微小孔物質、被分析物の局在化及び定量の方法、並びに被分析物の局在化及び定量用物品
液体サンプル中に存在する1以上の被分析物を分離するための方法が本明細書中に記載される。該方法は、微小孔物質を有するフィルターを通して液体を通過させることを含み、ここで該被分析物は、微小孔物質の表面付近に局在化される。さらなるハイブリダイゼーション及び増幅などのさらなるステップは、被分析物が局在された時点で、行われうる。1の方法では、、被分析物が局在された時点で、サンプル中の被分析物の濃度を測定するために、該被分析物が検出され、計数され、そして相関されうる。改変された微小孔物質及び混合物はまた、本明細書中に開示され、本明細書中に記載される方法及び物品のいずれかにおいて使用されうる。混合物は、微小孔物質及びピグメントから構成され、該ピグメントは一度被分析物が局在されると、該被分析物の検出を高める。さらなる態様では、様々なキット及び物品、例えば本明細書中に記載される微小孔物質のいずれかを含むろ過装置などが提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
微小孔物質及びピグメントを含む複合体であって、該ピグメントが該微小孔物質内に組み込まれている前記複合体。
【請求項2】
前記ピグメントが、前記微小孔物質に共有結合されている、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記ピグメントが、リンカーにより前記微小孔物質に結合される、請求項2に記載の複合体。
【請求項4】
前記リンカーが、オルガノシリル基を含む、請求項3に記載の複合体。
【請求項5】
前記ピグメントが、前記微小孔の表面上に存在する水酸基、カルボキシル基、スルフヒドリル基、アミン基、又はそれらの組合せにより、該微小孔物質に結合される、請求項2に記載の複合体。
【請求項6】
前記ピグメントが、有機色素を含む、請求項2に記載の複合体。
【請求項7】
前記有機色素が、イソチオシアネート、トリアジン、又はエステルを含む、請求項6に記載の複合体。
【請求項8】
前記微小孔物質が、セラミック、金属、炭素、又はガラスを含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項9】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項10】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項9に記載の複合体。
【請求項11】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された物質又はエッチ物質を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項12】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項13】
前記微小孔物質が酸化アルミニウムを含み、かつ前記ピグメントが有機色素を含み、ここで該有機色素が、オルガノシリル基を含むリンカーにより該微小孔物質に共有結合される、請求項1に記載の複合体。
【請求項14】
前記ピグメントが、前記微小孔物質上に沈積される、請求項1に記載の複合体。
【請求項15】
前記ピグメントが、元素金属、金属酸化物、合金、又はそれらの組合せを含む、請求項14に記載の複合体。
【請求項16】
前記ピグメントが元素金属を含む場合、該元素金属が遷移金属を含む請求項15に記載の複合体。
【請求項17】
前記遷移金属が、パラジウム、ニッケル、銀、金、又はそれらの組合せを含む、請求項16に記載の複合体。
【請求項18】
前記微小孔物質が酸化アルミニウムを含み、そして前記ピグメントが該微小孔物質上に沈積される1以上の元素遷移金属を含む、請求項1に記載際の複合体。
【請求項19】
前記元素遷移金属が、パラジウム、ニッケル、又はそれらの組合せを含む、請求項18に記載の複合体。
【請求項20】
前記複合体がさらにサスペンション・ポリマーを含み、ここで該サスペンション・ポリマーが該複合体の表面付近に局在化される、請求項1〜19に記載の複合体。
【請求項21】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項20に記載の複合体。
【請求項22】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチドを含む場合、該オリゴヌクレオチドが核酸を含む、請求項20に記載の複合体。
【請求項23】
前記複合体が、ビーズ又は膜を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項24】
ピグメントを微小孔物質に共有結合することを含む、請求項1に記載の複合体の製造方法。
【請求項25】
ピグメントを微小孔物質上に沈積することを含む、請求項1に記載の複合体の製造方法。
【請求項26】
請求項24に記載の方法により作られる複合体。
【請求項27】
請求項25に記載の方法により作られる複合体。
【請求項28】
被分析物検出のための、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体の使用。
【請求項29】
前記被分析物が、核酸、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組み合わせを含む、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
バイオリアクターとしての、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体の使用。
【請求項31】
被分析物の局在化方法であって、該分析物を、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体と接触することを含む、前記方法。
【請求項32】
液体サンプルから被分析物を分離する方法であって、該液体サンプルを、請求項1〜20、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体と接触することを含む、前記方法。
【請求項33】
被分析物の定量方法であって、以下のステップ:
(a) 該被分析物を含む既知の体積を有する液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該被分析物が、該複合体の表面付近に局在化され、そして
(b) 該複合体上の該被分析物を検出するステップ
を含む前記方法。
【請求項34】
ステップ(a)の後又は前のいずれかにおいて、前記被分析物のうちの少なくとも幾つかは、検出可能なトレーサーで標識されて、標識された被分析物を作り出す、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記検出ステップ(b)が、光学的検出により行われる、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
ステップ(b)の後に、
