説明

携帯電話機の卓上ホルダ及びその構造

【課題】縦長と横長のいずれの表示画面でも閲覧可能にセットすることのできる携帯電話機の卓上ホルダ構造及び携帯電話機の卓上ホルダを提供すること。
【解決手段】表示画面102aを露出する状態に携帯電話機100をセットして該携帯電話機の姿勢を保持させるホルダ部11と、前記ホルダ部を連結されて該ホルダ部の姿勢を保持する基体部21とを備えて、前記ホルダ部は概略円盤形状に形成された外周面13を有する一方、基体部はその外周面と同一形状の内周面22aを有する窪み部22を具備しており、その基体部の窪み部が、セットした携帯電話機を縦向きや横向きなど任意の姿勢にするホルダ部の回転角度を回転しないように保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯電話機の卓上ホルダ及びその構造に係り、詳しくは、表示画面を縦向きや横向きなどにする姿勢で携帯電話機を保持させることのできる携帯電話機の卓上ホルダ及びその構造に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機を充電する際には、図11に示すように、例えば、折り畳み式の携帯電話機100では、有底の筒形状に形成されているホルダ110の上面に開口する差込口110a内に縦向きに差し込んで行う。この場合には、携帯電話機100の下端面に露出する一対の接触電極101に、ホルダ110の差込口110aの底面から突出する一対の充電電極111を当接させて接続状態にする。なお、図11中の112は充電電極111と商用電源との間に介在して充電電圧に変換するACアダプタである。
【0003】
ところで、近年の携帯電話機では、多機能化に伴って、縦長の表示画面での利用に限られずに、表示画面が横長になる姿勢に保持して、例えば、ワンセグメント放送でテレビジョン用放送を視聴したり、フルブラウザでインターネット上のサイトを表示するなど、多様な表示形態が行われている。
【0004】
このため、携帯電話機の卓上ホルダとしては、図11に示すように、縦向きの姿勢で携帯電話機100を載置しつつ充電するものが主流だったが、近年には、表示画面を横長にする姿勢に携帯電話機を載置しつつ充電することもできるホルダが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−101879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような携帯電話機の卓上ホルダにあっては、縦長の表示画面での利用だけでなく、横長の表示画面での利用もされているのにも拘わらずに、何れか一方の姿勢にした携帯電話機をセットすることができるだけであった。
【0007】
このため、携帯電話機は、利用する際の表示画面の表示形態に応じてホルダを使い分けることができず、逆にホルダにセット可能な姿勢に表示画面の表示形態が制限されてしまう、という問題があった。
【0008】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、縦長と横長のいずれの表示画面でも視認可能にセットすることのできる携帯電話機の卓上ホルダ構造及び携帯電話機の卓上ホルダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明の構成は、卓上に静置される基体部と、携帯電話機の画面閲覧が可能な状態で、当該携帯電話機を保持するためのホルダ部と、該ホルダ部に保持された前記携帯電話機の縦長と横長とのいずれの画面閲覧にも対応できる態様で、前記ホルダ部を前記基体部に対して結合する結合機構とを備えてなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
この発明の構成によれば、携帯電話機の各種情報を表示する画面を縦長画面と横長画面とのいずれでも閲覧可能な状態に、すなわち、携帯電話機を縦向き又は横向きの姿勢にホルダ部を基体部に結合保持させることができる。したがって、画面の表示形態が制限されることなく、利用時の縦長や横長の画面に応じた姿勢に携帯電話機を保持することができ、快適に縦長画面や横長画面を閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】この発明の第1実施形態である携帯電話機の卓上ホルダの全体構成を分解して示す分解透視斜視図である。
【図2】同ホルダのホルダ部の内部構造を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図3】同ホルダにセットする携帯電話機を示す斜視図である。
【図4】同ホルダに携帯電話機をセットしたときの状態を示す一部断面立面図である。
【図5】縦向きの携帯電話機での同ホルダの利用を説明する斜視図である。
【図6】横向きの携帯電話機での同ホルダの利用を説明する斜視図である。
