説明

室内活動を監視するための方法およびシステム

本発明は、室内活動を監視するための方法およびシステムに関する。トレー感知装置は、特定位置におけるトレーの存在を検出し、その情報をトレー制御装置に転送する。トレーは、食品を支持する従来のトレーでもよいし、フードカートに支持されていてもよいし、あるいはフードカートと一体となっていてもよい。このシステムは、ドアロックおよびドアタグ情報の監視も含む。トレー感知装置、ドアロック/タグ制御装置からの情報は、部屋制御装置において受信される。各部屋の部屋制御装置は、トレー制御装置、ドアロック/タグ制御装置への無線ネットワークを含み得る。部屋制御装置はまた、部屋の情報、例えば、温度情報および光度情報等を監視し、室内活動に関する情報、例えば、ルームサービスの注文、ハウスキーピング、ミニバー、およびチェックアウト手続き等を受信できる。部屋制御装置からの情報は、中央情報システムに転送され得る。中央情報システムは、情報を表示したり、または警報を作動したりすることができる。警報は、音声または視覚警報でもよい。警報は、特定位置からトレーが除去された際、または特定位置へと人員を派遣した際に停止(ディアクティベート)され得る。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホテルやモーテル等の廊下においてセンサーが食事トレーの有無を検出する食事トレーの動きの監視と、ドアロック、ドアタグ、および部屋の情報(例えば、温度、湿度、光源情報、ミニバーの状況等)の監視とを含む室内活動を監視するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
通常、食事はトレーに載せてルームサービスによってホテルの部屋にいる客に運ばれる。従来は、客が食事を終えた後、使用済みの皿や食べ残しを載せたトレーは廊下に置かれる。その後、トレーは、ある時点でハウスキーピングまたはルームサービスによって片付けられる。この方法の欠点は、客室の外からは、ハウスキーピングまたはルームサービスには客がいつ食事を終えたのかが分からず、又いつトレーを片付ければよいのかが分からない点である。従って、トレーが片付けられるまでに数時間がかかってしまい、見苦しいトレーが廊下に置かれたままホテルの他の客に見られたり、食べ残しが腐敗したり、害虫や齧歯動物を引き寄せる可能性を持つ結果となる。
【0003】
ホテルで使用される従来の電子ドアロックは、通常独立型の電池式装置である。各ドアロックは、一連のロックコードを有する。期限切れのカードが通された時、または新しいカードが挿入された際にその手順が進む。泊まり客、メイド、または他のホテル従業員が部屋に入った際に、ロックがその記録をとることができる。従来のホテルのドアロックは、フロントデスクのシステムに接続されていない。従って、カードを紛失し、新しいカードを発行する場合には、新しいカードをロックに挿入してリセットするまでは部屋は無防備な状態にある。
【0004】
米国特許第5,614,703号明細書には、有効な汎用クレジットカードを持つ泊まり客がコンピュータを備えた宿泊施設で登録を行うための方法および装置が記載されており、この方法および装置では、汎用クレジットカードを割り当てられた部屋への鍵として使用する。この方法によれば、泊まり客がアクセス可能な登録端末のカードリーダーに汎用クレジットカードを挿入し、カードリーダーがクレジットカード情報を読み取り、その情報をコンピュータに送る。コンピュータは、カード情報を記憶し、端末は、登録用ソフトウェアを用いて泊まり客からさらなる情報を獲得し、泊まり客に部屋を割り当て、泊まり客に部屋の割り当てを知らせ、その後、そのクレジットカードが客室への鍵となる。割り当てられた客室のドアの正しいカードリーダーにクレジットカードが挿入されると、コンピュータは、ロックを作動させ、泊まり客の入室を許可する。ページング送信機は、コンピュータから、割り当てられた部屋のカードリーダーに電気的に接続されたページング受信機へ情報を無線で転送する。
【0005】
