説明

情報処理装置および情報処理装置の制御方法およびプログラムおよび記録媒体

【課題】操作者が参照している表示装置の画面の一部に相当する画面をプロジェクタ等に表示する場合でも、解像度低下やウィンドウの重なり画面品位の低下の防止や、フルスクリーン表示を可能にすること。
【解決手段】CPU102が、VRAM領域1(106)に保持されるVRAMデータ1にVRAM領域2(107)に保持されるVRAMデータ2を合成し、該合成されたVRAMデータ1をディスプレイ108に表示させ、前記VRAMデータ2を、プロジェクタ109に表示させる構成を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の表示装置に生成される複数の画面データを表示する情報処理装置の表示制御に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議、講演等のプレゼンテーションの場において、計算機で作成した画像をスクリーン上に拡大表示し、聴講者用の画面を作成する形式が用いられている。その際、発表者用の画像と聴講者用の画像は同一なものであり、表示された画像について発表者が説明を行う場合、発表者は説明のためのメモを別に用意する必要があった。
【0003】
特許文献1,2には、ディスプレイ画面の一部を拡大して、その領域のみをプロジェクタで投影するという方法が提案されている。
【特許文献1】特開2004−86277号公報
【特許文献2】特開2005−115093号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1,2に記載された方法では、ディスプレイ画面の一部を拡大した画像をプロジェクタで投影するため、画質が下がってしまうという問題点があった。
【0005】
また、ウィンドウを最小化、又は、ウィンドウが重なっていると、その状態のままプロジェクタで表示されてしまい、正常に表示できないという問題点があった。
【0006】
さらに、フルスクリーン表示に対応しないという問題もある。プレゼンテーションソフトのスライドショーにはフルスクリーン表示が前提となっているものがあり、1画面で表示を行う場合、部分的な表示が出来ない。そのため、デスクトップ上の小領域内でフルスクリーン表示が行える装置が求められている。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、操作者が参照している表示装置の画面の一部に相当する画面をプロジェクタ等の他の表示装置に表示する場合でも、解像度低下やウィンドウの重なり画面品位の低下の防止や、フルスクリーン表示を可能にする仕組を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、第1の表示装置を含む複数の表示装置に生成される第1の画面データを含む複数の画面データを表示する情報処理装置において、前記第1の画面データに該第1の画面データ以外の画面データを合成する合成手段と、前記合成手段により合成された第1の画面データを前記第1の表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、前記いずれかの画面データを、前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、操作者が参照している表示装置の画面の一部に相当する画面をプロジェクタ等の他の表示装置に表示する場合でも、従来のように解像度等が低下してしまうことがなく、高品位に画質を保つことができる。
【0010】
また、操作者が参照している表示装置上で、ウィンドウを最小化又はウィンドウが重なっているような場合でも、該ウィンドウに相当する画像を、他の表示装置には正常に表示することができる。
【0011】
さらに、フルスクリーン表示にも対応することができる等の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の一実施形態を示す情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【0013】
図1において、101は本発明の情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ等で構成される。
【0014】
情報処理装置101において、102はCPUであり、外部記憶装置(ハードディスク等)104に格納されるプログラムをメモリ110にロードして実行することにより、情報処理装置101全体を統括制御する。
【0015】
103は入力装置であり、キーボード,ポインティングデバイス(本実施形態ではマウスとする)に相当する。外部記憶装置104は、CPU102が実行する各種プログラム及び各種データを記憶する。105はVRAMであり、表示装置に表示するデータを記憶する。
【0016】
なお、情報処理装置101は、複数の表示装置にデータを表示可能であり、VRAM105内の複数のVRAM領域(図1ではVRAM領域1(106),VRAM領域2(107))に記憶される複数の表示データ(図1ではVRAMデータ1,VRAMデータ2)を、複数の表示装置(図1ではディスプレイ108,プロジェクタ109)に表示する。
【0017】
図2は、図1に示した情報処理装置101のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0018】
図2に示すように、情報処理装置101は、初期処理部201,新規画面作成処理部202,画面表示処理部1(ディスプレイ)203,画面表示処理部2(プロジェクタ)204,VRAMデータ取得処理部205,VRAMデータ表示処理部206,投影画面切り替え処理部207,プロジェクタ投影画面キー操作処理部208,情報制御処理部209の各処理部を備えている。
【0019】
