説明

情報記録媒体、データの記録/再生方法及び装置

情報記録媒体、データの記録/再生方法及び装置が開示されている。
該開示された情報記録媒体は、リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、1つの領域に再生専用データがウォッブルでもって記録され、再生専用データがリードイン領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録されることを特徴とする。これにより、再生専用データのための別途の領域を具備する必要がないので、ユーザデータを記録できる記録領域を最大限に確保することができるから、小型化される情報記録媒体に有用に適用可能である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データの記録領域をできる限り多く確保して記録容量を増加させた小型情報記録媒体、及びデータの記録/再生方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、情報記録媒体は、非接触式で情報を記録/再生する光ピックアップ装置の情報記録媒体として広く採用され、情報記録媒体の一種であるディスクは、情報記録容量により、コンパクトディスク(CD)、デジタル多機能ディスク(DVD)に区分される。そして、記録、消去及び再生の可能な光ディスクとしては、650MB CD−R、CD−RW、4.7GB DVD+RWなどがある。さらに、記録容量が20GB以上であるHD−DVDも開発されている。
【0003】
一方、近来には、モバイル用情報記録媒体に対する需要が日増しに増加している。かようなモバイル用への使用のために、情報記録媒体の小型化についての研究開発が進んでいる。情報記録媒体の小型化のために解決しなければならない問題が多くあるが、小型化による記録容量の減少を補完することが重要な課題のうちの一つである。
【0004】
図1Aは、従来の情報記録媒体のデータ領域のレイアウトを表した図である。従来の情報記録媒体は、BCA(バーストカッティングエリア)領域10、リードイン領域15、ユーザデータ領域20、及びリードアウト領域25を含む。
【0005】
リードイン領域15は、コントロールデータ領域15a、OPC(最適パワーコントロール)領域15b、ディスク情報領域15cを含み、リードアウト領域25は、バッファ領域から構成されうる。また、情報記録媒体の最外周領域には、ディスク製造過程で使用できないようにした非使用領域26が形成される。
【0006】
コントロールデータ領域15aには、ディスクサイズ、バージョンナンバ、記録層の層数のような変わらない情報が再生専用データとして記録されている。かような再生専用データは、ピットやウォッブルでもって記録される。再生専用データがピットでもって記録される場合に比べ、ウォッブルでもって記録される場合の方が記録容量をさらに多く占め、ウォッブルでもって記録された情報を読む出すとき、時間もさらに多くかかる。
【0007】
図1Bは、コントロールデータ領域がリードイン領域15とリードアウト領域25の双方に備わった例を表した図である。リードアウト領域25には、バッファ領域25aとコントロールデータ領域とが備わっている。
【0008】
このように、再生専用データが記録される領域(コントロールデータ領域)やリードイン領域に備わった他の領域が多ければ多いほど、ユーザデータ領域の記録容量が減少するので、情報記録媒体が小型化するほど、リードイン領域やリードアウト領域を減らすことができる方策を模索する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記の問題点を解決するために案出され、できる限り記録領域を広く確保することができる小型の情報記録媒体、及びデータの記録/再生方法及び装置を提供するところにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成するために、本発明による情報記録媒体は、リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体において、前記リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、1つの領域に再生専用データがウォッブルでもって記録され、前記再生専用データが前記リードイン領域及び/またはリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録されることを特徴とする。
【0011】
前記リードイン領域、ユーザデータ領域、及びリードアウト領域は、いずれもグルーブに形成される。前記リードイン領域及びリードアウト領域は、記録可能な領域だけからなる。
【0012】
前記再生専用データの複写記録は、前記情報記録媒体が最初にドライブに挿入されたときに行われることが望ましい。
【0013】
前記再生専用データは、ディスク関連データまたはディスクコントロールデータでありうる。
【0014】
前記目的を達成するために、本発明によるデータの記録/再生方法は、リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体にデータを記録/再生する方法において、前記リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、1つの領域に再生専用データをウォッブルでもって記録するステップと、前記再生専用データを前記リードイン領域及び/またはリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録するステップと、前記情報記録媒体に/からデータを記録/再生するとき、前記複写記録されたデータを再生するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
