説明

操作装置、及び、画像処理装置

【課題】所望の仮想キーの確認及び選択を円滑に行なうことのできる操作装置を提供する。
【解決手段】
操作ユニット120において、表示パネル132は、複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数のソフトウェアキーが配置される表示画面を表示し、タッチパネル134は、ソフトウェアキーに対する入力操作を受付け、CPU300は、タッチパネル134が受付けた入力操作に応じて、選択された項目を確定する。表示画面において、表示固定領域には、ソフトウェアキーが、表示位置が固定された状態で表示され、表示可変領域には、ソフトウェアキーが、スクロール可能な状態で表示される。CPU300はさらに、表示可変領域に表示されるソフトウェアキーを所定の方向にスクロールさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置及び画像処理装置に関し、特には、仮想キーを表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示パネルとタッチパネルとが重ねて構成される操作パネルを搭載するデジタル複写機が知られている。このような操作パネルにおいて、ユーザは、表示パネル上に仮想キーとして表示されるソフトウェアキーをタッチすることで、所望の機能の選択等の操作を行なうことができる。
【0003】
例えば、後掲の特許文献1に開示される画像形成装置は、複数の処理機能のうちのいずれかを選択するためのメニュー画面、及び、各処理機能を実行するための機能指示画面を表示する、タッチパネルディスプレイからなる表示部を備えている。この画像形成装置において、ユーザは、複数の仮想キーが表示される、メニュー画面、コピー画面、及びスキャン画面等を順に表示遷移させ、所望の仮想キーが表示された段階で、キー操作を行なうことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−308831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示される技術において、ユーザは、選択肢が多い場合、及び、どの表示画面に所望の仮想キーが配置されているのかを把握していない場合等には、所望の仮想キーに対する入力操作を行なうために、多くの表示画面を遷移させなければならず、操作が煩雑になり不便である。
【0006】
本発明の目的は、所望の仮想キーの確認及び選択を円滑に行なうことのできる操作装置、及び、画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の局面に係る操作装置は、複数の動作モードのそれぞれで動作可能な装置に備えられる操作装置であって、複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される表示画面を表示する表示手段と、仮想キーに対する入力操作を受付ける受付手段と、受付手段が受付けた入力操作に応じて、選択された項目を確定する確定手段と、を含む。表示画面は、仮想キーが、表示位置が固定された状態で表示される第1の領域と、仮想キーが、スクロール可能な状態で表示される第2の領域と、を含む。操作装置はさらに、第2の領域に表示される仮想キーを所定の方向にスクロールさせるスクロール手段を含む。
【0008】
このように、複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される表示画面において、第1の領域には、仮想キーが、表示位置が固定された状態で表示され、第2の領域には、仮想キーが、スクロール可能に表示されるので、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、所望の仮想キーがどこに配置されているのかを把握し易くなる。したがって、ユーザは、所望の仮想キーの確認及び選択を円滑に行なうことができる。
【0009】
好ましくは、操作装置はさらに、第1の領域に対し、所定の項目を選択するための仮想キーを表示させ、第2の領域に対し、所定の項目を除いた項目を選択するための仮想キーを表示させる、表示制御手段を含む。これによって、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、所望の仮想キーがどこに配置されているのかをより一層把握し易くなる。したがって、ユーザは、所望の仮想キーの確認及び選択をより一層円滑に行なうことができる。
【0010】
より好ましくは、所定の項目は、装置が、複数の動作モードのそれぞれで動作するために必須の項目である。これによって、重要な項目を選択するための仮想キーは表示位置が固定された状態で表示される。したがって、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、重要な項目を選択するための仮想キーの確認及び選択をより一層容易に行なうことができる。その結果、ユーザの利便性がより一層向上する。
【0011】
さらに好ましくは、操作装置はさらに、複数の仮想キーから、第1の領域に表示される仮想キー及び第2の領域に表示される仮想キーをそれぞれ選択するための選択手段を含む。これによって、ユーザは、第1の領域及び第2の領域に表示される仮想キーを、自己の好み及び使い方等に合わせて、自由にカスタマイズすることができる。したがって、ユーザは、所望の仮想キーの確認及び選択をさらに円滑に行なうことができるようになり、ユーザの利便性がさらに向上する。
【0012】
さらに好ましくは、表示画面は、複数の動作モードのうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置されるホーム画面である。これによって、ユーザは、所望の動作モードの確認及び選択を容易に行なうことができるようになる。
【0013】
さらに好ましくは、表示画面は、装置が上記した複数の動作モードのいずれかにて動作するための複数の機能のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される基本画面である。これによって、ユーザは、所望の機能の確認及び選択を容易に行なうことができるようになるので、所望の機能の設定変更等を容易に行なうことができるようになる。
【0014】
本発明の第2の局面に係る画像処理装置は、画像データに対する画像処理を行なうための複数の動作モードのそれぞれで動作可能な画像処理装置であって、上記した操作装置と、操作装置にて確定された項目に基づいて、画像データに対する画像処理を行なう画像処理手段と、を含む。これによって、ユーザは、画像処理装置に対し、所望の画像処理を円滑に実行させることができるようになる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される表示画面において、第1の領域には、仮想キーが、表示位置が固定された状態で表示され、第2の領域には、仮想キーが、スクロール可能に表示される。したがって、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、所望の仮想キーがどこに配置されているのかを把握し易くなる。その結果、ユーザは、所望の仮想キーの確認及び選択を円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の外観構成を示す図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の内部構成を簡略化して示す図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】ホーム画面の基本レイアウト構成を示す図である。
【図5】ホーム画面の一例を示す図である。
【図6】基本動作モードの基本画面の基本レイアウト構成を示す図である。
【図7】コピーモードの基本画面の一例を示す図である。
【図8】ホーム画面操作処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【図9】機能選択領域操作処理を実現するためのコンピュータプログラムの制御構造をフローチャート形式で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の説明及び図面においては、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同様である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0018】
[画像形成装置100]