なお、これらの各処理部は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0020】
また、210はVRAMデータであり、図1に示したVRAM105に記憶される。211は設定データで、図1に示した外部記憶装置104から読み出されてメモリ110内に記憶されるものであり、後述する図14に示す。212は設定データで、図1に示した外部記憶装置104から読み出されてメモリ110内に記憶されるものであり、後述する図15に示す。
【0021】
図3は、図1に示したディスプレイ108に表示される参照用画面の一例を示す模式図である。
【0022】
図3において、301は参照用画面(例えば、デスクトップ)であり、図1に示したVRAM105のVRAM領域1に格納されたデータに基づいて図1に示したディスプレイ108に表示される。
【0023】
302は操作パネルである。この操作パネル302は、現在投影されているあるVRAM領域から他のVRAM領域を投影させるように切り替える投影画面切替メニュー302aと、新たなVRAM領域を作成する新規画面作成メニュー302bと、複数のVRAM領域が生成されている場合での各VRAMの操作を有効にするための操作画面切替メニュー302cを備えている。なお、各メニューの詳細は後述する。
【0024】
303は、あるVRAM領域(例えばVRAM2領域)に格納された第1の投影用画面データを参照用画面301に任意の位置大きさで独立表示した画面である。
【0025】
304は、あるVRAM領域(例えばVRAM3領域)に格納された第2の投影用画面データを参照用画面301に任意の位置大きさで独立表示した画面である。
【0026】
305は、参照用画面301における通常のウィンドウである。306は起動中のアプリケーションリストであり、現在起動中のアプリケーションのリストに対応する(即ち、全てのVRAM領域を対象とした時の起動中のアプリケーションのリストに対応する)。
【0027】
なお、ここでは、画面304が投影画面に割り当てられており、図4に示すように、プロジェクタ109により投影されているものとする。
【0028】
図4は、図1に示したディスプレイ108に表示される及びプロジェクタ109に表示される投影用画面の一例を示す模式図であり、図3と同一のものには同一の符号を付してある。なお、図3に示した302,303,306は省略してある。
【0029】
図4に示すように、投影用画面304は、401に示すように図1に示したプロジェクタ109により表示される。特にここでは、フルスクリーン表示されている。
【0030】
以下、図5〜図12を参照して、図3に示した操作パネル302,起動中のアプリケーションリスト306に対する操作と該操作に応じた処理結果について具体的に説明する。
【0031】
図5〜図12は、図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図であり、図3と同一のものには同一の符号を付してある。
【0032】
図5は情報制御処理部209により表示される初期画面状態に対応する。そして、この図5に示した初期画面状態から何らかのアプリケーションが起動されると、参照用画面301は図6に示すような状態となる。
【0033】
情報処理装置101において、アプリケーションが起動されると、情報制御処理部209は、これを検知して、該起動されたアプリケーションをアプリケーションリスト306に追加するように制御する。図6では、4つのアプリケーション(アプリ1(1802)〜アプリ4(1805))が起動されている状態に対応する。
【0034】
この図6に示した状態から新規画面作成メニュー302bより新規画面作成が行われると図7に示すような状態となる。
【0035】
図7において、1901は操作パネル302上の新規画面作成メニュー302bによって新たに生成されたVRAM領域を示す。なお、1902〜1905も、新規画面作成メニュー302bによって新たに生成されたVRAM領域を示す。
【0036】
図7では、新規画面作成メニュー302bが5回押下されて、5つのVRAM領域1901〜1905が新規作成された状態に対応する。
【0037】
そして、この図7に示した状態からアプリケーションリスト306でいずれかのアプリケーション(例えばアプリ1)が選択されると、図8に示すような状態となる。
【0038】
図8に示すように、起動中のアプリケーションリスト306から描画先を変更したい1つのアプリケーションを選択すると、描画先のVRAM領域を1つ選択するためのVRAM領域リスト2001が表示される(現在生成されている全VRAM領域のリスト)。このVRAM領域リスト2001からいずれかのVRAM領域を選択することにより、起動中のアプリケーションリスト306で選択されたアプリケーションを選択されたVRAM領域へ割り当てることができる。この状態を図9に示す。図9では、2101〜2104に示すように、アプリ1〜アプリ4がVRAM領域2〜VRAM領域5へそれぞれ割り当てられている状態に対応する。
【0039】
そして、この図9の状態から、投影画面切替メニュー302aが押下されると、図10に示すような状態となる。
【0040】
図10に示すように、投影画面切替メニュー302aが押下されると、投影するVRAM領域を1つ選択するためのVRAM領域リスト2201が表示される。このVRAM領域リスト2201からいずれかのVRAM領域を選択することにより、選択されたVRAM領域を投影画面に割り当てることができる。
【0041】
また、操作画面切替メニュー302cが押下されると、図11に示すような状態となる。
【0042】
図11に示すように、操作画面切替メニュー302cが押下されると、操作画面に割り当てるVRAM領域を1つ選択するためのVRAM領域リスト2301が表示される(現在生成されている全VRAM領域のリスト)。このVRAM領域リスト2301からいずれかのVRAM領域を選択することにより、情報制御処理部209が、選択されたVRAM領域を操作画面に割り当てるように制御する。
