説明

成形方法、及び、磁気テープカートリッジ用のリーダーバックルの成形方法

【課題】 インサート成形品の形状や表面状態を良好にすることができる成形方法を提供する。
【解決手段】 本発明の成形方法は、樹脂成形品をインサート成形する成形方法であって、例えば、磁気テープカートリッジに用いられるリーダーバックルをインサート成形する成形方法であって、リーダーテープの他端が溶着固定されるピンをインサート部材として、ピンの両端部にそれぞれアーム部をインサート成形することでリーダーバックルを構成するときに、ピンにおいて所定方向に長手寸法を有し、アーム部に埋設される埋設部を金型のキャビティに配置し、埋設部の長手方向と同じ向きに金型のゲートからキャビティ内に樹脂を-注入して固化させることでインサート成形する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型のインサート成形品を得るための成形方法に関し、例えば、磁気テープカートリッジに用いられ、磁気記録再生装置側のローディング機構によって引き出される磁気テープのリーダーテープに設けられたリーダーバックルをインサート成形して得るための成形方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンピュータのデータを記録保存するための磁気記録媒体として磁気テープカートリッジが用いられている。この磁気テープカートリッジとしては、磁気テープを巻回させた単一のテープリールをカートリッジケースに収容した構成で、磁気記録時に磁気記録再生装置(テープドライブ)に装填し、磁気テープを送り出しつつ磁気テープに磁気記録させるものが知られている。
【0003】
磁気テープにおいて、テープドライブによって引き出される側の端部にはリーダーテープが接続され、リーダーテープにおける磁気テープが接続された側とは反対側の端部にリーダーバックルが備えられている。リーダーバックルは、磁気記録再生時において、磁気テープカートリッジから磁気テープを引き出すため、テープドライブ側のローディング部に連結する構成を有している。従来、このようなリーダーバックルが備えられた磁気テープカートリッジとしては、下記特許文献1に示すもの等がある。
【0004】
図5は、従来の磁気テープカートリッジのリーダーバックルを示す図である。リーダーバックル101は、SUS等の金属からなる断面円形のピン104と、ピン104の両端部それぞれにインサート成形された樹脂製のアーム部103とを備えている。ピン104の両端部は、成形されるアーム部103に埋設される埋設部104cとして、成形されたアーム部103がピン104に対して相対回転すること及び抜け落ちることを防止するため、先端が所定の方向に折り曲げられた構成である。ピン104の中央部周面にはリーダーテープ102の端部が溶着固定されている。
【0005】
【特許文献1】特開2001−357655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図6は、図5に示すリーダーバックルをインサート成形するときの状態を説明する図である。図6に示すように、リーダーバックル101をインサート成形する際には、先ず、ピン104の端部を金型201に配置し、このとき、該ピン104の埋設部104cが適切な位置となるように固定する。金型201には、溶融樹脂を貯留させて固化させることでアーム部103を成形するキャビティ202が設けられている。キャビティ202は、ピン104の埋設部104c側にアーム部103の基端部を成形し、また、アーム部103にこの基端部から延設された先端部が成形するように設けられている。ピン104を金型201に配置した後、該金型201を対となる他の金型(不図示)と突き合せることでキャビティ202を密閉し、ゲートGから溶融樹脂を注入し、樹脂をピン104の埋設部104cに一体的に固化させることで、リーダーバックル101のアーム部103を製造する。
【0007】
ここで、発明者は、キャビティ202内に溶融樹脂を注入する際に、ゲートGから樹脂を注入する方向が、成形されるアーム部103の形状や表面状態の良否に影響することに着目した。例えば、図5に示すように、金型201では、アーム部103の先端部側の側壁にゲートGが設けられている。そして、成形時にゲートGから注入された溶融樹脂は、図5の矢印fで示すようにキャビティ202を区画する側壁間を図中の略左右方向に繰り返し反射しつつ、先端部から基端部側に流れる。このとき、流入する樹脂が、埋設部104cのキャビティ202内における長手寸法を有する方向(図5において上下方向)に対して垂直に流れ、埋設部104cの近傍で樹脂の流れが著しく乱される現象があると考えられる。その後、溶融樹脂が固化すると、樹脂の流れが乱され部位において、アーム部103の表面に波紋状の乱れが生じてしまうことがあった。また、埋設部104cの近傍で樹脂の流れが著しく乱されることに起因して、ピン104の両方の埋設部に成形されたアーム部103同士の平行度合が適正に得られないことがあり、製品の歩留りを低下させる要因となっていた。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、インサート成形品の形状や表面状態を良好にすることができる成形方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的は、樹脂成形品をインサート成形する成形方法であって、金型のキャビティ内における所定方向に対して長手寸法を有するインサート部材を樹脂でインサート成形するときに、前記樹脂をゲートから前記キャビティ内に注入する方向を前記インサート部材の長手方向とすることを特徴とする成形方法によって達成される。
