説明

携帯電話機及びその制御方法

【課題】車両等の移動手段によって移動中である場合に、使用者が意識しなくても着信報知が制限され、制限状態のまま使用し続けることも起こらない。
【解決手段】携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出する加速度センサ115と、加速度センサ115にて検出された加速度の大きさ及び方向に基づいて、携帯電話機の移動/停止を判定する移動状態判定部116と、移動状態判定部116にて携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、その後、移動状態判定部116にて携帯電話機が停止していると判定された場合に着信報知の制限を解除する着信報知制御部117とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機に関し、特に、携帯電話機の移動に対する制御に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話機は、情報交換や情報収集の面から、生活にはなくてはならないツールとなりつつある。そのため、ビジネスマンに限らず、学生や主婦等、様々な人が所有している。
【0003】
このような携帯電話機においては、その使用について様々な配慮が必要であり、公共の移動手段では利用マナーが重視され、自家用車の運転等の移動手段では安全性の確保が重視されている。利用マナーの面では、公共の場でのマナーを考慮する場合、電子メールや電話着信を使用者に報知する着信音に関して、ボリュームを下げるか鳴動しないようにすべきであり、運転中等の安全性の面では、電子メールや電話着信が着信音の報知によって使用者に通知されると、使用者が確認操作をしたくなり、わき見等を引き起こすため、報知動作をさせないことが回避手段となる。これらについては、それを解決する手段はほとんどの場合において携帯電話機の機能として実装されている。例えば、利用マナーの面については、公共の場での利用マナーを遵守するためのマナーモードがあり、簡易操作により設定することによって、報知手段を着信音からバイブレータもしくは報知しないつまりサイレント状態にでき、また、運転中等の安全性の面では、運転中の着信応答を抑制するドライブモード(公共モード)や、事業者によっては着信報知をしないと同時に交換機側で発信者に対してアナウンスを行う機能が提供され、簡易操作により設定可能となっている。
【0004】
これらの機能は、使用すれば有益であるが、各モードは簡易操作とはいえ、所定の操作ステップを要するため、バッグ等にしまいこんでいると面倒になって設定しないことや、設定し忘れが発生するという問題がある。そのため、使用者が意識せず所望のシーンで動作状態が切り替わる手段を検討する必要性があった。
【0005】
そこで、このような状況を改善すべく、使用者が意識せずに上述した各モードやこれに準ずる動作状態に携帯電話機を設定・制御できるよう、携帯電話機の車両等による移動を検出して自動で設定するような手法が開示されている。例えば、静止から移動状態への監視を行い、移動状態と判定した場合にマナーモード等の着信報知を無効に設定する方法が特許文献1,2に開示されている。また、静止から移動状態への監視を行い、移動状態と判定した場合にマナーモード等の着信報知を無効に設定し、かつ徒歩による移動を検出した場合に無効の設定を解除する手法が特許文献3に開示されている。
【特許文献1】特開2008-148155号公報
【特許文献2】特開2006-238488号公報
【特許文献3】特開2008-131248号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1,2に開示されたものにおいては、移動から静止状態への監視や、遷移発生時に設定を変更する等の考慮が無いため、使用者が設定されたことに気づかないままとなる可能性が高いという問題点がある。
【0007】
また、特許文献3に開示されたものにおいては、使用者がマナーモードに設定したまま気づかないことは回避されるが、徒歩によりマナーモードの設定を解除とすると、使用者が意図的に設定した場合でも、ちょっとした移動で高頻度で設定が自動解除されてしまうことが想定される。また、移動判定は、携帯電話機が接続する無線通信網において該携帯電話機がセル移動を検出することに連動して制御されるが、セル移動時点で等速移動している場合には期待通りの設定動作がなされない場合も考えられる。
【0008】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであって、車両等の移動手段によって移動中である場合に、使用者が意識しなくても着信報知が制限され、制限状態のまま使用し続けることも起こらない携帯電話機及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、
着信報知を制限する機能を有する携帯電話機であって、
前記携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段にて検出された加速度の大きさ及び方向に基づいて、当該携帯電話機の移動/停止を判定する移動状態判定手段と、
前記移動状態判定手段にて前記携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、その後、前記移動状態判定手段にて前記携帯電話機が停止していると判定された場合に着信報知の制限を解除する着信報知制御手段とを有する。
【0010】
また、着信報知を制限する機能を有する携帯電話機の制御方法であって、
前記携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出するステップと、
