説明

情報処理装置および情報処理方法

【課題】ユーザに画像を提示する技術を提供する。
【解決手段】表示形式特定部162は、関連付けられた複数の画像データに設定されている表示形式を特定する。メッセージ通知部166は、特定された表示形式とは異なる表示形式で画像生成部164が表示画像を生成する場合に、特定された表示形式に対応するメッセージを通知する。通知記憶部180は、メッセージ通知部166がメッセージを通知したことを記憶する。メッセージ通知部166は、通知記憶部180にメッセージを通知したことが記憶されていれば、再度のメッセージの通知を行わない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラの機能および性能の向上に伴って、互いに関連をもつ複数の画像データをまとめて記録するフォーマットが規定されている。カメラ映像機器工業会(Camera & Imaging Products Association)により策定された規格(standard)は、複数の画像データを記録するためのデータ構造を定義し、このデータ構造を用いた「マルチピクチャフォーマット(Multi-Picture Format)」と呼ばれるフォーマットを規定している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】「Standard of the Camera & Imaging Products Association, CIPA DC-007-Translation-2009, Multi-Picture Format」、Camera & Imaging Products Association、2009年2月4日、インターネット<URL : http://www.cipa.jp/english/hyoujunka/kikaku/pdf/DC-007_E.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチピクチャフォーマットでは、画像の種別として「マルチビュー」が定義されている。マルチビューは細分として、「パノラマ」、「立体視」、「マルチアングル」の種別を有し、細分化された各種別はビューワにおける表示形式を指定する。この画像種別は、デジタルカメラの撮影時に、ユーザが撮影モードを設定することで決定され、撮影された複数の画像データは、デジタルカメラの内部回路により、画像種別コードを含めた1つの画像ファイルとしてまとめられる。
【0005】
本発明は、表示形式を指定された画像データを適切に再生する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様の情報処理装置は、関連付けられた複数の画像データの表示形式を示す形式情報を含む第1画像を生成する第1画像生成部と、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、第2画像を生成する第2画像生成部と、第1画像に含まれる形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で、第2画像生成部が第2画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知するメッセージ通知部と、を備える。
【0007】
本発明の別の態様の情報処理方法は、関連付けられた複数の画像データに設定されている表示形式を特定し、特定された表示形式で画像を生成するか判定し、特定された表示形式で画像を生成しない場合に、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、特定された表示形式とは異なる表示形式で、画像を生成し、特定された表示形式とは異なる表示形式で画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する。
【0008】
本発明のさらに別の態様の情報処理方法は、関連付けられた複数の画像データの表示形式を示す形式情報を含む第1画像を生成し、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、第2画像を生成し、第1画像に含まれる形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で、第2画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の情報処理技術によると、表示形式を指定された画像データを適切に再生する技術を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例にかかる情報処理システムの使用環境を示す図である。
【図2】入力装置の外観構成を示す図である。
【図3】情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【図4】MPフォーマットの基本構造を示す図である。
【図5】制御部の機能ブロックを示す図である。
【図6】表示装置に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。
【図7】メッセージ通知画面の一例を示す図である。
【図8】メッセージ通知画面の別の例を示す図である。
