説明

安全標識具

【課題】コンパクトに折り畳むことができる安全標識具を提供する。
【解決手段】安全標識具10は、四つの標識表示板11・12・13・14、標識表示板11・12・13・14の先端部を回動自在に連結する連結頭2、標識表示板11・13の基端部同士を連結する第1脚板31、及び標識表示板12・14の基端部同士を連結する第2脚板32を備える。安全標識具10は、第1脚板31と第2脚板32とを中央部で交差させる設置状態と、第1脚板31を標識表示板11に沿って折畳むと共に、第2脚板32を標識表示板12に沿って折畳み、かつ、標識表示板11・12・13・14の基端部同士を近接させる折畳み状態に切り替えできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全標識具に関する。特に、道路や工事現場などに設置して、車両や人の通行を遮断あるいは規制する安全標識具の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、交通事故の検証現場や交通取締りの検問現場には、車両の通行を規制する交通規制標識具を設置している。又、道路工事、電線工事、建築工事などの現場には、立ち入り禁止区画に歩行者が進入しないように、区画標識具を設置している。一般に、これらの標識具は、円錐型、三角錐型、又は四角錐型で内部が中空のプラスチックの安全標識具(いわゆるセイフティーコーン)が使用されていた。
【0003】
この安全標識具は、車両で運搬するときに積み重ねて搭載するが、大きくて嵩張るという欠点があった。一方、安全標識具を小型化すれば、運搬や保管には便利であるが、標識としては、視認性が悪くなり、実用化されるに至っていない。更に、この安全標識具は、移動及び風などによる転倒防止のために、リング状の重りを別に用意しなければならず、安全標識具と重りとを車両に積載する作業を手間取るものとしていた。
【0004】
このような不具合を解消するため、運搬車両への積載スペースを縮小できると共に、積込み又は積降し作業を省力化できる安全標識具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1による安全標識具は、縦長の略二等辺三角形状の第1反射板と縦長の台形状の第2反射板の上縁同士を開閉可能に連結している。又、特許文献1による安全標識具は、第1反射板と第2反射板の略下縁同士を折り畳み可能な底板で連結している。そして、第1及び第2反射板の外面に標識表示部を有している。
【0006】
更に、特許文献1による安全標識具は、下端が底板の枢結軸近傍に取着され、上端が第1及び第2反射板の上方部まで延設された引上部材を設けている。そして、特許文献1による安全標識具は、引上部材を引き上げて底板を上方へ屈折させることにより、第1及び第2反射板を相互に接近させて、展開状態から折畳み状態に切り替えできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平10−131135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1による安全標識具は、面積の大きい第1反射板と第2反射板とを積み重ねるように折り畳むので、依然として、運搬車両への積載スペースを縮小することを困難としている。安全標識具を更にコンパクトに折り畳むことが望まれている。
【0009】
又、特許文献1による安全標識具は、第1反射板と第2反射板との間は、空間になっているので、標識表示を認識する範囲が限定されるといる問題もある。あらゆる方向から標識表示が認識可能な安全標識具が望まれている。
【0010】
更に、面積の大きい第1反射板、又は面積の大きい第2反射板に強風を受けると、安全標識具が傾倒し易いという問題もある。強風を受けても、傾倒が困難な安全標識具が望まれている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、コンパクトに折り畳むことができると共に、あらゆる方向から標識表示が認識でき、かつ傾倒が困難な安全標識具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者は、少なくとも4枚の帯状の標識表示板を傘の骨状に折畳み可能に構成することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな安全標識具を発明するに至った。
【0013】
(1)本発明による安全標識具は、外面に標識が表示された長尺の帯状の四つの標識表示板と、これらの標識表示板の板厚面が中心部から十字状に延出するように保持すると共に、これらの標識表示板の先端部を回動自在に連結する連結頭と、一端部が第1の前記標識表示板の基端部に回動自在に連結し、他端部が第1の前記標識表示板に対向する第3の前記標識表示板の基端部に係合して、第1の前記標識表示板と第3の前記標識表示板とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成する帯状の第1脚板と、一端部が第2の前記標識表示板の基端部に回動自在に連結し、他端部が第2の前記標識表示板に対向する第4の前記標識表示板の基端部に係合して、第2の前記標識表示板と第4の前記標識表示板とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成する帯状の第2脚板と、を備え、前記第1脚板及び前記第2脚板の板厚面が平坦な設置面を有するように、前記第1脚板と前記第2脚板とを中央部で交差させる設置状態と、前記第1脚板を第1の前記標識表示板に沿って折畳むと共に、前記第2脚板を第2の前記標識表示板に沿って折畳み、かつ、第1から第4の前記標識表示板の基端部同士を近接させる折畳み状態に切り替え可能としている。
