説明

建物外壁接合屋根構造

【課題】 建物外壁や玄関ポーチ等に別屋根を容易に増設可能にした建物外壁接合屋根構
造を提供する。
【解決手段】 複数の支柱3に跨って支持され且つ建物の外壁に隣設して配置された方形
枠状の屋根フレーム4と、外壁に接合するように屋根フレーム4上に取り付けられた屋根
板とを備える屋根パネル1が設けられ、支柱3の上端部に設けられたフレーム支持部14
には屋根パネル1を取り付ける第1取付部17aと増設屋根パネル1b,1dを取り付け
る複数の第2取付部17b,17cが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物外壁に設けられる玄関ポーチ及びカーポート等の屋外空間の屋根を増設
可能に構成する建物外壁接合屋根構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の屋根構造としては、例えば、前桁と垂木掛けとに垂木の各端部をそれぞ
れ固定して方形枠状の屋根フレームを形成し、屋根板を取り付け、この屋根フレームの側
部に側枠を固定すると共に前桁及び垂木掛けの端部にコーナーキャップをそれぞれ固定し
屋根板を取り付けて一単位の屋根を構成したものが知られている。
【0003】
そして、この屋根に別屋根を増設させるときには、屋根フレームから側枠及びコーナー
キャップをそれぞれ取り外して、前桁及び垂木掛けに増設屋根の前桁及び垂木掛けをそれ
ぞれ接続固定することにより既設の屋根の側部に別屋根を増設させている(例えば、特許
文献1参照)。
【特許文献1】特開平6−10437号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した既存の屋根に別屋根を増設させる構造では、増設する屋根のサ
イズは、既存の屋根の奥行きに合わせるためにサイズの自由度が少ないという問題があっ
た。
【0005】
また、既存の屋根に対して別屋根を増設させる方向が既存の屋根の側部の方向には可能
であるが、既存の屋根の前桁側又は垂木掛け側には不可能であるため別屋根の増設性が悪
いという問題があった。
【0006】
本発明は、建物外壁や玄関ポーチ等に別屋根を容易に増設可能にした建物外壁接合屋根
構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、複数の支
柱に跨って支持され且つ建物の外壁に隣設して配置された方形枠状の屋根フレームと、前
記外壁に接合するように前記屋根フレーム上に取り付けられた屋根板とを備える屋根パネ
ルが設けられた建物外壁接合屋根構造であって、前記支柱の上端部に設けられたフレーム
支持部には前記屋根パネルを取り付ける第1取付部と増設屋根パネルを取り付ける複数の
第2取付部が形成されていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造において、前
記屋根フレームの妻梁に前記増設屋根パネルの一側部が前記第2取付部を介して取り付け
られていることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造において、前
記屋根フレームの桁梁に前記増設屋根パネルの一側部が前記第2取付部を介して取り付け
られていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造において、前
記屋根パネルの妻梁及び桁梁に前記増設屋根パネルが前記第2取付部を介してそれぞれ取
り付けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係わる発明によれば、支柱の上端部に設けられたフレーム支持部には前記屋
根パネルを取り付ける第1取付部と増設屋根パネルを取り付ける複数の第2取付部が形成
されているので、サイズの異なる複数種類の屋根パネルを組み合わせて増設させることに
より、フレキシブルなサイズの屋根のある屋外空間を構成することができる。
【0012】
また、玄関ポーチ及びカーポート等を上記の屋根と同様の構造、構成とすることにより
、玄関ポーチに対してカーポートを一つ以上追加して増設することができる。
【0013】
また、請求項2に係わる発明によれば、屋根フレームの妻梁に前記増設屋根パネルの一
側部が前記第2取付部を介して取り付けられているので、既設の屋根パネルの側部にサイ
ズの異なる複数の屋根パネルを増設することができる。
【0014】
また、請求項3に係わる発明によれば、屋根フレームの桁梁に増設屋根パネルの一側部
が第2取付部を介して取り付けられているので、既設の屋根パネルの前後部にサイズの異