食事トレーの動き、ロック状況、ドアタグ、および部屋情報を監視するための部屋情報システムであって、中央部に警告を出すことのできるシステムを提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、室内活動を監視するための方法およびシステムに関する。トレー感知装置は、特定の位置におけるトレーの存在を検出し、その情報を部屋制御装置に転送する。トレーは、食品を支持する従来のトレーでもよいし、フードカートに支持されていてもよいし、あるいはフードカートと一体となっていてもよい。このシステムは、ドアロックおよびドアタグ情報の監視も含む。トレー感知装置、ドアロック/タグ制御装置からの情報は、部屋制御装置において受信される。各部屋の部屋制御装置は、トレー制御装置、ドアロック/タグ制御装置への無線ネットワークを含み得る。部屋制御装置はまた、部屋の情報、例えば、温度、湿度、および光度の情報等を監視し、例えば、ルームサービスの注文および状況、ハウスキーピング、ミニバー、およびチェックアウト手続き等の室内活動に関する情報を受信し得る。部屋制御装置からの情報は、ホスト制御装置に転送され得る。ホスト制御装置は、情報を表示したり、警報を作動させたり、または、例えば警備、サービス、ハウスキーピング、およびフロントデスクなどに配置された関連の制御装置にデータを分けて送信したりすることができる。警報は、音声または視覚警報でもよい。警報は、特定の位置からトレーが取り除かれた際、または依頼を承認した際に停止できる。
【0007】
本発明を、以下の図面を参照してより完全に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の教示によるトレー、ロック、およびドアタグの活動を監視するためのシステムの模式図である。
【図2】部屋制御装置の実施形態の模式図である。
【図3】廊下に付随した複数のトレーセンサー装置の模式図である。
【図4】ロックおよびドアロック/タグ制御装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の好適な実施形態を以下により詳細に言及し、その一例を添付の図面に示す。可能であれば、図面および明細書全体を通して同じ参照符号を用いて同一または同様の部品を示す。本発明の図面において同様の参照符号を用いる。
【0010】
図1は、本発明の教示に従った部屋情報システム100の模式図である。トレー感知装置101は、廊下103に配置される。ある実施形態においては、トレー感知装置101は、フロアアンテナ102を備える。例えば、フロアアンテナ102は、フラットリボンケーブルでもよい。フロアアンテナ102は、廊下103を覆う床の下に配置されていてもよい。あるいは、アンテナ102は、廊下103の上面に配置されていてもよいし、廊下103と一体になっていてもよい。
【0011】
ある実施形態においては、トレーRFID装置106は、食事トレー105に配置されている。例えば、トレーRFID装置106は、フロアアンテナ102によって読み込まれる共振装置でもよい。ある代替の実施形態においては、トレー感知装置101およびトレーRFID装置106は、トレー感知装置101から所定の距離内に食事トレー105が存在するか否かを決定する信号をそれぞれ送信または受信する送信機または受信機でもよい。この実施形態においては、送信機および受信機は、無線または有線接続で通信できる。当業者には、本発明の教示にトレーセンサーおよびトレー感知装置の他の実施例を用いることができることが理解されるであろう。
【0012】
フロアアンテナ102は、部屋104の前の廊下103に設置される。フロアアンテナ102は、食事トレー105の存在を感知する。フロアアンテナ102は、食事トレー105の存在に関するトレー情報107を検出する。トレー感知装置101は、通信路112を通じて食事トレー105の存在に関するトレー情報107を部屋制御装置125に転送する。部屋制御装置125は、部屋アドレスをトレー情報107と関連付ける。部屋制御装置125は、接続126を通じてこの情報をホスト制御装置130に転送する。
【0013】
ロック113は、部屋104と関連付けられ、ドア111に取り付けられる。ロック113は、ドアロックカード114によって作動する従来の電子ロックでもよい。例えば、ONITY,INC.またはAssa Abloy製の電子ロックシステムを、本発明の教示と共に用いてもよい。ドアロック/タグ制御装置120は、ドアロックカード114の活動を監視する。ロック113がドアロックカード114によって停止(ディアクティベート)される度に、ドアロック/タグ制御装置120は、接続136を通じてロック113のロックID118およびカードエントリーコード115を部屋制御装置125に送る。部屋制御装置125は、接続126を通じてロックID118およびカードエントリーコード115をホスト制御装置130に転送する。ホスト制御装置130は、ロックID118およびカードエントリーコード115をホスト制御装置130にあるメモリに保存し得る。従って、システム100は、部屋へのアクセスを全て時刻と日付を付けてメモリにアーカイブ記録する。この情報は、警備または管理に使用され、サービスホスト制御装置140に転送されてもよい。
