説明

建設機械用エンジンルームフードステー装置

【課題】エンジンフードが安全な開放状態を保持し、且つ、閉鎖操作を容易に行えるように改良した建設機械用エンジンルームフードステー装置を提供する。
【解決手段】ステーロッドのスライダーがガイドレールを沿って摺動可能に設置されたロッドガイダーと、前記ガイドレールの後方係止部に隣接たサポートレールを備え、前記フードを開放時、ステーロッドの外周縁の一側が前記サポートレールに挿入されるように前記ガイドレールの上部に設けられているサポートロッドガイダーと、取っ手部と牽引部材の一側に結合されるヨークを備え、取っ手部が前記フード上部に回動可能に固定されている操縦レバーと、前記牽引部材の他側の牽引アームと、前記サポートレールに隣接するように回動するロッキングアームを備え、前記操縦レバーにより生じる牽引力で前記ロッキングアームの回動時に前記サポートレールを選択的に開放及び閉鎖するロッキングストッパーとを包含する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械用エンジンルームフードステー装置に関するものであって、さらに詳しくは、振動や風などによる外力が突然加えられてもエンジンフードが安全な開放状態を保持することができ、且つ、閉鎖操作を容易に行えるように改良した建設機械用エンジンルームフードステー装置に係る。
【背景技術】
【0002】
図1に示したように、一般のエンジンフードステー装置は、掘削機やホイールローダーなどのような従来の建設機械において、フード1、フードヒンジ2、フードフレーム3の内側に設けられ、フードの前方3a側からフードの後方3b側に延長してある所定のガイドレールを形成し、レールの後方係止部に係止溝8aを備えたロッドガイド8、フードフレーム3の内側にピボット回動可能に設けられ、両側の先端に摺動部6とヒンジ部7をそれぞれ備えたステーロッド5、フード1の一側に形成され、ステーロッド5の一側のヒンジ部をピボット可能に固定するためのロッドヒンジブラケット4を備え、フード開放時にはステーロッド5の摺動部6がロッドガイド8の係止溝8aに挿入されることによりフード1が所定角度傾斜した状態で保持される反面、フード閉鎖時には手作業で係止されているステーロッド5をフードの前方3a側に引っ張り、摺動部6がロッドガイド8のガイドレールに沿って移動するようになすことによって、フード開放及び閉鎖が行われる。
【0003】
通常、エンジンルーム内部へのメンテナンスを施す過程で、装備(建設機械)の振動や風などのような外力が加えられると、傾斜しているフードが揺れ、ステーロッドの摺動部がロッドガイドの係止溝から容易に離脱してしまい、作業者の予測し得ない瞬間にフードが落下するなど、作業者に対する事故及び部品の損傷を招く問題があった。
【0004】
このような問題点を解決するために部分的にロッドガイドのガイド面に階段型の勾配を別途形成したり、ステーロッドの中間地点に折畳連結部を付加し、ステーロッドの傾斜が少なくなるように設定することによって、外力に耐えられる能力を増大しようと試みたが、フードフレームの高剛性が要求されるなど、構造的な複雑化を招来し、製造コストを高める問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、前述した問題点を解決するために案出されたものであって、ステーロッドがロッキングストッパーにより支持されるように構成することによって、振動や風などの外力が生じた場合でも、フードの開放位置を安全に保持することができる建設機械用エンジンフードステー装置を提供することにその第1目的がある。
【0006】
また、本発明は、フードの閉鎖時、フードの前方で運転者が容易に解除操作を行えるようにすることによって、メンテナンス時の安全性の確保を図ることができる建設機械用エンジンフードステー装置を提供することにその第2目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明は、フードフレームの一側に取り付けられ、フードの開放状態を保持するステーロッドを備えた建設機械用エンジンルームフードステー装置において、
前記ステーロッドのスライダーが移動可能に組み合わされるガイドレールを備え、前記ステーロッドのスライダーが前記ガイドレールを沿って摺動可能に前記フードフレームの一側に固定設置されているロッドガイダーと、
前記ガイドレールの後方係止部に隣接して形成されるサポートレールを備え、前記フードを開放時、ステーロッドの外周縁の一側が前記サポートレールに挿入されるように前記ガイドレールの上部に設けられているサポートロッドガイダーと、