【0010】
本発明の成形方法によれば、樹脂をゲートからキャビティ内に注入する方向がキャビティ内におけるインサート部材の長手方向と等しいため、ゲートから注入された樹脂がインサート部材によって流れが乱されることがないだけでなく、インサート部材によって流れが整えられつつ、キャビティ内に充填されるようになる。このため、成形後において、インサート成形品の表面に波紋状の乱れが生じることがない。
【0011】
また、上記の成形方法を用いれば、磁気テープカートリッジに用いられるリーダーバックルのような微小なインサート成形品を製造することができる。このような成形方法としては、磁気テープを巻回した単一のテープリールをカートリッジケースに収容し、前記磁気テープの引き出し側の端部に一端が接続されたリーダーテープと前記リーダーテープの他端に設けられたリーダーバックルとを備えた磁気テープカートリッジに用いられる前記リーダーバックルをインサート成形する成形方法であって、前記リーダーテープの前記他端が溶着固定されるピンをインサート部材として、前記ピンの両端部にそれぞれアーム部をインサート成形することで前記リーダーバックルを構成するときに、前記ピンにおいて所定方向に長手寸法を有し、前記アーム部に埋設される埋設部を金型のキャビティに配置し、前記埋設部の長手方向と同じ向きに前記金型のゲートから前記キャビティ内に樹脂を注入して固化させることでインサート成形することを特徴とする成形方法とす。こうすれば、キャビティ内に注入された樹脂が、埋設部の近傍でその流れを乱されることがないため、ピンの両端の埋設部に成形されたアーム部同士の平行度合を適正な状態とすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、インサート成形品の形状や表面状態を良好にすることができる成形方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明に係る磁気テープカートリッジの全体斜視図である。図2は、リーダーバックルを示す図である。
【0014】
図1に示すように、磁気テープカートリッジ1は、カートリッジケース2と、該カートリッジケース2に回転可能に収容され、磁気テープTを巻回した単一のテープリール5を備えている。カートリッジケース2には、開閉駆動するドア部3が設けられている。カートリッジケース2は、ドア部3を開閉させることで、カートリッジケース2に設けられた開口部4を開放及び遮蔽する構成である。
【0015】
磁気テープTに引き出し側の端部にリーダーテープ12の一端が接続されている。リーダーテープ12の他端には後述するリーダーバックル11が取り付けられている。
【0016】
磁気テープカートリッジ1を用いて磁気記録を行う際には、図示しないテープドライブに装填し、ドライブ側の駆動部によって磁気テープカートリッジ1のドア部3が移動されて開口部4が開放され、開口部4から露呈したリーダーバックル11がドライブ側のローディング部によって捕捉されてドライブ内の巻取機構によって引き込まれ、該リーダーバックル11にリーダーテープ12を介して接続された磁気テープTがドライブ内の搬送パスに沿って送り出される。そして、ドライブ側の磁気記録部によって搬送する磁気テープTに磁気記録が行われる。
【0017】
図2に示すように、リーダーバックル11は、リーダーテープ12に固定されるSUS等の金属製のピン14と、ピン14の両端部にインサート成形された一対のアーム部13とを有している。
【0018】
ピン14は、断面円形の長尺状に形成されており、長手方向における中央部に形成された大径部14aと、該大径部14aの長手方向における両側のそれぞれに大径部14aより僅かに小径となるように形成された小径部14bと、各小径部の先端部をそれぞれ同じ方向へ垂直に折り曲げてなる埋設部14cとから構成される。
【0019】
リーダーテープ12は、引き出し側の端部の幅方向中央部に切り欠きが形成されることによって、幅方向において2つに分岐された分岐部12aを有している。リーダーテープ12の引き出し側の端部の切り欠きの幅方向寸法がピン14の大径部14aと略等しい寸法に形成されている。リーダーテープ12をピン14に固定する際には、2つの分岐部12aを、ピン14の大径部14aの長手方向(図2の上下方向)両側の小径部14bに巻き返し、巻き返された分岐部12aの先端をそれぞれの分岐部12aの基端に溶着する。こうすることで、リーダーテープ12をピン14に相対回転自在な状態で固定することができる。
【0020】
