1lは、前坦面1bにほぼ平行で、差込片1fの近傍で、わずかに厚さを減じて、接続段1mを形成し、
g.それらの表面材1aと裏打材1kとを切断して、長手方向の両端に切断端1nを形成している。
【0019】
B.図6に示す、実施例1の出隅部材2は、それぞれ、長尺の金属板8を成形した、次のような、出隅被覆2aと出隅受2eとを組み合わせて使用し、
a.出隅被覆2aは、
イ.金属板8を表面側に折り合わせて、連結片2cを形成し、
ロ.その連結片2cの両側に、次の構成の連結切起2dを複数形成し、
○その連結切起2dは、連結片2cの金属板8を、半裁の船形に形成し、
○その船形は、船底を連結片2cの折り合わせ側に向けて、船縁側が切断され、金属板8の数倍の段差を形成し、
○その連結片2cの両側に交互に突起し、
ハ.その連結片2cを相対して、裏面側にL字形に折り曲げて、さらに、くの字形に裏面側に折り曲げて、また、くの字形に裏面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した、出隅面2bを形成し、
b.出隅受2eは、
イ.金属板8を成形して、表面側に開口するコの字形の両端を、表面側にL字形に折り曲げて、連結溝2hを形成し、
ロ.さらに両側を、鋭角的に裏面側に折り曲げて、連結口2iを形成し、
ハ.その連結口2iを鋭角的に裏面側に折り曲げて、出隅溝板2gを形成し、
ニ.その出隅溝板2gの両側をくの字形に表面側に折り曲げて、途中に断面半円状の突条を持ち先端を表面側に折り返した釘打板2jを形成し、
c.出隅部材2の使用状態のとき、
イ.出隅受2eの連結溝2hに、出隅被覆2aの連結片2cを差し込み、
ロ.出隅被覆2aの連結片2cが、出隅受2eの連結口2iに挟まれる摩擦力と、
ハ.出隅被覆2aの連結切起2dが、出隅受2eの連結口2iに引っ掛かる抵抗力とにより装着され、
ニ.出隅被覆2aの出隅面2bと、出隅受2eの出隅溝板2gと釘打板2jとにより、出隅溝2fを構成する。
【0020】
C.図7に示す、実施例1の目地部材3は、長尺の金属板8を成形して、
a.ほぼ平坦な、目地面3aの両側端を裏面側に折り返して、
b.更に両側を、L字形に表面側に折り曲げて、目地溝板3cを形成し、
c.その目地溝板3cを、L字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した、固定板3dを形成し、
d.目地部材3の目地面3aと、目地溝板3cと、固定板3dとにより、目地溝3bを構成する。
【0021】
D.図1,図2,図3,及び図4に示す、実施例1の外壁7の施工は、
a.柱7bと間柱7cとから構成される、壁下地7aの、その柱7bと間柱7cのそれぞれの周囲を、包囲する幅以上の防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて張り、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の外側の角においての接続部7fである、出隅部7gを構成する、柱7bの角の2面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の狭い胴縁7dを柱7bに2枚釘打ち固定し、
ロ.その柱7bの面の他側の角に架けて、他の幅広い胴縁7dを、それぞれ、柱7bに釘打ち固定し、
ハ.前記の柱7bに取り付けた幅の狭い胴縁7dに、出隅部材2の出隅受2eの釘打板2jを合わせて、その釘打板2jを釘打ち固定し、
c.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の壁面においての接続部7fである、目地部7hを構成する、間柱7cの外側の面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを、その間柱7cに釘打ち固定し、
ロ.その幅の広い胴縁7dの上に、目地部材3の固定板3dを釘打ち固定し、
d.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を施工し、
イ.前記の施工された、接続部7fと他の接続部7fとの間に、例えば、目地部材3と出隅部材2との間に、次のように建築用パネル1を施工し、
ロ.目地部材3の目地溝3bに、建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、その建築用パネル1の他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ハ.その固定された建築用パネル1の上方において、他の建築用パネル1を、目地部材3の目地溝3bに、一方の切断端1nを差し込み、他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、