【図9】画像再生処理のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の実施例にかかる情報処理システム1の使用環境を示す。情報処理システム1は、ユーザが操作する入力装置20と、画像再生ソフトウェアを実行する情報処理装置10と、情報処理装置10による処理結果を出力する表示装置12とを備える。表示装置12は、画像を出力するディスプレイおよび音声を出力するスピーカを有するテレビであってよく、またコンピュータディスプレイであってもよい。表示装置12は、情報処理装置10に有線ケーブルで接続されてよく、また無線LAN(Local Area Network)により無線接続されてもよい。なお情報処理装置10、入力装置20および表示装置12は、一体に形成されて、画像処理機能を搭載した携帯端末装置として構成されてもよい。
【0013】
情報処理システム1において、情報処理装置10は、ケーブル14を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器と接続し、外部機器から画像データを取得できる。また情報処理装置10はUSB(Universal Serial Bus)端子を有し、デジタルカメラとUSBケーブルで接続して、デジタルカメラから画像データを取得できる。また情報処理装置10はメディアドライブを有し、ROM媒体から画像データを取得してもよい。
【0014】
情報処理装置10は、たとえばゲーム装置であって、画像再生用のアプリケーションプログラムをロードすることで画像処理機能を実現する。なお情報処理装置10は、パーソナルコンピュータであってもよく、画像再生用のアプリケーションプログラムをロードすることで画像処理機能を実現してもよい。
【0015】
図2は、入力装置20の外観構成を示す。入力装置20は、ユーザが操作可能な操作手段として、十字キー21、アナログスティック27a、27bと、4種の操作ボタン26を備える。4種の操作ボタン26は、○ボタン22、×ボタン23、□ボタン24および△ボタン25から構成される。ユーザは、左グリップ28aを左手で把持し、右グリップ28bを右手で把持して、操作手段を操作する。
【0016】
入力装置20は、ユーザにより入力された操作信号を情報処理装置10に伝送する機能をもち、本実施例では情報処理装置10との間で無線通信可能に構成される。入力装置20と情報処理装置10は、Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)プロトコルやIEEE802.11プロトコルなどを用いて無線接続を確立してもよい。なお入力装置20は、情報処理装置10とケーブルを介して接続して、ユーザにより入力された操作信号を情報処理装置10に伝送してもよい。
【0017】
図3は、情報処理装置10の機能ブロック図を示す。情報処理装置10は、無線インタフェース40、スイッチ42、表示処理部44、ハードディスクドライブ50、記録媒体装着部52、ディスクドライブ54、メインメモリ60、バッファメモリ70および制御部100を有して構成される。表示処理部44は、表示装置12のディスプレイに表示するデータをバッファするフレームメモリを有する。
【0018】
スイッチ42は、イーサネットスイッチ(イーサネットは登録商標)であって、外部の機器と有線または無線で接続して、データの送受信を行うデバイスである。スイッチ42は無線インタフェース40に接続し、無線インタフェース40は、所定の無線通信プロトコルで入力装置20と接続する。入力装置20においてユーザから入力された操作信号は、無線インタフェース40、スイッチ42を経由して、制御部100に供給される。
【0019】
またスイッチ42は、ケーブル14を介して外部機器に接続し、外部機器から、関連付けられた複数の画像データを取得する。関連付けられた複数の画像データは、マルチピクチャフォーマット(以下、「MPフォーマット」と呼ぶ)で規定された画像ファイル(以下、「MPファイル」とも呼ぶ)であってよい。なお、複数の画像データの関連付けは、複数の画像データ間の関連情報を別ファイルで記述することで行われてもよい。また、個々の画像データのファイル名を所定のルールで生成して、同一フォルダに格納することで、複数の画像データの関連付けがなされてもよい。このように、複数の画像データの関連付けは、様々な手法によって行われてよいが、以下では、関連付けがMPファイルによりなされている場合を例に説明する。
【0020】
ハードディスクドライブ50は、データを記憶する補助記憶装置として機能する。スイッチ42を介して受信されたMPファイルは、ハードディスクドライブ50に格納される。表示処理の際、ハードディスクドライブ50に格納されたMPファイルは、メインメモリ60またはバッファメモリ70に読み出される。記録媒体装着部52は、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体が装着されると、リムーバブル記録媒体からデータを読み出す。ディスクドライブ54は、読出専用のROMディスクが装着されると、ROMディスクを駆動して認識し、データを読み出す。ROMディスクは、光ディスクや光磁気ディスクなどであってよい。MPファイルは、リムーバブル記録媒体またはROMディスクに記録されていて、記録媒体装着部52またはディスクドライブ54からハードディスクドライブ50にインストールされてもよく、また表示処理の実行時にメインメモリ60またはバッファメモリ70に読み出されてもよい。
【0021】
