説明

放射線検出器およびこれを用いる放射線検査装置

【課題】高い感度を有するとともに、遮光の必要がない放射線検出器および放射線検査装置を提供すること。
【解決手段】無機シンチレータと、フォトダイオードとを備える放射線検出器であって、前記無機シンチレータは、400nm以下の発光ピーク波長を有し、前記フォトダイオードは、400nm未満の波長域において最大の量子変換効率を有するとともに、400nm以上の波長域に感度を有さず、前記フォトダイオードは、前記無機シンチレータの発光ピーク波長において40%以上の量子変換効率を有する、放射線検出器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線検出器およびこれを用いる放射線検査装置に関する。より詳細には、シンチレータを用いる放射線検出器およびこれを用いる放射線検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高エネルギー物理やポジトロン放出型断層撮影(PET)イメージング・システムでは、シンチレータとの(核崩壊事象によって発生される)放射線の衝突に基づいて画像が作成される。被検体内でのポジトロンと対応する電子との相互作用から生じるガンマ線がシンチレータの中へ入って、光検出器によって検出することのできるフォトンに変換される。被検体内の特定の位置から放出された光は、例えば、フォトダイオード(PD)、光電子増倍管(PMT)、またはこのような他の光検出器を使用して、検出することができる。
【0003】
フォトダイオードは、特に放射線検出器やイメージング機器において、広範な用途を有する。現在、様々な公知のフォトダイオードが使用されている。典型的には、PDアレイ、位置検知性アバランシェ・フォトダイオード(PSAPD)、アバランシェ・フォトダイオード・アレイ(APDアレイ)と称される特定の一形式のフォトダイオードでは、フォトンを検出して、このフォトンがアレイに衝突する位置を突き止めることができる。PSAPDは、現在、PETイメージングのような医学的および他のイメージング用途に使用されている。このような用途でのそれらの使用は、それらがアレイに衝突するフォトンの位置を検知する能力を持っているので特に関心が持たれている。
【0004】
ところで、PETを用いた検査は、治療前の腫瘍悪性度診断、癌の浸潤範囲や転移病巣の検出などによる臨床病期の診断、治療中・治療直後の癌治療に対する反応の判定・評価、治療後の予後予測や再発診断など、癌診断について精度の高い情報を提供すると期待され、癌臨床への応用が広まっている。しかし、癌浸潤範囲の正確な診断という観点では、PETにより得られる画像のみでは生体臓器や組織の正確な位置情報が得にくいという欠点がある。
【0005】
一方、X線CT装置やMRI装置は、生体の解剖学的な詳細情報を正確に描出でき、医療分野において広く利用されているが、PETのような代謝機能に関する解析能は備わっていない。このPET装置とX線CT装置やMRI装置との互いの欠点を補い、両者の優れた特徴を利用した新しい癌診断法が切望されている。
【0006】
近年、PET画像による代謝機能情報とMRI画像による解剖学的位置情報とを同時期に収集し、両画像の重ね合わせによる診断を可能としたMRI付PET装置(MRI−PET)が活発に開発されている。
【0007】
MRI付PET装置では、強力な磁場を発するMRIを使用するため、光電子増倍管が使用できない。すなわち、光電子増倍管は、シンチレータに放射線が入射した際に発せられる蛍光を電気信号へと変換するものであるが、光電子増倍管はその構造上、強力な磁場が存在する環境下では使用できない。このため、磁場の影響を受けず、シンチレータから発せられる蛍光を電気信号に変換可能な素子として、量子変換効率の最も高い蛍光波長が600nm付近であるシリコンPDアレイ、シリコンPSAPDアレイやシリコンPSAPDがMRI−PETに用いられている(例えば、特許文献1、非特許文献1)。
【0008】
現在、PET装置などに用いられる放射線検出器では、放射線検出器に用いられる光検出器が可視光の波長域に感度を持つ。そのため、PET装置および放射線検出器は、外部からの可視光の光漏れによる放射線検出器の誤作動を防ぐために、厳密に遮光する必要がある。PET装置および放射線検出器のメンテナンスや製造時の動作試験等の操作を行う際にも、受光部分を厳密に遮光した上で作業を行う必要がある。しかし、メンテナンスや製造時の動作試験においては、目視による手作業が必須である。そこで、作業中は光検出器の作業環境化での露光による劣化を防ぐため、放射線検出器の遮光と電源供給の停止が必要となる。このため、作業工程の複雑化をまねき、メンテナンス等に要する時間およびコストが増大する。以上の理由により放射線検出器、さらにはPET装置では設計時の複雑化を招き、結果として大型かつ高価格となってしまう。
【0009】
さらに、シリコンPDアレイ、シリコンPSAPDアレイやシリコンPSAPDといったSi系の半導体受光素子では、半導体のバンドギャップエネルギーが1.1eVと小さいために、熱電子が励起されやすく、高温になると暗電流が大きくなる場合がある。一般的に、Si系の半導体受光素子を用いる場合には、暗電流によるノイズを低減するために20℃以下に温度を調整する必要がある。したがって、PET装置などに用いられる放射線検出器へ応用する場合には、何らかの冷却装置が必要となり、結果としてPET装置の大型化と高価格化につながる。
