映像情報配信システム
【課題】利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムを提供する。
【解決手段】投稿された映像情報を映像データベース68に記憶させる投稿受付制御手段152と、その投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集して映像データベース68に記憶させる共演映像編集制御手段164と、配信要求に応じて映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方を配信する映像配信制御手段158と、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を配信する地図情報配信制御手段166とを、備えたものであることから、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192を閲覧可能とすることにより利便性を向上させて映像情報配信システム10の利用を促進することができる。
【解決手段】投稿された映像情報を映像データベース68に記憶させる投稿受付制御手段152と、その投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集して映像データベース68に記憶させる共演映像編集制御手段164と、配信要求に応じて映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方を配信する映像配信制御手段158と、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を配信する地図情報配信制御手段166とを、備えたものであることから、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192を閲覧可能とすることにより利便性を向上させて映像情報配信システム10の利用を促進することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う情報配信システムに関し、特に、その利便性を向上させて利用を促進するための改良に関する。
【背景技術】
【0002】
所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムが知られており、近年における通信技術の向上に伴いコンテンツビジネスの中核として更なる発展が期待されている。そのような映像情報配信システムにおいては、通常、所謂動画投稿サイトにおいて所定の通信端末装置から投稿(アップロード)された複数の映像情報が所定の映像データベースに記憶され、任意の通信端末装置によりその動画投稿サイトを介してのアクセスが可能とされる。それにより、上記所定の通信端末装置により投稿された映像情報が、任意の通信端末装置により閲覧可能とされる。
【0003】
また、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。そのようなカラオケ装置においては、利用者の希望する演奏曲を検索する技術が実用されている。例えば、特許文献1に記載された選曲装置及び音楽再生装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−288082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本出願人は、前記カラオケ装置を通信端末装置として前記映像情報配信システムに組み込み、そのカラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して撮像装置により撮影された映像情報及び音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付けて閲覧可能とする技術を発案し、実用化している。また、この技術に関して、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、前記カラオケ装置のみならずパーソナルコンピュータ等の通信端末装置により閲覧可能とする共演映像(コラボ動画)のサービスを展開している。
【0006】
しかし、上記共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際しては、その共演映像情報に係る共通の演奏曲を指定してカラオケ演奏を行う必要があり、更には共演待ちをしている候補の中から自分の歌える演奏曲を探す等して共演相手を見つけ出さなければならないことから、利用者が共演相手を見つけにくいという不具合があり、利用が伸び悩んでいた。斯かる共演相手の検索乃至共演映像情報に係る共通の演奏曲の検索に関して、従来は特許文献1に記載された技術のように演奏曲の曲名や歌手名に基づいて検索をしたり、利用者のニックネームをキーワードとして検索する等の処理を行っていたが、斯かる技術は前記カラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす演奏曲を検索するためのものであり、共演相手の検索には必ずしも適さないものであった。このため、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムの開発が求められていた。
【0007】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムであって、前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、その投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
このようにすれば、前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、その投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段とを、備えたものであることから、共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。すなわち、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムを提供することができる。
【0010】
ここで、好適には、音声入力装置及び撮像装置を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記音声入力装置により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置を前記通信端末装置として備え、前記投稿受付制御手段は、そのカラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記共演映像編集制御手段は、前記投稿受付制御手段により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである。このようにすれば、カラオケ装置による共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、所定の演奏曲に関連付けられて記憶された映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。
【0011】
また、好適には、前記映像配信制御手段は、前記カラオケ装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報をそのカラオケ装置に配信するものであり、前記カラオケ装置は、そのカラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段と、前記映像配信制御手段により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段と、その映像出力制御手段による前記映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段と、その同期演奏制御手段による演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段とを、備えたものであり、前記投稿受付制御手段は、その演奏記録制御手段により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段により検索された演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである。このようにすれば、カラオケ装置による実用的な共演演奏システムにおける共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、絞り込まれた演奏曲に関連付けられて記憶された共演待ち映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を更に簡便に検索することができる。
【0012】
また、好適には、前記投稿受付制御手段は、前記投稿された映像情報をその投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである。このようにすれば、どの地域の利用者と共演演奏を行ったのかを確認することができ、カラオケ装置による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0013】
また、好適には、前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである。このようにすれば、各地域毎に何回の共演演奏を行ったのかを確認することができ、カラオケ装置による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0014】
また、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段を含むものである。このようにすれば、全ての地域の利用者と共演演奏を行うことに対する動機付けにより、カラオケ装置による共演演奏システムの利用を更に促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施例である映像情報配信システムの構成を説明する図である。
