説明

多価ホスホリパーゼインヒビターを含むホスホリパーゼインヒビター、および内腔に局在化されるホスホリパーゼインヒビターとしての使用を含むその使用

本発明は、ホスホリパーゼ関連疾患の治療のための方法および組成物を提供する。特に、本発明は、動物被験体においてインスリン関連、体重関連疾患および/またはコレステロール関連疾患を治療する方法を提供する。該方法は、一般には、胃腸内腔に局在化される非吸収および/または流出ホスホリパーゼ−A2インヒビターを投与することを含む。本発明の1つの第1の態様は、ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物に関する。本発明のこの第1の態様の好ましい実施形態において、ホスホリパーゼインヒビターは、例えば、1以上の結合部分を介して、また所望により1以上の多官能性架橋部分を介して、相互に連結した、好ましくは相互に共有結合した2以上のホスホリパーゼ阻害部分を有する多価ホスホリパーゼインヒビターである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物であって、該ホスホリパーゼインヒビターは置換された有機化合物またはその塩を含み、該置換された有機化合物は独立して選択される結合部分L、L...Lを介して式(D−I):
【化1】

によって表される多官能性架橋部分に連結された2以上の独立して選択されたホスホリパーゼ阻害部分Z、Z...Zを含み、
ここで、nは0〜10の整数であり、
該2以上のホスホリパーゼ阻害部分Z、Z...Zは、それぞれ、結合部分L、L...Lを介して多官能性架橋部分に共有結合しており、
該多官能性架橋部分は該2以上のホスホリパーゼ阻害部分が結合した少なくとも(n+2)の反応部位を有し、該多官能性架橋部分はアルキル、フェニル、アリール、アルケニル、アルキニル、複素環基、アミン、エーテル、スルフィド、ジスルフィド、ヒドラジン、ならびに酸素、硫黄、スルホニル、ホスホニル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミン、チオール、エーテル、カルボニル、カルボキシル、エステル、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、複素環基、およびこれらの組合せを含む部分で置換された前記のいずれかよりなる群から選択される、組成物。
【請求項2】
ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物であって、該ホスホリパーゼインヒビターは置換された有機化合物またはその塩を含み、該置換された有機化合物は独立して選択される結合部分L、L...Lを介して式(D−I):
【化2】

によって表される多官能性架橋部分に連結された2以上の独立して選択されたホスホリパーゼ阻害部分Z、Z...Zを含み、
ここで、nは1〜10の整数であり、
該2以上のホスホリパーゼ阻害部分Z、Z...Zは、それぞれ、結合部分L、L...Lを介して多官能性架橋部分に共有結合しており、
該多官能性架橋部分は該2以上のホスホリパーゼ阻害部分が結合した少なくとも(n+2)の反応部位を有し、該多官能性架橋部分はアルキル、フェニル、アリール、アルケニル、アルキニル、複素環基、アミン、エーテル、スルフィド、ジスルフィド、ヒドラジン、ならびに酸素、硫黄、スルホニル、ホスホニル、ヒドロキシル、アルコキシル、アミン、チオール、エーテル、カルボニル、カルボキシル、エステル、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、複素環基、およびこれらの組合せを含む部分で置換された前記のいずれかよりなる群から選択される、組成物。
【請求項3】
ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物であって、該ホスホリパーゼインヒビターは置換された有機化合物、またはその塩であり、該置換された有機化合物は、式(D−I−A):
【化3】

によって表される、結合部分Lによって接合された、2以上の独立して選択されたホスホリパーゼ阻害部分を含み、
ここで、該2以上のホスホリパーゼ阻害部分のそれぞれは該結合部分に共有結合しており、
該結合部分Lは、それを介して該2以上のホスホリパーゼ阻害部分Z、Zが接合された最短鎖中に少なくとも20原子のリンカー長さを有する結合部分である、組成物。
【請求項4】
ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物であって、該ホスホリパーゼインヒビターは置換された有機化合物、またはその塩であり、該置換された有機化合物は、式(D−I−A):
【化4】