図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置100は、スキャナ機能、コピー機能、及び、ファクシミリ(以下「FAX」と記す。)機能等を備えるMFP(Multifunction Printer)である。画像形成装置100は、ユーザによって、スキャナモード、コピーモード及びFAXモード等を含む各種動作モードのうちのいずれかが選択されると、選択された動作モードに対応する各種処理を実行する。
【0019】
〈ハードウェア構成〉
[画像形成装置100の操作ユニット120]
図1及び図3を参照して、画像形成装置100は、操作ユニット120を含む。操作ユニット120は、画像形成装置100の上部正面側に、ユーザが目視しやすいように傾斜して設けられる板状の操作パネルである。操作ユニット120は、操作ユニット120表面の中央部から左側領域にかけて配置されるタッチパネルディスプレイ130と、操作ユニット120表面の右側領域に配置される表示操作部140と、を含む。タッチパネルディスプレイ130と表示操作部140とは一つの筐体に保持され、操作ユニット120は全体として一体となるように構成される。操作ユニット120は、入出力インターフェイス(図示せず。)を介して、後述するCPU(Central Processing Unit)300と通信を行なう。
【0020】
タッチパネルディスプレイ130は、表示パネル132と、タッチパネル134とが重ねて構成されるタッチパネル一体型液晶表示装置である。表示パネル132には、例えば、画像形成装置100が実行可能な各種動作モードから所望の動作モードを選択するためのホーム画面、及び、基本動作モードにおける各種機能の設定変更等を行なうための基本画面が表示される。ここで、基本動作モードとは、画像データの印刷処理及び送信処理等の画像処理を実行する動作モードのことであり、本実施の形態では、コピーモード、FAXモード、及び、スキャナモードを示す。タッチパネルディスプレイ130の動作はCPU300によって制御される。例えば、表示パネル132に表示される画面にはソフトウェアキーが表示される。このソフトウェアキーをユーザが指で押下すると、タッチパネル134がその押下された位置を検出する。CPU300は、プログラム上でソフトウェアキーの表示位置とタッチパネル134が押された位置とを照合し、その照合結果に基づいて、動作モードの選択、各種機能の設定変更、及び、動作指示等を行なう。タッチパネルディスプレイ130のサイズ及び形状としては、特に限定されないが、例えば、1024ピクセル×600ピクセルの横長の長方形状のもの等を使用できる。
【0021】
表示操作部140は、表示灯142、並びに、電源キー144、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記す。)146、及びホームキー148等の各種ハードウェアキーを含む。表示灯142は、例えばLED(Light Emitting Diode)を備え、画像形成装置100が電源オンであるときに点灯する。電源キー144は、画像形成装置100の電源のオン・オフを行なうためのキーである。
【0022】
省エネキー146は、通常モードから省エネモードへの移行指示又は省エネモードから通常モードへの移行指示を行なうためのキーである。なお、省エネモードへの移行は、省エネキー146が押下された場合だけでなく、ユーザによる入力操作がない状態で予め定める所定時間が経過した場合においても実行される。ここで、通常モードとは、電源がオンの状態であって、全ての動作モードが実行可能な状態を示す。省エネモードとは、電源がオンの状態であって、一部の動作モードのみが実行可能な状態を示す。
【0023】
ホームキー148は、ホーム画面への移行指示を行なうためのキーである。ユーザによってホームキー148が押下されると、表示パネル132には、ホーム画面が表示される。
【0024】
[ホーム画面]
以下、ホーム画面の基本レイアウト構成を説明する。図4を参照して、ホーム画面は、ホームシステム領域1100と、表示可変領域1210及び表示固定領域1230を含むアイコン表示領域1200と、を含む。これらの領域は、基本レイアウトに従って以下のように配置される。すなわち、ホームシステム領域1100は、ホーム画面の最上部に配置される。アイコン表示領域1200は、ホーム画面の中央部に配置される。表示可変領域1210は、アイコン表示領域1200の上部に配置され、表示固定領域1230は、アイコン表示領域1200の下部に配置される。
【0025】
表示可変領域1210には、ユーザが所望の動作モードを選択するための各種ソフトウェアキーが、矢符A1にて示す画面左右方向にページスクロール可能に表示される。表示固定領域1230には、ユーザが所望の動作モードを選択するための各種ソフトウェアキーが、表示位置が固定された状態で表示される。表示可変領域1210及び表示固定領域1230に表示されるソフトウェアキーの種類及び並べ方等は、システム設定を行なうためのシステム設定画面等に対するユーザの入力操作によって、予め登録される。すなわち、表示可変領域1210及び表示固定領域1230に表示されるソフトウェアキーは、ユーザの好み及び使い方等に合わせて、自由にカスタマイズできる。表示可変領域1210及び表示固定領域1230に表示されるソフトウェアキーの表示形態(キー同士の間隔及びキーの並べ方)は、それぞれ無関係に設定できる。また、アイコン表示領域1200における表示固定領域1230をなくすように、すなわち、アイコン表示領域1200を全て表示可変領域1210とするように設定することもできる。
【0026】
本実施の形態において、表示可変領域1210には、60個までのソフトウェアキーを表示可能であり、ユーザは、これらのキーの表示形態を変更することができる。例えば、ユーザは、ソフトウェアキーの表示形態を、4個表示パターン及び12個表示パターン等の予め設定される表示パターンから選択することができる。本実施の形態において、表示固定領域1230には、1個〜10個までのソフトウェアキーを表示可能であるが、これらのキーの大きさは変更することはできない。
【0027】
以下、ホーム画面の一例を説明する。図5を参照して、ホーム画面1000のホームシステム領域1100には、ホーム画面であることを示す画像(ここでは、絵柄及び「Home」という文字列等を含む画像)1202、ソフトウェアキーである割込みキー1204及びログアウトキー1206、並びに、現在時刻1208等が表示される。
【0028】
アイコン表示領域1200の表示可変領域1210には、ユーザが所望の動作モードを選択するための各種ソフトウェアキーが、その動作モードの名称又は略称を示す文字列とともに、ページスクロール可能に表示される。なお、動作モードの名称又は略称を示す文字列は必須ではない。本実施の形態では、表示可変領域1210には、上記した各種ソフトウェアキーとして、スキャンデータをFTP(File Transfer Protocol)サーバ又はデスクトップに送信するFTP/デスクトップモードを選択するためのキー1211、ファイルリトリーブ(ファイル復元)モードを選択するためのキー1212、スキャンデータをHDD302に保存するHDDスキャンモードを選択するためのキー1213、SHARP OSA(登録商標)モードを選択するためのキー1214、スキャンデータを外部メモリに保存する外部メモリスキャンモードを選択するためのキー1215、言語設定モードを選択するためのキー1216、データ入力モードを選択するためのキー1217、インターネットFAXモードを選択するためのキー1218、FAXモードを選択するためのキー1219、外部データアクセスモードを選択するためのキー1220、ジョブ状況確認モードを選択するためのキー1221、及び、システム設定モードを選択するためのキー1222が表示される。これらのキー1211〜1222が押下されると、CPU300は、選択されたキーに対応する処理(例えば、対応する動作モードの設定、及び、対応する動作モードの基本画面の表示等)を実行する。
【0029】