ニ.固定された建築用パネル1の嵌合溝1iに、後者の建築用パネル1の差込片1fを差し込み、その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により外壁7を覆い、
e.それらの建築用パネル1を施工した外壁7の内側に、次のように、壁防水紙6aを張り付けし、
イ.柱7b、間柱7c、又は胴縁7dの、外壁7の上方の柱防水紙6bの上に、壁防水紙6aを張り始めて、
ロ.張り始めから横方向に、柱7bや間柱7cや胴縁7dの内側の面に沿って、張り付けて、柱防水紙6bと壁防水紙6aとの間に、雨水の浸入を防止する防水継6cを形成し、
ハ.その張り付けた壁防水紙6aの下部に、重ね代を取って、次の壁防水紙6aを張り付けて、その重なり部に、上方からの雨水の流れを侵入を防止して下方に流す、防水重6dを形成し、
ニ.上記を繰り返して、外壁7の内側を、複数の壁防水紙6aにより覆い、
ホ.その壁防水紙6aと施土された建築用パネル1との間に、胴縁7dの厚さにより形成される、空気が流れる通気層7eを形成し、
f.前記の、出隅部材2の出隅受2eの連結溝2hに、出隅被覆2aの連結片2cを差し込み固定する。
【実施例2】
【0022】
図5,図7,図8,図9,図10,図11,及び図12は、この発明の実施例2を示すものである。
【0023】
A.図5に示す、実施例2においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0024】
B.図12に示す、実施例2の出隅部材2は、長尺の金属板8を成形して、
a.金属板8を裏面側にL字形に折り曲げて、出隅面2bを形成し、
b.その出隅面2bの両側端を裏面側に折り返して、更に両側を、L字形に表面側に折り曲げて、出隅溝板2gを形成し、
c.その出隅溝板2gを、L字形に表面側に折り曲げて、その先端を裏面側に折り返した、釘打板2jを形成し、
d.出隅部材2の出隅面2bと、出隅溝板2gと、釘打板2jとにより、出隅溝2fを構成する。
【0025】
C.図7に示す、実施例2の目地部材3は、実施例1と同じものである。
【0026】
D.図8,図9,図10,及び図11に示す、実施例2の外壁7の施工は、
a.柱7bと間柱7cとから構成される、壁下地7aの、
イ.その柱7bの出隅部7gを構成する2面と、両側面の半分程度、とを覆う防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて張り、
ロ.その間柱7cの外側を構成する面と、両側面の半分程度、とを覆う防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて張り、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の外側の角においての接続部7fである、出隅部7gを構成する、柱7bの角の2面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを柱7bに2枚釘打ち固定し、
ロ.前記の柱7bに取り付けた幅の広い胴縁7dに、出隅部材2の釘打板2jを合わせて、その釘打板2jを釘打ち固定し、
c.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の壁面においての接続部7fである、目地部7hを構成する、間柱7cの外側の面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを、その間柱7cに釘打ち固定し、
ロ.その幅の広い胴縁7dの上に、目地部材3の固定板3dを釘打ち固定し、
d.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を施工し、
イ.前記の施工された、接続部7fと他の接続部7fとの間に、例えば、目地部材3と出隅部材2との間に、次のように建築用パネル1を施工し、
ロ.建築用パネル1の長さを、
○施工されたそれぞれ相対する、出隅部材2の出隅面2bの側端部と、日地部材3の目地面3aの側端部との距離より長く、
○相対する目地部材3の目地面3aの側端部と出隅部材2の出隅溝板2gとの距離と、相対する出隅部材2の出隅面2bの側端部と目地部材3の目地溝板3cとの距離との、長い方の距離よりも短い長さとし、
ハ.目地部材3の目地溝3bか、出隅部材2の出隅溝2fに、建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、
○次に、建築用パネル1を、差し込んだ接続部7fと、他方の接続部7fとの、中間の位置にずらして、
○その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ニ.その固定された建築用パネル1の上方において、
○目地部材3の目地溝3bか、出隅部材2の出隅溝2fに、他の建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、