によって表される、結合部分によって接合された、2以上の独立して選択されるホスホリパーゼ阻害部分を含み、
ここで、該2以上のホスホリパーゼ阻害部分は該結合部分に共有結合しており、および
該結合部分Lは式(D−II):
【化5】

によって表される結合部分であり、
ここで、RL1、RL2およびRL3は、それぞれ、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、炭素環基、複素環基、ポリ(エチレンオキシル)およびポリエステルよりなる群から独立して選択される部分であり、および
VはN、O、S、ジスルフィド、カルボニル、エステル、アミド、ウレタン、尿素、ヒドラジン、アルケン、およびアルキンよりなる群から独立して選択される部分である、組成物。
【請求項5】
各結合部分が、それを通じて該2以上のホスホリパーゼ阻害部分が接合された最短鎖中に少なくとも20原子のリンカー長さを有する請求項1、2および4いずれか1項記載の発明。
【請求項6】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、被験体への投与に際して、胃腸内腔に局在化される請求項1〜5いずれか1項記載の発明。
【請求項7】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、被験体への投与に際して、該ホスホリパーゼインヒビターの実質的に全てが胃腸内腔に留まるように、胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項8】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、被験体への投与に際して、該ホスホリパーゼインヒビターの少なくとも80%が胃腸内腔に留まるように、胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項9】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、被験体への投与に際して、該ホスホリパーゼインヒビターの少なくとも90%が胃腸内腔に留まるように、胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項10】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、胃腸粘膜を通じて吸収されないことによって胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項11】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、胃腸粘膜細胞からの流出の結果として胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項12】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、該ホスホリパーゼインヒビターを胃腸粘膜細胞へ吸収し、次いで、該ホスホリパーゼインヒビターを胃腸粘膜細胞からが胃腸内腔へ流出させる方法によって胃腸内腔に局在化される請求項6記載の発明。
【請求項13】
前記ホスホリパーゼ阻害部分が可溶性である請求項1〜12いずれか1項記載の発明。
【請求項14】
前記ホスホリパーゼインヒビターが、さらに:
(a)該ホスホリパーゼインヒビターは、胃腸管の少なくとも胃、十二指腸および小腸を通過する間に安定である;
(b)該ホスホリパーゼインヒビターは胃腸内腔に存在する分泌されたカルシウム依存性ホスホリパーゼの活性を阻害する;
(c)該ホスホリパーゼインヒビターはホスホリパーゼ−AIBの活性を阻害する;
(d)該ホスホリパーゼインヒビターはホスホリパーゼ−Aの活性を阻害するが、他の胃腸粘膜結合ホスホリパーゼを実質的に阻害しない;
(e)該ホスホリパーゼインヒビターは胃腸管の液相において不溶性である;
(f)該ホスホリパーゼインヒビターは脂質−水界面と会合するように適合される;
(g)該オリゴマーまたはポリマー部分は、陰イオン性である少なくとも1つのモノマーおよび疎水性である少なくとも1つのモノマーを含む;
(h)該オリゴマーまたはポリマー部分はコポリマー部分であり、該コポリマー部分はランダムコポリマー部分、ブロックコポリマー部分、グラフト化コポリマー、疎水性コポリマー部分、およびその組合せである;および
(i)組合せの各順列を含めたそれらの組合せである;
よりなる群から選択される1以上の特徴によって特徴付けられる請求項1〜12いずれか1項記載の発明。
【請求項15】
前記ホスホリパーゼインヒビター部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分が低分子である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項16】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分がアラキドン酸アナログ、アラキドニルトリフルオロメチルケトン、メチルアラキドニルフルオロホスホネート、パルミトイルトリフルオロメチルケトン、ベンゼンスルホンアミド誘導体、ブロモエノールラクトン、臭化p−ブロモフェニル、臭化ブロモフェナシル、トリフルオロメチルケトン、シアロ糖脂質およびプロテオグリカンから選択される少なくとも1つの化合物である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項17】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分がリン脂質アナログまたは遷移状態アナログである請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項18】
前記リン脂質アナログまたは前記遷移状態アナログが、該リン脂質アナログの、または該遷移状態のアナログの疎水性基を介してオリゴマーまたはポリマーに連結されている請求項17記載の発明。
【請求項19】
前記リン脂質アナログまたは前記遷移状態アナログが:
【化6】

