説明

屋外形消音ボックス付送風機

【課題】従来の消音ボックス付送風機は、狭い天井裏での施工性や吸音材の劣化確認などのメンテナンス性が悪く、また消音空間が不十分で騒音が高いという課題がある。
【解決手段】機体吹出口7の通風方向正面には、機体吹出口7の面積よりも大きくした遮音平面を有する遮音フードパネル24を設け、機体吹出口7と遮音フードパネル24の間に設けた空間を吐出風路26として末端の開口をフード吹出口27aとし、機体5を床面28に設置架台29にて固定し、フード吹出口27aを床面28側に向けて開口した構成により、施工性とメンテナンス性を良化しながら低騒音化できる屋外形消音ボックス付送風機を提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気送風機器など消音ボックス内部に送風機を内蔵して使用される吐出消音構造の屋外形消音ボックス付送風機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、吐出消音構造としては、送風機の吐出側に消音風路や大型の消音吐出チャンバーを備えることで消音性能を向上していた。
【0003】
(従来例1)
従来の消音ボックス付送風機は、天井内に埋め込み設置し、排気ダクトや屋外フードに吸音材を貼り付けて対応していた。
【0004】
以下、その従来例について図5を参照しながら説明する。
【0005】
図5示すように、従来の消音ボックス付送風機101は、天井102に埋め込み設置され、機体吹出口103に接続した排気ダクト104を延長した先の屋外105の排気口106に保護網107を付属した屋外フード108を設けている。このような消音ボックス付送風機101においては、内蔵の遠心送風機109の吐出気流の騒音が屋外105の近隣の居住地域に伝達することを防止するため、排気ダクト104内部に吸音110を貼り付けしたり、屋外フード108内部に吸音材111を貼り付けて対応している。遠心送風機109の停止時は、保護網107により、屋外105からの異物や鳥の浸入を防止している。
【0006】
(従来例2)
また、他には、吐出口から吹出口までの風路距離を長くしながら曲折回数を多くした消音吹出チャンバーを送風機の吐出口に設けたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
以下、その従来例について図6を参照しながら説明する。
【0008】
図6に示すように、遠心送風機201の吐出口202側に風入口203を接続し、風入口203での風向204と直交方向に風向205を向ける風出口206がある。風向205は外風路207に衝突し、180度Uターンして吹出口208から風が吹き出す風向209となる。このような遠心送風機201では、吐出口202から出た気流を、吹出口208までの風路距離を長くし、さらに曲折回数を多くすることで外部への騒音伝播を防いでいる。
【0009】
(従来例3)
また、他には、吸音材ケーシングの内部に、吐出口から吹出口までの風路距離を細長くしながら蛇腹形状とした消音吹出チャンバーを送風機の吐出口に設けたものが知られている。(例えば、特許文献2参照)。
【0010】
以下、その従来例について図7を参照しながら説明する。
【0011】
図7に示すのは、吸音材ケーシング301の内部に、蛇腹風路305を接続した遠心送風機302を備えたものである。蛇腹風路305は、吸音材304で形成し、遠心送風機302の吐出口303側に接続されている。そして、吐出口303からの風向306を蛇腹風路305に沿った湾曲気流307としている。このような遠心送風機302では、遠心送風機302から出た気流は、湾曲気流307にて吸音材304に沿って吸音しながら、吸音しきれなかった騒音を吸音材ケーシング301で吸音することで外部への騒音伝播を防いでいる。
【0012】
(従来例4)
また、他には、筺体の内部に、パンチング開口板と吸音材で形成したL字風路の消音吹出チャンバーを送風機の吐出口に設けたものが知られている。(例えば、特許文献3参照)。
【0013】
以下、その従来例について図8を参照しながら説明する。
【0014】
図8に示すのは、筺体401の内部に、L字風路405を接続した遠心送風機402を備えたものである。L字風路405は、パンチング開口板406と吸音材407で形成し、遠心送風機402の吐出口403側に直角形状に折り曲げ部404を設けたものである。吐出口403からの気流408は、L字風路405に沿った湾曲気流409となる。このような遠心送風機402では、吐出口403から出た気流は、湾曲気流409がパンチング開口板406と吸音材407に沿って吸音しながら、吸音しきれなかった騒音を筺体401内に放出することで外部への騒音伝播を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】特開2003−194392号公報
【特許文献2】特開2006−291743号公報
【特許文献3】特開平7−91728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
このような従来の消音ボックス付送風機は、排気ダクト内部に吸音材を貼り付けしたり、屋外フード内部に吸音材を貼り付けて対応しているため、狭い天井裏での施工性や吸音材の劣化確認などのメンテナンス性が悪く、また屋外フード内部の消音空間が不十分で騒音が高いという課題がある。また、保護網は屋外の壁面に設置されることとなり、目詰まりの清掃時の着脱メンテナンス性が悪いという課題があった。