【図2】図1の映像情報配信システムに備えられたサーバ装置の構成を例示する図である。
【図3】図1の映像情報配信システムに備えられた通信端末装置であるパーソナルコンピュータの構成を例示する図である。
【図4】図1の映像情報配信システムに備えられた通信端末装置であるカラオケ装置の構成を例示する図である。
【図5】図2のサーバ装置のCPU乃至図4のカラオケ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図6】図4のカラオケ装置による演奏曲の出力に際してビデオカメラにより撮影された映像情報を例示する図である。
【図7】図4のカラオケ装置による共演映像に係る同期演奏制御において、図6の映像情報が背景映像として用いられる様子を説明する図である。
【図8】図3に示すパーソナルコンピュータ等の通信端末装置に表示された共演映像の一例を示す図である。
【図9】図2のサーバ装置により配信される地図情報のベースとなる白地図を例示する図である。
【図10】図2のサーバ装置により配信される、各地域毎に共演演奏相手を募集する利用者の有無を表示させる地図情報を例示する図である。
【図11】図2のサーバ装置により配信される、投稿者が各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させる地図情報を例示する図である。
【図12】図2のサーバ装置により配信される、投稿者が各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報を例示する図である。
【図13】図2のサーバ装置により配信される、各地域毎に共演演奏相手を募集する利用者の有無を表示させ、投稿者が各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させると共に、投稿者が各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報を例示する図である。
【図14】図4のカラオケ装置等の通信端末装置に表示される、報奨選択サイトへアクセスするためのURLを含む全地域網羅を示す映像を例示する図である。
【図15】図4のカラオケ装置のCPUによる第1の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図16】図4のカラオケ装置のCPUによる第2の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図17】図16に示す制御におけるコラボ演奏動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図18】図2のサーバ装置のCPUによる動画配信制御の要部を説明するフローチャートである。
【図19】図2のサーバ装置のCPUによる動画投稿受付制御の要部を説明するフローチャートである。
【図20】図2のサーバ装置のCPUによる地図情報配信制御の要部を説明するフローチャートである。
【図21】図2のサーバ装置のCPUによる報奨情報供給制御の要部を説明するフローチャートである。
【図22】図4のカラオケ装置に備えられた電子早見本装置に表示される動画検索画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の一実施例である映像情報配信システム10の構成を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の映像情報配信システム10は、情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバ装置(センタ装置)12と、通信端末装置である複数(図1では2つを例示している)のパーソナルコンピュータ14(以下、PC14と称する)と、同じく通信端末装置である複数(図1では2つを例示している)の携帯電話機16と、所定の通信回線18とを、備えて構成されている。この通信回線18は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続されたものであり、上記サーバ装置12及びPC14は、何れも上記通信回線18に接続されることで、その通信回線18を介して相互に情報の通信が可能とされている。また、上記携帯電話機16は中継基地局20を介して上記通信回線18に接続されており、上記サーバ装置12とその携帯電話機16との間でも相互に情報の通信が可能とされている。
【0018】
また、本実施例の映像情報配信システム10は、カラオケ装置を用いたカラオケシステム30を含んで構成されている。例えば、図1に示すように、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗32における複数の個室34a、34b、34c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室34と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)カラオケ装置36a、36b、36c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置36と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置36は、ルータ44を介して上記通信回線18に接続されており、上述のようにその通信回線18に接続されたサーバ装置12等との相互間でその通信回線18を介して情報の通信が可能とされている。すなわち、上記カラオケ装置36は、上記PC14及び携帯電話機16等と同様に、上記通信回線18に接続されて上記サーバ装置12との間で情報の通信を行う通信端末装置に対応する。
【0019】
前記映像情報配信システム10に含まれるカラオケシステム30において、前記サーバ装置12は、カラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うサーバとして機能し、前記通信回線18を介して上記カラオケ装置36に定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置36からの要求に応じて所定の機能制御プログラムを送信する。また、上記カラオケシステム30は、複数の電子早見本装置38a、38b、38c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置38と称する)を備えており、上記カラオケ装置36の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの電子早見本装置38が貸与され、各個室34において後述するように上記カラオケ装置36の遠隔操作装置として用いられるようになっている。上記店舗32内には上記複数のカラオケ装置36を相互に接続するLAN40が敷設されており、上記電子早見本装置38からのカラオケ装置36への入力は、所定のアクセスポイント42及びLAN40を介したLAN通信等により行われる。
【0020】
図2は、前記サーバ装置12の構成を例示する図である。このサーバ装置12は、中央演算処理装置であるCPU52により随時書込読出メモリであるRAM56の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM54に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、ファイルの管理や入出力制御、上記通信回線18を介してのアクセス等の管理、その通信回線18を介しての通信制御等の各種制御を実行するサーバである。また、図2に示すように、例えばTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)やPDP(Plasma Display Panel)等の映像表示装置58と、その映像表示装置58による映像の表示を制御するための映像表示制御装置であるビデオボード(グラフィックスボード)60と、キーボード等の入力装置62と、その入力装置62による入力を処理するための入力インターフェイス64と、上記CPU52等を前記通信回線18に接続するためのモデム66とを、備えて構成されている。
【0021】
また、前記サーバ装置12は、前記映像情報配信システム10及びカラオケシステム30に係る各種情報を記憶するデータベースとして、映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72をはじめとする各種データベースを備えている。これら映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72それぞれの記憶内容については、図5に示す各種制御機能の説明と併せて後述する。なお、図2に示すように、本実施例では上記映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72がそれぞれ異なる記憶装置に設けられた態様について説明するが、それらデータベースが同一の記憶装置に設けられたものであってもよい。一方、上記映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72がそれぞれ個別のサーバ装置に備えられ、それら複数のサーバ装置が相互に連繋して以下に説明する本実施例の制御を実行するものであってもよい。
【0022】