[式中、RはアルキルまたはO−アルキルであり;RはアルキルまたはC(=O)アルキルであり;Rはアルキルであり;Rは−(CH−NH、(CH−OH、または−(CH−N(R’)であり、ここで、nは2〜4であり、R’は水素またはアルキルであり;およびRはオレイル、エライドイル、ペトロセライドイル、ガンマ−リネオイル、またはアラキドニルである]
よりなる群から選択される少なくとも1つの構造を含む請求項17記載の発明。
【請求項20】
前記リン脂質アナログまたは前記遷移状態アナログが:
【化7】

から選択される少なくとも1つの構造である請求項17記載の発明。
【請求項21】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分Zが:
【化8】

から選択される少なくとも1つの構造である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項22】
前記ホスホリパーゼ阻害部分が、ホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分が:
【化9】

および
【化10】

から選択される少なくとも1つの化合物である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項23】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分が縮合5員環および6員環を有する置換された有機化合物を含む請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項24】
前記ホスホリパーゼ−A阻害部分が、5員環の環構造内に、6員環の環構造内に、または5員および6員環のそれぞれの環構造内に、置換された1以上のヘテロ原子を有する縮合5員環および6員環を含む請求項23記載の発明。
【請求項25】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分がインドール部分を含む請求項1〜14、23および24いずれか1項記載の発明。
【請求項26】
前記ホスホリパーゼ阻害部分がホスホリパーゼ−A阻害部分であって、該ホスホリパーゼ−A阻害部分が式:
【化11】

[式中、縮合5員環および6員環コア構造は飽和または不飽和であり得、ここで、R〜Rは、独立して、水素、酸素、硫黄、リン、アミン、ハライド、ヒドロキシル(−OH)、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、アルケニル、炭素環基、複素環基、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、置換された置換基、およびその組合せから選択される]
によって表される化合物、またはその塩を含む請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項27】
〜Rが、独立して、2つの隣接置換基の間に独立して選択されるさらなる環を含み、そのようなさらなる環は、炭素環、複素環およびその組合せである独立して選択される5員環、6員環、および/または7員環である請求項26記載の発明。
【請求項28】
前記ホスホリパーゼインヒビターが式:
【化12】