アイコン表示領域1200の表示固定領域1230には、ユーザが所望の動作モードを選択するための各種ソフトウェアキーが、その動作モードの名称又は略称を示す文字列とともに、その表示位置が固定された状態で表示される。なお、動作モードの名称又は略称を示す文字列は必須ではない。本実施の形態では、表示固定領域1230には、上記した各種ソフトウェアキーとして、共有ネットワークフォルダアクセスモードを選択するためのキー1231、アドレス帳の登録又は閲覧を行なうアドレス帳モードを選択するためのキー1232、電子メールアドレスの登録を行なうためのE−メールモードを選択するためのキー1233、コピーモードを選択するためのキー1234、スキャンデータをリモートPCに送信するPCスキャンモードを選択するためのキー1235、及び、ヘルプモードを選択するためのキー1236が表示される。これらのキー1231〜1236が押下されると、CPU300は、選択されたキーに対応する処理(例えば、対応する動作モードの設定、及び、対応する動作モードの基本画面の表示等)を実行する。なお、表示固定領域1230に表示される各種ソフトウェアキーは、各キーに対応する動作モードを表す簡単な絵柄の形態で(すなわち、アイコンとして)表示される。
【0030】
上記したホーム画面等に表示される、基本動作モードを選択するためのソフトウェアキーがユーザによって押下されると、表示パネル132には、選択された基本動作モードの基本画面が表示される。
【0031】
[基本動作モードの基本画面]
以下、基本動作モードの基本画面の基本レイアウト構成を説明する。図6を参照して、基本動作モードの基本画面は、システム領域2100と、表示固定領域2210及び表示可変領域2230を含む機能設定/確認領域(以下「機能選択領域」と記す。)2200と、プレビュー領域2300と、アクションパネル領域2400と、タスクトリガー領域2500と、を含む複数の領域からなる。これらの領域は、基本レイアウトに従って以下のように配置される。すなわち、システム領域2100は、基本画面の最上部に配置される。プレビュー領域2300は、基本画面の中央部に配置される。機能選択領域2200は、基本画面においてプレビュー領域2300に対して左側に配置される。表示固定領域2210は、機能選択領域2200の上部に配置され、表示可変領域2230は、機能選択領域2200の下部に配置される。アクションパネル領域2400は、基本画面においてプレビュー領域2300に対して右側上部に配置される。タクストリガー領域2500は、基本画面においてプレビュー領域2300に対して右側下部に配置される。上記した基本動作モードの基本画面を構成する領域及び基本レイアウトは、全ての基本動作モードにおいて共通する。
【0032】
表示固定領域2210には、基本動作モードにおける各種機能の設定変更等を行なうための各種ソフトウェアキーが、表示位置が固定された状態で表示される。表示可変領域2230には、基本動作モードにおける各種機能の設定変更等を行なうための各種ソフトウェアキーが、矢符A2にて示す画面上下方向にページスクロール可能に表示される。表示固定領域2210及び表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキーの種類及び並べ方等は、システム設定を行なうためのシステム設定画面等に対するユーザの入力操作によって、予め登録される。すなわち、表示固定領域2210及び表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキーは、ユーザの好み及び使い方等に合わせて、自由にカスタマイズできる。表示固定領域2210及び表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキーの表示形態(キー同士の間隔及びキーの並べ方)は、それぞれ無関係に設定できる。また、機能選択領域2200における表示固定領域2210をなくすように、すなわち、機能選択領域2200を全て表示可変領域2230とするように設定することもできる。
【0033】
本実施の形態において、表示固定領域2210には、例えば1個〜6個までのソフトウェアキーを表示可能であり、これらのキーの大きさは変更することはできない。本実施の形態において、表示可変領域2230には、例えば12個までのソフトウェアキーを表示可能であり、ユーザは、これらのキーの表示形態を変更することができる。例えば、ユーザは、ソフトウェアキーの表示形態を、4個表示パターン及び12個表示パターン等の予め設定される表示パターンから選択することができる。
【0034】
以下、上記した基本動作モードの基本画面の一例として、コピーモードの基本画面2000を説明する。図7を参照して、コピーモードの基本画面2000のシステム領域2100には、コピーモードであることを示す画像(ここでは、絵柄及び「コピー」という文字列を含む画像)2102、ソフトウェアキーである割込みキー2104及びログアウトキー2106、並びに、現在時刻2108等が表示される。
【0035】
機能選択領域2200の表示固定領域2210には、コピーモードにおける各種機能の設定変更等を行なうためのソフトウェアキーが、その表示位置が固定された状態で表示される。本実施の形態では、表示固定領域2210には、上記したソフトウェアキーとして、コピー部数を変更するためのキー2212が表示される。
【0036】
機能選択領域2200の表示可変領域2230には、コピーモードにおける各種機能の設定変更等を行なうための各種ソフトウェアキーが、ページスクロール可能に表示される。本実施の形態では、表示可変領域2230には、上記した各種ソフトウェアキーとして、カラーモードを切替えるためのキー2231、コピー濃度を変更するためのキー2232、コピー倍率を変更するためのキー2233、原稿のサイズ等を変更するためのキー2234、使用する記録用紙のサイズ等を変更するためのキー2235、画像編集を行なうためのキー2236、及び、レイアウト編集を行なうためのキー2237が表示される。
【0037】
上記したソフトウェアキー2212,2231〜2237には、各キーに対応する機能を表す簡単な絵柄と文字列とが表示される。例えば、キー2212には、コピー部数の変更機能を表す絵柄と、「部数」という文字列及び設定されたコピー部数を示す数値と、が表示される。これらのキー2212,2231〜2237が押下されると、表示パネル132には、選択されたキーに対応する機能の詳細を設定するための設定画面(例えば、コピー部数設定画面、濃度設定画面、倍率設定画面、及び原稿設定画面(以上、いずれも図示せず。)等)が表示される。
【0038】
コピーモード基本画面2000のプレビュー領域2300には、画像形成装置100全体の現在の状況を示すミミック画像2302が表示される。なお、プレビュー領域2300には、後述するスキャンイン処理の実行時には、原稿読取部102によって読取られたスキャンデータに基づくプレビュー画像が表示される。
【0039】
コピーモード基本画面2000のアクションパネル領域2400には、例えば、ユーザによってよく使用される動作モードを選択するための各種ソフトウェアキー等が表示される。本実施の形態では、アクションパネル領域2400には、上記各種ソフトウェアキーとして、コピーモードにおけるおすすめ機能を選択するためのキー2402、省エネコピーモードを選択するためのキー2404、HDDスキャンモードを選択するためのキー2406、及び、コピー処理と同時に画像データの送信を行なう同時送信モードを選択するためのキー2408が表示される。ここで、おすすめ機能とは、ユーザによって選択された機能と過去に組合せて選択されたことのある機能を示す。
【0040】
コピーモード基本画面2000のタスクトリガー領域2500には、スキャンインキー2502、クリアオールキー2504、モノクロスタートキー2506、及び、カラースタートキー2508が表示される。スキャンインキー2502は、原稿をスキャンし、得られたスキャンデータに基づくプレビュー画像をプレビュー領域2300に表示させるスキャンイン処理の実行を開始するためのキーである。クリアオールキー2504は、設定変更された機能及びパラメータ等を全てキャンセルし、設定をデフォルト状態へ戻すためのキーである。モノクロスタートキー2506は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくモノクロコピー処理の実行を開始するためのキーである。カラースタートキー2508は、原稿をスキャンし、得られた画像データ(又はスキャンイン処理によって得られたスキャンデータ)に基づくカラーコピー処理の実行を開始するためのキーである。上記したように、本明細書では、スキャンイン処理によってスキャンされた画像データのことをスキャンデータと記すことで、他の画像データと区別する。
【0041】
[画像形成装置100の全体構成]
図1〜図3を参照して、画像形成装置100は、上記した操作ユニット120に加えて、原稿読取部102、画像形成部104、給紙部106、及び、排紙処理装置108を含む。以下、コピーモード及びFAXモードにおける動作を説明することによって、画像形成装置100全体のハードウェア構成の説明とする。
【0042】
−コピーモード−