図3は、前記PC14の構成を例示する図である。このPC14は、中央演算処理装置であるCPU74により随時書込読出メモリであるRAM78の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM76に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用パーソナルコンピュータである。また、図3に示すように、映像表示部として機能するTFTやPDP等の映像表示装置80と、その映像表示装置80による映像の表示を制御するための映像表示制御装置であるビデオボード82と、キーボード84及びマウス86等の入力装置と、それら入力装置による入力を処理するための入力インターフェイス88と、上記CPU74等を前記通信回線18に接続するためのモデム90と、記憶装置であるハードディスク92とを、備えて構成されている。また、このPC14は、所謂WWW(World Wide Web)ウェブサイトの情報を表示させると共にそのウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるブラウザ(WWWブラウザ)等の一般的なアプリケーションを機能的に備えたものである。
【0023】
図4は、前記カラオケ装置36の構成を例示するブロック線図である。この図4に示すように、前記カラオケ装置36は、TFTやPDP等の映像表示装置100と、その映像表示装置100による映像の表示を制御するビデオボード等の映像出力制御部102と、映像情報デコーダ104と、ビデオミキサ106と、音源であるシンセサイザ108と、音声入力装置であるマイクロフォン110と、そのマイクロフォン110から入力される音声をディジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ112と、アンプミキサ114と、スピーカ116と、操作パネル118と、その操作パネル118等からの入力信号を処理する入出力インターフェイス120と、撮像装置であるビデオカメラ122と、中央演算処理装置であるCPU124と、読出専用メモリであるROM126と、随時書込読出メモリであるRAM128と、記憶装置であるハードディスク130と、モデム132と、LANポート134と、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部136とを、備えて構成されている。
【0024】
前記映像出力制御部102は、前記CPU124において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記映像表示装置100による種々の映像表示を制御する表示制御装置である。また、前記映像情報デコーダ104は、利用者が歌詞を参照しながら歌唱する際に前記ハードディスク130に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、そのMPEGデータに基づいて前記映像情報デコーダ104により再生された背景映像は、前記ビデオミキサ106へ送られる。また、そのビデオミキサ106は、前記CPU124において生成され且つ前記映像出力制御部102から出力される文字映像と、前記映像情報デコーダ104により再生される背景映像とを合成して前記映像表示装置100に表示させる映像合成装置である。
【0025】
前記シンセサイザ108は、前記ハードディスク130から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザ108により生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ114へ送られる。そのアンプミキサ114では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン110を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されて前記スピーカ116から出力される。また、前記A/Dコンバータ112は、音声入力装置である前記マイクロフォン110から入力されるアナログ信号としての音声情報をディジタル信号に変換して前記CPU124等へ供給する。
【0026】
前記操作パネル118は、前記カラオケ装置36の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置36には、前記操作パネル118の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置98が備えられており、前記リモコン受信部136は、そのリモコン装置98から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU124へ供給する。また、前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との対応付け(くくりつけ)処理も前記リモコン受信部136を介して行われ、そのようにして前記カラオケ装置36に対応付けられた電子早見本装置38も同様に入力装置として機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケ装置36に備えられたリモコン装置98や対応付け処理の行われた電子早見本装置38等の入力装置もそのカラオケ装置36の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
【0027】
前記ビデオカメラ122は、例えばCCD(charge coupled device)等の撮像素子及びレンズを備え、そのレンズから入射される映像をCCDにより検知し、その映像を電子情報(映像データ)として取得する所謂デジタルビデオカメラであり、少なくとも動画(時間の経過に従い変化する動きのある映像)を撮影し得るものであるが、必要に応じて静止画(スチル写真)を撮影できるように構成されたものであってもよい。このビデオカメラ122により撮影された映像情報は、図示しないビデオ端子等のインターフェイスを介して前記CPU124等へ供給され、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の映像ファイルとして前記RAM54等に記憶される。なお、このビデオカメラ112は、必ずしも前記カラオケ装置36の一部として備えられたものでなくともよく、例えば前記個室34における所定位置に固設された別体のビデオカメラ乃至前記携帯電話機16に備えられた撮像装置等により撮影された映像が所定のインターフェイスを介して前記カラオケ装置36に入力される態様も考えられる。
【0028】
前記CPU124は、前記RAM128の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM126に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置36に係る各種制御を実行する。すなわち、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲を前記RAM128に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク130から前記RAM128に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM128から前記シンセサイザ108へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM128に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像出力制御部102へ送信する歌詞文字映像出力制御、上記演奏出力制御に際して前記映像情報デコーダ104を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御、及び前記通信回線18を介した前記サーバ装置12との間の情報通信制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例の同期演奏制御や演奏記録制御等の各種制御を実行する。
【0029】
前記モデム132は、前記カラオケ装置36を前記通信回線18に接続するための装置であり、前記CPU124から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU124に供給する処理を行う。なお、前記店舗32に備えられた複数のカラオケ装置36のうち何れかのカラオケ装置36が前記ルータ44の機能を備えてマスターコマンダとして前記通信回線18に接続される態様も考えられ、その場合、前記モデム132はそのマスターコマンダとして機能するカラオケ装置36には必要とされるが、そのマスターコマンダを介して前記サーバ装置12との間で情報の通信を行う他のカラオケ装置36には必ずしも設けられなくともよい。
【0030】
前記LANポート134は、前記カラオケ装置36をLAN40を介して他のカラオケ装置36や電子早見本装置38等の他の機器に接続するための接続器であり、前記カラオケ装置36は、そのようにLAN40を介して接続されることで、他のカラオケ装置36や電子早見本装置38等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。例えば、前記アクセスポイント42を介して受信される前記電子早見本装置38からの選曲入力を受け付けて前記RAM128に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント42を介して前記カラオケ装置36から電子早見本装置38へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との間における相互の情報のやりとりが実行される。
【0031】
前記ハードディスク130には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する楽曲データベース138(図5を参照)をはじめとする各種データベースが設けられている。この楽曲データベース138は、前記カラオケ装置36により出力可能な演奏曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記シンセサイザ108により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。また、上記楽曲データには、その演奏曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、ジャンル、曲調、演奏回数(再生回数)等の情報が関連づけられて記憶されている。