制御部100は、マルチコアCPUを備え、1つのCPUの中に1つの汎用的なプロセッサコアと、複数のシンプルなプロセッサコアを有する。汎用プロセッサコアはPPU(Power Processing Unit)と呼ばれ、残りのプロセッサコアはSPU(Synergistic-Processing Unit)と呼ばれる。
【0022】
制御部100は、メインメモリ60およびバッファメモリ70に接続するメモリコントローラを備える。PPUはレジスタを有し、演算実行主体としてメインプロセッサを備えて、実行するアプリケーションにおける基本処理単位としてのタスクを各SPUに効率的に割り当てる。なお、PPU自身がタスクを実行してもよい。SPUはレジスタを有し、演算実行主体としてのサブプロセッサとローカルな記憶領域としてのローカルメモリを備える。ローカルメモリは、バッファメモリ70として使用されてもよい。メインメモリ60およびバッファメモリ70はRAM(ランダムアクセスメモリ)として構成される。SPUは制御ユニットとして専用のDMA(Direct Memory Access)コントローラをもち、メインメモリ60とバッファメモリ70の間のデータ転送を高速に行うことができ、また表示処理部44におけるフレームメモリとバッファメモリ70の間で高速なデータ転送を実現できる。本実施例の制御部100は、複数のSPUを並列動作させることで、高速な画像処理機能を実現する。表示処理部44は、表示装置12に接続されて、ユーザからの要求に応じた画像処理結果を出力する。
【0023】
図4は、MPフォーマットの基本構造を示す。MPファイルは、先頭画像に続いて、単一または複数の個別画像を記録することができる。図4には、先頭画像(個別画像(1))に続く画像として、1つの個別画像(2)のみが示されているが、複数の個別画像が、先頭画像に続けて記録されていてもよい。先頭画像およびそれに続く個別画像は、原則として、Exif付属情報と、MPフォーマット付属情報を有している。
【0024】
(Exif付属情報)
Exif(Exchangeable Image File Format)は、画像ファイルを記録するためのフォーマットであり、画像データとあわせて、撮影時の様々な付属情報を画像ファイルに含めることができる。Exif付属情報には、撮影日時やカメラ機種名、シャッタースピード、絞り値の設定といった撮影に関する情報と、撮影した画像データを正しく読み取るための圧縮モード、色空間、画素数などの情報が含まれる。また、Exif付属情報には、撮影した画像のサムネイル画像も含まれる。
【0025】
(MPフォーマット付属情報)
先頭画像のMPフォーマット付属情報には、MPヘッダ、MPインデックス、MP個別情報が含まれる。MPヘッダは、MPインデックスへのオフセットを記録する。
また先頭画像以外のMPフォーマット付属情報には、MPヘッダ、MP個別情報が含まれる。MPヘッダは、MP個別情報へのオフセットを記録する。
【0026】
(1)MPインデックス
MPインデックスは、先頭画像にのみ含まれる。MPインデックスは、少なくとも以下のインデックス情報を含んで構成される。
a)記録画像数
MPファイル中に含まれる個別画像の数を示す。
b)MPエントリ
個別画像種別管理情報、個別画像サイズ、個別画像データオフセット、従属画像エントリ番号からなるデータ群を示す。このうち、個別画像種別管理情報は、少なくとも以下の管理情報を含んで構成される。
b−1)代表画像フラグ
個別画像が代表画像の場合、1に設定され、代表画像でない場合、0に設定される。1つのMPファイル内で、代表画像フラグが1である個別画像の数は2以上であってはならない。代表画像は、MPファイル内の全ての個別画像を代表する。
b−2)種別コード
個別画像のMP種別を示す。MPフォーマットでは、マルチビュー個別画像の種別として、「パノラマ」、「立体視」、「マルチアングル」が定義されており、ユーザが撮影モードを選択することで、MP種別が決定され、インデックス情報として付加される。
(2)MP個別情報
MP個別情報は、撮影モードに応じた情報を含む。「パノラマ」モードで撮影された場合には、複数の個別画像を1枚のパノラマ画像にするときの配置情報や、オーバーラップさせる2つの連続画像の幅情報が含まれる。また、「立体視」モードで撮影された場合には、基準視点に対する輻輳角情報や、基準視点に対する基線長情報が含まれる。また、「マルチアングル」モードで撮影された場合には、水平軸方向の距離、鉛直軸方向の距離、視準軸方向の距離、および鉛直軸回りの回転運動の角度(ヨー角)、水平軸回りの回転運動の角度(ピッチ角)、視準軸回りの回転運動の角度(ロール角)の情報が含まれる。
【0027】
以下、MPファイルの再生処理について説明する。
図5は、制御部100の機能ブロックを主として示す。制御部100は、選択画像生成部120および再生処理部160を備える。選択画像生成部120の機能は、情報処理装置10のシステムソフトウェアにより実現され、また再生処理部160の機能は、情報処理装置10にインストールされた画像再生アプリケーション(以下、「画像ビューワ」と呼ぶ)により実現される。選択画像生成部120は、アイコン画像処理部122、表示形式特定部124、マーク配置部126および付属情報配置部128を有し、関連付けられた複数の画像データを表示対象として選択するための表示画像を生成する。再生処理部160は、表示形式特定部162、画像生成部164およびメッセージ通知部166を有し、画像データを再生する。
【0028】