なる複数の屋根パネルを増設することができる。
【0015】
また、請求項4に係わる発明によれば、前記屋根パネルの妻梁及び桁梁に前記増設屋根
パネルが前記第2取付部を介してそれぞれ取り付けられているので、既設の屋根パネルの
側部及び前後部にサイズの異なる複数の屋根パネルを増設するなどして連続性のある外観
デザインとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施例1を図1〜図6に基づいて説明する。
【実施例1】
【0017】
図1は、屋根パネル1及びこの屋根パネル1の出隅部2を支持する複数の支柱3の斜視
図を示している。図2(a)は図1のE部における拡大斜視図を示している(但し屋根パ
ネル1は屋根フレームのみを示している)。この屋根パネル1の屋根フレーム4は、図3
に示すように前後の桁梁5と左右の妻梁6とにより方形枠状に形成されている。
【0018】
前記屋根フレーム4の桁梁5及び妻梁6は、図2(b)に示したように開口部が内側を
向いているチャンネル状の部材からなっている。この桁梁5及び妻梁6の各端部をL字状
の接合部材7にそれぞれ固定させることにより屋根フレーム4が一体形成されている。
【0019】
前記屋根接合部材7の両側板7a,7bには、前記支柱3の側面3a,3bに対して屋
根フレーム4を取り付けるための複数の取付穴8が上下にそれぞれ形成されている。さら
に、図2(b)に示したように桁梁5及び妻梁6の下板部5a,6aには、後述のブラケ
ットに桁梁5及び妻梁6を取り付けるための複数の取付穴9がそれぞれ穿設されている。
【0020】
このように構成された屋根フレーム4の上部に、図1に示す屋根板10を取り付けるこ
とにより屋根パネル1が構成されている。
【0021】
前記支柱3は、中空で方形状の筒体からなっていて、側面3a,3bにはブラケット1
2,13がそれぞれ固定されている。この支柱3の上部には後述するフレーム支持部14
が設けられている。
【0022】
支柱3の側面3a,3bには、図2中上部側の隅角部Fの上下に取付穴15aがそれぞ
れ穿設されている。また、側面3b,3dの図中左側の隅角部の上下には取付穴15bが
それぞれ穿設され、側面3a,3cの図中右側の隅角部には取付穴15cがそれぞれ穿設
されている。さらに、側面3c,3dの図中下側の隅角部の上下には取付穴15dがそれ
ぞれ穿設されている。
【0023】
前記ブラケット12の隅角部F側の長手方向には1対の取付穴16aが穿設され、その
反対側には1対の取付穴16cがそれぞれ穿設されている。また、ブラケット13の隅角
部F側の長手方向には1対の取付穴16aが穿設され、その反対側には1対の取付穴15
bがそれぞれ穿設されている。
【0024】
支柱3に穿設された取付穴15a〜15dとブラケット12,13に穿設された取付穴
16a,16b等により、支柱3の上部には前述のフレーム支持部14が構成されている

【0025】
このフレーム支持部14の屋根フレーム4側(隅角部Fの両側)には、前記取付穴15
a及び取付穴16aからなる第1取付部17aが構成されている。
【0026】
また、フレーム支持部14の取付穴16aと反対側(第1取付部17aの両側の箇所)
には取付穴15bと取付穴16b及び取付穴15cと取付穴16cからなる第2取付部1
7b及び第2取付部17cが隣設して設けられている。
【0027】
なお、支柱3の側面3c,3dにもブラケットをそれぞれ設ければ支柱3の図中下側の
隅角部にも同様の第2取付部を構成することができる。また、支柱3のフレーム支持部1
4は、支柱3の基部が接地している支柱3の上部に設けられている場合の他に、支柱3が
接地していなくて隣設する屋根パネルを接合する場合も含まれている。
【0028】
また、図2(a)では図1におけるE部について説明したが、他の支柱3及び出隅部2
においても同様に構成されている。このように、支柱3の側面3a〜3dに第1取付部1
7a及び第2取付部17b,17cを設けたことにより、既存の屋根パネル1に隣設して
他の新規の屋根パネルを増設することができる。
【0029】
図3は、屋根パネル1及びこれに増設される他の屋根パネルの屋根フレームの配置例を
示している。
【0030】
図3(a)は、屋根パネル1を単独設置した場合の桁梁5,妻梁6を示している。図3
(b)は、妻方向は同一サイズの妻梁6で構成されていて、幅方向が異なるサイズa,b
,cの桁梁5,5a,5bからなる屋根フレーム4,4a,4bを幅方向(桁方向)に連
続設置して増設した場合を示している。
【0031】
図3(c)は、桁方向は同一サイズの桁梁5で構成されていて、妻方向が異なるサイズ