【図7】この発明の第2実施形態である携帯電話機の卓上ホルダのホルダ部の構成を示す図であり、(a)はその側面図、(b)はその正面図である。
【図8】同ホルダの基体部の構成を示す斜視図である。
【図9】この実施形態の他の態様である、同ホルダのホルダ部の内部構造を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【図10】同ホルダに携帯電話機をセットしたときの状態を示す一部断面立面図である。
【図11】この発明の関連技術品としての、携帯電話機の卓上ホルダの概略構成を示す内部透視斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
卓上に静置される基体部と、携帯電話機の画面閲覧が可能な状態で、当該携帯電話機を保持するためのホルダ部と、該ホルダ部に保持された前記携帯電話機の縦長と横長とのいずれの画面閲覧にも対応できる態様で、前記ホルダ部を前記基体部に対して回転自在に結合する結合機構とを備えるとともに、前記携帯電話機の縦長画面と横長画面とのいずれの閲覧も可能な状態で、前記携帯電話機を保持して充電するための充電機能が付加されている。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳細に説明する。
【実施形態1】
【0013】
図1は、この発明の第1実施形態の携帯電話機の卓上ホルダの全体構成を分解して示す分解斜視図、図2は、同ホルダのホルダ部の内部構造を示す図、図3は、同ホルダにセットする携帯電話機を示す斜視図、図4は、同ホルダに携帯電話機をセットしたときの状態を示す立面図、図5は、縦向きの携帯電話機での同ホルダの利用を説明する斜視図、また、図6は、横向きの携帯電話機での同ホルダの利用を説明する斜視図である。なお、ここでは、図11に示す携帯電話機100をセットする同ホルダを説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
【0014】
図1において、携帯電話機の卓上ホルダは、概略円盤形状に形成されているホルダ部11と、ホルダ部11を載置する基体部21とを備えて構成されており、携帯電話機100をホルダ部11にセットして所望の姿勢に基体部21に保持させる。ここで、携帯電話機100は、図5に示すように、表示側筐体102と操作側筐体103とをヒンジ部104で相対的に回動可能に連結されており、表示側筐体102の内面側に各種情報を表示する表示画面102aを備えている。
【0015】
ホルダ部11は、図2に示すように、背面12が軸心に対して鉛直面に形成されて外周面(円筒状外面)13との間の挟角が直角になっており、前面14が軸心と斜めに交差する傾斜面に形成されている。ホルダ部11の外周面13は、背面12と前面14の間の最厚部13aが折り畳み状態の携帯電話機100の厚さよりも幅広に形成されているとともに、背面12と前面14の間の最薄部13bが折り畳み状態の携帯電話機100の厚さよりも幅狭に形成されている。ホルダ部11は、外周面13の最薄部13b側から最厚部13a側に向かって切り欠かれて、折り畳み状態の携帯電話機100を差込可能に開口する有底の差込口15が形成されている。これにより、ホルダ部11は、差込口15が携帯電話機100のヒンジ部104の反対側下端部を収容する収容ポケット部(収容部)15aを外周面13の最厚部13a側に有して、その差込口15にセットする携帯電話機100の上部を露出する状態にする姿勢で保持する。
【0016】
基体部21は、直方体のブロック形状に形成されていると共に、その上面には湾曲形状に窪む窪み部22が形成されており、窪み部22は、ホルダ部11の外周面13の最厚部13aより広めの幅で同一の円弧形状の内周面(円筒状内面)22aを有するように形成されている。
【0017】
そして、ホルダ部11と基体部21は、少なくとも他の部材と接する表面の外周面13や差込口15の内面や窪み部22の内周面22aが、例えば、粗面に形成されるなどして、相対的に滑ることを制限するようになっている。
【0018】
これにより、基体部21には、窪み部22内に外周面13を面接触させる状態でホルダ部11を任意の姿勢(回転角度)に載置して保持させることができる。この基体部21は、ホルダ部11の差込口15の収容ポケット部15a内に携帯電話機100をセットして、例えば、縦向きから横向きに90度回転させた姿勢で保持させる状態でも、差込口15の側壁(支持部)15bが携帯電話機100の側面100aに対面支持することができる。このとき、基体部21は、ホルダ部11に携帯電話機100をセットして保持させる状態でも、外周面13と窪み部22の内周面22aとの間の摩擦力でホルダ部11が回転してしまわないようにして、携帯電話機100のセット時の姿勢を保持することができる。すなわち、ホルダ部11の外周面13と基体部21の窪み部22(内周面22a)とで、結合機構を構成している。なお、ホルダ部11は、携帯電話機100を差込口15に差し込んでセットした後に回転させてもよく、あるいは、回転させた後に携帯電話機100を差込口15に差し込んでセットしても良い。
