説明

操作ガイダンス表示装置、操作ガイダンス表示プログラム、操作ガイダンス表示方法、およびチェックアウトシステム

【課題】 操作領域がシステム全体に及ぶ場合のように、操作領域が広範囲に及ぶ場合でも、容易にその操作領域を把握でき、もってその操作が容易となって迅速な操作を行うことができるようにする。
【解決手段】 操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスし、特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばセルフチェックアウトシステムにおける操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置、操作ガイダンス表示プログラム、操作ガイダンス表示方法、およびこれらを用いたチェックアウトシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
銀行等の金融機関で使用されるATMにおいては、表示装置により顧客の操作を誘導して取引を行う場合の操作手順を表示するようにした技術が知られる。この技術では、例えば、表示装置に取引項目を表示してタッチキーボードにより取引項目を選択させ、選択された取引項目に対応する全ての操作項目と、この操作項目と独立させて所定の枠を表示する。そしてその枠内に操作項目の詳細である操作内容を示す誘導文言及びイラストを表示すると共に、この枠から操作項目を指し示す一つの指示マークを引き出して表示し、操作の進行に伴って指示マークが次に操作すべき操作項目を指すように、指示マークを変化させる。また枠内の誘導文言及びイラストが次に操作すべき操作項目に対応付けられる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上記文献に示される技術は、銀行等のATMを対象としており、上記表示装置には装置の一部領域である操作領域のみが表示され、利用者による操作領域は装置全体の一部領域のみに近接して設けられた表示装置(タッチキーボード)、現金及びカードの取扱い口のみに限定されている。
【0004】
従って、利用者がかかる装置を操作する場合、その表示装置に示される操作内容と該操作内容に従って操作すべき領域とは略同一視野内に収めることができ、利用者はその操作内容とそれに対応する操作領域及び操作方法の把握を比較的容易に行うことができる。
【特許文献1】特許第2806419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような技術を例えば商品購入時のセルフチェックアウトシステムに適用した場合、該システムにおいて利用者は商品のカゴ置き台装置からバーコード等の読取装置、商品置き台装置、精算装置と広範囲において操作行動をとらなければならず、その操作行動の領域範囲は、操作内容を示す表示装置を含む一つの視野内に留まらない。このような場合に、上記技術のように、操作領域のみを表示装置に表示するようにしたのでは、装置の何処を操作するのか、利用者にとってはその操作箇所の把握が容易でなくなり、ひいてはその操作が困難となる。このことは、精算操作の遅延を引き起こし、商取引の迅速化を妨げ、商品売上等にも悪影響を及ぼしかねない。
【0006】
本発明は上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、操作領域がシステム全体に及ぶ場合のように、操作領域が広範囲に及ぶ場合でも、容易にその操作領域を把握でき、もってその操作が容易となって迅速な操作を行うことができる操作ガイダンス表示装置、操作ガイダンス表示プログラム、操作ガイダンス表示方法、およびチェックアウトシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明は、操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部とを備えるものである。
【0008】
また、本発明の操作ガイダンス表示装置において、前記操作箇所表示部により特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断部の判断結果に基づいて、前記操作箇所表示部は前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示部は該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の操作ガイダンス表示装置において、前記操作箇所表示部により特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の操作ガイダンス表示装置において、前記操作箇所表示部により表示される操作箇所の特定表示方法と前記第2特定表示部における表示方法とに共通性を持たせていることを特徴とする。
【0011】
なお、前記共通性は、前記第2特定表示部と前記操作箇所表示部又は前記操作方法表示部とにより表示される色に共通性を持たせていることを特徴とすることができ、また、前記操作方法表示部により表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断部の判断結果に基づいて、該動作がなされていないことを報知することを特徴とすることができる。
【0012】
また、本発明は、商品の精算を行うチェックアウトシステムであって、精算前の商品を載置する第1商品載置装置と、前記商品載置装置の商品についての商品データを読み取る商品データ読取装置と、前記商品データ読取装置により商品データが読み取られた商品を載置する第2商品載置装置と、前記商品データ読取装置により読み取られた商品金額について精算を行う精算装置と、前記第1商品載置装置、前記第2商品載置装置、前記商品データ読取装置、及び前記精算装置の操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、前記チェックアウトシステムの全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部を有する操作ガイダンス表示装置とを備えるものである。
【0013】
また、本発明は、操作方法をガイダンスする操作ガイダンスの表示をコンピュータに実行させる操作ガイダンス表示プログラムであって、操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップとを備えてコンピュータに実行させるものである。
【0014】