【0014】
ロック113がドアロックカード114によって停止(ディアクティベート)されない場合には、ドアロック/タグ制御装置120は、ロック113のロックID118およびカードエントリーコード115を部屋制御装置125に送る。部屋制御装置125は、部屋アドレスをロックID118およびカードエントリーコード115に関連付ける。部屋制御装置125は、ロック113のロックID118およびカードエントリーコード115をホスト制御装置130に転送し、警備サービスに通知を行うためにこれをサービスホスト制御装置140に転送してもよい。
【0015】
従来のシステムは、現在では、ドアロックカード114が発行されると、ドアロックカード114が特定の部屋104に対して固有のエントリーコードを有するように機能している。本発明においては、新しいドアロックカード114が発行されると、その特定のドアロックカード114からの固有の情報は符号化され、ロックID118と共にサービスホスト制御装置140からホスト制御装置130および部屋制御装置125を通じてドアロック/タグ制御装置120へと転送される。ドアロック/タグ制御装置120は、ロックID118の複数の異なる入力を記憶できる。
【0016】
ロック113は、電池116によって電力を供給されてもよい。ドアロック/タグ制御装置120は、電池116の電力を監視する。ドアロック/タグ制御装置120は、電力が特定の電圧閾値、例えば3.9ボルトを下回った場合に部屋制御装置125に警報127を送る。
【0017】
ドアタグ131は、異なるサービス依頼(例えば、「入室禁止」、「朝食依頼」、「清掃依頼」等)と関連付けられてもよい。ドアタグ131は、関連したRFIDタグ132を含む。ドアロック/タグ制御装置120は、ドアタグ131および受信したドアタグ情報134を監視する。RFIDタグ132のドアタグ情報134は、接続136を通じて部屋制御装置125に転送されてもよい。部屋制御装置125は、ドアタグ情報134を即時に処理するためにドアタグ情報134をホスト制御装置130に転送する。
【0018】
部屋制御装置125は、図2に示すように、部屋の異なるパラメーターを作動および監視できる別個の装置である。部屋制御装置125は、110ボルトの電力で作動し、部屋104の任意の場所にプラグを差し込むことができる。部屋制御装置125は、サービスおよびオプションのメニューをスクロールする画面表示部139およびナビゲーション装置142を含んでいてもよい。部屋制御装置125は、センサーおよび制御装置への複数の接続、有線または無線の接続を有していてもよく、これらは、様々な装置からの部屋情報を処理するために利用され、また、処理および関連するサービスホスト制御装置140に分配するためにその情報を各装置からホスト制御装置130へと転送するために利用される。部屋制御装置125は、センサー144を有し、それによって部屋の温度情報を送信できる。部屋制御装置125は、センサー145を有し、それによって部屋の光度を送信できる。部屋制御装置125は、センサー147を有し、それによって部屋の湿度情報を送信できる。部屋制御装置125は、センサー148を有し、それによってミニバー情報を送信できる。ナビゲーション装置142は、部屋制御装置125において部屋情報146を入力するために用いることができる。例えば、部屋情報146は、ルームサービスの注文、ハウスキーピング、ミニバー、およびチェックアウト手続きに関する情報を含んでいてもよい。
【0019】
接続112、126、および136は、図1に示されるように、有線または無線の接続でもよい。上記のように、部屋制御装置125は、トレー感知装置101からトレー情報107を受信し、ドアロック/タグ制御装置120からロックID118、カードエントリーコード115、およびドアタグ情報134を受信し、この情報は、無線接続によって受信され得る。
【0020】
