説明

差込プラグ封止装置

【課題】例えば差込プラグを備える電化製品の使用を好適に禁止する。
【解決手段】差込プラグ封止装置(1)は、当該差込プラグ封止装置の構成要素の少なくとも一部を格納する筐体(2)と、差込プラグに備わる雄型端子に対応して該筐体に形成された雌型の差込孔(31,32)とを備える。そして、更に、雄型端子に形成された係合孔に対して切換自在に係合する係合手段(41)と、係合手段が差込プラグの係合孔に係合したまま施錠する施錠手段(5)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばゲーム機器やパソコン機器のような差込プラグを備える電化製品の使用を禁止するための差込プラグ封止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の電化製品を使用するために当該電化製品に電力を供給するためのコネクタとして、電化製品本体にコードで接続された差込プラグと、該差込プラグを差込可能なコンセントとの組合せが知られている。このコネクタによると、電化製品の差込プラグをコンセントに差し込んだ状態で、電化製品に電力が供給され、もって電化製品が使用可能になる。
【0003】
ところで、電化製品本体と差込プラグとの間には、上記のようにコードがあるため、このコードに誤って足を引っ掛けてしまうと、差込プラグがコンセントから外れてしまう虞がある。そしてこの際、電化製品の使用中であると、ゲーム機器やパソコン機器の作業データが保存されずに失われてしまう虞がある。
【0004】
かかる不具合に対処するため、例えば特許文献1〜4には、電化製品の使用中に、差込プラグがコンセントから抜けないようにするための抜け止め機構が提案されている。この機構によると、差込プラグをコンセントに差し込んだ状態の維持、及びその状態の解除が可能となる。
【特許文献1】特開平9−55258号公報
【特許文献2】特開2002−343489号公報
【特許文献3】実開昭58−192485号公報
【特許文献4】特開2005−302623号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば前述の特許文献1〜4に開示されている技術には、以下のような問題が生じ得る。即ち、当該電化製品の使用を禁止したい場合、例えば、両親が留守の間子供にゲーム機器を使用させたくない場合には、特許文献1〜4に開示されている技術は、役に立たない虞がある。むしろ、これらの技術は、電化製品を使用可能な状態を維持してしまうので、逆効果となる。
【0006】
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、例えば差込プラグを備える電化製品の使用を好適に禁止することが可能な差込プラグ封止装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の差込プラグ封止装置は、上記課題を解決するために、
差込プラグを備える電化製品の使用を禁止するための差込プラグ封止装置であって、
当該差込プラグ封止装置の構成要素の少なくとも一部を格納する筐体と、
前記差込プラグに備わる雄型端子に対応して該筐体に形成された雌型の差込孔と、
前記雄型端子に形成された係合孔に対して切換自在に係合する係合手段と、
前記係合手段が前記差込プラグの前記係合孔に係合したまま施錠する施錠手段と
を備える。
【0008】
本発明の差込プラグ封止装置において、
筐体は、当該差込プラグ封止装置の構成要素の少なくとも一部(例えば、後述する係合手段や施錠手段の一部)を格納する。筐体は、例えば、直方体、球体、円柱体、半球体、及び半円柱体などの形状のうち1種又は2種以上を組み合わせた形状であり、プラスチック材料、ガラス、あるいは合成ゴムなどの絶縁材料の1種又は2種以上を組み合わせてなる。
差込孔は、差込プラグに備わる雄型端子に対応して該筐体に形成されている雌型の孔である。つまり、差込孔は、差込プラグに備わる雄型端子の長さ、及び配置に対応して、該雄型端子を十分に差込可能に形成されている。ただし、差込プラグが雄型端子を複数(例えば、2つ又は3つ)備える場合には、そのうち少なくとも1つの雄型端子を差し込みさえすれば、足りる。
係合手段は、雄型端子に形成された係合孔に対して切換自在に係合する。係合手段は、例えば、係合孔の半径よりも小さい突起部を有する揺動自在なフックや、係合孔の半径よりも小さい半径のスライド可能な係合軸からなり、例えばボタンやつまみのような操作子を操作したりそのまま押し引きすることによって、係合孔との係合状態を切換ることが可能である。