また、本発明の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断ステップを備え、該操作終了判断ステップの判断結果に基づいて、前記操作箇所表示ステップは前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示ステップは該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を前記操作箇所表示ステップに対応して表示させる表示ステップを備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、前記操作方法表示ステップにより表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断ステップと、該動作判断ステップにより前記動作がされていないことが判断された場合は、該動作がなされていないことを報知する報知ステップとを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示方法であって、操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップとを備えてなる。
【発明の効果】
【0018】
以上に詳述したように本発明によれば、操作領域がシステム全体に及ぶ場合のように、操作領域が広範囲に及ぶ場合でも、容易にその操作領域を把握でき、もってその操作が容易となって迅速な操作を行うことができる操作ガイダンス表示装置、操作ガイダンス表示プログラム、操作ガイダンス表示方法、およびチェックアウトシステムを提供することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を商品の購入時の精算に用いるセルフチェックアウトシステムに例をとって図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるセルフチェックアウトシステムの外観構成を示す斜視図である。
【0020】
このセルフチェックアウトシステムは、利用者に操作方法を画像においてガイダンスするガイダンス表示部1と、カードを取り扱うカード取扱い部2と、商品のバーコードを読み取るスキャナ3と、現金の支払及び釣り銭の支払を行う入出金部5と、商品の入ったカゴを載置するカゴ置き台6と、読取を終了した商品を置く商品置き台7とを備えて構成されている。商品置き台7は商品の重量を検出することができる重量検出部を兼ねている。また、重量検出部4があってもよい。
【0021】
ガイダンス表示部1は本発明のガイダンス表示装置を構成し、タッチパネル付ディスプレイを備えている。カード取扱い部(カード取扱い装置)2は、タッチパネル付ディスプレイの側部に設けられ、クレジットカードリーダ2a及びポイントカードリードライト2bを備えると共に、それらの適所近傍にそれらの箇所を示すフリッカランプが設けられている。
【0022】
スキャナ(商品データ読取装置)3はガイダンス表示部1の下方近傍に設けられ、重量検出部4がスキャナ3の正面下方に設けられている。この重量検出部4はテーブル状をなして商品の重量を検出する場合に適宜使用されることができる。入出金部(精算装置)5は重量検出部4の下部位置に設けられ、その正面側に硬貨投入口5a、紙幣挿入口5b、紙幣用お釣り支払口5c、硬化用お釣り支払口5dを備えている。また硬貨投入口5a、紙幣挿入口5bには、それらの適所近傍にそれらの箇所を示すフリッカランプが設けられている。
【0023】
カゴ置き台(第1商品載置装置)6はガイダンス表示部1の正面視右側部の下方において所定高さ位置に設けられている、この位置高さは商品カゴの載置に適した高さとされている。商品置き台(第2商品載置装置)7はガイダンス表示部1やスキャナ3を挟んでカゴ置き台6と反対側である正面視左側部の下方においてカゴ置き台6とほぼ同じ高さ位置に設けられている。なお、この商品置き台7にも重量検出部が適宜使用可能なように設けられている。
【0024】
以上の構成において、ガイダンス表示部1と、カード取扱い部2と、スキャナ3と、商品の重量検出部4と、入出金部5のそれぞれを構成する各装置は一つの筐体8内に組み込まれ、該筐体8を中心とする両側部にカゴ置き台6と商品置き台7のそれぞれの装置が配置されている。
【0025】
図2は、本実施の形態におけるチェックアウトシステムの機能ブロック図を示している。ガイダンス表示部1の表示制御を行う画面制御部11には入出金部5などを構成する入力デバイス5A、静止画を格納した静止画格納メモリ12、動画を格納した動画格納メモリ13、重量検出部4等を構成する重量センサ14、カードの有無を検出するカードセンサ15、現金の有無を検出する現金センサ16が接続されている。尚、本発明における操作ガイダンス表示装置は、本実施の形態においては、図2に示された構成において構成されている。
【0026】
以下、本実施の形態の動作について、図3、図4のフローチャート、図5乃至図8の画面例に基づいて説明する。
本動作は、顧客が商品を入れたカゴをカゴ置き台6に載置して、図5(A)に示す会計スタートボタン20を押下することにより開始される。まず、会計スタートボタン20の押下が検出されると(ステップS1)、ガイダンス表示部1の画面は図5(A)の状態から図5(B)に示される状態に遷移する。図5(B)ではスキャナ3により商品をスキャンする動作が表示される(ステップS2)。
【0027】
この表示においては、図8に詳細に示すように、システム全体の外観100が静止画として画面表示されると共に、この全体外観100において操作箇所(ここではスキャナ)100Aが特定表示されている。この特定表示はその操作箇所のみを他とは異なる色彩(例えば白地に対する強調色の赤色)を用いることで行われている。これにより顧客は装置全体における操作箇所を容易に把握することができる。
【0028】
この全体外観における操作箇所の表示において本発明の操作箇所表示部が構成されることとなる。そして、該操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法が吹き出し画面(100B)としてその側部に動画により拡大表示される。従って、利用者は操作箇所と、その細やかな操作方法を同時に且つ容易、迅速に把握することが可能となる。
【0029】
なお、ガイダンス表示部1には、それら操作箇所及び操作方法の表示部の隣に、お買い上げ商品の項目表示部100Cが設けられており、それまでの操作における商品購入結果が確認できる。
【0030】
商品のスキャン操作が認識されると(ステップS3)、図5(C)に示されるように、次に商品を袋に入れる動作が表示される(ステップS4)。この場合、操作箇所100Aは商品置き台7に対して示される。このように利用者が一つの操作(例えばスキャン操作)を終了すると次の操作(動作)を行う場所に操作箇所が移動されて示される。ここでも、この移動は装置の全体外観において行われるため、利用者は、その箇所の位置が容易に把握できることとなる。なお、この動作は音声によってもアナウンスされる。
