説明

手押し運搬車における自在車輪の制動装置

【課題】転動車輪の踏面と無関係に制動を行うことができ、しかも、制動状態を確実に維持して不測の事故の生じることのない、手押し運搬車における自在車輪の制動装置を提供する。
【解決手段】荷台2の後端部の取付け枠7に軸受8を介して回動自在に組付けた車輪枠9に車軸10をわたし、転動輪11を軸支した、手押し運搬車の自在車輪であって、前記転動輪11の片面に重ね合わせた係止板12に、前記車軸10を中心とする同心円状にして多数の係止孔13,…を並設する。前記取付け枠7外部に設けた、ペダル杆5を構成材とする操作装置に連けいし、前記係止孔13に先端が第一コイルばねの付勢により係離自在に係合する前記制動杆14の後端部を接続ピンで回動自在に接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後方に門構え状の操作ハンドルを立設した荷台を前後それぞれ一対の車輪で受支させ、概し、後方側の車輪として自在車輪(キャスタ)を適用した手押し運搬車における自在車輪の制動(ブレーキ)装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
工場や量販店などで用いられている手押し運搬車は、その大きさの関係からくる使用勝手上、前輪に自在車輪を、後輪に固定車輪(キャスタ)を用い、操作ハンドル側に存する便利さから固定車輪を制動するようにして用いているのが一般である。
【0003】
前輪に自在車輪を適用する場合、該自在車輪の方向自在性を利用して操作ハンドルによる方向制御を行えることが前提となるが、手押し運搬車が大形のものになると、それに対応して車輪が大形になることから、操作ハンドルの操作による自在車輪の転動を利用した方向制御が難しくなる。
【0004】
そこで、後輪に自在車輪を、前輪に固定車輪を配し、方向変換に際しては固定車輪を緩やかな曲路上を移動させるようにして操作ハンドルによる方向変換操作をするようになるが、その為にも、当該自在車輪に制動装置を設けることが望ましい。
【0005】
自在車輪の制動装置を設けて、当該車輪の制動を行うようにした構造のものは、種々提案されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平08−132813号公報
【特許文献2】特開2010−137595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記先行例のいずれも、車輪の踏面にブレーキ片を接触させて車輪の制動を図るようにした構造のもの(引用文献2は車輪枠の回動を制御するが)で、踏面に対するブレーキ片の摩擦力で制動効果を期待するため、その効果(制動)を得るために時間がかかり(手押し運搬車が大形であると、その分重量が負荷され)、大形な手押し運搬車に用いるに適当でない。
【0008】
本発明は、転動車輪の踏面と無関係に制動を行うことができ、しかも、制動状態を確実に維持して不測の事故の生じることのない、手押し運搬車における自在車輪の制動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
荷台の後端部に取付け枠において取付け、該取付け枠に軸受を介して回動自在に組付けた車輪枠の、一対の側部片に車軸をわたし、該車軸で転動輪を転動自在に軸支した、手押し運搬車における自在車輪の制動装置において、前記車輪のディスクホイールの片面に制動杆の係合間隙を存して重ね合わせた係止板に、前記車軸を中心とする同心円状にして多数の係止孔を並設し、一方の前記側部片の外側面に突設した上下の支持板に回動自在に軸支させた回動体の主体筒の周側に、互いに交叉方向にして一対の腕部片を突設し、該腕部片の一方の自由端部に、前記一方の側部片を通じて前記係止孔に先端が第一コイルばねの付勢により係離自在に係合する前記制動杆の後端部を接続ピンで回動自在に接続し、また、前記上支持板の上面に前記車軸に沿わせて相対設した支持部片に支軸を架設し、この支軸の外側に係合して回動自在に支持させた、ロック解除材の主筒の周側の一端に解除ピンを突設し、該解除ピンの、前記上支持板を通じた先端部を前記他方の前記腕部片に設けた長孔に係合すると共に、前記主筒の前記周側の一端に、前記解除ピンに対して交叉する方向に受圧枠を突設し、該受圧枠を前記車輪枠内に基部を揺動自在に支持させた揺動片を介して前記第一コイルばねより強いばね付勢によって先端が押圧する押圧片の基部を、前記車輪枠と軸受および取付け枠を通じて取付け枠に設けた支軸に取付け、該支軸を、前記取付け枠に回動自在に支持させて、取付け枠外部に設けた、ペダル杆を構成材とする操作装置に連けいしたことを基本的手段とする。