本実施の形態において、コピーモードでは、主として、原稿読取部102及び画像形成部104が動作することによって、スキャンイン処理、モノクロコピー処理、及び、カラーコピー処理のうちのいずれかが実行される。
【0043】
(スキャンイン処理)
ホーム画面等に対するユーザの入力操作によってコピーモードが選択された後、スキャンインキー2502がタッチされると、手動又はADF(Auto Document Feeder)によって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によってスキャンデータとして読取られる。読取られたスキャンデータは、CPU300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、コピーモードの基本画面2000のプレビュー領域2300等に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させる。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM(Random Access Memory)308)に一時的に記憶される。
【0044】
(通常のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ホーム画面等に対するユーザの入力操作によってコピーモードが選択された後、上記したスキャンイン処理が行なわれていない状態で、モノクロスタートキー2506又はカラースタートキー2508がタッチされると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿が原稿読取部102によって画像データとして読取られる。読取られた画像データは、図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、画像形成部104に対して出力される。
【0045】
画像形成部104は、画像データに基づいて原稿画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷する。画像形成部104は、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と記す。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、及び図示しない除電装置等を含む。
【0046】
画像形成部104には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられる。給紙部106は、用紙カセット240に収納される記録用紙、又は手差トレイ242に載置される記録用紙を1枚ずつ引出し、引出した記録用紙を画像形成部104の主搬送路236に向けて送り出す。給紙部106から給紙された記録用紙は、主搬送路236に沿って搬送される。
【0047】
主搬送路236に沿って記録用紙が搬送される途中において、記録用紙は感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、さらに定着装置234を通過する。この過程において、記録用紙に対する原稿画像の印刷が行なわれる。
【0048】
感光体ドラム222は、一方向に回転する。感光体ドラム222の表面は、クリーニング装置232と除電装置とによりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
【0049】
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調する。そして、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査することで、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
【0050】
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像する。これによって、トナー像が感光体ドラム222の表面に形成される。モノクロコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、モノクロトナーを供給する。カラーコピー処理が実行される場合には、現像装置228は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)からなるカラートナーを供給する。
【0051】
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過する記録用紙に対し、感光体ドラム222の表面に形成されたトナー像を転写する。
【0052】
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙上に転写されたトナー像は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙に定着される。加熱ローラ248の温度は、定着装置234へ供給される電力によって、例えば加熱ローラ248内部に設けられるヒータを温めることで、定着に適した温度になるように制御されている。
【0053】
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
【0054】
記録用紙の両面に原稿画像の印刷を行なう場合には、分岐爪244が所定方向に回動され、この分岐爪244により定着装置234から搬送される記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転された状態で主搬送路236へと再び搬送される。主搬送路236における再度の搬送途中において、記録用紙の裏面への原稿画像の印刷が行なわれる。印刷が行なわれた記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれる。
【0055】
上述のようにして原稿画像が印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置108の方へと導かれて、排紙トレイ246に排出されるか、又は、排紙処理装置108の各排紙トレイ110のいずれかに排出される。
【0056】
排紙処理装置108では、複数の記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出する処理、記録用紙にパンチングする処理、及び、記録用紙にステープルする処理等を施す。排紙処理装置108は、例えば、複数部の印刷物を作成する場合には、各排紙トレイ110に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出し、排紙トレイ110毎に、排紙トレイ110上の記録用紙にパンチング処理又はステープル処理を施して印刷物を作成する。
【0057】
(スキャンイン処理後のモノクロコピー処理及びカラーコピー処理)
ホーム画面にてコピーモードが選択され、上記したスキャンイン処理が行なわれた後で、モノクロスタートキー2506又はカラースタートキー2508がタッチされる場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、画像形成部104は、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータに基づいて、上記と同様にして画像形成処理を行なう。
【0058】
−FAXモード−
本実施の形態において、FAXモードでは、原稿読取部102及び図3に示すFAX通信部160が動作することによって、スキャンイン処理及びFAX送信処理が実行される。また、FAX通信部160が動作することによって、FAX通信処理が実行される。さらに、FAX通信部160及び画像形成部104が動作することによって、FAX受信処理が実行される。
【0059】
(スキャンイン処理)
ホーム画面にてFAXモードが選択された後、FAXモードの基本画面(図示せず。)に表示されるスキャンインキー(図示せず。)がタッチされると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によってスキャンデータとして読取られる。読取られたスキャンデータは、CPU300に入力される。CPU300は、入力されたスキャンデータに対して各種画像処理を施した後、FAXモードの基本画面(図示せず。)のプレビュー領域2300に対し、スキャンデータに基づくプレビュー画像を表示させる。このとき、スキャンデータは、記憶装置(例えば、図3に示すRAM308)に一時的に記憶される。
