携帯端末及び携帯端末によるタグ位置制御方法
【課題】コンテンツに対するタグ情報を処理でき、また録画再生装置に送信でき、前記録画再生装置が前記タグ情報を使用する場合、タグ情報の時間ずれを容易に補正できるようにした。
【解決手段】 録画再生装置は、タグ情報に基づいてコンテンツのタグ再生を行うことができる。携帯端末は、タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、補正した前記タグ情報を送信する送信部を有する。
【解決手段】 録画再生装置は、タグ情報に基づいてコンテンツのタグ再生を行うことができる。携帯端末は、タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、補正した前記タグ情報を送信する送信部を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、携帯端末及び携帯端末によるタグ位置制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の録画再生装置には、録画したコンテンツの任意の時間或いは時区間に対応する付加情報(コンテンツのある注目画面が現れたとき出力されるコメントなど)を作成する装置がある。このためには、注目画面が現れる相対時間(コンテンツの先頭からの経過時間)と付加情報に含まれる時間情報とが一致している必要がある。
【0003】
一方では、複数の録画再生装置が同じコンテンツを録画したとき、録画再生装置の内部時間が、複数の録画再生装置間でずれが生じている場合がある。またずれや放送波の伝送遅延により、複数の録画再生装置間で録画する時間がずれている場合がある。このような場合、他者から取得した付加情報を自己の録画再生装置で利用すると、コメントと再生画像間でずれが生じる。
【0004】
このような問題を解決する装置が、従来開発されている(たとえば特許文献1)。この装置では、基準となる付加情報管理装置が、常に映像信号の特徴量の変化情報を検出しており、映像区間情報に対応付けて管理している。一方、複数の録画再生装置は、それぞれ特定した区間における映像信号の特徴量の変化情報と、付加情報(コメント、特定した区間の時間情報など)とを対応つけて、ネットワークを介して、前記付加情報管理装置へ送信する。付加情報管理装置は、たとえば第1の録画再生装置から送られてきた映像信号の特徴量の変化情報と、付加情報管理装置自身が所有している映像信号の特徴量の変化情報とを比較し、一致する映像区間を検出する。また一致する映像区間の時間情報を決定する。そして送られてきた時間情報と、決定した時間情報とを比較しずれを計算する。このずれ量が、基準時間に対する、前記第1の録画再生装置の時間ずれである。したがって、付加情報管理装置では、前記付加情報の管理時間がずれ量により補正され、補正後の付加情報(時刻情報を含む)が保存される。
【0005】
この結果、上記補正後の付加情報を利用する他の録画再生装置、たとえば第2の録画再生装置では、第1の録画再生装置の時間ずれが影響することは無い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−341071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一面は、コンテンツに対するタグ情報を処理でき、また録画再生装置にタグ情報を送信でき、前記録画再生装置が前記タグ情報を使用する場合、タグ情報の時間ずれを容易に補正できるようにした携帯端末及び携帯端末によるタグ位置制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によれば、タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタイトルのタグ再生を行う録画再生装置に対して、補正前タグ情報を前記録画再生装置に送信することでタグ映像確認用のタグ再生を行わせる操作処理部と、操作入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施形態が適用されたシステム構成例を示す図である。
【図2】図1の実施例で示した録画再装置の構成例を示す図である。
【図3】図1の実施例で示したテレビジョン受信装置の構成例を示す図である。
【図4】図1の実施例で示した携帯端末の構成及びその画面例を示す図である。
【図5】本実施形態において、チャプタ設定が行われるときの動作例を説明するために示す説明図である。
【図6】本実施形態の携帯端末を利用してチャプタ設定が行われるときの動作を示すフローチャートである。
【図7】携帯端末の操作画面の例を示す図である。
【図8】携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。
【図9】本実施形態において、チャプタ設定が行われるときの他の動作例を説明するために示す説明図である。
【図10】本実施形態の携帯端末を利用しているとき電話がかかってきたときの対処方法を説明する図である。
【図11】携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。
【図12】本実施形態の使用環境の例を示す説明図である。
【図13】本実施形態の携帯端末を利用してタグ位置が修正されるときの動作を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態の携帯端末を利用してタグ位置が修正されるときの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態が適用されたシステム構成例を示す図である。ハードディスク及び又は光ディスクを記録媒体として使用する録画再生装置100は、テレビジョン受信装置4000に例えばホームネットワークを介して接続されている。テレビジョン受信装置4000は、録画再生装置1000からのオーディオ及びビデオ出力を視聴するためのモニタとして利用されることができる。テレビジョン受信装置4000及び録画再生装置1000は、ネットワーク5000を介して外部のサーバ6000と通信を行うことができる。テレビジョン受信装置4000及び録画再生装置1000は、セットトップボックス3000を介して外部ネットワーク5000に接続されてもよい。またセットトップボックス3000内にホームネットワーク内の独自のサーバが存在してもよい。
【0011】
携帯端末7000は、携帯電話機として利用されると共に、録画再生装置1000、テレビジョン受信装置4000及びセットトップボックス3000などをリモートコントロールするリモートコントローラとしての機能も備える。
【0012】
携帯端末7000は、後で詳細に説明するように、録画再生装置1000の機能を大幅に変更しなくても、録画再生装置1000の利用形態を拡張することができる。
【0013】
図2には、録画再生装置1000のブロック構成を示している。1001は、録画再生装置を操作するためのリモートコントローラ(以下単にリモコンと称する)である。
【0014】
リモコン1001からの操作信号は、ユーザ操作入力部100により受信され、制御ブロック200内の制御部(メインコントローラ)212で解釈される。リモコン1001からの操作信号が電源をオンするコマンドであれば、プラグ130が接続された電源モジュール131が起動する。これにより、録画再生装置1000は主電源オン状態となる。なおリモコン信号受信などのため補助電源は常時オン状態に設定されている。
【0015】
リモコン1001からの操作信号が、放送信号から番組選択を行うコマンドであったとする。アンテナ101からの高周波信号がチューナ102に入力されており、チューナ102は指定され番組の信号を受信し、復調し、AV信号処理部103に供給する。AV信号処理部103は、入力した信号に対して各種の信号処理(走査線数変換、解像度変換、輝度補正、色相調整、ノイズ低減処理など)を選択的に行い、出力信号をテレビジョン受信装置4000に供給する。
【0016】
制御ブロック200は、GUI(グラフィックユーザインターフェース)処理部211、EPG(電子番組案内)情報処理部230を有する。EPG情報処理部230は、ネットワーク或いはチューナ102を介して、電子番組案内情報を取得することができる。取得された電子番組案内情報は、例えばメモリ120に格納される。この電子番組案内情報は、適宜更新される。ユーザが番組表を見たいときは、リモコン1001を操作し、メニューを要求する。制御部212は、メニュー要求があったことを解析し、GUI処理部211に対してメニュー映像の出力を指令する。GUI処理部211は、例えばメモリ部120のメニュー映像データを読み出し、AV信号処理部103に供給する。これにより、テレビジョン受信装置4000にはメニュー画像が表示される。メニュー画像には、番組表表示の項目(アイコン)がある。ユーザがカーソル操作を行い、番組表表示の項目(アイコン)を選択し、決定ボタンを押すと、GUI処理部211は、メモリ120から電子番組案内情報を読出し、AV信号処理部103に供給する。AV信号処理部103は、入力した電子番組案内情報を処理し、番組表として出力し、テレビジョン受信装置4000に供給する。これによりテレビジョン受信装置4000には、番組表が表示される。ユーザは、番組表上でカーソルの移動操作を行い、希望の番組名(アイコン)を選択し、決定ボタンを押すと、当該番組の受信及び表示が行われる。
【0017】
番組を録画予約する場合も、ユーザは、録画予約の操作キーを操作する。すると上記したように番組表がテレビジョン受信装置4000に表示されるので、ユーザは、番組表上でカーソルの移動操作を行い、希望の番組を指定し、決定ボタンを操作する。これにより、希望の番組の録画予約が可能である。またこのとき録画先の記憶メディアを指定することができる。記憶メディアとしては、光ディスク(DVD,ブルーレイディスク)112、ハードディスク114、メモリカード117などを指定可能である。
【0018】
光ディスク112に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、ディスクドライブユニット111とAV信号処理部103とが連携して動作する。ハードディスク114に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、ハードディスクドライブユニット113とAV信号処理部103とが連携して動作する。メモリカード117に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、リーダライタ115とAV信号処理部103とが連携して動作する。
【0019】
上記した記憶メディアのアクセス制御が行われ、再生処理が行われるときは、制御ブロック200内の再生制御処理部214が統括的な動作を行う。録画処理が行われるときは、制御ブロック200内の録画制御処理部215が統括的な制御動作を行う。統括的な制御動作は、例えば、AV信号処理部103と、ディスクドライブユニット111又はハードディスク114又はリーダライタ115の動作タイミングの制御などである。再生や録画が行われるとき、再生処理部214、録画制御部215は、設定モード処理部216で設定されている再生モードや録画モードに応じて再生或いは録画を制御する。設定モードとは、再生に関しては、倍速再生、解像度の変更、アスペクト比の設定、録画に関しては解像度の設定、録画速度モードの設定がある。
【0020】
さらに制御ブロック200は、自動チャプタ生成部221、チャプタ編集処理部222、タイトル及びチャプタ再生処理部224、チャプタ設定情報管理部224を含む。またタグリスト管理部225も含む。
【0021】
自動チャプタ生成部221は、録画したタイトルのコンテンツ内の任意の位置(例えば、コマーシャルの始まりと終わりの位置、あるいは一定時間毎の位置)に区切り位置としてのチャプタ区切り情報を設定する事ができる。具体的には、例えばコマーシャルの始まりと終わりの位置を、それぞれ番組の開始からの経過時間情報として、作成する。この経過時間情報(チャプタ設定情報)は、チャプタをつけたタイトル名とともにチャプタ設定情報管理部224により整理されテーブル化されてもよい。そしてチャプタ設定情報は、例えばタイトル名とともにメモリ部120に保存される。
【0022】
自動チャプタ生成部221において、チャプタが生成されるケースとしては、放送信号を受信しているときに受信している番組(コンテンツ)を録画しながらチャプタを生成する場合、あるいは一旦受信して記録媒体に記録した番組(コンテンツ)を再生しながらチャプタを生成する場合がある。いずれの場合も、チャプタを生成する場合は、ユーザがリモコン或いはメニュー画面を介して、チャプタ自動生成の指定を行う。このチャプタの自動生成モードが設定されているか否かは、設定モード処理部216により管理されている。
【0023】
ユーザは、チャプタを編集することも可能である。例えばメニュー画面の中でチャプタ編集項目が選択されると、制御ブロック200に含まれているチャプタ編集処理部222が起動する。チャプタ編集処理部222は、例えばチャプタ設定情報に基づいてチャプタが作成されているタイトル名をテレビジョン受信装置4000が表示するようにメモリ部120を制御する。タイトルがユーザにより指定されると、当該タイトルのチャプタ設定情報を参照して、例えばチャプタの先頭と終わり(次のチャプタの前)のサムネイルを作成して、テレビジョン受信装置4000が表示するように、記録媒体及びAV信号処理部103、メモリ部120などを制御する。これによりユーザはテレビジョン受信装置4000を見ながらカーソルによりサムネイルを指定し、チャプタを指定し、削除する、あるいは合体するなどの編集を行うことが可能である。