前記目的を達成するために、本発明によるデータの記録/再生装置は、リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体に情報を記録/再生する装置において、前記情報記録媒体に/からデータを記録/読み出しする記録/読み出し部と、前記リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域のうち、1つの領域にウォッブルでもって記録された再生専用データを前記リードイン領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録するように、前記記録/読み出し部を制御し、前記情報記録媒体に複写記録された再生専用データを読み出し、前記読み出された再生専用データによってユーザデータを記録/再生するように、前記記録/読み出し部を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明による実施形態を、添付された図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】
本発明の一実施形態による情報記録媒体は、記録可能な情報記録媒体であり、図2Aを参照するに、情報記録媒体の内周側から、リードイン領域50、ユーザデータ領域60、及びリードアウト領域70を含む。そして、リードイン領域50の内周方向に、BCA領域45がさらに備わりうる。
【0018】
BCA領域45は、情報が記録され始まる領域(リードイン領域)より内周側に備わる領域であり、ミラー領域として構成されるか、またはピットまたはグルーブにより構成されうる。
【0019】
リードイン領域50は、記録可能な領域であり、最適の記録/再生パワーをテストするためのOPC領域50aと、保留領域50bと、ディスク情報領域50cとを含む。リードイン領域50には、再生専用データが記録される領域が備わらない。
【0020】
保留領域50bは、情報記録媒体の製造時には、いかなるデータも記録されていないが、その後に必要によってデータを記録できる領域である。
【0021】
ディスク情報領域50cには、例えば、欠陥管理情報、ドライブ関連情報、ディスクの使用によって変更されるディスク情報(例えば、記録が最後にされたデータ領域のアドレスなど)、記録防止情報のようなアップデートされる情報が記録されうる。
【0022】
リードアウト領域70は、バッファ領域70aと保留領域70bとを含み、リードアウト領域70の外周側に非使用領域71が備わる。
【0023】
本発明による情報記録媒体は、小型の情報記録媒体であり、例えば、全体径が35mmであるか46mmであるモバイル用に適用されうる。例えば、46mm径のディスクにDVD容量に該当する4.7GBを記録する場合、次の通り構成されうる。最小マーク長が0.119μm、ECCブロックサイズは、64KB、トラックピッチが0.32μmである。そして、RLL(1,7)変調方式を採用し、ピックアクセス可能領域の開始半径が8mmである。
【0024】
リードイン領域50、ユーザデータ領域60及びリードアウト領域70は、いずれもグルーブに形成され、全領域が記録可能な領域からなっている。
【0025】
図2Bを参照するに、リードイン領域50、ユーザデータ領域60及びリードアウト領域70のうち、少なくともある領域のグルーブ55にウォッブルwが形成され、このウォッブルwに再生専用データが記録される。例えば、再生専用データがリードイン領域50にグルーブウォッブルでもって記録されるか、またはユーザデータ領域60にグルーブウォッブルでもって記録されうる。
【0026】
再生専用データは、例えば、コントロールデータまたはディスク関連データでありうる。コントロールデータまたはディスク関連データは、例えば、ディスクサイズ、バージョンナンバ、情報保存層の層数のようなディスクに関する変わらないデータや、記録ストラテジパラメータや記録速度のような記録関連データになりうる。
【0027】
本発明では、ディスク関連データやコントロールデータのような再生専用データがグルーブウォッブルに記録されるので、別途の再生専用領域が備わる必要がない。
【0028】
一方、前記グルーブウォッブルに記録された再生専用データがリードイン領域50やリードアウト領域70のうち、少なくともいずれか1つの領域に複写記録されることが望ましい。換言すれば、情報記録媒体に/からデータを記録/再生するために、データの記録/再生装置に情報記録媒体を挿入したとき、前記グルーブウォッブルに記録された再生専用データをリードイン領域50やリードアウト領域70に複写記録させる。それにより、次に情報記録媒体を使用するときには、前記複写記録されたデータを利用し、記録/再生を行うことができる。
【0029】
同量の情報を記録する場合、グルーブウォッブルでもって記録する場合に比べ、記録可能な領域に記録する方が容量がさらに少なくてすみ、かつデータ再生時間も少なくかかる。従って、グルーブウォッブル形態で記録されたデータを読む出すことに比べ、前記リードイン領域やリードアウト領域に複写記録されたデータを読む出す方が再生時間を短縮させるという利点がある。
【0030】
前記再生専用データの複写記録は、前記情報記録媒体が最初に記録/再生装置(ドライブ)に挿入されたときに行われうる。このように、再生専用データが複写記録された後には、情報記録媒体の使用時に、前記グルーブウォッブルでもって記録されているデータを再生する必要なく、前記複写記録された再生専用データを再生してデータの記録/再生を行う。従って、データの記録/再生に必要な情報を最小限の記録領域に記録すると共に、該情報の再生に必要な時間も最小化できる。
【0031】
再生専用データの複写記録は、リードイン領域50の保留領域50b、またはリードアウト領域70の保留領域70bに行われ、複写記録されたデータの信頼性を高めるために、複写記録を複数回反復記録できる。または、複写記録をリードイン領域50とリードアウト領域70の双方に反復して記録したり、各領域に複数回反復記録することもできる。このように反復記録することにより、スクラッチや指紋などによっていずれか1つのデータが損傷されても、残りの他のデータを読み出すことができる。
【0032】
次に、本発明による情報記録媒体は、複数層の情報保存層を有する情報記録媒体にも適用可能である。図3は、第1保存層L0と第2保存層L1とを有する情報記録媒体を示した図である。
【0033】
第1保存層L0と第2保存層L1は、それぞれBCA領域45_L0,45_L1、リードイン領域50_L0,50_L1、ユーザデータ領域60_L0,60_L1、及びリードアウト領域70_L0,70_L1を含む。参照番号71_L0及び71_L1は、非使用領域を表す。