【0010】
シリコンPDアレイやシリコンPSAPDと組み合わせてPET装置に応用可能なシンチレータとしてはBGO、CsI:Tl、 LSOがあるが、蛍光強度スペクトルのピーク波長、発光量、蛍光寿命の点で理想的なシンチレータは存在しない。
【0011】
すなわち、特許文献1に記載されたシンチレータ結晶であるLSOは発光量が高く、発光ピーク波長が430nm であり、これに組み合わせるシリコンPDは430nmの波長において量子変換効率は60%であるが、蛍光寿命が40nsと長いことが問題である。BGOは発光ピーク波長が480nmであり、シリコンPDの量子変換効率は65%であるが、発光量がLSOの25%と低く、蛍光寿命が300nsと非常に長い、またCsI:Tlは発光ピーク波長が550nmであり、シリコンPDの量子変換効率は68%であるが、発光量がLSOの60%と低く、蛍光寿命が1000nsと極めて長いのが問題である。一方、非特許文献1に記載された無機シンチレータ結晶であるPr:LuAGは蛍光寿命が20nsと非常に短く、発光量はLSOの75%程度であるものの、発光ピーク波長が310nmでありシリコンPDの量子変換効率が20%と極めて低くなるのが問題である。
【特許文献1】特公平7−78215号公報
【非特許文献1】Journal of Crystal Growth 292 (2006) 239−242,"Scintillation characteristics of Pr−doped Lu3Al5O12 single crystals"
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
PET等に用いられる放射線検出器では、設計の簡素化およびコスト削減への要求から、外部からの可視光の光漏れに対する遮光の必要のないPET装置や放射線検出器が求められている。メンテナンスや製造時の動作試験等の操作を行う際の作業工程の簡素化が求められており、このため、可視光の遮光の必要のない、可視光の波長域に感度を持たない光検出器から構成される放射線検出器が求められている。
【0013】
加えて、PET等に用いられる放射線検出器では、冷却機構の簡素化が求められており、高温でも暗電流の小さい光検出器から構成される放射線検出器が求められている。
【0014】
さらに、放射線検出器は発光量が高く蛍光寿命が短い無機シンチレータとその発光ピーク波長で量子変換効率が高い光検出器で構成されることが要求される。特にPET装置では、検査時間を短くし、検査の対象となる被検体の負担を軽減する観点、及び、複数の蛍光が重なり合う現象、いわゆるパイルアップを防止して高い時間分解能を有する放射線検出器を構成する観点から、減衰時間が短い蛍光を持つシンチレータとその光検出器を組み合わせた放射線検出器が求められている。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高い感度を有するとともに、遮光の必要がない放射線検出器および放射線検査装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決する本発明によれば、無機シンチレータと、フォトダイオードとを備える放射線検出器であって、前記無機シンチレータは、400nm以下の発光ピーク波長を有し、前記フォトダイオードは、400nm未満の波長域において最大の量子変換効率を有するとともに、400nm以上の波長域に感度を有さず、前記フォトダイオードは、前記無機シンチレータの発光ピーク波長において40%以上の量子変換効率を有する、放射線検出器が提供される。
【0017】
この放射線検出器においては、400nm以下の発光ピーク波長を有する無機シンチレータと、この無機シンチレータの発光ピーク波長において40%以上の量子変換効率を有するフォトダイオードが使用される。これにより、無機シンチレータからの発光が高い量子変換効率で電気信号へと変換される。したがって、高精度で放射線を検出できる放射線検出器が実現される。
【0018】
この放射線検出器においては、400nm未満の波長域において最大の量子変換効率を有するとともに、400nm以上の波長域に感度を有しないフォトダイオードが使用される。フォトダイオードは可視光の波長領域に感度を持たないため、放射線検出器は遮光することなく使用することが可能である。これにより、放射線検出器の設計が簡素化され、したがって放射線検出器またはこれを備える放射線検査装置の小型化および低価格化が可能となる。
【0019】
この放射線検出器において、無機シンチレータは25nm以下の蛍光寿命を有してもよい。これにより、検査時間を短くすることができるため、被検体の負担を軽減できる。また、バイルアップを防止することができるため、高い時間分解能を有する放射線検出器が実現できる。
【0020】
この放射線検出器において、フォトダイオードが3.0eV以上のバンドギャップエネルギーを有する半導体を含んでもよい。
【0021】
ここで、暗電流をI、バンドギャップエネルギーをE、ボルツマン定数をk、温度[K]をTとすると、下記のような関係がある。
I ∝ exp{−Eg/(2×k×T)}
【0022】
上式から、温度Tが一定でバンドギャップエネルギーEgが大きければ、Iは、指数関数的に小さくなる。