この基本的手段に、操作装置を、一対のトグルリンクと、揺動片を押圧する前記第一コイルばねより強い第二コイルばねを備えたトグル機構を備え、一方の前記トグルリンクの中間部に突設した支軸の周側に押圧片の基部を取付けると共に、該一方のトグルリンクの、荷台の後端部より突出する後端部にはペダル杆を支持させて構成した点を付加することにより、制動状態と解除状態を尚一層確実に維持することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、操作装置のペダル杆の操作によって押圧片を動作させない限り、制動状態から制動解除状態へ、或いはその逆の操作を行えないから、不測の事故の発生を可及的に防ぐことのできる制動装置を提供できる。しかも、内部に納めた押圧片によって制動とその解除を行うから、全体として小形化でき、自在車輪の制動装置として斬新な構造の装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】手押し運搬車の一部欠截正面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】荷台を省略して示した図2の平面図。
【図4】一部を欠截して示した図2の背面図。
【図5】一部を省略して示した図2の一部欠截平面図。
【図6】図2の一部欠截側面図。
【図7】制動を解除した状態の、図1の一部拡大図。
【図8】荷台を省略して示した図7の平面図。
【図9】一部を省略して示した図7の一部欠截平面図。
【図10】図9の一部欠截拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
実施形態の手押し運搬車Aは、後方に門構え状(コの字状)のハンドル枠1を立設した荷台2の下面の先端側に左右一対の固定車輪(キャスタ)3,3を、後端側に左右一対の自在車輪(キャスタ)4,4をそれぞれ配し、これら車輪3,4によって物品を載置する前記荷台2を受支させたものである。そして、実施形態の手押し運搬車Aは、各自在車輪4,4にペダル杆5を構成材とする操作装置を介して互いに連動するようにした制動装置6を備え、該制動装置6をペダル杆5を押圧等操作することによって作動させ、手押し運搬車Aを停止状態に、又は、移動状態に選択的におくことができるようにしてある。
【0013】
以下、車輪枠9側に設けた制動装置6の構成について説明する。
【0014】
自在車輪4は、中央部片7aの両側に内外の側部片7b,7b´を相対して立設した取付け枠7の前記中央部片7aの下面に軸受8を介して組付けた車輪枠9を配し、上部片9aと該上部片9aの両側に相対して設けた側部片9b,9bとで成る該車輪枠9の側部片9b,9bの下部にわたして設けた車軸10に転動輪11を転動自在に支持させて構成したものである。
【0015】
この自在車輪4を構成する前記転動輪11は、ディスクホイール11aとゴムタイヤ11bとで成り、ディスクホイール11aの片面に、前記制動装置6を構成する係止板12を挿入間隙a(図6)を存して重ね合わせて取付けてある。
【0016】
係止板12は、前記車軸10を中心とする同心円上に並設した多数の係止孔13,…を備え、該係止孔13,…の適宜のものに制動杆14が係合して前記転動輪11の転動が規制される(制動操作が行われる)。
【0017】
なお、前記挿入間隙aは、制動杆14を係止孔13に係合したとき、その先端がディスクホイール11aに衝接させないためのものである。
【0018】
制動杆14は、丸棒状の杆体で成り、後端部に設けた二又の分岐部片14a,14aを、車輪枠9の、前記一方の側部片9bに設けた透孔15を出入し、該側部片9bの外側面に並べて突設した上、下の支持片16,16´間に介在させ、該上、下の支持片16,16´にわたした支軸17に回動自在に組付けた回動体18の、一方の腕部片18bの自由端部と、接続ピン19によって互いに回動自在に接続してある。すなわち、制動杆14は、回動体18の回動に伴って適宜の係止孔13を係離し、転動輪11の制動を行う。
【0019】
制動杆14の駆動材となる前記回動体18は、円筒状の主体筒18aの周側に一対の腕部片18b,18b´を互いに直交する方向に突設して構成し、車輪枠9の前記側部片9bに突設した前記上下の支持片16,16´間にわたした前記支軸17の外側に主体筒18aを嵌め込み、支持片16,16´に回動自在に支持させたものである。そして、回動体18は、主体筒18aより突出する一方の前記腕部片18bの自由端(先端)に一端を係止し、他端を、前記側部片9bにその側縁より突出させて設けた突部片901bに係止した第一コイルばね20の付勢によって、図5反時計廻り方向に回動付勢されている(前記制動杆14は、第一コイルばね20によって係止孔13に係合する方向に付勢されている)。
【0020】
回動体18の他方の腕部片18b´の自由端(先端)には透孔21を設け、該透孔21にロック解除材22の解除ピン221を前記上支持片16に設けた長孔23を通じて係合してある。