【0034】
リードイン領域50_L0,50_L1は、OPC領域50a_L0,50a_L1、保留領域50b_L0,50b_L1、ディスク情報領域50c_L0,50c_L1を含み、リードアウト領域70_L0,70_L1は、バッファ領域70a_L0,70b_L1と保留領域70b_L0,70b_L1とを含む。
【0035】
ここで、前記第1情報層にあるOPC領域50a_L0と第2情報層にあるOPC領域50b_L1は、互いに入れ違って配置されることが望ましい。すなわち、情報記録媒体の半径に対し、相異なる半径範囲に入るように配置されることが望ましい。これは、OPC領域は、最適の記録パワーを探すための領域であり、第1情報層にあるOPC領域50a_L0と第2情報層にあるOPC領域50b_L1とが互いに対面するように配置される場合、互いに悪影響を及ぼしうることを防止するためである。
【0036】
複数層の情報保存層を有する情報記録媒体には、コントロールデータやディスク関連データのような再生専用データがグルーブウォッブルでもって情報保存層ごとにそれぞれ記録されるか、またはいずれか一層の情報保存層だけに記録されうる。そして、前記グルーブウォッブルでもって記録された再生専用データが、リードイン領域50_L0,50_L1及び/またはリードアウト領域70_L0,70_L1に複写記録されうる。
【0037】
一方、再生専用データをウォッブルでもって記録する場合、記録密度を高めることができる変調方式によってウォッブル信号を変調して記録することが望ましい。
【0038】
図4は、バイフェーズ変調または位相変調されたウォッブル信号を表す図である。
【0039】
バイフェーズ変調されたウォッブル信号は、所定周期の各ウォッブル信号が0(ゼロ)をクロスする場合には、データビット「1」を割り当て、クロスしない場合には、データビット「0」を割り当てることによってデータビットを表す。
【0040】
位相変調されたウォッブル信号は、所定周期の各ウォッブル信号がすぐ次の周期のウォッブル信号の開始点で位相が180°変わる場合は、データビット「1」を割り当て、位相が連続的である場合には、データビット「0」を割り当てることによってデータビットを表す。
【0041】
次に、本発明による情報記録媒体にデータを記録/再生する方法は、前記リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、1つの領域にあるグルーブに再生専用データをウォッブルでもって記録するステップ、及び前記再生専用データを前記リードイン領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録するステップを含む。
【0042】
そして、前記情報記録媒体に/からデータを記録/再生するとき、前記複写記録されたデータを再生し、該再生データによって記録/再生を行う。
【0043】
前記再生専用データを複写記録する場合に、データの信頼性を高めるために、リードイン領域及び/またはリードアウト領域に複数回反復記録できる。
【0044】
図5は、本発明の一実施形態によるデータ記録及び/または再生装置のブロック図である。本発明による装置は、記録/読み出し部81及び制御部82を備える。記録/読み出し部81は、本発明の実施形態による情報記録媒体のディスク85にデータを記録し、記録されているデータを読み出す。制御部82は、記録/読み出し部81を制御し、本発明によってグルーブウォッブルでもって記録されているコントロールデータやディスク関連情報のような再生専用データをディスク85の所定領域に複写記録したり、ディスク85に複写記録された再生専用情報を読み出し、この再生された情報によってディスク85に/からデータを記録/再生する。
【0045】
さらに詳細に説明すれば、制御部82は、ディスク85に設けられたリードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域のうち、1つの領域にウォッブルでもって記録された再生専用データを前記リードイン領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に複写記録するように、記録/読み出し部81を制御し、ディスク85に複写記録された再生専用データを読み出し、前記読み出された再生専用データによってユーザデータを記録/再生するように、記録/読み出し部81を制御する。
【0046】
また、制御部82は、ディスク85がローディングされた初期に、前記再生専用データの複写記録を行うように、記録/読み出し部81を制御する。また、制御部82は、前記再生専用データを複写記録するとき、複数回反復記録するように、記録/読み出し部81を制御する。
【0047】
前述の本発明の一実施形態でのように、前記ウォッブルは、バイフェーズ変調または位相変調された信号でありうる。制御部82は、バイフェーズ変調または位相変調された前記ウォッブルを復調する。
【0048】
図6は、図5の装置が具現されたディスクドライブのブロック図である。図6を参照するに、ディスクドライブは、記録/読み出し部81としてピックアップ90を具備する。ディスク85は、ピックアップ90に装着されている。また、ディスクドライブは、制御部82としてPC I/F 94、DSP(デジタル信号プロセッサ)92、RF AMP93、サーボ96、及びシステムコントローラ98を具備する。
【0049】
記録時に、PC I/F 94は、ホスト(図示せず)から記録するデータと共に記録命令を受ける。システムコントローラ98は、記録に必要な初期化を行う。すなわち、リードイン領域に記録されているコントロールデータやディスク関連データなど初期化に必要な情報を読み出した後、それを基にデータの記録/再生を準備する。DSP 92は、PC I/F 94を介して受け取った記録するデータを、エラー訂正のためにパリティなど付加データを添加してECCエンコーディングを行い、ECCエンコーディングされたデータを既定の方式で変調する。RF AMP 93は、DSP 92から出力されたデータをRF信号に変える。ピックアップ90は、RF AMP 93から出力されたRF信号をディスク85に記録する。サーボ96は、システムコントラローラ98からサーボ制御に必要な命令を入力されてピックアップ90をサーボ制御する。ディスク85にあらかじめ再生速度情報が記録されていない場合、システムコントローラ98は、記録を始める時点、記録を進めている最中、または記録が完了した後、本発明による再生速度情報をディスク85の所定領域に記録することをピックアップ90に命令する。