【0023】
理論的にバンドギャップエネルギーが3.0eV以上の半導体では、460℃の高温環境下においても、バンドギャップエネルギーが1.1eV程度であるSi系半導体の室温時と同等の暗電流しか発生しない。したがって、バンドギャップエネルギーが3.0eV以上の半導体から構成されるフォトダイオードを備える放射線検出器は、高温での暗電流が小さくなり、放射線検出器の冷却機構の簡素化が可能となる。これにより、放射線検出器またはこれを備える放射線検査装置の小型化および低価格化が可能となる。
【0024】
この放射線検出器において、フォトダイオードは、II−VI族化合物半導体、III族元素としてGa、AlまたはInを含むIII−V族窒化物半導体、有機半導体、およびダイヤモンド半導体のいずれか1種を含んでもよい。
【0025】
この放射線検出器において、フォトダイオードは、PINフォトダイオード、位置検知性アバランシェ・フォトダイオード(PSAPD)、アバランシェ・フォトダイオード(APD)、またはガイガーモード・アバランシェ・フォトダイオードであってもよい。
【0026】
また、本発明によれば、上記放射線検出器を備える放射線検査装置が提供される。この放射線検査装置において、無機シンチレータから発せられた蛍光を電気信号に変換する素子として、フォトダイオードが用いられる。フォトダイオードは強力な磁場が存在する環境下であっても使用することができる。このため、この放射線検査装置をPET装置として用いる場合、MRI装置と組み合わせて、MRI−PET装置として使用することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、高い感度を有するとともに、遮光の必要がない放射線検出器および放射線検査装置が実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
図面を参照しつつ、本発明の放射線検出器およびこれを用いる放射線検査装置について以下に詳細に説明する。
【0029】
なお、本明細書において、「放射線」とは、原子、分子をイオン化させるのに十分なエネルギーをもった粒子線(α線、β線、γ線、X線、中性子線等)を示す。
【0030】
図4は、本発明による放射線検出器と、この放射線検出器を用いた放射線検査装置の一実施形態を示す。放射線検出器1は、無機シンチレータ3と、フォトダイオード4とを備える。図4で示す実施形態においては、無機シンチレータ3は、反射材2で覆われている。
【0031】
無機シンチレータ3は、400nm以下の発光ピーク波長を有する。好ましくは、無機シンチレータ3は、25nm以下の蛍光寿命を有する。このような材料としては、Pr:LuAGシンチレータが挙げられる。図1に、一例として、Pr(0.1%):LuAGシンチレータおよびPr(0.2%):LuAGシンチレータの蛍光強度を、ラジオルミネッセンスにより測定した結果を示す。このシンチレータの蛍光強度スペクトルにおける最大ピーク波長は、310nmである。また、図2において、Pr(0.2%):LuAGシンチレータの蛍光減衰時間を、フォトルミネッセンスにより測定した結果を示す。このPr(0.2%):LuAGシンチレータは、17nsという極めて短い蛍光寿命を有する。
【0032】
フォトダイオード4は、400nm未満の波長域において最大の量子変換効率を有するとともに、400nm以上の波長域には感度を有さず、無機シンチレータ3の発光ピーク波長において40%以上の量子変換効率を有する。好ましくは、フォトダイオード4は、3.0eV以上のバンドギャップエネルギーを有する。このようなフォトダイオード4に用いられる材料としては、II−VI族化合物半導体、III族元素としてGa、AlまたはInを含むIII−V族窒化物半導体、有機半導体、およびダイヤモンド半導体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0033】
図3において、一例として、(In、Al、Ga)N半導体を積層したフォトダイオードの、200nm〜900nmの波長域における量子変換効率(%)を示す。このフォトダイオードは、量子変換効率が最大となる蛍光波長が400nm以下であり、かつ400nm以上の可視光の波長域に感度を持たない。さらに、例えば、上記無機シンチレータ3の最大ピーク波長である310nmにおいて、40%以上の量子変換効率を有する。
【0034】
フォトダイオード4としては、PINフォトダイオード、位置検知性アバランシェ・フォトダイオード(PSAPD)、アバランシェ・フォトダイオード(APD)、またはガイガーモード・アバランシェ・フォトダイオードを使用することができるが、これらに限定されない。
【0035】
本発明の放射線検出器は、放射線検査装置として用いることができる。放射線検査装置として使用する場合、本発明の放射線検出器1は、図4に示されるように、例えば、バイアス電源および前置増幅器と接続される。なお、本実施形態において、前置増幅器はさらに、波形整形増幅器、マルチチャンネルアナライザおよびPCと接続される。このような、放射線検査装置としては、PET、X線CT、SPECTなどが好適である。また、PETは、特に限定されることはないが、MRI−PET、CT−PET、2次元型PET、三次元型PET、TOF型PET、深さ検出(DOI)型PET、OPEN−PETが好ましい。さらに、これらを組み合わせて使用してもよい。図4に示すように、線源5からの放射線は、上記放射線検査装置により測定することができる。