(c) 前記複合体上の前記標識された被分析物を計数し、そして
(d) 該計数された被分析物を前記液体サンプルの既知の体積と相関して、該液体サンプル中の該被分析物濃度を測定する、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記液体サンプルが生体液を含み、ここで該生体液が、全血、血清、血漿、脳脊髄液、尿、唾液、精液、痰、気管支肺胞洗浄液、関節吸引液、又は創傷排膿液を含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記液体サンプルが、細菌、ウイルス、真菌、胞子、細胞培養、糞便、動物組織又は細胞、野菜組織又は細胞、それらの溶解された成分、又はそれらの組合せを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
前記液体サンプルが、前記複合体を通す前に、前ろ過されるか、又は不純物を取り除くために処理される、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記液体サンプルはさらに、緩衝液、塩、酵素、界面活性剤、カオトロピック剤、又はそれらの組合せをさらに含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
前記液体サンプルがさらにNaClを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記被分析物が、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル-生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記被分析物が核酸を含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記核酸が、少なくとも約1500塩基又は塩基対を有するRNA又はDNAを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記核酸がビリオンを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記ビリオンがHIVビリオンを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記核酸が、検出可能なトレーサーで標識され、ここで該検出可能なトレーサーが、蛍光マイクロビーズ、量子ドット、表面プラスモン共鳴粒子、蛍光生成酵素、蛍光色素、又はそれらの組合せを含む群を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
ステップ(a)の後に、前記局在された核酸が、特異的に局在された標的核酸を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項49】
前記特異的に局在された標的核酸が、蛍光核酸色素を含むトレーサーで標識される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
ステップ(a)の後に、前記局在された核酸が、非特異的に局在された核酸を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項51】
前記非特異的に局在された核酸が、蛍光トレーサーを含む特異的に結合するプローブで標識された標的核酸を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記非特異的に局在された核酸が、特異的に結合するプローブとハイブリダイゼーションされて、表面局在化ハイブリッドを形成する標的核酸を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記表面局在化ハイブリッドが、蛍光核酸色素で標識される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記核酸が、核酸に付着される2以上の異なる検出可能なトレーサー分子を含む検出可能なトレーサーで標識される、請求項43に記載の方法。
【請求項55】
前記検出可能なトレーサー分子が、蛍光トレーサー分子を含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記標識された核酸が、3超のシグナル対ノイズ比を達成するために、十分な蛍光を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記標識された核酸が、約3〜約10のシグナル対ノイズ比を達成するために、十分な蛍光を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記標識された被分析物は、0又は1の標識された被分析物が検出領域内で検出されることを許容するための十分小さい検出領域の光学的な検出により計数される、請求項34に記載の方法。
【請求項59】
前記標識された被分析物が、走査共焦点上面蛍光光度計で光学的に検出される、請求項34に記載の方法。
【請求項60】
前記標識された被分析物が、CCDアレイに基く蛍光装置で光学的に検出される、請求項34に記載の方法。
【請求項61】
ステップ(a)の前に、サスペンション・ポリマーを前記液体サンプルに加え、ここで該サスペンション・ポリマーが、前記被分析物と相互作用する、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
核酸の増幅方法であって、(a) 該核酸を含む既知の体積を有する液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が、該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を増幅することを含む、前記方法。
【請求項63】
核酸の増幅方法であって、(a) 既知の体積を有する液体サンプル中の核酸を増幅して、増幅された核酸を作り出し、そして(b) 増幅された核酸を含む該サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通すことを含み、ここで該増幅された核酸が該複合体の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項64】
核酸のハイブリダイゼーション方法であって、(a) 該核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を、該核酸に相補的である結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションすることを含む、前記方法。
【請求項65】