【0019】
また、ホルダ部11は、一対の突出電極(電極接続部)31が差込口15の底面15cに設置されており、その突出電極31を携帯電話機100の下端面に露出する接触電極(充電用電極)101に当接させて導通接続させる。突出電極31は、突出方向に不図示のバネで付勢されており、差込口15内に差し込まれた携帯電話機100の接触電極101に押されると接触状態を維持しつつ埋没する。この突出電極31には、ホルダ部11の背面12側の中央付近に開口する取出口32まで延長されている延長ケーブル33が導通接続されている。
【0020】
このホルダ部11は、携帯電話機100の操作側筐体103の厚さに対応してその表面側に沿うようにリブ17aが差込口15の側壁15bに形成されている。ここで、携帯電話機100は、図3に示すように、底面の接触電極101の間に凹部105を形成されていると共に操作側筐体103の側面100aにも凹部106を形成されている。これに合わせて、ホルダ部11は、差込口15の底面15cの突出電極31の間で突出する凸部17bが形成されていると共に側壁15bにも凸部17cが形成されている。これにより、ホルダ部11は、差込口15内に携帯電話機100の操作側筐体103をリブ17aに案内させつつ差し込んで凹部105、106内に凸部17b、17cを嵌め込むことができ、図4(a)に示すように、折り畳んだ状態の携帯電話機100でも、図4(b)に示すように、開いた状態の携帯電話機100でも接触電極101に突出電極31を接触させて導通接続させることができる。なお、このホルダ部11に形成するリブ17aや凹部17b、17cの位置や形状や個数などは、携帯電話機100に合わせて適宜形成すればよく、例えば、凹部105に代えて、携帯電話機100の下端部の両側に凹部が形成されていたり、凸部が形成されている場合には、対応する位置に凸部や凹部を形成すればよい。
【0021】
一方、基体部21には、商用電源に電源ケーブル34を介して接続して携帯電話機100用の充電電圧に変換するACアダプタ(電源接続部)35が接続されている。また、基体部21の背面側には、ホルダ部11の背面21の中央付近まで対面する壁部材36が設置されており、その壁部材36の内部には、電源ケーブル34を延長する延長ケーブル37がホルダ部11の背面21の中央付近に対応する位置に開口する取出口38まで配線されている。この延長ケーブル37は、ホルダ部11側の延長ケーブル33とコネクタ39で接断することができるようになっており、例えば、差込口15の形状が異なるホルダ部11に交換して基体部21にセットすることもできる。
【0022】
これにより、携帯電話機100は、基体部21にセットしたホルダ部11の差込口15内にヒンジ部104の反対側下端部を差し込んで接触電極101を突出電極31に導通接続させて充電することができる。この携帯電話機100は、開いた状態でホルダ部11にセットした場合には、充電しつつ、図5に示すように、その表示画面102aを差込口15から露出する状態で縦向きの姿勢で保持することができる一方、図6に示すように、その表示画面102aを横向きの姿勢で保持することもできる。なお、横向きの状態でも、ホルダ部11は、携帯電話機100の凹部105、106内に凸部17b、17cを嵌め込む状態を維持すると共に、突出電極31も突出しようとすることから、携帯電話機100の接触電極101にその突出電極31が導通接触する状態を維持することができる。
【0023】
このように、この実施形態によれば、表示側筐体102と操作側筐体103を開いて、表示画面102aが露出する状態の携帯電話機100をホルダ部11の差込口15内に差し込んで保持させることができる。このホルダ部11は、基体部21に対して回転させることにより、その表示画面102aを縦向きだけでなく、斜めにしたり、横向きにすることもでき、その姿勢を外周面13と基体部21の窪み部22(内周面22a)との間の摩擦力で保持することができる。したがって、携帯電話機100の表示画面102aの表示形態を制限することなく、利用時の縦長や横長の表示画面102aに応じた姿勢で携帯電話機100をホルダ部11にセットすることができ、快適に表示画面102aを閲覧することができる。
【実施形態2】
【0024】
次に、図7は、この発明の第2実施形態の携帯電話機の卓上ホルダのホルダ部の構成を示す図、図8は同ホルダの基体部の構成を示す斜視図である。ここで、この実施形態は、上述の実施形態と略同様に構成されているので、同様の構成には、同一の符号を付して特徴部分を説明する。
【0025】
図7において、携帯電話機の卓上ホルダは、上述の実施形態と同様に、ホルダ部11と、基体部21と、を備えて構成されており、ホルダ部11の差込口15の底面15cには、一対の突出電極31が突出する一方、基体部21には、電源ケーブル34を介してACアダプタ35が接続されている。