【0043】
また、図12に示すように、アプリ1がVRAM2領域に割り当てられている状態(a)において、アプリケーションリスト306でアプリ2を選択すると、(b)に示すように、描画先のVRAM領域を1つ選択するためのVRAM領域リスト2001が表示される。
【0044】
このVRAM領域リスト2001からVRAM2領域を選択すると、(c)に示すように、VRAM2にアプリ1が割り当てられる。なお、VRAM2領域が投影画面に割り当てられていた場合、上記操作では、この割り当ては変更されないため、プロジェクタへ出力されるアプリケーションがアプリ1からアプリ2へ切り替えられることになる。
【0045】
以下、図13〜図15を参照して、本発明の初期処理について説明する。
【0046】
図13は、本発明における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の初期処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した情報処理装置101の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが起動された際に初期処理部201により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0047】
まず、ステップS201において、初期処理部201は、設定データを外部記憶装置104から読み取る処理を実行し、ステップS202において、設定データが記憶装置にあったか否かを判定する。
【0048】
そしてステップS202で、設定データが外部記憶装置104にあったと判定した場合には、ステップS203において、初期処理部201は、S201で読み取った設定データをメモリ110内に設定データ211としてセットし、ステップS205に処理を進める。
【0049】
一方、ステップS202で、設定データが外部記憶装置104になかったと判定した場合には、ステップS204において、初期処理部201は、デフォルトの設定を外部記憶装置104から読み取ってメモリ110内に設定データ211としてセットし、ステップS205に処理を進める。
【0050】
次に、ステップS205において、初期処理部201は、設定キーデータを外部記憶装置104から読み取る処理を実行し、ステップS206において、設定キーデータが記憶装置にあったか否かを判定する。
【0051】
そしてステップS206で、設定キーデータが外部記憶装置104にあったと判定した場合には、ステップS207において、初期処理部201は、S205で読み取った設定キーデータをメモリ110内の設定キーデータ212としてセットし、ステップS208に処理を進める。
【0052】
一方、ステップS206で、設定キーデータが外部記憶装置104になかったと判定した場合には、初期処理部201は、そのままステップS208に処理を進める。
【0053】
ステップS208では、初期処理部201は、操作パネル302を表示し、投影画面をVRAM領域1に割り当て、本フローチャートの処理を終了する。
【0054】
以上の処理により、図5に示したような初期画面がディスプレイ108に表示され、以後、情報制御処理部209は、図3に示した操作パネル302に対する操作を受け付ける。
【0055】
ここで図14を参照して、設定データについて説明する。
【0056】
図14は、本発明における設定データのデータ構成の一例を示す模式図である。
【0057】
図14に示すように、設定データは、内部解像度X,内部解像度Y,表示サイズX,表示サイズY,表示位置X,表示位置Y等のデータから構成される。
【0058】
例として、VRAM領域2は、内部解像度が「800×600」であり、このVRAM領域2の内容を、ディスプレイ上の座標(X,Y)=(200,200)の位置へ「320×240」のサイズで表示することを示している。
【0059】
次に、図15を参照して、設定キーデータについて説明する。
【0060】
図15は、本発明における設定キーデータのデータ構成の一例を示す模式図である。
【0061】
図15に示すように、設定キーデータは、入力キーと出力キー、入力キーに対応する操作があった際に、該入力キーに対応する出力キーを、どのVRAM領域に割り当てられたアプリケーションに送信するかを示す情報(割り当て先)から構成される。なお、入力キーは、複数の割り当て先へ跨っても良い。
【0062】
例として、「VK_NUMPAD4(テンキー「4」)」が押下されると、「VK_NUMPAD4(テンキー「4」)」には、割り当て先としてVRAM領域2とVRAM領域3が設定されているので、対応する出力キー「VK_LEFT(左カーソルキー)」が、それぞれVRAM領域2,VRAM領域3に対応するアプリケーションへ送信される。
【0063】
これにより、VRAM領域2に割り当てられているアプリケーション、VRAM領域3に割り当てられているアプリケーションでは、それぞれ「VK_LEFT(左カーソルキー)」の操作があった場合と同様の処理が実行される。
【0064】
以下、図16〜図20を参照して、図3に示した操作パネル302,起動中のアプリケーションリスト306に対する操作に応じた各種処理動作について説明する。
【0065】
まず、図16〜図18を参照して、図3に示した操作パネル302の新規画面作成メニュー302bに対する操作に応じた各種処理動作について説明する。
【0066】
図16は、本発明における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明における新規画面作成処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した新規画面作成処理部202により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0067】