取っ手部と牽引部材の一側に結合されるヨークを備え、牽引力発生のために前記取っ手部が前記フード上部に回動可能に固定されている操縦レバーと、
前記牽引部材の他側に組み合わされる牽引アームと、前記牽引アームから延長形成され、前記サポートレールに隣接するように回動するロッキングアームを備え、前記操縦レバーにより生じる牽引力で前記ロッキングアームの回動時に前記サポートレールを選択的に開放及び閉鎖するロッキングストッパーとを包含してなされた建設機械用エンジンルームフードステー装置を特徴とする。
【0008】
また、前記ロッキングストッパーにヒンジ部が形成され、前記ヒンジ部を基準として前記ロッキングアームから放射状に離隔して突出された支持突部が形成され、前記支持突部に前記ロッキングアームを回動させる弾性部材が固定設置されている建設機械用エンジンルームフードステー装置を特徴とする。
【0009】
前記サポートロッドガイダーの一側に前記牽引アームが支持されるための支持凹溝部が構成され、前記支持凹溝部により前記牽引アームの回転が抑制される建設機械用エンジンルームフードステー装置を特徴とする。
【0010】
また、前記サポートレールは、前記ロッドガイダーの垂直部外側に所定距離突出して形成され、前記サポートレールの後方係止部は前記ガイドレールの後方係止部の後方側に所定距離突出して形成されている建設機械用エンジンルームフードステー装置を特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上、本発明による建設機械用エンジンルームフードステー装置は、振動や風などの外力が突然作用しても、ステーロッドがロッキングアーム及び牽引アームを備えたロッキングストッパーの回転及び支持により離脱することなく、サポートレール内に安全に保持されることができ、且つ、フード閉鎖時にはフードの前方で運転者が容易に解除操作を行えるなど、その効果が極めて優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付図面を参照として本発明による建設機械用エンジンルームステー装置の構成について詳述する。
図1は、従来建設機械用エンジンルームフードステー装置を備えたフードの開閉状態を概略的に示した側面図であり、図2は、本発明による建設機械用エンジンルームフードステー装置の分解斜視図であり、図3は、本発明の一実施例による建設機械用エンジンルームフードの開放状態を概略的に示した斜視図であり、図4は、本発明によるステーロッドがフード開放のためにガイドレール及びサポートレールに沿って摺動することを示した作動状態図であり、図5Aは、図4に図示のロッキングアームとステーロッドとの衝突前の状態を示した概略的な平面図であり、図5Bは、図4に図示のロッキングアームとステーロッドとの衝突後の状態を示した概略的な平面図である。
【0013】
本発明の説明において、図面符号11は、ロッドガイダー、20は、サポートロッドガイダー、30は、ロッキングストッパーを概略的に示したものである。
【0014】
本発明は、フードフレーム3の一側に取り付けられ、フードの開放状態を支持するステーロッド15を備えた建設機械用エンジンルームフードステー装置において、
前記ステーロッド15のスライダー15aが移動可能に組み合わされるガイドレール14を備え、前記ステーロッド15のスライダー15aが前記ガイドレール14に沿って摺動可能に前記フードフレーム3の一側に固定設置されているロッドガイダー11と、
前記ガイドレール14の後方係止部14bに隣接して形成されるサポートレール24を備え、前記フードを開放時、ステーロッド15の外周縁の一側が前記サポートレール24に挿入されるように前記ガイドレール14の上部に設けられているサポートロッドガイダー20と、
取っ手部17aと牽引部材27の一側に組み合わされるヨーク18を備え、牽引力発生のために前記取っ手部17aが前記フード1の上部に回動可能に固定されている操縦レバー17と、
前記牽引部材27の他側に組み合わされる牽引アーム31と、前記牽引アーム31から延長して形成され、前記サポートレール24に隣接するように回動するロッキングアーム32を備え、前記操縦レバー17により生じる牽引力で前記ロッキングアーム32を回動時、前記サポートレール24を選択的に開放及び閉鎖するロッキングストッパーとを含めてなされる。
【0015】