核酸のハイブリダイゼーション方法であって、(a) 液体サンプル中の核酸を、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションして、ハイブリダイゼーションされた核酸を作り出し、そして(b) 該ハイブリダイゼーションされた核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該ハイブリダイゼーションされた核酸が、該複合体の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項66】
核酸同定方法であって、(a) 該核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が、該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を、該核酸に相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションすることを含む、前記方法。
【請求項67】
核酸同定方法であって、(a) 液体サンプル中の核酸を、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションして、ハイブリダイゼーションされた核酸を作り出し、そして(b) ハイブリダイゼーションされた核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該ハイブリダイゼーションされた核酸が、該複合体の表面付近に局在される、前記方法。
【請求項68】
請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体を含む物品。
【請求項69】
前記物品がろ過装置である、請求項68に記載の物品。
【請求項70】
前記ろ過装置が、入口と出口を有するウェル本体であって、ここで該ウェル本体が入口壁と出口壁を有するウェル本体、並びに(b) 請求項1〜22、26、27のいずれか1項に記載の複合体を含むフィルターであって、ここで該フィルターが該ウェル本体の該入口壁に付着されるフィルターを含む、請求項68に記載の物品。
【請求項71】
前記ウェル本体の前記入口が、キャップを取り付けられる、請求項69に記載の物品。
【請求項72】
前記ウェル本体の前記出口が、キャップを取り付けられる、請求項69に記載の物品。
【請求項73】
前記ろ過装置が、2以上のウェル本体を含み、ここで各ウェル本体が、トップ開口部及び底開口部、並びに(b) 請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体を含むフィルターを含み、ここで該フィルターは、各ウェル本体の底開口部をカバーする、請求項69に記載の物品。
【請求項74】
前記ろ過装置がさらに、該ろ過装置の前記フィルターを通して液体を移動させるための装置を含む、請求項73に記載の物品。
【請求項75】
前記ろ過装置がさらに、吸引装置を含み、ここで該ろ過装置が、シールを形成するように吸引装置内に配置される、請求項73に記載の物品。
【請求項76】
請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体、並びに被分析物を検出するための検出手段を含むキット。
【請求項77】
請求項68〜75のいずれか1項に記載の物品、並びに被分析物を検出するための検出手段を含む、キット。
【請求項78】
前記被分析物が、標識された被分析物を含む、請求項68〜75に記載のキット。
【請求項79】
既知の体積を有する液体サンプル中の1以上の被分析物を分離するための方法であって、(a)該液体を、微小孔物質を含むフィルターに通すことを含み、ここで該被分析物が該微小孔物質の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項80】
前記局在化ステップ(a)の前又は後に、前記被分析物が検出可能トレーサーで標識される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記局在化ステップ(a)の後に、(b) 標識された被分析物を光学的に検出し;(c) 該標識された被分析物を計数し、そして(d) 該被分析物を前記液体サンプルの既知の体積と相関して、該液体サンプル中の該被分析物の濃度を測定する、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された膜又はエッチ膜を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記微小孔物質が、0.2ミクロン未満の直径を有する微小孔を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記サンプルが、生体液を含み、ここで、該生体液が、全血、血清、血漿、脳脊髄液、尿、唾液、精液、痰、気管支肺胞洗浄液、関節吸引液、又は創傷排膿液を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記液体サンプルが、細菌、ウイルス、真菌、胞子、細胞培養、糞便、動物組織又は細胞、野菜組織又は細胞、それらの溶解された成分、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
前記液体サンプルが、前ろ過され、又は前記フィルターを通る前に不純物を取り除くために処理される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
前記液体サンプルが、さらに緩衝液、塩、酵素、界面活性剤、カオトロピック剤、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項91】
前記液体サンプルが、さらにNaClを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
前記被分析物が、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル-生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
前記被分析物が、核酸を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項94】
前記微小孔物質が、前記核酸に相補的である結合性オリゴヌクレオチドを含まない、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記核酸が、少なくとも約1500塩基又は塩基対を有するRNA又はDNAを含む、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記核酸が、ビリオンを含む、請求項93に記載の方法。
【請求項97】
前記ビリオンが、HIVビリオンを含む、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記核酸が、検出可能なトレーサーで標識され、ここで該検出可能なトレーサーが、蛍光マイクロビーズ、量子ドット、表面プラスモン共鳴粒子、蛍光生成酵素、蛍光色素、又はそれらの組合せを含む少なくとも1の群を有する、請求項93に記載の方法。