まず、ステップS101において、新規画面作成処理部202は、新規画面作成メニュー302bが押下されたか否かを判定し、新規画面作成メニュー302bが押下されていないと判定した場合には、新規画面作成処理部202は、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0068】
一方、ステップS101で、新規画面作成メニュー302bが押下されたと判定した場合には、新規画面作成処理部202は、ステップS102において、VRAM領域確報処理を実行する。
【0069】
次に、ステップS103において、新規画面作成処理部202は、VRAMデータ取得処理部205,VRAMデータ表示処理部206に、VRAMデータ取得・表示処理を実行させ、本フローチャートの処理を終了させる。
【0070】
以下、図17を参照して、図16のステップS102に示したVRAM領域確保処理について説明する。
【0071】
図17は、本発明における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図16のステップS102に示したVRAM領域確保処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した新規画面作成処理部202により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0072】
まず、ステップS301において、新規画面作成処理部202は、設定データ211から新たに確保しようとしているVRAM領域の内部解像度(内部解像度X,Y)を取得する。
【0073】
次に、ステップS302において、新規画面作成処理部202は、S301で取得した内部解像度(内部解像度X,Y)に基づいて、VRAM105内に新規VRAM領域を確保し、本フローチャートの処理を終了する。
【0074】
以下、図18を参照して、図16のステップS103に示したVRAMデータ取得・表示処理について説明する。
【0075】
図18は、本発明における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図16のステップS103に示したVRAMデータ取得・表示処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したVRAMデータ取得処理部205,VRAMデータ表示処理部206により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0076】
まず、ステップS401において、VRAMデータ取得処理部205は、設定データ211から、S102で新たに確保されたVRAM領域の表示サイズ,表示位置(表示サイズX,Y,表示位置X,Y)を取得する。
【0077】
次に、ステップS402において、VRAMデータ取得処理部205は、S401で取得した表示サイズ,表示位置が有効である(表示サイズ,表示位置がVRAM領域1の表示範囲内となる)か否かを判定する。
【0078】
そしてステップS402で、S401で取得した表示サイズ,表示位置が有効でない(表示サイズ,表示位置がVRAM領域1の表示範囲内とならない)と判断した場合には、VRAMデータ取得処理部205は、そのままステップS404に処理を進める。
【0079】
一方、ステップS402で、S401で取得した表示サイズ,表示位置が有効である(表示サイズ,表示位置がVRAM領域1の表示範囲内となる)と判断した場合には、VRAMデータ取得処理部205は、ステップS403に処理を進める。
【0080】
ステップS403では、VRAMデータ取得処理部205は、上記新たに確保されたVRAM領域内のデータを、S401で取得した表示サイズ,表示位置に合わせ拡大縮小を行いVRAM領域1内のデータに合成し、ステップS404に処理を進める。
【0081】
ステップS404では、VRAMデータ表示処理部206が、画像表示処理部1(ディスプレイ)203に、VRAM領域1内のデータの表示を指示すると、画像表示処理部1(ディスプレイ)203が、VRAM領域1内のデータをディスプレイ108へ送信する。
【0082】
また、ステップS405において、VRAMデータ表示処理部206が、画像表示処理部2(プロジェクタ)204に、上記新たに確保されたVRAM領域内のデータの表示を指示すると、画像表示処理部2(プロジェクタ)204が、上記新たに確保されたVRAM領域内のデータをプロジェクタ109へ送信し、本フローチャートの処理を終了させる。
【0083】
以上の処理により、ディスプレイ108には、図7の1901〜1905に示したようなVRAM領域に対応する画面が表示される。
【0084】
次に、図19を参照して、図3に示した操作パネル302の投影画面切替メニュー302aに対する操作に応じた各種処理動作について説明する。
【0085】
図19は、本発明における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明における投影画面切り替え処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した投影画面切り替え処理部207により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0086】
まず、ステップS501において、投影画面切り替え処理部207は、投影画面切替メニュー302aが押下されたか否かを判定し、投影画面切替メニュー302aが押下されていないと判定した場合には、投影画面切り替え処理部207は、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0087】
