説明

抗TAT226抗体とイムノコンジュゲート

抗TAT226抗体及びそのイムノコンジュゲートが提供される。抗TAT226抗体及びそのイムノコンジュゲートの使用方法が提供される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 配列番号:11のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-H3と、(b) 以下、
(1) 配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1;
(2) 配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2;
(3) 配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1;
(4) 配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2;及び
(5) 配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3
から選択される少なくとも1、2、3、4又は5のHVRとを含んでなる、TAT226に結合する抗体。
【請求項2】
配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
さらに、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2とを含んでなる、請求項2に記載の抗体。
【請求項4】
さらに、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2とを含んでなる、請求項3に記載の抗体。
【請求項5】
前記抗体が配列番号:6〜10から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-H3を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
配列番号:14〜18から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-L3を含んでなる、請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
さらに、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2とを含んでなる、請求項6に記載の抗体。
【請求項8】
さらに、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2とを含んでなる、請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
HVR-H3が配列番号:9のアミノ酸配列を含み、HVR-L3が配列番号:17のアミノ酸配列を含む、請求項6に記載の抗体。
【請求項10】
さらに、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2とを含んでなる、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
さらに、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2とを含んでなる、請求項10に記載の抗体。
【請求項12】
HVR-H3が配列番号:10のアミノ酸配列を含み、HVR-L3が配列番号:18のアミノ酸配列を含む、請求項6に記載の抗体。
【請求項13】
さらに、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2とを含んでなる、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
さらに、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2とを含んでなる、請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
さらに、VHサブグループIIIコンセンサスフレームワーク及びVLサブグループIコンセンサスフレームワークから選択される少なくとも1のフレームワークを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項16】
配列番号:21〜25から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含んでなる、TAT226に結合する抗体。
【請求項17】
さらに、配列番号:26〜31から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
配列番号:24のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含んでなる、請求項16に記載の抗体。
【請求項19】
さらに、配列番号:29のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項18に記載の抗体。
【請求項20】
重鎖可変ドメインが配列番号:24のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:29のアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の抗体。
【請求項21】
前記抗体が配列番号:25のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含んでなる、請求項16に記載の抗体。
【請求項22】
さらに、配列番号:30のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項21に記載の抗体。
【請求項23】
重鎖可変ドメインが配列番号:25のアミノ酸配列を含み、軽鎖可変ドメインが配列番号:30のアミノ酸配列を含む、請求項22に記載の抗体。
【請求項24】
請求項16に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項25】
請求項24に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項26】
請求項25に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項27】
宿主細胞が真核生物である、請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項28】
宿主細胞がCHO細胞である、請求項27に記載の宿主細胞。
【請求項29】
a) 抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適切な条件下で請求項26に記載の宿主細胞を培養し、b) 抗体を単離することを含む、抗TAT226抗体の作製方法。
【請求項30】
細胞の表面上に発現されるTAT226に結合する抗体。
【請求項31】
前記抗体が配列番号:75のアミノ酸21−115のTAT226の領域内のエピトープに結合する、請求項30に記載の抗体。
【請求項32】
前記細胞が癌細胞である、請求項30に記載の抗体。
【請求項33】
前記癌細胞が、卵巣癌細胞、脳腫瘍細胞又はウィルムス腫瘍細胞である、請求項32に記載の抗体。
【請求項34】
前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項1、16及び30のいずれか一に記載の抗体。
【請求項35】
前記抗体がFab、Fab'-SH、Fv、scFv又は(Fab')2の断片から選択される抗体断片である、請求項34に記載の抗体。
【請求項36】
前記抗体がヒト化である、請求項34に記載の抗体。
【請求項37】
前記抗体がヒトである、請求項34に記載の抗体。
【請求項38】
前記抗体がYWO.32、YWO.49、YWO.49.B7、YWO.49.C9、YWO.49.H2及びYWO.49.H6から選択される抗体と同じエピトープに結合する、請求項34に記載の抗体。
【請求項39】
TAT226への抗体の結合に許容される条件下で請求項1、16及び30のいずれか一に記載の抗体と生体試料を接触させ、抗体とTAT226との間に複合体が形成されるか否かを検出することを含む、生体試料においてTAT226の存在を検出する方法。
【請求項40】
前記生体試料が、卵巣腫瘍細胞、脳腫瘍細胞又はウィルムス腫瘍細胞を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
TAT226の発現の増加と関係する細胞増殖性疾患の診断方法であって、請求項1、16又は30に記載の抗体と試験細胞を接触させ、TAT226への抗体の結合を検出することによって試験細胞によるTAT226の発現レベルを測定し、そして、試験細胞によるTAT226の発現レベルをコントロール細胞によるTAT226の発現レベルと比較することを含み、コントロール細胞と比べて試験細胞によるTAT226の発現レベルが高い場合にTAT226の発現の増加に関連する細胞増殖性疾患の存在が示される、方法。
【請求項42】
前記試験細胞が細胞増殖性疾患があると疑われる患者からの細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記細胞増殖性疾患が卵巣癌及びウィルムス腫瘍から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記方法が、試験細胞の表面上のTAT226の発現レベルを決定し、試験細胞の表面上のTAT226の発現レベルをコントロール細胞の表面上のTAT226の発現レベルと比較することを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
細胞障害性剤に共有結合された請求項1、16又は30に記載のTAT226を結合する抗体を含んでなるイムノコンジュゲート。
【請求項46】
前記細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、抗生物質、放射性同位体及び核酸分解酵素から選択される、請求項45に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項47】
(a) Abが、1) 配列番号:11のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-H3と、2) 以下、
(i) 配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1;
(ii) 配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2;
(iii) 配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1;
(iv) 配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2;及び
(v) 配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3
から選択される少なくとも1、2、3、4又は5のHVRとを含んでなるTAT226を結合する抗体であり、
(b) Lはリンカーであり、
(c) Dが式D又はDの薬剤であり、