例えば、ホスト制御装置130は、無線接続126によって部屋制御装置125に接続され得る。所定の数の部屋がホスト制御装置130に接続可能であることが理解されるであろう。ホスト制御装置130は、例えば、フロントデスクまたはホテル支配人のオフィスに配置してもよい。ホスト制御装置130は、トレー情報107、ロックID118、カードエントリーコード115、部屋情報146、およびドアタグ情報134を1つまたは複数のサービスホスト制御装置140に転送してもよい。サービスホスト制御装置140は、ホテルのサービス部門、例えば、ルームサービス、ハウスキーピング、コンシェルジュ、フロントデスク、および警備等に配置してもよい。サービスホスト制御装置140は、トレー情報107、ロックID118、カードエントリーコード115、ドアタグ情報134、および部屋情報146を用いてタスクを行う。タスクが達成されると、サービスホスト制御装置140は、確認情報151をホスト制御装置130に送る。ホスト制御装置130は、確認情報151を部屋制御装置125に転送する。
【0021】
図3は、部屋情報システム200において使用され得る廊下に沿って配置される複数のトレー制御装置の実施形態を示す。トレー感知装置101はアンテナ102を含む。例えば、アンテナ102は、フラットリボンケーブルでもよい。アンテナ102は、廊下103を覆う床の下に配置されてもよい。あるいは、アンテナ102は、廊下103の上面に配置されてもよいし、廊下103と一体になっていてもよい。
【0022】
トレーRFID装置106は、食事トレー105の表面110に設置されている。例えば、トレーRFID装置106は、アンテナ102によって読み込まれる共振装置でもよい。ある代替の実施形態においては、トレー感知装置101は、トレー感知装置101から所定の距離内に食事トレー105が存在するか否かを決定する信号をそれぞれ送信または受信する送信機または受信機でもよい。この実施形態においては、送信機および受信機は、無線または有線接続で通信できる。当業者には、本発明の教示にトレーセンサーおよびトレー感知装置の他の実施例を用いることができることが理解されるであろう。
【0023】
食事トレー105を感知すると、トレー感知装置101は、通信路112を通じてトレー情報107を部屋制御装置125に転送する。トレー情報107はトレー感知装置101において生成することができ、それによって、廊下103沿いの食事トレー105の位置である部屋104に関する情報が提供される。通信路112は、有線または無線接続でもよい。
【0024】
図4は、ロック113およびドアロック/タグ制御装置120の模式図である。ロック113には、ロック113を取り囲むロックアンテナ150が装着されている。ロック113は、従来のロックでもよい。ドアロックカード114は、スロット152に挿入され得る。ロックアンテナ150は、ドアタグ131の裏に取り付けられたRFIDタグ132から情報を読み取る。ドアタグ131は、ロック113のスロットに挿入される、またはロック113のハンドル周りに掛けられ得る従来のドアタグでもよい。ドアロック/タグ制御装置120は、ロックIDおよびドア情報134をロックアンテナ150から受信した後、さらなる処理およびホスト制御装置130での確認を行うためにその情報を部屋制御装置125に転送する。必要であれば、ホスト制御装置130は、関連するサービス制御装置140に情報を送る。
【0025】
このシステムの主な利点は、ロックおよびドアタグ情報に関する既存のシステムをホテルが利用できる点である。このシステムは、現在の制約の中で機能し、情報を利用し、その情報を処理することによって、ホテルにとっての人件費を削減しつつ、ホテルの顧客に対してより迅速かつより良いサービスを提供しながら現在の活動に恩恵をもたらす。
【0026】
なお、上記の実施形態は、本発明の原理の応用例を示し得る多数の可能な具体的実施形態のほんの数例にすぎないことを理解されたい。数多くの多様な他の構成が、これらの原理に従って、本発明の精神および範囲から逸脱することなく当業者によって容易に考案され得る。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内活動を監視するための方法であって、
近辺にあるトレーを感知するためのトレー感知装置を設ける工程であって、前記トレー感知装置は、トレーの存在に関するトレー情報をトレー制御装置に通信するように作られている、工程と、
ドアロックを設ける工程であって、前記ドアロックはドアロックカードによって作動し、前記ドアロックは、前記ドアロックカードのドアロック情報をドアロック/タグ制御装置に通信するように作られている、工程と、