【請求項99】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、特異的に局在された標的核酸を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項100】
特異的に局在された標的核酸が、蛍光核酸色素を含むトレーサーで標識される、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、非特異的に局在された核酸を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項102】
前記非特異的に局在された核酸が、蛍光トレーサーを含む特異的結合性プローブで標識された標的核酸を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記非特異的に局在された核酸が、特異的結合性プローブとハイブリダイゼーションされて、表面局在化ハイブリッドを形成する標的核酸を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記表面局在化ハイブリッドは、蛍光核酸色素で標識される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記核酸が、検出可能なトレーサーであって、該核酸に付着される2以上の異なる検出可能なトレーサー分子を含む検出可能なトレーサーで標識される、請求項93に記載の方法。
【請求項106】
前記検出可能なトレーサー分子が、蛍光トレーサー分子を含む、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記標識された被分析物が、3超のシグナル対ノイズ比をを達成するために十分な蛍光を有する、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項108】
0又は1の標識された核酸が、検出領域内で検出されることを許容するため、十分に小さい検出領域を光学的に検出することにより、前記標識された被分析物が計測される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項109】
前記標識された被分析物が、走査共焦点上面蛍光光度計で光学的に検出される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項110】
前記標識された被分析物が、CCDアレイに基く蛍光装置で光学的に検出される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項111】
ステップ(a)の後、前記被分析物が増幅される、請求項79に記載の方法。
【請求項112】
ステップ(a)の後に、前記被分析物が、前記核酸と相補的な結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションされる、請求項93に記載の方法。
【請求項113】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、該核酸を同定するため、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドでハイブリダイゼーションされる、請求項93に記載の方法。
【請求項114】
ステップ(a)の前に、サスペンション・ポリマーを前記液体サンプルに加え、ここで該サスペンション・ポリマーが、前記被分析物と相互作用する、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項115】
ステップ(a)の前に、前記微小孔物質の表面付近へ、サスペンション・ポリマーを局在化する、請求項79〜114に記載の方法。
【請求項116】
前記サスペンション・ポリマーは、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記サスペンション・ポリマーがオリゴヌクレオチドを含むとき、該オリゴヌクレオチドが核酸を含む、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
微小孔物質及びサスペンション・ポリマーを含む改変微小孔物質であって、該サスペンション・ポリマーが、該微小孔物質の表面付近に局在化される、前記物質。
【請求項119】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された膜又はエッチ膜を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項120】
前記微小孔物質が、0.2ミクロン未満の直径を有する微小孔を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項121】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項122】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項123】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項122に記載の物質。
【請求項124】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項118に記載の物質。
【請求項125】
前記サスペンション・ポリマーがオリゴヌクレオチドを含むとき、該オリゴヌクレオチドは核酸を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項126】
入口及び出口を有するウェル本体を含むろ過装置であって、ここで該ウェル対が内部壁及び外部壁、並びに(b)被分析物を局在化できる微小孔物質を含むフィルターを含み、ここで該フィルターが、該ウェル本体の該内部壁に取り付けられる、前記装置。
【請求項127】
前記ウェル本体の前記入口が、キャップを取り付けられる、請求項118に記載の物品。
【請求項128】
前記ウェル本体の前記出口が、キャップを取り付けられる、請求項118に記載の物品。
【請求項129】
2以上のウェル本体を含むろ過装置であって、ここで各ウェル本体が、トップ開口部と底開口部、並びに(b) 被分析物を局在化できる微小孔物質を含むフィルターを含み、ここで該フィルターは、各ウェル本体の底開口部をカバーする、前記装置。
【請求項130】
前記ろ過装置が、さらに吸引装置を含み、ここでシールが形成されるように該ろ過装置が吸引装置内に配置される、請求項128に記載の物品。
【請求項131】
被分析物を局在化することができる微小孔物質を含む膜、並びに標識された核酸を検出するための検出手段を含む、キット。
【請求項1】
微小孔物質及びピグメントを含む複合体であって、該ピグメントが該微小孔物質内に組み込まれている前記複合体。
【請求項2】
前記ピグメントが、前記微小孔物質に共有結合されている、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記ピグメントが、リンカーにより前記微小孔物質に結合される、請求項2に記載の複合体。
