説明

排ガス浄化装置

【課題】光触媒を用いて排ガスを十分な性能で浄化できる排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】エンジン2からの排ガスを流す配管3、5に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部8と、外殻部8内に設けられ上記排ガスを通過させる細孔9を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材10と、光透過部材10に付着またはコーティングされた光触媒11と、光透過部材10内に設けられ電力供給を受けて発光する発光部21と、光透過部材10に設けられ発光部21に電力を供給するための電力供給線22とを備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンからの排ガスを光触媒を用いて浄化する排ガス浄化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディーゼルエンジンは、熱効率の点からは、ガソリンエンジンに比べて、有利であるにもかかわらず、黒煙、未燃炭化水素、一酸化炭素、窒素化合物といった有害排出ガスが多いため、現在でも、特に日本国内では商用車を除いて、広く市場に出回っていない。
【0003】
近年、ディーゼル燃焼後に、後処理を加えることで、黒煙や未燃炭化水素などの有害排出物を減少させる工夫が講じられている。図8に示す排ガス浄化装置30は、現在用いられているものであり、黒煙や未燃炭化水素の主成分をなす炭素を酸化することで二酸化炭素として排出するものである。この排ガス浄化装置30は、排ガス中の一酸化炭素、炭化水素を酸化反応により無害化する酸化触媒31と、PM(Particulate Matter:粒子状物質)を捕集し、燃焼させる触媒化セラミックフィルター32とを備える。
【0004】
また、特許文献1(図9参照)に記載されるように、エンジン34での燃焼反応によって生成した窒素酸化物を、貴金属等からなるNOx還元触媒35を用いて窒素に還元することで浄化する方法も考え出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−349252号公報
【特許文献2】特開平10−118415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1等にて提案されたように、窒素酸化物を還元し、一方で、未燃炭化水素や一酸化炭素を酸化することで、排ガスを浄化するシステムにおいて、問題とされていることは、燃焼後の未燃炭化水素や一酸化炭素を利用して窒素酸化物の還元を行うことにある。将来想定されるエンジンでは燃費改善の観点から未燃炭化水素や一酸化炭素の利用は困難になるため、窒素酸化物を還元剤を用いずに無害化する必要が生じる。
【0007】
ところで、現在、光触媒を用いた排ガス浄化装置が提案されている(特許文献2など)。
【0008】
この排ガス浄化装置は、光ファイバーで光を導入し、かつ、光ファイバーから光が漏れるような構造とした上で、その光ファイバーの表面に光触媒を担持させ、光触媒による酸化反応を行わせることで排ガスを浄化する仕組みとなっている。この場合、還元剤として未燃炭化水素や一酸化炭素を供給する必要もなく、また、排ガス中に残留した未燃炭化水素や一酸化炭素を酸化することで無害な水や二酸化炭素にすることが可能となる。
【0009】
そこで、図10(特許文献2)に示すように、排ガスの浄化性能があるとされる酸化チタン光触媒に、エネルギーを供給する必要があるが、光ファイバー33による光の供給では、光ファイバー33の円柱形状の表面にしか光が供給できない。そのため、現在用いられている金属系の黒煙、未燃炭化水素酸化触媒のスポンジ状の構造に対して、接触面積が小さくなり、十分な浄化性能が得られない可能性があるという課題があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、光触媒を用いて排ガスを十分な性能で浄化できる排ガス浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために本発明は、エンジンからの排ガスを流す配管に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部と、該外殻部内に設けられ上記排ガスを通過させる細孔を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材と、該光透過部材に付着またはコーティングされた光触媒と、前記光透過部材内に設けられ電力供給を受けて発光する発光部と、上記光透過部材に設けられ上記発光部に電力を供給するための電力供給線とを備えたものである。
【0012】
上記光触媒が酸化チタンからなり、上記発光部が紫外光を発する発光素子からなるのが望ましい。
【0013】