【0024】
またチャプタ編集処理部222は、与えられるコマンド(チャプタ消去用のコマンド)に応じて、既存チャプタマークの消去を行うこともできるし、新たにチャプタマークを設定することもできる。
【0025】
さらに制御ブロック200は、タグリスト管理部225も有する。タグは、例えば始めと終わりの時間の映像期間指定時間情報として定義される。短時間の映像期間としては、例えば1フレーム期間でも良いし、数10フレーム期間でもよい。この期間はこのような短時間のものに限定される必要は無く、さらに長い時間(例えば3分、6分など)のものでもよい。
【0026】
タグ情報としては次のような種目がある。例えば、各タグリストに対し付されたタグリスト名、タグリストの中の各タグに付されたタグ名がある。また各タグを設定する時間情報がある。タグリスト名、タグ名は、チャプタ名或いは独自にテキスト入力された識別名が利用されてもよい。1つのタグの始めと終わりの時間間隔を指定する場合、チャプタ設定情報を利用して、チャプタの先頭にタグを作成する方法もある。
【0027】
タグリスト管理部225は、上記のように作成されるタグを収集してタイトル毎のタグリスト情報を作成する。タグリスト管理部225は、作成したタグリストをタグリスト情報としてメモリ部120に転送して格納させる。タグリストは、異なるユーザが独自に生成することができる。したがって、1つのタイトルに対して異なるユーザが異なるタグリストを生成することができる。
【0028】
また制御ブロック200には、時間情報処理部231が設けられている。この時間情報処理部231は、例えば、携帯端末7000とこの録画再生装置1000との動作上の時間的ずれを補正するために用いることができる。例えばタグを設定するとき、番組の先頭からタグ位置までの時間測定、時間情報の修正などに利用可能である。
【0029】
上記の録画再生装置1000は、ネットワーク制御部300を介してネットワーク5000に接続されている。このネットワーク5000には、サーバ6000が接続されている。また図示していないが中継用の無線或いは有線の中継送受信装置(基地局と称してもよい)がネットワーク上に設けられている。中継送受信装置は、電話回線用として利用される基地局であってもよいし、テレビジョン受信装置に設けられる送受信装置、あるいは録画再生装置に設けられるネットワーク制御部であってもよい。
【0030】
したがって、中継送受信装置と携帯端末7000は、相互通信が可能である。携帯端末7000は、例えば携帯電話機として機能する端末である。
【0031】
サーバ6000は、ネットワーク上に接続された録画装置100、携帯端末7000などと相互の通信を行うことができる。サーバ6000は、通知送受信部601、タグリスト管理部603、データベース604を含む。タグリスト管理部603は、録画再生装置1000から送られてきたタグ情報(例えばタイトル名あるいはチャプタ名)を管理する。そしてタグリスト情報として、データベース604に格納することができる。
【0032】
なおタグ情報としての形態は、例えばタイトル名と、タイトル名の下位の層のタグリスト名という構成である。したがって、1つのタイトルに対して複数のタグリストを生成可能である。例えばユーザAとユーザBは、それぞれ嗜好に応じて独自のタグリストを作成することができる。
【0033】
次に図3を参照して、テレビジョン受信装置4000の構成を説明する。テレビジョン放送受信装置4000の信号処理系を概略的に示している。デジタルテレビジョン放送受信用のアンテナ22で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子23を介してチューナ24に供給される。このチューナ24は、入力されたデジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。チューナ24から出力された信号は、デコーダ25に供給されて、例えばMPEG(moving picture experts group)2デコード処理が施された後、セレクタ26に供給される。
【0034】
またチューナ24の出力は、直接セレクタ26に供給されている。この信号から映像・音声情報などが分離され、この映像・音声情報が制御部35を介して記録・再生信号処理器55で処理され、ハードディスクドライブ(HDD)57にて記録されることも可能である。HDD57は、ユニットとして端子56を介して記録・再生信号処理器55に接続されており、交換することも可能である。またHDD57は、信号の記録器、読み取り器を含む。
【0035】
アナログテレビジョン放送受信用のアンテナ27で受信したアナログテレビジョン放送信号は、入力端子28を介してチューナ29に供給される。このチューナ29は、入力されたアナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。そして、このチューナ29から出力された信号は、A/D(analog/digital)コンバータ30によりデジタル化された後、セレクタ26に出力される。
【0036】
また、例えばVTRなどの機器が接続されるアナログ信号用の入力端子31に供給されたアナログの映像及び音声信号は、A/Dコンバータ32に供給されてデジタル化された後、セレクタ26に出力される。さらに、例えば光ディスク再生装置などの機器が接続されるデジタル信号用の入力端子33に供給されたデジタルの映像及び音声信号は、そのままセレクタ26に供給される。
【0037】
A/D変換された信号が、HDD57にて記録される場合は、セレクタ26に付随しているエンコーダ・デコーダ36内のエンコーダにより、所定のフォーマット例えばMPEG(moving picture experts group)2方式による圧縮処理が施された後、記録・再生信号処理器55を介してHDD57に記録される。
【0038】
セレクタ26は、4種類の入力デジタル映像及び音声信号から1つを選択して、信号処理器34に供給している。この信号処理器34は、入力されたデジタル映像信号からオーディオ情報、ビデオ情報を分離し、所定の信号処理を施している。信号処理としては、オーディオ情報に関しては、オーディオデコード・音質調整・ミックス処理などが任意に行われる。ビデオ情報に関しては、カラー・輝度分離処理、カラー調整処理、画質調整処理などが行われる。
【0039】
オーディオ情報は、オーディオ出力回路37でアナログ化され、音量、チャンネルバランスなどの調整を受けた後、出力端子38を介してスピーカ装置4102に出力される。
【0040】
ビデオ情報は、ビデオ出力回路39にて、画素の合成処理、走査線数変換など受けたのち、出力端子41、42を介して表示器4103へ出力される。例えば映像信号が3D信号の場合、出力端子41、42の両方が利用される。
【0041】
映像表示器103としては、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイが採用される。
【0042】
このテレビジョン放送受信装置4000は、各種の受信動作を含む種々の動作を制御ブロック35によって統括的に制御されている。この制御ブロック35は、CPU(central processing unit)等を内蔵したマイクロプロセッサの集合である。制御ブロック35は、操作部47からの操作情報、または、リモートコントローラ1001から送信された操作情報がリモコン信号受信部48を取得され、これにより、その操作内容が反映されるように各種ブロックをそれぞれ制御している。
【0043】
制御部35は、メモリ49を使用している。このメモリ49は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPUに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを備えている。
【0044】
またこの装置はインターネットを介して外部サーバ(例えばサーバ6000)との通信を行うことも可能である。接続端子44aからのダウンストリーム信号は、送・受信器45aで復調され変調・復調器46aで復調され、制御ブロック35に入力される。またアップストリーム信号は、変調・復調器46aで変調され、送・受信器45aで送信信号に変換され接続端子44aに出力される。
【0045】
制御ブロック35は、外部サーバからダウンロードされた動画像あるいはサービス情報を変換処理し、ビデオ出力回路39に供給することができる。また制御ブロック35は、リモコン操作に応答して、外部サーバに向けてサービス要求信号を送信することもできる。
【0046】
さらにまた、端子44b、送・受信器45b、変調・復調器46bが設けられており、図1で示した携帯端末7000との相互通信も可能である。この相互通信は有線又は無線のいずれでも可能である。
【0047】
さらに制御ブロック35は、コネクタ51に装着されたカードタイプメモリ52のデータを読み取ることも可能である。このために本装置は、例えば、カードタイプメモリ52から写真画像データを取り込み、表示器4103に表示することが可能である。また特殊なカラー調整などを行う際に、カードタイプメモリ52からの画像データを標準データ或いは参照データとして用いることも可能である。
【0048】
上記装置において、ユーザは、デジタルテレビジョン放送信号の所望の番組を視聴すると共に、HDD57に保存したいと思う場合、リモートコントローラ1001を操作することによりチューナ24を制御し、番組選択を行う。
【0049】
チューナ24の出力は、デコーダ25でデコードされベースバンド映像信号に復号され、このベースバンド映像信号は、セレクタ26から信号処理器34に入力する。これによりユーザは、所望の番組を表示器4103で見ることができる。
【0050】
また選択された番組のストリーム(多数のパケットからなる)は、セレクタ26を介して制御ブロック35に入力する。ユーザが録画操作を行えば、記録制御器35aは、前記番組のストリームを選択して記録・再生信号処理器55に供給する。記録制御器35a及び記録・再生信号処理器55の動作により、例えば前記番組のストリームに対してファイル番号が付され、ストリームファイルとしてHDD57のファイルディレクトリに格納される。
【0051】
また、ユーザがHDD57に記録されているストリームファイルを再生して視聴したい場合、例えばリモートコントローラ1001を操作して、例えば録画リストファイルの表示を指定する。
【0052】
録画リストファイルは、HDD57にどのようなストリームファイルが記録されているのかを示すファイル番号やファイル名(識別情報と称する)のテーブルを有する。ユーザが録画リストファイルの表示を指定すると、録画リストがメニューとして表示されるので、ユーザは、表示されたリストの中の希望の番組名あるいはファイル番号の位置にカーソルを移動させ、決定ボタンを操作する。すると、所望のストリームファイルの再生が開始される。
【0053】
指定されたストリームファイルは、再生制御器35bの制御のもとで、HDD57から読み出され、記録・再生信号処理器55で復号され、制御ブロック35、セレクタ26を経由して信号処理器34に入力される。
【0054】
制御ブロック35は、記録制御器35a、再生制御器35b、及び録画リスト編集器35cを含む。記録制御器35aには、選択した番組のコンテンツを含むパケットが入力される。記録制御器35aは、パケットを集合したストリームファイルを構築することができる。つまり、ストリームファイルは、記録・再生新号処理器55を介して、HDD57に格納される。再生制御器35bの制御に基づいて、HDD57から読み出されたストリームファイルは、記録・再生信号処理器55を介して読み出されたストリームファイルは、パケット内のデータがデコードされ、ベースバンド映像信号に復号され、信号処理器34へ送られる。
【0055】
図4は、携帯端末7000の構成及び機能を示している。携帯端末7000は、データ送受信部770を含む。またユーザ操作処理部701を含む。ユーザ操作により発生した操作信号は、ユーザ操作処理部701で把握される。操作のための画面が必要な場合、この携帯端末7000は、液晶或いはLEDのタッチパネル式の表示部を有し、操作画面を起動することができる。また操作画面の各種の画像内容、画像提供(画像拡大、縮小など)、画像切り替えなどは、操作入力に応じて端末画面表示処理部702により制御される。また電話に関する信号は、電話信号処理部703により処理されている。
【0056】
携帯端末7000には、映像編集処理部711、時間情報処理部712も含まれる。映像編集処理部711を用いることにより、ユーザはテレビジョン受信装置4000を見ながら、この携帯端末7000を用いて、録画再生装置1000の記憶メディアから所望のタイトルの映像情報を読出し、編集処理を行うことができる。即ち、映像編集処理部711は、録画再生装置1000に対して、映像編集用のコマンドを送信するアプリケーションを含む。これにより携帯端末7000は、あたかもリモコン1001を操作しているかのように利用できる。編集処理によりコンテンツの途中の削除、或いは、他のコンテンツとの結合処理を行うことができる。