施錠手段は、係合手段が差込プラグの係合孔に係合したまま施錠する。施錠手段は、例えば、機械式(例えば自転車の鍵のような錠前、ダイヤル式番号合わせ)又は電子式(例えば暗証番号入力、生体認証)の何れの方式でもよい。また、施錠手段が、上記の係合手段の操作子を兼ね、例えば錠前の鍵を回す施錠操作に伴い、係合手段を係合孔と係合させるようにしてもよい。
以上説明した本発明の差込プラグ封止装置によると、以下のようにして、差込プラグを備える電化製品の使用を好適に禁止することができる。例えば両親が留守の間、子供にゲーム機器などの電化製品を使用させたくない場合には、この電化製品に備わる差込プラグの雄型端子を、コンセントから抜いて、当該差込プラグ封止装置の差込孔に差し込む。その後、差込プラグが当該差込プラグ封止装置から抜けないように、係合手段を雄型端子に形成された係合孔に対して係合させ、そのまま施錠手段によって施錠するとよい。そうすると、子供は、施錠手段による施錠を解除できないので、差込プラグを当該差込プラグ封止装置から抜いてコンセントに差し直すことができない。このようにして、本発明の差込プラグ封止装置によれば、差込プラグを備える電化製品の使用を好適に禁止することができるので、実用上非常に有利である。
【0009】
本発明の一態様では、
前記係合手段は、伸長方向にスライド自在の係合軸を備え、
複数の前記差込プラグを差し込むための複数の前記差込孔が、(i)前記係合軸の伸長方向において互いにずらされ、かつ、前記係合軸周りにおいて差込角度が互いにずらされた位置であって、(ii)当該差込孔に差し込まれた状態にある前記差込プラグの雄型端子に形成された係合孔が前記係合軸によって貫通可能な位置に形成されている。
【0010】
この態様によると、係合手段に備わるスライド自在の係合軸は、自身の伸長方向にスライド自在である。係合軸は、例えばボタンやつまみを操作することによって、左右にスライドし、これにより係合孔との係合状態を切換ることが可能である。そして、複数の差込プラグを差し込むための複数の差込孔が次のように形成されている。第一に、複数の差込孔は、係合軸の伸長方向において、例えば雄型端子の厚み以上の間隔を空けて互いにずらされ、かつ、係合軸周りにおいて差込角度が、例えば各差込プラグを同時に差し込んでも接触しないように数十°ずつ、互いにずらされた位置に形成されている。これにより、例えば2個、3個、4個……と複数の差込プラグを各差込孔に、同時に差し込むことが可能となる。そして、第二に、複数の差込孔は、当該差込孔に差し込まれた状態にある差込プラグの雄型端子に形成された係合孔が係合軸によって貫通可能な位置に、形成されている。これにより、複数の差込プラグを各差込孔に、同時に差し込んだ場合でも、一の係合軸を共通で利用できる。つまり、複数の差込プラグを、複数の差込孔に夫々差し込んだ後、係合軸をスライドさせることによって、複数の差込プラグ夫々の係合孔を貫通させることができる。このように、複数の差込プラグを係合軸によって串刺しするように貫通できるので、係合手段の部品点数を極力抑えつつ、多数の差込プラグを効率よく封止可能となる。
【0011】
本発明の他態様では、
前記差込孔に差し込まれた状態にある前記差込プラグの前記雄型端子と電気的に接続し、前記差込プラグに帯電した電気を蓄電する蓄電手段を更に備えてもよい。
【0012】
この態様によると、蓄電手段は、例えば、コンデンサや充電装置、あるいはアースからなり、差込孔に差し込まれた状態にある差込プラグの雄型端子と電気的に接続している。これにより、差込プラグに帯電した電気を吸い取り、蓄電するので、電化製品における不要な帯電を回避し、電気の有効利用が可能となる。
【0013】
この蓄電手段を更に備える態様では、
前記蓄電手段に蓄電された電気を光に変換して発光する発光手段を更に備えてもよい。
【0014】
この態様によると、発光手段は、例えば発光ダイオードや液晶ディスプレイであり、蓄電手段に蓄電された電気を光に変換して発光する。これにより、別途電源を用意することなく、光による所定の警告等を表示することができる。
【0015】
本発明の他態様では、
前記差込プラグの雄型端子が前記差込孔に差し込まれ前記係合手段と係合可能な深さまで到達した状態における前記雄型端子による圧力によって変色する変色手段を更に備える。
【0016】