【0026】
このホルダ部11は、外周面13の最厚部13aから左側中間部13cまで凹状に窪む一対の凹部41が形成されており、この凹部41の底面には、同様に周方向に延在する延在電極(受け電極)42がそれぞれ取り付けられている。この一対の延在電極42には、突出電極31が延長ケーブル43を介してそれぞれ導通接続されている。
【0027】
一方、基体部21には、窪み部22の内周面22aからホルダ部11の延在電極42に対応するように一対の突出電極44が突出しており、突出電極44は、ホルダ部11の突出電極31と同様に、窪み部22にセットされたホルダ部11の延在電極42に押されると接触状態を維持しつつ埋没する。この一対の突出電極44には、延長ケーブル45と電源ケーブル34を介してACアダプタ35が接続されている。
【0028】
これにより、ホルダ部11と基体部21は、上述の実施形態のように、コネクタ接続する延長ケーブル35、37を介して電気的に接続するのに代えて、ホルダ部11の外周面13を基体部21の窪み部22内に載置するだけで、その外周面13の凹部41内の延在電極42に窪み部22の突出電極44を当接させて導通接続することができる。
【0029】
このように、この実施形態によれば、上述の実施形態の作用効果に加えて、ホルダ部11を基体部21にセットするだけで、携帯電話機100の充電可能に電気的に接続することができる。また、ホルダ部11の延在電極42には、外周面13の凹部41内に窪み部22の突出電極44を進入させて導通接続させるので、ホルダ部11が軸方向にずれようとしても凹部41の側壁で突出電極44を衝止して基体部21から脱落してしまうことを未然に防止することができる。
【0030】
また、この実施形態の他の態様としては、図示することは省略するが、ホルダ部11の外周面13側に延在電極42を配設する一方、基体部21の窪み部22側に突出電極44を配設するが、これに限らない。例えば、ホルダ部11の外周面13側にはリブ形状に延在する突出電極を設ける一方、基体部21の窪み部22には対応する間隔で離隔する平面電極あるいは溝電極を受け電極として設けて、互いに導通接続するようにしても良い。
【0031】
また、基体部21の窪み部22側には、突出電極44に代えて、ホルダ部11の凹部41の幅と略同一幅に形成されている突出電極を設けることにより、ホルダ部11が基体部21に対して軸方向にずれない(がたつかない)ようにしても良い。
【0032】
また、ホルダ部11の延在電極42には、滑らかな曲面状に延在するだけでなく、例えば、ホルダ部11の外周面13の最厚部と左側中間部に対応する箇所に窪みを形成することにより、基体部21の窪み部22側の突出電極44の先端部を進入させて周方向にずれないようにしても良い。
【0033】
さらに、上述の実施形態の他の態様としては、携帯電話機100をリブ17aや凸部17b、17cでホルダ部11の差込口15内に位置決め保持して、その接触電極101と突出電極31とを導通接続させる場合を説明するが、これに限るものではない。例えば、携帯電話機100に凹部がない場合でも、その側面100aの外周形状に一致する凸部を差込口15の側壁15bに形成するだけでも嵌め込んで位置決め保持することができる。また、図9に示すように、バネ機能付きのレバー57を差込口15内に設けて、差し込まれた携帯電話機100を背面側に押すことにより、図10(a)に示すように、折り畳んだ状態の携帯電話機100でも、図10(b)に示すように、開いた状態の携帯電話機100でも接触電極101に突出電極31を接触させて導通接続させることができるようにしてもよい。
【0034】
以上、この発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明は、円弧状の外周面を有する概略円盤形状のホルダ部と、同一形状の内周面を備える基体部との組み合わせに限らず、基体部側としては円盤形状をセット可能に離隔する2本のレールでも良い。
【産業上の利用可能性】
【0035】
この発明は、折り畳み式に限らず、スライド式の携帯電話機や、表示部と操作部が一体の携帯電話機に用いる充電用ホルダにも適用することができ、また、充電機能を備えない視聴用のホルダにも適用することができる。また、携帯電話機に限らず、例えば、PDA(携帯情報端末)等の携帯電子端末にも広く適用できる。
【符号の説明】
【0036】
11 ホルダ部
21 基体部
13 外周面(結合機構、円筒状外面)
13a 凹部
15 差込口(セット位置)
15a 収容ポケット部(収容部)
15b 側壁(支持部)
22 窪み部
22a 内周面(結合機構、円筒状内面)
31 突出電極(電極接続部)
35 ACアダプタ(電源接続部)
41 凹部
42 延在電極(受け電極)
44 突出電極
100 携帯電話機
101 接触電極(充電用電極)
