説明

操作装置

【課題】複数種類の操作が単一のダイヤルでできて、見栄えを良くすることのできる操作装置を提供する。
【解決手段】ダイヤル7の引出しまたは押込み操作により、平歯車(駆動歯車)16が内歯歯車20または21と噛合する。また、第1のスイッチ28または第2のスイッチ29がオン作動し、青色の発光ダイオード26または緑色の発光ダイオード27が点灯し、その光が表示部材33の透過部を透過し、これにより、操作対象の種別を明らかにする。そこで、ダイヤル7を回転操作すると、操作対象を操作する第1のプーリ18または第2のプーリ19に回転が伝わる。これにより、2種類の操作が単一のダイヤル7でできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイヤル式で且つ機械式の操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば自動車など車両においては、空調装置の、風量の調整、吹出口の切換え、及び設定温度の切換えなどをするのに、ダイヤル式で且つ機械式の操作装置を備えたものが供されている。その操作装置は、それぞれ別個のダイヤルからなるものであり、各ダイヤルを回転操作することで、上記空調装置の風量の調整、吹出口の切換え、及び設定温度の切換えなどをするダンパを、それぞれケーブルを介して動かすようになっている。
【0003】
従って、このものの場合、操作の種類が3つであれば3個のダイヤルというように、操作の種類数に応じた個数のダイヤルが備えられているのであり、それらがインストルメントパネルに配列されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−170448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来のものの場合、操作の種類数に応じた個数のダイヤルが備えられ、それらがインストルメントパネルに配列されていることで、見栄えが良くないという問題点を有している。
【0006】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、複数種類の操作が単一のダイヤルでできて、見栄えを良くすることのできる操作装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の操作装置は、回転可能に且つ回転中心軸線方向に移動可能に設けられたダイヤルと、複数の操作対象を操作するための複数個の回転体と、少なくとも1個の従動歯車からなり当該従動歯車の回転を前記複数個の各回転体に伝達する複数の回転伝達手段と、前記ダイヤルと一体に動作するように設けられ、前記ダイヤルの回転軸線方向の移動に応じて前記複数の従動歯車のうちのいずれかと噛合して前記ダイヤルの回転を当該噛合した従動歯車に伝達して前記複数の回転体を選択的に回転させる駆動歯車と、前記ダイヤルの表面に設けられ、単色光を透過させる少なくとも1つの透過部からなる表示部を、前記複数個の各回転体に一対一の関係をもって、透過させる単色光の色が互いに異なるように複数種形成した表示部材と、前記表示部材に当該表示部材の裏側から光を照射するように設けられ、それぞれ前記複数の各表示部を透過する単色光を発する複数の光源と、前記ダイヤルの前記回転中心軸線方向の移動に応じて作動し、前記複数の光源のうち、前記ダイヤルによって回転される前記回転体と一対一の関係をもつ前記表示部を透過する色を発する光源を選択的に発光させるスイッチ装置とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記手段によれば、操作の対象(例えば、風量調整または吹出口の切替え)に応じて、互いに異なる色に照明される表示部材の表示部を確認しながら、ダイヤルを回転軸中心線方向に引出し(または押込み)操作して、操作の対象を選択する。その選択をした上でダイヤルを回転操作すれば、駆動歯車が該当する回転伝達手段の従動歯車と噛合することにより、ダイヤルの回転を選択した操作の対象を操作するための回転体に伝達し、この回転体の回転により操作対象を操作することができる。
【0009】
これにより、複数種類の操作対象が単一のダイヤルで操作でき、従来のように操作の種類数に応じた個数のダイヤルを必要としないので、それらがインストルメントパネルに配列されることもなく、見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す操作装置の断面図
【図2】図1と異なる状態で示す操作装置の断面図
【図3】表示部材に表示されるシンボルを示す正面図
【図4】(a)風量調整のシンボルを示す図、(b)吹出口の切替えのシンボルを示す図
【図5】駆動歯車と従動歯車の噛合の動作説明のための部分的な側面図
【図6】本発明の第2の実施形態を示す操作装置の断面図
【図7】本発明の第3の実施形態を示すダイヤルの正面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