【化13】

【化14】

[式中、式のそれぞれに関して、R〜Rは、それぞれ、独立して、水素、ハライド、酸素、硫黄、リン、ヒドロキシル、アミン、チオール、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、エーテル、カルボニル、酸性基、カルボキシル、エステル、アミド、炭素環基、複素環基、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、およびその組合せを含む部分よりなる群から選択され、
所望により、かつ式のそれぞれに関して好ましくは、R〜Rは、独立して、水素、酸素、硫黄、リン、アミン、ハライド、ヒドロキシル(−OH)、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、アルケニル、炭素環基、複素環基、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、置換された置換基、およびその組み合わせよりなる群から選択される]
から選択されるインドール化合物、またはその塩を含むホスホリパーゼ−A IBインヒビターである請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項29】
が水素、酸素、硫黄、アミン、ハライド、ヒドロキシル(−OH)、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、アルケニル、炭素環基、複素環基、および置換された置換基よりなる群から選択され;
が水素、酸素、ハライド、カルボニル、アルキル、アルケニル、炭素環基、および置換された置換基よりなる群から選択され;
が水素、酸素、硫黄、アミン、ヒドロキシル(−OH)、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、複素環基、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、および置換された置換基よりなる群から選択され;
およびRが、それぞれ、独立して、水素、酸素、硫黄、リン、アミン、ヒドロキシル(−OH)、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、アルケニル、複素環基、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、および置換された置換基よりなる群から選択され;
が水素、酸素、アミン、ハライド、ヒドロキシル(−OH)、酸性基、アルキル、炭素環基、アシルアミノ、および置換された置換基よりなる群から選択され;および
が水素、ハライド、チオール(−SH)、カルボニル、酸性基、アルキル、アルケニル、炭素環基、および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜28いずれか1項記載の発明。
【請求項30】
がアルキル、炭素環基および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜29いずれか1項記載の発明。
【請求項31】
がハライド、アルキルおよび置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜30いずれか1項記載の発明。
【請求項32】
がカルボニル、アシルアミノ、オキシミル、ヒドラジル、および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜31いずれか1項記載の発明。
【請求項33】
およびRが、それぞれ、独立して、酸素、ヒドロキシル(−OH)、酸性基、アルキル、および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜32いずれか1項記載の発明。
【請求項34】
がアミン、酸性基、アルキル、および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜33いずれか1項記載の発明。
【請求項35】
が炭素環基および置換された置換基よりなる群から選択される請求項26〜34いずれか1項記載の発明。
【請求項36】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼ−Aインヒビターであって、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターが式:
【化15】

を有する化合物またはその塩である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項37】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼ−Aインヒビターであって、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターが:
【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

よりなる群から選択される式を有する化合物またはその塩であり、
あるいは該ホスホリパーゼ−Aインヒビターが:
【化21】

【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

よりなる群から選択される式を有するホスホリパーゼ−A阻害部分を有する化合物またはその塩である請求項1〜14いずれか1項記載の発明。
【請求項38】
置換された有機化合物またはその塩を含む組成物であって、該置換された有機化合物が:
【化27】