【0057】
携帯端末7000は、図示していないが設定情報処理部に対して、操作対象となる各種の機器を登録することができる。設定情報に関する処理は、設定情報処理部が主体となって動作する。また登録している機器を操作するためのアプリケーションがアプリケーションファイルに格納されており、アプリケーション管理部により管理されている。アプリケーション管理部はアプリケーションリストを生成することができる。
【0058】
時間情報処理部712は、編集処理、タグ関連情報の作成などをこの携帯端末7000を用いて実施するときに、利用される。例えば、録画再生装置1000のコンテンツに対するタグリストの時間情報を修正する場合に利用される。またテレビジョン受信装置4000上の画面の画像と、携帯端末7000を操作した時点とのずれを検出する場合にも利用できる。例えば携帯端末7000を一時停止操作した時点に対して希望した画面のスチル再生などが遅れるようであれば、操作した時点の時刻情報(例えば携帯端末側の時刻情報)と、再生中のタイトルの先頭からの相対時間とのずれを修正すればよい。例えば、一時停止コマンドが再生装置で認識されたとき、再生装置によるスチル再生位置がスキップバックされるように、相対時間をマイナス方向へ修正(修正時間)すればよい。
【0059】
今後、一時停止が行われるときは、録画再生装置は、修正時間だけ戻った位置のフレームを一時停止位置の画像として再生して出力する。携帯端末7000からコマンドを受けとり、チャプタなどの区切り位置としての時間情報を作成する場合、修正時間を利用し、チャプタ用の時間情報を作成する場合も有効である。修正時間の情報は時間情報処理部231で保存され、相対時間を補正するために利用される。なお相対時間は、コンテンツを再生したときにコンテンツの先頭をゼロとした、再生経過時間である。
【0060】
また携帯端末7000内の各ブロックは、統括制御ブロック730によって、統括的に制御される。ブロック間の相互の入出力データが衝突しないように、統括制御ブロック703は、各ブロック動作シーケンスの調停を行っている。
【0061】
携帯端末7000には、さらにタグリスト処理部720が設けられている。タグリスト処理部702は、リスト構築処理部721、名称処理部722、新チャプタ制御部723、既存チャプタ制御部724、設定選択部725を含む。
【0062】
タグは、テーブル754に示すように、例えば始めと終わりの時間の映像期間指定時間情報として定義される。短時間の映像期間としては、例えば1フレーム期間でも良いし、数10フレーム期間でもよい。この期間はこのような短時間のものに限定される必要は無く、さらに長い時間(例えば3分、6分など)のものでもよい。
【0063】
ユーザは、この携帯端末7000をリモコンのように使用して録画再生装置1000を操作し、タグリストを構築することができる。このときは、リスト構築処理部721が主体となって動作する。図4のテーブルの例では、タイトル1のために構築されたタグリスト1の例を示している。タグリスト1の情報は、5つのタグで構築されていることが例示されている。ユーザは、このタグリストは、保存処理を行うことで、メモリ742に保存することができる。
【0064】
またリスト構築処理部721は、データ送受信部770と共に動作し、サーバ6000に保存されているタグリストを取り込み、メモリ742に保存することもできる。このとき、タグやタグリストに付けられている名称をそのまま取り込むことも可能である。さらには、タグリストの中から所望のタグのみを選択して、編集されたタグリストを構築することも可能である。このときは、設定選択部725が動作し、取り込んだタグリストからタグ情報の選択設定、破棄などを行うことができる。つまり、取り込んだタグリストが携帯端末の画面に表示されたとき、ユーザは、画面の削除ボタン(図示せず)を押しながら、任意のタグ名に対して削除指定を行うことが可能である。設定選択部725は、いわゆるタグリスト情報内で、それぞれタグ時間を含む複数のタグ情報の中から、取捨選択を行うためのものである。
【0065】
ユーザは、タグやタグリストに対して、任意に名称をつけることができる。このときは、名称処理部722が主体となって動作する。図4の画面700bの例では、「TSB攻撃場面」がタグリスト1の名称として設定された例を示している。またこのタグリストに含まれる複数のタグにも名称が付けられている。例えば「1.先発メンバー」、「2.フォーメーション」、「3.クロス攻撃得点」、「4.コーナーキック」・・・などである。このような名称を付けるときは、携帯端末7000に例えば、タグリストテーブル754のようなテーブルが表示されたとき、例えば「名称編集」ボタン(図示せず)を操作し、携帯端末7000をキーボード表示状態にして、名称を入力することができる。
【0066】
携帯端末7000では、このようなタグリストを複数管理することができる。画面700aの例では、タイトル「TSB vs SSS」に対してタグリストとして「TSB攻撃場面」、「珍プレー集」、「スーパーセーブ」、「ゴール」・・・・などのタグリストが生成されていることが理解できる。
【0067】
上記の説明では、携帯端末7000は携帯電話器であるとしたが、パーソナルコンピュータであってもよい。またサーバ6000は、パーソナルコンピュータであってもよい。
【0068】
次に図5乃至図14を参照しながら、携帯端末7000を用いて録画再生装置1000が操作されたときの動作を説明する。この携帯端末7000は、タイトルAのタグリスト情報を用いて、録画再生装置1000で記録されているタイトルAのチャプタを生成することができる。
【0069】
図5は、携帯端末7000に保存されているタグリスト情報が利用され、録画再生装置1000のハードディスクに保存されているタイトルAに対して、チャプタCH0−CH4が設定されるときの様子を示している。
【0070】
タグリスト情報にはタイトルAのタイトル名情報と、タグ(1)、(2)、(3)、(4)の時間情報が含まれている。一方、録画再生装置1000のハードディスクにもタイトルAが録画されているものとする。
【0071】
携帯端末7000の画面にはメインウインドウ711が設定され、この領域に現在の端末の表示状況が何であるかを示している。まず携帯端末7000は、メニュー表示状態から機器選択画面に移ることができる。メインウインドウ711には「機器選択」というアナウンス表示が得られる。
【0072】
ユーザは、録画再生装置1000を携帯端末7000で指定する(図7のアイコンRD1)。携帯端末7000は、録再再生装置1000が選択された状態で、録画タイトル一覧、新規録画予約、再生、などのメニューを表示するので、ユーザは、所望のアイコンを選択操作する。携帯端末7000の画面にはメインウインドウ711が設定され、この領域に現在の端末の表示状況が何であるかを示している。
【0073】
いま、ユーザは、録画再生装置1000の録画タイトル一覧を表示器4103に表示させ、希望のタイトル(この場合はタイトルA・・・例えばサッカー番組であり、TSBvsSSS)を選択する(図6のステップSA1,SA2)。
【0074】
すると携帯端末7000の画面には録画再生装置1000を操作するための各種ボタン(再生、停止、編集、こま戻し、コマ送り、早戻し、早送り、スキップ送り、スキップ戻しなど)が表示される(図7のアイコン)。
【0075】
次にユーザは、携帯端末7000を操作し(図7の「タグリスト一覧」ボタンの操作)、タグリスト情報の一覧を表示する(図8)。図8の携帯端末7000の画面では、「TSB攻撃場面」、「珍プレー集」、「スーパーセーブ」、「ゴール」、・・・「サーバから取得する」のアイコンが表示される(図6のステップSA3−SA4)。
【0076】
この例では、携帯端末7000において、自動的にタイトルA(サッカー番組であり、TSBvsSSS)のタグリスト情報の一覧が表示された例を示している。これは、例えば録画再生装置1000との通信の中でどの番組を指定したかが予め分かっているからである。
【0077】
またこの場合、携帯端末7000がサーバ6000から一部のタグリストを取得する場合も、動作は図6のステップSA3,SA4に含まれる。即ち携帯端末7000は、タイトルAのタグリスト情報を指定した検索情報をサーバ6000に送信し、サーバ6000から送られてきたタグリスト情報を保存し、タグリスト名を表示する。
【0078】
図8の携帯端末7000の画面において、ユーザが「TSB攻撃場面」を選択したとすると、「TSB攻撃場面」として収集されたタグが表示される。図8の例では、「先発メンバー」、「フォーメーション」、「クロス攻撃と得点」、「コーナーキック」、「失点」、「ドリブル突破」・・・などのタグ名が表示されている(図6のステップSA5,SA6)。ここで不要なタグがある場合、ユーザは画面上で不要なタグを指定して、「破棄」ボタンを操作すると指定したタグの情報を削除可能である。このときは設定選択部725が主体となって動作する。不要なタグを指定する方法は各種可能であり、名称部分のエリアにタッチした状態で指定する、或いはカーソルを設けてカーソルキーを操作して指定するなどの方法が可能である。
【0079】
またタグ名を編集したい場合には、「名称編集」ボタンを操作し、希望のタグ名をタッチすると、キーボード画面が表示され、新たな名称入力を行うことができる。
【0080】
ここでユーザは、携帯端末7000を操作(ボタン「一覧」→「リモコン」を操作)し、図7の画面に戻す。この状態に戻すには例えば、図8の時計マークの位置を押してもよい。次に、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する(図6のステップSA7)。すると、録画再生装置は、タイトルAの再生状態となる。また携帯端末7000の「TSB攻撃場面」のタグ情報(例えばタグ「先発メンバー」の時間情報)が録画再生装置1000へ送信される(図6のステップSA8,SA9)。録画再生装置1000は、タグ「先発メンバー」の時間情報に基づいて、タグ「先発メンバー」を再生し、例えば、タグの先頭位置で一時停止状態となる。ユーザは画面を確認し(ステップSA10)、この画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいかどうかを判断する。ユーザが現在の画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいと判断した場合、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する。このときの操作ボタンは決定ボタンであってもよい。これにより、タイトルに第1のチャプタの先頭位置が設定される。そして全タグ情報に関する処理が終了していない場合は、ステップSA8に戻る。
【0081】
ステップSA11において、チャプタの先頭位置として現在の画面位置を別の画面位置に修正したい場合には、例えばコマ送りボタンが操作される。このボタンの操作とともに、タグ情報の中の時間情報が修正される。ユーザが現在の画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいと判断した場合、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する。これにより、タイトルに第1のチャプタの先頭位置(修正後の位置)が設定される(ステップSA12、AS13)。
【0082】
上記した処理及び操作により全タグに対する処理が終了したときに、終了通知が実行される。終了通知は、形態端末7000における音声、或いは「終了」文字表示などいずれでもよい。
【0083】
図5に示した例は、録画再生装置1000で録画されているコンテンツは、最初の状態ではチャプタが設定されていない状態であった。しかし、コンテンツによっては、すでにチャプタが設定されているコンテンツBが存在する場合もある。このような場合、当該コンテンツBに対して、新たにチャプタを設定すると、チャプタ数が多くなってしまい、またユーザが希望するチャプタとは異なるチャプタが発生する。
【0084】
そこで本装置では、図9に示すように、旧チャプタマークを消去し、旧チャプタをキャンセルする処理を指示することができる。例えば、携帯端末7000が図8に示す画面になったとき、「既存チャプタあり」という警告表示、或いは、警告音声を出力することができる。ユーザがこのとき構わずに次の操作を行うと、既存チャプタ制御部724が、チャプタキャンセル指令を録画再生装置1000に送信する。すると、録画再生装置1000はチャプタキャンセルコマンドに応答して、タイトルに設定されているチャプタをキャンセルすることができる。
【0085】
携帯端末7000は、録画タイトル一覧表示の中から、録画タイトルを選択したとき、録画再生装置1000から選択した録画タイトルに関するチャプタ情報を受け取る。つまり、録画再生装置1000は、選択された録画タイトルにチャプタが設定されているかどうかを判断している。なおチャプタに関する情報は例えばチャプタ設定情報管理部224が管理することができる。
【0086】
図9の例では録画済みタイトルの旧チャプタマークがクリアされ、チャプタ無しタイトルが生成された様子を示している。さらにチャプタ無しタイトルに対して、タグ情報に基づいて、図5で説明したように新たにチャプタが設定された状態を示している。
【0087】
