説明

新規多環式化合物およびその使用

【解決手段】 本発明は、酵素活性を媒介する新規多環式分子に関する。特に、該化合物は、PARP、VEGFR2およびMLK3酵素の活性に関連した疾患または疾患状態、例えば、神経変性疾患、炎症、虚血および癌の治療に有効である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IIIaの化合物であって、
【化77】

式中、
AおよびBはそれぞれ独立して、C(=O)であり、
EおよびFは、それらが結合している炭素原子と共に、置換または非置換Cシクロアルキル基を形成し、
は、水素であり、
は、1個の置換基Jを有するメチルであり、
Jは、各場合に独立して、J−(J−(J−であり、nおよびmはそれぞれ独立して0または1であり、
およびJはそれぞれ独立して、カルボニル、低級アルキルカルボニル、アリールカルボニル、カルボニルオキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、アミド、低級アルキルアミド、低級ジアルキルアミド、低級アルコキシ、低級アルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、
は、水素、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、NO、カルボキシル、低級アルキル、アリールオキシカルボニル、アルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり;
は、J−(J−(J−あり、nおよびmはそれぞれ独立して0または1であり、
およびJはそれぞれ独立して、アミノ、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノまたはヘテロシクロアルキルであり、該ヘテロシクロアルキルは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはモルホリニルであり、
は、水素または低級アルキルであり、
およびXは、それらが結合している原子と共に、
置換または非置換フェニル基(該置換フェニル基は少なくとも1個の置換基Jを有する)、または
置換または非置換ヘテロアリール基(該置換ヘテロアリール基は少なくとも1個の置換基Jを有し、該ヘテロアリールはピリジンまたはピリジン−N−オキシドである)、
を形成するものである、化合物。
【請求項2】
請求項1記載の化合物であって、XおよびXは、それらが結合している原子と共に、少なくとも1個の置換基Jを有するフェニルを形成するものである。
【請求項3】
請求項2記載の化合物であって、Jは、低級アルコキシである。
【請求項4】
請求項1記載の化合物であって、Jは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、4−モルホリン−4−イルまたは4−メチルピペラジン−1−イルである。
【請求項5】
請求項1記載の化合物であって、Jは、4−メチルピペラジン−1−イルである。
【請求項6】
請求項5記載の化合物であって、XおよびXは、それらが結合している原子と共に、少なくとも1個の置換基Jを有するフェニルを形成するものである。
【請求項7】
請求項6記載の化合物であって、Jは、低級アルコキシである。
【請求項8】
下記から選択される請求項1記載の化合物、
【化78】

ならびに薬理学的に許容されるその塩。
【請求項9】
下記から選択される請求項1記載の化合物、
【化79】

ならびに薬理学的に許容されるその塩。
【請求項10】
下記から選択される化合物、
【化80】

【化81】

【化82】

【化83】

ならびに薬理学的に許容されるその塩。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つに記載の化合物、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項12】
PARP、VEGFR2またはMLK3を、請求項1記載の化合物に接触させる工程を含む、PARP、VEGFR2またはMLK3活性を阻害する方法。
【請求項13】
哺乳動物に治療有効量の請求項1記載の化合物を投与する工程を含む、神経変性疾患を治療または予防する方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法であって、前記神経変性疾患は、パーキンソン病、ハンチントン病またはアルツハイマー病である。
【請求項15】
哺乳動物に治療有効量の請求項1記載の化合物を投与する工程を含む、外傷性中枢神経系損傷を治療するか、または外傷性中枢神経系損傷に関連した神経崩壊を予防する方法。
【請求項16】
哺乳動物に薬学的有効量の請求項1記載の化合物を投与する工程を含む、脳虚血、心臓虚血、炎症、内毒素性ショックまたは糖尿病を治療する方法。
【請求項17】
哺乳動物に薬学的有効量の請求項1記載の化合物を投与する工程を含む、哺乳動物における血管形成を抑制する方法。
【請求項18】
哺乳動物に薬学的有効量の請求項1記載の化合物を投与する工程を含む、細胞増殖性疾患を治療する方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法であって、前記細胞増殖性疾患は、固形腫瘍、糖尿病性網膜症、眼内血管新生症候群、黄斑変性、慢性関節リウマチ、乾癬または子宮内膜症に関連しているものである。
【請求項20】
哺乳動物に薬学的有効量の請求項1に記載の化合物を投与する工程を含む、癌を治療する方法。
【請求項21】
下記の式で示される化合物、
【化84】

および薬理学的に許容されるその塩。
【請求項22】
請求項21記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項23】
哺乳動物に薬学的有効量の請求項21記載の化合物を投与する工程を含む癌を治療する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−541322(P2009−541322A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−516545(P2009−516545)
【出願日】平成19年6月19日(2007.6.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/014300
【国際公開番号】WO2007/149451
【国際公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(306037908)セファロン、インク. (3)
【Fターム(参考)】