説明

引き出し開閉管理システム、管理装置、端末装置、引き出し開閉管理プログラム、及び引き出し開閉管理方法

【課題】安全で、かつ管理が容易な引き出し開閉管理システムを提供する。
【解決手段】引き出し100の施錠・開錠を行う電子錠制御装置200は、ネットワーク30を介して管理機20と接続している端末装置10と接続している。管理機20はユーザが端末装置10に入力したユーザID等に基づき認証を実行し、そのユーザに引き出し100の開閉権限が有る場合には、端末装置10は電子錠制御装置200へ開錠信号を送信する。また、電子錠制御装置200は引き出し100の開閉状態を読み取り、引き出し100が閉じた状態の場合に、端末装置10は電子錠制御装置200に施錠信号を送信する。また、管理機20は引き出し100の施錠、開錠、及び開閉の履歴を記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き出し開閉管理システム、管理装置、端末装置、引き出し開閉管理プログラム、及び引き出し開閉管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、机の引き出しの開閉は、その引き出しに取り付けられた錠の物理的な鍵を責任者が所持・管理することで、管理されている。具体的には、引き出しは常に施錠された状態であり、引き出しの利用者が、責任者に鍵を借りて開錠し、利用後に施錠して鍵を責任者に返却するといった方法で管理されている。
【0003】
しかし、従来のような物理的な錠や鍵の場合、ピッキング行為や鍵の無断複製により、盗難などのトラブルに巻き込まれる恐れが高い。また、鍵を紛失した場合には、セキュリティ確保のために、錠や鍵を新しいものと取り替えなければならず、多大なコストがかかるという問題がある。さらに、物理的な鍵を組織内で共有して利用する場合には、鍵の貸し出しの際、台帳に逐一記録に残さなければならない等、鍵の管理が煩雑になりがちである。
【0004】
また、特許文献1には、利用者により入力されたパスワードを認証し、引き出しの施錠・開錠信号を出力するコンピュータと、ケーブルを介してコンピュータに接続され、当該信号に基づいて、引き出しの施錠・開錠を行う施錠・開錠機構とから構成される電子ロックシステムが開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている電子ロックシステムでは、個々のコンピュータ内に認証用のユーザ情報が記憶されており、複数のコンピュータや複数箇所の引き出しの開閉の一括管理は困難である。また、ユーザ認証により引き出しの施錠・開錠のみ行うため、引き出しが開放状態で施錠される恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−190351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、安全で、かつ管理が容易な引き出し開閉管理システム、管理装置、端末装置、引き出し開閉管理プログラム、及び引き出し開閉管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る引き出し開閉管理システムは、端末装置と、該端末装置に接続され、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、前記端末装置にネットワークを介して接続される管理装置と、から構成される引き出し開閉管理システムであって、前記管理装置は、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報が、前記対応付記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別手段と、前記識別情報判別手段により実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信手段と、を備え、前記端末装置は、ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、前記開閉制御要求をネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する開閉制御信号送信手段と、を備え、前記電子錠制御装置は、前記端末装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信手段と、前記開閉制御信号受信手段により受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の観点に係る引き出し開閉管理システムは、端末装置と、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、管理装置とが、ネットワークを介して接続される引き出し開閉管理システムであって、前記管理装置は、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、識別情報を、前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報が、前記対応付記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別手段と、前記識別情報判別手段により実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して送信する開閉制御信号送信手段と、を備え、前記端末装置は、ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、を備え、前記電子錠制御装置は、前記管理装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信手段と、前記開閉制御信号受信手段により受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の観点に係る管理装置は、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置に接続された端末装置とネットワークを介して接続される管理装置であって、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の第4の観点に係る端末装置は、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置に接続され、ユーザを識別するための識別情報と当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する管理装置にネットワークを介して接続される端末装置であって、ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、ユーザにより入力された識別情報と実質的に一致する前記管理装置に記憶された識別情報に対応する権限情報が前記引き出しの開閉権限を有することを示す場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