さらにこの装置においては、タグリスト情報を例えばサーバ6000から取り込みタグリスト情報に基づいて、対応する録画コンテンツのタグ再生を行うことが可能である。
【0088】
図10(A),図10(B)は、タグリスト情報に関してユーザが操作を行っているときに、電話回線による呼び出しがかかったときの動作を示している。このときは、データセーブ処理部741が主体となって動作する。電話コールがあったときは、例えば電話コールをイメージしたポップアップアイコン715が現れるようになっている。またこのときは、今まで処理していた処理途中のデータが図10(B)に示すデータセーブ処理部741に保存される。そして、ユーザは電話応答を行うことが可能となる。電話が終了して例えばウインドウ711にタッチすると、セーブされていたデータが読み出され操作を継続できるようになっている。なおメールが着信したときは、単純に操作及び動作が一時中断され、メールデータが保存されると、もとの動作状態に復帰するようになっている。
【0089】
図11は、携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。この操作画面775は、タイトルコンテンツに対するタグ情報を録画再生装置に送信し、前記録画再生装置が前記タグ情報を使用する場合、タグ情報に含まれるタグ時間のずれを補正するための画面である。タグリスト情報は、図4で示したようにタグリスト処理部720において、構築、名称設定、などが行われる。また、時間情報処理部712により、タグ情報のタグ時間を修正することも可能である。さらに端末画面表示処理部702は、携帯端末7000の操作画面の表示及び管理を行う。操作画面のデータは、メモリ742に各種格納されている。
【0090】
ここで、タグ情報は、テーブル754で示したように、コンテンツのタグ区間を指定する時間情報(タグ時間)である。このタグ時間がずれていると、ユーザが希望したタグ再生(タグに対応した映像)を視聴することができない。
【0091】
タグ時間が所定の時間からずれている現象は、本装置が、サーバ6000に保存されている他のユーザが作成したタグ情報を取り込んで利用する場合に生じる。本システムでは、図12に示すように、多数のユーザHM1−HMnがネットワーク5000を介してサーバ6000にタグリス情報をアップロードすることができる。また各ユーザは、サーバ6000から、任意のタグリスト情報を所有する携帯端末7000にダウンロードすることができる。そして携帯端末7000に格納されたタグリスト情報を所有する録画再生装置1000に送信して、録画再生装置に格納されているタイトルのタグ再生を行うことができる。このように本システムでは、たとえばユーザHM1は、タイトルCに対してユーザHM1がタイトルCに対するタグリスト情報を作成することなく、他のユーザHMnがタイトルCに対して作成したタグリスト情報を利用できる。
【0092】
しかし、ユーザHM1が携帯端末及び録画再生装置を使用する環境と、ユーザHMnが携帯端末及び録画再生装置を使用する環境とは大きく異なる場合がある。たとえばユーザHM1とHMnが居住する地域が大きく離れている場合、また、ユーザHM1とHMnが所有する互いの録画再生装置の内部時間が異なる場合、さらには、ユーザHM1とHMnが所有する互いの録画再生装置の信号圧縮率が異なる場合がある。
【0093】
上記のように携帯端末及び録画再生装置を使用する環境が異なる場合、ユーザHMn側のタイトルCのタグリスト情報を、ユーザHM1側の録画再生装置のタイトルCに対して適用すると、タグ時間のずれが生じていることがある。
【0094】
そこで本システムでは、図13に示すように、例えばユーザHMn側のタイトルCのタグリスト情報を、ユーザHM1側の携帯端末7000にダウンロードして使用する場合、そのタグ時間を修正できるようにしている。図13において、録画再生装置1000には、タイトルCが格納されており、携帯端末7000にはタイトルCのためのタグリスト情報(タグ1−4の情報)がダウンロードされた様子を示している。ダウンロードされたタグリスト情報は、一度、録画再生装置1000に送られて、タグ再生される。再生映像は、テレビジョン受信装置の表示器で確認できる。ここで、タイトルCのタグ1の例えば先頭が再生されたとき、所望の映像と異なる場合、タグ時間が時間的に進む方向或いは遅れる方向へ修正可能である。図13の例では修正されたタグリスト情報1と、修正されたタグリスト情報2の例が示されている。また各タグリスト情報とタイトルCにおける時間位置の関係を示している。
【0095】
この修正操作は、図11に示した携帯端末7000の操作画面775を操作することで可能である。この操作画面775は、例えばダウンロードされたタグリスト情報を録画再生装置1000に始めて送信したときに起動される。また図示していないがメニュー画面の「タグリスト編集ボタン」から「再生オフセット量」を操作することにより起動することも可能である。タグ時間を調整する必要が無い場合は、「キャンセル」を操作すればよい。タグ時間を調整した後、ユーザが満足すれば「決定ボタン」を操作すればよい。操作画面775には、バー表示部とタグ時間の可変範囲の数値が表示されており、この例ではプラスマイナス7秒の修正が可能である。バー表示部の黒丸を左右にずらす操作を行うと、時間調整が可能である。
【0096】
図14には、タグリスト情報が修正される際の携帯端末7000における操作手順と動作フローを示している。携帯端末7000は、まず録画再生装置1000を操作可能な操作画面とされる(図7参照)。ユーザは、携帯端末7000を操作し、録画再生装置1000に格納されているタイトル一覧表示の指定をし、次にタイトルの指定を行う(ステップSB1、SB2)。次に、「タグリスト一覧」(図7)のボタンを操作し、タグリスト一覧を表示させ、所望のタグリストを指定する(図8参照)(図14のステップSB3,SB4,SB5、SB6)。次に一旦、録画再生装置1000を再生状態とする。この状態に戻すには、例えば、図8の時計マークの位置を押すと、図7の右側の操作画面に戻る。
【0097】
次にタイトルの再生操作を行うと(ステップSB7)、携帯端末7000から補正前のタグリスト情報の送信が行われる。そして、録画再生装置1000では、例えば最初のタグ情報のタグ時間に基づいて、タイトルのタグ再生が事項される。この場合、例えば、タグの先頭の映像が静止画として表示器に表示される。ユーザは、表示された映像を目視して確認し、これでよければ「決定」ボタンを操作し、終了となる(ステップSB8,SB9,SB10)。この場合は、現在のタグリスト情報(ダウンロードしたもの)がそのままメモリに保存される。
【0098】
しかし、表示された映像がユーザの希望する内容と異なる場合、ユーザは操作画面775を操作し、タグ時間の調整を行う。このときは、調整されたタグ時間情報に基づいて、再生画像が時間的に進んだ位置の画像、あるいは時間的に遅れた位置の画像に変化する。この修正は、現在のタグ時間情報が、携帯端末7000にて修正されて録画再生装置1000に逐次送信されてもよいし、録画再生装置1000で使用中のタグ時間情報が、携帯端末7000から送信される調整用コマンドに基づいて修正されてもよい(ステップSB11,SB12)。
【0099】
タグ時間情報に基づいて表示される映像が、ユーザの希望する内容となった場合は、ユーザは、「決定」ボタンを操作し、終了となる。この場合は、タグ時間の修正量が、同じタグリスト情報に含まれる他のタグ時間にも反映されて、当該タグリスト情報が携帯端末内に保存される。なおタグリスト情報は、録画再生装置1000に送信して保存するようにしてもよい。
【0100】
このように、タグ情報に基づいてコンテンツのタグ再生を行う録画再生装置に対して、携帯端末7000は、補正前タグ情報を録画再生装置1000に送信する。すると録画再生装置では、確認用のタグ再生が行われる。携帯端末7000は、所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部を有する。また携帯端末7000は、タグ時間を補正した後の映像が、所望の映像であった場合、補正後の所有タグ情報を補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有する。
【0101】
なおこの場合も設定選択部725は、いわゆるタグリスト情報内で、それぞれタグ時間を含む複数のタグ情報の中から、取捨選択を行ってもよい。つまり、設定選択部725により、サーバから取り込んだタグリスト或いは修正後のタグ情報の選択設定、破棄などを行うようにしてもよい。またタグ情報の名称の修正を行ってもよい。既存チャプタマークをキャンセルしてもよい。
【0102】
上記したように本実施形態によると、録画再生装置1000のソフトウエアを大きく改造することなく、タグ時間の修正を携帯端末7000側で容易に行うことが可能である。これにより、サーバからのタグリスト情報の使い勝手を向上できる。また、サーバへのタグリスト情報は、多くのユーザがアップロードし、ビジネスに活用できる。例えばタイトルの製作者・プロバイダー、さらに放送番組に対するスポンサーなどが、独自にタイトルに対するタグリスト情報を作成しアップロードすることが可能である。
【符号の説明】
【0103】
1000・・・録画再生装置、3000・・・セットトップボックス、4000・・・テレビジョン受信装置、5000・・・ネットワーク、6000・・・サーバ、7000・・・携帯端末、200・・・制御ブロック、211・・・GUI処理部、212・・・制御部、214・・・再生制御処理部、215・・・録画制御処理部、216・・・設定モード処理部、221・・・自動チャプタ生成部、222・・・チャプタ編集処理部、223・・・タイトル及びチャプタ再生処理部、224・・・チャプタ設定情報管理部、225・・・タグリスト管理部、300・・・ネットワーク制御部、
601・・・通知送受信部、603・・・タグリスト管理部、604・・・データベース、701・・・ユーザ操作処理部、702・・・端末画面表示処理部、703・・・電話信号処理部、711・・・映像編集処理部、712・・・時間情報処理部、720・・・タグリスト処理部、721・・・リスト構築処理部、722・・・名称処理部、723・・・新チャプタ制御部、724・・・既存チャプタ制御部、725・・・設定選択部、741・・・データセーブ処理部、742・・・メモリ、770・・・データ送受信部。
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、携帯端末及び携帯端末によるタグ位置制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の録画再生装置には、録画したコンテンツの任意の時間或いは時区間に対応する付加情報(コンテンツのある注目画面が現れたとき出力されるコメントなど)を作成する装置がある。このためには、注目画面が現れる相対時間(コンテンツの先頭からの経過時間)と付加情報に含まれる時間情報とが一致している必要がある。
【0003】
一方では、複数の録画再生装置が同じコンテンツを録画したとき、録画再生装置の内部時間が、複数の録画再生装置間でずれが生じている場合がある。またずれや放送波の伝送遅延により、複数の録画再生装置間で録画する時間がずれている場合がある。このような場合、他者から取得した付加情報を自己の録画再生装置で利用すると、コメントと再生画像間でずれが生じる。
【0004】
このような問題を解決する装置が、従来開発されている(たとえば特許文献1)。この装置では、基準となる付加情報管理装置が、常に映像信号の特徴量の変化情報を検出しており、映像区間情報に対応付けて管理している。一方、複数の録画再生装置は、それぞれ特定した区間における映像信号の特徴量の変化情報と、付加情報(コメント、特定した区間の時間情報など)とを対応つけて、ネットワークを介して、前記付加情報管理装置へ送信する。付加情報管理装置は、たとえば第1の録画再生装置から送られてきた映像信号の特徴量の変化情報と、付加情報管理装置自身が所有している映像信号の特徴量の変化情報とを比較し、一致する映像区間を検出する。また一致する映像区間の時間情報を決定する。そして送られてきた時間情報と、決定した時間情報とを比較しずれを計算する。このずれ量が、基準時間に対する、前記第1の録画再生装置の時間ずれである。したがって、付加情報管理装置では、前記付加情報の管理時間がずれ量により補正され、補正後の付加情報(時刻情報を含む)が保存される。
【0005】
この結果、上記補正後の付加情報を利用する他の録画再生装置、たとえば第2の録画再生装置では、第1の録画再生装置の時間ずれが影響することは無い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−341071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一面は、コンテンツに対するタグ情報を処理でき、また録画再生装置にタグ情報を送信でき、前記録画再生装置が前記タグ情報を使用する場合、タグ情報の時間ずれを容易に補正できるようにした携帯端末及び携帯端末によるタグ位置制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によれば、タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタイトルのタグ再生を行う録画再生装置に対して、補正前タグ情報を前記録画再生装置に送信することでタグ映像確認用のタグ再生を行わせる操作処理部と、操作入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施形態が適用されたシステム構成例を示す図である。