【実施例】
【0036】
以下、実施例を参照して本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0037】
(実施例1)
無機シンチレータとしてPr(0.2%):LuAG、およびフォトダイオードとしてバンドギャップエネルギーが約3.4eVである(In、Al、Ga)N半導体を積層したものから構成した放射線検出器を準備した。この放射線検出器を用いて、400nm以下の紫外線を遮断した蛍光灯の下で、遮光した場合と遮光しなかった場合において、241Am線源からの5.5MeVのエネルギーをもつα線を検出したときのエネルギー波高分布を測定した。結果を図5に示す。図5から明らかなように、遮光の有無にかかわらず、エネルギー波高分布に違いはなく、フォトピークが明確に確認できた。これにより、遮光をしなかった場合、すなわち、可視光存在下でも、α線の検出が正確にできていることが分かる。
【0038】
(実施例2)
無機シンチレータとしてPr(0.2%):LuAG、およびフォトダイオードとしてバンドギャップエネルギーが約3.4eVである(In、Al、Ga)N半導体を積層したものから構成した放射線検出器を準備した。この放射線検出器を用いて、400nm以下の紫外線を遮断した蛍光灯の下で、遮光した場合と遮光しなかった場合において、137Cs線源からの662keVのエネルギーをもつγ線を検出したときのエネルギー波高分布を測定した。結果を図6に示す。図6から明らかなように、遮光の有無にかかわらず、エネルギー波高分布に違いはなく、フォトピークが明確に確認できた。これにより、遮光をしなかった場合、すなわち、可視光存在下でも、γ線の検出が正確にできていることが分かる。
【0039】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】Pr:LuAGシンチレータの発光特性を、ラジオルミネッセンスにより測定した結果である。
【図2】Pr:LuAGシンチレータの蛍光減衰時間を、フォトルミネッセンスにより測定した結果である。
【図3】(In、Al、Ga)N半導体を積層したフォトダイオードの、200nm〜900nmの波長域における量子変換効率を示す。
【図4】本発明の一実施形態による放射線検出器、およびこれを備える放射線検査装置の模式図である。
【図5】無機シンチレータとしてPr:LuAG、フォトダイオードとして(In、Al、Ga)N半導体の積層体から構成される放射線検出器を用いて、241Am線源からの5.5MeVのエネルギーをもつα線を検出したときのエネルギー波高分布である。
【図6】無機シンチレータとしてPr:LuAG、フォトダイオードとして(In、Al、Ga)N半導体の積層体から構成される本発明の放射線検出器を用いて137Cs線源からの662keVのエネルギーをもつγ線を検出したときのエネルギー波高分布である。
【符号の説明】
【0041】
1 放射線検出器
2 反射材
3 無機シンチレータ
4 フォトダイオード
5 線源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無機シンチレータと、フォトダイオードとを備える放射線検出器であって、
前記無機シンチレータは、400nm以下の発光ピーク波長を有し、
前記フォトダイオードは、400nm未満の波長域において最大の量子変換効率を有するとともに、400nm以上の波長域に感度を有さず、
前記フォトダイオードは、前記無機シンチレータの発光ピーク波長において40%以上の量子変換効率を有する、放射線検出器。
【請求項2】
前記無機シンチレータは25ns以下の蛍光寿命を有する、請求項1に記載の放射線検出器。
【請求項3】
前記フォトダイオードは、3.0eV以上のバンドギャップエネルギーを有する半導体を含む、請求項1または2に記載の放射線検出器。
【請求項4】
前記フォトダイオードは、II−VI族化合物半導体、III族元素としてGa、AlまたはInを含むIII−V族窒化物半導体、有機半導体、およびダイヤモンド半導体のいずれか1種を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項5】
前記フォトダイオードは、PINフォトダイオード、位置検知性アバランシェ・フォトダイオード(PSAPD)、アバランシェ・フォトダイオード(APD)、またはガイガーモード・アバランシェ・フォトダイオードである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射線検出器を備える放射線検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−300307(P2009−300307A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−156662(P2008−156662)
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【出願人】(000165974)古河機械金属株式会社 (211)
【Fターム(参考)】