○次に、建築用パネル1を、差し込んだ接続部7fと、他方の接続部7fとの、中間の位置にずらして、
ホ.固定された建築用パネル1の嵌合溝1iに、後者の建築用パネル1の差込片1fを差し込み、その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ヘ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により外壁7を覆い、
e.それらの建築用パネル1を施工した外壁7の内側に、次のように、壁防水紙6aを張り付けし、
イ.柱7b又は間柱7cの柱防水紙6bの上に、壁防水紙6aを側端を合わせて、張り始めて、
ロ.張り始めから縦方向に、柱7bや間柱7cに沿って、張り付けて、柱防水紙6bと壁防水紙6aとの間に、雨水の浸入を防止する防水継6cを形成し、
ハ.その防水継6cの上に幅の狭い胴縁7dを釘打ち固定し、
ニ.上記を繰り返して、外壁7の内側を、複数の壁防水紙6aにより覆い、
ホ.その壁防水紙6aと施工された建築用パネル1との間に、胴縁7dの厚さにより形成される、空気が流れる通気層7eを形成する。
【実施例3】
【0027】
図5,図6,図7,図13,図14,図15,図16,及び図17は、この発明の実施例3を示すものである。
【0028】
A.図5に示す、実施例3においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0029】
B.図6に示す、実施例3の出隅部材2は、実施例1と同じものである。
【0030】
C.図7に示す、実施例3の目地部材3は、実施例1と同じものである。
【0031】
D.図17に示す、実施例3の取付具4は、金属板8を成形して、
a.ほぼ平坦な取付片4aの1側端をL字形に表面側に折り曲げて、固定片4eを形成し、
b.その固定片4eに複数の小孔をあけて、固定孔4fを形成し、
c.前記の取付片4aの1端をU字形に裏面に折り曲げて、引掛片4dを形成し、
d.取付具4は対称な勝手違いの、取付具4を組み合わせることも可能である。
【0032】
E.図13,図14,図15,及び図16に示す、実施例3の外壁7の施工は、
a.柱7bと間柱7cとから構成される、壁下地7aの、
イ.その柱7bの出隅部7gを構成する2面と、柱7bの残りの両側面の大半程度とを、覆う防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて仮止して、仮止紙6eを形成し、
ロ.その間柱7cの外側を構成する面と、両側面のを全体程度、とを覆う防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて仮止して、仮止紙6eを形成し、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の外側の角においての接続部7fである、出隅部7gを構成する、柱7bの角の2面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の狭い胴縁7dを柱7bに2枚釘打ち固定し、
ロ.前記の柱7bに取り付けた幅の狭い胴縁7dに、出隅部材2の釘打板2jを合わせて、その釘打板2jを釘打ち固定し、
c.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の壁面においての接続部7fである、目地部7hを構成する、間柱7cの外側の面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを、その間柱7cに釘打ち固定し、
ロ.その幅の広い胴縁7dの上に、目地部材3の固定板3dを釘打ち固定し、
d.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を施工し、
イ.前記の施工された、接続部7fと他の接続部7fとの間に、例えば、目地部材3と出隅部材2との間に、次のように建築用パネル1を施工し、
ロ.目地部材3の目地溝3bに、建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、その建築用パネル1の他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ハ.その固定された建築用パネル1の上方において、他の建築用パネル1を、目地部材3の目地溝3bに、一方の切断端1nを差し込み、他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、
ニ.固定された建築用パネル1の嵌合溝1iに、後者の建築用パネル1の差込片1fを差し込み、その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により外壁7を覆い、