ドアタグを設ける工程であって、前記ドアタグは関連するRFIDタグを含み、前記RFIDタグは、前記RFIDタグのドアタグ情報を前記ドアロック/タグ制御装置に通信するように作られている、工程と、
部屋制御装置が前記トレー制御装置からの前記トレー情報、前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアロック情報、および前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアタグ情報のうちの1つまたは複数を受信し、前記トレー情報、前記ドアロック情報、および前記ドアタグ情報と部屋アドレスとを関連付ける工程と、
前記関連付けられた部屋アドレスと、前記トレー情報、前記ドアロック情報、および前記ドアタグ情報とを前記部屋制御装置から中央情報システムへと転送する工程と、を備えた方法。
【請求項2】
前記トレー制御装置からの前記トレー情報、前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアロック情報、および前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアタグ情報のうちの前記1つまたは複数を受信した際に、前記部屋制御装置、前記ホスト制御装置において警報を作動させる工程をさらに備えた、請求項1の方法。
【請求項3】
前記トレー制御装置、前記ドアロック/タグ制御装置、前記ドアロック/タグ制御装置および前記部屋制御装置のうちの1つまたは複数のそれぞれから第2の情報を受信した際に前記警報を停止(ディアクティベート)する工程をさらに備えた、請求項2の方法。
【請求項4】
前記トレーが前記特定の位置に存在する間は、前記トレーが前記特定の位置から除去されるまでは前記トレー感知装置からの前記トレー情報を転送し続け、前記情報が転送されなくなった際に前記警報を停止(ディアクティベート)させる工程をさらに備えた、請求項1の方法。
【請求項5】
前記特定の位置に人員を派遣した際に前記警報を停止(ディアクティベート)させる工程をさらに備えた、請求項2の方法。
【請求項6】
前記トレー感知装置が前記トレーの表面に接続されたトレーセンサーをさらに備え、前記トレー感知装置は前記特定の位置に配置され、前記トレー感知装置は前記トレーセンサーを読み取る、請求項1の方法。
【請求項7】
前記特定の位置は廊下であり、前記トレー感知装置は前記廊下に配置されたアンテナであり、前記アンテナは前記トレーセンサーを読み取る、請求項6の方法。
【請求項8】
前記トレー感知装置および前記トレーセンサーはそれぞれ、信号を送信または受信する送信機または受信機のいずれかである、請求項7の方法。
【請求項9】
前記ドアロックカードは、固有のカードエントリーコードを含む、請求項1の方法。
【請求項10】
前記中央情報システムで受信した前記ドアロック情報を前記中央情報システムのメモリに保存する工程をさらに備えた、請求項9の方法。
【請求項11】
前記ドアロックカードが前記ドアロックを停止(ディアクティベート)させたか否かを決定する工程と、
前記ドアロックカードが前記ドアロックを停止(ディアクティベート)させなかった場合に、前記ドアロック/タグ制御装置から前記部屋制御装置へと前記ドアロックのIDおよび前記カードエントリーコードを転送する工程と、
前記ドアロックの前記IDおよび前記カードエントリーコードを前記中央情報システムへと転送する工程と、
前記ドアロックの前記IDおよび前記カードエントリーコードが正しいか否かを決定する工程と、
前記ドアロックの前記IDおよび前記カードエントリーコードが正しい場合には、前記中央情報システムから前記部屋制御装置へとロック作動情報を転送し、前記ロック作動情報を用いて前記ドアロックカードを作動させる工程と、をさらに備えた請求項9の方法。
【請求項12】
前記ドアロック/タグ制御装置を用いて前記ドアロックの電池の電力を監視する工程と、前記電力が閾値を下回る場合に前記ドアロック/タグ制御装置から前記部屋制御装置へと警報を転送する工程と、をさらに備えた請求項11の方法。
【請求項13】
前記部屋制御装置を用いて部屋温度情報を感知する工程と、
前記部屋温度情報を前記部屋制御装置から前記中央情報システムへと転送する工程と、をさらに備えた、請求項1の方法。
【請求項14】
前記部屋制御装置を用いて部屋光度情報を感知する工程と、
