説明

少なくとも1つの血管を輪郭付けする方法および装置

【課題】血管に輪郭付けする。
【解決手段】少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスし、ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、少なくとも1つの血管に輪郭付けする(52)。他の態様において提供される、臓器の組織をセグメント化する方法は、撮像剤(imaging agent)、血液、造影剤、および生物医学的剤の少なくとも1つと関連して、または関連せずに獲得された、撮像モダリティ獲得システムからの画像データにアクセスすることを含む。セグメント化は、ヒストグラムに対して線はめ込み技法を使用することにより、データの心外膜の脂肪、カルシウム、管腔/コントラスト、および脂肪性血小板/血栓の少なくとも1つとして、血管組織の要素を異なる密度に分類することによるヒストグラム分析を含む方法を使用することによってデータについて実施され、各要素は、血管の外壁を画定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、画像診断(DI)の方法および装置に関し、より具体的には、少なくとも1つの血管を輪郭付けする能力を提供する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2006年4月13日に出願された出願番号11/403656の一部継続(CIP)である。
【0003】
急性冠状症候群の主要な危険因子として、アテローム血栓症血小板の組成の重要性が、ますます認識されているようである。浸襲的および非浸襲的撮像技法の両方が、アテローム血栓症の血管の評価を容易にするために利用可能である。
【0004】
不安定な血小板または柔らかい血小板の破裂は、動脈内または他の血管内の血小板の組成が破裂して、脂肪性粒子および他の毒素を血流の中に放出する不健全な条件となることがある。さらに、破裂箇所は、全体を覆い、動脈または他の血管において潜在的なより大規模な遮断を生じることがある。
【0005】
医師は、患者において示される心臓疾患の構成要素を理解すべきであるが、その理由は、カルシウムなどのいくつかの構成要素は、他の構成要素より、易損性になり、血管からはがれ、おそらくは発作または突然死を創出する可能性が低いからである。血小板の形態的な特徴の検出は、手術処置または積極的な薬剤処置を区別するなど、早期の診断またはより効率的な治療計画の支援を提供することができる。石灰化した血小板は、易損性になりにくく、したがって、血管がほぼ狭窄でない限り、石灰化した血小板は、多くの場合に薬剤で処置することができる。
【特許文献1】米国特許第6836528号公報
【特許文献2】米国特許第6898263号公報
【特許文献3】米国特許出願公開2006/0052690号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
冠状動脈疾患を検出および評価する現在の標準的な技法は、コントラスト血管造影法であった。しかし、最近では、コントラスト血管造影法のいくつかの限界が明らかになっている。その限界には、血管壁に関する情報の欠如、外向きにリモデルされた血管(outwardly remodeled vessel)における大きな血小板負荷量に対する感受性がないこと、および血管形成中の血管壁破裂を検出する能力がないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様において、方法が提供される。この方法は、少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスすることと、ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって少なくとも1つの血管を輪郭付けすることとを含む。
【0008】
他の態様において、臓器の組織をセグメント化する方法が提供される。この方法は、撮像モダリティ獲得システムからの画像データにアクセスすることを含み、画像データは、3次元単一もしくは複数心臓相データセットおよび/または臓器もしくは組織における対象の特徴の3次元多時間相データセットの少なくとも1つを含み、データは、撮像剤(imaging agent)、血液、造影剤、および生物医学的剤の少なくとも1つと関連して、または関連せずに獲得され、データは、心臓ストレス状態または非心臓ストレス状態において獲得することができ、セグメント化は、ヒストグラムに対して線はめ込み技法を使用することにより、データの心外膜の脂肪、カルシウム、管腔/コントラスト、および脂肪性血小板/血栓の少なくとも1つとして、血管組織の要素を異なる密度に分類することによるヒストグラム分析を含む方法を使用することによってデータについて実施され、各要素は、血管の外壁を画定する。