【請求項4】
前記リンカーが、オルガノシリル基を含む、請求項3に記載の複合体。
【請求項5】
前記ピグメントが、前記微小孔の表面上に存在する水酸基、カルボキシル基、スルフヒドリル基、アミン基、又はそれらの組合せにより、該微小孔物質に結合される、請求項2に記載の複合体。
【請求項6】
前記ピグメントが、有機色素を含む、請求項2に記載の複合体。
【請求項7】
前記有機色素が、イソチオシアネート、トリアジン、又はエステルを含む、請求項6に記載の複合体。
【請求項8】
前記微小孔物質が、セラミック、金属、炭素、又はガラスを含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項9】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項10】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項9に記載の複合体。
【請求項11】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された物質又はエッチ物質を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項12】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項13】
前記微小孔物質が酸化アルミニウムを含み、かつ前記ピグメントが有機色素を含み、ここで該有機色素が、オルガノシリル基を含むリンカーにより該微小孔物質に共有結合される、請求項1に記載の複合体。
【請求項14】
前記ピグメントが、前記微小孔物質上に沈積される、請求項1に記載の複合体。
【請求項15】
前記ピグメントが、元素金属、金属酸化物、合金、又はそれらの組合せを含む、請求項14に記載の複合体。
【請求項16】
前記ピグメントが元素金属を含む場合、該元素金属が遷移金属を含む請求項15に記載の複合体。
【請求項17】
前記遷移金属が、パラジウム、ニッケル、銀、金、又はそれらの組合せを含む、請求項16に記載の複合体。
【請求項18】
前記微小孔物質が酸化アルミニウムを含み、そして前記ピグメントが該微小孔物質上に沈積される1以上の元素遷移金属を含む、請求項1に記載際の複合体。
【請求項19】
前記元素遷移金属が、パラジウム、ニッケル、又はそれらの組合せを含む、請求項18に記載の複合体。
【請求項20】
前記複合体がさらにサスペンション・ポリマーを含み、ここで該サスペンション・ポリマーが該複合体の表面付近に局在化される、請求項1〜19に記載の複合体。
【請求項21】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項20に記載の複合体。
【請求項22】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチドを含む場合、該オリゴヌクレオチドが核酸を含む、請求項20に記載の複合体。
【請求項23】
前記複合体が、ビーズ又は膜を含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項24】
ピグメントを微小孔物質に共有結合することを含む、請求項1に記載の複合体の製造方法。
【請求項25】
ピグメントを微小孔物質上に沈積することを含む、請求項1に記載の複合体の製造方法。
【請求項26】
請求項24に記載の方法により作られる複合体。
【請求項27】
請求項25に記載の方法により作られる複合体。
【請求項28】
被分析物検出のための、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体の使用。
【請求項29】
前記被分析物が、核酸、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組み合わせを含む、請求項28に記載の使用。
【請求項30】
バイオリアクターとしての、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体の使用。
【請求項31】
被分析物の局在化方法であって、該分析物を、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体と接触することを含む、前記方法。
【請求項32】
液体サンプルから被分析物を分離する方法であって、該液体サンプルを、請求項1〜20、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体と接触することを含む、前記方法。
【請求項33】
被分析物の定量方法であって、以下のステップ:
(a) 該被分析物を含む既知の体積を有する液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該被分析物が、該複合体の表面付近に局在化され、そして
(b) 該複合体上の該被分析物を検出するステップ
を含む前記方法。
【請求項34】
ステップ(a)の後又は前のいずれかにおいて、前記被分析物のうちの少なくとも幾つかは、検出可能なトレーサーで標識されて、標識された被分析物を作り出す、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記検出ステップ(b)が、光学的検出により行われる、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
ステップ(b)の後に、
(c) 前記複合体上の前記標識された被分析物を計数し、そして
(d) 該計数された被分析物を前記液体サンプルの既知の体積と相関して、該液体サンプル中の該被分析物濃度を測定する、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記液体サンプルが生体液を含み、ここで該生体液が、全血、血清、血漿、脳脊髄液、尿、唾液、精液、痰、気管支肺胞洗浄液、関節吸引液、又は創傷排膿液を含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記液体サンプルが、細菌、ウイルス、真菌、胞子、細胞培養、糞便、動物組織又は細胞、野菜組織又は細胞、それらの溶解された成分、又はそれらの組合せを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
前記液体サンプルが、前記複合体を通す前に、前ろ過されるか、又は不純物を取り除くために処理される、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記液体サンプルはさらに、緩衝液、塩、酵素、界面活性剤、カオトロピック剤、又はそれらの組合せをさらに含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