図5において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。既述したように、制御部100には1つのPPUと複数のSPUとが設けられており、PPUおよびSPUがそれぞれ単独または協同して、各機能ブロックを構成できる。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
【0029】
ディスプレイ情報記憶部138は、ハードディスクドライブ50の記憶領域に構成され、表示装置12のディスプレイサイズ、解像度、出力形式などのディスプレイ情報を記憶する。ディスプレイ情報は、情報処理装置10を表示装置12に接続するときに、ユーザにより登録される。なお情報処理装置10と表示装置12とがHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルで接続されている場合、情報処理装置10のシステムソフトウェアが表示装置12に問い合わせることで、表示装置12がディスプレイ情報を情報処理装置10に通知してもよい。本実施例において、表示装置12の出力形式は、3次元表示可能であるか、または2次元表示しかできないかを示す情報である。以下、3次元表示可能な出力形式を「3D対応」、2次元表示しかできない出力形式を「2D対応」と呼ぶ。
【0030】
画像データ記憶部142は、関連付けられた複数の画像データを記憶する。本実施例の画像ビューワは、ハードディスクドライブ50に格納された写真画像だけでなく、外部の記録媒体に記録されている写真画像も再生できる。したがって本実施例において画像データ記憶部142は、再生対象となる画像データが記録された記録媒体の記憶領域に構成されている。以下、外部機器からハードディスクドライブ50にインストールされたMPファイルを再生する場合について説明する。この場合、画像データ記憶部142は、ハードディスクドライブ50の記憶領域に構成される。
【0031】
情報処理装置10において、システムソフトウェアは、MPファイルをハードディスクドライブ50にインストールする際に、MPファイルに含まれる付属情報を参照して、ファイルチェックを行う。MPファイルが正常であれば、システムソフトウェアは、付属情報の少なくとも一部を抽出し、属性情報として属性情報記憶部140に記憶する。本実施例において抽出される付属情報には、サムネイル画像など、メニュー画面に表示されるデータが含まれる。
【0032】
またシステムソフトウェアは、MPファイルの付属情報から、MPファイルの表示形式を特定し、属性情報として属性情報記憶部140に記憶する。図4に関して説明したように、MPインデックスには、個別画像のMP種別を示す種別コードが含まれている。表示形式特定部124は、種別コードを参照して、MPファイルの表示形式を特定する。たとえば、種別コードが「立体視」の画像種別を示す場合、表示形式特定部124は、MPファイルの表示形式を立体視と特定し、種別コードが「マルチアングル」の画像種別を示す場合、表示形式特定部124は、MPファイルの表示形式をマルチアングルと特定する。「立体視」の表示形式では、右目用の画像と左目用の画像とが表示され、「マルチアングル」の表示形式では、複数の方向から撮影された画像を切り替えて表示される。このように表示形式特定部124は、MPファイルに記録されている種別コードに応じて、MPファイルの表示形式を特定する。
【0033】
このように、表示形式特定部124は、種別コードとMPファイルの表示形式とを一対一に対応付けてもよいが、MPファイルによっては、1つの種別コードに対して、複数種類の画像種別を割り当てることもできる。具体的には、「立体視」の種別コードが記録されたMPファイルに、「マルチアングル」用の複数の画像データを含ませてもよい。この場合、表示形式特定部124は、種別コードが「立体視」であることを判定すると、実際の画像種別が「立体視」であるか、または「マルチアングル」であるかを判別する必要がある。
【0034】
MPファイルを立体視表示する際、MP個別情報に含まれる輻輳角情報および基線長情報は必須の情報となる。また、立体視表示するためには、個別画像は2枚あればよい。一方で、MPファイルをマルチアングル表示する際、輻輳角情報および基線長情報は必要ない。このような表示形式の相違を利用して、表示形式特定部124は、種別コードが「立体視」である場合に、以下のように実際の種別を特定する。
【0035】
MPファイルに個別画像が2つ含まれている場合、表示形式特定部124は、そのMPファイルの実際の種別を「立体視」であると判定し、MPファイルの表示形式を立体視として特定する。表示形式特定部124は、MPインデックスに含まれる「記録画像数」を参照して、MPファイルに含まれる個別画像の数を特定する。一方、MPファイルに個別画像が3つ以上含まれており、且つ、MP個別情報に輻輳角情報および基線長情報が含まれていなければ、表示形式特定部124は、そのMPファイルの実際の種別を「マルチアングル」であると判定し、MPファイルの表示形式をマルチアングルとして特定する。このように、表示形式特定部124は、MPファイルの表示形式を特定して、他の付属情報とともに、属性情報として属性情報記憶部140に記憶する。
【0036】
<選択画面の生成処理>
本実施例の情報処理装置10では、選択画像生成部120が、関連付けられた複数の画像データの表示形式を示す形式情報を含むメニュー画像を生成する。メニュー画像は、表示装置12に表示されて、関連付けられた複数の画像データを表示対象として選択するためのメニュー画面を構成する。メニュー画面では、複数のフォルダ画像が横方向に並べられ、ユーザが「フォト」フォルダを選択すると、縦方向に、関連付けられた複数の画像データを特定するためのアイコン画像が並べられる。このとき、ユーザがアイコン画像を選択すると、画像ビューワが起動され、再生処理部160が、画像データの再生処理を開始する。