【図2】図1の実施例で示した録画再装置の構成例を示す図である。
【図3】図1の実施例で示したテレビジョン受信装置の構成例を示す図である。
【図4】図1の実施例で示した携帯端末の構成及びその画面例を示す図である。
【図5】本実施形態において、チャプタ設定が行われるときの動作例を説明するために示す説明図である。
【図6】本実施形態の携帯端末を利用してチャプタ設定が行われるときの動作を示すフローチャートである。
【図7】携帯端末の操作画面の例を示す図である。
【図8】携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。
【図9】本実施形態において、チャプタ設定が行われるときの他の動作例を説明するために示す説明図である。
【図10】本実施形態の携帯端末を利用しているとき電話がかかってきたときの対処方法を説明する図である。
【図11】携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。
【図12】本実施形態の使用環境の例を示す説明図である。
【図13】本実施形態の携帯端末を利用してタグ位置が修正されるときの動作を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態の携帯端末を利用してタグ位置が修正されるときの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態が適用されたシステム構成例を示す図である。ハードディスク及び又は光ディスクを記録媒体として使用する録画再生装置100は、テレビジョン受信装置4000に例えばホームネットワークを介して接続されている。テレビジョン受信装置4000は、録画再生装置1000からのオーディオ及びビデオ出力を視聴するためのモニタとして利用されることができる。テレビジョン受信装置4000及び録画再生装置1000は、ネットワーク5000を介して外部のサーバ6000と通信を行うことができる。テレビジョン受信装置4000及び録画再生装置1000は、セットトップボックス3000を介して外部ネットワーク5000に接続されてもよい。またセットトップボックス3000内にホームネットワーク内の独自のサーバが存在してもよい。
【0011】
携帯端末7000は、携帯電話機として利用されると共に、録画再生装置1000、テレビジョン受信装置4000及びセットトップボックス3000などをリモートコントロールするリモートコントローラとしての機能も備える。
【0012】
携帯端末7000は、後で詳細に説明するように、録画再生装置1000の機能を大幅に変更しなくても、録画再生装置1000の利用形態を拡張することができる。
【0013】
図2には、録画再生装置1000のブロック構成を示している。1001は、録画再生装置を操作するためのリモートコントローラ(以下単にリモコンと称する)である。
【0014】
リモコン1001からの操作信号は、ユーザ操作入力部100により受信され、制御ブロック200内の制御部(メインコントローラ)212で解釈される。リモコン1001からの操作信号が電源をオンするコマンドであれば、プラグ130が接続された電源モジュール131が起動する。これにより、録画再生装置1000は主電源オン状態となる。なおリモコン信号受信などのため補助電源は常時オン状態に設定されている。
【0015】
リモコン1001からの操作信号が、放送信号から番組選択を行うコマンドであったとする。アンテナ101からの高周波信号がチューナ102に入力されており、チューナ102は指定され番組の信号を受信し、復調し、AV信号処理部103に供給する。AV信号処理部103は、入力した信号に対して各種の信号処理(走査線数変換、解像度変換、輝度補正、色相調整、ノイズ低減処理など)を選択的に行い、出力信号をテレビジョン受信装置4000に供給する。
【0016】
制御ブロック200は、GUI(グラフィックユーザインターフェース)処理部211、EPG(電子番組案内)情報処理部230を有する。EPG情報処理部230は、ネットワーク或いはチューナ102を介して、電子番組案内情報を取得することができる。取得された電子番組案内情報は、例えばメモリ120に格納される。この電子番組案内情報は、適宜更新される。ユーザが番組表を見たいときは、リモコン1001を操作し、メニューを要求する。制御部212は、メニュー要求があったことを解析し、GUI処理部211に対してメニュー映像の出力を指令する。GUI処理部211は、例えばメモリ部120のメニュー映像データを読み出し、AV信号処理部103に供給する。これにより、テレビジョン受信装置4000にはメニュー画像が表示される。メニュー画像には、番組表表示の項目(アイコン)がある。ユーザがカーソル操作を行い、番組表表示の項目(アイコン)を選択し、決定ボタンを押すと、GUI処理部211は、メモリ120から電子番組案内情報を読出し、AV信号処理部103に供給する。AV信号処理部103は、入力した電子番組案内情報を処理し、番組表として出力し、テレビジョン受信装置4000に供給する。これによりテレビジョン受信装置4000には、番組表が表示される。ユーザは、番組表上でカーソルの移動操作を行い、希望の番組名(アイコン)を選択し、決定ボタンを押すと、当該番組の受信及び表示が行われる。
【0017】
番組を録画予約する場合も、ユーザは、録画予約の操作キーを操作する。すると上記したように番組表がテレビジョン受信装置4000に表示されるので、ユーザは、番組表上でカーソルの移動操作を行い、希望の番組を指定し、決定ボタンを操作する。これにより、希望の番組の録画予約が可能である。またこのとき録画先の記憶メディアを指定することができる。記憶メディアとしては、光ディスク(DVD,ブルーレイディスク)112、ハードディスク114、メモリカード117などを指定可能である。
【0018】
光ディスク112に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、ディスクドライブユニット111とAV信号処理部103とが連携して動作する。ハードディスク114に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、ハードディスクドライブユニット113とAV信号処理部103とが連携して動作する。メモリカード117に対する信号の録再が行われるときは、制御ブロック200、リーダライタ115とAV信号処理部103とが連携して動作する。
【0019】
上記した記憶メディアのアクセス制御が行われ、再生処理が行われるときは、制御ブロック200内の再生制御処理部214が統括的な動作を行う。録画処理が行われるときは、制御ブロック200内の録画制御処理部215が統括的な制御動作を行う。統括的な制御動作は、例えば、AV信号処理部103と、ディスクドライブユニット111又はハードディスク114又はリーダライタ115の動作タイミングの制御などである。再生や録画が行われるとき、再生処理部214、録画制御部215は、設定モード処理部216で設定されている再生モードや録画モードに応じて再生或いは録画を制御する。設定モードとは、再生に関しては、倍速再生、解像度の変更、アスペクト比の設定、録画に関しては解像度の設定、録画速度モードの設定がある。
【0020】
さらに制御ブロック200は、自動チャプタ生成部221、チャプタ編集処理部222、タイトル及びチャプタ再生処理部224、チャプタ設定情報管理部224を含む。またタグリスト管理部225も含む。
【0021】
自動チャプタ生成部221は、録画したタイトルのコンテンツ内の任意の位置(例えば、コマーシャルの始まりと終わりの位置、あるいは一定時間毎の位置)に区切り位置としてのチャプタ区切り情報を設定する事ができる。具体的には、例えばコマーシャルの始まりと終わりの位置を、それぞれ番組の開始からの経過時間情報として、作成する。この経過時間情報(チャプタ設定情報)は、チャプタをつけたタイトル名とともにチャプタ設定情報管理部224により整理されテーブル化されてもよい。そしてチャプタ設定情報は、例えばタイトル名とともにメモリ部120に保存される。
【0022】
自動チャプタ生成部221において、チャプタが生成されるケースとしては、放送信号を受信しているときに受信している番組(コンテンツ)を録画しながらチャプタを生成する場合、あるいは一旦受信して記録媒体に記録した番組(コンテンツ)を再生しながらチャプタを生成する場合がある。いずれの場合も、チャプタを生成する場合は、ユーザがリモコン或いはメニュー画面を介して、チャプタ自動生成の指定を行う。このチャプタの自動生成モードが設定されているか否かは、設定モード処理部216により管理されている。
【0023】
ユーザは、チャプタを編集することも可能である。例えばメニュー画面の中でチャプタ編集項目が選択されると、制御ブロック200に含まれているチャプタ編集処理部222が起動する。チャプタ編集処理部222は、例えばチャプタ設定情報に基づいてチャプタが作成されているタイトル名をテレビジョン受信装置4000が表示するようにメモリ部120を制御する。タイトルがユーザにより指定されると、当該タイトルのチャプタ設定情報を参照して、例えばチャプタの先頭と終わり(次のチャプタの前)のサムネイルを作成して、テレビジョン受信装置4000が表示するように、記録媒体及びAV信号処理部103、メモリ部120などを制御する。これによりユーザはテレビジョン受信装置4000を見ながらカーソルによりサムネイルを指定し、チャプタを指定し、削除する、あるいは合体するなどの編集を行うことが可能である。
【0024】
またチャプタ編集処理部222は、与えられるコマンド(チャプタ消去用のコマンド)に応じて、既存チャプタマークの消去を行うこともできるし、新たにチャプタマークを設定することもできる。
【0025】
さらに制御ブロック200は、タグリスト管理部225も有する。タグは、例えば始めと終わりの時間の映像期間指定時間情報として定義される。短時間の映像期間としては、例えば1フレーム期間でも良いし、数10フレーム期間でもよい。この期間はこのような短時間のものに限定される必要は無く、さらに長い時間(例えば3分、6分など)のものでもよい。
【0026】
タグ情報としては次のような種目がある。例えば、各タグリストに対し付されたタグリスト名、タグリストの中の各タグに付されたタグ名がある。また各タグを設定する時間情報がある。タグリスト名、タグ名は、チャプタ名或いは独自にテキスト入力された識別名が利用されてもよい。1つのタグの始めと終わりの時間間隔を指定する場合、チャプタ設定情報を利用して、チャプタの先頭にタグを作成する方法もある。
【0027】
タグリスト管理部225は、上記のように作成されるタグを収集してタイトル毎のタグリスト情報を作成する。タグリスト管理部225は、作成したタグリストをタグリスト情報としてメモリ部120に転送して格納させる。タグリストは、異なるユーザが独自に生成することができる。したがって、1つのタイトルに対して異なるユーザが異なるタグリストを生成することができる。
【0028】
また制御ブロック200には、時間情報処理部231が設けられている。この時間情報処理部231は、例えば、携帯端末7000とこの録画再生装置1000との動作上の時間的ずれを補正するために用いることができる。例えばタグを設定するとき、番組の先頭からタグ位置までの時間測定、時間情報の修正などに利用可能である。
【0029】
上記の録画再生装置1000は、ネットワーク制御部300を介してネットワーク5000に接続されている。このネットワーク5000には、サーバ6000が接続されている。また図示していないが中継用の無線或いは有線の中継送受信装置(基地局と称してもよい)がネットワーク上に設けられている。中継送受信装置は、電話回線用として利用される基地局であってもよいし、テレビジョン受信装置に設けられる送受信装置、あるいは録画再生装置に設けられるネットワーク制御部であってもよい。
【0030】
したがって、中継送受信装置と携帯端末7000は、相互通信が可能である。携帯端末7000は、例えば携帯電話機として機能する端末である。
【0031】
サーバ6000は、ネットワーク上に接続された録画装置100、携帯端末7000などと相互の通信を行うことができる。サーバ6000は、通知送受信部601、タグリスト管理部603、データベース604を含む。タグリスト管理部603は、録画再生装置1000から送られてきたタグ情報(例えばタイトル名あるいはチャプタ名)を管理する。そしてタグリスト情報として、データベース604に格納することができる。
【0032】
なおタグ情報としての形態は、例えばタイトル名と、タイトル名の下位の層のタグリスト名という構成である。したがって、1つのタイトルに対して複数のタグリストを生成可能である。例えばユーザAとユーザBは、それぞれ嗜好に応じて独自のタグリストを作成することができる。
【0033】
