説明

抗IL−12抗体、エピトープ、組成物、方法および用途

最低1種の抗IL−12抗体をコードする単離された核酸、ベクター、宿主細胞、トランスジェニック動物若しくは植物、ならびにそれらの作成および使用方法を包含する、IL−12のp40サブユニットのアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する抗IL−12抗体は、診断および/若しくは治療の組成物、方法および装置で応用を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基1−88から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記抗体。
【請求項2】
前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、請求項1に記載の抗IL−12抗体。
【請求項3】
前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基23、40、43、45、59および62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、請求項1に記載の抗IL−12抗体。
【請求項4】
前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基45、59および62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、請求項1に記載の抗IL−12抗体。
【請求項5】
前記抗体が、最低10−9M、最低10−10M、最低10−11M若しくは最低10−12Mから選択される最低1種の親和性でIL−12を結合する、請求項1に記載の抗IL−12抗体。
【請求項6】
前記抗体が、最低1種のIL−12タンパク質の最低1種の活性を実質的に中和する、請求項1に記載の抗IL−12抗体。
【請求項7】
請求項1〜4に記載の単離された哺乳動物抗IL−12抗体のいずれかをコードする、単離された核酸分子。
【請求項8】
請求項7に記載の単離された核酸分子を含んでなる、単離された核酸ベクター。
【請求項9】
請求項8に記載の単離された核酸分子を含んでなる、単離された原核生物若しくは真核生物宿主細胞。
【請求項10】
前記宿主細胞が、COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫、若しくはリンパ腫細胞、またはそのいずれかの派生物、不死化若しくは形質転換細胞から選択される最低1種である、請求項9に記載の宿主細胞。
【請求項11】
IL−12抗体が検出可能な若しくは回収可能な量で発現されるようなin vitroの条件下で、請求項7に記載の核酸分子を翻訳することを含んでなる、抗IL−12抗体の製造方法。
【請求項12】
請求項1〜4のいずれかに記載の単離された哺乳動物抗IL−12抗体、および最低1種の製薬学的に許容できる担体若しくは希釈剤を含んでなる組成物。
【請求項13】
検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物をさらに含んでなる、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
請求項1〜4のいずれかに記載の単離された哺乳動物抗IL−12抗体を特異的に結合する、抗イディオタイプ抗体若しくはフラグメント。
【請求項15】
請求項1〜4のいずれかに記載の単離された哺乳動物抗IL−12抗体の有効量を含んでなる組成物を、細胞、組織、器官若しくは動物と接触若しくはそれらに投与すること
を含んでなる、前記細胞、組織、器官若しくは動物におけるIL−12に関係する状態の診断若しくは処置方法。
【請求項16】
前記有効量が、前記細胞、組織、器官若しくは動物1キログラムあたり0.001〜50mgである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記接触させること若しくは前記投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式による、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記接触させること若しくは投与することの前、同時に、若しくは後に、検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物を投与することをさらに含んでなる、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記IL−12に関係する状態が乾癬である、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記IL−12に関係する状態が多発性硬化症である、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
前記IL−12に関係する状態がクローン病である、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
請求項1〜4のいずれかに記載の単離された哺乳動物抗IL−12抗体を含んでなる医療器具であって、前記装置が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式により前記抗IL−12抗体を接触若しくは投与することに適する、上記装置。
【請求項23】
単離された哺乳動物抗IL−12抗体を回収可能な量で発現することが可能な宿主細胞
若しくはトランスジェニックのヒト以外の動物若しくはトランスジェニック植物若しくは植物細胞を提供することを含んでなる、最低2個の相補性決定領域(CDR)を有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体の製造方法であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記方法。
【請求項24】
請求項23に記載の方法により製造された抗IL−12抗体。
【請求項25】
(i)配列番号1、2および3のH鎖相補性決定領域(CDR)のアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部の少なくとも一方を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記抗体。
【請求項26】
前記抗体が、最低10−9M、最低10−10M、最低10−11M若しくは最低10−12Mから選択される最低1種の親和性でIL−12を結合する、請求項25に記載の抗IL−12抗体。
【請求項27】
前記抗体が、最低1種のIL−12タンパク質の最低1種の活性を実質的に中和する、請求項26に記載の抗IL−12抗体。
【請求項28】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部、の少なくとも一方の単離された哺乳動物抗IL−12抗体をコードする単離された核酸分子であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記核酸分子。
【請求項29】
請求項28に記載の単離された核酸分子を含んでなる単離された核酸ベクター。
【請求項30】
請求項28に記載の単離された核酸分子を含んでなる単離された原核生物若しくは真核生物宿主細胞。
【請求項31】
前記宿主細胞が、COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫、およびリンパ腫細胞、またはそのいずれかの派生物、不死化若しくは形質転換細胞から選択される最低1種である、請求項30に記載の単離された宿主細胞。
【請求項32】
抗IL−12抗体が検出可能な若しくは回収可能な量で発現されるようなin vitroの条件下で、請求項28に記載の核酸分子を翻訳することを含んでなる、抗IL−12抗体の製造方法。