また、エンジンからの排ガスを流す配管に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部と、該外殻部内に設けられ上記排ガスを通過させる細孔を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材と、該光透過部材に付着またはコーティングされた光触媒と、前記光透過部材内に設けられ光透過部材内に光を案内するための光案内部材と、該光案内部材に光を供給する発光装置とを備えたものである。
【0014】
上記光触媒が酸化チタンからなり、上記発光装置が紫外光を発するのが望ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、光触媒を用いて排ガスを十分な性能で浄化できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は排ガス浄化装置の設置位置を示す説明図である(第1の実施の形態)。
【図2】図2は排ガス浄化装置の全体説明図である。
【図3】図3は排ガス浄化装置の要部拡大説明図である。
【図4】図4は光触媒の作用の説明図である。
【図5】図5は他の実施の形態を示す排ガス浄化装置の全体説明図である。(第2の実施の形態)
【図6】図6は図5の排ガス浄化装置の要部拡大説明図である。
【図7】図7は図6の要部拡大説明図である。
【図8】図8は従来の排ガス浄化装置の説明図である。
【図9】図9はNOx還元触媒を用いて浄化する従来の装置(特許文献1)の説明図である。
【図10】図10は光触媒を用いて浄化する従来の(特許文献2)装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明に係る第1の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0018】
図1に示すように、排ガス浄化装置20は、エンジン2からの排ガスを流す配管たる排気管3と、排ガス再循環部4のEGR配管5とに設けられる。図中6は排ガスのエンタルピーを回収するタービン、蒸気発生装置又は熱交換器等の排気エンタルピー回収装置であり、7はEGRクーラーである。
【0019】
図2及び図3に示すように、排ガス浄化装置20は、配管3、5に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部8と、外殻部8内に設けられ排ガスを通過させる細孔9を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材10と、光透過部材10に付着またはコーティングされた光触媒11と、光透過部材10内に設けられ電力供給を受けて発光する発光部21と、光透過部材10に設けられ発光部21に電力を供給するための電力供給線22とを備える。
【0020】
光透過部材10は、ガラスを発泡させて形成したガラス発泡体からなり、外殻部8内に排ガスの流れ方向に複数重ねて配置される。ガラス発泡体は、ガラス粉体に貝殻を粉砕した貝殻粉体を含有したものを溶融後、冷却固化することで製造される。溶融後に貝殻粉体に含有する炭酸カルシウムが分解して炭酸ガスを発生させ、溶融したガラスに気泡が形成されると共に貝殻粉体が焼失して細孔9が形成される。なお、貝殻粉体に代えて炭酸カルシウムの粉体等を用いてもよい。
【0021】
光触媒11は、酸化チタンからなり、紫外光を受けることで触媒として機能する。光触媒11は、光透過部材10の細孔9の内面も含む光透過部材10の表面の全てに、すなわち、排ガスとの接触表面の全てに付着(担持)あるいはコーティングされており、広い面積で排ガスと接触するようになっている。
【0022】
発光部21は、紫外線発光ダイオードからなり、光透過部材10内に埋め込まれる。発光部21は多数配置したほうが光透過部材10内(多孔質構造内)に満遍なく光を拡散できるため、発光部21は非常に小さいものが好ましい。発光部21が半導体の加工において限界(最小)となる程度の大きさのものであれば光透過部材10内に多量に配置することができ、より満遍なく光触媒11に光を供給できる。
【0023】
電力供給線22は、光透過部材10内に複数並行に埋め込まれており、発光部21に電気的に接続されると共に図示しない外部電源に電気的に接続されている。
【0024】
外部電源から電力供給線22を通じて発光部21にエネルギーを与えると、発光部21から紫外光が発せられる。光触媒11は発光部21からの紫外光を受けることでエネルギーを供給され、活性化される。
【0025】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0026】
発光部21で発生した紫外光は、光透過部材10内に分散され、光触媒11を活性化させる。図4に示すように、光を受けた光触媒11が励起することで、酸素から酸化剤となる活性酸素を生成する。排ガス構成分子は活性酸素によって酸化される。つまり、光触媒11は、紫外線を受けることによって、酸化性能を発揮することになる。
【0027】
一方、図1に示すように、エンジン2から排出された排ガスは、排気エンタルピー回収装置6を通過した後、排ガス再循環部4を通過して、再度、エンジン2に送り込まれるものと、そのまま車外に排出されるものとに分かれる。
【0028】