【0009】
他の態様において、装置は、検出器、および検出器に動作式に結合されたコンピュータを含む。コンピュータは、少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスし、ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、少なくとも1つの血管を輪郭付けするように構成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書では、例えば非限定的にコンピュータ化断層撮影(CT)システムなど、撮像システムに有用なクラスタ化および分類する方法および装置が提供される。その装置および方法は、同じ数字がすべての図において同じ要素を示す図を参照して示される。そのような図は、限定ではなく、例示であることを意図し、本発明の装置および方法の例示的な実施形態の説明を容易にするために本明細書に含まれる。CTのセッティングにおいて記述されているが、本発明の便益は、磁気共鳴影像法(MRI)、陽電子放射断層撮影法(PET)、電子ビームCT(EBCT)、単一光子放射CT(SPECT)、超音波、光干渉断層撮影法など、ならびにまだ発明されていないものを含めて、すべてのDIモダリティにもたらされることが意図されている。
【0011】
図1は、関連付けられたディスプレイ20を有する撮像モダリティ獲得システム10を示す。撮像システム10は、任意のモダリティとすることができるが、一実施形態では、システム10はCTシステムである。他の実施形態では、システム10は、組み合わされたCT/PETシステムなど、2重モダリティ撮像システムであり、以下で記述されるクラスタ化および統計方法を1つのモダリティ(例えばCT)で実施することができ、処理されたデータを他のモダリティ(例えばPET)に転送することができる。ディスプレイ20は、システム10とは別とする、またはシステム10と統合することができる。システム10は、x線放射検出器、ガンマカメラ、および/または超音波プローブもしくはRFコイルなど、獲得デバイスを含む。CT、EBCT、および超音波では、獲得デバイスは、患者を経て伝達されたエネルギーを受け取るが、PETおよびSPECTでは、獲得デバイスは、患者から放出されたエネルギーを受け取ることに留意されたい。MRIでは、エネルギーが伝達され、これから受動信号が受信される。すべてのモダリティに共通することは、獲得デバイスが、患者または他の走査された物体に関するエネルギーを受け取ることである。
【0012】
冠状動脈を見るとき、血管の輪郭を有することが望ましいが、いくつかの血管は、図2において見られるものなど、管腔にわたってコントラストを有さない可能性がある。より具体的には、図2は、血栓ができている右冠状動脈(RCA)を示す。コントラストは、もはや血管を通って流れず、血管の下位部分は、側副流を介して供給されていることに留意されたい。図3に示されるように、右冠状血管の周りに3次元管を描く場合、血管の構成要素(本明細書では要素とも呼ばれる)を含むヒストグラムを作成することができる。図4は、画像のヒストグラムがその中に価値のあるデータを提供することを示す。
【0013】
一実施形態では、血管疾患の診断または処置を容易にするために、4つの構成要素が分類および表示されることが望ましい。4つの構成要素または要素は、1管腔、2体脂肪、3血栓/脂肪性血小板、および4カルシウムである。脂肪性血小板および血栓は、1つの単一構成要素とみなされる。多エネルギーCT撮像の出現により、これらの構成要素をさらに分析することができる可能性がある。したがって、これらの構成要素を区別することができる可能性があり、他の実施形態は、5つ以上の構成要素または3つ以下の構成要素を使用することができる。例えば、一実施形態は、上記で1〜3と列挙された構成要素である3つの構成要素のみを使用し、カルシウムは使用されない。対象の領域のヒストグラムが、図3に示されるように獲得される。この特定のヒストグラムは、カルシウムのピークを含まない。ガウス分布を4つの可能なピークと組み合わせる方法を使用して、これらのピークのそれぞれの平均および標準偏差の初期推定を得ることができる。期待値最大化技法が使用された。期待値最大化技法は、観測不可能なパラメータの確率モデルを使用することによってパラメータの推定を見つける最尤度技法である。使用されたルーチンは、期待値ステップと、各パラメータについて最尤度推定を計算する最大化ステップとを交互に使用した。このアルゴリズムの期待値部分は、式1において記述され、xは、ガウスモデルを表し、yは、各モデルから取られたサンプルである。推定しようとしているモデルは、tによって表される。このモデルを平均および標準偏差で推定する。
【0014】
【数1】