【0032】
前記サーバ装置12に備えられた前記楽曲データベース72は、前記カラオケシステム30に備えられた前記カラオケ装置36に配信するための楽曲データを記憶するものであり、新しく作成された楽曲データはこの楽曲データベース72に蓄積される。カラオケボックス等の店舗32にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置36のうち所定のカラオケ装置36例えば前記カラオケ装置36aは、前記モデム132を介して前記通信回線18に接続されており、前記複数のカラオケ装置36によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たな楽曲データ等が前記サーバ装置12の楽曲データベース72から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク130の楽曲データベース138等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置12から情報を取得したカラオケ装置36aとその他のカラオケ装置36との間で前記LAN40を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置36のハードディスク130に記憶される情報が共有され、上記楽曲データベース138等の内容が等価なものとされる。
【0033】
前記サーバ装置12に備えられた映像データベース68は、通信端末装置としての前記カラオケ装置36、或いは前記PC14や携帯電話機16等から投稿すなわち前記通信回線18を介してアップロードされた複数の映像情報を記憶する。この映像情報は、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の動画ファイル(映像ファイル)であり、例えば投稿順に定められた所定の識別番号(コンテンツID)をインデックスとして前記映像データベース68に記憶される。また、その映像データベース68には、投稿者の識別情報(ユーザID)、投稿者の名前(ニックネーム)、投稿時(投稿日時)、投稿に相前後して投稿者により設定(入力)された映像のタイトル、投稿者のコメント、地域に関する情報、削除用のパスワード、再生回数、投稿コメント数、対応する演奏曲の識別情報(選曲番号)、曲名、及びアーティスト名等の情報が各映像情報毎にその映像情報と関連づけられて記憶されるようになっている。ここで、上記地域に関する情報とは、例えば、都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域の識別情報であり、通信端末装置としての前記カラオケ装置36により映像情報の投稿が行われた場合、そのカラオケ装置36の所在する地域の識別情報が上記地域に関する情報として記憶される。
【0034】
また、前記サーバ装置12に備えられた前記利用者データベース70は、本実施例の映像情報配信システム10の利用者の情報を記憶する。例えば、各利用者の識別情報(ユーザID)をインデックスとして、前記映像情報配信システム10を利用するためのパスワード、投稿者の名前(ニックネーム)、生年月日、性別、住所、出身地又は住所に対応する地域に関する情報、メールアドレス、電話番号、血液型、星座、アバタ(利用者に対応する人型映像)、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、映像情報の閲覧履歴、映像情報のブックマーク、過去に投稿した映像情報の投稿履歴、各映像情報の投稿日時、過去に投稿した共演映像情報の投稿履歴、及び過去に投稿した映像情報を共演映像として組み合わせた日時等の情報が各利用者毎にその利用者と関連づけられて記憶されるようになっている。ここで、上記地域に関する情報とは、例えば、都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域の識別情報である。なお、本実施例においては、前記映像データベース68と利用者データベース70とを個別のデータベースとして備えた態様について説明するが、それらは単一のデータベースとして構成されたものであってもよく、例えば、前記利用者データベース70に記憶された各利用者に対応する情報として、その利用者が投稿した映像情報乃至後述する共演映像情報等が記憶されるものであってもよい。
【0035】
また、前記利用者データベース70には、各利用者の前記カラオケシステム30に係る情報が記憶される。例えば、各利用者が過去に利用したカラオケ装置36に対応する店舗32(そのカラオケ装置36が設置された店舗32)に関する情報である来店履歴、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、各利用者が過去に前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置36において過去に選曲された演奏曲の履歴)としての演奏曲に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及び各利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が、各利用者毎にその利用者の識別情報(ユーザID)と関連付けられて記憶されるようになっている。なお、本実施例においては、前記映像情報配信システム10とカラオケシステム30とで共通の識別情報及びパスワードを用い、それら映像情報配信システム10及びカラオケシステム30に関する各利用者の情報を共通の利用者データベース70に蓄積する態様について説明するが、前記映像情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して個別の利用者データベース(顧客データベース)が設けられたものであってもよく、また、それら映像情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して個別の識別情報及びパスワードが設定されるものであってもよい。
【0036】
図5は、前記サーバ装置12のCPU52乃至前記カラオケ装置36のCPU124に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図5に示す例において、投稿受付制御手段152、映像配信制御手段158、共演映像編集制御手段164、地図情報配信制御手段166、及び報奨供給制御手段168は前記サーバ装置12のCPU52に、演奏記録制御手段150、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像出力制御手段160、及び同期演奏制御手段162は前記カラオケ装置36のCPU124に、それぞれ機能的に備えられたものである。
【0037】
本実施例の映像情報配信システム10は、図5に示す各種制御機能により各利用者からの映像情報の投稿を受け付けると共に、投稿された映像情報を前記通信回線18を介して配信する投稿受付制御及び映像配信制御を実行する。また、この投稿受付制御に関して、それぞれ態様の異なる第1の投稿受付制御(第1の動画投稿制御)及び第2の投稿受付制御(第2の動画投稿制御)を選択的に実行するように構成されている。すなわち、第1の投稿受付制御において、前記通信回線18を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの映像情報の投稿(アップロード)を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に蓄積する処理を行う。一方、第2の投稿受付制御において、既に前記映像データベース68に蓄積されている映像情報に対して、共演映像(コラボ動画)に係る組み合わせ対象となる映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に蓄積すると共に共演映像情報として組み合わせる編集処理を行う。以下、これら第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御それぞれにおける各制御機能の動作を個別に説明する。
【0038】
先ず、上記第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御において共通の前記演奏記録制御手段150、投稿受付制御手段152、配信要求制御手段156、及び映像配信制御手段158それぞれの動作について説明する。前記演奏記録制御手段150は、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して、撮像装置である前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン110により入力された音声情報を記録する。好適には、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報と、音声入力装置であるマイクロフォン110により入力されて前記A/Dコンバータ112によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、音声情報を含む映像情報(動画ファイル)として記録する。図6は、前記演奏記録制御手段150により記録された、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報である第1の演奏映像170を例示している。なお、図5に示す各制御手段は、映像情報及び音声情報をそれぞれ個別の情報(ファイル)として記録、送受信、乃至蓄積等するものであってもよいが、本実施例においてはそれらを統合して動画ファイルとして記録、送受信、乃至蓄積等する態様について説明する。すなわち、以下の説明において特に言及しない場合には、本実施例における映像情報は、映像の再生に際して出力される音声に対応する音声情報を含むものである。
【0039】