次に図3を参照して、テレビジョン受信装置4000の構成を説明する。テレビジョン放送受信装置4000の信号処理系を概略的に示している。デジタルテレビジョン放送受信用のアンテナ22で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子23を介してチューナ24に供給される。このチューナ24は、入力されたデジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。チューナ24から出力された信号は、デコーダ25に供給されて、例えばMPEG(moving picture experts group)2デコード処理が施された後、セレクタ26に供給される。
【0034】
またチューナ24の出力は、直接セレクタ26に供給されている。この信号から映像・音声情報などが分離され、この映像・音声情報が制御部35を介して記録・再生信号処理器55で処理され、ハードディスクドライブ(HDD)57にて記録されることも可能である。HDD57は、ユニットとして端子56を介して記録・再生信号処理器55に接続されており、交換することも可能である。またHDD57は、信号の記録器、読み取り器を含む。
【0035】
アナログテレビジョン放送受信用のアンテナ27で受信したアナログテレビジョン放送信号は、入力端子28を介してチューナ29に供給される。このチューナ29は、入力されたアナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。そして、このチューナ29から出力された信号は、A/D(analog/digital)コンバータ30によりデジタル化された後、セレクタ26に出力される。
【0036】
また、例えばVTRなどの機器が接続されるアナログ信号用の入力端子31に供給されたアナログの映像及び音声信号は、A/Dコンバータ32に供給されてデジタル化された後、セレクタ26に出力される。さらに、例えば光ディスク再生装置などの機器が接続されるデジタル信号用の入力端子33に供給されたデジタルの映像及び音声信号は、そのままセレクタ26に供給される。
【0037】
A/D変換された信号が、HDD57にて記録される場合は、セレクタ26に付随しているエンコーダ・デコーダ36内のエンコーダにより、所定のフォーマット例えばMPEG(moving picture experts group)2方式による圧縮処理が施された後、記録・再生信号処理器55を介してHDD57に記録される。
【0038】
セレクタ26は、4種類の入力デジタル映像及び音声信号から1つを選択して、信号処理器34に供給している。この信号処理器34は、入力されたデジタル映像信号からオーディオ情報、ビデオ情報を分離し、所定の信号処理を施している。信号処理としては、オーディオ情報に関しては、オーディオデコード・音質調整・ミックス処理などが任意に行われる。ビデオ情報に関しては、カラー・輝度分離処理、カラー調整処理、画質調整処理などが行われる。
【0039】
オーディオ情報は、オーディオ出力回路37でアナログ化され、音量、チャンネルバランスなどの調整を受けた後、出力端子38を介してスピーカ装置4102に出力される。
【0040】
ビデオ情報は、ビデオ出力回路39にて、画素の合成処理、走査線数変換など受けたのち、出力端子41、42を介して表示器4103へ出力される。例えば映像信号が3D信号の場合、出力端子41、42の両方が利用される。
【0041】
映像表示器103としては、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイが採用される。
【0042】
このテレビジョン放送受信装置4000は、各種の受信動作を含む種々の動作を制御ブロック35によって統括的に制御されている。この制御ブロック35は、CPU(central processing unit)等を内蔵したマイクロプロセッサの集合である。制御ブロック35は、操作部47からの操作情報、または、リモートコントローラ1001から送信された操作情報がリモコン信号受信部48を取得され、これにより、その操作内容が反映されるように各種ブロックをそれぞれ制御している。
【0043】
制御部35は、メモリ49を使用している。このメモリ49は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPUに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを備えている。
【0044】
またこの装置はインターネットを介して外部サーバ(例えばサーバ6000)との通信を行うことも可能である。接続端子44aからのダウンストリーム信号は、送・受信器45aで復調され変調・復調器46aで復調され、制御ブロック35に入力される。またアップストリーム信号は、変調・復調器46aで変調され、送・受信器45aで送信信号に変換され接続端子44aに出力される。
【0045】
制御ブロック35は、外部サーバからダウンロードされた動画像あるいはサービス情報を変換処理し、ビデオ出力回路39に供給することができる。また制御ブロック35は、リモコン操作に応答して、外部サーバに向けてサービス要求信号を送信することもできる。
【0046】
さらにまた、端子44b、送・受信器45b、変調・復調器46bが設けられており、図1で示した携帯端末7000との相互通信も可能である。この相互通信は有線又は無線のいずれでも可能である。
【0047】
さらに制御ブロック35は、コネクタ51に装着されたカードタイプメモリ52のデータを読み取ることも可能である。このために本装置は、例えば、カードタイプメモリ52から写真画像データを取り込み、表示器4103に表示することが可能である。また特殊なカラー調整などを行う際に、カードタイプメモリ52からの画像データを標準データ或いは参照データとして用いることも可能である。
【0048】
上記装置において、ユーザは、デジタルテレビジョン放送信号の所望の番組を視聴すると共に、HDD57に保存したいと思う場合、リモートコントローラ1001を操作することによりチューナ24を制御し、番組選択を行う。
【0049】
チューナ24の出力は、デコーダ25でデコードされベースバンド映像信号に復号され、このベースバンド映像信号は、セレクタ26から信号処理器34に入力する。これによりユーザは、所望の番組を表示器4103で見ることができる。
【0050】
また選択された番組のストリーム(多数のパケットからなる)は、セレクタ26を介して制御ブロック35に入力する。ユーザが録画操作を行えば、記録制御器35aは、前記番組のストリームを選択して記録・再生信号処理器55に供給する。記録制御器35a及び記録・再生信号処理器55の動作により、例えば前記番組のストリームに対してファイル番号が付され、ストリームファイルとしてHDD57のファイルディレクトリに格納される。
【0051】
また、ユーザがHDD57に記録されているストリームファイルを再生して視聴したい場合、例えばリモートコントローラ1001を操作して、例えば録画リストファイルの表示を指定する。
【0052】
録画リストファイルは、HDD57にどのようなストリームファイルが記録されているのかを示すファイル番号やファイル名(識別情報と称する)のテーブルを有する。ユーザが録画リストファイルの表示を指定すると、録画リストがメニューとして表示されるので、ユーザは、表示されたリストの中の希望の番組名あるいはファイル番号の位置にカーソルを移動させ、決定ボタンを操作する。すると、所望のストリームファイルの再生が開始される。
【0053】
指定されたストリームファイルは、再生制御器35bの制御のもとで、HDD57から読み出され、記録・再生信号処理器55で復号され、制御ブロック35、セレクタ26を経由して信号処理器34に入力される。
【0054】
制御ブロック35は、記録制御器35a、再生制御器35b、及び録画リスト編集器35cを含む。記録制御器35aには、選択した番組のコンテンツを含むパケットが入力される。記録制御器35aは、パケットを集合したストリームファイルを構築することができる。つまり、ストリームファイルは、記録・再生新号処理器55を介して、HDD57に格納される。再生制御器35bの制御に基づいて、HDD57から読み出されたストリームファイルは、記録・再生信号処理器55を介して読み出されたストリームファイルは、パケット内のデータがデコードされ、ベースバンド映像信号に復号され、信号処理器34へ送られる。
【0055】
図4は、携帯端末7000の構成及び機能を示している。携帯端末7000は、データ送受信部770を含む。またユーザ操作処理部701を含む。ユーザ操作により発生した操作信号は、ユーザ操作処理部701で把握される。操作のための画面が必要な場合、この携帯端末7000は、液晶或いはLEDのタッチパネル式の表示部を有し、操作画面を起動することができる。また操作画面の各種の画像内容、画像提供(画像拡大、縮小など)、画像切り替えなどは、操作入力に応じて端末画面表示処理部702により制御される。また電話に関する信号は、電話信号処理部703により処理されている。
【0056】
携帯端末7000には、映像編集処理部711、時間情報処理部712も含まれる。映像編集処理部711を用いることにより、ユーザはテレビジョン受信装置4000を見ながら、この携帯端末7000を用いて、録画再生装置1000の記憶メディアから所望のタイトルの映像情報を読出し、編集処理を行うことができる。即ち、映像編集処理部711は、録画再生装置1000に対して、映像編集用のコマンドを送信するアプリケーションを含む。これにより携帯端末7000は、あたかもリモコン1001を操作しているかのように利用できる。編集処理によりコンテンツの途中の削除、或いは、他のコンテンツとの結合処理を行うことができる。
【0057】
携帯端末7000は、図示していないが設定情報処理部に対して、操作対象となる各種の機器を登録することができる。設定情報に関する処理は、設定情報処理部が主体となって動作する。また登録している機器を操作するためのアプリケーションがアプリケーションファイルに格納されており、アプリケーション管理部により管理されている。アプリケーション管理部はアプリケーションリストを生成することができる。
【0058】
時間情報処理部712は、編集処理、タグ関連情報の作成などをこの携帯端末7000を用いて実施するときに、利用される。例えば、録画再生装置1000のコンテンツに対するタグリストの時間情報を修正する場合に利用される。またテレビジョン受信装置4000上の画面の画像と、携帯端末7000を操作した時点とのずれを検出する場合にも利用できる。例えば携帯端末7000を一時停止操作した時点に対して希望した画面のスチル再生などが遅れるようであれば、操作した時点の時刻情報(例えば携帯端末側の時刻情報)と、再生中のタイトルの先頭からの相対時間とのずれを修正すればよい。例えば、一時停止コマンドが再生装置で認識されたとき、再生装置によるスチル再生位置がスキップバックされるように、相対時間をマイナス方向へ修正(修正時間)すればよい。
【0059】
今後、一時停止が行われるときは、録画再生装置は、修正時間だけ戻った位置のフレームを一時停止位置の画像として再生して出力する。携帯端末7000からコマンドを受けとり、チャプタなどの区切り位置としての時間情報を作成する場合、修正時間を利用し、チャプタ用の時間情報を作成する場合も有効である。修正時間の情報は時間情報処理部231で保存され、相対時間を補正するために利用される。なお相対時間は、コンテンツを再生したときにコンテンツの先頭をゼロとした、再生経過時間である。
【0060】
また携帯端末7000内の各ブロックは、統括制御ブロック730によって、統括的に制御される。ブロック間の相互の入出力データが衝突しないように、統括制御ブロック703は、各ブロック動作シーケンスの調停を行っている。
【0061】
携帯端末7000には、さらにタグリスト処理部720が設けられている。タグリスト処理部702は、リスト構築処理部721、名称処理部722、新チャプタ制御部723、既存チャプタ制御部724、設定選択部725を含む。
【0062】
タグは、テーブル754に示すように、例えば始めと終わりの時間の映像期間指定時間情報として定義される。短時間の映像期間としては、例えば1フレーム期間でも良いし、数10フレーム期間でもよい。この期間はこのような短時間のものに限定される必要は無く、さらに長い時間(例えば3分、6分など)のものでもよい。
【0063】
ユーザは、この携帯端末7000をリモコンのように使用して録画再生装置1000を操作し、タグリストを構築することができる。このときは、リスト構築処理部721が主体となって動作する。図4のテーブルの例では、タイトル1のために構築されたタグリスト1の例を示している。タグリスト1の情報は、5つのタグで構築されていることが例示されている。ユーザは、このタグリストは、保存処理を行うことで、メモリ742に保存することができる。
【0064】
またリスト構築処理部721は、データ送受信部770と共に動作し、サーバ6000に保存されているタグリストを取り込み、メモリ742に保存することもできる。このとき、タグやタグリストに付けられている名称をそのまま取り込むことも可能である。さらには、タグリストの中から所望のタグのみを選択して、編集されたタグリストを構築することも可能である。このときは、設定選択部725が動作し、取り込んだタグリストからタグ情報の選択設定、破棄などを行うことができる。つまり、取り込んだタグリストが携帯端末の画面に表示されたとき、ユーザは、画面の削除ボタン(図示せず)を押しながら、任意のタグ名に対して削除指定を行うことが可能である。設定選択部725は、いわゆるタグリスト情報内で、それぞれタグ時間を含む複数のタグ情報の中から、取捨選択を行うためのものである。
