説明

携帯端末

【課題】コンテンツのプレイリストを管理する際のユーザビリティが改善された携帯端末を提供すること。
【解決手段】表示部および外部メモリ(55)を着脱可能なスロット(50)とを有する携帯端末において、コンテンツと、該コンテンツを示す情報および前記外部メモリに記憶されているコンテンツを示す情報を含むプレイリスト(101)と、前記コンテンツが外部メモリに記憶されているコンテンツであるか否かを示すロケーション情報とを記憶可能な内蔵メモリ(40)と、前記プレイリストを前記表示部に表示するとき、前記内蔵メモリに記憶されているロケーション情報が外部メモリを示す場合は、このロケーション情報とともに登録されているコンテンツを示す情報に対応するコンテンツが前記スロットに装着された外部メモリに存在するか確認し、存在しないことが検出されると、このコンテンツが使用できないことを示す態様でコンテンツを示す情報を表示する制御手段(10)と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば配信された音楽コンテンツのプレイリストを登録可能な携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの携帯端末において、音楽配信コンテンツのプレイリスト登録機能を有するものがある。プレイリストとは、内蔵メモリや外部メモリに記憶された音楽コンテンツに関して、たとえば、ユーザがお気に入りの楽曲のリストを記憶しておく手段のことである。つまり、記録された音楽コンテンツ群のなかからユーザのお気に入りの楽曲を選択してプレイリストを構成することもできるし、ユーザのお気に入りの曲順でプレイリストを構成することもできる。また、ユーザはプレイリストに登録されているコンテンツからリスト中のひとつ以上のコンテンツを選択してコンテンツの再生を行うことや、プレイリスト自体を選択してプレイリストに登録されているコンテンツをその登録順に順次再生することもできる。
【0003】
さらには、ユーザが作成したプレイリストをサーバー等にアップロードしてユーザのお気に入り楽曲を集めた選曲集を一般に公開したり、友人等と更新したりすることもできる。また、プレイリストは、ユーザがプレイリストを作成するだけはなく、商用サービスにも利用できる。たとえば、有名アーティストが好む楽曲を集めたプレイリストをコンテンツの一部として販売する場合などである。ここでは、前者のユーザの作成するプレイリストについて述べる。
【0004】
このような機能を持った携帯端末では、携帯端末に内蔵されたメモリ(以下、「内蔵メモリ」と称する)にコンテンツを記録することができるようになっている。また、近年の携帯端末は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを有する着脱型の外部メモリを装着することができるようになっており、通常1種類以上の外部メモリが挿脱可能であるようなスロットを有している。
この場合において、携帯端末の内蔵メモリに記録されたコンテンツと、外部メモリに記録されたコンテンツは、それぞれ別のプレイリストに登録されるようになっている。これは、内蔵メモリに記録されたコンテンツは常に再生可能なのに対し、外部メモリに記録されたコンテンツは外部メモリが携帯端末に装着されたときのみ再生可能になるため、内蔵メモリに記録されたコンテンツを管理するプレイリストは内蔵メモリに記録され、外部メモリに記録されたコンテンツを管理するプレイリストはその外部メモリに記録されるためである。
【0005】
しかし、携帯端末において、内蔵メモリに記録されたコンテンツと外部メモリに記録されたコンテンツを、携帯端末内の内蔵メモリに記録されるプレイリストに一括して登録したいという要求がなされている。例えば、特許文献1では、外部メモリに記録されたコンテンツのプレイリストを作成し、管理する機能を備えた携帯再生装置が開示されている。しかし、外部メモリは、上記のように挿脱可能であって、プレイリストに登録されているコンテンツが装着されていない外部メモリに記録されているときには、コンテンツを再生することができないので、プレイリストに登録されたコンテンツが再生可能かどうかをユーザに提示しなくてはならない。