排気管3に設けられた排ガス浄化装置20は、特に車外に排出される直前に、比較的低温の環境下で最終的な排ガスの処理を行う。図3に示すように、排ガス浄化装置20に流入した排ガスは、光透過部材10の細孔9内に入り、光触媒11と接触することで徐々に酸化されていく。このとき、光透過部材10は多孔質構造であり、細孔9は複雑に屈曲した形状に形成されているため、細孔9内の排ガスは複雑に乱れながら流れ、排ガスを構成する分子は、慣性遮り効果、拡散効果によって、光透過部材10との衝突が促進される上、接触面積(反応面積)も多いため、効率よく排ガス構成分子を酸化反応させることができ、従来の光ファイバー33を用いた排ガス浄化装置より高い浄化性能を得ることができる。酸化反応した排ガス中の有害成分は無害化される。具体的には、この酸化反応により排ガス中の黒煙などの炭素が二酸化炭素になり、未燃炭化水素が二酸化炭素と水になり、窒素酸化物が硝酸イオンになる。このとき、酸素の供給が必要になるが、酸素は排ガス中に含まれるため、上述の酸化反応は可能である。
【0029】
また、図1に示すように、排ガス再循環部4に設けられた排ガス浄化装置20は、前述の排ガス浄化装置20と同様に排ガス構成分子の酸化を行い、排ガス構成分子を二酸化炭素、水、硝酸イオンといった反応に乏しい分子に変換することで、エンジン2に不活性のガスを送り込む。これにより、エンジン2での燃焼反応をより緩慢なものにすることができ、窒素酸化物を削減できるメリットもある。この場合、排ガスの酸化が完全に行われれば排ガス再循環部4からエンジン2に不活性の物質だけを送り込むことができるという機能を持つ。
【0030】
EGR配管5に排ガス浄化装置20を設けない通常の排ガス再循環装置では、未燃炭化水素、一酸化炭素、黒煙などが再循環することにより、燃焼させるべき物質が増加する一方で、燃焼を不完全にすることで、窒素酸化物の生成が抑えられるメリットの一方、ますます、未燃炭化水素、一酸化炭素、黒煙の発生が増加するというデメリットがあるが、排ガス再循環部4のEGR配管5に排ガス浄化装置20を設ける仕組みは上記デメリットを回避することができる。
【0031】
このように、排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部8と、外殻部8内に設けられ排ガスを通過させる細孔9を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材10と、光透過部材10に付着またはコーティングされた光触媒11と、光透過部材10内に設けられ電力供給を受けて発光する発光部21と、光透過部材10に設けられ発光部21に電力を供給するための電力供給線22とを備えて排ガス浄化装置20を構成したため、排ガスとの接触面積を従来の排ガス処理装置と同等程度に大きくできると共に、光透過部材10の表面の光触媒11に光を十分供給でき、排ガスを十分な性能で浄化できる。
【0032】
従来技術では、排ガスの処理のために電気ヒータやプラズマ加熱装置といった機器を用い、あるいは、窒素酸化物の還元のために意図的に未燃燃料を噴射することを行っていたため、熱損失が大きかった。しかし、光触媒による排ガスの浄化では酸化の方法が異なり、低温で処理できるため、熱損失を小さくすることができる。
【0033】
また、酸化チタンを代表とする光触媒11によって生成される酸化剤は、酸化力が強力な物質であるために、従来の酸化触媒では、触媒などの目詰まりによる性能悪化が避けられなかったが、光触媒11に、十分な光が届き、触媒によって生成される酸化剤が排ガスを構成する物質を酸化する限り性能悪化がない点において信頼性の高い排ガス処理装置となる。
【0034】
またさらに、特許文献2記載の従来技術では、光ファイバー33の表面だけに酸化チタンをコーティングし、光触媒機能を利用する技術であったため、排ガスとの接触界面が少なくなるといった問題点があったが、多孔質構造の内部にまで光を供給する方法をとることによって接触界面を広くすることが可能となり、これまで使用されてこなかった光触媒11を排ガス浄化装置20に採用できるようになった。
【0035】
なお、発光部21は紫外線発光ダイオードに限るものではなく、紫外光を自発光する光源であれば他のものであってもよい。例えば、発光部21は、酸化亜鉛半導体、ダイヤモンド、窒化アルミニウムガリウムインジウムなどであってもよい。また、発光部21は発光ダイオード等の発光素子に限らない。発光部21が紫外線を出すものであれば酸化チタン触媒は性能が発揮できるので、発光部21はフィラメントでもよい。
【0036】
光触媒11は酸化チタンに限るものではなく他のものであってもよい。光触媒11が酸化チタンである場合、光触媒11に供給する光は紫外線が最も効果が高くなるので発光部21は紫外線発光ダイオードとしたが、光触媒11が酸化チタン以外のものである場合、発光部21も光触媒11を最も活性化させる光を発するものにするとよい。
【0037】
次に排ガス浄化装置の第2の実施の形態について述べる。上述と同様の構成については説明を省略する。
【0038】