する制御信号送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第5の観点に係る管理装置は、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置と、端末装置とに、ネットワークを介して接続される管理装置であって、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して前記電子錠制御装置へ送信する開閉制御信号送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第6の観点に係る引き出し開閉管理プログラムは、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置に接続された端末装置とネットワークを介して接続されるコンピュータを、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する送信要求送信手段と、として機能させることを特徴とする。
【0014】
本発明の第7の観点に係る引き出し開閉管理プログラムは、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置に接続され、ユーザを識別するための識別情報と当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する管理装置にネットワークを介して接続されるコンピュータを、ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、ユーザにより入力された識別情報と実質的に一致する前記管理装置に記憶された識別情報に対応する権限情報が前記引き出しの開閉権限を有することを示す場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する制御信号送信手段と、として機能させることを特徴とする。
【0015】
本発明の第8の観点に係る引き出し開閉管理プログラムは、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置と、端末装置とに、ネットワークを介して接続されるコンピュータを、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して前記電子錠制御装置へ送信する開閉制御信号送信手段と、として機能させることを特徴とする。
【0016】
本発明の第9の観点に係る引き出し開閉管理方法は、端末装置と、該端末装置に接続され、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、前記端末装置にネットワークを介して接続される管理装置とによって実行される引き出し開閉管理方法であって、前記管理装置は、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め所定の記憶手段に記憶する対応付記憶ステップと、識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信ステップと、前記識別情報受信ステップにより受信された識別情報が、前記記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別ステップと、前記識別情報判別ステップにより実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別ステップと、前記開閉権限判別ステップにより開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信ステップと、を実行し、前記端末装置は、ユーザにより所定の入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信ステップと、前記開閉制御要求をネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信ステップと、前記開閉制御要求受信ステップにより前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する開閉制御信号送信ステップと、を実行し、前記電子錠制御装置は、前記端末装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信ステップと、前記開閉制御信号受信ステップにより受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御ステップと、を実行する、ことを特徴とする。
【0017】
本発明の第10の観点に係る引き出し開閉管理方法は、端末装置と、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、管理装置とが、ネットワークを介して接続される引き出し開閉管理方法であって、前記管理装置は、ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め所定の記憶手段に記憶する対応付記憶ステップと、識別情報を、前記端末装置から受信する識別情報受信ステップと、前記識別情報受信ステップにより受信された識別情報が、前記記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別ステップと、前記識別情報判別ステップにより実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別ステップと、前記開閉権限判別ステップにより開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して送信する開閉制御信号送信ステップと、を実行し、前記端末装置は、ユーザにより所定の入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信ステップを実行し、前記電子錠制御装置は、前記管理装置から開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信ステップと、前記開閉制御信号受信ステップにより受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御ステップと、を実行する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、安全で、かつ管理が容易な引き出し開閉管理システム、管理装置、端末装置、引き出し開閉管理プログラム、及び引き出し開閉管理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態の引き出し開閉管理システムを示すブロック図である。
【図2】端末装置を示すブロック図である。
【図3】管理機を示すブロック図である。
【図4】(a)は認証DBに記憶されたデータの一例を示す図、(b)はログDBに記憶されたデータの一例を示す図である。
【図5】引き出し及び電子錠制御装置を示すブロック図である。