前記部屋光度情報を前記部屋制御装置から前記中央情報システムへと転送する工程と、をさらに備えた、請求項1の方法。
【請求項15】
前記部屋制御装置において部屋情報を入力するために前記部屋制御装置の画面表示部をナビゲートする工程と、
前記部屋情報を前記中央情報システムへと転送する工程と、をさらに備えた請求項1の方法。
【請求項16】
室内活動を監視するためのシステムであって、
近辺にあるトレーを感知するためのトレー感知装置であって、トレーの存在に関するトレー情報をトレー制御装置に通信するように作られている前記トレー感知装置と、
ドアロックであって、前記ドアロックはドアロックカードによって作動し、前記ドアロックカードのドアロック情報をドアロック/タグ制御装置に通信するように作られているドアロックと、
ドアタグであって、前記ドアタグは関連するRFIDタグを含み、前記RFIDタグは、前記RFIDタグのドアタグ情報をドアロック/タグ制御装置に通信するように作られている、ドアタグと、
前記トレー制御装置からの前記トレー情報、前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアロック情報、および前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアタグ情報のうちの1つまたは複数を受信し、前記トレー情報、前記ドアロック情報、および前記ドアタグ情報のうちの前記1つまたは複数と部屋アドレスとを関連付ける部屋制御装置と、
前記関連付けられた部屋アドレスと、前記トレー情報、前記ドアロック情報、および前記ドアタグ情報とを前記部屋制御装置から中央情報システムへと転送するための手段と、を備えたシステム。
【請求項17】
無線ネットワークを用いて、前記トレー制御装置、前記ドアロック/タグ制御装置、および前記ドアロック/タグ制御装置を前記部屋制御装置に接続する、請求項16のシステム。
【請求項18】
前記トレー制御装置からの前記トレー情報、前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアロック情報、および前記ドアロック/タグ制御装置からの前記ドアタグ情報のうちの前記1つまたは複数を受信した際に、前記部屋制御装置、前記中央情報システムにおいて警報を作動させる手段をさらに備えた、請求項16のシステム。
【請求項19】
前記トレー制御装置、前記ドアロック/タグ制御装置、前記ドアロック/タグ制御装置または前記部屋制御装置のうちの1つまたは複数のそれぞれから第2の情報を受信した際に前記警報を停止(ディアクティベート)させるための手段をさらに備えた、請求項18のシステム。
【請求項21】
前記トレー感知装置が前記トレーの表面に接続されたトレーセンサーをさらに備え、前記トレー感知装置は前記特定の位置に配置され、前記トレー感知装置は前記トレーセンサーを読み取る、請求項16のシステム。
【請求項22】
前記特定の位置は廊下であり、前記トレー感知装置は前記廊下に配置されたアンテナであり、前記アンテナは前記トレーセンサーを読み取る、請求項21のシステム。
【請求項23】
前記トレー感知装置および前記トレーセンサーはそれぞれ、信号を送信または受信する送信機または受信機のいずれかである、請求項22のシステム。
【請求項24】
前記ドアロックカードは、固有のカードエントリーコードを含む、請求項21のシステム。
【請求項25】
前記ドアロック/タグ制御装置を用いて前記ドアロックの電池の電力を監視するための手段と、
前記電力が閾値を下回る場合に前記ドアロック/タグ制御装置から前記部屋制御装置へと警報を転送するための手段と、をさらに備えた請求項21のシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−501807(P2011−501807A)
【公表日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528005(P2010−528005)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/011530
【国際公開番号】WO2009/045544
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(510092225)モニスマート システムス エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】