e.それらの建築用パネル1を施工した外壁7の内側に、次のように、取付具4により幅の狭い胴縁7dを取り付け、
イ.柱7bや間柱7cの近傍の位置の、建築用パネル1の釘打片1jと、その上段の建築用パネル1の切続段1mとの隙間に、取付具4の引掛片4dを差し込む事を繰り返し、複数の取付具4を装着し、
ロ.その装着した取付具4の固定片4eに、幅の狭い胴縁7dの側面を沿わして、その固定孔4fを釘打ち固定し、
ハ.柱7bと間柱7cとの間、又は柱7bと他の柱7bとの間の両側部に、建築用パネル1の釘打片1jに引っ掛けた、取付具4を釘打ち固定した、幅の狭い胴縁7dを取り付けて、
f.その建築用パネル1の内側に取り付けた、幅の狭い胴縁7dに、次のように、柱防水紙6bを巻き付けて仮止した仮止紙6eと、壁防水紙6aを張り付けし、
イ.柱7b又は間柱7cの仮止紙6eの仮止を外して、前記の建築用パネル1の内側に取り付けた、幅の狭い胴縁7dに、張り付けし、
ロ.次に、柱7b又は間柱7cの側面に、壁防水紙6aを側端を合わせて、張り始めて、
ハ.張り始めから縦方向に、柱7bや間柱7cに沿って、張り付けて、柱防水紙6bと壁防水紙6aとの間に、雨水の浸入を防止する防水継6cを形成し、
ニ.その防水継6cの上に幅の狭い胴縁7dを釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返して、外壁7の内側を、複数の壁防水紙6aにより覆い、
ヘ.その壁防水紙6aと施工された建築用パネル1との間に、胴縁7dの厚さにより形成される、空気が流れる通気層7eを形成し、
g.前記の、出隅部材2の出隅受2eの連結溝2hに、出隅被覆2aの連結片2cを差し込み固定する。
【実施例4】
【0033】
図5,図7,図12,図18,図19,図20,図21,及び図22は、この発明の実施例4を示すものである。
【0034】
A.図5に示す、実施例4においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0035】
B.図12に示す、実施例4の出隅部材2は、実施例2と同じものである。
【0036】
C.図7に示す、実施例4の目地部材3は、実施例1と同じものである。
【0037】
D.図22に示す、実施例4の取付具4と継縁5は、
a.取付具4は金属板8を成形して、
イ.ほぼ平坦な取付片4aの両側端をL字形に表面側に折り曲げて、固定片4eを形成し、
ロ.その固定片4eの先端をL字形に表面側に折り曲げて、固定爪4gを形成し、
ハ.前記の取付片4aの1端をU字形に裏面に折り曲げて、引掛片4dを形成し、
b.継縁5は、合成樹脂9による合成樹脂板9bを成形して、
イ.次のような外縁5aと、重ね合わした防水紙6を挟み込んで、その外縁5aの内側に嵌合される、中縁5dとからなり、
ロ.その外縁5aは、
○円筒の一部を欠いた円弧状の、外溝5bを形成し、
○その外溝5bの両側を、小円弧状に裏面側に折り曲げて、さらに延長した、外溝口5cを形成し、
ハ.その中縁5dは、
○円筒の一部を欠いた円弧状の、中棒5eを形成し、
○その中棒5eの両側を、円弧状に裏面側に折り曲げて、さらに延長した、中溝口5fを形成し、
ニ.外溝5bの外溝口5cの両側の括れから、外溝5bの底までの高さを、前記の取付具4の取付片4aからその固定爪4gの高さと、ほぼ同一に形成している。
【0038】
E.図18,図19,図20,及び図21に示す、実施例4の外壁7の施工は、
a.柱7bと間柱7cとから構成される、壁下地7aの、
イ.その柱7bの出隅部7gを構成する2面と、柱7bの残りの両側面の大半程度とを覆う、防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて仮止して、仮止紙6eを形成し、
ロ.その間柱7cの外側を構成する面と、両側面のを全体程度、とを覆う防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて仮止して、仮止紙6eを形成し、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の外側の角においての接続部7fである、出隅部7gを構成する、柱7bの角の2面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の狭い胴縁7dを柱7bに2枚釘打ち固定し、
ロ.前記の柱7bに取り付けた幅の狭い胴縁7dに、出隅部材2の釘打板2jを合わせて、その釘打板2jを釘打ち固定し、
c.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の壁面においての接続部7fである、目地部7hを構成する、間柱7cの外側の面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを、その間柱7cに釘打ち固定し、
ロ.その幅の広い胴縁7dの上に、目地部材3の固定板3dを釘打ち固定し、