【0065】
ユーザは、タグやタグリストに対して、任意に名称をつけることができる。このときは、名称処理部722が主体となって動作する。図4の画面700bの例では、「TSB攻撃場面」がタグリスト1の名称として設定された例を示している。またこのタグリストに含まれる複数のタグにも名称が付けられている。例えば「1.先発メンバー」、「2.フォーメーション」、「3.クロス攻撃得点」、「4.コーナーキック」・・・などである。このような名称を付けるときは、携帯端末7000に例えば、タグリストテーブル754のようなテーブルが表示されたとき、例えば「名称編集」ボタン(図示せず)を操作し、携帯端末7000をキーボード表示状態にして、名称を入力することができる。
【0066】
携帯端末7000では、このようなタグリストを複数管理することができる。画面700aの例では、タイトル「TSB vs SSS」に対してタグリストとして「TSB攻撃場面」、「珍プレー集」、「スーパーセーブ」、「ゴール」・・・・などのタグリストが生成されていることが理解できる。
【0067】
上記の説明では、携帯端末7000は携帯電話器であるとしたが、パーソナルコンピュータであってもよい。またサーバ6000は、パーソナルコンピュータであってもよい。
【0068】
次に図5乃至図14を参照しながら、携帯端末7000を用いて録画再生装置1000が操作されたときの動作を説明する。この携帯端末7000は、タイトルAのタグリスト情報を用いて、録画再生装置1000で記録されているタイトルAのチャプタを生成することができる。
【0069】
図5は、携帯端末7000に保存されているタグリスト情報が利用され、録画再生装置1000のハードディスクに保存されているタイトルAに対して、チャプタCH0−CH4が設定されるときの様子を示している。
【0070】
タグリスト情報にはタイトルAのタイトル名情報と、タグ(1)、(2)、(3)、(4)の時間情報が含まれている。一方、録画再生装置1000のハードディスクにもタイトルAが録画されているものとする。
【0071】
携帯端末7000の画面にはメインウインドウ711が設定され、この領域に現在の端末の表示状況が何であるかを示している。まず携帯端末7000は、メニュー表示状態から機器選択画面に移ることができる。メインウインドウ711には「機器選択」というアナウンス表示が得られる。
【0072】
ユーザは、録画再生装置1000を携帯端末7000で指定する(図7のアイコンRD1)。携帯端末7000は、録再再生装置1000が選択された状態で、録画タイトル一覧、新規録画予約、再生、などのメニューを表示するので、ユーザは、所望のアイコンを選択操作する。携帯端末7000の画面にはメインウインドウ711が設定され、この領域に現在の端末の表示状況が何であるかを示している。
【0073】
いま、ユーザは、録画再生装置1000の録画タイトル一覧を表示器4103に表示させ、希望のタイトル(この場合はタイトルA・・・例えばサッカー番組であり、TSBvsSSS)を選択する(図6のステップSA1,SA2)。
【0074】
すると携帯端末7000の画面には録画再生装置1000を操作するための各種ボタン(再生、停止、編集、こま戻し、コマ送り、早戻し、早送り、スキップ送り、スキップ戻しなど)が表示される(図7のアイコン)。
【0075】
次にユーザは、携帯端末7000を操作し(図7の「タグリスト一覧」ボタンの操作)、タグリスト情報の一覧を表示する(図8)。図8の携帯端末7000の画面では、「TSB攻撃場面」、「珍プレー集」、「スーパーセーブ」、「ゴール」、・・・「サーバから取得する」のアイコンが表示される(図6のステップSA3−SA4)。
【0076】
この例では、携帯端末7000において、自動的にタイトルA(サッカー番組であり、TSBvsSSS)のタグリスト情報の一覧が表示された例を示している。これは、例えば録画再生装置1000との通信の中でどの番組を指定したかが予め分かっているからである。
【0077】
またこの場合、携帯端末7000がサーバ6000から一部のタグリストを取得する場合も、動作は図6のステップSA3,SA4に含まれる。即ち携帯端末7000は、タイトルAのタグリスト情報を指定した検索情報をサーバ6000に送信し、サーバ6000から送られてきたタグリスト情報を保存し、タグリスト名を表示する。
【0078】
図8の携帯端末7000の画面において、ユーザが「TSB攻撃場面」を選択したとすると、「TSB攻撃場面」として収集されたタグが表示される。図8の例では、「先発メンバー」、「フォーメーション」、「クロス攻撃と得点」、「コーナーキック」、「失点」、「ドリブル突破」・・・などのタグ名が表示されている(図6のステップSA5,SA6)。ここで不要なタグがある場合、ユーザは画面上で不要なタグを指定して、「破棄」ボタンを操作すると指定したタグの情報を削除可能である。このときは設定選択部725が主体となって動作する。不要なタグを指定する方法は各種可能であり、名称部分のエリアにタッチした状態で指定する、或いはカーソルを設けてカーソルキーを操作して指定するなどの方法が可能である。
【0079】
またタグ名を編集したい場合には、「名称編集」ボタンを操作し、希望のタグ名をタッチすると、キーボード画面が表示され、新たな名称入力を行うことができる。
【0080】
ここでユーザは、携帯端末7000を操作(ボタン「一覧」→「リモコン」を操作)し、図7の画面に戻す。この状態に戻すには例えば、図8の時計マークの位置を押してもよい。次に、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する(図6のステップSA7)。すると、録画再生装置は、タイトルAの再生状態となる。また携帯端末7000の「TSB攻撃場面」のタグ情報(例えばタグ「先発メンバー」の時間情報)が録画再生装置1000へ送信される(図6のステップSA8,SA9)。録画再生装置1000は、タグ「先発メンバー」の時間情報に基づいて、タグ「先発メンバー」を再生し、例えば、タグの先頭位置で一時停止状態となる。ユーザは画面を確認し(ステップSA10)、この画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいかどうかを判断する。ユーザが現在の画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいと判断した場合、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する。このときの操作ボタンは決定ボタンであってもよい。これにより、タイトルに第1のチャプタの先頭位置が設定される。そして全タグ情報に関する処理が終了していない場合は、ステップSA8に戻る。
【0081】
ステップSA11において、チャプタの先頭位置として現在の画面位置を別の画面位置に修正したい場合には、例えばコマ送りボタンが操作される。このボタンの操作とともに、タグ情報の中の時間情報が修正される。ユーザが現在の画面を第1のチャプタ先頭位置として設定してよいと判断した場合、例えばボタン「チャプタ取り込み」を操作する。これにより、タイトルに第1のチャプタの先頭位置(修正後の位置)が設定される(ステップSA12、AS13)。
【0082】
上記した処理及び操作により全タグに対する処理が終了したときに、終了通知が実行される。終了通知は、形態端末7000における音声、或いは「終了」文字表示などいずれでもよい。
【0083】
図5に示した例は、録画再生装置1000で録画されているコンテンツは、最初の状態ではチャプタが設定されていない状態であった。しかし、コンテンツによっては、すでにチャプタが設定されているコンテンツBが存在する場合もある。このような場合、当該コンテンツBに対して、新たにチャプタを設定すると、チャプタ数が多くなってしまい、またユーザが希望するチャプタとは異なるチャプタが発生する。
【0084】
そこで本装置では、図9に示すように、旧チャプタマークを消去し、旧チャプタをキャンセルする処理を指示することができる。例えば、携帯端末7000が図8に示す画面になったとき、「既存チャプタあり」という警告表示、或いは、警告音声を出力することができる。ユーザがこのとき構わずに次の操作を行うと、既存チャプタ制御部724が、チャプタキャンセル指令を録画再生装置1000に送信する。すると、録画再生装置1000はチャプタキャンセルコマンドに応答して、タイトルに設定されているチャプタをキャンセルすることができる。
【0085】
携帯端末7000は、録画タイトル一覧表示の中から、録画タイトルを選択したとき、録画再生装置1000から選択した録画タイトルに関するチャプタ情報を受け取る。つまり、録画再生装置1000は、選択された録画タイトルにチャプタが設定されているかどうかを判断している。なおチャプタに関する情報は例えばチャプタ設定情報管理部224が管理することができる。
【0086】
図9の例では録画済みタイトルの旧チャプタマークがクリアされ、チャプタ無しタイトルが生成された様子を示している。さらにチャプタ無しタイトルに対して、タグ情報に基づいて、図5で説明したように新たにチャプタが設定された状態を示している。
【0087】
さらにこの装置においては、タグリスト情報を例えばサーバ6000から取り込みタグリスト情報に基づいて、対応する録画コンテンツのタグ再生を行うことが可能である。
【0088】
図10(A),図10(B)は、タグリスト情報に関してユーザが操作を行っているときに、電話回線による呼び出しがかかったときの動作を示している。このときは、データセーブ処理部741が主体となって動作する。電話コールがあったときは、例えば電話コールをイメージしたポップアップアイコン715が現れるようになっている。またこのときは、今まで処理していた処理途中のデータが図10(B)に示すデータセーブ処理部741に保存される。そして、ユーザは電話応答を行うことが可能となる。電話が終了して例えばウインドウ711にタッチすると、セーブされていたデータが読み出され操作を継続できるようになっている。なおメールが着信したときは、単純に操作及び動作が一時中断され、メールデータが保存されると、もとの動作状態に復帰するようになっている。
【0089】
図11は、携帯端末の他の操作画面の例を示す図である。この操作画面775は、タイトルコンテンツに対するタグ情報を録画再生装置に送信し、前記録画再生装置が前記タグ情報を使用する場合、タグ情報に含まれるタグ時間のずれを補正するための画面である。タグリスト情報は、図4で示したようにタグリスト処理部720において、構築、名称設定、などが行われる。また、時間情報処理部712により、タグ情報のタグ時間を修正することも可能である。さらに端末画面表示処理部702は、携帯端末7000の操作画面の表示及び管理を行う。操作画面のデータは、メモリ742に各種格納されている。
【0090】
ここで、タグ情報は、テーブル754で示したように、コンテンツのタグ区間を指定する時間情報(タグ時間)である。このタグ時間がずれていると、ユーザが希望したタグ再生(タグに対応した映像)を視聴することができない。
【0091】
タグ時間が所定の時間からずれている現象は、本装置が、サーバ6000に保存されている他のユーザが作成したタグ情報を取り込んで利用する場合に生じる。本システムでは、図12に示すように、多数のユーザHM1−HMnがネットワーク5000を介してサーバ6000にタグリス情報をアップロードすることができる。また各ユーザは、サーバ6000から、任意のタグリスト情報を所有する携帯端末7000にダウンロードすることができる。そして携帯端末7000に格納されたタグリスト情報を所有する録画再生装置1000に送信して、録画再生装置に格納されているタイトルのタグ再生を行うことができる。このように本システムでは、たとえばユーザHM1は、タイトルCに対してユーザHM1がタイトルCに対するタグリスト情報を作成することなく、他のユーザHMnがタイトルCに対して作成したタグリスト情報を利用できる。
【0092】
しかし、ユーザHM1が携帯端末及び録画再生装置を使用する環境と、ユーザHMnが携帯端末及び録画再生装置を使用する環境とは大きく異なる場合がある。たとえばユーザHM1とHMnが居住する地域が大きく離れている場合、また、ユーザHM1とHMnが所有する互いの録画再生装置の内部時間が異なる場合、さらには、ユーザHM1とHMnが所有する互いの録画再生装置の信号圧縮率が異なる場合がある。
【0093】
上記のように携帯端末及び録画再生装置を使用する環境が異なる場合、ユーザHMn側のタイトルCのタグリスト情報を、ユーザHM1側の録画再生装置のタイトルCに対して適用すると、タグ時間のずれが生じていることがある。
【0094】
そこで本システムでは、図13に示すように、例えばユーザHMn側のタイトルCのタグリスト情報を、ユーザHM1側の携帯端末7000にダウンロードして使用する場合、そのタグ時間を修正できるようにしている。図13において、録画再生装置1000には、タイトルCが格納されており、携帯端末7000にはタイトルCのためのタグリスト情報(タグ1−4の情報)がダウンロードされた様子を示している。ダウンロードされたタグリスト情報は、一度、録画再生装置1000に送られて、タグ再生される。再生映像は、テレビジョン受信装置の表示器で確認できる。ここで、タイトルCのタグ1の例えば先頭が再生されたとき、所望の映像と異なる場合、タグ時間が時間的に進む方向或いは遅れる方向へ修正可能である。図13の例では修正されたタグリスト情報1と、修正されたタグリスト情報2の例が示されている。また各タグリスト情報とタイトルCにおける時間位置の関係を示している。