【0031】
商品が袋に入れられたことが判断されると(ステップS5:例えば商品置き台7の重量検出部で検出することにより判断される)、画面は図5(D)に移り、ここでガイダンス表示部1に表示される支払ボタン21が押下されるまで(ステップS6、YES)、上記動作が繰り返される。なお、商品が袋に入れられないと判断された場合はエラー確認表示を行うようにすることもできるが、ここでの説明は省略する。
【0032】
次に、図5(D)における支払ボタン21の押下が検出されると(ステップS6、YES)、支払方法(現金支払又はカード支払)についての質問が行われる(ステップS7)。この場合、ガイダンス表示部1における表示は図6(A)に示されるようになり、「現金」ボタン22と「クレジット」ボタン23が表示される。
【0033】
図6(A)において、現金が指定された場合(ステップS7:現金)の動作について以下に説明する。なお、該支払処理方法には「クレジット」ボタン23が押下された場合(ステップS7:クレジット)のクレジット支払処理(ステップS8)もあるが、この処理についての説明は省略する。
【0034】
現金による支払方法が指定されると(ステップS7:現金)、次にガイダンス表示部の画面は図6(B)に移り、ポイントカード24の有無について質問が行われ(ステップS9)る。ポイントカード24がある場合は(ステップS9、YES)、図6(C)に示されるように、ポイントカード挿入動作についての表示が行われる(ステップS10)。この操作ガイダンスによりポイントカードが挿入されると(ステップS11、YES)、次に図6(D)に示されるように現金支払方法についての動作が表示される(ステップS12)。
【0035】
この現金支払方法についての動作については、それまでの操作又は動作範囲から利用者の目線が大きく移動することになるので、システム本体に設けられたランプ25(図1)を点滅させる。この場合、図6(D)の吹き出し画面100Bに示されるように、その操作方法を示す画面における現金挿入口のランプ25aもランプと同じ色に点滅させる。このように、ランプ色や点滅周期などに共通性を持たせることにより、その操作箇所がより把握しやすくなるように工夫されている。なお、これは本発明の第2特定表示部を構成している。
【0036】
この操作表示に基づいて現金が挿入されると(ステップS13、YES)、次にポイントカードがある場合は(ステップS14、YES)、図7(A)に示されるように、ポイントカード受け取り(返却)に関する動作についての表示が行われる(ステップS15)。次にお釣りの有無が判断され(ステップS16)、お釣りがあると判断された場合は(ステップS16、YES)、図7(B)に示されるように、お釣りの受け取りに関する動作が表示され(ステップS17)る。ここでは、お釣りの受け取り口にセンサを備え、そのセンサ出力に基づいて図7(B)の表示時間を長引かせることもできる。またお釣りが長時間受け取られない場合は、その動作を促すべく音声アラームなどにより報知することもできる(報知ステップ)。
【0037】
お釣りの受け取りがセンサなどにより検知されると、図7(C)に示されるように、次にその後商品受け取りに関する動作が表示される(ステップS18)。
【0038】
なお、ステップS14においてポイントカードがない場合は(ステップS14、NO)、動作は直接ステップS16に移り、またステップS16においてお釣りがない場合は、動作は直接ステップS18に移る。
【0039】
商品受け取り動作の表示(ステップS18)の後、ポイントカードの抜き取りが行われたか否かが判断され(ステップS19)、ポイントカードがまだ抜き取られていない場合は(ステップS19、NO)、図7(D)で示されるように、ポイントカードの受け取り動作を表示する(ステップS20)。
【0040】
ここでもカードの有無を検出するカードセンサ15により、カードが抜き取られるまで、当該画面を継続表示させ、またそれが所定時間持続した場合は、更に音声により報知させるようにしてもよい。ポイントカードが抜き取られている場合(ステップS19、YES)は動作を終了し、画面は図7(E)に移る。
【0041】
以上、本発明を商品購入のセルフチェックシステムに例をとって説明したが、本発明は、かかるセルフチェックシステムに限定されることはなく、利用者の操作(動作)範囲が広く、その範囲が操作ガイダンス表示装置の表示画面を含む一つの視野範囲に収まらないような種々のシステムに広く適用することができて、その操作性を大幅に向上させることができる。
【0042】
以上に説明した本実施の形態において、図3、図4で示す各ステップを操作ガイダンス表示プログラムとして、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、例えばセルフチェックアウトシステムによる操作ガイダンスをコンピュータに実行させることが可能となる。なお、本発明において、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体は、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
(付記1)
操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、
前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部と、
を備える操作ガイダンス表示装置。
(付記2)
付記1に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断部の判断結果に基づいて、前記操作箇所表示部は前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示部は該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
(付記3)
付記1に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を備えたことを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
(付記4)
付記3に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により表示される操作箇所の特定表示方法と前記第2特定表示部における表示方法とに共通性を持たせていることを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