【図6】開錠時動作を示すフローチャートである。
【図7】施錠時動作を示すフローチャートである。
【図8】引き出し開閉時動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態の引き出し開閉管理システムを示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態の引き出し及び電子錠制御装置を示すブロック図である。
【図11】第2の実施形態の開錠時動作を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施形態の引き出し開閉時動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の第1の実施形態に係る引き出し開閉管理システム1を図を参照して説明する。
【0021】
引き出し開閉管理システム1は、図1に示すように、引き出し100に取り付けられる電子錠制御装置200と、それに接続された端末装置10と、管理機20と、ネットワーク30と、から構成されている。端末装置10と管理機20との間は、ネットワーク30を介して接続されている。
【0022】
端末装置10は、図2に示すように、例えば制御部11と、記憶部12と、通信部13と、入力部14と、出力部15と、接続部16とから構成されている。
【0023】
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)やワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)等から構成される。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラム等を読み出して実行することにより、端末装置の各部を制御する。
【0024】
記憶部12は、例えばハードディスク装置等の記憶装置から構成され、電子錠制御装置200による開錠または施錠等を制御する電子錠制御プログラム等を格納する。
【0025】
通信部13は、例えば、無線LAN(Local Area Network)カードから構成される。通信部13は、制御部11の制御の下、ネットワーク30を介して管理機20との間でデータの送受信を行う。
【0026】
入力部14は、例えば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスから構成される。入力部14を介して、ユーザのユーザID等が入力され、制御部11に供給される。
【0027】
出力部15は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)から構成され、プログラムを実行させるための画像等を表示する。
【0028】
接続部16は、端末装置10と電子錠制御装置200とを接続する。接続部16は、施錠信号、開錠信号または開閉状態要求信号を電子錠制御装置に送信し、また、後述する引き出し開閉センサ202で読み取った引き出しの開閉状態を受信する。
【0029】
続いて、管理機20について説明する。管理機20は、図3に示すように、例えば、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、時計部24とから構成されている。
【0030】
制御部21は、例えばCPUやワークエリアとなるRAM等から構成される。制御部21は、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、管理機20の各部を制御する。
【0031】
記憶部22は、例えばハードディスク装置等の記憶装置から構成され、制御部21で実行されるプログラム等を格納する。また、記憶部22は、ユーザの認証に際し必要とされる認証DB(データベース)25と、開錠・施錠・引き出しの開閉等の履歴であるログDB26とを含む。
【0032】
認証DB25は、図4(a)に示すように、ユーザごとにユーザIDと、パスワードと、開閉権限とを対応付けて格納する。開閉権限は、電子錠制御装置200が取り付けられた引き出し100の開閉権限の有無を示す。
【0033】
ログDB26は、図4(b)に示すように、引き出し100の操作を行ったユーザのユーザIDと、行われた操作の種類と、操作が行われた日時とが格納される。操作の種類には「開錠」、「施錠」、「開ける」、「閉じる」のいずれかの情報が記載される。
【0034】
通信部23は、例えば、無線LAN(Local Area Network)カードから構成される。通信部23は、制御部21の制御の下、ネットワーク30を介して端末装置10との間でデータの送受信を行う。
【0035】
時計部24は、現在時刻を計時する。制御部21は、引き出し100の操作が行われた時刻を時計部24から取得し、ログDB26に記録する。
【0036】
続いて、電子錠制御装置200について説明する。図5に示すように、引き出し100には、端末装置10から受信した開錠信号または施錠信号に応答して、引き出し100の開錠・施錠を行う電子錠制御装置200が内蔵または接続される。そして、電子錠制御装置200は、電子錠制御部201と、引き出し開閉センサ部202と、電子錠203と、接続部204とから構成されている。
【0037】
電子錠制御部201は、端末装置10からの要求に応答して、電子錠203の開錠・施錠や引き出し開閉センサ部202の制御を行う。
【0038】
引き出し開閉センサ部202は、磁気センサや光センサ等から構成され、引き出し100の開閉状態を読み取る。
【0039】
電子錠203は、電子錠制御部201の施錠・開錠要求に応答して、施錠・開錠を行う。
【0040】
接続部204は、端末装置10の接続部16からの開錠信号等の指示を受信し、引き出し100の開閉状態を端末装置10へ送信する。
【0041】
次に上記構成を有する引き出し開閉管理システム1の動作について説明する。まず、引き出し100の開錠時処理の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0042】
端末装置10は電源が投入されると、記憶部12に格納された電子錠制御プログラムが自動的に読み込まれ、制御部11により、開錠時処理が実行される。
【0043】
制御部11は、OS(Operating System)に基づいて、ユーザにユーザID及びパスワードを入力させるログイン画面を出力部15に表示する(ステップS101)。なお、端末装置10の電源投入時に電子錠制御プログラムが自動的に読み込まれず、ログイン後にユーザにより電子錠制御プログラムの実行が選択され、ユーザ認証画面が表示されるようにすることで、OSのログインとは別途に開錠時処理を実行してもよい。
【0044】
その後、制御部11は、ユーザID及びパスワードが入力されるまで待機する(ステップS102)。
【0045】
ユーザID及びパスワードが入力されると(ステップS102;Yes)、制御部11は、通信部13及びネットワーク30を介して、管理機20に入力されたユーザID及びパスワードを送信する(ステップS103)。
【0046】