【0050】
再生時に、PC I/F 94は、ホスト(図示せず)から再生命令を受ける。システムコントローラ98は、再生に必要な初期化を行う。このとき、システムコントローラ98は、本発明によってディスク85に記録されているコントロールデータやディスク関連データを読み出し、これによりデータの記録/再生を行う。ピックアップ90は、ディスク85にレーザビームを照射し、ディスク85から反射されたレーザビームを受光して得られた光信号を出力する。RF AMP 93は、ピックアップ90から出力された光信号をRF信号に変え、RF信号から得られた変調されたデータをDSP 92に提供する一方、RF信号から得られた制御のためのサーボ信号をサーボ96に提供する。DSP 92は、変調されたデータを復調し、ECCエラー訂正を経て得られたデータを出力する。一方、サーボ96は、RF AMP 93から受けたサーボ信号と、システムコントローラ98から受けたサーボ制御に必要な命令とを受け、ピックアップ90に対するサーボ制御を行う。PC I/F 94は、DSP 92から受けたデータをホストに送る。
【0051】
以上で説明した通り、コントロールデータやディスク関連データのような再生専用データを記録するための別途の領域を具備せずに、グルーブウォッブル形態でデータを記録し、該データを複写記録することにより、再生専用データのための記録容量を少なく使用しつつも、迅速に情報を再生できる。
【0052】
以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に述べたが、本発明が属する技術分野で当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態に具現できるということを理解できるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明による情報記録媒体、データの記録/再生方法及び装置は、再生専用データのための別途の領域を具備する必要がないので、ユーザデータを記録できる記録領域を最大限に確保することができるから、小型化される情報記録媒体に有用に適用されうる。また、グルーブウォッブルでもって記録された再生専用データをさらに複写記録し、該複写記録されたデータを利用してデータの記録/再生を行うために、再生専用データを速かに再生できる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1A】従来の情報記録媒体のデータ領域レイアウトを表した図である。
【図1B】従来の情報記録媒体のデータ領域レイアウトを表した図である。
【図2A】本発明の一実施形態による情報記録媒体のデータ領域レイアウトを表した図である。
【図2B】本発明の一実施形態による情報記録媒体に形成されたグルーブとウォッブルの形態で記録された情報を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態による情報記録媒体が二層の情報保存層を有する場合のデータ領域レイアウトを表した図である。
【図4】バイフェーズ変調または位相変調されたウォッブル信号を表す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるデータ記録及び/または再生装置のブロック図である。
【図6】図5の装置が具現されたディスクドライブのブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リードイン領域、ユーザデータ領域、及びリードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体において、
前記リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に再生専用データがウォッブルでもって記録され、前記再生専用データが前記リードイン領域及び/またはリードアウト領域に複写及び記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
【請求項2】
前記リードイン領域、ユーザデータ領域、及びリードアウト領域は、いずれもグルーブに形成されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項3】
前記リードイン領域及びリードアウト領域全体は、記録可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項4】
前記再生専用データの複写記録は、前記情報記録媒体がドライブに挿入されたときに行われることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項5】
前記再生専用データが重複して記録されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項6】
前記再生専用データが前記リードイン領域及びリードアウト領域のうち、少なくとも1つの領域に重複して記録されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項7】
前記再生専用データは、ディスク関連データ及び/またはディスクコントロールデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項8】
前記情報記録媒体は、複数層の情報保存層を有し、前記再生専用データが前記複数層の情報保存層のうち、いずれか一層だけに複写記録されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項9】
前記情報記録媒体は、複数層の情報保存層を有し、前記再生専用データが前記複数層の情報保存層それぞれに記録されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項10】