d.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を施工し、
イ.前記の施工された、接続部7fと他の接続部7fとの間に、例えば、目地部材3と出隅部材2との間に、次のように建築用パネル1を施工し、
ロ.建築用パネル1の長さを、
○施工されたそれぞれ相対する、出隅部材2の出隅面2bの側端部と、目地部材3の目地面3aの側端部との距離より長く、
○相対する目地部材3の目地面3aの側端部と出隅部材2の出隅溝板2gとの距離と、相対する出隅部材2の出隅面2bの側端部と目地部材3の目地溝板3cとの距離との、長い方の距離よりも短い長さとし、
ハ.目地部材3の目地溝3bか、出隅部材2の出隅溝2fに、建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、
○次に、建築用パネル1を、差し込んだ接続部7fと、他方の接続部7fとの、中間の位置にずらして、
○その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ニ.その固定された建築用パネル1の上方において、
○目地部材3の目地溝3bか、出隅部材2の出隅溝2fに、他の建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、
○次に、建築用パネル1を、差し込んだ接続部7fと、他方の接続部7fとの、中間の位置にずらして、
ホ.固定された建築用パネル1の嵌合溝1iに、後者の建築用パネル1の差込片1fを差し込み、その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ヘ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により外壁7を覆い、
e.それらの建築用パネル1を施工した外壁7の内側に、次のように、取付具4により継縁5の外縁5aを取り付け、
イ.柱7bや間柱7cの近傍の位置の、建築用パネル1の釘打片1jと、その上段の建築用パネル1の切続段1mとの隙間に、取付具4の引掛片4dを差し込む事を繰り返し、複数の取付具4を装着し、
ロ.その装着した取付具4の2枚の固定片4eの間に、外縁5aの外溝5bを差し込み、その固定爪4gを、外縁5aの外溝口5cの外側の括れに嵌入し、
○固定爪4gと外縁5aとの間の摩擦や、
○外溝口5cの外側の括れから、固定爪4gが外れる抵抗力により、固定し、
ハ.柱7bと間柱7cとの間、又は柱7bと他の柱7bとの間の両側部に、建築用パネル1の釘打片1jに引っ掛けた、取付具4により固定した、外縁5aを取り付けて、
f.その建築用パネル1の内側に取り付けた、外縁5aに、次のように、柱防水紙6bを巻き付けて仮止した仮止紙6eと、壁防水紙6aを張り付けし、
イ.柱7b又は間柱7cの仮止紙6eの仮止を外して、前記の建築用パネル1の内側に取り付けた、外縁5aの上に被せて、
ロ.次に、柱7b又は間柱7cの側面に側端を合わせて、柱7bや間柱7cに沿って、壁防水紙6aを縦方向に外縁5aの上に被せて、
ハ.その張り始めから縦方向に、柱7bや間柱7cに沿って、外縁5aの外溝口5cの上に中縁5dの中棒5eを押し込んで、
ニ.柱防水紙6bと壁防水紙6aとを、中縁5dの中棒5eに巻き付けて、外縁5aの外溝5bにより、包み込み固定し、
ホ.柱防水紙6bと壁防水紙6aとの間に、雨水の浸入を防止する防水継6cを形成し、その防水継6cの上に幅の狭い胴縁7dを釘打ち固定し、
ヘ.上記を繰り返して、外壁7の内側を、複数の壁防水紙6aにより覆い、
ト.その壁防水紙6aと施工された建築用パネル1との間に、胴縁7dの厚さにより形成される、空気が流れる通気層7eを形成する。
【実施例5】
【0039】
図5,図6,図7,図23,図24,図25,図26,及び図27は、この発明の実施例5を示すものである。
【0040】
A.図5に示す、実施例5においての建築用パネル1は、実施例1と同じものである。
【0041】
B.図6に示す、実施例5の出隅部材2は、実施例1と同じものである。
【0042】
C.図7に示す、実施例3の目地部材3は、実施例1と同じものである。
【0043】
D.図27に示す、実施例5の取付具4と継縁5は、
a.取付具4は金属板8を成形して、
イ.ほぼ平坦な取付片4aの両側端をL字形に表面側に折り曲げて、固定片4eを形成し、
ロ.その固定片4eの先端をL字形に表面側に折り曲げて、固定爪4gを形成し、
ハ.前記の取付片4aの1端を延長してL字形に裏面に折り曲げて、取付爪4bを形成し、
ニ.その取付片4aの延長部に小孔をあけて、取付孔4cを形成し、
b.継縁5は、合成樹脂9による合成樹脂板9bを成形して、
イ.次のような外縁5aと、重ね合わした防水紙6を挟み込んで、その外縁5aの内側に嵌合される、中縁5dとからなり、
ロ.その外縁5aは、