まず、図1は、車両、特には自動車用の操作装置1を、車両のインストルメントパネル2に取り付けた状態を示している。この図1のように、インストルメントパネル2には、円形の開口部3が設けられ、インストルメントパネル2の裏側(図1では下側)の開口部3の周りに、円筒状の取付け部4が突設されている。取付け部4の外周面には係合爪5が設けられ、内周面には軸方向に延びる複数の溝6が設けられている。操作装置1のインストルメントパネル2への取付けは、ダイヤル7をインストルメントパネル2の開口部3に、裏側(図1では下側)から表側に突出させるように挿入し、操作装置1の主体としての主ケース8の一端部の筒状部8aを取付け部4に嵌合し、筒状部8aの取付け孔9を係合爪5に抜け止めのために係合させることで行っている。
【0012】
ダイヤル7は、環状の摘み部10と、この摘み部10の表側の一端部の内側に一体に設けられた透明プラスチック製の端板部11とからなる。摘み部10の他端部には抜け止めリブ12が設けられ、インストルメントパネル2からの抜け止めをしている。端板部11の中心には、主ケース8の底方に向かって延びる軸13が固定されている。
軸13は、主ケース8の内底面に設けられた円筒状の軸受け部14により、回転可能に且つ回転中心軸線方向に移動可能に支持されている。軸13の軸受け部14側の端部近くには、一対の円板15が設けられ、軸13の途中には、1個の平歯車16が取り付けられている。
【0013】
主ケース8には、プーリ収納部17が形成されていて、このプーリ収納部17に環状の第1のプーリ18及び第2のプーリ19が回転可能に配設されている。第1のプーリ18及び第2のプーリ19の内周面には、内歯歯車20及び21が形成されている。この第1のプーリ18及び第2のプーリ19の支持構成は、当該第1のプーリ18及び第2のプーリ19の内周側に形成した環状軸部18a及び19aを、主ケース8の中間部に形成されたプーリ収納部17の円形内周面17a及び17bに回転可能に嵌合支持するというものである。
【0014】
第1のプーリ18及び第2のプーリ19の内側には前記軸13が挿通されている。この軸13は、前述の説明から明らかなように、ダイヤル7と一体に動作、つまりダイヤル7と一体に回転し且つ回転中心軸線方向に移動する。そして、この軸13に固定された前記平歯車16は、ダイヤル7の回転中心軸線方向の移動により、第1のプーリ18の内歯歯車20及び第2のプーリ19の内歯歯車21に選択的に噛合するように構成されている。この場合、図5に示すように、外歯16a及び内歯20a,21aの端部は鋭角状に形成されていて、これにより平歯車16の外歯16aが回転中心軸線方向に移動するとき、内歯歯車20の内歯20aまたは内歯歯車21の内歯21aと円滑に噛み合うようにしている。なお、図5では内歯歯車20は省略した。
【0015】
そして、平歯車16が内歯歯車20,21のいずれかと選択的に噛合すると、ダイヤル7の回転が平歯車16から内歯歯車20,21に伝達される。従って、平歯車16は駆動歯車として機能し、内歯歯車20,21は従動歯車として機能する。そして、内歯歯車20,21の回転がとりもなおさず第1のプーリ18,第2のプーリ19の回転となり、従って内歯歯車20,21は複数(この場合2つ)の回転伝達手段として機能する。
【0016】
第1のプーリ18及び第2のプーリ19には、それぞれ第1のワイヤ22及び第2のワイヤ23が巻装されている。第1のワイヤ22は、空調装置の風量の調整をするスイッチ装置(図示しない)に連なって、当該スイッチ装置(操作対象)を作動させるものである。第2のワイヤ23は、空調装置の吹出口の切換えをするダンパ(図示しない)に連なって、当該ダンパ(操作対象)を動かすものである。
【0017】
軸13には、ダイヤル7の後側(図1で下側)近くに位置して、基板24が相対回転可能に支持されている。この基板24は、軸13の段部面25とダイヤル7の抜け止めリブ12との間に挟まれていて軸13と一体的に回転中心軸線方向に移動するようになっている。また、基板24の外周縁部には、取付け部4の溝6に係合する複数個の突起部24aが突設されていて、この突起部24aと溝6との係合によって基板24の回転が規制される。従って、基板24は、軸13と回転中心軸線方向には一体的に移動するが、軸13の回転に対しては静止したままで回転しないようになる。このような基板24のダイヤル7側の前面(図1では上面)には、青色の発光ダイオード26と緑色の発光ダイオード27が交互に等間隔に4個設けられ、端板部11を裏側から照射するようになっている。
【0018】
主ケース8のプーリ収納部17の奥方(図1では下方)には、スイッチ装置を構成する第1のスイッチ28,第2のスイッチ29が内壁面に突設されている。第1のスイッチ28は、共通可動接片30と固定接片31とからなり、第2のスイッチ29は、共通可動接片30と固定接片32とからなる。共通可動接片30は、一対の円板15の間に挟まれている。ダイヤル7が引出し操作または押込み操作されて、軸13が前後(図1では上下)に移動するのに伴い、共通可動接片30も前後に弾性変形し、これにより、共通可動接片30と固定接片31とが接して、第1のスイッチ28がオン作動し、また、共通可動接片30と固定接片32とが接して、第2のスイッチ29がオン作動する。第1のスイッチ28は青色の発光ダイオード26と電気的に接続されているとともに、第2のスイッチ29は緑色の発光ダイオード27と電気的に接続されていて、第1のスイッチ28のオン作動により、青色の発光ダイオード26が点灯し、第2のスイッチ29のオン作動により、緑色の発光ダイオード27が点灯する。