前記液体サンプルがさらにNaClを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記被分析物が、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル-生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記被分析物が核酸を含む、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記核酸が、少なくとも約1500塩基又は塩基対を有するRNA又はDNAを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記核酸がビリオンを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記ビリオンがHIVビリオンを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記核酸が、検出可能なトレーサーで標識され、ここで該検出可能なトレーサーが、蛍光マイクロビーズ、量子ドット、表面プラスモン共鳴粒子、蛍光生成酵素、蛍光色素、又はそれらの組合せを含む群を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
ステップ(a)の後に、前記局在された核酸が、特異的に局在された標的核酸を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項49】
前記特異的に局在された標的核酸が、蛍光核酸色素を含むトレーサーで標識される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
ステップ(a)の後に、前記局在された核酸が、非特異的に局在された核酸を含む、請求項43に記載の方法。
【請求項51】
前記非特異的に局在された核酸が、蛍光トレーサーを含む特異的に結合するプローブで標識された標的核酸を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記非特異的に局在された核酸が、特異的に結合するプローブとハイブリダイゼーションされて、表面局在化ハイブリッドを形成する標的核酸を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記表面局在化ハイブリッドが、蛍光核酸色素で標識される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記核酸が、核酸に付着される2以上の異なる検出可能なトレーサー分子を含む検出可能なトレーサーで標識される、請求項43に記載の方法。
【請求項55】
前記検出可能なトレーサー分子が、蛍光トレーサー分子を含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記標識された核酸が、3超のシグナル対ノイズ比を達成するために、十分な蛍光を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記標識された核酸が、約3〜約10のシグナル対ノイズ比を達成するために、十分な蛍光を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記標識された被分析物は、0又は1の標識された被分析物が検出領域内で検出されることを許容するための十分小さい検出領域の光学的な検出により計数される、請求項34に記載の方法。
【請求項59】
前記標識された被分析物が、走査共焦点上面蛍光光度計で光学的に検出される、請求項34に記載の方法。
【請求項60】
前記標識された被分析物が、CCDアレイに基く蛍光装置で光学的に検出される、請求項34に記載の方法。
【請求項61】
ステップ(a)の前に、サスペンション・ポリマーを前記液体サンプルに加え、ここで該サスペンション・ポリマーが、前記被分析物と相互作用する、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
核酸の増幅方法であって、(a) 該核酸を含む既知の体積を有する液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が、該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を増幅することを含む、前記方法。
【請求項63】
核酸の増幅方法であって、(a) 既知の体積を有する液体サンプル中の核酸を増幅して、増幅された核酸を作り出し、そして(b) 増幅された核酸を含む該サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通すことを含み、ここで該増幅された核酸が該複合体の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項64】
核酸のハイブリダイゼーション方法であって、(a) 該核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を、該核酸に相補的である結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションすることを含む、前記方法。
【請求項65】
核酸のハイブリダイゼーション方法であって、(a) 液体サンプル中の核酸を、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションして、ハイブリダイゼーションされた核酸を作り出し、そして(b) 該ハイブリダイゼーションされた核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該ハイブリダイゼーションされた核酸が、該複合体の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項66】
核酸同定方法であって、(a) 該核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該核酸が、該複合体の表面付近に局在化され、そして(b) 該核酸を、該核酸に相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションすることを含む、前記方法。
【請求項67】
核酸同定方法であって、(a) 液体サンプル中の核酸を、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションして、ハイブリダイゼーションされた核酸を作り出し、そして(b) ハイブリダイゼーションされた核酸を含む液体サンプルを、請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体に通し、ここで該ハイブリダイゼーションされた核酸が、該複合体の表面付近に局在される、前記方法。
【請求項68】
請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体を含む物品。
【請求項69】
前記物品がろ過装置である、請求項68に記載の物品。
【請求項70】