一方、ステップS501で、投影画面切替メニュー302aが押下されたと判定した場合には、投影画面切り替え処理部207は、ステップS502において、VRAM領域リスト2201(図10)をVRAM領域1に表示し、VRAM領域リスト2201により切り替え先のVRAM領域が選択されたか否かを判定する。
【0088】
そしてステップS502で、VRAM領域リスト2201により切り替え先のVRAM領域が選択されたと判断した場合には、投影画面切り替え処理部207は、ステップS503に処理を進める。
【0089】
ステップS503では、投影画面切り替え処理部207は、選択されたVRAM領域を投影領域に割り当てて、該選択されたVRAM領域のデータをプロジェクタ109へ送信する。そして、本フローチャートの処理を終了させる。
【0090】
一方、ステップS502で、VRAM領域リスト2201により切り替え先のVRAM領域が選択されなかったと判断した場合には、投影画面切り替え処理部207は、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0091】
次に、図20を参照して、図3に示した起動中のアプリケーションリスト306に対する操作に応じた各種処理動作について説明する。
【0092】
図20は、本発明における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明におけるアプリケーション割り当て処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示した情報制御処理部209により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0093】
まず、ステップS3001において、情報制御処理部209は、起動中のアプリケーションリスト306内のいずれかのアプリケーションが選択されたか否かを判定し、起動中のアプリケーションリスト306内のいずれかのアプリケーションも選択されなかったと判定した場合には、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0094】
一方、ステップS3001で、起動中のアプリケーションリスト306内のいずれかのアプリケーションが選択されたと判断した場合には、情報制御処理部209は、ステップS3002において、VRAM領域リスト2001(図8)をVRAM領域1に表示し、VRAM領域リスト2001により上記選択されたアプリケーションを割り当てるVRAM領域が選択されたか否かを判定する。
【0095】
そしてステップS3002で、VRAM領域リスト2001により上記選択されたアプリケーションを割り当てるVRAM領域が選択されなかったと判断した場合には、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0096】
一方、ステップS3002で、VRAM領域リスト2001により上記選択されたアプリケーションを割り当てるVRAM領域が選択されたと判断した場合には、情報制御処理部209は、ステップS3003に処理を進める。
【0097】
ステップS3003では、情報制御処理部209は、S3002で選択されたVRAM領域に割り当てられているアプリケーションをウィンドウとしてVRAM領域1に表示させる。
【0098】
次に、ステップS3004では、情報制御処理部209は、S3001で選択されたアプリケーションを、S3002で選択されたVRAM領域に割り当て、本フローチャートの処理を終了させる。
【0099】
ここで、図21を参照して、本発明の表示方法を従来の表示方法と比較して説明する。
【0100】
図21は、本発明の表示方法を従来の表示方法とを比較して説明する図である。
【0101】
図21において、(a)従来の技術(特許文献1,2)を用いた場合の参照用画面及び投影用画面の一例に対応し、(b)本発明における参照用画面及び投影用画面の一例に対応する。
【0102】
まず、従来の技術について説明する。
【0103】
図21(a)において、701は参照用画面(ディスプレイ)、702は投影用画面(プロジェクタ)である。また、703は投影用画面として作成すべき領域である。さらに、704は、参照用画面において投影用画面703に重なり、かつ最前面に表示されているウィンドウである。
【0104】
従来の技術では、参照用画面701の一部(ここでは703)を切り取り、投影用画面に合わせた大きさに拡大し、投影表示していた。そのため、図21(a)に示すように、投影用画面に投影された画像702は画質が粗くなり、参照用画面上のウィンドウ704の一部も表示されてしまっていた。
【0105】
次に、本発明について説明する。
【0106】
図21(b)において、801は参照用画面(ディスプレイ)、802は投影用画面(プロジェクタ)である。803は、投影用画面データ802を参照用画面801内の任意の位置大きさに縮小して合成した画像である。また、804は、参照用画面において投影用画面803に重なり、かつ最前面に表示されているウィンドウである。
【0107】
本発明は、投影用画面データ802を参照用画面801内の任意の位置大きさに縮小して、803のように参照用画面801内に表示する構成である。そのため、図21(b)に示すように、投影用画面に投影された画像802の画質に問題ある影響を及ぼすことがない(従来のように粗くなってしまうこともない)。また、画像802に、参照用画面上のウィンドウ804の一部が表示されてしまうこともない。
【0108】
このように、本発明によれば、VRAM上にVRAM領域(画面データを格納する領域)を複数確保し、1つをディスプレイ表示用、その他をプロジェクタ投影用とする。そして、プロジェクタで投影した画面を縮小したものを、ディスプレイ画面に合成して表示する。また、プロジェクタに投影するVRAM領域を切り替えることを可能とする。
【0109】