【0019】
ここで、ダイヤル7の端板部11の表面には、例えば、表面プラズモンカラーフィルタからなる表示部材33が装着されている。この表面プラズモンカラーフィルタは、ガラス基板上に成膜したアルミニウム薄膜に、所望の単色光の波長の半分程度の周期的なホールアレイを形成し、表面をシリコン酸化膜でカバーしたものである。ホールアレイの形成された部分は、ホールアレイの周期によって決まる特定の周波数成分を持つ表面プラズモンにより、特定の単色光のみが透過されるようになるという特性を有している(出典:「ナノ加工技術が生み出すナノフォトニックデバイス」独立行政法人物質・材料研究機構,平成21年3月26日発表)。
【0020】
本実施形態では、青色の光を透すようにホールアレイが形成された部分(透過部)を第1の表示部34とし、緑色の光を透すようにホールアレイが形成された部分(透過部)を第2の表示部35とする。図3に示すように、第1の表示部34及び第2の表示部35は重ならないように表示部材33の複数個所に間欠的に形成されている。この間欠的に形成された第1の表示部34及び第2の表示部35は第1のプーリ18及び第2のプーリ19の回転量(操作量)、ひいては回転体の回転によって操作対象が操作される内容を表示するものである。
【0021】
具体的には、図4(a)に示すように、第1の表示部34は、複数の透過部、即ちファンを示すファン形状部34aと、ファン停止を示す0(ゼロ)34bと、送風量の大小を3段階で示す1〜3の数字形状部34c〜34eの5個の分散した透過部からなり、図4(b)に示すように、第2の表示部35は、複数の透過部、即ち吹出される風の向きを示す5個の分散した透過部35a〜35eからなり、これら分散した透過部34a〜34e及び35a〜35eが所定の角度間隔をもって並べて設けられている。インストルメントパネル2の表面には指標36が設けられていて、ダイヤル7の回転により分散した透過部(以下、シンボルと称する)34a〜34e及び35a〜35eが回転し、操作設定の状態(風量または風向)が指標36の指し示すものになる。
【0022】
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、図1はダイヤル7を押込んだ状態が示されており、この平歯車16が内歯歯車20に噛合し、また第1のスイッチ28がオン作動していて、青色の発光ダイオード26が点灯している。このとき、図4(a)に示すように、表示部材33においては、風量調整のシンボル34a〜34eが青色に照明されている。この状態で、摘み部10を掴んでダイヤル7を回転操作すると、ダイヤル7の回転が、平歯車16及び内歯歯車20によって、第1のプーリ19に伝達される。例えば、風量0(ゼロ)の位置に指標36が向いている状態から、右回りにダイヤル7を風量3の位置まで回転させると、第1のプーリ19の回転により、第1のワイヤ22を介して車両の空調装置の風量3への切換えをするスイッチ装置(図示しない)が作動され、風量の切換えが行われる。
【0023】
吹出口の切替えをする際は、図1に示した状態から、ダイヤル7の摘み部10を掴んで引出し操作し、図2に示した状態になるようにする。図2に示した状態になると、平歯車16が内歯歯車21に噛合するとともに、第2のスイッチ29がオン作動して、緑色の発光ダイオード27が点灯している。このとき、図4(b)に示すように吹出口の切替えのシンボル35a〜35eが緑色に照明されている。この状態で、摘み部を掴んでダイヤル7を回転操作すると、ダイヤル7の回転が、平歯車16及び内歯歯車21によって、第2のプーリ19に伝達される。第2のプーリ19の回転により、第2のワイヤ23を介して車両の空調装置の吹出口の切換えをするダンパ(図示しない)が動かされ、吹出口の切換えが行われる。
【0024】
このように本実施形態によれば、風量の切替え操作と、吹出口の切換え操作とを1個のダイヤル7によって行うことができる。このため、インストルメントパネル2に設けるダイヤル7の個数を減少させることができ、見栄えを良くすることができる。また、ダイヤル7に表示部材33を設け、この表示部材33に第1の表示部34と第2の表示部35を設け、風量の切替え操作を行う場合には、第1の表示部34だけが明るく照らし出され、吹出口の切換え操作を行う場合には、第2の表示部35だけが明るく照らし出されるので、複数種の操作のうち、実際に操作する種類についての表示を1個のダイヤル7で行うことができる。
【0025】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。なお、図6には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
【0026】
図6に示すように、プーリ収納部17には、ダイヤル7の回転中心軸線方向に隔てて2個の従動平歯車37及び38が回転軸39及び40を介して回転可能に配設されている。回転軸39及び40は、軸受け部41,42に回転可能に支持される。