前記複写された再生専用データは、グルーブに記録されていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項11】
前記ウォッブルは、バイフェーズ変調されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項12】
前記ウォッブルは、位相変調されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項13】
リードイン領域、ユーザデータ領域、及びリードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体にデータを記録及び/または再生する方法において、
前記リードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域のうち、1つの領域に再生専用データをウォッブルでもって記録するステップと、
前記記録された再生専用データを前記リードイン領域及び/またはリードアウト領域に複写及び記録するステップと、
前記情報記録媒体から前記複写及び記録された再生専用データを再生するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記リードイン領域及びリードアウト領域全体は、記録可能であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記再生専用データの複写記録は、前記情報記録媒体がドライブに挿入されたときに行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記複写及び記録された再生専用データは、前記情報記録媒体に重複して複写及び記録されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記再生専用データは、前記リードイン領域、ユーザデータ領域またはリードアウト領域のグルーブに記録されていることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記ウォッブルは、バイフェーズ変調されたことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項19】
第13項において、
前記ウォッブルは、位相変調されたことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項20】
リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域を含んだ記録可能な情報記録媒体に情報を記録/再生する装置において、
前記情報記録媒体に/からデータを記録/読み出しする記録/読み出し部と、
前記リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域のうち、1つの領域にウォッブルでもって記録された再生専用データを前記リードイン領域及び/またはリードアウト領域に複写及び記録するように、前記記録/読み出し部を制御し、前記情報記録媒体に複写及び記録された再生専用データを読み出し、前記読み出された再生専用データによってユーザデータを記録及び/または再生するように、前記記録/読み出し部を制御する制御部とを備えることを特徴とする装置。
【請求項21】
前記制御部は、前記情報記録媒体が前記装置にローディングされたとき、前記再生専用データが複写及び記録されるように、前記記録/読み出し部を制御することを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記制御部は、前記再生専用データを複写記録するとき、重複して記録するように、前記記録/読み出し部を制御することを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記ウォッブルは、バイフェーズ変調された信号であり、前記制御部は、バイフェーズ変調された前記ウォッブルを復調することを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記ウォッブルは、位相変調された信号であり、前記制御部は、位相変調された前記ウォッブルを復調することを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項25】
増加された保存容量を有する記録媒体において、
情報が記録され、前記記録媒体の一層の記録可能な領域に形成されるウォッブルグルーブを備え、
前記ウォッブルグルーブに記録された情報は、再生装置により再生される複数個の専用領域のうち、少なくとも一つに複写されることを特徴とする記録媒体。
【請求項26】
記録媒体についての情報の記録及び再生方法において、
前記記録媒体の一層の記録可能な領域にウォッブルグルーブに情報を記録するステップと、
前記ウォッブルグルーブに記録された情報を、再生される前記記録媒体の複数個の専用領域のうち、少なくとも一つに複写することを特徴とする方法。
【請求項27】
情報が記録され、前記記録媒体の一層の記録可能な領域に形成されるウォッブルグルーブ、及び前記記録媒体の複数個の専用領域のうち、少なくとも一つに提供された前記ウォッブルグルーブに記録された情報の複写本を具備する記録媒体から情報を再生するためのディスクドライブ装置において、
前記記録媒体上に情報を記録し、前記記録された情報を読み出すユニットと、
前記ウォッブルグルーブに記録された情報が、再生される前記記録媒体の複数個の専用領域のうち、少なくとも一つに複写されるように、前記ユニットを制御する制御部とを備えることを特徴とする装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−505426(P2007−505426A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−525277(P2006−525277)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【国際出願番号】PCT/KR2004/002236
【国際公開番号】WO2005/024806
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】