上記で、Pは、各サンプルおよび各モデル(x)の確率ベクトルであり、nは、ガウスモデルに応じて1から4の範囲である。式2において与えられる最大化関数は、次の推定ステップにおいて推定を決定する。
【0015】
【数2】

次いで、平均および標準偏差を計算することができ、新しい分布(t)を画定することができる。反復プロセスは、最大対数尤度に到達し、かつステップ間の差が10%未満になるまで続けられる。この方法は、4構成要素の例における異なるピークについて4つの可能な平均値および標準偏差のリストを与える。
【0016】
しかし、いくつかのスキュードデータのために、この方法は、我々にとっては重要な値である分布の中心を見つけない可能性がある。したがって、精度を上げるために、最大化関数およびサンプル点のより小さい領域を使用することができる。さらに、これの精度を向上させるために、ガウス分布の最小2乗はめ込みが実施されることが可能である。
【0017】
再び、ガウス分布を使用することができるが、対数正規分布またはレイリー分布などの他の分布を使用することができる。
【0018】
【数3】

平均値(μ)およびシグマ(σ)は、式について計算されたy値と実際のyデータのy値との間の距離の平方を最小にすることによって、はめ込むことができる。
【0019】
構成要素の分布は、互いに重なり、それにより、各分布の縁、具体的には図4において40と名称付けされた線の間の領域として画定される血小板/血栓をより完全に画定することが望ましい。したがって、画素を各要素に配置するために、ファジークラスタ化または最隣接などのより精巧な技法を使用することが必要である。これは患者に特有であることに留意されたい。線40は、他の患者では異なることがある。図4では、x軸はCT数であり、y軸は、その特定のCT数を有する画素の数である。例えば、約−75HUは、画素のピーク数が、−75値を有する像において12の画素である。
【0020】
図5は、ステップ52において、少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスすることと、ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、少なくとも1つの血管を輪郭付けすることとを含む方法50を示す。随意選択で、方法50は、ステップ54において、構成要素が患者ごとに基づいて体脂肪、血栓/脂肪性血小板、管腔、およびカルシウムを含むヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、少なくとも1つの血管を輪郭付けすることを含む。さらに、方法50は、一実施形態では、ステップ56において、画素またはボクセルを画定構成要素にはめ込むために、画像データに対してファジークラスタ化などのクラスタ化方法を実施することを含む。また、血小板負荷量の推定を生成するためにはめ込み画素またはボクセルを使用することを含むステップ58も随意選択である。
【0021】
クラスタ分析は、類似のデータオブジェクト(同様の信号強度のもの)が同じクラスタに属し、非類似のデータオブジェクトが異なるクラスタに属するように、データを群(クラスタ)に分割する。結果として得られるデータ区分は、データの理解を改善し、その内部構造を明らかにする。区分クラスタ化アルゴリズムは、データのセットをクラスタまたはクラスに分割し、同様のデータオブジェクトは同じクラスタに割り当てられ、非同類のデータオブジェクトは異なるクラスタに属するはずである。
【0022】
【数4】

上記で、c=クラスタの数、およびu=クラスタの質量中心からの画素の距離である。
【0023】
クラスタの画素またはボクセルのメンバシップは、K平均値を使用して以下のように決定される。
【0024】
【数5】

簡単な方法(K平均値分析など)を使用することに付随する問題は、クラスタの初期質量中心を選択するにより、結果が決定されることである。
【0025】
医療の応用分野では、非常にしばしば、クラスタ間に先鋭な境界が存在せず、それにより、ファジークラスタ化がしばしばデータによりよく適している。ゼロと1の間のメンバシップの程度が、データをクラスタに明確に割り当てる代わりに、ファジークラスタ化では使用される。ファジークラスタ化により、各画素が属することができるメンバシップ関数を計算することが可能になる。各画素は、ゼロと1の間のどこかの各クラスタに対して値を割り当てられる。クラスタ化の目的は、クラスタの各点と質量中心との間の距離を最小限にすることである。これは、以下の式において記述される反復方法により実施される。
【0026】
【数6】