【特許文献1】特開2004−145388号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、コンテンツのプレイリストを管理する際のユーザビリティが改善された携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の局面に係る発明は、表示部および外部メモリを着脱可能なスロットとを有する携帯端末において、コンテンツと、該コンテンツを示す情報および前記外部メモリに記憶されているコンテンツを示す情報を含むプレイリストと、前記コンテンツが外部メモリに記憶されているコンテンツであるか否かを示すロケーション情報とを記憶可能な内蔵メモリと、前記プレイリストを前記表示部に表示するとき、前記内蔵メモリに記憶されているロケーション情報が外部メモリを示す場合は、このロケーション情報とともに登録されているコンテンツを示す情報に対応するコンテンツが前記スロットに装着された外部メモリに存在するか確認し、存在しないことが検出されると、このコンテンツが使用できないことを示す態様でコンテンツを示す情報を表示する制御手段と、を具備することを特徴とする。本発明は、装置の発明に限らず、上記の機能を実現可能な方法の発明としても成立する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンテンツが内蔵メモリ或いは外部のメモリのいずれのメモリに記録されていても、再生不可能なコンテンツは、グレーアウトなどの表示をし、当該コンテンツを選択できなくすることで、プレイリストに登録されているコンテンツにもかかわらず再生されない場合におけるユーザの混乱を防ぐことができる。
【0009】
さらに、グレーアウトしたコンテンツの付随情報であるプロパティを確認することにより、外部メモリのボリューム名や外部メモリの特徴(サイズやメーカ)がわかり、コンテンツを再生するためにユーザはどの外部メモリを携帯端末に装着すればよいかがわかる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末は、制御部(CPU)10と、無線部20と、アンテナ25と、入力部30と、出力部35と、内蔵メモリ40と、スロット50とを備えている。なお、携帯端末は、例えば、携帯電話、PDAなどであって、携帯端末が、携帯電話の場合には、通常の携帯電話に装備される通話機能及びその他の機能、バッテリなどを有することはもちろんであるが、本発明の特徴とは直接的な関係を有しないので、図示及び説明を省略する。
【0011】
上記のような構成において、制御部10は、装置全体の制御や様々な処理を行う。
無線部20は、アンテナ25を介して図示しない基地局などとの通信を行うためのインターフェースである。
入力部30は、ユーザが携帯端末に文字や音声などを入力するための装置であって、例えば、キーボードやマイク、或いはカメラなどの入力装置である。
出力部35は、情報を表示したり、音声を出力したりするための装置であって、例えば、液晶表示装置(LCD)やスピーカなどの装置である。
内蔵メモリ40は、ダウンロードしたコンテンツやプレイリスト、その他の情報を記憶するためのEEPROMなどの不揮発性メモリ、或いは携帯端末に内蔵されたハードディスク装置などである。
【0012】
スロット50は、外部メモリ55の装着用のスロットであり、このスロット50に外部メモリ55が着脱可能に装着される。なお、スロット50は外部メモリ用のスロットに限らず、USB接続などで接続できるハードディスクドライブや他の手段の記録装置でもよい。
【0013】
上記のように構成された本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のコンテンツのプレイリストの管理について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツのプレイリストの管理方法を説明するための図である。
図2において、携帯端末1の内蔵メモリ40には、タイトル名がタイトルA、タイトルC及びタイトルEの音楽コンテンツが記録されているものとする。また、外部メモリ55には、タイトル名がタイトルBとタイトルDの音楽コンテンツが記録されているものとする。なお、本実施形態におけるコンテンツは音楽コンテンツとしているが、その他のコンテンツとして動画、静止画、電子ブック、電子メロディなどの電子コンテンツであればいずれでもよい。第1の実施形態においては、プレイリスト101には、内蔵メモリ40と外部メモリ55に記憶されているコンテンツを混在して登録可能としている。内蔵メモリ40に記録されたコンテンツと外部メモリ55に記録されたコンテンツとを区別するために、通常のプレイリストに記録される「アーティスト」と「タイトル」と「ファイルパス」に加えて、「外部メモリID」を登録するようにしている。すなわち、コンテンツの登録と同時に、「外部メモリID」も併せて登録するようにしている。なお、「アーティスト」と「タイトル」に代表されるコンテンツの付随情報であるメタ情報はこれに限定されず、「アルバム名」などの他の要素もあってもよい。