【0014】
(2)前記第1脚板及び前記第2脚板は、十字状に交差して互いに移動が困難なスリット状の切り欠き溝を有することが好ましい。
【0015】
(3)第1の前記標識表示板は、前記第1脚板を折畳んで収容可能な溝部を有し、第2の前記標識表示板は、前記第2脚板を折畳んで収容可能な溝部を有することが好ましい。
【0016】
(4)前記第1脚板は、第1の前記標識表示板の溝部から引き出し容易な第1つまみ部を有し、前記第2脚板は、第2の前記標識表示板の溝部から引き出し容易な第2つまみ部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明による安全標識具は、帯状の四つの標識表示板を略平行するように折畳むことができるので、運搬車両への積載スペースを縮小できる。又、本発明による安全標識具は、四つの標識表示板を十字状に交差するように設置できるので、あらゆる方向から標識表示が認識できる。更に、本発明による安全標識具は、広い設置面積を確保すると共に、風を受ける標識表示板の面積が小さいので、傾倒を困難としている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態による安全標識具の構成を示す斜視図であり、安全標識具を設置した状態図である。
【図2】前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す正面図である。
【図3】前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す左側面図である。
【図4】前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す平面図である。
【図5】前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す下面図である。
【図6】前記実施形態による安全標識具の正面図であり、第1脚板の先端部と第3の標識表示板の基端部との係合を解除した状態図である。
【図7】前記実施形態による安全標識具の左側面図であり、第2脚板の先端部と第4の標識表示板の基端部との係合を解除した状態図である。
【図8】前記実施形態による安全標識具の正面図であり、第1脚板を第1の標識表示板に収容すると共に、第1の標識表示板と第3の標識表示板の基端部同士を近接させた折畳み状態図である。
【図9】前記実施形態による安全標識具の左側面図であり、第2脚板を第2の標識表示板に収容すると共に、第2の標識表示板と第4の標識表示板の基端部同士を近接させた折畳み状態図である。
【図10】本発明の別の実施形態による安全標識具の構成を示す正面図であり、第1から第4の標識表示板の辺を密着させた折畳み状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[安全標識具の構成]
最初に、本発明の一実施形態による安全標識具の構成を説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による安全標識具の構成を示す斜視図であり、安全標識具を設置した状態図である。図2は、前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す正面図である。図3は、前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す左側面図である。
【0021】
図4は、前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す平面図である。図5は、前記実施形態による安全標識具の設置状態を示す下面図である。
【0022】
図1から図5を参照すると、本発明の一実施形態による安全標識具10は、長尺の帯状の四つの標識表示板11・12・13・14を備えている。標識表示板11・12・13・14の外面には、通行人などに注意を喚起するための標識が表示されている。例えば、標識表示板11・12・13・14の外面は、黄色に着色され、黒色に着色された合成樹脂テープが傾斜した縞模様に貼着されている。
【0023】
又、図1から図5を参照すると、安全標識具10は、連結頭2を備えている。連結頭2は、標識表示板11・12・13・14の板厚面が中心部から十字状に延出するように保持している。又、連結頭2は、標識表示板11・12・13・14の先端部を回動自在に連結している。
【0024】
図1から図5を参照すると、連結頭2は、円柱状に形成され、標識表示板11・12・13・14の先端部を保持する一対のリブ2r・2rを四方に延出している。又、一対のリブ2r・2rの間には、標識表示板11・12・13・14の先端部が嵌合する溝21を形成している。実体として、四つの溝21は、十字状に形成されている。そして、標識表示板11・12・13・14の先端部を回動自在に連結するために、ピン2pを一対のリブ2r・2rに圧入している。
【0025】