【0037】
図6は、表示装置12に表示されるメニュー画面の一例を示す。横方向に配列された複数のフォルダ画像のうち、フォルダ画像200は、写真コンテンツのフォルダを示す。縦方向には、アイコン画像202、204、206が配列される。ユーザは、入力装置20を操作して所望のアイコン画像をフォーカス領域の位置までスクロールさせて動かし、入力装置20の所定のボタンを押下することで、そのアイコン画像に対応付けられている処理を実行させることができる。図6の例では、写真コンテンツのアイコン画像202がフォーカス領域に配置され、ユーザが入力装置20の○ボタン22を押下すると再生指示が生成され、画像ビューワが起動される。なお、図6に示すメニュー画面には、画像データを記録した記録媒体のアイコン画像を示していないが、フォトアイコン画像の直下に、記録媒体のアイコン画像が表示され、媒体アイコン画像の直下または右方に、アイコン画像202、204、206が配列されてもよい。選択画像生成部120がメニュー画像データを生成し、表示処理部44が、メニュー画像データを表示装置12に出力する。
【0038】
選択画像生成部120において、アイコン画像処理部122が、MPファイルに対応するアイコン画像をメニュー画像中に配置する。アイコン画像処理部122は、属性情報記憶部140から、代表画像フラグが1に設定されている個別画像のサムネイル画像を読み出し、アイコン画像としてメニュー画像に配置する。図6に示すメニュー画面では、アイコン画像処理部122が、3つのMPファイルについてのアイコン画像202、204、206を、フォルダ画像200の下方に配置している。
【0039】
また付属情報配置部128は、フォーカス領域に配置されたアイコン画像202に対応する付属情報を属性情報記憶部140から読み出して、アイコン画像202の右方の付属情報表示領域210に配置する。ここでは、付属情報配置部128が、属性情報記憶部140から、ファイル名と、ファイル生成日時(撮影日時)を読み出し、付属情報表示領域210に配置している。図6のメニュー画面では、フォーカス領域に位置するアイコン画像202の右方にのみ付属情報表示領域210が設けられているが、アイコン画像204、206の右方にも付属情報表示領域210が設けられてもよい。
【0040】
さらにマーク配置部126は、属性情報記憶部140から、表示形式を特定する情報を読み出して、表示形式に応じたマーク212を、アイコン画像202に関連付けて配置する。マーク212は、表示形式を示す形式情報の一例である。図6に示すメニュー画面において、マーク配置部126は、マーク212を、アイコン画像202の右方であって、且つ付属情報表示領域210の下方に配置しているが、アイコン画像202に重ねて配置してもよく、また近傍に配置してもよい。マーク212は、画像データの表示形式をユーザに提示するための情報である。マーク配置部126は、マーク212がアイコン画像202に対応するMPファイルの表示形式を表現していることをユーザが認識できるように、マーク212の位置を定めればよい。
【0041】
表示形式特定部124により特定された表示形式が「立体視」である場合、マーク配置部126は、図6に示す「3D」のマーク212を、アイコン画像202に関連付けて配置する。また、表示形式特定部124により特定された表示形式が「マルチアングル」である場合、マーク配置部126は、「MA」のマークを、アイコン画像202に関連付けて配置する。
【0042】
このように、メニュー画面において、アイコン画像202にマーク212が付加されることにより、ユーザは、アイコン画像202で特定されるMPファイルが立体視表示されることを期待する。また、メニュー画面において、アイコン画像202に、「MA」のマークが付加されていれば、ユーザは、アイコン画像202で特定されるMPファイルがマルチアングル表示されることを期待する。なお、マーク配置部126は、ディスプレイ情報記憶部138に記憶されているディスプレイ出力形式を参照し、表示装置12が3D対応でない場合には、「3D」のマーク212は表示しなくてもよい。
【0043】
以上のように選択画像生成部120は、属性情報記憶部140に記憶された属性情報をもとにメニュー画像を生成するが、画像データ記憶部142に記憶されているMPファイルの付属情報をもとに、MPファイルの表示形式を特定して、メニュー画面を生成してもよい。
【0044】
<画像データの再生処理>
図6に示すメニュー画面において、ユーザが入力装置20から所定のボタンを押下すると、画像ビューワが起動され、フォーカス領域に配置されたアイコン画像202で特定されるMPファイルの再生処理が開始される。
【0045】
再生処理部160において、表示形式特定部162は、MPファイルに設定されている表示形式を特定する。表示形式特定部162は、表示形式特定部124と同じく、属性情報記憶部140に記憶された属性情報を参照して表示形式を特定する。また、表示形式特定部162は、MPファイルの付属情報を参照して、表示形式を特定してもよい。この場合、表示形式特定部162は、表示形式特定部124に関連して説明した手法により、MPファイルに設定されている表示形式を特定できる。
【0046】