管理機20は、端末装置10からユーザID及びパスワードを受信すると(ステップS104)、制御部21は、受信したユーザID及びパスワードが、記憶部22に予め記憶された認証DB25のユーザID及びパスワードにそれぞれ一致するか否かを判別することにより認証を行う(ステップS105)。
【0047】
ユーザID及びパスワードを認証すると、制御部21は、ステップS105の認証結果を通信部23及びネットワーク30を介して、端末装置10に送信する(ステップS106)。
【0048】
端末装置10は、管理機20から認証結果を受信すると(ステップS107)、制御部11は、その認証結果を出力部15に出力する(ステップS108)。認証に失敗した場合、ステップS102に戻り、再度ユーザID及びパスワードを入力させるようにしてもよい。
【0049】
また、管理機20の制御部21は、ステップS105の認証結果が正であるか否か判別する(ステップS109)。
【0050】
認証結果が正であると判別した場合(ステップS109;Yes)、制御部21は、認証結果が正であるユーザIDと対応付けて記憶されている開閉権限を認証DB25から読み取り、開閉権限が「有り」か否かを判別する(ステップS110)。
【0051】
開閉権限が「有り」であると判別した場合(ステップS110;Yes)、制御部21は、通信部23及びネットワーク30を介して、端末装置10に開錠要求を送信する(ステップS111)。
【0052】
端末装置10は、管理機20から開錠要求を受信すると(ステップS112)、制御部11は、接続部16を介して電子錠制御装置200に開錠信号を送信する(ステップS113)。ここで、所定の時間内に開錠要求を受信しない場合、引き出し100の開閉権限が無いと判別して、開錠時処理を終了するようにしてもよい。
【0053】
電子錠制御装置200は、接続部204より開錠信号を受信すると(ステップS114)、電子錠制御部201がこれを判別して電子錠203の開錠を行う(ステップS115)。
【0054】
また、ステップS111において端末装置10に開錠要求が送信された場合、管理機20の制御部21は、記憶部22に格納されたログDB26へログの書き込みを行う(ステップS116)。このとき、制御部21は、ログDB26の「ユーザID」項目に認証に成功したユーザIDを、「操作の種類」項目に「開錠」を、「操作日時」項目に時計部24から取得した時刻をそれぞれ書き込む。
【0055】
なお、管理機20の制御部21は、認証結果が正でないと判別した場合(ステップS109;No)、または開閉権限が「有り」でないと判別した場合(ステップS110;No)、処理を終了する。
【0056】
次に上記構成を有する引き出し開閉管理システム1の施錠時の処理動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
ユーザが端末装置10の入力部14から、引き出し100の施錠時処理の実行、ログアウト処理の実行、またはシャットダウン処理の実行を選択すると、記憶部12に格納された電子錠制御プログラムが自動的に読み込まれ、制御部11により、施錠時処理が実行される。なお、ログアウト処理の実行またはシャットダウン処理の実行が選択された場合には、制御部11は、各処理を実行せずに中断する。
【0058】
制御部11は、接続部16を介して電子錠制御装置200に対し、開閉状態確認要求を送信する(ステップS201)。
【0059】
電子錠制御装置200は、端末装置10から開閉状態確認要求を受信すると(ステップS202)、電子錠制御部201は、引き出し開閉センサ部202により引き出しの開閉状態を読み取る(ステップS203)。
【0060】
そして、電子錠制御部201は、接続部204から端末装置10に対し、読み取った開閉状態を示す開閉状態情報を送信する(ステップS204)。
【0061】
端末装置10は、電子錠制御装置200から開閉状態情報を受信すると(ステップS205)、制御部11は、受信した開閉状態情報が示す開閉状態が「閉」であるか否かを判別する(ステップS206)。
【0062】
「閉」であると判別した場合(ステップS206;Yes)、制御部11は、電子錠制御装置200に接続部16を介して施錠信号を送信する(ステップS207)。
【0063】
電子錠制御装置200は、端末装置10から施錠信号を受信すると(ステップS208)、電子錠203の施錠を行う(ステップS209)。
【0064】
また、端末装置10の制御部11は、電子錠制御装置200に施錠信号を送信すると同時に、管理機20にログ書込要求を送信する(ステップS210)。なお、ユーザによりログアウト処理の実行またはシャットダウン処理の実行が選択されていた場合には、制御部11は、中断されていた各処理を実行する。
【0065】
管理機20は、端末装置10からログ書込要求を受信すると(ステップS211)、制御部21は、記憶部22に格納されたログDB26へログの書き込みを行う(ステップS212)。このとき、制御部21は、ログDB26の「ユーザID」項目にユーザIDを、「操作の種類」項目に「施錠」を、「操作日時」項目に時計部24から取得した時刻をそれぞれ書き込む。
【0066】
なお、ステップS206において、端末装置10の制御部11は「閉」でないと判別した場合(ステップS206;No)、制御部11は、出力部15に、引き出しが開いたままであるため施錠できない旨の警告ダイアログを表示する(ステップS213)。そして、制御部11は、施錠時処理を終了する。なお、ユーザによりログアウト処理の実行またはシャットダウン処理の実行が選択されていた場合には、制御部11は中断されていた各処理を実行せずに終了する。
【0067】
次に上記構成を有する引き出し開閉管理システム1の引き出し開閉時の処理動作を図8を参照して説明する。
【0068】
ユーザにより引き出し100の開閉操作が行われると、電子錠制御装置200の電子錠制御部201は、引き出し開閉センサ部202により開閉操作が行われたことを検知する(ステップS301)。
【0069】
そして、電子錠制御部201は、端末装置10を介して管理機20にログ書込要求を送信すべく、接続部204から端末装置10にログ書込要求の送信要求を送信する(ステップS302)。
【0070】
端末装置10の制御部11は、電子錠制御装置200からログ書込要求の送信要求を受信すると(ステップS303)、管理機20にログ書込要求を送信する(ステップS304)。
【0071】
管理機20は、端末装置10からログ書込要求を受信すると(ステップS305)、制御部21は、記憶部22に格納されたログDB26へログの書き込みを行う(ステップS306)。このとき、制御部21は、ログDB26の「ユーザID」項目に受信したユーザIDを、「操作の種類」項目に「開」または「閉」を、「操作日時」項目に時計部24から取得した時刻をそれぞれ書き込む。
【0072】
以上のように、上記の実施形態によれば、端末装置10からの施錠信号または開錠信号に応答して引き出し100の施錠または開錠が行われるため、物理的な鍵を必要とせず、鍵を落としたり盗まれたりする心配がない。
【0073】