また、リーダーテープ12をピン14に固定した状態で、分岐部12aの幅方向端部が大径部14aと小径部14bとの境界部分に形成された段差に当接することで、リーダーテープ12がピン14の長手方向に移動すること回避することができる。
【0021】
アーム部13は、ピン14の埋設部14cにインサート成形される樹脂成形品であり、その基端部が埋設部14cに側に位置し、先端部が埋設部14cの折り曲げられた方向に沿って延びるように成形された、ピン14の長手方向視において略円弧形状の部材である。
【0022】
埋設部14cは、既に述べたように、ピン14の小径部14bに対して垂直に折り曲げられた形状であるため、アーム部13が、ピン14に対して回動すること、及び、上下方向に移動してピン14から離脱したりすることを防止することができる。
【0023】
一対のアーム部13の各先端部には、図示しないドライブ側のローディング部の係止部材を係止させることでローディング部の連結部と連結可能な係止溝16が形成されている。一対のアーム部13の各係止溝16は、他方のアーム部13の係止溝16に対向するようにそれぞれ開口している。また、一対のアーム部13の各係止溝16において、該アーム部13の基端部側の端部には溝始端18が形成されている。
【0024】
また、アーム部13には、基端部から先端部の係止溝16に向って傾斜するように形成されたガイド面17が形成されている。ガイド面17は、ローディング部の連結部を係止溝16の溝始端18に案内する機能を有している。
【0025】
なお、磁気テープカートリッジ1の不使用時には、リーダーバックル11がカートリッジケース2の内部に設けられた図示しない保持機構によって所定の状態で収容保持され、開口部4がドア部3によって遮蔽される。
【0026】
図3は、上記構成のリーダーバックルにおいてアーム部をピンにインサート成形している状態を説明する図である。以下、図3を参照して、本実施形態の成形方法を説明する。
リーダーバックル11を構成するピン14を金型21に配置する。このとき、該ピン14の埋設部14cが適切な位置となるように固定する。
なお、ピン14には、予め切削加工が施され、その後、両端部をプレス加工によって押し曲げて埋設部14cが形成されたものである。
【0027】
金型21には、溶融樹脂を貯留させて固化させることで、アーム部13を成形できるように区画されたキャビティ22が設けられている。ピン14の埋設部14cを金型21の所定位置に配置した後、該金型21と対となる他の金型(不図示)と突き合せる。このとき、ピン14の埋設部14cが、金型21のキャビティ22内で、基端部から先端部に沿って延びて長手方向を有するように配置されている。
【0028】
なお、使用する金型としては、例えば、下方金型と上方か金型とからなる一対の縦型成形金型で、金型同士の開閉が鉛直方向に行われるものである。本実施形態においては、下方金型を固定にし、上方金型を上下方向に可動である構成とした。金型同士を突き合せる場合には、上方金型を下方金型へ向って下降させ、金型同士を突き合せ面において圧着させる。
【0029】
金型を突き合せてキャビティ22を密閉した後、ゲートGから溶融樹脂を注入する。ここで、本実施形態において、ゲートGが金型21のキャビティ22におけるアーム部13の基端部側に設けられ、かつ、ゲートGの樹脂を射出するゲート口23aがアーム部13の基端部から先端部に向う方向に開口するように設けられている。ゲートGのゲート口23aから射出された樹脂は、図3中矢印F1で示すように、キャビティ22内においてピン14の埋設部14cの長手方向に沿って流れるとともに、ピン14の埋設部14cによって長手方向に対する流れの直進性が維持される。そして、注入した樹脂が固化すると、ピン14がインサートされたアーム部13を得ることができ、リーダーテープ12の端部を溶着することでリーダーバックル11が完成する。
【0030】
このように、本発明の成形方法によれば、樹脂をゲート23からキャビティ22内に注入する方向がキャビティ22内におけるピン14の埋設部14cの長手方向と等しいため、ゲート23から注入された樹脂が埋設部14cによって流れが乱されることを防止できるだけでなく、埋設部14cにおける長手方向に延びる部位によって流れが整えられつつ、キャビティ22内に充填されるようになる。こうすると、成形後において、アーム部13の表面に波紋状の乱れが生じることがない。
【0031】
上記構成の磁気テープカートリッジにおいては、ピン14の両端の埋設部14cに成形されるアーム部13同士の位置関係が重要である。既に述べたように、アーム部13の係止溝16にはドライブ側のローディング機構の連結部が係止可能な構成であるが、アーム部13の形状が正常でない場合には、係止溝16にローディング機構の連結部を適正に係止させることができなくなるため、ピン14とアーム部13との位置関係には高い精度が要求される。アーム部13の形状が正常でない場合として、成形不良によってアーム部13同士の平行度合が適正範囲にないときがある。例えば、図6に示す成形方法を用いると、ゲートGから射出した樹脂の流れがピン104の埋設部104cにおいて乱されることで、埋設部104c近傍で固化する樹脂の形状に歪みが生じ、この結果、アーム部103におけるピン104が埋設されている部位で変形が起こり、アーム部103とピン104との位置関係が変ることが懸念される。