画像生成部164は、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、表示画像を生成する。本実施例では、画像生成部164は、MPファイルに含まれる少なくとも1つの画像データを用いて、表示画像を生成する。画像ビューワは、MPファイルに設定されている表示形式で画像を生成することが理想的である。
【0047】
しかしながら、たとえば情報処理装置10に、「立体視」および/または「マルチアングル」の表示形式を許可しない設定がされている場合、画像ビューワは、「立体視」および/または「マルチアングル」の表示形式でMPファイルを再生しない。また他のアプリケーションや周辺機器の影響により、画像ビューワが、MPファイルに設定されている表示形式で画像を生成しないこともある。特に、表示装置12が3D対応でない場合、画像ビューワは、MPファイルを3D再生しない。また、情報処理装置10にインストールされている画像ビューワのバージョンが古いような場合、画像ビューワが、「立体視」および「マルチアングル」の表示形式に対応していないこともある。
【0048】
そのため、画像生成部164は、表示形式特定部162により特定された表示形式で画像を生成するか判定し、特定された表示形式で画像を生成しない場合に、特定された表示形式とは異なる表示形式で、画像を生成する。具体的に、表示形式特定部162により、表示形式が「立体視」および「マルチアングル」と特定されると、画像生成部164は、MPファイルに含まれる1つの画像データを利用して、特定された表示形式とは異なる表示形式で表示画像を生成する。表示形式特定部162により特定される表示形式は、メニュー画面においてマーク212により示される表示形式と同一であり、したがって、画像生成部164は、マーク212により示された表示形式とは異なる表示形式で、表示画像を生成することになる。たとえば画像生成部164は、表示形式が「立体視」である場合に、左目用の画像データを用いて、2次元の表示画像を生成する。また、画像生成部164は、表示形式が「マルチアングル」である場合に、代表画像の画像データを用いて、表示画像を生成する。
【0049】
しかしながら、ユーザは、メニュー画面に付加されたマークにより、画像が立体視表示もしくはマルチアングル表示されることを期待しているため、画像生成部164が生成する表示画像は、ユーザの期待に添えておらず、ユーザに違和感を与えかねない。そこでメニュー画面に表示されたマークにより示される表示形式とは異なる表示形式で、画像生成部164が表示画像を生成する場合に、メッセージ通知部166は、マークにより示される表示形式に対応するメッセージを、ハードディスクドライブ50から読み出し、ユーザに通知する。ハードディスクドライブ50には、表示形式ごとのメッセージが記憶されている。
【0050】
図7は、MPファイルに設定されている表示形式が「立体視」である場合に通知されるメッセージを示す。メッセージ通知部166は、表示形式特定部162により特定された表示形式に対応するメッセージ220を通知する。メッセージ220は、立体視表示できないことをユーザに伝える説明文である。
【0051】
なお、メッセージ通知部166は、ディスプレイ情報記憶部138に記憶されているディスプレイの出力形式を参照して、メッセージ220を通知するか否かを決定してもよい。ディスプレイの出力形式が「2D対応」である場合、つまりディスプレイが2次元表示しかできない場合、表示装置12が3次元表示することは不可能であるし、ユーザも3次元表示を期待していない。そのため、メッセージ通知部166は、ディスプレイの出力形式が「2D対応」である場合、メッセージ220の通知を行わない。
【0052】
図8は、MPファイルに設定されている表示形式が「マルチアングル」である場合に通知されるメッセージを示す。メッセージ通知部166は、表示形式特定部162により特定された表示形式に対応するメッセージ222を通知する。メッセージ222は、マルチアングル表示できないことをユーザに伝える説明文である。
【0053】
マルチアングル表示は、2次元表示であるため、ディスプレイの出力形式が「2D対応」、「3D対応」のいずれであっても、理想的には表示装置12が表示し、またユーザもマルチアングル表示を期待している。そのため、メッセージ通知部166は、ディスプレイの出力形式を問わず、メッセージ222の通知を行う。
【0054】
メッセージ通知部166は、メッセージを通知すると、通知記憶部180にその旨を記憶させる。これにより通知記憶部180は、メッセージ通知部166がメッセージを通知したことを記憶する。たとえば、通知記憶部180は、通知フラグとして構成されてよく、通知フラグ1はメッセージが通知されたことを示し、通知フラグ0はメッセージが通知されていないことを示す。メッセージ通知部166は、メッセージ220を通知した場合であっても、メッセージ222を通知した場合であっても、通知フラグを1に設定する。情報処理装置10の起動中、通知フラグ値は維持される。したがって、通知フラグが1に設定されると、情報処理装置10の電源がオフされるまで、通知記憶部180は、記憶内容を維持する。
【0055】
なお、通知記憶部180の記憶内容は、情報処理装置10の起動が終了すると消去される。すなわち、情報処理装置10の電源がオフされると、通知フラグは0に戻される。なお、通知フラグは、情報処理装置10の電源がオンされたときに、0にリセットされるようにしてもよい。したがって、情報処理装置10が再起動されたときには、通知フラグは0であり、メッセージ通知部166がメッセージを通知したときに、通知フラグが1にセットされる。既述したように、一度、通知フラグが1にセットされると、情報処理装置10の起動が終了するまで、その状態が維持される。