図5及び図6に示すように、排ガス浄化装置1は、外殻部8と、光透過部材10と、光触媒11と、光透過部材10内に設けられ光透過部材10内に光を案内するための光案内部材12と、光案内部材12に光を供給する発光装置13とを備える。
【0039】
光案内部材12は、光の到達距離に応じて光透過部材10に光を漏出させていくためのものであり、細長いファイバー状(繊維状)に形成されている。光案内部材12は、光透過部材10内に複数並行に埋め込まれている。図7に示すように、光案内部材12は、中心に形成され発光装置13からの光を案内する光導波路部14と、光導波路部14の外周の光案内部材12に光導波路部14に隣接して形成され光導波路部14より屈折率の高い光分散部15とからなる。また、光分散部15は、屈折率を光透過部材10以下に形成されており、光導波路部14内から光導波路部14と光分散部15との界面16に至った光を半径方向外側に向かうように屈折させたのち、積極的に光透過部材10に分散させるようになっている。
【0040】
発光装置13は、紫外線レーザー発生装置からなり、図示しないコネクタを介して光案内部材12の光導波路部14に接続される。
【0041】
次に第2の実施の形態の作用を述べる。
【0042】
図6及び図7に示すように、発光装置13で発生した紫外光は、光案内部材12の光導波路部14に入射され、光導波路部14に入射した紫外光のうち、光導波路部14と光分散部15との界面16に至った紫外光は、半径方向外側に向かうように屈折し、光透過部材10に積極的に分散される。光透過部材10に分散された紫外光は、光触媒11に至り、光触媒11を活性化させる。
【0043】
このように、排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部8と、外殻部8内に設けられ排ガスを通過させる細孔9を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材10と、光透過部材10に付着またはコーティングされた光触媒11と、光透過部材10内に設けられ光透過部材10内に光を案内するための光案内部材12と、光案内部材12に光を供給する発光装置13とを備えて排ガス浄化装置1を構成しても、排ガスとの接触面積を大きくできると共に、光透過部材10の表面の光触媒11に光を十分供給でき、排ガスを十分な性能で浄化できる。
【0044】
なお、一本の光案内部材12に一つの発光装置13が接続されるものについて説明したが、これに限るものではない。一つの発光装置13に複数本の光案内部材12を接続するものとしてもよく、一本の光案内部材12に複数の発光装置13が接続されるものとしてもよい。
【0045】
また、発光装置13は紫外線レーザー発生装置からなるものとしたがこれに限るものではない。発光装置13は紫外光を発生する装置であればよく、例えば紫外光放出ダイオードなどであってもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 排ガス浄化装置
2 エンジン
3 排気管
8 外殻部
9 細孔
10 光透過部材
11 光触媒
12 光案内部材
13 発光装置
20 排ガス浄化装置
21 発光部
22 電力供給線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンからの排ガスを流す配管に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部と、該外殻部内に設けられ上記排ガスを通過させる細孔を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材と、該光透過部材に付着またはコーティングされた光触媒と、前記光透過部材内に設けられ電力供給を受けて発光する発光部と、上記光透過部材に設けられ上記発光部に電力を供給するための電力供給線とを備えたことを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項2】
上記光触媒が酸化チタンからなり、上記発光部が紫外光を発する発光素子からなる請求項1記載の排ガス浄化装置。
【請求項3】
エンジンからの排ガスを流す配管に設けられ排ガスを通過させる流路を内側に有する外殻部と、該外殻部内に設けられ上記排ガスを通過させる細孔を有すると共に光を透過させる多孔質の光透過部材と、該光透過部材に付着またはコーティングされた光触媒と、前記光透過部材内に設けられ光透過部材内に光を案内するための光案内部材と、該光案内部材に光を供給する発光装置とを備えたことを特徴とする排ガス浄化装置。
【請求項4】
上記光触媒が酸化チタンからなり、上記発光装置が紫外光を発する請求項3記載の排ガス浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−179439(P2011−179439A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−45722(P2010−45722)
【出願日】平成22年3月2日(2010.3.2)
【出願人】(000000170)いすゞ自動車株式会社 (1,721)
【Fターム(参考)】