【0021】
ロック解除材22は、車輪枠9の前記側部片9bの前記上支持片16上に前記車軸10の軸線に沿う方向に相対して立設した支持部片161,161´にわたして設けた第二支軸24の外側に回動自在に嵌めて支持させた主筒220と、該主筒220の、前記側部片9b側の一端の周側に支持させたL形の仲介部222bの先端の側面に突設して受圧部222aを前記車軸10の軸線に沿う方向に配して車輪枠9の側部片9b,9b間に介在させた受圧枠222および主筒220の、前記側部片の一端の周側に下方に向けて突設した前記解除ピン221とで構成する。
【0022】
このロック解除材22は、前記車輪枠9に揺動自在に組付けた揺動片25に押圧されて前記第一コイルばね20の付勢に抗してロック解除材22を作動させて制動杆14を係止孔13より離脱させ、転動輪11を転動状態におく。
【0023】
揺動片25は、前記車輪枠9の側部片9b,9bの、前記車軸10の略直上位置に、該車軸9と平行するようにして側部片9b,9bにわたした軸38の外側に、円筒状の基部を回動自在に組付けて軸38を中心に揺動するようにしてあり、揺動片25の長手方向の上面中間部の受部25aに、車輪枠9と別体にして軸受8を介して該車輪枠9と組付けて自在車輪4を構成する前記取付け枠7側に備えた規制片26が接して揺動動作が行われる。
【0024】
なお、自在車輪4は、やや中央部に窓孔7cを設けた取付け枠7の前記中央部片7aの4隅において前記荷台2の下面にボルト27で締付け、前記の通り、荷台2の後端側に配したものである。
【0025】
以下、取付け枠7側に設けた、制動装置の操作装置について説明する。
【0026】
ボルト27で荷台2に締付けた前記取付け枠7の内外の側部片7b,7b´には、前後一対の支軸28,29を回動自在に支持させて各一端側を内側側部片7bより取付け枠7外部(内側側部片7bの外面)に突出させてある。そして、前記支軸28の突出させた該一端部に第二トグルリンク31の中間部を、後支軸29の突出させた該一端部に第一トグルリンク30の中間部をそれぞれ回動自在に支持させてある。
【0027】
第一トグルリンク30はやや逆「へ」の字状の帯片で成り、前記荷台2より突出させた後端部に、他の自在車輪4´(前記一対の自在車輪の一方で、図示省略)に設けた第一トグルリンク(図示省略)に一端を接続した前記ペダル杆5の他端を接続し、先端部の外面には連結ピン32を突設し、該連結ピン32を前記第二トグルリンク31の一端縁(後端縁)に設けた切欠31aの内側に係合して該トグルリンク31と互いに回動自在に(第一トグルリンク30は後支軸29を、第二トグルリンク31は前支軸28をそれぞれ回動軸として)連結してある。
【0028】
図示33は、第二トグルリンク31の他端(先端)の面に突設した第二連結ピン34に一端の透孔33aを外嵌させて回動自在に連結した第三リンクで、この第三リンク33の、前記一端に対応する他端と、前記連結ピン32に対して後支軸29より離れた後方位置の、前記第一トグルリンク30の外面部に突設した支持ピン35を、第一コイルばね20より弾性力の有る(強い)第二コイルばね36(トグルばね)で連結してある。この関係から、これら各部材は、図2の状態において、ペダル(踏付け)杆5を押上げて、後支軸29を中心に反時計廻り方向に回動させると、作用点である連結ピン32は、第二連結ピン34と支持ピン35を結ぶ仮想直線より下方に移動し、前記踏付け杆5を押し下げない限り現位置を維持することになる(図7の状態)。そして、図7の状態から踏付け杆5を押下させて時計廻り方向に回動させると再び図2の原状態となり、所謂トグル機構を構成することになる。
【0029】
また、前記後支軸29の中間部には、横部片26aと該横部片26aの中間部に突設した縦部片26bとから成るややT字形の前記規制片26を、横部片26aの一端側において止着し、その縦部片26bを、取付け枠7の前記中央部片7aに設けた前記窓孔7cと、軸受8の前記通し孔8aおよび車輪枠9の前記上部片9aに設けた前記窓孔9cに係合し、前記各孔7c,8a,9c内を上下する該縦部片26bの先端が車輪枠9側の窓孔9cを通じて車輪枠9内を出入して車輪枠9内の前記揺動片25部を前記受部25aにおいて押圧するようにしてある。つまり、規制片26の縦部片26b(「請求項」でいう押圧片を構成する)の下端(自由端)は、前記通し孔8aと略同軸上にして車輪枠9(上部片9aと、その両側に相対設した前記側部片9b,9bとで構成する)の上部片9aに設けた窓孔9cを通じて、前記揺動片25の中間部上面に突設した受部25aを接離するように配設して、車輪枠9側に配した制動装置6に連けいする。
【0030】