本発明によれば、ディスプレイ画面の一部を表示する場合でも、投影用画像の解像度を保つことができる。また、ウィンドウを最小化又はウィンドウが重なっていても他の表示装置に正常に表示できる。
【0110】
よって、プレゼンテーション等の際、プロジェクタでフルスクリーン表示画面を投影しつつ、ディスプレイ画面で他の操作を行うことを可能にする。
【0111】
以下、図22〜図24を参照して、本発明におけるプロジェクタ投影画面キー操作処理について説明する。
【0112】
図22は、本発明におけるプロジェクタ投影画面キー操作処理の一例を示す模式図である。
【0113】
図22において、901はキー入力による画面遷移前の参照用画面を示す。また、902はキー入力による画面遷移後の参照用画面を示す。
【0114】
903は、あるVRAM領域に格納された第1の投影用画面データを参照用画面内に任意の位置大きさで独立表示したVRAM2領域に対応する画像である。また、904は参照用画面におけるアクティブなウィンドウである。
【0115】
905は、投影用画面操作のために割り当てられたキーボードのテンキー部分である。
【0116】
なお、ここでは、設定キーデータ212に、入力キー「VK_NUMPAD6(テンキー6)」に対応する出力キー「VK_RIGHT(右カーソルキー)」がVRAM領域2にのみ割り付けられているものとする。
【0117】
例えば、投影用画面操作のために割り当てられたキーボードのテンキー905で「6」が入力されると、設定キーデータ212に基づいて、入力キー「VK_NUMPAD6」に対応する出力キー「VK_RIGHT(右カーソルキー)」がVRAM領域2に対応するアプリケーションにのみ送信される。すると902に示すように、VRAM2領域903のみが「VK_RIGHT(右カーソルキー)」に応じた画面に遷移する。
【0118】
図23は、本発明におけるプロジェクタ投影画面キー操作処理の他の例を示す模式図である。
【0119】
図23において、1001はキー入力による画面遷移前の参照用画面を示す。また、1002はキー入力による画面遷移後の参照用画面を示す。
【0120】
1003は、あるVRAM領域に格納された第1の投影用画面データを参照用画面内に任意の位置大きさで独立表示したVRAM2領域に対応する画像である。また、1004は、あるVRAM領域に格納された第2の投影用画面データを参照用画面内に任意の位置大きさで独立表示したVRAM3領域に対応する画像である。1005は参照用画面におけるアクティブなウィンドウである。
【0121】
1006は、投影用画面操作のために割り当てられたキーボードのテンキー部分である。
【0122】
なお、図23では、設定キーデータ212に、入力キー「VK_NUMPAD6(テンキー6)」に対応する出力キー「VK_RIGHT(右カーソルキー)」がVRAM領域2及びVRAM領域3のみに割り付けられているものとする。
【0123】
例えば、投影用画面操作のために割り当てられたキーボードのテンキー1005で「6」が入力されると、設定キーデータ212に基づいて、入力キー「VK_NUMPAD6」に対応する出力キー「VK_RIGHT(右カーソルキー)」がVRAM領域2に対応するアプリケーション、及び、VRAM領域3に対応するアプリケーションにのみ送信される。すると1002に示すように、VRAM2領域1003及びVRAM3領域1004のみが「VK_RIGHT(右カーソルキー)」に応じた画面に遷移している。
【0124】
以下、図24のフローチャートを参照して、プロジェクタ投影画面キー操作処理動作について説明する。
【0125】
図24は、本発明における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明におけるアプリケーション割り当て処プロジェクタ投影画面キー操作処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したプロジェクタ投影画面キー操作処理図208により実行される。即ち、このフローチャート処理は、図1に示したCPU102が、外部記憶装置104に格納されたプログラムをメモリ110内にロードして実行することにより実現される。
【0126】
まず、ステップS601において、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、任意のキーが入力されたか否かを判定し、いずれのキーも入力されなかったと判定した場合には、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0127】
一方、ステップS601で、任意のキーが入力されたと判定した場合には、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、ステップS602に処理を進める。
【0128】
ステップS602では、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、設定キーデータ212を参照し、ステップS603において、入力されたキー操作が設定キーデータ212に設定されているキー操作であるか否かを判断する。
【0129】
そしてステップS603で、入力されたキー操作が設定キーデータ212に設定されているキー操作でないと判定した場合には、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、そのまま本フローチャートの処理を終了させる。
【0130】
一方、ステップS603で、入力されたキー操作が設定キーデータ212に設定されているキー操作であると判定した場合には、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、ステップS604に処理を進める。
【0131】
ステップS604では、プロジェクタ投影画面キー操作処理図208は、設定キーデータ212から取得した1つまたは複数の割り当て先のVRAM領域に対応するアプリケーションに対して、上記入力キーに対応する出力キーを送信し、本フローチャートの処理を終了させる。