【0017】
また、前述の消音吹出チャンバーは、複雑で長い消音風路が必要であり、大型形状になるため、施工やメンテナンスが困難であるという課題があった。また、保護網を追加設置する際は、風路構造が複雑なため、メンテナンスを優先すると保護網は消音風路の末端への配置となり、ますます大型形状となる。
【0018】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、屋外形消音ボックス付送風機に消音機能と保護網を設けたフードを一体化して屋外に設置し、施工性とメンテナンス性を良化しながら低騒音化できる屋外形消音ボックス付送風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の屋外形消音ボックス付送風機は、上記目的を達成するために、対向した機体開口面を機体天面と機体底面と機体側面二面で連結して箱状とした機体を形成し、機体吸込口と機体吹出口を対向して前記機体開口面に設け、前記機体の内部に遠心送風機を備え、前記遠心送風機は前記機体吹出口に対向した吐出口と渦巻状のスクロールとケーシング吸込口を設けたケーシング側板を側面に配置したファンケーシングを備え、前記機体吹出口の通風方向正面には、前記機体吹出口の面積よりも大きくした遮音平面を有する遮音フードパネルを設け、前記機体吹出口と前記遮音フードパネルの間に設けた空間を吐出風路として末端の開口をフード吹出口とし、前記機体を床面に設置架台にて固定し、前記フード吹出口を前記床面側に向けて開口した構成としたものである。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、対向した機体開口面を機体天面と機体底面と機体側面二面で連結して箱状とした機体を形成し、機体吸込口と機体吹出口を対向して前記機体開口面に設け、前記機体の内部に遠心送風機を備え、前記遠心送風機は前記機体吹出口に対向した吐出口と渦巻状のスクロールとケーシング吸込口を設けたケーシング側板を側面に配置したファンケーシングを備え、前記機体吹出口の通風方向正面には、前記機体吹出口の面積よりも大きくした遮音平面を有する遮音フードパネルを設け、前記機体吹出口と前記遮音フードパネルの間に設けた空間を吐出風路として末端の開口をフード吹出口とし、前記機体を床面に設置架台にて固定し、前記フード吹出口を前記床面側に向けて開口した構成としている。このことにより、遮音フードパネルを機体に固定して一体で施工でき、機体を設置施工するだけで同時に吐出気流の消音対策を有しながら、フード吹出口に伝播する遠心送風機の吐出気流の騒音を遮音フードパネルで遮蔽するため、騒音が屋外へ放出することを抑制するという作用を有する。その結果、施工性とメンテナンス性を良化しながら、低騒音化することができるという効果のある屋外形消音ボックス付送風機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態1の屋外形消音ボックス付送風機の側面図
【図2】同屋外形消音ボックス付送風機の正面図
【図3】同屋外形消音ボックス付送風機の設置状態を表す側面図
【図4】同屋外形消音ボックス付送風機の平面断面図
【図5】従来例1の天井埋め込み形の消音ボックス付送風機の側面図
【図6】従来例2の消音吹出チャンバーの側面図
【図7】従来例3の消音吹出チャンバーの平面図
【図8】従来例4の消音吹出チャンバーの側面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の請求項1記載の屋外形消音ボックス付送風機は、対向した機体開口面を機体天面と機体底面と機体側面二面で連結して箱状とした機体を形成し、機体吸込口と機体吹出口を対向して前記機体開口面に設け、前記機体の内部に遠心送風機を備え、前記遠心送風機は前記機体吹出口に対向した吐出口と渦巻状のスクロールとケーシング吸込口を設けたケーシング側板を側面に配置したファンケーシングを備え、前記機体吹出口の通風方向正面には、前記機体吹出口の面積よりも大きくした遮音平面を有する遮音フードパネルを設け、前記機体吹出口と前記遮音フードパネルの間に設けた空間を吐出風路として末端の開口をフード吹出口とし、前記機体を床面に設置架台にて固定し、前記フード吹出口を前記床面側に向けて開口した構成としている。このことにより、遮音フードパネルを機体に固定して一体で施工でき、機体を設置施工するだけで同時に吐出気流の消音対策を有しながら、フード吹出口に伝播する遠心送風機の吐出気流の騒音を遮音フードパネルで遮蔽するため、騒音が屋外へ放出することを抑制するという作用を有する。その結果、施工性とメンテナンス性を良化しながら、低騒音化することができる。
【0023】
また、遮音フードパネルと保護網の間の空間の吐出風路の断面積を吐出口の開口面積よりも大きくする構成としたものであり、吐出口から遮音フードパネルに通じる吐出風路の断面積が縮小することがないため、気流の流速が吐出口から順次穏やかになり乱流騒音の発生を防ぐという作用を有するので、低騒音化することができる。
【0024】