前記ろ過装置が、入口と出口を有するウェル本体であって、ここで該ウェル本体が入口壁と出口壁を有するウェル本体、並びに(b) 請求項1〜22、26、27のいずれか1項に記載の複合体を含むフィルターであって、ここで該フィルターが該ウェル本体の該入口壁に付着されるフィルターを含む、請求項68に記載の物品。
【請求項71】
前記ウェル本体の前記入口が、キャップを取り付けられる、請求項69に記載の物品。
【請求項72】
前記ウェル本体の前記出口が、キャップを取り付けられる、請求項69に記載の物品。
【請求項73】
前記ろ過装置が、2以上のウェル本体を含み、ここで各ウェル本体が、トップ開口部及び底開口部、並びに(b) 請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体を含むフィルターを含み、ここで該フィルターは、各ウェル本体の底開口部をカバーする、請求項69に記載の物品。
【請求項74】
前記ろ過装置がさらに、該ろ過装置の前記フィルターを通して液体を移動させるための装置を含む、請求項73に記載の物品。
【請求項75】
前記ろ過装置がさらに、吸引装置を含み、ここで該ろ過装置が、シールを形成するように吸引装置内に配置される、請求項73に記載の物品。
【請求項76】
請求項1〜22、26、及び27のいずれか1項に記載の複合体、並びに被分析物を検出するための検出手段を含むキット。
【請求項77】
請求項68〜75のいずれか1項に記載の物品、並びに被分析物を検出するための検出手段を含む、キット。
【請求項78】
前記被分析物が、標識された被分析物を含む、請求項68〜75に記載のキット。
【請求項79】
既知の体積を有する液体サンプル中の1以上の被分析物を分離するための方法であって、(a)該液体を、微小孔物質を含むフィルターに通すことを含み、ここで該被分析物が該微小孔物質の表面付近に局在化される、前記方法。
【請求項80】
前記局在化ステップ(a)の前又は後に、前記被分析物が検出可能トレーサーで標識される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記局在化ステップ(a)の後に、(b) 標識された被分析物を光学的に検出し;(c) 該標識された被分析物を計数し、そして(d) 該被分析物を前記液体サンプルの既知の体積と相関して、該液体サンプル中の該被分析物の濃度を測定する、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された膜又はエッチ膜を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記微小孔物質が、0.2ミクロン未満の直径を有する微小孔を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記サンプルが、生体液を含み、ここで、該生体液が、全血、血清、血漿、脳脊髄液、尿、唾液、精液、痰、気管支肺胞洗浄液、関節吸引液、又は創傷排膿液を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記液体サンプルが、細菌、ウイルス、真菌、胞子、細胞培養、糞便、動物組織又は細胞、野菜組織又は細胞、それらの溶解された成分、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
前記液体サンプルが、前ろ過され、又は前記フィルターを通る前に不純物を取り除くために処理される、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
前記液体サンプルが、さらに緩衝液、塩、酵素、界面活性剤、カオトロピック剤、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項91】
前記液体サンプルが、さらにNaClを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
前記被分析物が、タンパク質、寄生虫、真菌、エフェクター分子、リガンド、レセプター、シグナル-生成分子、構造分子、イオン、抗原、抗体、組織、細胞、細胞要素、細菌、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
前記被分析物が、核酸を含む、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項94】
前記微小孔物質が、前記核酸に相補的である結合性オリゴヌクレオチドを含まない、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記核酸が、少なくとも約1500塩基又は塩基対を有するRNA又はDNAを含む、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記核酸が、ビリオンを含む、請求項93に記載の方法。
【請求項97】
前記ビリオンが、HIVビリオンを含む、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記核酸が、検出可能なトレーサーで標識され、ここで該検出可能なトレーサーが、蛍光マイクロビーズ、量子ドット、表面プラスモン共鳴粒子、蛍光生成酵素、蛍光色素、又はそれらの組合せを含む少なくとも1の群を有する、請求項93に記載の方法。
【請求項99】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、特異的に局在された標的核酸を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項100】
特異的に局在された標的核酸が、蛍光核酸色素を含むトレーサーで標識される、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、非特異的に局在された核酸を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項102】
前記非特異的に局在された核酸が、蛍光トレーサーを含む特異的結合性プローブで標識された標的核酸を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記非特異的に局在された核酸が、特異的結合性プローブとハイブリダイゼーションされて、表面局在化ハイブリッドを形成する標的核酸を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記表面局在化ハイブリッドは、蛍光核酸色素で標識される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記核酸が、検出可能なトレーサーであって、該核酸に付着される2以上の異なる検出可能なトレーサー分子を含む検出可能なトレーサーで標識される、請求項93に記載の方法。
【請求項106】
前記検出可能なトレーサー分子が、蛍光トレーサー分子を含む、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記標識された被分析物が、3超のシグナル対ノイズ比をを達成するために十分な蛍光を有する、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項108】