この態様によると、変色手段は、例えば圧力によって変色又は発色する感圧シートである。このような感圧シートは、ゴム板などの弾性板とともに、1又は複数層に重ねられ一体に形成されている。そして、差込プラグの雄型端子が差込孔に差し込まれ、係合手段と係合可能な深さまで到達すると、その状態における雄型端子による圧力によって、変色手段が変色する。これにより、差込プラグが十分に差し込まれており、当該差込プラグを確実に封止することが可能なことが、両親等に示される。
【0017】
本発明の作用及び他の利得は、次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、発明を実施するための最良の形態として本発明の一実施形態を、図面に基いて詳細に説明する。
【0019】
<第1実施形態>
第1実施形態に係る差込プラグ封止装置の構成及び動作処理を、図1から図2を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)断面図である(差込前)。図2は、本発明の第1実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)断面図である(差込後)。
【0020】
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る差込プラグ封止装置1において、
「差込プラグ封止装置1」が、本発明に係る「差込プラグ封止装置」の一例であり、
「筐体2」が、本発明に係る「筐体」の一例であり、
「差込孔31,32」が、本発明に係る「差込孔」の一例であり、
「係合軸41」が、本発明に係る「係合手段」の一例であり、
「施錠機構5」が、本発明に係る「施錠手段」の一例である。
筐体2は、当該差込プラグ封止装置1の構成要素の少なくとも一部(例えば、後述する係合軸41や施錠機構5の一部)を格納する。筐体2は、例えば、直方体であり、プラスチック材料からなるが、これらの形状及び素材に特に限定されない。
差込孔31,32は、差込プラグ7に備わる雄型端子71,72に対応して筐体2に形成されている雌型の孔である。つまり、差込孔31,32は、差込プラグ7に備わる雄型端子71,72の長さ、及び配置に対応して、該雄型端子71,72を十分に差込可能に形成されている。
係合軸41は、差込プラグ7に備わる雄型端子71,72に形成された係合孔73,74のうち少なくとも一方に対して、切換自在に係合する。係合軸41は、例えば、係合孔73,74の半径よりも小さい半径の軸であり、筐体2に形成された、差込孔31,32と略直行するスライド孔42に部分的に嵌っている。この状態で、スライド方向に沿った係合軸41に対する押し引き操作によって、係合孔73,74のうち少なくとも一方(なお、図1の場合には係合孔73)と係合軸41との係合状態を切換ることが可能である。係合軸41の側面には、例えば、その押し引き操作が不能なように後述の施錠機構5によって施錠するために、所定深さの凹みからなる凹部43が形成されている。
施錠機構5は、係合軸41が差込プラグ7の係合孔71に係合したまま施錠する。施錠機構5のうち、上述の凹部43と向かい合う部分には、係合軸41が差込プラグ7の係合孔71に係合したことを、自動で又は手動で感知して、バネ等の伸縮部材により動的に凹部43に係合し、その押し引き動作を禁止するための固定部51が備わる。例えば、係合軸41が十分に押し込まれると、凹部43と固定部51とが対向し、固定部51が弾性部材等によって押し出され凹部43に嵌った状態で固定され、そのままの状態で施錠する。この施錠動作の後、例えば自転車の鍵と同様に、施錠機構5の一部としての付図示の鍵が抜けるようにして、この鍵を施錠主が受け取り可能に構成される。そうすると、この鍵で施錠を解除しない限り、係合軸41は、差込プラグ7の係合孔71に係合したままとなる。
【0021】
以上説明した第1実施形態に係る差込プラグ封止装置1によると、以下のようにして、差込プラグ7を備える電化製品の使用を好適に禁止することができる。例えば両親が留守の間、子供にゲーム機器などの電化製品を使用させたくない場合には、この電化製品に備わる差込プラグ7の雄型端子71,72を、コンセントから抜いて、M当該差込プラグ封止装置1の差込孔31,32に差し込む(図1のステップ1を参照)。その後、差込プラグ7が当該差込プラグ封止装置1から抜けないように、係合軸41を押し込み(図2のステップ2を参照)、雄型端子71,72に形成された係合孔73,74のうち少なくとも一方に対して係合させると、そのままの状態で、施錠機構5によって施錠される。そうすると、子供は、施錠機構5による施錠を解除できないので、差込プラグ7を当該差込プラグ封止装置1から抜いてコンセントに差し直すことができない。このようにして、第1実施形態に係る差込プラグ封止装置1によれば、差込プラグ7を備える電化製品の使用を好適に禁止することができるので、実用上非常に有利である。