102a 表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
卓上に静置される基体部と、
携帯電話機の画面閲覧が可能な状態で、当該携帯電話機を保持するためのホルダ部と、
該ホルダ部に保持された前記携帯電話機の縦長と横長とのいずれの画面閲覧にも対応できる態様で、前記ホルダ部を前記基体部に対して結合する結合機構とを備えてなることを特徴とする携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項2】
前記携帯電話機の縦長画面と横長画面とのいずれの閲覧も可能な状態で、前記携帯電話機を保持して充電するための充電機能が付加されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項3】
前記結合機構は、前記ホルダ部を前記基体部との結合位置で回転自在に支持することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項4】
前記結合機構は、前記ホルダ部が円筒状外面を有する一方、前記基体部は円筒状内面を有して、前記ホルダ部の円筒状外面と前記基体部の円筒状内面とを対面接触させて、前記ホルダ部を前記基体部に回転自在に支持させることを特徴とする請求項3記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項5】
前記ホルダ部には、前記携帯電話機の備える充電用電極に接続する電極接続部が配設されているとともに、前記基体部には、前記携帯電話機に充電電力を供給する電源に接続する電源接続部が配設されており、
前記ホルダ部の円筒状外面又は前記基体部の円筒状内面の一方には、前記円筒状外面又は前記円筒状内面の他方に向かって突出する突出電極が形成されて前記電極接続部又は前記電源接続部の一方に導通すると共に、
前記ホルダ部の円筒状外面又は前記基体部の円筒状内面の他方には、当該円筒状周方向に延在して前記突出電極が当接して導通接続する延在電極が形成されて前記電極接続部又は前記電源接続部の他方に導通することを特徴とする請求項4記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項6】
前記延在電極は、前記円筒状外面又は前記円筒状内面の周方向に延在する凹部内に形成されていることを特徴とする請求項5記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項7】
前記突出電極は、前記凹部と略同一幅に形成されていることを特徴とする請求項6記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項8】
前記延在電極には、所望の姿勢の前記ホルダ部を前記基体部が支持するときに、前記突出電極の先端部を係合させる窪みが形成されていることを特徴とする請求項5記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項9】
前記携帯電話機が前記画面を内面側にする折り畳み機構を備えているのに対して、
前記ホルダ部は、前記画面を内面側にする折り畳み状態と、該画面を露出する開放状態との双方の姿勢の前記携帯電話機を保持することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一に記載の携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項10】
携帯電話機の画面閲覧が可能な状態で、当該携帯電話機を保持して充電するための充電機能を備え、
前記携帯電話機の縦長での画面閲覧する際に充電するための第1の充電端子と、前記携帯電話機の横長での画面閲覧する際に充電するための第2の充電端子と、を備えてなることを特徴とする携帯電話機の卓上ホルダ。
【請求項11】
携帯電話機の画面を閲覧可能な状態に露出させて当該携帯電話機を保持するホルダ部を備えて、
該ホルダ部は、前記携帯電話機の下端部を収容して保持する収容部と、前記携帯電話機の少なくとも一方の側面における前記収容部から離隔する部位を支持可能に対面する支持部とを有することを特徴とする携帯電話機の卓上ホルダ構造。
【請求項12】
前記ホルダ部は、前記収容部及び前記支持部が内部に形成されている円盤形状に作製されて、該円盤形状の外周面が回転自在に支持されることを特徴とする請求項11記載の携帯電話機の卓上ホルダ構造。
【請求項13】
前記ホルダ部の円盤形状の外周面が、円弧状の内面を有する凹部が対面接触して所望の回転角度で支持されることを特徴とする請求項12記載の携帯電話機の卓上ホルダ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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