【化28】

よりなる群から選択される式によって表される組成物。
【請求項39】
ホスホリパーゼインヒビターを含む組成物であって、該ホスホリパーゼインヒビターが請求項38記載の置換された有機化合物またはその塩を含む組成物。
【請求項40】
前記ホスホリパーゼインヒビターが約−5未満の透過係数を有する請求項1〜37、および39いずれか1項記載の発明。
【請求項41】
前記ホスホリパーゼインヒビターが可逆的にホスホリパーゼ−Aを阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項42】
前記ホスホリパーゼインヒビターが不可逆的にホスホリパーゼ−Aを阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項43】
前記ホスホリパーゼインヒビターが胃腸内腔に存在する分泌されたカルシウム依存性ホスホリパーゼの活性を阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項44】
前記ホスホリパーゼインヒビターが胃腸内腔に存在するホスホリパーゼ−Aを阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項45】
前記ホスホリパーゼインヒビターが胃腸内腔に存在する分泌されたカルシウム依存性ホスホリパーゼ−Aの活性を阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項46】
前記ホスホリパーゼインヒビターが胃腸内腔に存在するホスホリパーゼ−A IBの活性を阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項47】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼAおよびホスホリパーゼBを阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項48】
前記ホスホリパーゼインヒビターがリパーゼを実質的に阻害しない請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項49】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼ−Bを実質的に阻害しない請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項50】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼAの活性を阻害するが、リン脂質を異化する活性を有する他の胃腸ホスホリパーゼを阻害しない請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項51】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼAの活性を阻害するが、ホスファチジルコリンまたはホスファチジルエタノールアミンを異化する活性を有する他の胃腸ホスホリパーゼを阻害しない請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項52】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼAの活性を阻害するが、他の胃腸粘膜結合ホスホリパーゼを実質的に阻害しない請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項53】
前記ホスホリパーゼインヒビターがホスホリパーゼ−A IBを阻害する請求項1〜37、39および40いずれか1項記載の発明。
【請求項54】
有効量の組成物をそれを必要とする被験体に投与することによってホスホリパーゼを阻害することを含む方法における請求項1〜53いずれか1項記載の組成物の使用。
【請求項55】
有効量のホスホリパーゼ−Aインヒビターを用いて、ホスホリパーゼ−A活性の少なくとも約30%を阻害する請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項56】
有効量のホスホリパーゼ−Aインヒビターを用いて、ホスホリパーゼ−Aの活性の少なくとも約50%を阻害する請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項57】
有効量のホスホリパーゼ−Aインヒビターを用いて、ホスホリパーゼ−A活性の少なくとも約70%を阻害する請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項58】
前記インヒビターが、該インヒビターを与えられる被験体において、インスリン関連疾患の治療において治療的または予防的利点を生じる請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項59】
前記インヒビターが、該インヒビターを与えられる被験体において体重関連疾患の治療において治療的または予防的利点を生じる請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項60】
前記インヒビターが、該インヒビターを与えられる被験体においてコレステロール関連疾患の治療において治療的または予防的利点を生じる請求項1〜53いずれか1項記載の発明の使用。
【請求項61】
有効量の請求項1〜53いずれか1項記載のホスホリパーゼインヒビターを被験体に投与し、次いで、被験体への投与に際して、ホスホリパーゼインヒビターの実質的に全てが胃腸内腔に留まるように、胃腸内腔にインヒビターを局在化することを含む疾患の治療方法。
【請求項62】
有効量の請求項1〜53いずれか1項記載のホスホリパーゼ−Aインヒビターを被験体に投与することを含み、ここで、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターは胃腸内腔に存在する分泌されたカルシウム依存性ホスホリパーゼ−Aの活性を阻害し、該ホスホリパーゼインヒビターは被験体への投与に際して胃腸内腔に局在化されることを特徴とする、被験体において脂肪、グルコースまたはコレステロールの代謝を調整する方法。
【請求項63】
医薬として用いるための、請求項1〜53いずれか1項記載のホスホリパーゼ−A2インヒビターを含む薬物であって、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターは薬物の被験体への投与に際して胃腸内腔に局在化されることを特徴とする薬物。
【請求項64】
医薬として用いるための薬物の製造のために請求項1〜53記載のホスホリパーゼ−Aインヒビターを用いる方法であって、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターは被験体への薬物の投与に際して胃腸内腔に局在化されることを特徴とする方法。
【請求項65】
食用食材および請求項1〜53いずれか1項記載のホスホリパーゼ−Aインヒビターを含む食品であって、該ホスホリパーゼ−Aインヒビターが食品の摂取に際して胃腸内腔に局在化されることを特徴とする食品。
【請求項66】
請求項6〜12、(請求項6〜12のいずれかから従属する)13、(請求項6〜12いずれかから従属する)14、54および58〜64いずれか1項記載の発明であって、該被験体が哺乳動物であることを特徴とする発明。
【請求項67】
前記被験体がヒトである請求項66記載の発明。
【請求項68】
前記ホスホリパーゼ−Aインヒビターがその投与または摂取の後に実質的な脂肪便を誘導しない請求項66または67いずれか記載の発明。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13−1】
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【図13−2】
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【図14−1】
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【図14−2】
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【図15−1】
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【図15−2】
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【図16−1】
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【図16−2】
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【図17−1】
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【図17−2】
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【図18−1】
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【図18−2】
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【図18−3】
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【図19−1】
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【図19−2】
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【図19−3】
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【図20−1】
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【図20−2】
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【図21−1】
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【図21−2】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図22−3】
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【図23−1】
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【図23−2】
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【図23−3】
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【図24−1】
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【図24−2】
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【図24−3】
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【図25−1】
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【図25−2】
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【図25−3】
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【図26A】
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【図26B】
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【公表番号】特表2009−514892(P2009−514892A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539108(P2008−539108)
【出願日】平成18年11月3日(2006.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/043182
【国際公開番号】WO2007/056279
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(507123512)イリプサ, インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】