前記投稿受付制御手段152は、前記通信回線18を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に記憶させる。好適には、前記カラオケ装置36による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画ファイルの投稿を受け付け、対象となる演奏曲(映像情報及び音声情報の記録に際して出力された演奏曲)の識別情報である選曲番号、映像情報及び音声情報の投稿元であるカラオケ装置36の所在する地域の識別情報、及び投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。
【0040】
前記映像配信要求制御手段156は、前記映像データベース68に記憶された所定の映像情報の配信要求を、前記通信回線18を介して前記サーバ装置12へ送信する。この映像配信要求制御手段156による配信要求は、例えば、前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理されるWWWウェブサイト(所謂動画投稿サイト)にアクセスして映像情報を選択乃至識別情報(コンテンツID)を入力すること等によって行われる。すなわち、前記映像配信要求制御手段156は、好適には、前記通信回線18を介して閲覧可能とされたWWWウェブサイトの情報を表示させると共にそのWWWウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるWWWブラウザにおける一機能に対応する。
【0041】
前記映像配信制御手段158は、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から前記映像配信要求制御手段156による配信要求があった場合には、その配信要求に応じて前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報を要求元である通信端末装置に前記通信回線18を介して配信する。この映像配信制御手段158により配信された映像情報は、各通信端末装置に備えられた映像出力制御手段によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。この映像出力制御手段は、好適には、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報をWWWブラウザ上で出力(再生)可能とするものであり、例えばMPEGデコーダやフラッシュプレイヤ等、動画ファイルの形式に応じて種々の動画再生ソフトウェア(プラグイン)が適宜用いられる。
【0042】
次に、第2の投稿受付制御における前記演奏記録制御手段150、投稿受付制御手段152、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像配信制御手段158、映像出力制御手段160、同期演奏制御手段162、及び共演映像編集制御手段164それぞれの動作について説明する。前記検索制御手段154は、前記カラオケ装置36により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する。例えば、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲(楽曲データ)のうち、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数の演奏曲を検索する曲名検索処理を実行する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致する曲名の演奏曲(楽曲データ)を前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲から抽出する。また、好適には、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲に係るアーティスト名(歌手名)に関して、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数のアーティスト名を検索する歌手名検索処理を実行する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致するアーティスト名を、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲の属性情報としてのアーティスト名から抽出する。
【0043】
また、前記検索制御手段154は、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から所定の条件を満たす単数乃至複数の映像情報を検索する。好適には、上記曲名検索処理により検索された演奏曲に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。また、好適には、上記歌手名検索処理により検索されたアーティスト名を属性情報とする演奏曲に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。また、好適には、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数の映像情報を検索する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致する投稿者の名前(ニックネーム)に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。
【0044】
前記映像出力制御手段160は、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報の出力を制御する。すなわち、前記サーバ12から前記通信回線18を介してダウンロードされた映像情報を再生して前記映像表示装置100に表示させる。ここで、前記映像情報デコーダ104が斯かる映像出力制御手段160として機能するものであってもよい。また、前記同期演奏制御手段162は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる。例えば、前記映像出力制御手段160により対象となる映像情報の出力(再生)が行われる際に、その映像情報と関連付けられた演奏曲(映像データベース68において関連付けられていた選曲番号に対応する演奏曲)の楽曲データを前記楽曲データベース138から読み出し、映像情報の出力が開始されるのと同期して(同時に)その楽曲データに対応するカラオケ演奏制御を開始する。所定の演奏曲と関連付けられた映像情報は、前記演奏記録制御手段150によりその演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報を記録したものであるため、その映像情報の出力と同期して対応する演奏曲のカラオケ演奏制御を行うことで、あたかもその映像情報の歌い手と同時に歌っているような共演演奏(コラボ演奏)を実現できる。
【0045】
前記映像出力制御手段160は、好適には、前記同期演奏制御手段162による演奏曲の出力と同期してその演奏曲と関連付けられた映像情報を出力させる際に、その映像情報に含まれる音声情報は非出力すなわちミュートとする。換言すれば、音声情報を含む映像情報においてその映像情報のみを出力させる。また、前記同期演奏制御手段162は、好適には、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、同期再生されるその映像情報をカラオケ演奏における背景映像として前記映像表示装置100に表示させる。例えば、前述した図6に示す第1の演奏映像170の出力と同期してその第1の演奏映像170と関連付けられた演奏曲(第1の演奏映像170の記録に際して出力された演奏曲)を出力させる場合、図7に示すように、前記映像出力制御手段160により再生される第1の演奏映像170の前面側に、出力される演奏曲の歌詞情報に基づいて生成される歌詞文字映像172を前記ビデオミキサ106により合成して前記映像表示装置100に表示させる。なお、前記同期演奏制御手段162は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、その演奏曲の歌詞文字映像は表示させずその映像情報のみを前記映像表示装置100に表示させるものであってもよい。
【0046】
前記演奏記録制御手段150は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期して前記同期演奏制御手段162によりその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御に際して、撮像装置である前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン110により入力された音声情報を記録する。好適には、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報と、音声入力装置であるマイクロフォン110により入力されて前記A/Dコンバータ112によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、音声情報を含む映像情報(動画ファイル)として記録する。
【0047】
前記投稿受付制御手段152は、前記同期演奏制御手段162による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画ファイルの投稿を受け付け、対象となる演奏曲(同期演奏制御手段162により出力された演奏曲)の識別情報、前記カラオケ装置36(映像情報及び音声情報の投稿元のカラオケ装置36)の所在する地域の識別情報、投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)、及び同期演奏に係る映像情報の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。
【0048】