図1又は図2及び図5を参照すると、安全標識具10は、帯状の第1脚板31を備えている。第1脚板31の一端部は、第1の標識表示板11の基端部に回動自在に連結している。又、第1脚板31の他端部は、第1の標識表示板11に対向する第3の標識表示板13の基端部に係合している。そして、第1脚板31は、第1の標識表示板11と第3の標識表示板13とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成している。
【0026】
図1又は図3及び図5を参照すると、安全標識具10は、帯状の第2脚板32を備えている。第2脚板32の一端部は、第2の標識表示板12の基端部に回動自在に連結している。又、第2脚板32の他端部は、第2の標識表示板12に対向する第4の標識表示板14の基端部に係合している。そして、第2脚板32は、第2の標識表示板12と第4の標識表示板14とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成している。
【0027】
図1を参照すると、安全標識具10は、第1脚板31及び第2脚板32の板厚面が平坦な設置面を有するように、第1脚板31と第2脚板32とを中央部で交差させる設置状態となっている。
【0028】
引き続き、実施形態による安全標識具10の構成を説明する。図6は、前記実施形態による安全標識具の正面図であり、第1脚板の先端部と第3の標識表示板の基端部との係合を解除した状態図である。図7は、前記実施形態による安全標識具の左側面図であり、第2脚板の先端部と第4の標識表示板の基端部との係合を解除した状態図である。
【0029】
又、図8は、前記実施形態による安全標識具の正面図であり、第1脚板を第1の標識表示板に収容すると共に、第1の標識表示板と第3の標識表示板の基端部同士を近接させた折畳み状態図である。図9は、前記実施形態による安全標識具の左側面図であり、第2脚板を第2の標識表示板に収容すると共に、第2の標識表示板と第4の標識表示板の基端部同士を近接させた折畳み状態図である。
【0030】
図6を参照すると、第1の標識表示板11の基端部には、ピン1pを設けている。第1脚板31の一端部は、第1の標識表示板11に設けたピン1pと回動自在に連結している。同様に、第3の標識表示板13の基端部には、ピン1pを設けている。第1脚板31の他端部には、切り欠き溝31hを設けている。図6に示した状態から、第1脚板31を反時計方向に回動すると、切り欠き溝31hを第3の標識表示板13に設けたピン1pに係合できる(図2参照)。
【0031】
図7を参照すると、第2の標識表示板12の基端部には、ピン1pを設けている。第2脚板32の一端部は、第2の標識表示板12に設けたピン1pと回動自在に連結している。同様に、第4の標識表示板14の基端部には、ピン1pを設けている。第2脚板32の他端部には、切り欠き溝32hを設けている。図7に示した状態から、第2脚板32を反時計方向に回動すると、切り欠き溝32hを第4の標識表示板14に設けたピン1pに係合できる(図3参照)。
【0032】
図6を参照すると、第1脚板31の中間部には、内側に開口した略方形の溝31gを設けている。一方、図7を参照すると、第2脚板32の中間部には、外側に開口した略方形の溝32gを設けている。第2脚板32を第4の標識表示板14に係合させた後に、第1脚板31を第3の標識表示板13に係合させると、第1脚板31と第2脚板32とを中央部で交差できる(図1又は図5参照)。
【0033】
図5又は図8を参照すると、第1の標識表示板11は、第1脚板31を折畳んで収容可能な溝部1hを有している。一方、図5又は図9を参照すると、第2の標識表示板12は、第2脚板32を折畳んで収容可能な溝部1hを有している。
【0034】
図8を参照すると、第1脚板31を第1の標識表示板11に設けた溝部1hに沿って折畳むと、第1の標識表示板11と第3の標識表示板13の基端部同士を近接でき、安全標識具10を設置状態から折畳み状態に切り替えることができる。
【0035】
同様に、図9を参照すると、第2脚板32を第2の標識表示板12に設けた溝部1hに沿って折畳むと、第2の標識表示板12と第4の標識表示板14の基端部同士を近接でき、安全標識具10を設置状態から折畳み状態に切り替えることができる。
【0036】
図5又は図6を参照すると、第1脚板31は、第1つまみ部31jを他端部側に設けている。第1つまみ部31jは、第1脚板31の側面から突出している。第1脚板31を第1の標識表示板11に設けた溝部1hに収容すると、第1つまみ部31jを開口11hに嵌合できる(図8参照)。又、第1つまみ部31jを把持して、第1脚板31を第1の標識表示板11の溝部1hから容易に引き出することができる。
【0037】
図5又は図7を参照すると、第2脚板32は、第2つまみ部32jを他端部側に設けている。第2つまみ部32jは、第2脚板32の側面から突出している。第2脚板32を第2の標識表示板12に設けた溝部1hに収容すると、第2つまみ部32jを開口12hに嵌合できる(図9参照)。又、第2つまみ部32jを把持して、第2脚板32を第2の標識表示板12の溝部1hから容易に引き出することができる。
【0038】
[安全標識具の作用]
次に、実施形態による安全標識具10の作用及び効果を説明する。実施形態による安全標識具10は、図1に示された設置状態から、図8及び図9に示された、折畳み状態に切り替えることができる。
【0039】
図8及び図9を参照すると、安全標識具10は、第1脚板31を折畳んで、第1の標識表示板11に収容すると共に、第2脚板32を折畳んで、第2の標識表示板12に収容している。更に、安全標識具10は、第1から第4の標識表示板11・12・13・14の基端部同士を近接させることにより、コンパクトな折畳み状態に変化できる。