また、上記の実施形態によれば、万が一ユーザがパスワードを失念した場合(物理的な鍵でいうところの紛失にあたる)、管理機20上でパスワードを一括管理しているため、管理者がパスワードを再発行することで、迅速な対応が可能になる。また、鍵や錠を新しいものと取り替えるコストを必要としない。
【0074】
また、上記の実施形態によれば、ユーザごとに引き出し100の開閉権限を設定できるため、特定の役職のみが引き出し100内の資料・備品を利用・閲覧できる仕組み作りに役立つ。
【0075】
また、上記の実施形態によれば、ユーザが行った引き出し100の操作履歴を管理機20のログDB26に記録することにより、台帳に鍵の管理記録を残す等の煩雑な作業を行うことなく、容易に引き出し100の操作履歴を残すことができる。
【0076】
また、上記の実施形態によれば、電子錠制御装置200に取り付けられた引き出し開閉センサ部203により、引き出しの開閉状態を読み取ることができる。そのため、引き出し100が開いた状態で施錠しようとした場合にユーザに対し警告することで、引き出し100が開いた状態での施錠を防止することができる。また、上述の施錠時処理をOSのログアウトやシャットダウン機能との協働により行うことで、施錠のし忘れを防止することができる。
【0077】
次に、本発明の第2の実施形態に係る引き出し開閉管理システム1Aについて説明する。ここで、第1の実施形態と同様の構成及び処理をなす部分については、同じ符号を付してその詳細な説明を省略し、主として第1の実施形態と異なる部分について説明する。なお、第2の実施形態における施錠時の処理動作は、第1の実施形態におけるものと同様であるため、その説明は全て省略する。
【0078】
引き出し開閉管理システム1Aは、図9に示すように、電子錠制御装置200がネットワーク30を介して、端末装置10及び管理機20に接続されている点で第1の実施形態と異なる。このため、図10に示すように、電子錠制御装置200は第1の実施形態における接続部204に代えて、ネットワークを介して端末装置10及び管理機20と通信するための通信部205を備える。また、端末装置10は、通信部13によりネットワークを介して電子錠制御装置200と信号の送受信が可能であるため、接続部16はなくてもよい。
【0079】
まず、引き出し100の開錠時処理の動作を図11のフローチャートを参照して説明する。ステップS101〜S110までの動作は、第1の実施形態と同様である。ステップS110にて開閉権限が「有り」であると判別した場合(ステップS110;Yes)、制御部21は、通信部23及びネットワーク30を介して、電子錠制御装置200に開錠信号を送信する(ステップS121)。
【0080】
電子錠制御装置200は、通信部205より開錠信号を受信すると(ステップS122)、電子錠制御部201がこれを判別して電子錠203の開錠を行う(ステップS115)。
【0081】
また、管理機20の制御部21は、電子錠制御装置200に開錠信号を送信すると同時に、記憶部22に格納されたログDB26へログの書き込みを行う(ステップS116)。このログ書込処理の動作については第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0082】
次に上記構成を有する引き出し開閉管理システム1の引き出し開閉時の処理動作を図12を参照して説明する。第1の実施形態と同様に、ユーザにより引き出し100の開閉操作が行われると、電子錠制御装置200の電子錠制御部201は、引き出し開閉センサ部202により開閉操作が行われたことを検知する(ステップS301)。
【0083】
そして、電子錠制御部201は、通信部205から管理機20にログ書込要求を送信する(ステップS311)。
【0084】
管理機20は、電子錠制御装置200からログ書込要求を受信すると(ステップS312)、制御部21は、記憶部22に格納されたログDB26へログの書き込みを行う(ステップS306)。このログ書込処理の動作については第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0085】
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、電子錠制御装置200が管理機20とネットワークを介して接続されている。そのため、第1の実施形態では、管理機20から電子錠制御装置200への開錠信号や、電子錠制御装置200から管理機20に引き出し100の開閉に伴うログ書込要求は、端末装置10を介さないと送信されない。これに対し、第2の実施形態では、電子錠制御装置200が管理機20とネットワークを介して接続されているため、電子錠制御装置200と管理機20とが、端末装置10を介さずに開錠信号やログ書込要求の送受信可能である。これにより、端末装置10における処理の負担を減らすことができる。
【0086】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0087】
上記の実施形態では、引き出し100のみの開閉についての動作を説明したが、引き出しが複数ある場合には、認証DBにおいてユーザごとに各引き出しに対する開閉権限を記憶しておくことで、複数の引き出しの開閉を一括して管理することができるようにしてもよい。
【0088】
本発明に係る管理機や端末装置は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体(CD−ROM、MO等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する管理機や端末装置を構成してもよい。
【0089】
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示板(BBS)にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。また、プログラムは、プログラムを表す信号により搬送波を変調した変調波により伝送され、この変調波を受信した装置が変調波を復調してプログラムを復元するようにしてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OSの制御のもと、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行する管理機や端末装置として機能する。
【0090】
なお、端末装置における開錠時処理や施錠時処理のようにOSがその処理の一部を分担する場合、あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構成するような場合、記録媒体は、その部分を除いたプログラムを格納してもよい。
【符号の説明】
【0091】
1、1A 引き出し開閉管理システム
10 端末装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 出力部
16 接続部
20 管理機
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 時計部
25 認証DB