また、遮音フードパネルを複数の平面から成る箱形状とし、遮音平面以外の平面に通風用開口を設ける構成としたものであり、吐出口からの騒音を遮音しながら、通風用開口から吐出気流を吐き出すことで遮音フードパネルの圧力損失が低減するため、気流の流速が吐出口から順次穏やかになり乱流騒音の発生を防ぐという作用を有するので、低騒音化することができる。
【0025】
また、遮音フードパネルの内面に吸音材を貼り付ける構成としたものであり、吐出風路中で吸音材の表面積を大きく確保することができるため、吐出口からの騒音を吸音しやすいという作用を有するので、低騒音化することができる。
【0026】
また、保護網と遮音フードパネルを機体にねじ固定として着脱自在とする構成としたものであり、保護網と遮音フードパネルを取り外してメンテナンスができるという作用を有するので、低騒音化しながら、メンテナンス性を確保することができる。
【0027】
また、吐出風路を分割する整流板を保護網と遮音フードパネルの間に設け、前記整流板は保護網から遮音フードパネルに向かって羽根車の回転方向に傾け、また前記整流板に吸音材を貼り付ける構成としたものであり、羽根車の回転方向に傾く傾向がある遠心送風機からの気流は、整流板に衝突することなく分割されながら吸音されるという作用を有するので、低騒音化できる。
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、本実施の形態の屋外形消音ボックス付送風機は、機体吸込口6と機体吹出口7を持つ箱状の機体5内部に遠心送風機8を備え、機体吹出口7には、保護網22を被せ、この保護網22を覆うように遮音フードパネル24を設けたものである。機体5は、対向した機体開口面1を機体天面2と機体底面3と機体側面4で連結して箱状としたものである。そして、対向した機体開口面1には、機体吸込口6と機体吹出口7を設けている。遠心送風機8は、機体吹出口7に対向した吐出口9と渦巻状のスクロール10とケーシング吸込口11を設けたケーシング側板12を側面に配置したファンケーシング13を備えている。遠心送風機8内部の羽根車14は、モーター15により駆動される。そして、保護網22には、気流21が通風可能に屋外20側から被せるように、機体吹出口7を設ける。さらに、保護網22と通風方向に対向する正面には、機体吹出口7側から仰いだ際に保護網22の面積よりも大きくして保護網22を覆う遮音平面23を有する遮音フードパネル24を機体5に固定する。つまり、遮音フードパネル24は、機体吹出口7から吹き出す気流21が衝突するように、保護網22を覆うようにして設けている。保護網22と遮音フードパネル24の間に設けた空間は、吐出風路26となり、そして、遮音フードパネル24の末端の開口がフード吹出口27aとなっている。機体5は床面28に設置架台29にて固定している。すなわち、吐出風路26は、床面28側に向けている状態である。遮音フードパネル24は、機体吹出口7に対向した衝突面(遮音平面23)と天面(フード天面24b)とでL字型に形成した板体に、その側端部に吐出風路26を形成する壁(フード側面24c)を設けた形状である。そして、遮音フードパネル24の内面には、吸音材35が貼り付けられている。吐出風路26は、フード天面24bと対向する側に形成されるフード吹出口27aと、フード側面24cに形成される側面開口部27bから外部へ流出するようになっている。また、この吐出風路26のフード吹出口27aの開口面積は、機体5に設けた吐出口9の開口面積よりも大きくなっている。
【0030】
また、機体5の吐出口9には、保護網22を被せて機体5にねじ36で固定する。そして、遮音フードパネル24は、機体5にねじ37で固定して着脱自在とする構成とする。
【0031】
このような構成において、遠心送風機8を運転すると、図3に示すように、室内30の空気は、吸込側ダクト31から吸い込まれ、機体5の遠心送風機8を通過し、機体吹出口7の保護網22を介しフード吹出口27a、側面開口部27bから屋外20に排気される。夜間に換気が不要な場合など、遠心送風機8が停止している間は、保護網22により、異物や鳥の侵入は防がれる。
【0032】
上記構成によれば、遮音フードパネル24を機体5に固定して一体で施工できることにより、機体5を設置施工するだけで同時に吐出気流の消音対策を有しながら、フード吹出口27a、側面開口部27bに伝播する遠心送風機8の吐出気流の騒音を遮音フードパネル24で遮蔽するため、騒音が屋外20へ放出することを抑制する。この配置は、遠心送風機8の騒音が吐出口9の正面に向かって放出されることに対応して、遮音フードパネル24を効果的に配置するものである。なお、屋外形消音ボックス付送風機が、屋外20の床面28に設置される場合には、吐出風路26を介して放出される騒音は、床面28と屋外形消音ボックス付送風機本体の機体底面3の間で衝突減衰されるという作用もあり、低騒音化に有利に働くものである。
【0033】
また、吐出風路26の断面積を吐出口9の開口面積よりも大きくすることにより、吐出口9から遮音フードパネル24に通じる吐出風路26の断面積が縮小することがないため、気流の流速が吐出口9から順次穏やかになり乱流騒音の発生を防ぐ。
【0034】
また、遮音フードパネル24には、遮音平面23以外の平面に通風用開口(フード吹出口27a、側面開口部27b)を設けることにより、吐出口9からの騒音を遮音しながら、通風用の開口から吐出気流34を吐き出すことになる。従って、遮音フードパネル24の圧力損失が低減し、気流の流速が吐出口9から順次穏やかになり乱流騒音の発生を防ぐ。