【0032】
そこで、図3に示すように、上記本実施形態の成形方法によってアーム部13を成形すれば、キャビティ22内に注入された樹脂が、埋設部14cに干渉することに起因して埋設部14cの近傍でその流れを乱されることがなく、埋設部14cに成形されたアーム部13同士の平行度合を適正な状態とすることができる。
【0033】
また、本発明の成形方法は、磁気テープカートリッジに用いられるリーダーバックルのアーム部のインサート成形に限られない。本実施形態で例示した磁気テープカートリッジのリーダーバックルのように、微小なインサート成形品であって、且つ、インサート部材に対する樹脂の形状及び位置が制限されているものであれば、上記成形方法によって同様の効果を得ることができる。
つまり、本発明の成形方法は、樹脂成形品をインサート成形する成形方法であって、金型のキャビティ内における所定方向に対して長手寸法を有するインサート部材を樹脂でインサート成形するときに、樹脂をゲートからキャビティ内に注入する方向をインサート部材の長手方向とすることを特徴とするものである。
【0034】
図4は、上記実施形態の成形方法の変形例を説明する図である。
図4に示すように、ゲートからキャビティ内に樹脂を注入する方向をインサート部材の長手方向と等しくすれば、キャビティ内において、インサート部とは反対側から樹脂を注入してもよい。具体的には、図4に示すように、磁気テープカートリッジ用のリーダーバックル11のアーム部13をインサート成形する場合に、キャビティ22における、アーム部13の先端部側にゲート33を設け、該ゲート33のゲート口33aが、インサート部材である埋設部14cの長手方向に対して溶融樹脂を射出する位置となるように設けられている。こうすれば、ゲート33から注入された樹脂が埋設部14cによって流れが乱されることがないだけでなく、図3に示す実施形態ほどの効果が得られないものの、樹脂の流れの乱れが抑制されつつ、キャビティ22内に充填されるようになる。
【0035】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、インサート部材の形状及び材質は、上記実施形態で例示した磁気テープカートリッジのリーダーバックルにおけるピンの形状や材質に限定されない。すなわち、インサート部材の形状としては、断面円形のものに限定されず、断面三角形や四角形や多角形のものでもよく、材質としては、金属製のものに限定されず、布,糸,紙,プラスチック,ガラス,木材,コイル類,電子素子等、溶融樹脂を適正に装填し固化することができる材質のものであれば、いずれを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る磁気テープカートリッジの全体斜視図である。
【図2】リーダーバックルを示す図である。
【図3】アーム部をピンにインサート成形している状態を説明する図である。
【図4】図3の成形方法の実施形態の変形例を説明する図である。
【図5】従来の磁気テープカートリッジのリーダーバックルを示す図である。
【図6】図5に示すリーダーバックルをインサート成形するときの状態を説明する図である。
【符号の説明】
【0037】
1 磁気テープカートリッジ
11 リーダーバックル
12 リーダーテープ
13 アーム部
14 ピン
21 金型
22 キャビティ
23,33 ゲート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂成形品をインサート成形する成形方法であって、
金型のキャビティ内における所定方向に対して長手寸法を有するインサート部材を樹脂でインサート成形するときに、前記樹脂をゲートから前記キャビティ内に注入する方向を前記インサート部材の長手方向とすることを特徴とする成形方法。
【請求項2】
磁気テープを巻回した単一のテープリールをカートリッジケースに収容し、前記磁気テープの引き出し側の端部に一端が接続されたリーダーテープと前記リーダーテープの他端に設けられたリーダーバックルとを備えた磁気テープカートリッジに用いられる前記リーダーバックルをインサート成形する成形方法であって、前記リーダーテープの前記他端が溶着固定されるピンをインサート部材として、前記ピンの両端部にそれぞれアーム部をインサート成形することで前記リーダーバックルを構成するときに、前記ピンにおいて所定方向に長手寸法を有し、前記アーム部に埋設される埋設部を金型のキャビティに配置し、前記埋設部の長手方向と同じ向きに前記金型のゲートから前記キャビティ内に樹脂を注入して固化させることでインサート成形することを特徴とする成形方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−43899(P2006−43899A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−223901(P2004−223901)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】