○円筒の一部を欠いた円弧状の、外溝5bを形成し、
○その外溝5bの両側を、小円弧状に裏面側に折り曲げて、さらに延長した、外溝口5cを形成し、
ハ.その中縁5dは、
○円筒の一部を欠いた円弧状の、中棒5eを形成し、
○その中棒5eの両側を、円弧状に裏面側に折り曲げて、さらに延長した、中溝口5fを形成し、
ニ.外溝5bの外溝口5cの両側の括れから、外溝5bの底までの高さを、前記の取付具4の取付片4aからその固定爪4gの高さより、少し低くしている。
【0044】
E.図23,図24,図25,及び図26に示す、実施例4の外壁7の施工は、
a.柱7bと間柱7cとから構成される、壁下地7aの、
イ.その柱7bの出隅部7gを構成する2面と、柱7bと間柱7cと間の過半とを覆う、防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて、柱7b脇に折り畳み仮止して、折畳紙6fを形成し、
ロ.その間柱7cの外側を構成する面と、柱7bと間柱7cと間の過半とを覆う、防水紙6の柱防水紙6bを巻き付けて、間柱7c脇に折り畳み仮止して、折畳紙6fを形成し、
b.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の外側の角においての接続部7fである、出隅部7gを構成する、柱7bの角の2面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の狭い胴縁7dを柱7bに2枚釘打ち固定し、
ロ.前記の柱7bに取り付けた幅の狭い胴縁7dに、出隅部材2の釘打板2jを合わせて、その釘打板2jを釘打ち固定し、
c.建築用パネル1と他の建築用パネル1との、外壁7の壁面においての接続部7fである、目地部7hを構成する、間社7cの外側の面の、柱防水紙6bの上に、
イ.幅の広い胴縁7dを、その間柱7cに釘打ち固定し、
ロ.その幅の広い胴縁7dの上に、目地部材3の固定板3dを釘打ち固定し、
d.そのようにして、施工された壁下地7aの上に、次のように複数の建築用パネル1を施工しながら、取付具4を取り付けて、
イ.前記の施工された、接続部7fと他の接続部7fとの間に、例えば、目地部材3と出隅部材2との間に、次のように建築用パネル1を施工し、
ロ.目地部材3の目地溝3bに、建築用パネル1の一方の切断端1nを差し込み、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、その建築用パネル1の他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、その近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ハ.その固定された建築用パネル1の上方において、他の建築用パネル1を、目地部材3の目地溝3bに、一方の切断端1nを差し込み、他方の切断端1nを、出隅受2eの釘打板2jに乗せて、
ニ.固定された建築用パネル1の嵌合溝1iに、後者の建築用パネル1の差込片1fを差し込み、その切断端1nの近傍の釘打片1jを胴縁7dに釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返し、複数の建築用パネル1により外壁7を覆い、
ヘ.上記の建築用パネル1を施工途中の、
○最上部の釘打片1jが適宜な高さある時に、柱7bと間柱7cとの、又は柱7bと他の柱7bとの、中間の位置に、
○その最上部の釘打片1jの裏面に、取付具4の取付片4aを当てて、
○その最上部の釘打片1jの先端に、取付具4の取付爪4bを乗せて、
○取付具4の取付孔4cの位置に合わせて、釘打片1jに孔加工を行い、
○取付具4の取付孔4cと、釘打片1jにあけた孔とをブラインドリベットにて締結し、
ト.上記を適宜繰り返し、建築用パネル1の内側に取付具4を、複数締結し、
e.それらの建築用パネル1を施工した外壁7の内側に、締結した取付具4により継縁5の外縁5aを取り付け、
イ.その締結した取付具4の2枚の固定片4eの間に、外縁5aの外溝5bを差し込み、その固定爪4gを、外縁5aの外溝口5cの外側の括れに嵌入し、
○固定爪4gと外縁5aとの間の摩擦や、
○外溝口5cの外側の括れから、固定爪4gが外れる抵抗力により、固定し、
ロ.柱7bと間柱7cとの間、又は柱7bと他の柱7bとの間の中間の位置に、建築用パネル1の釘打片1jに締結した、取付具4により固定した、外縁5aを取り付けて、
f.その建築用パネル1の内側に取り付けた、外縁5aに、次のように、両側の柱7bや間柱7cの、柱防水紙6bを折り畳み仮止した、折畳紙6fを、その両側から張り付けし、
イ.両側の柱7b又は間柱7cの折畳紙6fの仮止を外して、前記の建築用パネル1の内側に取り付けた、外縁5aの上に被せて、
ロ.その張り始めから縦方向に、柱7bや間柱7cに沿って、外縁5aの外溝口5cの上に中縁5dの中棒5eを押し込んで、