【0060】
(通常のFAX送信処理)
ホーム画面にてFAXモードが選択された後、スキャンイン処理が行なわれていない状態で、FAXモードの基本画面(図示せず。)に表示されるスタートキー(図示せず。)がタッチされると、手動又はADFによって原稿載置台に載置された原稿は原稿読取部102によって画像データとして読取られる。読取られた画像データは、CPU300に入力され、ここで各種の画像処理が施された後、FAX通信部160に対して出力される。
【0061】
一方、ホーム画面にてFAXモードが選択され、上記したスキャンイン処理が行なわれた後で、スタートキー(図示せず。)がタッチされる場合がある。この場合には、上記した原稿画像のスキャン及び画像データに対する画像処理は行なわれず、スキャンイン処理時に読取られ、記憶装置に一時的に記憶されるスキャンデータが、FAX通信部160に対して出力される。
【0062】
送信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の回線を指定された送信先に接続し、入力された画像データ又はスキャンデータをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)に対して送信する。
【0063】
(FAX通信処理)
回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部160は、送信側及び受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない、利用可能な最大能力での通信速度及び画像データの符号化/符号訂正方式等を決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160から受信側の画像形成装置100のFAX通信部160へとデータが送信される。送信が終了すると回線が切断される。
【0064】
(FAX受信処理)
受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部104へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部104であっても構わない。画像形成部104は、上述したコピーモードにおける動作と同様にして、受信したデータから変換された画像データに基づく画像を記録用紙に印刷する。
【0065】
〈電気的構成〉
図3を参照して、画像形成装置100は、操作ユニット120と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域を提供するハードディスクを含むHDD(Hard Disk Drive)302と、プログラムを実行する際に記憶領域を提供するRAM308と、を含む。
【0066】
画像形成装置100はさらに、原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、操作ユニット120、HDD302、ROM306、RAM308、及び、ネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と記す。)304に接続されるバス310と、バス310に接続され、上記した各部を制御して画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300と、を含む。
【0067】
HDD302には、原稿読取部102にてスキャンされた画像データ等の各種データが記憶される。ROM306には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムとともに、後述するホーム画面操作処理及び機能選択領域操作処理を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。ROM306にはさらに、コピーモード及びFAXモード等の各種基本動作モードの基本画面を表示するための基本画面データが記憶される。
【0068】
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。CPU300は、ROM306に格納されているコンピュータプログラムに従って画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。すなわち、原稿読取部102、画像形成部104、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130及び表示操作部140、HDD302、ROM306、並びに、RAM308等の各部に対する制御は、CPU300が所定のコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
【0069】
図3を参照して、画像形成装置100のFAX通信部160には、画像データの送受信用に公衆回線が接続され、ネットワークI/F304には、ネットワーク回線が接続される。このネットワーク回線には、画像形成装置100をネットワーク対応のプリンタとして使用するコンピュータが接続されたり、インターネットを介して指定されたURLにより特定されるコンピュータが接続されたりする。このようにネットワーク回線を通じてインターネットに接続される画像形成装置100は、インターネットを介して、外部装置から必要な情報を取得することができる。
【0070】
〈ソフトウェア構成〉
(ホーム画面操作処理)
ホーム画面操作処理を実現するためのプログラムは、ユーザによって、表示操作部140のホームキー148が押下されることによって起動される。
【0071】
図8を参照して、このプログラムは、タッチパネルディスプレイ130の表示パネル132に対し、ホーム画面を表示させるステップS1000と、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134が、ホーム画面に対する入力操作を検出するまで待機するステップS1001と、を含む。上記した入力操作は、タッチ操作(表示部分を指で押下する操作)、及び、フリック操作(表示部分を所定方向に向けて指で軽く払う操作)を含む。
【0072】
このプログラムはさらに、ステップS1001にて、入力操作が検出された場合(YESの場合)に実行され、タッチパネル134の検出結果に基づいて、ホーム画面において入力操作が検出された領域(以下「入力領域」と記す。)を判別するステップS1002と、ステップS1002の判別結果に基づいて、入力領域が表示固定領域1230内に含まれるか否かを判定するステップS1003と、を含む。
【0073】
このプログラムはさらに、ステップS1003にて、入力領域が表示固定領域1230内に含まれると判定された場合(YESの場合)に実行され、入力操作がなされたソフトウェアキーを判別するステップS1004と、ステップS1004の判別結果に基づいて、選択された動作モードを確定するステップS1005と、を含む。
【0074】
このプログラムはさらに、ステップS1003にて、入力領域が表示固定領域1230内に含まれないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、入力領域が表示可変領域1210内に含まれる場合に実行され、入力操作がタッチ操作であるか否かを判定するステップS1006と、ステップS1006にて、入力操作がタッチ操作であると判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチ操作がなされたソフトウェアキーを判別するステップS1007と、ステップS1007の判別結果に基づいて、選択された動作モードを確定するステップS1008と、を含む。
【0075】
このプログラムはさらに、ステップS1006にて、入力操作がタッチ操作ではないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、入力操作がフリック操作である場合に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の方向に基づいて、スクロールの方向が第1方向(本実施の形態では、画面右方向)であるか否かを判定するステップS1009と、ステップS1009にて、スクロールの方向が第1方向であると判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域1210に表示されるソフトウェアキー部分を、第1方向に向けて所定量スクロールさせるステップS1010と、を含む。
【0076】