【0095】
この修正操作は、図11に示した携帯端末7000の操作画面775を操作することで可能である。この操作画面775は、例えばダウンロードされたタグリスト情報を録画再生装置1000に始めて送信したときに起動される。また図示していないがメニュー画面の「タグリスト編集ボタン」から「再生オフセット量」を操作することにより起動することも可能である。タグ時間を調整する必要が無い場合は、「キャンセル」を操作すればよい。タグ時間を調整した後、ユーザが満足すれば「決定ボタン」を操作すればよい。操作画面775には、バー表示部とタグ時間の可変範囲の数値が表示されており、この例ではプラスマイナス7秒の修正が可能である。バー表示部の黒丸を左右にずらす操作を行うと、時間調整が可能である。
【0096】
図14には、タグリスト情報が修正される際の携帯端末7000における操作手順と動作フローを示している。携帯端末7000は、まず録画再生装置1000を操作可能な操作画面とされる(図7参照)。ユーザは、携帯端末7000を操作し、録画再生装置1000に格納されているタイトル一覧表示の指定をし、次にタイトルの指定を行う(ステップSB1、SB2)。次に、「タグリスト一覧」(図7)のボタンを操作し、タグリスト一覧を表示させ、所望のタグリストを指定する(図8参照)(図14のステップSB3,SB4,SB5、SB6)。次に一旦、録画再生装置1000を再生状態とする。この状態に戻すには、例えば、図8の時計マークの位置を押すと、図7の右側の操作画面に戻る。
【0097】
次にタイトルの再生操作を行うと(ステップSB7)、携帯端末7000から補正前のタグリスト情報の送信が行われる。そして、録画再生装置1000では、例えば最初のタグ情報のタグ時間に基づいて、タイトルのタグ再生が事項される。この場合、例えば、タグの先頭の映像が静止画として表示器に表示される。ユーザは、表示された映像を目視して確認し、これでよければ「決定」ボタンを操作し、終了となる(ステップSB8,SB9,SB10)。この場合は、現在のタグリスト情報(ダウンロードしたもの)がそのままメモリに保存される。
【0098】
しかし、表示された映像がユーザの希望する内容と異なる場合、ユーザは操作画面775を操作し、タグ時間の調整を行う。このときは、調整されたタグ時間情報に基づいて、再生画像が時間的に進んだ位置の画像、あるいは時間的に遅れた位置の画像に変化する。この修正は、現在のタグ時間情報が、携帯端末7000にて修正されて録画再生装置1000に逐次送信されてもよいし、録画再生装置1000で使用中のタグ時間情報が、携帯端末7000から送信される調整用コマンドに基づいて修正されてもよい(ステップSB11,SB12)。
【0099】
タグ時間情報に基づいて表示される映像が、ユーザの希望する内容となった場合は、ユーザは、「決定」ボタンを操作し、終了となる。この場合は、タグ時間の修正量が、同じタグリスト情報に含まれる他のタグ時間にも反映されて、当該タグリスト情報が携帯端末内に保存される。なおタグリスト情報は、録画再生装置1000に送信して保存するようにしてもよい。
【0100】
このように、タグ情報に基づいてコンテンツのタグ再生を行う録画再生装置に対して、携帯端末7000は、補正前タグ情報を録画再生装置1000に送信する。すると録画再生装置では、確認用のタグ再生が行われる。携帯端末7000は、所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部を有する。また携帯端末7000は、タグ時間を補正した後の映像が、所望の映像であった場合、補正後の所有タグ情報を補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有する。
【0101】
なおこの場合も設定選択部725は、いわゆるタグリスト情報内で、それぞれタグ時間を含む複数のタグ情報の中から、取捨選択を行ってもよい。つまり、設定選択部725により、サーバから取り込んだタグリスト或いは修正後のタグ情報の選択設定、破棄などを行うようにしてもよい。またタグ情報の名称の修正を行ってもよい。既存チャプタマークをキャンセルしてもよい。
【0102】
上記したように本実施形態によると、録画再生装置1000のソフトウエアを大きく改造することなく、タグ時間の修正を携帯端末7000側で容易に行うことが可能である。これにより、サーバからのタグリスト情報の使い勝手を向上できる。また、サーバへのタグリスト情報は、多くのユーザがアップロードし、ビジネスに活用できる。例えばタイトルの製作者・プロバイダー、さらに放送番組に対するスポンサーなどが、独自にタイトルに対するタグリスト情報を作成しアップロードすることが可能である。
【符号の説明】
【0103】
1000・・・録画再生装置、3000・・・セットトップボックス、4000・・・テレビジョン受信装置、5000・・・ネットワーク、6000・・・サーバ、7000・・・携帯端末、200・・・制御ブロック、211・・・GUI処理部、212・・・制御部、214・・・再生制御処理部、215・・・録画制御処理部、216・・・設定モード処理部、221・・・自動チャプタ生成部、222・・・チャプタ編集処理部、223・・・タイトル及びチャプタ再生処理部、224・・・チャプタ設定情報管理部、225・・・タグリスト管理部、300・・・ネットワーク制御部、
601・・・通知送受信部、603・・・タグリスト管理部、604・・・データベース、701・・・ユーザ操作処理部、702・・・端末画面表示処理部、703・・・電話信号処理部、711・・・映像編集処理部、712・・・時間情報処理部、720・・・タグリスト処理部、721・・・リスト構築処理部、722・・・名称処理部、723・・・新チャプタ制御部、724・・・既存チャプタ制御部、725・・・設定選択部、741・・・データセーブ処理部、742・・・メモリ、770・・・データ送受信部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタイトルのタグ再生を行う録画再生装置に対して、
補正前タグ情報を前記録画再生装置に送信することでタグ映像確認用のタグ再生を行わせる操作処理部と、
操作入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、
補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有した携帯端末。
【請求項2】
前記補正前タグ情報をサーバより取り込む受信部を有する請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記タグ時間の補正入力を与えるための操作画面を表示する端末画面表示処理部をさらに有したことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
端末画面表示処理部は、前記操作画面上にバー表示部とタグ時間の可変範囲の数値を表示することを特徴とする請求項3記載の携帯端末。
【請求項5】
前記タグリスト処理部は、さらに前記タグリスト情報に含まれるタグリスト名及び又はタグ名の修正を行うための名称処理部を含むことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項6】
前記タグリスト処理部は、さらに前記タグリスト情報に含まれる複数のタグ情報の中から、タグ情報の取捨選択を行うための設定選択部を含むことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項7】
前記タグリスト処理部が動作している途中で、電話信号処理部において着信があったときは、処理途中のデータをセーブすると共に電話コールをイメージしたポップアップアイコンを出力するデータセーブ処理部をさらに有することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項8】
タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタグ再生を行う録画再生装置を操作する携帯端末によるタグ位置制御方法において、
サーバから補正前タグ情報を取り込むと共に、前記録画再生装置に前記補正前タグ情報を送信してタグ映像確認用のタグ再生を行わせ、
補正入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正し、
補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する、
ことを特徴とする携帯端末によるタグ位置制御方法。
【請求項9】
前記タグ時間の前記補正入力を与えるための操作画面上にバー表示部とタグ時間の可変範囲の数値を表示することを特徴とする請求項8記載の携帯端末によるタグ位置制御方法。
【請求項10】
さらに前記タグリスト情報に含まれるタグリスト名及び又はタグ名の修正を行うための操作ステップ、及びまたは、前記タグリスト情報に含まれる複数のタグ情報の中から、タグ情報の取捨選択を行うための操作ステップを含むことを特徴とする請求項9記載の携帯端末によるタグ位置制御方法。
【請求項1】
タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタイトルのタグ再生を行う録画再生装置に対して、
補正前タグ情報を前記録画再生装置に送信することでタグ映像確認用のタグ再生を行わせる操作処理部と、
操作入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正するタグリスト処理部と、
補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する送信部を有した携帯端末。
【請求項2】
前記補正前タグ情報をサーバより取り込む受信部を有する請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記タグ時間の補正入力を与えるための操作画面を表示する端末画面表示処理部をさらに有したことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
端末画面表示処理部は、前記操作画面上にバー表示部とタグ時間の可変範囲の数値を表示することを特徴とする請求項3記載の携帯端末。
【請求項5】
前記タグリスト処理部は、さらに前記タグリスト情報に含まれるタグリスト名及び又はタグ名の修正を行うための名称処理部を含むことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項6】
前記タグリスト処理部は、さらに前記タグリスト情報に含まれる複数のタグ情報の中から、タグ情報の取捨選択を行うための設定選択部を含むことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項7】
前記タグリスト処理部が動作している途中で、電話信号処理部において着信があったときは、処理途中のデータをセーブすると共に電話コールをイメージしたポップアップアイコンを出力するデータセーブ処理部をさらに有することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項8】
タグリスト情報に含まれるタグ情報に基づいてタグ再生を行う録画再生装置を操作する携帯端末によるタグ位置制御方法において、
サーバから補正前タグ情報を取り込むと共に、前記録画再生装置に前記補正前タグ情報を送信してタグ映像確認用のタグ再生を行わせ、
補正入力に応答して所有タグ情報に含まれるタグ時間を補正し、
補正後の前記所有タグ情報を前記補正前タグ情報に変わる新タグ情報として送信する、
ことを特徴とする携帯端末によるタグ位置制御方法。
【請求項9】
前記タグ時間の前記補正入力を与えるための操作画面上にバー表示部とタグ時間の可変範囲の数値を表示することを特徴とする請求項8記載の携帯端末によるタグ位置制御方法。
【請求項10】
さらに前記タグリスト情報に含まれるタグリスト名及び又はタグ名の修正を行うための操作ステップ、及びまたは、前記タグリスト情報に含まれる複数のタグ情報の中から、タグ情報の取捨選択を行うための操作ステップを含むことを特徴とする請求項9記載の携帯端末によるタグ位置制御方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−80349(P2012−80349A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−224105(P2010−224105)
【出願日】平成22年10月1日(2010.10.1)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月1日(2010.10.1)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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