【0014】
ここにおいて、内蔵メモリ40に記録されたコンテンツのファイルパスが「DB***」(***は整数)で表され、外部メモリIDは「n/a」で表されている。ここで、内蔵メモリ40には、タイトルA、タイトルC及びタイトルEが記録されている。これらは内蔵メモリに構築されているデータベース(図示なし)に登録されており、それぞれデータベース内部番号001、002、003に登録されていることが表されている。また、外部メモリ55に記録されたコンテンツについては、この場合には、外部メモリIDが「abcd」であるような外部メモリ55の「¥e¥m¥b.mp3」のファイルパスにタイトルBのコンテンツが記録されており、さらに「¥e¥m¥d.mp3」のファイルパスにタイトルDのコンテンツが記録されていることを示している。なお、内蔵メモリにコンテンツが保存される場合に、その携帯端末がデータベース方式ではなく、ディレクトリ管理方式を採用している場合は外部メモリのファイルパスの書式と同系のものを採用してもよい。
【0015】
上記の構成において、携帯端末1の動作を図3及び図4を参照して説明する。図3は、外部メモリ55が携帯端末1のスロット50に装着されている場合の出力部35の表示装置の表示例を示す図である。図4は、外部メモリ55が携帯端末1のスロット50に装着されていない場合の出力部35の表示装置の表示例を示す図である。なお、以下の説明においては、出力部35として表示装置のみについて説明するので、出力部35を表示装置35として説明する。また、携帯端末1の動作に係る制御は全て制御部10で行われるので、特に、制御部10が実行することは明記しない。
【0016】
図3に示すように、外部メモリ55がスロット50に装着されている場合には、外部メモリ55から外部メモリIDが携帯端末1で取得されている。この外部メモリIDは外部メモリの製造業者が外部メモリにシリアルに付与するシリアル番号の一種で、製造時に読み込み専用エリアに書き込まれる。この場合には、外部メモリIDとして「abcd」が取得されているものとする。すると、タイトルBとタイトルDに係るアーティスト2と4のコンテンツは再生可能であるので、通常表示として、内蔵メモリ40に記録されたコンテンツと同様に再生可能となる。ユーザがプレイリスト内のコンテンツを選択するときには選択でき、かつ、再生可能な状態になっている。また、ユーザがプレイリスト全体を再生するときには再生可能な状態になっているため、携帯端末1は自動的にリスト順に従ってコンテンツを再生する。
【0017】
これに対して、図4に示すように、外部メモリ55がスロット50に装着されていない場合には、プレイリスト101に登録されたコンテンツのうち、内蔵メモリ40に登録されたコンテンツは再生することができるが、外部メモリIDが「abcd」であるようなコンテンツは、再生することができない。従って、この場合には、再生できないコンテンツについては、該コンテンツが再生できないことを示すような表示を行う。この表示としては、例えば、グレーアウトする、フラグを表示する、アイコンを表示するなどをして、該コンテンツを再生できないことをユーザに認識させる。
【0018】
さらに具体的には、ユーザがプレイリスト内のコンテンツを選択するときには外部メモリIDが「abcd」であるようなコンテンツは再生可能な状態になっていないため、選択できない状態となっている。また、ユーザがプレイリスト全体を再生するときには、外部メモリIDが「abcd」であるようなコンテンツは再生可能な状態になっているため、携帯端末1はリスト順に従ってコンテンツを再生するが、外部メモリIDが「abcd」であるようなコンテンツは再生せずスキップして外部メモリIDが「abcd」に該当しないコンテンツを再生する。
【0019】
これにより、内蔵メモリ40に記録されたコンテンツと外部メモリ55に記録されたコンテンツとを1つのプレイリスト101に登録しても、ユーザが表示装置35の表示により認識できるので、ユーザが表示装置35に表示されたコンテンツが再生可能かどうかを確認する必要がなくなるので、プレイリストに登録されているのにコンテンツが再生されないというユーザの混乱を避けることができる。なお、再生できないコンテンツをグレーアウトするのに加えて、該コンテンツを選択できないようにする(すなわち、選択をカーソルで行う場合には、カーソルを該コンテンツの位置でスキップさせる)ことが好ましい。