【0056】
メッセージ通知部166は、通知フラグが1であれば、メニュー画面に含まれるマークにより示される表示形式とは異なる表示形式で画像生成部164が表示画像を生成しても、再度のメッセージの通知は行わない。したがって、情報処理装置10の起動中、メッセージ通知部166は、メッセージ220を2回通知することはなく、またメッセージ220を通知した後、メッセージ222を通知することもない。同じ理由で、メッセージ222を2回通知することはなく、またメッセージ222を通知した後、メッセージ220を通知することもない。
【0057】
ユーザは、メッセージ220またはメッセージ222のいずれか一方を見れば、画像ビューワが立体視表示やマルチアングル表示をしないことを認識する。そのような場合に、メッセージ通知部166が再三メッセージを通知するのは、ユーザにとって好ましくない。そこで、メッセージ通知部166は、情報処理装置10の電源オンから電源オフまでの間に、1回に限り、メッセージを通知するようにしている。
【0058】
本実施例の画像ビューワは、同一フォルダに格納されている複数のMPファイルを連続再生する機能をもつ。上記した例では、通知記憶部180は、通知フラグが1に設定されると、そのフラグ値を情報処理装置10の電源がオフされるまで維持するとしたが、通知記憶部180は、フラグ値をリセットして0に戻すタイミングを、画像ビューワの終了時としてもよい。したがって通知記憶部180は、画像ビューワが終了すると、記憶内容を消去される。この場合であっても、画像ビューワの起動中は、メッセージ220またはメッセージ222が1回に限り表示されるため、メッセージ通知部166が再三メッセージを通知する事態を回避できる。
【0059】
図9は、画像再生処理のフローチャートを示す。このフローは、画像ファイルが表示対象として指定されるたびに実行される。
表示形式特定部162が、MPファイルに設定されている表示形式が「立体視」であるか判定する(S10)。設定されている表示形式が「立体視」である場合(S10のY)、メッセージ通知部166は、ディスプレイの表示形式を参照する(S12)。ディスプレイの表示形式が「2D対応」である場合(S12のN)、画像生成部164は、左目用の画像データを用いて2次元の表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像データを表示装置12に出力する(S20)。
【0060】
一方、ディスプレイの表示形式が「3D対応」である場合(S12のY)、メッセージ通知部166が、通知記憶部180に記憶されている通知フラグを参照する(S14)。通知フラグが1の場合(S14のN)、画像生成部164は、左目用の画像データを用いて2次元の表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像データを表示装置12に出力する(S20)。一方、通知フラグが0の場合(S14のY)、メッセージ通知部166は、ハードディスクドライブ50からメッセージ220を読み出し(S16)、通知フラグを1にセットする(S18)。画像生成部164は、左目用の画像データを用いて2次元の表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像にメッセージ220を重ねた画像データを表示装置12に出力する(S20)。
【0061】
設定されている表示形式が「立体視」でなく(S10のN)、「マルチアングル」である場合(S22のY)、メッセージ通知部166が、通知記憶部180に記憶されている通知フラグを参照する(S24)。通知フラグが1の場合(S24のN)、画像生成部164は、代表画像の画像データを用いて2次元の表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像データを表示装置12に出力する(S30)。一方、通知フラグが0の場合(S24のY)、メッセージ通知部166は、ハードディスクドライブ50からメッセージ222を読み出し(S26)、通知フラグを1にセットする(S28)。画像生成部164は、代表画像の画像データを用いて2次元の表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像にメッセージ222を重ねた画像データを表示装置12に出力する(S30)。
【0062】
設定されている表示形式が「マルチアングル」でない場合(S22のN)、画像生成部164は、設定されている表示形式にしたがって表示画像データを生成し、表示処理部44が、表示画像データを表示装置12に出力する(S32)。
【0063】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【符号の説明】
【0064】
1・・・情報処理システム、10・・・情報処理装置、12・・・表示装置、20・・・入力装置、44・・・表示処理部、50・・・ハードディスクドライブ、100・・・制御部、120・・・選択画像生成部、122・・・アイコン画像処理部、124・・・表示形式特定部、126・・・マーク配置部、128・・・付属情報配置部、138・・・ディスプレイ情報記憶部、140・・・属性情報記憶部、142・・・画像データ記憶部、160・・・再生処理部、162・・・表示形式特定部、164・・・画像生成部、166・・・メッセージ通知部、180・・・通知記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