【0132】
以上示したように、アクティブでない表示画面に対しても、キー操作を行うことができる。
【0133】
なお、情報処理装置に接続されるプロジェクタやディスプレイは複数あってもよい。
【0134】
また、複数の表示装置(プロジェクタやディスプレイ)には、同じ画面を表示するように制御しても、異なる画像を表示するように制御してもよい。
【0135】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0136】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0137】
従って、操作者が参照している表示装置の画面の一部に相当する画面をプロジェクタ等の他の表示装置に表示する場合でも、解像度低下やウィンドウの重なり画面品位の低下の防止や、フルスクリーン表示を可能できる等の効果を奏する。
【0138】
以下、図25に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0139】
図25は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
【0140】
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0141】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0142】
本実施形態における図13,図16,図17,図18,図19,図20,図24に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0143】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0144】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0145】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0146】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0147】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0148】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0149】
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0150】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0151】
以上示したように、本発明によれば、各アプリケーションに対応する画面データはそれぞれ個別のVRAM領域で独立して保持されているので、操作者が参照している表示装置(ディスプレイ108)の画面の一部に相当する画面をプロジェクタ等の他の表示装置(プロジェクタ109)に表示する場合でも、図21に示したように、従来のように解像度等が低下してしまうことがなく、高品位に画質を保つことができる。
【0152】
また、操作者が参照している表示装置(ディスプレイ108)上で、ウィンドウを最小化又はウィンドウが重なっているような場合でも、図21に示したように、該ウィンドウに相当する画像を、他の表示装置(プロジェクタ109)に正常に表示することができる。
【0153】
さらに、各アプリケーションに対応する画面データはそれぞれ個別のVRAM領域で独立して保持されているので、図21の803,802に示したように、当然、フルスクリーン表示にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0154】
【図1】本発明の一実施形態を示す情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した情報処理装置101のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したディスプレイ108に表示される参照用画面の一例を示す模式図である。
【図4】図1に示したディスプレイ108に表示される及びプロジェクタ109に表示される投影用画面の一例を示す模式図である。
【図5】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図6】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図7】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図8】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図9】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図10】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図11】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図12】図3に示した参照用画面301の一例を示す模式図である。
【図13】本発明における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明における設定データのデータ構成の一例を示す模式図である。
【図15】本発明における設定キーデータのデータ構成の一例を示す模式図である。
【図16】本発明における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の表示方法を従来の表示方法とを比較して説明する図である。