26 ログDB
30 ネットワーク
100 引き出し
200 電子錠制御装置
201 電子錠制御部
202 引き出し開閉センサ部
203 電子錠
204 接続部
205 通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置と、該端末装置に接続され、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、前記端末装置にネットワークを介して接続される管理装置と、から構成される引き出し開閉管理システムであって、
前記管理装置は、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報が、前記対応付記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別手段と、
前記識別情報判別手段により実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信手段と、
を備え、
前記端末装置は、
ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、
ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、
前記開閉制御要求をネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、
前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する開閉制御信号送信手段と、
を備え、
前記電子錠制御装置は、
前記端末装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信手段と、
前記開閉制御信号受信手段により受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御手段と、
を備えることを特徴とする引き出し開閉管理システム。
【請求項2】
前記開閉制御要求送信手段は、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記端末装置に前記電子錠制御装置へ開錠信号を送信させる開錠要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信し、
前記開閉制御要求受信手段は、前記開錠要求をネットワークを介して前記管理装置から受信し、
前記開閉制御信号送信手段は、前記開閉制御要求受信手段により前記開錠要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に開錠信号を送信し、
前記電子錠制御手段は、前記開閉制御信号受信手段により前記開錠信号を受信したことに応答して、前記電子錠が開錠状態となるように制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項3】
前記端末装置は、
所定の操作がされた場合に前記電子錠制御装置に開閉状態要求を送信する開閉状態要求送信手段と、
前記電子錠制御装置から送信された開閉状態情報を受信する開閉状態情報受信手段と、
前記開閉状態情報受信手段により受信された前記開閉状態情報が示す前記引き出しの開閉状態が、閉じた状態であるか否かを判別する開閉状態判別手段と、
をさらに備え、
前記電子錠制御装置は、
前記端末装置から送信された前記開閉状態要求を受信する開閉状態要求受信手段と、
前記開閉状態要求を前記開閉状態要求受信手段が受信したことに応答して、前記引き出しの開閉状態を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された開閉状態を示す開閉状態情報を前記端末装置に送信する開閉状態情報送信手段と、
をさらに備え、
前記開閉制御信号送信手段は、前記開閉状態判別手段により前記引き出しが閉じた状態であると判別された場合、前記電子錠制御装置に施錠信号を送信し、
前記電子錠制御手段は、前記開閉制御信号受信手段により前記施錠信号を受信したことに応答して、前記電子錠が施錠状態となるように制御する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項4】
前記端末装置は、前記開閉状態判別手段により前記引き出しが開いた状態であると判別された場合、前記引き出しが開いた状態であることを示すメッセージを出力する出力手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項5】
前記管理装置は、
前記開閉制御要求送信手段により前記開閉制御要求を送信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する利用履歴更新手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項6】
前記利用履歴更新手段は、前記開閉制御要求送信手段により前記開錠要求を送信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する、
ことを特徴とする請求項5に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項7】
前記端末装置は、
前記開閉制御信号送信手段により前記電子錠制御装置に前記施錠信号が送信されたことに応答して、前記管理装置に前記引き出しの利用履歴更新要求を送信する利用履歴更新要求送信手段をさらに備え、
前記管理装置は、
前記端末装置から前記利用履歴更新要求を受信する利用履歴更新要求受信手段をさらに備え、
前記利用履歴更新手段は、
前記利用履歴更新要求受信手段により前記利用履歴更新要求を受信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項8】
前記電子錠制御装置は、
前記検知手段により検知された開閉状態の変化に応答して、前記引き出しの利用履歴更新要求を送信させる更新要求を送信する更新要求送信手段をさらに備え、
前記端末装置は、
前記電子錠制御装置から前記更新要求を受信する更新要求受信手段をさらに備え、
前記利用履歴更新要求送信手段は、前記更新要求受信手段により前記更新要求を受信したことに応答して、前記管理装置に前記利用履歴更新要求を送信する、
ことを特徴とする請求項7に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項9】
端末装置と、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、管理装置とが、ネットワークを介して接続される引き出し開閉管理システムであって、
前記管理装置は、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
識別情報を、前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報が、前記対応付記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別手段と、