【0035】
また、遮音フードパネル24の内面に吸音材35を貼り付けることにより、吐出風路26中で吸音材35の表面積を大きく確保することができるため、吐出口9からの騒音を吸音しやすくなる。
【0036】
また、遮音フードパネル24、および保護網22をねじで固定して着脱自在とすることにより、遮音フードパネル24と保護網22は、取り外してメンテナンスができる。
【0037】
このように本発明の実施の形態1の屋外形消音ボックス付送風機によれば、施工性とメンテナンス性を良化しながら、低騒音化することができる。
【0038】
(実施の形態2)
図4に示すように、吐出風路26を分割する整流板40を保護網22と遮音フードパネル24の間に設ける。この整流板40は、保護網22から遮音フードパネル24に向かって羽根車14の回転方向(矢印A)に傾けている。言い換えれば、図4に記載のとおり、遠心送風機8のファンケーシング13の舌部43から吐出口9へ向かうスクロール10の傾きと同じ方向に傾けているのである。また、整流板40に吸音材42を貼り付け、遮音フードパネル24に吸音材35を貼り付けた構成としている。
【0039】
このような構成によれば、一般的に羽根車14の回転方向に傾く傾向がある遠心送風機8からの気流21は、整流板40に平行に近い向きとなっているため、気流21は整流板40に衝突することなく分割されながら吸音される。
【0040】
このように本発明の実施の形態2の屋外形消音ボックス付送風機によれば、低騒音化することができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
換気送風機器などの空気搬送目的以外に、排気構造を用いて設備機器の冷却ができ、コンパクトに設置できる設備機器の送風等の用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0042】
1 機体開口面
2 機体天面
3 機体底面
4 機体側面
5 機体
6 機体吸込口
7 機体吹出口
8 遠心送風機
9 吐出口
10 スクロール
11 ケーシング吸込口
12 ケーシング側板
13 ファンケーシング
14 羽根車
15 モーター
20 屋外
21 気流
22 保護網
23 遮音平面
24 遮音フードパネル
26 吐出風路
27a フード吹出口
27b 側面開口部
28 床面
29 設置架台
35 吸音材
36 ねじ
37 ねじ
40 整流板
41 回転方向
42 吸音材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向した機体開口面を機体天面と機体底面と機体側面2面で連結して箱状とした機体を形成し、機体吸込口と機体吹出口を対向して前記機体開口面に設け、前記機体の内部に遠心送風機を備え、前記遠心送風機は前記機体吹出口に対向した吐出口と渦巻状のスクロールとケーシング吸込口を設けたケーシング側板を側面に配置したファンケーシングを備え、
前記機体吹出口の通風方向正面には、前記機体吹出口の面積よりも大きくした遮音平面を有する遮音フードパネルを設け、
前記機体吹出口と前記遮音フードパネルの間に設けた空間を吐出風路として末端の開口をフード吹出口とし、
前記機体を床面に設置架台にて固定し、
前記フード吹出口を前記床面側に向けて開口したことを特徴とする屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項2】
前記吐出風路の断面積を吐出口の開口面積よりも大きくする構成としたことを特徴とする請求項1記載の屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項3】
前記遮音フードパネルは、複数の平面から成る箱形状とし、遮音平面以外の平面に通風用開口を設ける構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項4】
遮音フードパネルの内面に吸音材を貼り付ける構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項5】
保護網と遮音フードパネルを機体にねじ固定として着脱自在とする構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項6】
前記吐出風路内に、吐出風路を分割する整流板を設け、この整流板は保護網から遮音フードパネルに向かって羽根車の回転方向に傾けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の屋外形消音ボックス付送風機。
【請求項7】
前記整流板には、吸音材を貼り付けたことを特徴とする請求項6記載の屋外形消音ボックス付送風機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−207618(P2012−207618A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75033(P2011−75033)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】