前記検出された加速度の大きさ及び方向に基づいて、当該携帯電話機の移動/停止を判定するステップと、
前記携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、前記携帯電話機が停止していると判定された場合に着信報知の制限を解除するステップとを有する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向に基づいて、携帯電話機の移動/停止を判定し、携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、その後、携帯電話機が停止したと判定された場合に着信報知の制限を解除する構成としたため、携帯電話機の使用者が車両等の移動手段によって移動中である場合に、使用者が意識しなくても着信報知が制限され、制限状態のまま使用し続けることも起こらず、それにより、近年重視される公共の移動手段でのマナー改善や、運転時の危険回避が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の携帯電話機の実施の一形態を示すブロック図である。
【0014】
本形態は図1に示すように、アンテナ102と、無線部101と、制御部110と、メモリ部111と、操作部112と、表示部113と、音声コーデック部114と、加速度検出手段である加速度センサ115と、スピーカ120と、マイクユニット121とから構成されており、制御部110には、移動状態判定部116と、着信報知制御部117とが設けられている。
【0015】
無線部101は、不図示の基地局からアンテナ102にて受信した信号について、受信したい信号周波数を選択して周波数変換を行って増幅し、復調して受信データを制御部110に出力する。また、無線部101は、アンテナ102にて受信した信号を処理する過程で、その電界強度レベルを抽出して制御部110に出力する。また、制御部110から出力された送信データを変調し、規定の周波数の搬送波として増幅し、アンテナ102より送信を行う。これにより、本形態における携帯電話機は、制御部110の制御によって無線部101及びアンテナ102を介して不図示の基地局と通信を行う。
【0016】
加速度センサ115は、携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出可能なものであり、携帯電話機がその移動の方向に対してどのように置かれても加速の向きを特定可能なように、3軸加速度センサまたはそれに準じるデバイスである。
【0017】
制御部110は、無線部101から出力された受信データを処理して音声信号を音声コーデック部114に出力し、また、音声コーデック部114から出力された音声信号を送信データに変換し、無線部101に出力する。また、制御部110は、操作部112からの入力により使用者の携帯電話機の利用を検出したり、表示部113への表示を行ったりする。さらに、移動状態判定部116において、加速度センサ115にて検出された加速度の大きさを示す電圧値及び加速度の加わる方向を常時監視し、その監視結果に基づいて携帯電話機の移動/停止を判定する。この判定に際して、加速度センサ115から出力される電圧値の大きさや所要時間、検出される加速度の方向等を判定材料とするが、このときに加速度センサ115から出力される情報と比較するデータとして、評価によって車両の移動として判定されるような値として予め導かれた情報をメモリ部111に格納しておき、これを参照して行うことが一般的である。また、着信報知制御部117は、移動状態判定部116にて判定された携帯電話機の移動状態毎に指定された動作を行うように制御する。携帯電話機が車両等による移動状態ではない場合、すなわち携帯電話機が停止している場合は、例えば、上記のように加速度センサ115における検出結果を監視するとともに、電子メールや電話着信時にはスピーカ120から着信音を鳴動して報知する。また、移動状態判定部116にて携帯電話機が車両等によって移動していると判定された場合は、例えば、上記のように加速度センサ115における検出結果を監視するとともに、電子メールや電話着信時にはスピーカ120からの着信音による報知を制限する。
【0018】
音声コーデック部114は、制御部110から出力された音声信号をアナログ信号に変換してスピーカ120より音声を出力する。また、マイク121より入力された音声をPCM信号にA/D変換し、制御部110に出力する。
【0019】
以下に、上記のように構成された携帯電話機の動作について説明する。
【0020】
図2は、図1に示した携帯電話機の動作の一例を説明するためのフローチャートである。また、図3は、図1に示した携帯電話機にて検出された加速度とその処理のフェーズとの関係を示す図である。なお、図3においては、横軸を時間経過、縦軸を加速度量として、ほぼ静止状態(車両等による移動状態ではない状態)から加速検出による移動開始、移動中を経て、減速検出による移動停止までの加速度センサ115の出力情報を表している。基準31は、携帯電話機が加速なし状態における加速度センサ115の出力値で、基準31を中心に移動開始とみなさない出力値の幅を基準幅32として示している。また、図4は、図3に示した各フェーズにおける携帯電話機の移動及び動作状態の関係を示す図である。
【0021】