0又は1の標識された核酸が、検出領域内で検出されることを許容するため、十分に小さい検出領域を光学的に検出することにより、前記標識された被分析物が計測される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項109】
前記標識された被分析物が、走査共焦点上面蛍光光度計で光学的に検出される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項110】
前記標識された被分析物が、CCDアレイに基く蛍光装置で光学的に検出される、請求項80又は81に記載の方法。
【請求項111】
ステップ(a)の後、前記被分析物が増幅される、請求項79に記載の方法。
【請求項112】
ステップ(a)の後に、前記被分析物が、前記核酸と相補的な結合性オリゴヌクレオチドとハイブリダイゼーションされる、請求項93に記載の方法。
【請求項113】
ステップ(a)の後に、前記核酸が、該核酸を同定するため、該核酸と相補的である既知の配列を有する結合性オリゴヌクレオチドでハイブリダイゼーションされる、請求項93に記載の方法。
【請求項114】
ステップ(a)の前に、サスペンション・ポリマーを前記液体サンプルに加え、ここで該サスペンション・ポリマーが、前記被分析物と相互作用する、請求項79〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項115】
ステップ(a)の前に、前記微小孔物質の表面付近へ、サスペンション・ポリマーを局在化する、請求項79〜114に記載の方法。
【請求項116】
前記サスペンション・ポリマーは、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記サスペンション・ポリマーがオリゴヌクレオチドを含むとき、該オリゴヌクレオチドが核酸を含む、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
微小孔物質及びサスペンション・ポリマーを含む改変微小孔物質であって、該サスペンション・ポリマーが、該微小孔物質の表面付近に局在化される、前記物質。
【請求項119】
前記微小孔物質が、無機電気化学的に形成された膜又はエッチ膜を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項120】
前記微小孔物質が、0.2ミクロン未満の直径を有する微小孔を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項121】
前記微小孔物質が、約0.02ミクロン〜約0.2ミクロンの直径を有する微小孔を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項122】
前記微小孔物質が、金属酸化物を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項123】
前記金属酸化物が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、ゼオライト、又はそれらの組合せを含む、請求項122に記載の物質。
【請求項124】
前記サスペンション・ポリマーが、オリゴヌクレオチド、多糖、タンパク質、又はそれらの組合せを含む、請求項118に記載の物質。
【請求項125】
前記サスペンション・ポリマーがオリゴヌクレオチドを含むとき、該オリゴヌクレオチドは核酸を含む、請求項118に記載の物質。
【請求項126】
入口及び出口を有するウェル本体を含むろ過装置であって、ここで該ウェル対が内部壁及び外部壁、並びに(b)被分析物を局在化できる微小孔物質を含むフィルターを含み、ここで該フィルターが、該ウェル本体の該内部壁に取り付けられる、前記装置。
【請求項127】
前記ウェル本体の前記入口が、キャップを取り付けられる、請求項118に記載の物品。
【請求項128】
前記ウェル本体の前記出口が、キャップを取り付けられる、請求項118に記載の物品。
【請求項129】
2以上のウェル本体を含むろ過装置であって、ここで各ウェル本体が、トップ開口部と底開口部、並びに(b) 被分析物を局在化できる微小孔物質を含むフィルターを含み、ここで該フィルターは、各ウェル本体の底開口部をカバーする、前記装置。
【請求項130】
前記ろ過装置が、さらに吸引装置を含み、ここでシールが形成されるように該ろ過装置が吸引装置内に配置される、請求項128に記載の物品。
【請求項131】
被分析物を局在化することができる微小孔物質を含む膜、並びに標識された核酸を検出するための検出手段を含む、キット。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16b−c】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24a】
【図24b】
【図25a】
【図25b】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16b−c】
【図17】
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【図19】
【図20】
【図21】
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【図23】
【図24a】
【図24b】
【図25a】
【図25b】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【公表番号】特表2006−511792(P2006−511792A)
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−555704(P2004−555704)
【出願日】平成15年11月20日(2003.11.20)
【国際出願番号】PCT/US2003/037598
【国際公開番号】WO2004/048936
【国際公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願人】(505191906)ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファンデーション (5)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年11月20日(2003.11.20)
【国際出願番号】PCT/US2003/037598
【国際公開番号】WO2004/048936
【国際公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願人】(505191906)ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファンデーション (5)
【Fターム(参考)】
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