【0022】
<第2実施形態>
第2実施形態に係る差込プラグ封止装置の構成及び動作処理を、図3を参照して説明する。ここで、図3は、本発明の第2実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)である。なお、第2実施形態に係る各図において、第1実施形態に係る各図に示されたものと同様の構成要素については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明は適宜省略する。
【0023】
図3に示すように、第2実施形態に係る差込プラグ封止装置1において、
「複数の差込プラグ7,700」が、本発明に係る「複数の差込プラグ」の一例であり、
「複数の差込孔31,32,33,34」が、本発明に係る「複数の差込孔」の一例であり、
「y軸の伸長方向」が、本発明に係る「係合軸の伸長方向」の一例である。
係合軸41に備わるスライド自在の係合軸41は、自身の伸長方向にスライド自在である。そして、複数の差込プラグ7,700(なお、差込プラグ700の構成は、差込プラグ7と同様とする。)を差し込むための複数の差込孔31,32,33,34が次のように形成されている。第一に、複数の差込孔31と差込孔33とは、係合軸41の伸長方向において、例えば雄型端子71の厚み以上の間隔を空けて互いにずらされ、かつ、係合軸41(図3の場合y軸)周りにおいて差込角度が、各差込プラグを同時に差し込んでも接触しないように例えば90°ずつ、互いにずらされた位置に形成されている。これにより、例えば2個、3個、4個……と複数の差込プラグ7,700を各差込孔に、同時に差し込むことが可能となる。そして、第二に、複数の差込孔31,32,33,34は、当該差込孔31,32,33,34に差し込まれた状態にある差込プラグ7,700の雄型端子71,71に形成された係合孔73が係合軸41によって貫通可能な位置に、形成されている。これにより、複数の差込プラグ7,700を各差込孔に、同時に差し込んだ場合でも、一の係合軸を共通で利用できる。つまり、複数の差込プラグ7,700を、複数の差込孔31,32,33,34に夫々差し込んだ後、係合軸41をスライドさせることによって、複数の差込プラグ7,700夫々の係合孔71を貫通させることができる。このように、複数の差込プラグ7,700を係合軸41によって串刺しするように貫通できるので、係合軸41の部品点数を極力抑えつつ、多数の差込プラグ7を効率よく封止可能となる。
【0024】
<第3実施形態>
第3実施形態に係る差込プラグ封止装置の構成及び動作処理を、図4を参照して説明する。ここで、図4は、本発明の第3実施形態に係る差込プラグ封止装置の電気系統を示す、断面図である。なお、第3実施形態に係る各図において、第1実施形態に係る各図に示されたものと同様の構成要素については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明は適宜省略する。
【0025】
図4に示すように、第3実施形態に係る差込プラグ封止装置1において、
「コンデンサC」が、本発明に係る「蓄電手段」の一例であり、
「発光ダイオードPD」が、本発明に係る「発光手段」の一例である。
コンデンサCと、発光ダイオードPDとは、差込孔31,32と例えば並列に接続されている。発光ダイオードPDの前段には接続切替用のスイッチSWが設置されている。ここで、接続切替用のスイッチSWがオフの場合、コンデンサCと、差込孔31,32に差し込まれた状態にある差込プラグ7の雄型端子71,72とが、電気的に接続する。これにより、コンデンサCは、差込プラグ7に帯電した電気を吸い取り、蓄電するので、電化製品における不要な帯電を回避し、電気の有効利用が可能となる。他方で、接続切替用のスイッチSWがオンの場合、コンデンサCに蓄電された電気や、差込プラグ7に帯電した電気が発光ダイオードPDに流れ、発光ダイオードPDはこの電気を光に変換して発光する。これにより、別途電源を用意することなく、光による所定の警告等を表示することができる。
【0026】
<第4実施形態>
第4実施形態に係る差込プラグ封止装置の構成及び動作処理を、図5を参照して説明する。ここで、図5は、本発明の第4実施形態に係る差込プラグ封止装置において(a)差込プラグの差込前、及び(b)差込プラグの差込後の様子を夫々示す、断面図である。なお、第4実施形態に係る各図において、第1実施形態に係る各図に示されたものと同様の構成要素については、同じ参照符号を付し、その詳細な説明は適宜省略する。