前記共演映像編集制御手段164は、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させる。好適には、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。この共演映像情報とは、上記組み合わせに係る複数(少なくとも2つ)の映像情報を同期して(同時に)出力させるための情報であり、好適には、前記映像データベース68にそれぞれ個別に(独立した動画ファイルとして)記憶された組み合わせに係る複数の映像情報を読み出し、それら映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報に相当する。また、好適には、その共演映像情報の属性情報として、対象となる演奏曲の識別情報(選曲番号)、その演奏曲の曲名、アーティスト名、演奏時間、組み合わせに係る各映像情報の投稿者の識別情報(ユーザID)、各投稿者の名前(ニックネーム)、各投稿者のコメント、及び共演映像のタイトル等が対象となる共演映像情報と関連付けられて前記映像データベース68に記憶される。
【0049】
前記映像配信制御手段158は、前記通信回線18を介しての前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る共演映像情報をその通信端末装置に配信する。好適には、共演映像情報の配信と相前後してその共演映像情報に係る組み合わせの対象となる複数の映像情報を前記映像データベース68から読み出し、その共演映像情報と共に上記配信要求元である通信端末装置に配信する。この映像配信制御手段158により配信された共演映像情報に係る複数の映像情報は、各通信端末装置に備えられた映像出力制御手段によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。この映像出力制御手段は、好適には、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報をWWWブラウザ上で出力(再生)可能とするものであり、例えばMPEGデコーダやフラッシュプレイヤ等、動画ファイルの形式に応じて種々の動画再生ソフトウェア(プラグイン)が適宜用いられる。
【0050】
図8は、前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置に表示された共演映像176の一例を示す図である。この共演映像176においては、前述した図6に示す第1の演奏映像170と、前記映像出力制御手段160及び同期演奏制御手段162によりその第1の演奏映像170の出力と同期して実行されたカラオケ演奏の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された第2の演奏映像174とが、所定のWWWウェブサイト上において同期して(同時に)出力される例を示している。この図8に示すWWWウェブサイトは、例えば、前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理される所謂動画投稿サイトに相当するものであり、一般的なWWWブラウザにより前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置において閲覧可能とされる。このWWWウェブサイト上においては、出力される共演映像に係る共通の演奏曲の曲名及びアーティスト名が表示されると共に、再生/停止ボタン178、頭出しボタン180、再生位置決定つまみ182、音量設定つまみ184、及び表示画面の全画面表示乃至等倍表示を切り替える表示切替ボタン186等が表示され、各ボタン乃至つまみにより共演映像の出力に係る各種操作が可能とされている。更に、各映像情報に対応して非表示ボタン188が表示され、その非表示ボタン188が押されることで共演映像に係る2つの映像情報の何れか一方を非表示とすることができるようになっている。
【0051】
図8に示すWWWウェブサイトが前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置におけるWWWブラウザに表示された状態において、各通信端末装置の操作部により上記WWWウェブサイトにおける再生/停止ボタン178が押される等の操作が行われた場合、上記共演映像176の出力すなわち前記第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174の同期出力が開始される。この共演映像176の出力においては、前記第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174が同期して再生されると共に、それら第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174それぞれに含まれる音声情報も同期して出力される。この音声情報の出力に関して、前記第1の演奏映像170に対応する音声情報が左のスピーカから出力される一方、前記第2の演奏映像174に対応する音声情報が右のスピーカから出力されるといった制御を行うものであってもよいし、それらの音声情報を合成してステレオ出力させるものであってもよい。このように、共演映像情報の組み合わせに係る複数の映像情報及びその音声情報が同期して出力されることで、あたかも各映像情報の演奏者が同時に演奏を行っているような共演映像(コラボ動画)の出力が可能とされる。
【0052】
図5に示す地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して(すなわち投稿前、投稿と同時、或いは投稿後の何れかのタイミングで)、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する。好適には、前記共演映像情報に係る共通の演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。図10〜図13は、この地図情報配信制御手段166により配信される地図情報を例示する図である。前記地図情報配信制御手段166は、例えば、図9に示すように都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域を区分する境界線が描きこまれた白地図(日本地図)190上に、前記共演映像情報に対応する地域に関する種々の情報を表示させ、前記通信端末装置において閲覧し得るように前記通信回線18を介して配信する。以下、図10〜図13を参照して前記地図情報配信制御手段166による地図情報配信制御について説明する。
【0053】
図10は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って配信される、各地域毎に共演演奏相手(コラボ相手)を募集する利用者(投稿された映像情報)の有無を表示させる地図情報192を例示する図である。この図10に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により検索された演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192を前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。例えば、図10に示すように共演演奏相手を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示す地図情報192を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0054】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報192の配信制御に際しては、先ず、前記検索制御手段154により共演演奏情報に係る前記共通の演奏曲の検索が行われる。この検索制御手段154により対象となる演奏曲が検索された後、その演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報すなわち本実施例においてはその演奏曲に対応して前記共演演奏の相手を募集している映像情報が抽出される。この抽出が行われた時点において、前記地図情報配信制御手段166は、抽出された映像情報に関する情報としての募集中マーク198を、各映像情報に関連付けられた地域毎(各地域に対応する部分)に上記白地図190上に表示させると共に、投稿主体である利用者の出身地或いは住所に対応する地域を「あなたの地域」として示す(図11〜図13について同じであるため、それらの図については説明を省略する)地図情報192を作成し、前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36等の通信端末装置へ配信する。図10に示す例では、青森県、千葉県、及び広島県に対応する地域に募集中マーク198が表示されており、それら青森県、千葉県、及び広島県に対応する地域と関連付けられた映像情報(例えばその地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)が共演演奏の相手を募集していることを示している。前記通信端末装置において図10に示すような地図情報192が表示されている状態において、その地図情報192における何れかの募集中マーク198が押される(選択される)等の操作が行われた場合、その地域において共演相手を募集している利用者に係る情報(その地域と関連付けられた映像情報)のリストが表示される。そして、そのリストにおける何れかの利用者(映像情報)が選択されると、その映像情報を組み合わせの対象とする共演演奏制御が開始され、その映像情報が通信端末装置へダウンロードされると共に、前述した映像出力制御手段160及び同期演奏制御手段162による共演演奏制御が実行される。
【0055】