【請求項33】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部の少なくとも一方を有する、単離された哺乳動物抗IL−12抗体(前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する)、ならびに最低1種の製薬学的に許容できる担体若しくは希釈剤を含んでなる組成物。
【請求項34】
検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物をさらに含んでなる、請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部、の少なくとも一方を有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を特異的に結合する抗イディオタイプ抗体若しくはフラグメントであって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記抗体若しくはフラグメント。
【請求項36】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部の少なくとも一方を有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体の有効量を含んでなる組成物を、細胞、組織、器官若しくは動物と接触若しくはそれに投与することであって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、
を含んでなる、前記細胞、組織、器官若しくは動物でのIL−12に関係する状態の診断若しくは処置方法。
【請求項37】
前記有効量が、前記細胞、組織、器官若しくは動物1キログラムあたり0.001〜50mgである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記接触させること若しくは前記投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式による、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記接触させること若しくは投与することの前、同時に、若しくは後に、検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物を投与することをさらに含んでなる、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記IL−12に関係する状態が乾癬である、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
前記IL−12に関係する状態が多発性硬化症である、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記IL−12に関係する状態がクローン病である、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部、の少なくとも一方を有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を含んでなる、医療器具であって、前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合し、前記装置が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式により前記抗IL−12抗体を接触若しくは投与することに適する、上記装置。
【請求項44】
(i)配列番号1、2および3のH鎖CDRアミノ酸配列の全部;ならびに(ii)配列番号4、5および6のL鎖CDRアミノ酸配列の全部、の少なくとも一方を有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を回収可能な量で発現することが可能な、宿主細胞若しくはトランスジェニックのヒト以外の動物若しくはトランスジェニック植物若しくは植物細胞を提供することを含んでなる、前記抗体の製造方法であって、前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記方法。
【請求項45】
請求項44に記載の方法により製造された抗IL−12抗体。
【請求項46】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記抗体。
【請求項47】
前記抗体が、最低10−9M、最低10−10M、最低10−11M若しくは最低10−12Mから選択される最低1種の親和性でIL−12を結合する、請求項46に記載の抗IL−12抗体。
【請求項48】
前記抗体が、最低1種のIL−12タンパク質の最低1種の活性を実質的に中和する、請求項46に記載の抗IL−12抗体。
【請求項49】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低2個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する最低1種の単離された哺乳動物抗IL−12抗体をコードする単離された核酸分子であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記核酸分子。
【請求項50】
請求項49に記載の単離された核酸分子を含んでなる単離された核酸ベクター。
【請求項51】
請求項49に記載の単離された核酸分子を含んでなる、単離された原核生物若しくは真核生物宿主細胞。
【請求項52】
前記宿主細胞が、COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫、若しくはリンパ腫細胞、またはそのいずれかの派生物、不死化若しくは形質転換細胞から選択される最低1種である、請求項50に記載の宿主細胞。
【請求項53】
抗IL−12抗体が検出可能な若しくは回収可能な量で発現されるようなin vitroの条件下で、請求項49に記載の核酸分子を翻訳することを含んでなる、抗IL−12抗体の製造方法。
【請求項54】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体(前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する)、ならびに最低1種の製薬学的に許容できる担体若しくは希釈剤を含んでなる組成物。
【請求項55】
検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物をさらに含んでなる、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を特異的に結合する抗イディオタイプ抗体若しくはフラグメントであって、前記抗体抗IL−12抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記抗体若しくはフラグメント。
【請求項57】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体の有効量を含んでなる組成物を、細胞、組織、器官若しくは動物と接触若しくはそれに投与することであって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、
を含んでなる、前記細胞、組織、器官若しくは動物でのIL−12に関係する状態の診断若しくは処置方法。
【請求項58】
前記有効量が、前記細胞、組織、器官若しくは動物1キログラムあたり0.001〜50mgである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記接触させること若しくは前記投与することが、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔
内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式による、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記接触させること若しくは投与することの前、同時に、若しくは後に、検出可能な標識若しくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗リウマチ薬、筋弛緩薬、麻薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、鎮痛薬、麻酔薬、鎮静薬、局所麻酔薬、神経筋遮断薬、抗菌薬、抗乾癬薬、コルチコステロイド、蛋白同化ステロイド、エリスロポエチン、免疫化、免疫グロブリン、免疫抑制薬、成長ホルモン、ホルモン補充薬、放射性医薬品、抗うつ薬、抗精神病薬、刺激薬、喘息医薬品、β遮断薬、吸入ステロイド、エピネフリン若しくはアナログ、サイトカイン、およびサイトカインアンタゴニストの最低1種から選択される最低1種の化合物若しくはタンパク質の有効量を含んでなる最低1種の組成物を投与することをさらに含んでなる、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
前記IL−12に関係する状態が乾癬である、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記IL−12に関係する状態が多発性硬化症である、請求項57に記載の方法。
【請求項63】
前記IL−12に関係する状態がクローン病である、請求項57に記載の方法。
【請求項64】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を含んでなる医療器具であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合し、前記装置が、非経口、皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、気管支内、腹腔内(intraabdominal)、嚢内、軟骨内、腔内、腹腔内(intracelial)、小脳内、脳室内、結腸内、頚部内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内(intraperitoneal)、胸腔内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液包内、胸郭内、子宮内、膀胱内、ボーラス、膣、直腸、頬側、舌下、鼻内および経皮から選択される最低1様式により前記最低1種の抗IL−12抗体を接触若しくは投与することに適する、上記装置。
【請求項65】
配列番号1、2、3、4、5若しくは6の最低1種のアミノ酸配列を有する最低1個のH鎖若しくはL鎖CDRを有する単離された哺乳動物抗IL−12抗体を、回収可能な量で発現することが可能な、宿主細胞若しくはトランスジェニックのヒト以外の動物若しくはトランスジェニック植物若しくは植物細胞を提供することを含んでなる、前記抗体の製造方法であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するIL−12タンパク質の一部分に結合する、上記方法。
【請求項66】
請求項65に記載の方法により製造された抗IL−12抗体。
【請求項67】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、位置45のアミノ酸残基グルタミン酸、位置59のアミノ酸残基グルタミン酸、位置62のアミノ酸残基アスパラギン酸、位置23のアミノ酸残基メチオニン、位置40のアミノ酸残基ロイシンおよび位置43のアミノ酸残基セリンを含んでなるIL−12のp40サブユニット上の1エピトープに結合する、上記抗体。
【請求項68】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号7のH鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号8のL鎖可変領域アミノ酸配列を含んでなり、配列番号7のアミノ酸残基28、31、32、33、57、59、98、99、100、101、102および103、ならびに配列番号8のアミノ酸残基1、30、32、49、56、92、93および94以外の可変領域残基のいずれか1個が異なるアミノ酸で置換されうる、上記抗体。
【請求項69】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62の最低1種を含んでなるIL−12タンパク質の一部分と相互作用する前記抗体の残基が、配列番号7のアミノ酸残基28、31、32、33、57、59、98、99、100、101、102および103、ならびに配列番号8のアミノ酸残基1、30、32、49、56、92、93および94の最低1個、または、配列番号7および8の前記アミノ酸残基の1個若しくはそれ以上の保存的置換を含んでなる、上記抗体。
【請求項70】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号7のH鎖可変領域アミノ酸配列、および配列番号8のL鎖可変領域アミノ酸配列を含んでなり、配列番号7のアミノ酸残基28、31、32、33、57、59、98、99、100、101、102および103、ならびに配列番号8のアミノ酸残基1、30、32、49、56、92、93および94の可変領域残基の1個若しくはそれ以上が保存的置換を受ける、上記抗体。
【請求項71】
保存的置換が、配列番号7のR59K、配列番号7のR98K、配列番号7のR99Kおよび配列番号8のD1Eの1個若しくはそれ以上を含んでなる、請求項70に記載の抗IL−12抗体。
【請求項72】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる、単離された哺乳動物抗IL−12抗体であって、前記抗体が、配列番号9のアミノ酸配列の残基15、17−21、23、40−43、45−47、54−56および58−62よりなる群から選択される最低1アミノ酸残基に対応するp40タンパク質単量体またはヘテロ若しくはホモ二量体タンパク質中のp40サブユニットの一部分に結合する、上記抗体。
【請求項73】
配列番号7のアミノ酸残基28、31、32、33、57、59、98、99、100、101、102および103、ならびに配列番号8のアミノ酸残基1、30、32、49、56、92、93および94の可変領域残基の1個若しくはそれ以上を、異なるアミノ酸残基で置換することを含んでなる、配列番号7のH鎖可変領域アミノ酸配列および配列番号8のL鎖可変領域アミノ酸配列を含んでなる単離された哺乳動物抗IL−12抗体の活性を変える方法。
【請求項74】
生じるH鎖およびL鎖可変領域配列を有する抗体の活性を試験する段階をさらに含んでなる、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
請求項73に記載の方法により製造された抗体。
【請求項76】
最低2個の相補性決定領域(CDR)を含んでなる単離された抗体であって、前記抗体が請求項1〜4に記載の抗体のいずれかと結合について競合する、上記抗体。
【請求項77】
本明細書に記述される発明。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−523842(P2008−523842A)
【公表日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−548379(P2007−548379)
【出願日】平成17年12月20日(2005.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2005/046063
【国際公開番号】WO2006/069036
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(507209001)セントカー・インコーポレーテツド (1)
【Fターム(参考)】