【図22】本発明におけるプロジェクタ投影画面キー操作処理の一例を示す模式図である。
【図23】本発明におけるプロジェクタ投影画面キー操作処理の他の例を示す模式図である。
【図24】本発明における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
【0155】
101 情報処理装置
102 CPU
103 入力装置
104 外部記憶装置
105 VRAM
108 ディスプレイ
109 プロジェクタ
110 メモリ
201 初期処理部
202 新規画面作成処理部
205 VRAMデータ取得処理部
206 VRAMデータ表示処理部
207 投影画面切り替え処理部
208 プロジェクタ投影画面キー操作処理部
209 情報制御処理部
211 設定データ
212 設定キーデータ
301 参照用画面
302 操作パネル
302a 投影画面切替メニュー
302b 新規画面作成メニュー
302c 操作画面切替メニュー
304 投影用画面
306 起動中のアプリケーションリスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の表示装置を含む複数の表示装置に生成される第1の画面データを含む複数の画面データを表示する情報処理装置において、
前記第1の画面データに該第1の画面データ以外の画面データを合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された第1の画面データを前記第1の表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、
前記いずれかの画面データを、前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記合成手段は、前記第1の画面データに該第1の画面データ以外の画面データを縮小して合成する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる画面データを、前記いずれかの画面データから選択させる第1の選択手段を設け、
前記第2の表示制御手段は、前記第1選択手段により選択された画面データを、前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1の画面データ以外の画面データは、アプリケーション単位の画面データである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
操作手段の操作対象のアプリケーションを、前記いずれかの画面データに対応するアプリケーションから選択させる第2の選択手段を設けた、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記操作手段における特定のキー操作を前記いずれかのアプリケーションへのキー操作として登録する登録手段と、
前記操作手段において前記登録手段に登録されたキー操作がなされた際に、該キー操作に対応して前記登録手段に登録されているアプリケーションが操作対象に選択されていなくても、前記キー操作を前記アプリケーションへのキー操作として処理するキー操作処理手段と、
を設けたことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の表示装置は、操作者が参照する表示装置である、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の表示装置以外の表示装置は、画面投影装置である、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1の画面データを記憶する第1の記憶領域を含み前記複数の画面データを画面データ毎に個別の記憶領域に記憶可能な記憶手段を設け、
前記合成手段は、前記第1の記憶領域に記憶される画面データに、前記第1の記憶領域以外の記憶領域に記憶される画面データを合成するものであり、
前記第1の表示手段は、前記第1の記憶領域に記憶される画面データを、前記第1の表示装置に表示させ、
前記第2の表示制御手段は、前記第1の記憶領域以外のいずれかの記憶領域に記憶される画面データを、前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
第1の表示装置を含む複数の表示装置に生成される第1の画面データを含む複数の画面データを表示する情報処理装置の制御方法において、
前記第1の画面データに該第1の画面データ以外の画面データを合成する合成ステップと、
前記合成ステップで合成された第1の画面データを前記第1の表示装置に表示させる第1の表示ステップと、
前記いずれかの画面データを、前記第1の表示装置以外の表示装置に表示させる第2の表示ステップと、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項11】
請求項1乃至9のいずれかに記載された情報処理装置としてコンピュータを機能させるための、又は、前記請求項10に記載された情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項1乃至9のいずれかに記載された情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、又は、前記請求項10に記載された情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2008−158342(P2008−158342A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−348257(P2006−348257)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】