図11は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付け後に配信される、各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させる地図情報194を例示する図である。この図11に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記地図情報(白地図190)に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる。例えば、図11に示すように過去に一度でも共演演奏を行ったことのある利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)の存在する地域を所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0056】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報194の配信制御は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿後に実行される。すなわち、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿が行われると、その共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70に記憶される。この時点において、前記地図情報配信制御手段166は、その共演映像情報に係る組み合わせ相手となった映像情報すなわち先に前記映像データベース68に記憶されており共演演奏の相手としてダウンロードされた映像情報に関連付けられた地域を、過去に共演演奏を行ったことのある(共演演奏を行った相手のいる)地域として所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成する。また、前記投稿受付制御手段152により投稿された共演演奏情報の履歴は前記利用者データベース70に記憶されるため、前記地図情報配信制御手段166は、前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関して過去に一度でも共演演奏を行ったことのある地域を所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成する。図11に示す例では、青森県及び高知県に対応する地域が塗りつぶされており、その地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に共演演奏を行ったことがあるということを示している。
【0057】
図12は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付け後に配信される、各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報196を例示する図である。この図12に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる。例えば、図12に示すように各地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に共演演奏を行った回数を数値で示す地図情報196を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0058】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報196の配信制御は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿後に実行される。すなわち、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿が行われると、その共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70に記憶される。この時点において、前記地図情報配信制御手段166は、前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を数値で示す地図情報196を作成する。斯かる制御により、投稿対象である共演映像情報に係る組み合わせ相手となった映像情報すなわち先に前記映像データベース68に記憶されており共演演奏の相手としてダウンロードされた映像情報に関連付けられた地域に対応する数値に1が加算された地図情報196が、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信される。図12に示す例では、青森県に対応して「3」、群馬県に対応して「2」、滋賀県に対応して「1」、高知県に対応して「1」の数値が表示されており、各地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に何回の共演演奏を行ったことがあるかを示している。
【0059】
ここで、好適には、前述した図10〜図12に示す地図情報192、194、196は、相互に組み合わされて適用される。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、図13に示すように、共演演奏相手を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示し、過去に一度でも共演演奏を行ったことのある利用者の存在する地域を所定の色で塗りつぶすと共に、各地域における利用者を共演相手として過去に共演演奏を行った回数を数値で示す地図情報200を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。更に、斯かる地図情報200において、各地域で共演演奏相手を募集している利用者の人数を表示させるものであってもよい。この地図情報200の配信制御は、好適には、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により共演演奏に係る共通の演奏曲が検索された時点で実行される。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記検索制御手段154により検索された前記共通の演奏曲と関連付けられた映像情報の抽出が行われた時点において、抽出された映像情報に関する情報としての募集中マーク198を、各映像情報に関連付けられた地域毎(各地域に対応する部分)に上記白地図190上に表示させ、更に前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を過去に行ったことがあるか否か、及び投稿を行った回数を数値で示す地図情報200を作成し、前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36等の通信端末装置へ配信する。
【0060】
また、前記地図情報配信制御手段166により配信された前記地図情報192、194、196、200等は、前記カラオケ装置36の映像表示装置100に表示されるものであってもよいが、前記電子早見本装置38のタッチパネルディスプレイに表示されるものであってもよい。特に、前記電子早見本装置38により共演演奏相手(コラボ相手)の検索を実行する態様においては、その検索結果に応じた地図情報200等を前記電子早見本装置38のタッチパネルディスプレイに表示させるのが好ましい。また、前記地図情報192、194、196、200等を前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置の表示部に表示させるものであってもよい。
【0061】
図5に示す報奨供給制御手段168は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する。この報奨は、例えば、前記映像情報配信システム10乃至カラオケシステム30における各種サービスを受けるためのポイント、各利用者に対応するアバタに係る服装等のパーツ等の報奨情報、或いは前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により主催される全国共演(コラボ)選手権大会への参加チケット(参加資格)、その情報配信サービス提供会社のオフィシャルサイトにおける共演映像の公開権、プレミアムDVDメディア等であり、前記映像情報配信システム10乃至カラオケシステム30に関する種々のプレゼントが報奨として適宜設定される。
【0062】
前記報奨供給制御手段168は、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に対して、報奨選択サイトへアクセスするためのURLを表示させる。図14は、この報奨選択サイトへアクセスするためのURLを含む全地域網羅を示す映像202が、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置の表示部に表示された様子を例示する図である。通信端末装置における表示部にこの図14に示すような映像202が表示された状態において、各通信端末装置の操作部により上記URLが押される等の操作が行われた場合、前記報奨供給制御手段168により供給され得る複数の報奨を選択可能に表示させる図示しない報奨選択サイトへのアクセスが行われる。そして、その報奨選択サイトにおいて所定の報奨が選択されることで、前記報奨供給制御手段168によりその選択された報奨が対象となる利用者に対して供給される。
【0063】
図15は、前記カラオケ装置36のCPU124による第1の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0064】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、演奏動画撮影すなわち前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際しての前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及びマイクロフォン110により入力された音声情報の記録が開始されたか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、演奏動画撮影の対象となる楽曲データが前記楽曲データベース138から読み出され、その楽曲データに基づくカラオケ演奏制御が開始される。次に、SA3において、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の記録処理が実行される。