そして、図2と図3は、転動輪11がその転動を規制されている状態(制動状態)を示している。以下、転動輪11のロック(制動)状態から解除状態に至る各部の動きを説明する。
【0031】
この制動状態にあって、制動杆14は転動輪11に取付けた係止板12に設けた適宜の係止孔13に係合して転動輪11の転動を規制し、その状態は、第一コイルばね20の付勢によって維持されている。この状態で、ペダル(踏付け)杆5を後支軸29を中心にして(図2)反時計廻り方向に回動させると、第二コイルばね36(第一コイルばね20より強い)の付勢に抗してトグル機構は作動して、作用点である連結ピン32は第二連結ピン34と支持ピン35を結ぶ仮想直線の上方から下方へと移動し、第二コイルばね36の作用によりその状態を維持する状態となる一方(図7)、第一トグルリンク30と一体的関係にある後支軸29は回動し、該後支軸29の中間部に横部片26aにおいて取付けた規制片26は、縦部片26bの先端において揺動片25の受部25aを押下し(第一コイルばね20の付勢に打勝つ第二コイルばね36の付勢により)、その結果、揺動片25は軸38を中心に回動し、その下面直下に存するロック解除材22の受圧枠222の受圧部222aを押圧し、ロック解除材22は第二支軸24を中心に回動し、その解除ピン221は回動体18の腕部片18b´の透孔21に係合させてあるので回動体18を回動させ(第一コイルばね20の付勢にこうして)、回動体18の他方の腕部片18bには制動杆14の後部を回動自在に枢着してあるので、制動杆14は係止孔13より離れ、転動輪11の転動状態を得ることができる。
【0032】
この転動(ロック解除)状態は、図7の状態でペダル杆5を押下することにより前記のトグル機構を作動させ、各部を原位置方向に復帰させることにより得られる。
【符号の説明】
【0033】
2 荷台
7 取付け枠
8 軸受
9 車輪枠
9b 側部片
10 車軸
11 転動輪
11a ディスクホイール
12 係止孔
14 制動杆
16 上支持板
16´ 下支持板
18 回動体
18a 主体筒
18b,18b´ 腕部片
19 接続ピン
20 第一コイルばね
22 ロック解除材
23 長孔
24 支軸
25 揺動片
220 主筒
221 解除ピン
222 受圧枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷台の後端部に取付け枠において取付け、該取付け枠に軸受を介して回動自在に組付けた車輪枠の、一対の側部片に車軸をわたし、該車軸で転動輪を転動自在に軸支した、手押し運搬車における自在車輪の制動装置において、前記車輪のディスクホイールの片面に制動杆の係合間隙を存して重ね合わせた係止板に、前記車軸を中心とする同心円状にして多数の係止孔を並設し、一方の前記側部片の外側面に突設した上下の支持板に回動自在に軸支させた回動体の主体筒の周側に、互いに交叉方向にして一対の腕部片を突設し、該腕部片の一方の自由端部に、前記一方の側部片を通じて前記係止孔に先端が第一コイルばねの付勢により係離自在に係合する前記制動杆の後端部を接続ピンで回動自在に接続し、また、前記上支持板の上面に前記車軸に沿わせて相対設した支持部片に支軸を架設し、この支軸の外側に係合して回動自在に支持させた、ロック解除材の主筒の周側の一端に解除ピンを突設し、該解除ピンの、前記上支持板を通じた先端部を前記他方の前記腕部片に設けた長孔に係合すると共に、前記主筒の前記周側の一端に、前記解除ピンに対して交叉する方向に受圧枠を突設し、該受圧枠を前記車輪枠内に基部を揺動自在に支持させた揺動片を介して前記第一コイルばねより強いばね付勢によって先端が押圧する押圧片の基部を、前記車輪枠と軸受および取付け枠を通じて取付け枠に設けた支軸に取付け、該支軸を、前記取付け枠に回動自在に支持させて、取付け枠外部に設けた、ペダル杆を構成材とする操作装置に連けいしたことを特徴とする手押し運搬車における自在車輪の制動装置。
【請求項2】
操作装置は、一対のトグルリンクと、揺動片を押圧する第一コイルばねより強い第二コイルばねを備えたトグル機構を備え、一方の前記トグルリンクの中間部に突設した支軸の周側に押圧片の基部を取付けると共に、該一方のトグルリンクの、荷台の後端部より突出する後端部にはペダル杆を支持させて成る、請求項1記載の手押し運搬車における自在車輪の制動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−52819(P2013−52819A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193685(P2011−193685)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(390001672)株式会社石川製作所 (12)
【Fターム(参考)】