関連付けられた複数の画像データの表示形式を示す形式情報を含む第1画像を生成する第1画像生成部と、
関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、第2画像を生成する第2画像生成部と、
第1画像に含まれる形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で、前記第2画像生成部が第2画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知するメッセージ通知部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第1画像は、ディスプレイに表示されて、関連付けられた複数の画像データを表示対象として選択するための画面を構成するものであって、
前記第1画像生成部は、
関連付けられた複数の画像データに対応するアイコン画像を第1画像中に配置するアイコン画像処理部と、
関連付けられた複数の画像データの表示形式を示すマークを、アイコン画像に関連付けて第1画像中に配置するマーク配置部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記メッセージ通知部は、形式情報により示される表示形式に対応するメッセージを通知することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記メッセージ通知部がメッセージを通知したことを記憶する通知記憶部をさらに備え、
前記メッセージ通知部は、前記通知記憶部に、メッセージを通知したことが記憶されていれば、形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で前記第2画像生成部が第2画像を生成する場合に、再度のメッセージの通知を行わないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知記憶部は、メッセージが通知されたことを記憶すると、当該情報処理装置の電源がオフされるまで、記憶内容を維持することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2画像生成部の機能は所定のアプリケーションにより実現され、
前記通知記憶部は、前記アプリケーションの実行中、メッセージが通知されたことを記憶しておき、前記アプリケーションが終了すると、記憶内容が消去されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記メッセージ通知部は、ディスプレイの出力形式を参照して、メッセージを通知するか否かを決定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
関連付けられた複数の画像データに設定されている表示形式を特定し、
特定された表示形式で、画像を生成するか判定し、
特定された表示形式で画像を生成しない場合に、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、特定された表示形式とは異なる表示形式で、画像を生成し、
特定された表示形式とは異なる表示形式で画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
関連付けられた複数の画像データの表示形式を示す形式情報を含む第1画像を生成し、
関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、第2画像を生成し、
第1画像に含まれる形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で、第2画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して画像を生成する機能と、
この画像生成機能が、メニュー画面に含まれていた形式情報により示される表示形式とは異なる表示形式で画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項11】
コンピュータに、
関連付けられた複数の画像データに設定されている表示形式を特定する機能と、
特定された表示形式で、画像を生成するか判定する機能と、
特定された表示形式で画像を生成しない場合に、関連付けられた複数の画像データの少なくとも1つを利用して、特定された表示形式とは異なる表示形式で、画像を生成する機能と、
特定された表示形式とは異なる表示形式で画像を生成する場合に、所定のメッセージを通知する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項10または11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−191355(P2012−191355A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−52030(P2011−52030)
【出願日】平成23年3月9日(2011.3.9)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【Fターム(参考)】