このプログラムはさらに、ステップS1009にて、スクロールの方向が第1方向ではないと判定された場合(NOの場合)に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域1210に表示されるソフトウェアキー部分を、第2方向(本実施の形態では、画面左方向)に向けて所定量スクロールさせるステップS1011を含む。ステップS1010及びステップS1011の処理後、制御はステップS1001に戻る。
【0077】
(機能選択領域操作処理)
機能選択領域操作処理を実現するためのプログラムは、ホーム画面等に表示される、基本動作モードを選択するためのソフトウェアキーが押下されることによって起動される。
【0078】
図9を参照して、このプログラムは、タッチパネルディスプレイ130の表示パネル132に対し、選択された基本動作モードの基本画面を表示させるステップS2000と、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134が、基本画面の機能選択領域2200に対する入力操作を検出するまで待機するステップS2001と、を含む。
【0079】
このプログラムはさらに、ステップS2001にて、入力操作が検出された場合(YESの場合)に実行され、タッチパネル134の検出結果に基づいて、機能選択領域2200における入力領域を判別するステップS2002と、ステップS2002の判別結果に基づいて、入力領域が表示固定領域2210内に含まれるか否かを判定するステップS2003と、を含む。
【0080】
このプログラムはさらに、ステップS2003にて、入力領域が表示固定領域2210内に含まれると判定された場合(YESの場合)に実行され、入力操作がなされたソフトウェアキーを判別するステップS2004と、ステップS2004の判別結果に基づいて、選択された機能を確定するステップS2005と、表示パネル132に対し、確定された機能に基づいて、機能の詳細を設定するための設定画面を表示させるステップS2006と、を含む。
【0081】
このプログラムはさらに、ステップS2003にて、入力領域が表示固定領域2210内に含まれないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、入力領域が表示可変領域2230内に含まれる場合に実行され、入力操作がタッチ操作であるか否かを判定するステップS2007と、ステップS2007にて、入力操作がタッチ操作であると判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチ操作がなされたソフトウェアキーを判別するステップS2008と、ステップS2008の判別結果に基づいて、選択された機能を確定するステップS2009と、表示パネル132に対し、確定された機能に基づいて、機能の詳細を設定するための設定画面を表示させるステップS2010と、を含む。
【0082】
このプログラムはさらに、ステップS2007にて、入力操作がタッチ操作ではないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、入力操作がフリック操作である場合に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の方向に基づいて、スクロールの方向が第1方向(本実施の形態では、画面上方向)であるか否かを判定するステップS2011と、ステップS2011にて、スクロールの方向が第1方向であると判定された場合(YESの場合)に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキー部分を、第1方向に向けて所定量スクロールさせるステップS2012と、を含む。
【0083】
このプログラムはさらに、ステップS2011にて、スクロールの方向が第1方向ではないと判定された場合(NOの場合)に実行され、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキー部分を、第2方向(本実施の形態では、画面下方向)に向けて所定量スクロールさせるステップS2013を含む。ステップS2012及びステップS2013の処理後、制御はステップS2001に戻る。
【0084】
なお、基本動作モードを選択するためのソフトウェアキーが押下された後、選択された基本動作モードの解除を要求する指示(例えば、ホームキー148の押下等)がなされない場合には、表示パネル132には、選択された基本動作モードの基本画面が表示されたままとなり、上記したステップS2001以降の処理が実行される。
【0085】
〈動作〉
図1〜図9を参照して、画像形成装置100は、以下のように動作する。以下の動作を除く、画像形成装置100の一般的な動作は、従来の画像形成装置の動作と同じである。なお、以下の動作において、画像形成装置100は、電源が投入された状態であるものとする。
【0086】
(ホーム画面操作処理時の動作)
ユーザは、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、タッチパネルディスプレイ130の表示パネル132には、ホーム画面1000(図5参照)が表示される(ステップS1000)。
【0087】
ユーザは、例えば、右手(又は左手)の人差し指の指先で、ホーム画面1000の表示可変領域1210の表示部分を画面左方向に複数回軽く払う。上記したフリック操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、ホーム画面1000に対する入力操作を検出する(ステップS1001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、ホーム画面1000における入力領域を判別する(ステップS1002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域1230内に含まれないと判定するとともに(ステップS1003にてNO)、入力操作はタッチ操作ではないと判定する(ステップS1006にてNO)。
【0088】
CPU300はさらに、タッチパネル134が検出したフリック操作の方向に基づいて、スクロールの方向は第1方向(本実施の形態では、画面右方向)ではないと判定し(ステップS1009にてNO)、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域1210に表示されるソフトウェアキー部分を、第2方向(本実施の形態では、画面左方向)に向けて所定量スクロールさせる(ステップS1011)。
【0089】
なお、ユーザが、右手(又は左手)の人差し指の指先で、ホーム画面1000の表示可変領域1210の表示部分を画面右方向に複数回軽く払った場合には、CPU300は、スクロールの方向は第1方向(本実施の形態では、画面右方向)であると判定し(ステップS1009にてYES)、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域1210に表示されるソフトウェアキー部分を、第1方向に向けて所定量スクロールさせる(ステップS1010)。
【0090】
ユーザは、表示可変領域1210に所望のソフトウェアキーが表示されると、所望のソフトウェアキーを右手(又は左手)の人差し指で押下する。上記したタッチ操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、ホーム画面1000に対する入力操作を検出する(ステップS1001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、ホーム画面1000における入力領域を判別する(ステップS1002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域1230内に含まれないと判定するとともに(ステップS1003にてNO)、入力操作はタッチ操作であると判定する(ステップS1006にてYES)。
【0091】
CPU300はさらに、タッチ操作がなされたソフトウェアキーを判別し(ステップS1007)、判別結果に基づいて、選択された動作モードを確定する(ステップS1008)。CPU300は、確定された動作モードに従って、対応する処理(例えば、各種動作モードの設定、及び、対応する動作モードの基本画面の表示等)を実行する。例えば、ユーザによってキー1211が押下された場合には、FTP/デスクトップモードが選択された動作モードとして確定され、設定される。キー1212が押下された場合には、ファイルリトリーブ(ファイル復元)モードが選択された動作モードとして確定され、設定される。
【0092】