(付記5)
付記4に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記共通性は、前記第2特定表示部と前記操作箇所表示部又は前記操作方法表示部とにより表示される色に共通性を持たせていることを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれかに記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作方法表示部により表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断部の判断結果に基づいて、該動作がなされていないことを報知することを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
(付記7)
商品の精算を行うチェックアウトシステムであって、
精算前の商品を載置する第1商品載置装置と、
前記商品載置装置の商品についての商品データを読み取る商品データ読取装置と、
前記商品データ読取装置により商品データが読み取られた商品を載置する第2商品載置装置と、
前記商品データ読取装置により読み取られた商品金額について精算を行う精算装置と、
前記第1商品載置装置、前記第2商品載置装置、前記商品データ読取装置、及び前記精算装置の操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、前記チェックアウトシステムの全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部を有する操作ガイダンス表示装置と、
を備えるチェックアウトシステム。
(付記8)
付記7に記載のチェックアウトシステムにおいて、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断部を備え、
該操作終了判断部の判断結果に基づいて、前記操作箇所表示部は前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示部は該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とするチェックアウトシステム。
(付記9)
付記7又は付記8に記載のチェックアウトシステムにおいて、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を備えたことを特徴とするチェックアウトシステム。
(付記10)
付記9に記載のチェックアウトシステムにおいて、
前記操作箇所表示部により表示される操作箇所の特定表示方法と前記第2特定表示部における表示方法とに共通性を持たせていることを特徴とするチェックアウトシステム。
(付記11)
付記10に記載のチェックアウトシステムにおいて、
前記共通性は、前記第2特定表示部と前記操作箇所表示部又は前記操作方法表示部とにより表示される色に共通性を持たせていることを特徴とするチェックアウトシステム。
(付記12)
付記7乃至付記11のいずれかに記載のチェックアウトシステムにおいて、
前記操作方法表示部により表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断部と、
該動作判断部により前記動作がされていないことが判断された場合は、該動作がなされていないことを報知する報知部と、
を備えたことを特徴とするチェックアウトシステム。
(付記13)
操作方法をガイダンスする操作ガイダンスの表示をコンピュータに実行させる操作ガイダンス表示プログラムであって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、
前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップと、
を備えてコンピュータに実行させる操作ガイダンス表示プログラム。
(付記14)
付記13に記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断ステップを備え、
該操作終了判断ステップの判断結果に基づいて、前記操作箇所表示ステップは前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示ステップは該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
(付記15)
付記13又は付記14に記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を前記操作箇所表示ステップに対応して表示させる表示ステップを備えることを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
(付記16)
付記13乃至付記15のいずれかに記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作方法表示ステップにより表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断ステップと、
該動作判断ステップにより前記動作がされていないことが判断された場合は、該動作がなされていないことを報知する報知ステップと、
を備えたことを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
(付記17)
操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示方法であって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、
前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップと、
を備えてなる操作ガイダンス表示方法。
(付記18)
付記17に記載の操作ガイダンス表示方法において、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断ステップを備え、
該操作終了判断ステップの判断結果に基づいて、前記操作箇所表示ステップは前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示ステップは該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする操作ガイダンス表示方法。
(付記19)
付記17又は付記18に記載の操作ガイダンス表示方法において、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を前記操作箇所表示ステップに対応して表示させる表示ステップを備えることを特徴とする操作ガイダンス表示方法。