前記識別情報判別手段により実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して送信する開閉制御信号送信手段と、
を備え、
前記端末装置は、
ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、
ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、
を備え、
前記電子錠制御装置は、
前記管理装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信手段と、
前記開閉制御信号受信手段により受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御手段と、
を備えることを特徴とする引き出し開閉管理システム。
【請求項10】
前記開閉制御信号送信手段は、前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、開錠信号をネットワークを介して前記電子錠制御装置に送信し、
前記電子錠制御手段は、前記開閉制御信号受信手段により前記開錠信号を受信したことに応答して、前記電子錠が開錠状態となるように制御する、
ことを特徴とする請求項9に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項11】
前記端末装置は、
所定の操作がされた場合に前記電子錠制御装置に開閉状態要求を送信する開閉状態要求送信手段と、
前記電子錠制御装置から送信された前記開閉状態情報を受信する開閉状態情報受信手段と、
前記開閉状態情報受信手段により受信された前記開閉状態情報が示す前記引き出しの開閉状態が、閉じた状態であるか否かを判別する開閉状態判別手段と、
前記開閉状態判別手段により前記引き出しが閉じた状態であると判別された場合、前記電子錠制御装置に施錠信号を送信する施錠信号送信手段と、
をさらに備え、
前記電子錠制御装置は、
前記端末装置から送信された開閉状態要求を受信する開閉状態要求受信手段と、
前記開閉状態要求を前記開閉状態要求受信手段が受信したことに応答して、前記引き出しの開閉状態を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された開閉状態を示す開閉状態情報を前記端末装置に送信する開閉状態情報送信手段と、
をさらに備え、
前記電子錠制御手段は、前記開閉制御信号受信手段により前記施錠信号を受信したことに応答して、前記電子錠が施錠状態となるように制御する、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項12】
前記端末装置は、前記開閉状態判別手段により前記引き出しが開いた状態であると判別された場合、前記引き出しが開いた状態であることを示すメッセージを出力する出力手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項11に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項13】
前記管理装置は、
前記開閉制御信号送信手段により前記開閉制御信号を送信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する利用履歴更新手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項14】
前記利用履歴更新手段は、前記開閉制御信号送信手段により前記開錠信号を送信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する、
ことを特徴とする請求項13に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項15】
前記端末装置は、
前記施錠信号送信手段により前記電子錠制御装置に前記施錠信号が送信されたことに応答して、前記管理装置に前記引き出しの利用履歴更新要求を送信する利用履歴更新要求送信手段をさらに備え、
前記管理装置は、
利用履歴更新要求を受信する利用履歴更新要求受信手段をさらに備え、
前記利用履歴更新手段は、
前記利用履歴更新要求受信手段により前記端末装置から利用履歴更新要求を受信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する、
ことを特徴とする請求項13または14に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項16】
前記電子錠制御装置は、
前記検知手段により検知された開閉状態の変化に応答して、前記引き出しの利用履歴更新要求を前記管理装置に送信する開閉履歴更新要求送信手段をさらに備え、
前記利用履歴更新手段は、前記利用履歴更新要求受信手段により前記電子錠制御装置から前記利用履歴更新要求を受信したことに応答して、前記引き出しの利用履歴を更新する、
ことを特徴とする請求項15に記載の引き出し開閉管理システム。
【請求項17】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置に接続された端末装置とネットワークを介して接続される管理装置であって、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項18】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置に接続され、ユーザを識別するための識別情報と当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する管理装置にネットワークを介して接続される端末装置であって、
ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、
ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、
ユーザにより入力された識別情報と実質的に一致する前記管理装置に記憶された識別情報に対応する権限情報が前記引き出しの開閉権限を有することを示す場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、
前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する制御信号送信手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項19】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置と、端末装置とに、ネットワークを介して接続される管理装置であって、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して前記電子錠制御装置へ送信する開閉制御信号送信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項20】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置に接続された端末装置とネットワークを介して接続されるコンピュータを、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する送信要求送信手段と、