【0027】
図5に示すように、第4実施形態に係る差込プラグ封止装置1において、
「感圧シート21」が、本発明に係る「変色手段」の一例である。
感圧シート21は、ゴム板などの弾性板とともに、差込孔31,32の底の全部又は一部として、接着されている。そして、差込プラグ7の雄型端子71,72が差込孔31,32に差し込まれ、係合軸41と係合可能な深さまで到達すると、その状態における雄型端子71,72による圧力によって感圧シート21は変色する。これにより、差込プラグ7が十分に差し込まれており、当該差込プラグ7を確実に封止することが可能なことが、両親等に示される。
【0028】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う差込プラグ封止装置も又、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)である(差込前)。
【図2】本発明の第1実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)である(差込後)。
【図3】本発明の第2実施形態に係る差込プラグ封止装置を示す(a)斜視図、及び(b)である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る差込プラグ封止装置の電気系統を示す、断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る差込プラグ封止装置において(a)差込プラグの差込前、及び(b)差込プラグの差込後の様子を夫々示す、断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1…差込プラグ封止装置
31,32…差込孔
7,700…差込プラグ
71,72…雄型端子
73,74…係合孔
2…筐体
41…係合軸
5…施錠機構
43…凹部
51…固定部
C…コンデンサ
PD…発光ダイオード
SW…スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
差込プラグを備える電化製品の使用を禁止するための差込プラグ封止装置であって、
当該差込プラグ封止装置の構成要素の少なくとも一部を格納する筐体と、
前記差込プラグに備わる雄型端子に対応して該筐体に形成された雌型の差込孔と、
前記雄型端子に形成された係合孔に対して切換自在に係合する係合手段と、
前記係合手段が前記差込プラグの前記係合孔に係合したまま施錠する施錠手段と
を備えることを特徴とする差込プラグ封止装置。
【請求項2】
前記係合手段は、伸長方向にスライド自在の係合軸を備え、
複数の前記差込プラグを差し込むための複数の前記差込孔が、(i)前記係合軸の伸長方向において互いにずらされ、かつ、前記係合軸周りにおいて差込角度が互いにずらされた位置であって、(ii)当該差込孔に差し込まれた状態にある前記差込プラグの雄型端子に形成された係合孔が前記係合軸によって貫通可能な位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の差込プラグ封止装置。
【請求項3】
前記差込孔に差し込まれた状態にある前記差込プラグの前記雄型端子と電気的に接続し、前記差込プラグに帯電した電気を蓄電する蓄電手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の差込プラグ封止装置。
【請求項4】
前記蓄電手段に蓄電された電気を光に変換して発光する発光手段を更に備える
ことを特徴とする請求項3に記載の差込プラグ封止装置。
【請求項5】
前記差込プラグの雄型端子が前記差込孔に差し込まれ前記係合手段と係合可能な深さまで到達した状態における前記雄型端子による圧力によって変色する変色手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の差込プラグ封止装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−283345(P2009−283345A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−135407(P2008−135407)
【出願日】平成20年5月23日(2008.5.23)
【出願人】(308017630)
【Fターム(参考)】