A,B,Cの妻梁6,6a,6bの屋根フレーム4,4b,4cを奥行き方向(妻方向)
に連続設置して増設した場合を示している。
【0032】
図3(d)は、妻方向に屋根フレーム4,4a,4bを連続設置すると共に、屋根フレ
ーム4aの幅方向に屋根フレーム4cを、屋根フレーム4bの幅方向に屋根フレーム4d
をそれぞれ連続設置して増設した場合を示している。
【0033】
このように、既存の屋根フレーム4に対して、幅方向又は妻方向、あるいは幅方向と妻
方向との両方向に、使用者の所望に応じて異なるサイズの屋根パネル1を任意に増設する
ことができる。
【0034】
図4は、屋根パネル1の幅方向の桁梁5が異なるサイズa〜eであって、奥行き方向の
妻梁6がA〜Dの異なるサイズからなる屋根フレーム4を形成した例を示す表を示してい
る。この異なるサイズの屋根フレーム4を有するパネル化した屋根パネル1を組み合わせ
ることにより、少ない部品で多くのサイズの屋根を増設することができる。
【0035】
また、屋根パネル1の端部、継ぎ部を同様の構成にすることで、屋根パネル1の増設性
及び連続性を向上させることができる。
【0036】
図5は、建物20の外壁21側に玄関22と玄関ポーチ1aがある場合を示している。
この屋根パネル1a,1bからなる玄関ポーチ23の幅方向及び奥行き方向に屋根パネル
1c〜1hからなるカーポート24をそれぞれ増設した場合を示している。
【0037】
図6は、図5における玄関ポーチ23及びカーポート24の桁梁,妻梁の配置を示して
いる。玄関ポーチ23は、同一サイズの桁梁5と異なるサイズの妻梁6,6aからなって
いる。
【0038】
また、玄関ポーチ23の右側に配置されたカーポート24は、その左側が同一サイズの
桁梁5aと異なるサイズの妻梁6,6a,6bとからなる屋根フレームが配置され、この
右側には同一サイズの桁梁5bと異なるサイズの妻梁6,6a,6bからなる屋根フレー
ムが配置されている。なお、図中29は、図5における建物20の母屋根太位置を示して
いる。
【実施例2】
【0039】
図7〜図9は本発明の実施例2に係わる建物外壁接合屋根構造を示している。
【0040】
図8(a)において、チャンネル状の桁梁30の各端部と妻梁31の各端部とは、互い
に固定されて方形枠状の屋根フレーム32が構成されている。
【0041】
図7(a)に示すように屋根フレーム32の各妻梁31には図7(b)(c)に示すよ
うに上部に突部33を有する金属性のフレーム部材34がそれぞれ設けられていて、ボル
ト35により妻梁31の上部にそれぞれ固定されている。
【0042】
また、フレーム部材34の下方には木材からなるフレーム部材36がそれぞれ配設され
ている。フレーム部材36の下面に釘37により固定されたダボ38,39を妻梁31の
下部に形成された穴40,41に固嵌させることによりフレーム部材36は妻梁31に固
定されている。
【0043】
屋根フレーム32の上部、すなわちフレーム部材34の突部33に屋根板43を固定す
ることにより屋根パネル44が構成されている。
【0044】
図7(a)において、屋根フレーム32は支柱45の上部に後述するようにして固定さ
れている。この支柱45の上部には、フレーム支持部46が設けられている。このフレー
ム支持部46は、図8(b)に示すように第1取付部としてのL字状の接合部材47と第
2取付部としてのL字状の接合部材48〜50を支柱45の上部に設けたものからなって
いる。
【0045】
接合部材47の一辺には、桁梁30の端部がボルト及びナットからなる締結部材52に
より固定されている。また、接合部材47の他の辺には妻梁31の端部が締結部材52に
より固定されている。
【0046】
図8(a)に示すように、右側の支柱45の接合部材48に対し、他の屋根フレーム5
3の桁梁54及び妻梁31を取り付けることにより、屋根フレーム53を有する屋根パネ
ル55を屋根パネル44に隣設して増設することができる。
【0047】
また、図6(b)は、屋根フレーム32の図中上側に妻梁56及び桁梁30を有する屋
根フレーム57を取り付けて屋根パネル44図中上側に屋根パネル58を増設すると共に
、屋根フレーム53の図中上側に桁梁54及び妻梁56を有する屋根フレーム59を配置
して屋根パネル55に隣設して屋根パネル60を増設した場合を示している。
【0048】
図7(a)及び図8(a)の図中右側の支柱45にはL字状のブラケット61が固定さ
れており、このブラケット61の上板62には、屋根フレーム32の桁梁30の下部が
締結部材52により固定されている。
【0049】