ハ.柱防水紙6bと、他側からの柱防水紙6bとを、中縁5dの中棒5eに巻き付けて、外縁5aの外溝5bにより、包み込み固定し、
ニ.柱防水紙6bと、他側からの他側からの柱防水紙6bとの間に、雨水の浸入を防止する防水継6cを形成し、
その防水継6cの上に幅の狭い胴縁7dを釘打ち固定し、
ホ.上記を繰り返して、外壁7の内側を、複数の柱防水紙6bにより覆い、
ヘ.その柱防水紙6bと施工された建築用パネル1との間に、胴縁7dの厚さにより形成される、空気が流れる通気層7eを形成し、
g.前記の、出隅部材2の出隅受2eの連結溝2hに、出隅被覆2aの連結片2cを差し込み固定する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】 外壁の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例1)
【図2】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図3】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図4】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例1)
【図5】 建築用パネルを示す一部省略斜視図(実施例1〜5)
【図6】 出隅部材を示す一部省略斜視図(実施例1、3、5)
【図7】 目地部材を示す一部省略斜視図(実施例1〜5)
【図8】 外壁の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例2)
【図9】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図10】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図11】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例2)
【図12】 出隅部材を示す一部省略斜視図(実施例2、4)
【図13】 外壁の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例3)
【図14】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図15】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図16】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例3)
【図17】 取付具を示す斜視図(実施例3)
【図18】 外壁の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例4)
【図19】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図20】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図21】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図22】 取付具を示す斜視図と継縁を示す一部省略斜視図(実施例4)
【図23】 外壁の施工状態を示す一部省略水平断面図(実施例5)
【図24】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図25】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図26】 外壁の施工状態を示す一部省略斜視図(実施例5)
【図27】 取付具を示す斜視図と継縁を示す一部省略斜視図(実施例5)
【符号の説明】
【0046】
1 建築用パネル
2 出隅部材
3 目地部材
4 取付具
5 継縁
6 防水紙
7 外壁
8 金属板
9 合成樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築用パネルの施工後に、内側から防水紙を張り付け施工する外壁構造に関して、柱あるいは間柱の外側に、胴縁を施工し、その胴縁の外側に建築用パネルを施工し、建築用パネルとの間に胴縁による隙間を形成して、防水紙を張り付け施工する事を特徴とする外壁構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2008−19698(P2008−19698A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−220617(P2006−220617)
【出願日】平成18年7月14日(2006.7.14)
【出願人】(391022647)株式会社チューオー (21)
【Fターム(参考)】