ユーザは再度、表示操作部140のホームキー148を押下する。ホームキー148が押下されると、タッチパネルディスプレイ130の表示パネル132には、ホーム画面1000(図5参照)が表示される(ステップS1000)。
【0093】
ユーザは、表示固定領域1230に表示される所望のソフトウェアキーを右手(又は左手)の人差し指で押下する。上記したタッチ操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、ホーム画面1000に対する入力操作を検出する(ステップS1001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、ホーム画面1000における入力領域を判別する(ステップS1002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域1230内に含まれると判定する(ステップS1003にてYES)。
【0094】
CPU300はさらに、入力操作がなされたソフトウェアキーを判別し(ステップS1004)、判別結果に基づいて、選択された動作モードを確定する(ステップS1005)。CPU300は、確定された動作モードに従って、対応する処理(例えば、各種動作モードの設定、及び、対応する動作モードの基本画面の表示等)を実行する。例えば、ユーザによってキー1231が押下された場合には、共有ネットワークフォルダアクセスモードが選択された動作モードとして確定され、設定される。キー1232が押下された場合には、アドレス帳モードが選択された動作モードとして確定され、設定される。
【0095】
(機能選択領域操作処理)
上記の場合において、ユーザによって、ホーム画面1000の表示固定領域1230に表示されるキー1234が押下された場合、CPU300は、コピーモードを、選択された動作モードとして確定する。動作モードが確定されると、タッチパネルディスプレイ130の表示パネル132には、コピーモードの基本画面2000(図7参照)が表示される(ステップS2000)。
【0096】
ユーザは、例えば、右手(又は左手)の人差し指の指先で、機能選択領域2200の表示可変領域2230の表示部分を画面下方向に複数回軽く払う。上記したフリック操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、基本画面2000の機能選択領域2200に対する入力操作を検出する(ステップS2001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、機能選択領域2200における入力領域を判別する(ステップS2002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域2210内に含まれないと判定するとともに(ステップS2003にてNO)、入力操作はタッチ操作ではないと判定する(ステップS2007にてNO)。
【0097】
CPU300はさらに、タッチパネル134が検出したフリック操作の方向に基づいて、スクロールの方向は第1方向(本実施の形態では、画面上方向)ではないと判定し(ステップS2011にてNO)、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキー部分を、第2方向(本実施の形態では、画面下方向)に向けて所定量スクロールさせる(ステップS2013)。
【0098】
なお、ユーザが、右手(又は左手)の人差し指の指先で、機能選択領域2200の表示可変領域2230の表示部分を画面上方向に複数回軽く払った場合には、CPU300は、スクロールの方向は第1方向(本実施の形態では、画面上方向)であると判定し(ステップS2011にてYES)、タッチパネル134が検出したフリック操作の速度に基づいて、表示可変領域2230に表示されるソフトウェアキー部分を、第1方向に向けて所定量スクロールさせる(ステップS2012)。
【0099】
ユーザは、表示可変領域2230に所望のソフトウェアキーが表示されると、所望のソフトウェアキーを右手(又は左手)の人差し指で押下する。上記したタッチ操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、基本画面2000の機能選択領域2200に対する入力操作を検出する(ステップS2001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、機能選択領域2200における入力領域を判別する(ステップS2002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域2210内に含まれないと判定するとともに(ステップS2003にてNO)、入力操作はタッチ操作であると判定する(ステップS2007にてYES)。
【0100】
CPU300はさらに、タッチ操作がなされたソフトウェアキーを判別し(ステップS2008)、判別結果に基づいて、選択された機能を確定する(ステップS2009)。表示パネル132は、確定された機能に基づいて、機能の詳細を設定するための設定画面を表示する(ステップS2010)。例えば、ユーザによってキー2232が押下された場合には、コピー濃度変更機能が選択された機能として確定され、表示パネル132には、濃度設定画面(図示せず。)が表示される。キー2233が押下された場合には、コピー倍率変更機能が選択された機能として確定され、表示パネル132には、倍率設定画面(図示せず。)が表示される。ユーザは、表示された各種設定画面に従って入力操作を行なうことで、選択された機能におけるパラメータ等の条件の設定変更を行なうことができる。
【0101】
次いで、ユーザは、基本画面2000の表示固定領域2210に表示される所望のソフトウェアキー(本実施の形態では、キー2212)を右手(又は左手)の人差し指で押下する。上記したタッチ操作がなされると、タッチパネルディスプレイ130のタッチパネル134は、基本画面2000の機能選択領域2200に対する入力操作を検出する(ステップS2001にてYES)。CPU300は、タッチパネル134の検出結果に基づいて、機能選択領域2200における入力領域を判別する(ステップS2002)。この場合、CPU300は、判別結果に基づいて、入力領域は表示固定領域2210内に含まれると判定する(ステップS2003にてYES)。
【0102】
CPU300はさらに、入力操作がなされたソフトウェアキーを判別し(ステップS2004)、判別結果に基づいて、選択された機能を確定する(ステップS2005)。表示パネル132は、確定された機能に基づいて、機能の詳細を設定するための設定画面を表示する(ステップS2006)。本実施の形態では、コピー部数変更機能が選択された機能として確定され、表示パネル132には、コピー部数を変更するための仮想テンキー群等を含むコピー部数設定画面(図示せず。)が表示される。
【0103】
〈作用・効果〉
上記実施の形態によれば、操作ユニット120は、複数の動作モードのそれぞれで動作可能な画像形成装置100に備えられる操作装置であって、表示パネル132は、複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数のソフトウェアキーが配置される表示画面(ホーム画面及び基本動作モードの基本画面)を表示し、タッチパネル134は、ソフトウェアキーに対する入力操作を受付け、CPU300は、タッチパネル134が受付けた入力操作に応じて、選択された項目を確定する。表示画面において、表示固定領域1230,2210には、ソフトウェアキーが、表示位置が固定された状態で表示され、表示可変領域1210,2230には、ソフトウェアキーが、スクロール可能な状態で表示される。CPU300はさらに、表示可変領域1210,2230に表示されるソフトウェアキーを所定の方向にスクロールさせる。
【0104】
このように、表示画面において、表示固定領域1230,2210には、ソフトウェアキーが、表示位置が固定された状態で表示され、表示可変領域1210,2230には、ソフトウェアキーが、スクロール可能に表示されるので、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、所望のソフトウェアキーがどこに配置されているのかを把握し易くなる。したがって、ユーザは、所望のソフトウェアキーの確認及び選択を円滑に行なうことができる。
【0105】