また、 図7(a)及び図8(a)の図中左側の支柱45部には、コーナー部材63が
配置されている。このコーナー部材63は、屋根板64,側板65及び天井板66等を有
していて、締結部材52により屋根フレーム32の妻梁31及び桁梁30(図9(a)参
照)に固定されている。
【0050】
図9(a)は、図7(a)の側面図を示している。なお、桁梁30の上部には屋根板4
3との段差を埋めるための当て部材67が設けられていて、屋根板43が釘37により固
定されている。
【0051】
図7(b)は支柱45の変形例を示していて、支柱45の上面は屋根パネル44まで延
長している。そして、妻梁31は締結部材52により支柱45に固定されている。
【0052】
図10〜図12は、実施例2における屋根パネルの継ぎ部の変形例を示している。なお
、図7〜図9に示す部材と同様のものは同じ符号を付してその説明は省略する。
【0053】
図10(a)において、支柱45にはリブ70を有するL字状のブラケット71が固定
されており、このブラケット71の上板72には屋根フレーム32の桁梁30(図11(
a)参照)が載置されて釘37により固定されている。
【0054】
図12(a)は屋根パネル44及び屋根パネル58(図11(b)参照)の桁梁30を
接合すると共に、屋根板43の妻梁31及び屋根パネル58の妻梁56をブラケット71
によりそれぞれ支持している状態を示している。
【0055】
図12(b)は、支柱45の上部の延長部分に図11(b)に示す屋根パネル44の桁
梁30及び屋根パネル58の桁梁30を締結部材52によりそれぞれ固定すると共に、屋
根板43の妻梁31及び屋根パネル58の妻梁56をブラケット71によりそれぞれ支持
している状態を示している。
【0056】
以上説明した発明の実施の形態の建物外壁接合屋根構造は、複数の支柱(3)に跨って
支持され且つ建物(20)の外壁(21)に隣設して配置された方形枠状の屋根フレーム
(4)と、前記外壁(21)に接合するように前記屋根フレーム(4)上に取り付けられ
た屋根板(10)とを備える屋根パネル(1)設けられた建物外壁接合屋根構造である。
この建物外壁接合屋根構造は、前記支柱(3)の上端部に設けられたフレーム支持部(1
4)には前記屋根パネル(1)を取り付ける第1取付部(17a)と増設屋根パネル(1
b,1d)を取り付ける複数の第2取付部(17b,17c)が形成されている。
【0057】
この構成によれば、支柱(3)の上端部に設けられたフレーム支持部(14)には屋根
パネル(1)を取り付ける第1取付部(17a)が形成され、屋根フレーム(14)の第
1取付部17aと反対側には増設屋根パネル(1b,1d)を取り付ける複数の第2取付
部(17b,17c)が形成されているので、サイズの異なる複数種類の屋根パネル(1
b,1c)を組み合わせて増設させることにより、フレキシブルなサイズの屋根のある屋
外空間を構成することができる。また、玄関ポーチ(23)及びカーポート(24)等を
上記の屋根と同様の構造、構成とすることにより、玄関ポーチ(23)に対してカーポー
ト(24)を一つ以上追加して増設するなどして連続性のある外観デザインとすることが
できる。
【0058】
また、この発明の実施の形態の建物外壁接合屋根構造は、前記屋根フレーム(1)の妻
梁(6)に前記増設屋根パネル(1d)の一側部が前記第2取付部(17b)を介して取
り付けられている。
【0059】
この構成によれば、屋根フレーム(1)の妻梁(6)に前記増設屋根パネル(1b)の
一側部が前記第2取付部(17b)を介して取り付けられているので、既設の屋根パネル
(1)の側部にサイズの異なる複数の屋根パネル(1d)を増設することができる。
【0060】
また、この発明の実施の形態の建物外壁接合屋根構造は、前記屋根フレーム(14)の
桁梁(5)に前記増設屋根パネル(1b)の一側部が前記第2取付部(17c)を介して
取り付けられている。
【0061】
この構成によれば、屋根フレーム(1)の桁梁(5)に増設屋根パネル(1b)の一側
部が第2取付部(17c)を介して取り付けられているので、既設の屋根パネル(1)の
前後部にサイズの異なる複数の屋根パネル(1b)を増設することができる。
【0062】
また、この発明の実施の形態の建物外壁接合屋根構造は、前記屋根パネル(1)の妻梁
(6)及び桁梁(5)に前記増設屋根パネル(1b,1d)が前記第2取付部(第2取付
部17b,17c)を介してそれぞれ取り付けられている。
【0063】
この構成によれば、前記屋根パネル(1)の妻梁(6)及び桁梁(5)に前記増設屋根