このとき、R及びRそれぞれがメチルであり、R及びRそれぞれがイソプロピルであり、Rがsec-ブチルであり、それぞれのRがCH、O−CH、OH及びHから別々に選択され、RがHであり、R10がアリールであり、Zが−O−又は−NH−であり、R11がH、C−Cアルキル、又は−(CH)−O−(CH)−O−(CH)−O−CHであり、そして、R18が−C(R)−C(R)−アリールであり、(d) pがおよそ1から8の範囲である、
式 Ab−(L−D)pを有するイムノコンジュゲート。
【請求項48】
前記抗体が、配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3を含んでなる、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項49】
前記抗体が、配列番号:9のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、配列番号:17のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項48に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項50】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項49に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項51】
前記抗体が、配列番号:10のアミノ酸配列を含むHVR-H3と配列番号:18のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項48に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項52】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項51に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項53】
前記抗体が、配列番号:21〜25から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:26〜31から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項54】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項53に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項55】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項54に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項56】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項53に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項57】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項56に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項58】
インビトロ又はインビボでの細胞殺傷活性を有する、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項59】
前記リンカーが、抗体のチオール基を介して抗体に付着している、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項60】
前記リンカーがプロテアーゼによって切断可能である、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項61】
前記リンカーがval-citジペプチドを含む、請求項60に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項62】
前記リンカーがp-アミノベンジルユニットを含む、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項63】
前記リンカーが6-マレイミドカプロイルを含む、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項64】
前記薬剤がMMAE及びMMAFから選択される、請求項47に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項65】
前記薬剤がMMAEである、請求項64に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項66】
前記薬剤がMMAFである、請求項64に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項67】
前記リンカーがプロテアーゼによって切断可能である、請求項64に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項68】
前記リンカーがval-citジペプチドを含む、請求項67に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項69】
前記リンカーがp-アミノベンジルユニットを含む、請求項67に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項70】
前記p-アミノベンジルユニットがp-アミノベンジルオキシカルボニル(PAB)である、請求項69に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項71】
前記リンカーが6-マレイミドカプロイルを含む、請求項67に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項72】
前記イムノコンジュゲートが、式

を有し、このときSが硫黄原子であり、pが2から5の範囲である、請求項65に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項73】
前記抗体が、配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3を含んでなる、請求項72に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項74】
前記抗体が、配列番号:9のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、配列番号:17のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項73に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項75】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項74に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項76】
前記抗体が、配列番号:10のアミノ酸配列を含むHVR-H3と配列番号:18のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項73に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項77】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項76に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項78】
前記抗体が、配列番号:21〜25から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:26〜31から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項72に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項79】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項78に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項80】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項81】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項78に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項82】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項81に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項83】
前記イムノコンジュゲートが、式

を有し、このときSが硫黄原子であり、pが2から5の範囲である、請求項66に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項84】
前記抗体が、配列番号:19のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L3を含んでなる、請求項83に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項85】
前記抗体が、配列番号:9のアミノ酸配列を含むHVR-H3と、配列番号:17のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項84に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項86】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項85に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項87】
前記抗体が、配列番号:10のアミノ酸配列を含むHVR-H3と配列番号:18のアミノ酸配列を含むHVR-L3とを含んでなる、請求項84に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項88】
前記抗体が、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:5のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L1と、配列番号:13のアミノ酸配列を含むHVR-L2をさらに含んでなる、請求項87に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項89】
前記抗体が、配列番号:21〜25から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:26〜31から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項83に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項90】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項89に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項91】
前記抗体が、配列番号:24のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:29のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項90に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項92】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項89に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項93】
前記抗体が、配列番号:25のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域と、配列番号:30のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項92に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項94】
請求項47、75、77、80、82、86、88、91及び93のいずれか一に記載のイムノコンジュゲートと薬学的に許容される担体とを含有する薬剤的組成物。
【請求項95】
請求項94に記載の薬剤的組成物の有効量を個体に投与することを含む、細胞増殖性疾患の治療方法。
【請求項96】
前記細胞増殖性疾患が卵巣癌、子宮癌、脳腫瘍及びウィルムス腫瘍から選択される、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記細胞増殖性疾患が細胞の表面上のTAT226の発現の増加と関係している、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
TAT226へのイムノコンジュゲートの結合に許容される条件下で、請求項47、75、77、80、82、86、88、91及び93のいずれか一に記載のイムノコンジュゲートに細胞を曝すことを含む、細胞増殖の阻害方法。
【請求項99】
前記細胞が腫瘍細胞である、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記腫瘍細胞が卵巣腫瘍細胞、子宮腫瘍細胞、脳腫瘍細胞又はウィルムス腫瘍細胞である、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記細胞が異種移植片である、請求項99に記載の方法。
【請求項102】
インビトロで曝す、請求項98に記載の方法。
【請求項103】
インビボで曝す、請求項98に記載の方法。
【請求項104】
細胞増殖性疾患の治療のための医薬の調製における、請求項47、75、77、80、82、86、88、91及び93のいずれか一に記載のイムノコンジュゲートの使用。
【請求項105】
前記細胞増殖性疾患が卵巣癌、子宮癌、脳腫瘍及びウィルムス腫瘍から選択される、請求項104に記載の使用。
【請求項106】
前記細胞増殖性疾患が細胞の表面上のTAT226の発現の増加と関係している、請求項104に記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2009−533019(P2009−533019A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501669(P2009−501669)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【国際出願番号】PCT/US2007/064212
【国際公開番号】WO2007/109567
【国際公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】