説明

携帯電話機の釦の配置方法

【課題】4個のスクロール釦とそれらに囲まれて配置される決定ボタンを有する携帯電話機において、スクロールボタン(上)を押すときに誤操作で決定釦を押すことが少なくなるようにすること。
【解決手段】スクロール釦(上)と決定釦との距離を、スクロールボタン(下)と決定ボタンとの距離より長くする様に、スクロール釦(上)と決定釦とスクロール釦(下)を配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機のスクロール釦の誤操作を発生しにくくする、スクロール釦と決定釦の配置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機において、登録されている電話番号の選択、各種機能設定の選択、保存されている各種データの選択に便利なスクロール釦と決定釦の配置は、4個のスクロール釦に囲まれて決定釦が配置されている。
【0003】
しかし、決定釦が4個のスクロール釦の中央に配置されているため、スクロール釦(上)を操作するときに誤って中央の決定釦を押してしまうことがある。
【0004】
指先の大きな人がスクロール釦(上)を押すとき、誤って中央の決定釦を押してしまうことが多くあった。それを避けるためには、指の腹ではなく、指先で注意深く押す必要があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、スクロール釦(上)を押すとき、意図しないのに決定釦を押してしまう点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、簡単な方法でコストも掛からずにスクロール釦の誤操作を少なくすることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の、スクロール釦と決定釦の配置方法は、携帯電話の利用者が誤操作を少なく出来るという利点がある。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の説明に使用する携帯電話機の正面図である。図2は本発明実施前のスクロール釦と決定釦の拡大図であり、距離1と距離2は同じである。
また、図3は本発明実施後の拡大図である。
【0009】
図2で、スクロール釦101を押すとき、決定釦105との距離が近いために誤操作を招き、意図しない決定釦105を押してしまう可能性が高い。
【0010】
図3では、決定釦105の位置だけを下げてスクロール釦101と決定釦105との間隔(距離1)を本発明実施前より大きくして、誤操作の可能性を低くする。
距離1は距離2より大きい。
【実施例2】
【0011】
図1は、本発明の説明に使用する携帯電話機の正面図である。図2は本発明実施前のスクロール釦と決定釦の拡大図であり、距離1と距離2は同じである。
また、図4は本発明実施後の拡大図である。
【0012】
図2で、スクロール釦101を押すとき、決定釦105との距離が近いために誤操作を招き、意図しない決定釦105を押してしまう可能性が高い。
【0013】
図4では、スクロール釦101の位置だけを上げてスクロール釦101と決定釦105との間隔(距離1)を本発明実施前より大きくして、誤操作の可能性を低くする。
距離1は距離2より大きい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明を実施していない携帯電話機正面図。
【図2】本発明を実施する前の携帯電話機のスクロール釦と決定釦の拡大図。
【図3】本発明を実施した携帯電話機のスクロール釦と決定釦の拡大図。(実施例1)
【図4】本発明を実施した携帯電話機のスクロール釦と決定釦の拡大図。(実施例2)
【符号の説明】
【0015】
1 携帯電話機全体
2 表示部
101 スクロール釦(上)
102 スクロール釦(左)
103 スクロール釦(下)
104 スクロール釦(右)
105 決定釦

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下左右に並べられた4個のスクロール釦と、その4個の釦に囲まれて配置されている決定釦の配置において、スクロール釦(下)と決定釦の距離に対して、スクロール釦(上)と決定釦の距離を大きくとる様に配置することを特徴とする携帯電話機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−231991(P2009−231991A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−72615(P2008−72615)
【出願日】平成20年3月19日(2008.3.19)
【出願人】(708000904)
【Fターム(参考)】