パネル(1b,1d)が前記第2取付部(17b,17c)を介してそれぞれ取り付けら
れているので、既設の屋根パネル(1)の側部及び前後部にサイズの異なる複数の屋根パ
ネル(1b,1d)を増設することができる。
【0064】
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述したが、具体的な構成は、この実施の
形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の建物外壁接合屋根構造に係わる屋根パネル及び支柱が概略斜視図である。
【図2】(a)は図1のE部の拡大斜視図、(b)は桁梁及び妻梁の縦断面図である。
【図3】(a)は単一の屋根フレーム、(b)は幅方向に隣設して増設される複数の屋根フレーム、(c)は奥行き方向に隣設して増設される複数の屋根フレーム、(d)は幅方向及び奥行き方向に隣設して増設される屋根フレームを示す図である。
【図4】屋根フレームの異なるサイズの桁梁と、異なるサイズ妻梁との組み合わせによる屋根フレームのサイズを表にした図である。
【図5】建物の玄関ポーチに複数の増設屋根パネルを隣設して設けてカーポートを増設した図でるある。
【図6】図5における屋根パネルの屋根フレームを示す図である。
【図7】(a)は本発明の実施例2に係わる屋根パネルの側面図、(b)及び(c)は屋根板を支持する垂木及び木製の垂木の取付部を示す図である。
【図8】(a)は屋根パネルのフレーム支持部を示す平面図、(b)は屋根フレームを増設したフレーム支持部を示す平面図である。
【図9】(a)は図5の側面図、(b)は延長した支柱が用いられている図5の側面図である。
【図10】(a)は屋根パネルの継ぎ部の変形例を示す屋根パネルの側面図、(b)及び(c)は屋根板を支持する垂木及び木製の垂木の取付部を示す図である。
【図11】(a)は屋根パネルのフレーム支持部を示す平面図、(b)は屋根フレームを増設したフレーム支持部を示す平面図である。
【図12】(a)は異なるサイズの屋根パネルの継ぎ部を示す側面図、(b)は延長した支柱が用いられている継ぎ部の側面図である。
【符号の説明】
【0066】
1 屋根パネル
1b,1d 増設屋根パネル
3 支柱
4 屋根フレーム
5 桁梁
6 妻梁
10 屋根板
14 フレーム支持部
17a 第1取付部
17b,17c 第2取付部
20 建物
21 外壁
23 玄関ポーチ
24 カーポート
30 桁梁
31 妻梁
32 屋根フレーム
44 屋根パネル
45 支柱
46 フレーム支持部
47 接合部材
48 接合部材
49 接合部材
50 接合部材
53 屋根フレーム
55 屋根パネル
58 屋根パネル
59 屋根フレーム
60 屋根パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の支柱に跨って支持され且つ建物の外壁に隣設して配置された方形枠状の屋根フレ
ームと、前記外壁に接合するように前記屋根フレーム上に取り付けられた屋根板とを備え
る屋根パネルが設けられた建物外壁接合屋根構造であって、
前記支柱の上端部に設けられたフレーム支持部には前記屋根パネルを取り付ける第1取
付部と増設屋根パネルを取り付ける複数の第2取付部が形成されていることを特徴とする
建物外壁接合屋根構造。
【請求項2】
前記屋根フレームの妻梁に前記増設屋根パネルの一側部が前記第2取付部を介して取り
付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造。
【請求項3】
前記屋根フレームの桁梁に前記増設屋根パネルの一側部が前記第2取付部を介して取り
付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造。
【請求項4】
前記屋根パネルの妻梁及び桁梁に前記増設屋根パネルが前記第2取付部を介してそれぞ
れ取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物外壁接合屋根構造。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−2361(P2006−2361A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−177189(P2004−177189)
【出願日】平成16年6月15日(2004.6.15)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【出願人】(591020696)株式会社北方住文化研究所 (8)
【Fターム(参考)】