(付記20)
付記17乃至付記19のいずれかに記載の操作ガイダンス表示方法において、
前記操作方法表示ステップにより表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断ステップと、
該動作判断ステップにより前記動作がされていないことが判断された場合は、該動作がなされていないことを報知する報知ステップと、
を備えたことを特徴とする操作ガイダンス表示方法。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態におけるセルフチェックアウトシステムの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図4】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図5】本発明の実施の形態の操作ガイダンス表示部における表示画面を示す図(その1)である。
【図6】本発明の実施の形態の操作ガイダンス表示部における表示画面を示す図(その2)である。
【図7】本発明の実施の形態の操作ガイダンス表示部における表示画面を示す図(その3)である。
【図8】表示画面の一部詳細を示す拡大図である。
【符号の説明】
【0044】
1 操作ガイダンス表示部、2 カード取扱い部、3 スキャナ、4 重量検出部、5 入出金部、6 カゴ置き台、7 商品置き台、8 筐体、11 画面制御部、12 静止画格納メモリ、13 動画格納メモリ、14 重量センサ、15 カードセンサ、16 現金センサ、100 全体外観、100A 操作箇所、100B 吹き出し画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、
前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部と、
を備える操作ガイダンス表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断部の判断結果に基づいて、前記操作箇所表示部は前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示部は該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を備えたことを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の操作ガイダンス表示装置において、
前記操作箇所表示部により表示される操作箇所の特定表示方法と前記第2特定表示部における表示方法とに共通性を持たせていることを特徴とする操作ガイダンス表示装置。
【請求項5】
商品の精算を行うチェックアウトシステムであって、
精算前の商品を載置する第1商品載置装置と、
前記商品載置装置の商品についての商品データを読み取る商品データ読取装置と、
前記商品データ読取装置により商品データが読み取られた商品を載置する第2商品載置装置と、
前記商品データ読取装置により読み取られた商品金額について精算を行う精算装置と、
前記第1商品載置装置、前記第2商品載置装置、前記商品データ読取装置、及び前記精算装置の操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示装置であって、前記チェックアウトシステムの全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示部と、前記操作箇所表示部により特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示部を有する操作ガイダンス表示装置と、
を備えるチェックアウトシステム。
【請求項6】
操作方法をガイダンスする操作ガイダンスの表示をコンピュータに実行させる操作ガイダンス表示プログラムであって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、
前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップと、
を備えてコンピュータに実行させる操作ガイダンス表示プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所の操作が終了したことを判断する操作終了判断ステップを備え、
該操作終了判断ステップの判断結果に基づいて、前記操作箇所表示ステップは前記操作の次に行われる操作にかかる操作箇所を特定表示し、前記操作箇所表示ステップは該操作箇所の操作方法を拡大表示することを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作箇所表示ステップにより特定された操作箇所に対応する前記操作対象装置の位置に設けられ、該位置が前記特定表示された操作箇所であることを表示する第2の特定表示部を前記操作箇所表示ステップに対応して表示させる表示ステップを備えることを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
【請求項9】
請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の操作ガイダンス表示プログラムにおいて、
前記操作方法表示ステップにより表示された操作に対応する動作がされていないことを判断する動作判断ステップと、
該動作判断ステップにより前記動作がされていないことが判断された場合は、該動作がなされていないことを報知する報知ステップと、
を備えたことを特徴とする操作ガイダンス表示プログラム。
【請求項10】
操作方法をガイダンスする操作ガイダンス表示方法であって、
操作対象となる装置の全体外観を画面表示すると共に、画面表示された装置の全体外観において操作箇所を特定表示することで、装置全体における操作箇所をガイダンスする操作箇所表示ステップと、
前記操作箇所表示ステップにより特定表示された操作箇所の操作方法を拡大表示して操作方法をガイダンスする操作方法表示ステップと、
を備えてなる操作ガイダンス表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−72803(P2007−72803A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−259648(P2005−259648)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【出願人】(000237639)富士通フロンテック株式会社 (667)
【Fターム(参考)】