前記サポートレール24は、フードの開放時、前記ステーロッド15の外側縁の一側を摺動案内する機能を奏する。前記ロッキングアーム32は、牽引力によりヒンジピン34を基準として回動し、前記サポートレール24を選択的に開放及び閉鎖する機能を奏する。また、前記ステーロッド15は、フードヒンジ2によりフードフレーム3から上方に回動するフード1の一側に形成されたヒンジブラケット4に固定され、フードの開放状態を支持する。
【0016】
また、前記ロッキングストッパー30にヒンジ部36が形成され、前記ヒンジ部36を基準として前記ロッキングアーム32から放射状に離隔して突出された支持突部33が形成され、前記支持突部33に前記ロッキングアーム32を支持する弾性部材26が固定設置される。前記牽引アーム31とロッキングアーム32は、同一方向に回転可能となるように前記ヒンジピン34により固定される。
【0017】
前記サポートロッドガイダー20の一側に前記牽引アーム31が支持されるための支持凹溝部21が構成され、前記支持凹溝部21により前記牽引アーム31の回転が抑制される。
【0018】
前記弾性部材26は、前記操縦レバー17の牽引力が解除されるとき、前記ロッキングアーム32が前記サポートレール24の入口24aに向かって回動するように弾性支持する機能を奏する。
【0019】
また、前記牽引アーム31の回転が抑制されるとき、前記ロッキングアーム32とステーロッド15の一側が衝突するときに生じる前記ロッキングアーム32の回転も抑制されることができる。
【0020】
本発明の実施例において、図4に示したように、前記サポートロッドガイダー20は、前記ガイドレール14の後方係止部14bに隣接して固定設置され、望ましくは前記ステーロッド15のスライダー15aが前記ガイドレール14の後方係止部14bに挿着されるとき、ステーロッド15がフード後方3b側に傾く傾斜をなすように前記サポートレール24の後方係止部24bが前記ガイドレール14の後端係止部14bよりフード後方3b側の方にさらに隣接するように設けられる。
【0021】
図4に示したように、前記サポートレール24の後方係止部24bが前記ガイドレール14の後端係止部14bよりフード後方3b側にさらに隣接するように設けられ、それぞれ係止部14b、24bの離隔範囲L1は、フード開放及びステーロッド傾斜角度(a)を変形することによって多様に設定することができる。
【0022】
前記サポートレール24の後方係止部24bにおける突出範囲L1は、フードの完全開放位置からステーロッド15がフードフレーム3のフード後方3b側に傾く角度範囲(a)を制限するためのものであって、傾斜しているステーロッド15の外周縁の一側が外力によりサポートレール24に沿ってフードフレーム3のフード前方3a側に若干移動し、それに応じてステーロッド15がガイドレール14及びサポートレール24に沿ってフード前方3a側に摺動しようとする時、ステーロッド15の外周縁の一側がロッキングアーム32に衝突し得るものと理解されるべきである。
【0023】
本発明の一実施例によれば、図2に示したように前記ロッドガイダー11は、一側先端から垂直下方に折り曲げられ、前記フードフレーム3に取り付けられる水平部11bと、前記水平部11bの一側先端から垂直下方に延長してなされる垂直部11aとからなり、前記垂直部11bに長孔の凹溝がガイドレール14として形成されている。
【0024】
前記サポートロッドガイダー20が前記ロッドガイダー11の上部に装着されるとき、前記サポートロッドガイダー20のサポートレール24は前記ロッドガイダー11の垂直部11aの外側に所定距離L2だけ突出して形成され、前記サポートレール24の後方係止部24bは前記ガイドレール14の後方係止部14bの後方側に所定距離L1だけ突出して形成される。
【0025】
一方、前記操縦レバー17は、前記ガイドレール14の前端部14aから牽引部材27を引っ張ることができるように、前記ロッドガイダー11の前端部に固定設置することもできる。
【0026】
前記ロッドガイダー11の一側には貫通形成された案内孔10が設けられ、前記牽引アーム31が前記案内孔10を通過し、牽引部材27の一側に結合構成される。
【0027】
また、前記ロッキングアーム32は、前記ステーロッド15の外周縁の一側と接触支持するカム部32aを有しており、前記カム部32aはフードの完全開放位置にてフード1に外力が与えられるとき、前記サポートレール24から離脱することがないように前記ステーロッド15の外周縁の一側を支持する機能を奏する。
【0028】
本発明の実施例において、フード開放のために前記ステーロッド15の摺動部12が前記ガイドレール14の後方係止部14bに向かって摺動するとき、前記ステーロッド15の外周縁の一側と前記カム部23aとが衝突する回動軌道Rを形成するように前記ロッキングアーム23はヒンジピン34により前記サポートロッドガイダー20の一側に設けられる。