最小距離に到達した後、各画素の最大係数を画像として表示することができる。
【0027】
【数7】

このファジークラスタまたは他のタイプのクラスタ化は、標準偏差の1または2より大きい画素を管腔または体脂肪の平均から離すために使用することができる。これらの初期値は、血管を輪郭付けすることを補助するが、その理由は、図2に示されたように血管全体にわたってコントラストを有さない血管は、標準的なK平均分析では正確に輪郭付けされないからである。
【0028】
この方法は、同じ構成要素の画素間の距離を最小限に抑える。血管壁の外側の画素は、十分な血小板/血栓の一部とみなされるが、その理由は、壁層が厚いほど、患者がアテローム血栓症疾患を有する可能性が高くなるからである。
【0029】
したがって、体脂肪など、血管を囲む構成要素、および管腔内のコントラストなどの内部構成要素が画定された後では、脂肪性血小板/血栓の残りの構成要素を画定することは容易である。これにより、血管内の疾患の特徴付けを改良することが可能になる。
【0030】
本明細書において使用される際、「画像を再構築する」という句は、画像を表すデータが生成されるが、見ることのできる画像は生成されないという本発明の実施形態を排除することを意図しない。したがって、本明細書において使用される際、「画像」という用語は、見ることのできる像および見ることのできる像を表すデータの両方を広範に指す。しかし、多くの実施形態は、少なくとも1つの見ることのできる画像を生成する(または、生成するように構成される)。
【0031】
一実施形態では、システム10は、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、磁気光ディスク(MOD)デバイスなどのデータ記憶用デバイス、あるいは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD、またはネットワークもしくはインターネットなどの他のデジタル源などのコンピュータ可読媒体から命令および/またはデータを読み取るためのイーサネット(商標)デバイスなどのネットワーク接続デバイスを含むあらゆる他のデジタルデバイス、ならびにまだ開発されていないデジタル手段を含む。他の実施形態では、コンピュータは、ファームウエア(図示せず)に記憶された命令を実行する。一般的には、プロセッサが、本明細書において記述されたプロセスを実行するようにプログラムされる。当然、方法は、CTにおける実施に限定されず、システム10は、撮像システムの多くの他のタイプおよび変形形態と関連して使用することができる。一実施形態では、コンピュータは、本明細書において記述された機能を実施するようにプログラムされ、したがって本明細書において使用される際、コンピュータという用語は、コンピュータとして当技術分野において言及される集積回路だけに限定されず、コンピュータ、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラム可能論理制御装置、特定用途向けIC(ASIC)、および他のプログラム可能回路を広範に指す。さらに、コンピュータは、獲得デバイスに動作式に結合される。本明細書において記述された方法は、ヒトの患者のセッティングにおいて記述されたが、本発明の利益は、小動物の調査に通常使用されるシステムなど、ヒト以外の撮像システムにもたらされることが意図されている。
【0032】
技術上の効果には、比較的迅速に血管血小板の構成要素を正確に画定する能力を含み、一方、血管の縁を正確に画定することもできる。これにより、各患者について血小板の負荷量を画定することも可能になる。
【0033】
例示的な実施形態が、上記において詳細に記述されている。アセンブリおよび方法は、本明細書において記述された特定の実施形態に限定されず、各アセンブリおよび/または方法の構成要素は、明細書において記述された他の構成要素とは独立かつ別々に使用されることが可能である。
【0034】
本発明は、様々な特定の実施形態の観点で記述されたが、当業者なら、本発明は、請求項の趣旨および範囲内において修正して実施することができることを理解するであろう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】関連付けられたディスプレイを有する撮像モダリティ獲得システムを示す図である。
【図2】いくつかの血管が管腔にわたってコントラストを有さない可能性があることを示す図である。
【図3】右冠状血管の周りの3次元管を示す図である。
【図4】要素を分類するために使用される線またはカットオフを有するヒストグラムを示す図である。
【図5】方法を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
10 システム
20 ディスプレイ
40 線
50 方法
52 ステップ
54 ステップ
56 ステップ
58 ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスすることと、
ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けすること(52)とを含む方法(50)。
【請求項2】
前記輪郭付けすること(52)が、ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、構成要素が体脂肪および血栓/脂肪性血小板を含むヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けすること(52)を含む、請求項1記載の方法(50)。
【請求項3】
前記輪郭付けすること(52)が、構成要素が体脂肪、血栓/脂肪性血小板、管腔、およびカルシウムを含むヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けすること(52)を含む、請求項1記載の方法(50)。
【請求項4】
前記画定された構成要素に画素またはボクセルをはめ込むために、前記画像データに対してクラスタ化方法を実施することをさらに含む、請求項2記載の方法(50)。
【請求項5】
血小板負荷量の推定を生成するために、前記はめ込まれた画素またはボクセルを使用することをさらに含む、請求項4記載の方法(50)。
【請求項6】
検出器と、
前記検出器に動作式に結合されたコンピュータとを備え、前記コンピュータが、
少なくとも1つの血管に関する画像データにアクセスし、
ヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けするように構成される装置(10)。
【請求項7】
前記輪郭付けすること(52)が、構成要素が、体脂肪、および血栓/脂肪性血小板を含むヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けすること(52)をさらに含む、請求項6記載の装置(10)。
【請求項8】
前記輪郭付けすること(52)が、構成要素が、体脂肪、血栓/脂肪性血小板、管腔、およびカルシウムを備えるヒストグラムの複数の構成要素を画定することによって、前記少なくとも1つの血管を輪郭付けすること(52)をさらに含む、請求項7記載の装置(10)。
【請求項9】
前記コンピュータが、前記画定された構成要素に画素またはボクセルをはめ込むために、前記画像データに対してファジークラスタ化を実施するようにさらに構成される、請求項6記載の装置(10)。
【請求項10】
前記コンピュータが、血小板負荷量の推定を生成するために、前記はめ込まれた画素またはボクセルを使用するようにさらに構成される、請求項9記載の装置(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−126065(P2008−126065A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−293848(P2007−293848)
【出願日】平成19年11月13日(2007.11.13)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】