として機能させることを特徴とする引き出し開閉管理プログラム。
【請求項21】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置に接続され、ユーザを識別するための識別情報と当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する管理装置にネットワークを介して接続されるコンピュータを、
ユーザが識別情報を入力する識別情報入力手段と、
ユーザにより前記識別情報入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信手段と、
ユーザにより入力された識別情報と実質的に一致する前記管理装置に記憶された識別情報に対応する権限情報が前記引き出しの開閉権限を有することを示す場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信手段と、
前記開閉制御要求受信手段により前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する制御信号送信手段と、
として機能させることを特徴とする引き出し開閉管理プログラム。
【請求項22】
引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備えた電子錠制御装置と、端末装置とに、ネットワークを介して接続されるコンピュータを、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め記憶する対応付記憶手段と、
ユーザにより前記端末装置に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段により受信された識別情報に実質的に一致する前記対応付記憶手段に記憶された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致する識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別手段と、
前記開閉権限判別手段により開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して前記電子錠制御装置へ送信する開閉制御信号送信手段と、
として機能させることを特徴とする引き出し開閉管理プログラム。
【請求項23】
端末装置と、該端末装置に接続され、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、前記端末装置にネットワークを介して接続される管理装置とによって実行される引き出し開閉管理方法であって、
前記管理装置は、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め所定の記憶手段に記憶する対応付記憶ステップと、
識別情報を、ネットワークを介して前記端末装置から受信する識別情報受信ステップと、
前記識別情報受信ステップにより受信された識別情報が、前記記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別ステップと、
前記識別情報判別ステップにより実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別ステップと、
前記開閉権限判別ステップにより開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を送信させる開閉制御要求を、ネットワークを介して前記端末装置へ送信する開閉制御要求送信ステップと、
を実行し、
前記端末装置は、
ユーザにより所定の入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信ステップと、
前記開閉制御要求をネットワークを介して前記管理装置から受信する開閉制御要求受信ステップと、
前記開閉制御要求受信ステップにより前記開閉制御要求を受信したことに応答して、前記電子錠制御装置に前記開閉制御信号を送信する開閉制御信号送信ステップと、
を実行し、
前記電子錠制御装置は、
前記端末装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信ステップと、
前記開閉制御信号受信ステップにより受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御ステップと、を実行する、
ことを特徴とする引き出し開閉管理方法。
【請求項24】
端末装置と、引き出しを施錠又は開錠するための電子錠を備える電子錠制御装置と、管理装置とが、ネットワークを介して接続される引き出し開閉管理方法であって、
前記管理装置は、
ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザの前記引き出しの所定の権限を示す権限情報とを対応付けて予め所定の記憶手段に記憶する対応付記憶ステップと、
識別情報を、前記端末装置から受信する識別情報受信ステップと、
前記識別情報受信ステップにより受信された識別情報が、前記記憶手段に記憶されている識別情報に実質的に一致するか否かを判別する識別情報判別ステップと、
前記識別情報判別ステップにより実質的に一致すると判別された場合、実質的に一致すると判別された識別情報に対応する権限情報に基づいて、実質的に一致すると判別された識別情報により識別されるユーザが前記引き出しの開閉権限を有するか否かを判別する開閉権限判別ステップと、
前記開閉権限判別ステップにより開閉権限を有すると判別された場合、前記電子錠制御装置が前記電子錠を施錠状態または開錠状態となるように制御するための開閉制御信号を、ネットワークを介して送信する開閉制御信号送信ステップと、
を実行し、
前記端末装置は、
ユーザにより所定の入力手段に入力された識別情報を、ネットワークを介して前記管理装置に送信する識別情報送信ステップを実行し、
前記電子錠制御装置は、
前記管理装置から前記開閉制御信号を受信する開閉制御信号受信ステップと、
前記開閉制御信号受信ステップにより受信された前記開閉制御信号に基づいて、前記電子錠を制御する電子錠制御ステップと、を実行する、
ことを特徴とする引き出し開閉管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−174516(P2010−174516A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−18672(P2009−18672)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】