【0029】
前記サポートレール24の入口24aは、フード前方3a側からフード後方3b側に移動するステーロッド15の外周縁の一側をサポートレール24の内側に案内するガイド部24cから延長形成される。
【0030】
また、サポートロッドガイダー20は、前記弾性部材26の一側を支持する支持ピン23を具備する。
【0031】
本発明において、前記牽引部材27は、ワイヤーで形成することができ、且つ、前記ロッドガイダー11はフードシャーシー9の一側に設けることができ、前記サポートレール24上への進入及び摺動を容易に行えるために前記ステーロッド15の外周縁の一側に案内部材や別の離脱防止部を設置する変形が可能である。
【0032】
本発明の説明において、説明されていない符号19は、ヨークのヒンジ孔、36は、ヨークヒンジ固定部材、37は、サポートロッドガイダー装着用締結具、38は、牽引部材をヨークに付着するための締結部材を示す。
【0033】
以下、本発明による建設機械用エンジンルームフードステー装置の作用効果について説明する。
通常、フード1がフードヒンジ2を基準としてフード前方3aから上方に回動するとき、スライダー15aが前方係止部14aから後方係止部14b側にガイドレール14に沿って移動する。この過程で、ステーロッド15は、フード1のヒンジブラケット4に固定している状態で傾斜をなしながら、フード開放のために移動をする。
【0034】
図4に示したように、大略ステーロッド15のスライダー15aがガイドレール14の後方係止部14bに隣接することになれば、フードの完全開放位置に近接したことになり、ステーロッド15は、予め設定された傾斜角度(a)をなすことになる。
【0035】
本発明に従ってフードの完全開放位置に到達する過程中、ステーロッド15は、ロッキングストッパー30に形成されたロッキングアーム32及び牽引アーム31の回転及び支持作用により、サポートロッドガイダー20内に大略傾斜角度(a)を維持した状態で支持されることになる。
【0036】
即ち、図5A及び図5Bに示したように、ステーロッド15のスライダー15aがガイドレール14の後方係止部14bに近接するように移動を行うとき、弾性力によりサポートレール24の入口24aを閉鎖するロッキングアーム32とステーロッド15の外周縁の一側とが衝突する。この際、ロッキングアーム32は、予め設定された回動軌道Rに沿って回転する。
【0037】
究極的に作業者の力で弾性力を克服することになると、ロッキングアーム32はサポートレール24から離脱するように回転し、ステーロッド15は、ロッキングアーム32の先端部に形成のカム部32aを経てサポートレール24の後方端部24bに近接し、この瞬間ロッキングアーム32は、弾性部材26により逆回転することになり、サポートレール24の入口24aを閉鎖する。
【0038】
もし、装備(建設機械)の振動や風など、フード1に加えられる外力は、ロッキングアーム32のカム部32aに伝えられ、サポートレール24の入口24aが開放されるように回転モーメント、例えば図5Aに基づいてロッキングアーム32を時計方向に回転させる回転モーメントとして作用する。この際、ロッキングアーム32と一体になっている牽引アーム31の側面が支持凹溝部21の側面に接触し、回転モーメントを支持する。
【0039】
それに応じて、ロッキングアーム32及びロッキングアーム32のカム部32aはステーロッド15の外周縁の一側を支持し、サポートレールの入口24aを閉鎖状態に維持することによって、外力が生じてもフードの開放状態を維持することができる。
【0040】
一方、フード1を閉じたい場合は、作業者がフードの前方3aで操縦レバー17を回転させると、ヨーク18につながっている牽引部材27が、フードの前方3a側に引かれると共に、牽引アーム31は、図において反時計方向に回動することになる。
【0041】
この際、牽引アーム31と一体になっているロッキングアーム32がヒンジピン34を基準として牽引アーム31の回転方向と同じである反時計方向に回動し、それに応じてサポートレール24の入口24aが開放され、ステーロッド15はフード1を閉じるようにサポートレール24の入口24aから離脱し、ガイドレール14に沿ってフード前方3a側に移動することができる。
【0042】