また上記実施の形態によれば、ユーザは、タッチパネルディスプレイ130に表示されるシステム設定画面等に対する入力操作によって、複数のソフトウェアキーから、表示固定領域1230,2210に表示されるソフトウェアキー及び表示可変領域1210,2230に表示されるソフトウェアキーをそれぞれ選択し、予め登録することができる。これによって、ユーザは、表示固定領域1230,2210及び表示可変領域1210,2230に表示されるソフトウェアキーを、自己の好み及び使い方等に合わせて、自由にカスタマイズすることができる。したがって、ユーザは、所望のソフトウェアキーの確認及び選択をさらに円滑に行なうことができるようになり、ユーザの利便性がさらに向上する。
【0106】
また上記実施の形態によれば、表示画面は、複数の動作モードのうちのいずれかを選択するための複数のソフトウェアキーが配置されるホーム画面である。これによって、ユーザは、所望の動作モードの確認及び選択を容易に行なうことができるようになる。
【0107】
また上記実施の形態によれば、表示画面は、画像形成装置100が基本動作モードにて動作するための複数の機能のうちのいずれかを選択するための複数のソフトウェアキーが配置される基本画面である。これによって、ユーザは、所望の機能の確認及び選択を容易に行なうことができるようになるので、所望の機能の設定変更等を容易に行なうことができるようになる。
【0108】
また上記実施の形態によれば、画像形成装置100は、画像データに対する画像処理を行なうための複数の動作モードのそれぞれで動作可能な画像処理装置であって、操作ユニット120と、操作ユニット120にて確定された項目に基づいて、画像データに対する画像処理を行なう各部(原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、及び、ネットワークI/F304)と、を含む。これによって、ユーザは、画像形成装置100に対し、所望の画像処理を円滑に実行させることができるようになる。
【0109】
〈変形例〉
なお、上記実施の形態では、機能選択領域操作処理において、入力されたソフトウェアキーの判別を行なうステップS2004が設けられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。すなわち、上記実施の形態のように、表示固定領域2210に表示されるソフトウェアキーが1つである場合には、ステップS2004の処理は必ずしも設けられなくてもよい。
【0110】
また上記実施の形態では、表示可変領域1210,2230に表示されるソフトウェアキーはページスクロール可能に表示されたが、表示対象の全ての全てのキーを、表示可変領域1210,2230内に表示可能である場合には、各種ソフトウェアキーは固定された状態で表示されてもよい。
【0111】
また上記実施の形態では、表示固定領域1230,2210及び表示可変領域1210,2230にそれぞれ表示される各種ソフトウェアキーは、ユーザによって自由にカスタマイズされ登録されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、表示固定領域1230,2210には、所定の項目(所定の動作モード、又は、所定の機能)を選択するためのソフトウェアキーが表示され、表示可変領域1210,2230には、上記した所定の項目を除いた項目を選択するためのソフトウェアキーが表示されてもよい。これによって、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、所望のソフトウェアキーがどこに配置されているのかをより一層把握し易くなる。したがって、ユーザは、所望のソフトウェアキーの確認及び選択をより一層円滑に行なうことができる。また、表示固定領域1230,2210に表示するソフトウェアキーとして、必ず表示固定領域1230,2210に表示すべきソフトウェアキーと、表示可変領域1210,2230に移動可能なソフトウェアキーを予め設定しておいてもよい。
【0112】
なお、上記した所定の項目(所定の動作モード、又は、所定の機能)としては、特に限定されないが、画像形成装置100が、複数の動作モードのそれぞれで動作するために必須の項目であることが好ましい。これによって、重要な項目を選択するためのソフトウェアキーは表示位置が固定された状態で表示される。例えば、ホーム画面における表示固定領域1230には、動作モードを切替えるためのソフトウェアキー、及び、システム設定に関するソフトウェアキー等の画像形成装置として機能するために重要度の高いと考えられるソフトウェアキーが表示され、表示可変領域1210,2230には、表示固定領域1230に表示されるものと比較して、重要度の低いと考えられるソフトウェアキーが表示される。したがって、ユーザは、選択可能な項目が多い場合においても、重要な項目を選択するためのソフトウェアキーの確認及び選択をより一層容易に行なうことができる。その結果、ユーザの利便性がより一層向上する。
【0113】
今回開示された実施の形態は単に例示であって、この発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。この発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
【符号の説明】
【0114】
100 画像形成装置
120 操作ユニット
132 表示パネル
134 タッチパネル
300 CPU
1000 ホーム画面
2000 コピーモードの基本画面
1210,2230 表示可変領域
1230,2210 表示固定領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の動作モードのそれぞれで動作可能な装置に備えられる操作装置であって、
前記複数の動作モードに関連する複数の項目のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される表示画面を表示する表示手段と、
前記仮想キーに対する入力操作を受付ける受付手段と、
前記受付手段が受付けた入力操作に応じて、選択された項目を確定する確定手段と、を含み、
前記表示画面は、前記仮想キーが、表示位置が固定された状態で表示される第1の領域と、前記仮想キーが、スクロール可能な状態で表示される第2の領域と、を含み、
前記操作装置はさらに、
前記第2の領域に表示される仮想キーを所定の方向にスクロールさせるスクロール手段を含む、操作装置。
【請求項2】
前記操作装置はさらに、前記第1の領域に対し、所定の項目を選択するための仮想キーを表示させ、前記第2の領域に対し、前記所定の項目を除いた項目を選択するための仮想キーを表示させる、表示制御手段を含む、請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記所定の項目は、前記装置が、前記複数の動作モードのそれぞれで動作するために必須の項目である、請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作装置はさらに、前記複数の仮想キーから、前記第1の領域に表示される仮想キー及び前記第2の領域に表示される仮想キーをそれぞれ選択するための選択手段を含む、請求項1又は請求項2に記載の操作装置。
【請求項5】
前記表示画面は、前記複数の動作モードのうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置されるホーム画面である、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項6】
前記表示画面は、前記装置が前記複数の動作モードのいずれかにて動作するための複数の機能のうちのいずれかを選択するための複数の仮想キーが配置される基本画面である、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の操作装置。
【請求項7】
画像データに対する画像処理を行なうための複数の動作モードのそれぞれで動作可能な画像処理装置であって、
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の操作装置と、
前記操作装置にて確定された項目に基づいて、画像データに対する画像処理を行なう画像処理手段と、を含む、画像処理装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−68815(P2012−68815A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−212174(P2010−212174)
【出願日】平成22年9月22日(2010.9.22)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】