本形態では、まず、図1に示した携帯電話機が車両等による移動状態ではないものとする。この時、制御部110は、着信報知制御部117によって通常動作状態として電子メール・電話着信の着信音やバイブレータによる報知を許可する状態であり(ステップ201)、着信があればスピーカ120から着信音を鳴動したり、図示しないバイブレータを振動したりすることで着信報知を行う。制御部110は、携帯電話機の移動が開始することを検出する目的で、移動状態判定部116において、加速度センサ115にて検出された加速度を監視するために加速度センサ115の出力変化を監視する(ステップ202)。携帯電話機が車両等によって移動していない状態においては、加速度センサ115にて検出される加速度の大きさが小さいため、その出力値は基準幅32以内となっており、ここまでが、図3に示すフェーズ33Aである。
【0022】
移動状態判定部116が加速度センサ115の出力変化を検出すると、移動状態判定動作に移る。まず、加速度センサ115の検出結果である出力を連続して取得する(ステップ203)。次に、移動状態判定部116は、加速度センサ115から取得した情報に基づいて、携帯電話機が移動を開始したのかを判定する(ステップ204)。これは、判定用の比較情報をメモリ部111から読み出して使用する。この時に判定するのは車両による移動開始であるため、判断材料としてメモリ部111から読み出すのは、車両によって移動開始を判定可能な加速度情報である。また、車両等による移動開始を判定するには、携帯電話機の置かれた状態に対して、移動の方向を取得する必要がある。これは、移動開始後に移動停止を監視するため、加速度の向きが必要となるためである。このため、加速度センサ115は、上述したように、携帯電話機が車両等の移動の方向に対してどのように置かれても加速の向きを特定可能な3軸加速度センサまたはそれに準じるデバイスである必要がある。判定の結果、加速度センサ115にて検出された加速度が、第1の方向に向かい、かつ、メモリ部111から読み出された値よりも大きいことにより、携帯電話機が車両によって移動を開始したと判定した場合、制限動作状態として電子メール・電話着信の着信音やバイブレータによる報知を制限する状態であるため、制御部110の着信報知制御部117において、着信報知を制限し、着信があればスピーカ120からの着信音鳴動や、図示しないバイブレータを振動させることは行わず、使用者に着信報知しない(ステップ205)。この際、加速度センサ115にて検出された加速度が加わる方向は、移動状態判定部116に加速方向として記憶される。携帯電話機が車両等によって移動を開始した状態においては、加速度センサ115にて検出される加速度の大きさが大きくなり、その出力値は基準幅32を超えており、この状態が、図3に示すフェーズ33Bである。
【0023】
その後、制御部110は、携帯電話機の移動中において、使用者による操作を監視し(ステップ206)、操作が検出された場合、操作応答とともに期待されうる処理を実施する(ステップ207)。例えば、移動中に受けた報知していない着信を使用者に通知することや、場合によっては制限動作の状態を解除することが考えられる。制限状態を解除した場合には、再び移動開始の監視を行うべく、移動開始の監視を開始させる。本形態では、操作による処理として制限動作状態を解除することを想定してフローを記載している。
【0024】
また、制御部110は、操作状態の監視とともに、携帯電話機が移動停止することを検出する目的で、移動状態判定部116において、加速度センサ115の出力変化を監視する(ステップ208)。移動状態判定部116において加速度センサ115の出力変化を検出すると、移動状態判定動作に移る。まず、加速度センサ115の検出結果である出力を連続して取得する(ステップ209)。次に、移動状態判定部116は、加速度センサ115から取得した情報に基づいて、携帯電話機が移動を停止したのかを判定する(ステップ210)。これは、判定用の比較情報をメモリ部111から読み出して使用する。この時に判定するのは車両による移動停止であるため、判断材料としてメモリ部111から読み出すのは、車両によって移動停止を判定可能な加速度情報である。例えば、その大きさとして、移動開始かどうかを判定するための情報と同じ大きさのものが利用される。そして、加速度センサ115にて検出された加速度の大きさが、その情報による加速度の大きさよりも大きく、かつ、加速度センサ115にて検出された加速度が加わる方向が、移動開始と判定された際に移動状態判定部116に記憶された加速方向とは反対方向となる第2の方向である場合に、携帯電話機の移動の速度が車両等によって減速し、携帯電話機が停止するものと判定される。携帯電話機の移動の速度が車両等によって減速した状態においては、加速度センサ115にて検出される加速度の大きさが大きくなり、その出力値は基準幅32を超えており、この状態が、図3に示すフェーズ33Dである。すなわち、移動状態判定部116においては、加速度センサ115にて検出された加速度が、基準幅32を超えた後、加速度センサ115にて検出された加速度が加わる方向が反対方向となって再度基準幅32を超えるまで、携帯電話機が移動中であると判定する。この状態が、図3に示すフェーズ33Cである。
【0025】
その後、加速度センサ115にて検出された加速度の大きさが基準幅32以内となると、移動状態判定部116において、携帯電話機が停止したと判定される。すなわち、図3に示すフェーズ33Aに戻る。
【0026】
そして、移動状態判定部116における判定の結果、携帯電話機が車両等によってその移動が停止した旨が判定された場合、開始の状態に戻り、着信報知制御部117によって通常動作状態として電子メール・電話着信の着信音やバイブレータによる報知の制限が解除され、報知を許可する状態となる。
【0027】