【0040】
実施形態による安全標識具10は、帯状の四つの標識表示板11・12・13・14を略平行するように折畳むことができる。これにより、実施形態による安全標識具10は、例えば、運搬車両への積載スペースを縮小できる。
【0041】
又、図1を参照すると、実施形態による安全標識具10は、四つの標識表示板11・12・13・14を十字状に交差するように設置できるので、あらゆる方向から標識表示が認識できるという、利点がある。
【0042】
更に、図1を参照すると、実施形態による安全標識具10は、第1脚板31と第2脚板32を十字状に交差させて、実質的に広い設置面積を確保している。実施形態による安全標識具10は、内部が空洞になっており、風を受ける標識表示板の面積が実体として小さいので、傾倒を困難としている。
【0043】
次に、本発明の別の実施形態による安全標識具20の構成及び作用を説明する。図10は、本発明の別の実施形態による安全標識具の構成を示す正面図であり、第1から第4の標識表示板の辺を密着させた折畳み状態図である。
【0044】
なお、図10の説明において、図1から図9で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同一とするので、以下の説明では割愛する場合がある。
【0045】
図10を参照すると、別の実施形態による安全標識具20は、標識表示板11・12・13・14の先端部に鉤状(L字状)の係合穴2hを設けている。係合穴2hは、ピン2pに係合している。
【0046】
図10に示された状態では、ピン2pは、係合穴2hの一方の端部側に相対的に移動しており、帯状の四つの標識表示板11・12・13・14を平行するように折畳むことができる。
【0047】
図10に示された状態から、ピン2pを係合穴2hの他方の端部側に相対的に移動すると、四つの標識表示板11・12・13・14の基端部を開くことができる(図6及び図7参照)。次に、第2脚板32の他端部を第4の標識表示板14の基端部に係合させ(図3参照)、第1脚板31の他端部を第3の標識表示板13の基端部に係合させると(図2参照)、安全標識具20を図1に示したような設置状態に切り替えることができる。
【0048】
別の実施形態による安全標識具20は、実施形態による安全標識具10と比べて、よりコンパクトに折畳むことができるという、メリットがある。
【0049】
本発明による安全標識具は、四つの標識表示板、連結頭、第1脚板、及び第2脚板を硬質の合成樹脂で成形することが好ましく、堅牢で軽量な安全標識具を提供できる。又、四つの標識表示板を光が反射可能な素材で形成することより、標識を目立たせることができる。
【符号の説明】
【0050】
2 連結頭
10 安全標識具
11・12・13・14 標識表示板(第1から第4の標識表示板)
31 第1脚板
32 第2脚板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外面に標識が表示された長尺の帯状の四つの標識表示板と、
これらの標識表示板の板厚面が中心部から十字状に延出するように保持すると共に、これらの標識表示板の先端部を回動自在に連結する連結頭と、
一端部が第1の前記標識表示板の基端部に回動自在に連結し、他端部が第1の前記標識表示板に対向する第3の前記標識表示板の基端部に係合して、第1の前記標識表示板と第3の前記標識表示板とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成する帯状の第1脚板と、
一端部が第2の前記標識表示板の基端部に回動自在に連結し、他端部が第2の前記標識表示板に対向する第4の前記標識表示板の基端部に係合して、第2の前記標識表示板と第4の前記標識表示板とが二等辺三角形の頂角を有する二辺を構成するように、当該二等辺三角形の底辺を構成する帯状の第2脚板と、を備え、
前記第1脚板及び前記第2脚板の板厚面が平坦な設置面を有するように、前記第1脚板と前記第2脚板とを中央部で交差させる設置状態と、
前記第1脚板を第1の前記標識表示板に沿って折畳むと共に、前記第2脚板を第2の前記標識表示板に沿って折畳み、かつ、第1から第4の前記標識表示板の基端部同士を近接させる折畳み状態に切り替え可能としている安全標識具。
【請求項2】
前記第1脚板及び前記第2脚板は、十字状に交差して互いに移動が困難なスリット状の切り欠き溝を有する請求項1記載の安全標識具。
【請求項3】
第1の前記標識表示板は、前記第1脚板を折畳んで収容可能な溝部を有し、
第2の前記標識表示板は、前記第2脚板を折畳んで収容可能な溝部を有する請求項1又は2記載の安全標識具。
【請求項4】
前記第1脚板は、第1の前記標識表示板の溝部から引き出し容易な第1つまみ部を有し、
前記第2脚板は、第2の前記標識表示板の溝部から引き出し容易な第2つまみ部を有する請求項3記載の安全標識具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−57308(P2012−57308A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198919(P2010−198919)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】