これら各従動平歯車37及び38には、軸13に固定された平歯車16がダイヤル7の回転中心軸線方向の移動によって選択的に噛合し、ダイヤル7の回転を各従動平歯車37及び38に伝達するようになっている。
【0027】
また、プーリ収納部17内には、各従動平歯車37及び38に噛合する従動平歯車43,44が配設されている。これら従動平歯車43及び44はそれぞれ主ケース8の軸受け部45及び46に回転可能に支持された回転軸47及び48に固定されている。そして、各回転軸47及び48には、回転体としてのプーリ49及び50が固定されている。
従って、従動平歯車37及び38が平歯車16によって回動駆動されると、その回転が従動平歯車43及び44に伝達されてプーリ49及び50を回転させるようになっていて、従動平歯車37及び38と従動平歯車43及び44はダイヤル7の回転をプーリ49及び50に伝達する回転伝達手段として機能する。プーリ49及び50には第1のワイヤ22、第2のワイヤ23が巻装されている。
このような構成とした第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0028】
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について図7を参照して説明する。なお、図7には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。
【0029】
図7では、吹出口の切替えを示す第2の表示部35に、異なる2色の単色光が透過するようになっている。具体的には、人の絵のシンボル51a〜51eは緑色の単色光、風向を示す矢印のシンボル52a〜52eは黄色の単色光が透過される。そして、図示はしないが、基板24のダイヤル7側の前面に、青色の発光ダイオード26と緑色の発光ダイオード27に加えて、黄色の発光ダイオードが2個設けられ、この等間隔に設けられた6個の発光ダイオードにより、端板部11が裏側から照射される。第1のスイッチ28がオン作動すると、青色の発光ダイオード26が点灯し、第2のスイッチ29がオン作動すると、緑色の発光ダイオード27と黄色の発光ダイオードが点灯する。
このような構成とした第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0030】
なお、本発明は、上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば、従動歯車、軸、回転体、プーリ、及びワイヤは、上記した個数より多くしてもよく、表示部材33は上記した表面プラズモンカラーフィルタ以外のものでもよい。また、全体も車両用以外の操作装置に適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更または拡張して実施し得る。
【符号の説明】
【0031】
図面中、1は操作装置、2はインストルメントパネル、7はダイヤル、13は軸、16は平歯車(駆動歯車)、18,19,49,50はプーリ(回転体)、20,21は内歯歯車(従動歯車,回転伝達手段)、37,38,43,44は従動平歯車(従動歯車,回転伝達手段)、26,27は発光ダイオード(光源)、28,29は第1,第2のスイッチ(スイッチ装置)、33は表示部材、34,35は表示部、34a〜34e, 35a〜35e, 51a〜51d, 52a〜52eは透過部を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能に且つ回転中心軸線方向に移動可能に設けられたダイヤルと、
複数の操作対象を操作するための複数個の回転体と、
少なくとも1個の従動歯車からなり当該従動歯車の回転を前記複数個の各回転体に伝達する複数の回転伝達手段と、
前記ダイヤルと一体に動作するように設けられ、前記ダイヤルの回転軸線方向の移動に応じて前記複数の従動歯車のうちのいずれかと噛合して前記ダイヤルの回転を当該噛合した従動歯車に伝達して前記複数の回転体を選択的に回転させる駆動歯車と、
前記ダイヤルの表面に設けられ、単色光を透過させる少なくとも1つの透過部からなる表示部を、前記複数個の各回転体に一対一の関係をもって、透過させる単色光の色が互いに異なるように複数種形成した表示部材と、
前記表示部材に当該表示部材の裏側から光を照射するように設けられ、それぞれ前記複数の各表示部を透過する単色光を発する複数の光源と、
前記ダイヤルの前記回転中心軸線方向の移動に応じて作動し、前記複数の光源のうち、前記ダイヤルによって回転される前記回転体と一対一の関係をもつ前記表示部を透過する色を発する光源を選択的に発光させるスイッチ装置と、を備えた操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−76355(P2011−76355A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−226907(P2009−226907)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】