このように本形態においては、自機及び自機を携帯する使用者の移動や運動状態を検出可能な加速度センサ115を具備する携帯電話機において、自機及び自機を携帯する使用者の移動や運動状態を常時監視し、特定の状態変化、すなわち車両等による移動開始や移動停止といった変化を検出するとともに、移動状態変化を検出した場合に、次の移動状態の変化を検出するまでの期間におけるメールや電話着信の報知(着信音やバイブレーターによる報知動作)を制限あるいは制限を解除するものである。また、車両等による移動開始を検出するために加速度センサ115からの加速度変化出力を監視するフェーズ、加速度変化出力を検出したらその変化量及び変化時間等の情報から車両での移動かどうかを判定するフェーズ、車両での移動と判定されたら移動停止を検出するために加速度センサ115からの加速度変化出力を監視しつつ、携帯電話機の置かれる状況変化や使用者の操作をも監視するフェーズ、加速度変化出力を検出したらその変化量及び変化時間等の情報から車両での移動が停止したかどうかを判定するフェーズの各動作フェーズに携帯電話機の動作を遷移させる。
【0028】
(他の実施の形態)
図5は、図1に示した携帯電話機の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。本例においては、図2に示したステップ207にて、制限動作の状態を継続した場合の動作を含むものである。
【0029】
図2に示したステップ207で制限動作の状態を解除しなかった場合(ステップ501)、その後、移動停止を検出して制限動作状態の解除を行う必要がある。しかしながら、使用者による操作により、車両の移動方向に対する携帯電話機の置かれる向きも変えられることが容易に想定され、加速度センサ115による減速判定からの移動停止は判定困難になることが考えられる。
【0030】
このため、本例は、その他の手段により移動停止を監視するものとする(ステップ502)。この時、携帯電話機の停止を単に判定できればよいため、例えば、図1に示した構成にGPSアンテナ及びGPS受信器を追加して、制御部110によりGPSの測位情報を連続して取得し、所定の回数位置が変わらなかったことをもって移動停止を検出することが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の携帯電話機の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した携帯電話機の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した携帯電話機にて検出された加速度とその処理のフェーズとの関係を示す図である。
【図4】図3に示した各フェーズにおける携帯電話機の移動及び動作状態の関係を示す図である。
【図5】図1に示した携帯電話機の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
101 無線部
102 アンテナ
110 制御部
111 メモリ部
112 操作部
113 表示部
114 音声コーデック部
115 加速度センサ
116 移動状態判定部
117 着信報知制御部
120 スピーカ
121 マイク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着信報知を制限する機能を有する携帯電話機であって、
前記携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段にて検出された加速度の大きさ及び方向に基づいて、当該携帯電話機の移動/停止を判定する移動状態判定手段と、
前記移動状態判定手段にて前記携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、その後、前記移動状態判定手段にて前記携帯電話機が停止していると判定された場合に着信報知の制限を解除する着信報知制御手段とを有する携帯電話機。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯電話機において、
前記加速度検出手段は、3軸加速度センサであり、
前記移動状態判定手段は、前記3軸加速度センサにて検出された加速度の大きさ及び方向を常時監視して当該携帯電話機の移動/停止を判定する携帯電話機。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の携帯電話機において、
前記移動状態判定手段は、前記加速度検出手段にて検出された加速度が、第1の方向に所定の値よりも大きくなった場合に前記携帯電話機が移動を開始したと判定し、その後、前記加速度検出手段にて検出された加速度が、前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に前記所定の値よりも大きくなるまで前記携帯電話機が移動中であると判定し、その後、前記加速度検出手段にて検出された加速度が、前記第2の方向に前記所定の値よりも大きくなり、その後前記所定の値よりも小さくなった場合に前記携帯電話機が停止したと判定する携帯電話機。
【請求項4】
着信報知を制限する機能を有する携帯電話機の制御方法であって、
前記携帯電話機に加わる加速度の大きさ及び方向を検出するステップと、
前記検出された加速度の大きさ及び方向に基づいて、当該携帯電話機の移動/停止を判定するステップと、
前記携帯電話機が移動していると判定された場合に着信報知を制限し、前記携帯電話機が停止していると判定された場合に着信報知の制限を解除するステップとを有する携帯電話機の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−114642(P2010−114642A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−285325(P2008−285325)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】