本発明の様々な実施例によって、図示されてはいないが、ステーロッド15の外周縁の一側に別の離脱防止部や案内部材を形成する場合にも振動や風などのような外力によりフード1が突然閉鎖されるとき、ロッキングアーム32及び牽引アーム31を構成したロッキングストッパー30の回転及び支持作用によりステーロッド15が離脱することなく、サポートレール24内に保持される旨の作動原理は同じなので、詳しい説明は省略する。
【0043】
前述した本発明による建設機械用エンジンルームフードステー装置に対する説明は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が発明を容易に実施し得る程度に説明するためのものであって、これに本発明の特許請求範囲に記載している技術的思想及び範疇が限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】従来建設機械用エンジンルームフードステー装置を備えたフードの開閉状態を概略的に示した側面図である。
【図2】本発明による建設機械用エンジンルームフードステー装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による建設機械用エンジンルームフードの開放状態を概略的に示した斜視図である。
【図4】本発明によるステーロッドがフード開放のためにガイドレール及びサポートレールに沿って摺動する作動状態図である。
【図5A】図4に図示のロッキングアームとステーロッドとの衝突前の状態を示した概略的な平面図である。
【図5B】図4に図示のロッキングアームとステーロッドとの衝突後の状態を示した概略的な平面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 フード
3 フードフレーム
5、15 ステーロッド
11 ロッドガイダー
17 操縦レバー
20 サポートロッドガイダー
21 支持凹溝部
22 ヒンジ孔
24 サポートレール
26 弾性部材
30 ロッキングストッパー
31 牽引アーム
32 ロッキングアーム
33 支持突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フードフレームの一側に取り付けられ、フードの開放状態を保持するステーロッドを備えた建設機械用エンジンルームフードステー装置において、
前記ステーロッドのスライダーが移動可能に組み合わされるガイドレールを備え、前記ステーロッドのスライダーが前記ガイドレールに沿って摺動可能のように前記フードフレームの一側に固定設置されているロッドガイダーと、
前記ガイドレールの後方係止部に隣接して形成されるサポートレールを備え、前記フードを開放時、ステーロッドの外周縁の一側が前記サポートレールに挿入されるように前記ガイドレールの上部に設けられているサポートロッドガイダーと、
取っ手部と牽引部材の一側に結合されるヨークを備え、牽引力発生のために前記取っ手部が前記フードの上部に回動可能に取り付けられている操縦レバーと、
前記牽引部材の他側に組み合わされる牽引アームと、前記牽引アームから延長形成され、前記サポートレールに隣接するように回動するロッキングアームを備え、前記操縦レバーにより生じる牽引力により前記ロッキングアームの回動時に前記サポートレールを選択的に開放及び閉鎖するロッキングストッパーとを含めてなされたことを特徴とする建設機械用エンジンルームフードステー装置。
【請求項2】
前記ロッキングストッパーにヒンジ部が設けられ、前記ヒンジ部を基準として前記ロッキングアームから放射状に離隔突出された支持突部が形成され、前記支持突部に前記ロッキングアームを回動させるための弾性部材が固定設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用エンジンルームフードステー装置。
【請求項3】
前記サポートロッドガイダーの一側に前記牽引アームを支持するための支持凹溝部が設けられ、前記支持凹溝部により前記牽引アームの回転が抑制されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用エンジンルームフードステー装置。
【請求項4】
前記サポートレールは前記ロッドガイダーの垂直部外側に所定距離突出して形成され、前記サポートレールの後方係止部は前記ガイドレールの後方係止部の後方側に所定距離突出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用エンジンルームフードステー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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