【0020】
なお、上記の管理方法において、例えば、外部メモリ55からタイトルBのコンテンツのみを、パーソナルコンピュータなどの他の装置で削除した場合を説明する。
この場合には、タイトルBのコンテンツは再生可能として表示装置35に表示されることになる。しかし、実際には、タイトルBのコンテンツは外部メモリID「abcd」を有する外部メモリ55から削除されているので、再生できない。そこで、ユーザが、タイトルBを再生しようとしたときに、プレイリスト101から該コンテンツの登録を削除する。これにより、プレイリスト101の登録内容と、外部メモリ55の内容を一致させることができる。なお、この場合において、該コンテンツをプレイリスト101から削除しないで、外部メモリIDのみを削除しても良い。
【0021】
第1の実施形態では、ある外部メモリ55に対して、その装着状況により、再生可能或いは再生不可能の判断を行って、例えば、グレーアウトするなどの表示を行うようにしている。しかし、外部メモリは、1つとは限らず、複数の外部メモリに、例えば、コンテンツのジャンルやアーティストやアルバム毎に記録する外部メモリを分けておいて、複数の外部メモリを所持・携帯するようになることが予想される。この場合における管理方法に関して図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施形態を説明するための図である。なお、第2の実施形態の機器構成は、図1と同様であるので、図示及び説明は省略する。
【0022】
第2の実施形態では、プレイリスト101に登録されたコンテンツが、複数の外部メモリのうち、どの外部メモリに記録されているかを容易に識別できるようにしている。図5に示すように、第2の実施形態では、外部メモリリスト102を用意している。外部メモリリスト102には、「外部メモリID」、「ボリュームID(又はボリューム名)」、「容量」及び「メーカー名」などが登録されている。
【0023】
ここで、動作モードとして、再生に係るモード(「再生モード」と称する)以外に、コンテンツの属性を確認するための確認モードを用意しておき、属性を知りたいコンテンツ(例えば、アーティストとタイトルが表示されている)を選択することにより、プレイリスト101から該コンテンツの外部メモリIDが取得され、外部メモリリスト102から「ボリュームID(又はボリューム名)」、「容量」及び「メーカー名」などが、外部メモリIDをキーとして取得されて、表示装置35にそれらが例えばポップアップにより表示される。
【0024】
なお、本実施例では外部メモリリスト102に登録されている情報として、「外部メモリID」、「ボリュームID(又はボリューム名)」、「容量」及び「メーカー名」を挙げたが、少なくとも外部メモリを唯一に識別特定できる「外部メモリID」は必須だが、「ボリュームID(又はボリューム名)」、「容量」及び「メーカー名」はこれらに限定されず、外部メモリを特定することに参考になる情報であればこの他の構成でもよい。
これにより、外部メモリが複数であっても、ユーザはプレイリストに登録されたそのコンテンツを再生するためにどの外部メモリを装着したらよいのかを判断するための参考になり、ユーザにとってプレイリストに関連した外部メモリの管理が煩雑にならず、容易にコンテンツの管理ができる。
【0025】
上記の各実施形態では、プレイリストに登録されたコンテンツが、再生可能かどうか、或いは、どの外部メモリに記録されているかを確認できる実施形態を説明したが、外部メモリを常に携帯しているとは限らない。そのような場合に、図6に示すように、プレイリスト101にコンテンツを入手したURLを登録しておくことにより、該コンテンツが記録された外部メモリを携帯していない場合であっても、当該URLからコンテンツをダウンロードすることにより入手することができる。内蔵メモリ40にコンテンツが記録されている場合には、ダウンロードの必要がないので、URLは登録されていないが、URLは内蔵メモリ40にコンテンツが登録されている場合であっても登録しておいても良い。
【0026】
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。
上記の各実施形態では、外部メモリ55の識別情報として、外部メモリ55のIDを取得するようにしたが、外部メモリIDが直接著作権保護の重要な値となっているために、他人に知られないように秘匿する必要がある。従って、外部メモリIDをそのまま登録するのではなく、一方向関数などで値を変換したもの(例えば、SHA−1やMD5などによるハッシュ関数によって得られたハッシュ値)を登録することが好ましい。
上記の実施形態では、コンテンツとプレイリストを内蔵メモリ40に記憶させるようにしたが、内蔵メモリが複数の場合には、異なるメモリに記憶させるようにしても良い。
また、外部メモリ55からコンテンツが削除された場合に、ユーザが該コンテンツを再生しようとしたときに、プレイリストから該コンテンツを削除したり、該コンテンツに関するプレイリストの登録内容のうち外部メモリIDを削除するようにしたが、外部メモリ55をスロット50に装着した時点で、プレイリストに登録された該外部メモリのコンテンツの内容と、該外部メモリ55に記録されたコンテンツとを照合して、プレイリストから該コンテンツを削除したり、該コンテンツに関するプレイリストの登録内容のうち外部IDを削除するようにしても良い。
【0027】
さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0028】
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツのプレイリストの管理方法を説明するための図である。
【図3】外部メモリ55が携帯端末1のスロット50に装着されている場合の出力部35の表示装置の表示例を示す図である。
【図4】外部メモリ55が携帯端末1のスロット50に装着されていない場合の出力部35の表示装置の表示例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を説明するための図である。
【図6】プレイリストにURLを登録した場合の登録例を示す図である。
【符号の説明】
【0030】
1…携帯端末
10…制御部
20…無線部
25…アンテナ
30…入力部
35…出力部(表示装置)
40…内蔵メモリ
50…スロット
55…外部メモリ
101…プレイリスト
102…外部メモリリスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部および外部メモリを着脱可能なスロットとを有する携帯端末において、
コンテンツと、該コンテンツを示す情報および前記外部メモリに記憶されているコンテンツを示す情報を含むプレイリストと、前記コンテンツが外部メモリに記憶されているコンテンツであるか否かを示すロケーション情報とを記憶可能な内蔵メモリと、
前記プレイリストを前記表示部に表示するとき、前記内蔵メモリに記憶されているロケーション情報が外部メモリを示す場合は、このロケーション情報とともに登録されているコンテンツを示す情報に対応するコンテンツが前記スロットに装着された外部メモリに存在するか確認し、存在しないことが検出されると、このコンテンツが使用できないことを示す態様でコンテンツを示す情報を表示する制御手段と、
を具備したことを特徴とする通信端末。
【請求項2】
前記ロケーション情報は外部メモリを特定するための識別情報を含み、前記制御手段は前記スロットに接続された外部メモリの識別情報と前記ロケーション情報に含まれる識別情報とを比較し、不一致の場合は、このロケーション情報とともに登録されているコンテンツを示す情報に対応するコンテンツが使用できないことを示す態様で当該コンテンツを示す情報を表示することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記プレイリストは、コンテンツの入手先を示すURLを、コンテンツを示す情報と対応付けて登録することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項4】
前記内蔵メモリに記憶されている外部メモリの識別情報は、一方向関数によって変換された値として登録されていることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−219647(P2007−219647A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−36911(P2006−36911)
【出願日】平成18年2月14日(2006.2.14)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】