【0065】
次に、SA4において、カラオケ演奏終了であるか否かが判断される。このSA4の判断が否定される場合には、SA3以下の処理が再び実行されるが、SA4の判断が肯定される場合には、SA5において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の視聴が行われるか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA8以下の処理が実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、SA6において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。次に、SA7において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の再生終了であるか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA6以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、SA8以下の処理が実行される。
【0066】
SA8においては、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の投稿が行われるか否かが判断される。このSA8の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA8の判断が肯定される場合には、SA9において、コマンダの位置情報すなわち前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報が取得される。次に、SA10において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が、SA9にて取得されたコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及びSA2にて出力された演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記サーバ装置12へアップロードされ、それをもって本ルーチンが終了させられる。
【0067】
図16は、前記カラオケ装置36のCPU124による第2の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0068】
先ず、SB1において、コラボ動画検索すなわち共演映像情報の投稿に係る検索処理が開始されるか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB1′において、例えば前記電子早見本装置38に図22に示すような動画検索画面204が表示され、その動画検索画面204において地図からの検索を開始するための「地図から検索」ボタンが押された(タッチパネルにおいて当該部分への接触操作が行われた)か否かが判断される。このSB1′の判断が否定される場合には、SB2′において、共演演奏の対象となる演奏曲の曲名、歌手名、及び共演相手となる利用者の名前(ニックネーム)等に基づいて、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から条件を満たす単数乃至複数の映像情報(コラボ相手の候補)が検索された後、SB5以下の処理が実行されるが、SB1′の判断が肯定される場合には、SB2において、共演演奏の対象となる演奏曲の曲名、歌手名、及び共演相手となる利用者の名前(ニックネーム)等に基づいて、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から条件を満たす単数乃至複数の映像情報(コラボ相手の候補)が検索される。次に、SB3において、SB2にて検索された映像情報に対応して、共演演奏の相手(コラボ相手)を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示す地図情報192が前記映像表示装置100に表示される。次に、SB4において、SB3にて表示された地図情報192上において所定の地域を選択する操作が前記電子早見本装置38等により行われたか否かが判断される。このSB4の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が再び実行されるが、SB4の判断が肯定される場合には、SB5において、選択された地域において共演演奏の相手(コラボ相手)を募集している利用者(映像情報)のサムネイルが前記映像表示装置100に選択可能に表示される。
【0069】
次に、SB6において、SB5にて表示されたサムネイルの何れかを選択する操作が前記電子早見本装置38等により行われたか否かが判断される。このSB6の判断が否定される場合には、SB5以下の処理が再び実行されるが、SB6の判断が肯定される場合には、SB7において、選択されたサムネイルに対応する動画(演奏映像)が前記サーバ装置12からダウンロードされる。次に、SB8において、SB7にてダウンロードされた動画の視聴が行われるか否かが判断される。このSB8の判断が否定される場合には、SB11以下の処理が実行されるが、SB8の判断が肯定される場合には、SB9において、SB7にてダウンロードされた共演演奏相手の動画が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。次に、SB10において、共演演奏相手の動画の再生終了であるか否かが判断される。このSB10の判断が否定される場合には、SB9以下の処理が再び実行されるが、SB10の判断が肯定される場合には、SB11において、コラボ演奏動画すなわち共演映像情報に係る動画の記録(撮影)が開始されるか否かが判断される。このSB11の判断が否定される場合には、SB8以下の処理が再び実行されるが、SB11の判断が肯定される場合には、SBSにおいて、図17に示すコラボ演奏動画投稿処理が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0070】
図17は、図16に示す制御におけるコラボ演奏動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。先ず、SBS1において、前記映像情報デコーダ104等により共演演奏の相手(コラボ相手)の動画の再生が開始されると共に、その動画と関連付けられた演奏曲すなわち共演映像情報に係る共通の演奏曲のカラオケ演奏が開始される。次に、SBS2において、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の記録処理が実行される。次に、SBS3において、カラオケ演奏終了であるか否かが判断される。このSBS3の判断が否定される場合には、SBS2以下の処理が再び実行されるが、SBS3の判断が肯定される場合には、SBS4において、コラボ映像すなわち共演演奏相手の動画とSBS2にて記録された動画との同期出力映像の視聴が行われるか否かが判断される。このSBS4の判断が否定される場合には、SBS7以下の処理が実行されるが、SBS4の判断が肯定される場合には、SBS5において、コラボ動画すなわち共演演奏相手の動画とSBS2にて記録された動画との同期出力映像が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。
【0071】
次に、SBS6において、コラボ動画のの再生終了であるか否かが判断される。このSBS6の判断が否定される場合には、SBS5以下の処理が再び実行されるが、SBS6の判断が肯定される場合には、SBS7において、SBS2にて記録(撮影)された動画が投稿されるか否かが判断される。このSBS7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SBS7の判断が肯定される場合には、SBS8において、コマンダの位置情報すなわち前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報が取得される。次に、SBS9において、SBS2にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が、SBS8にて取得されたコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、共演相手である映像情報の識別情報、及びSBS1にて出力された演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記サーバ装置12へアップロードされ、それをもって図16に示すメインルーチンへ復帰させられる。
【0072】
図18は、前記サーバ装置12のCPU52による動画配信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0073】
先ず、SC1において、前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して所定の映像情報(動画)乃至共演映像情報の配信要求があったか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、前記通信回線18を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方が要求元である通信端末装置へ配信された後、本ルーチンが終了させられる。
【0074】
図19は、前記サーバ装置12のCPU52による動画投稿受付制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0075】
先ず、SD1において、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して所定の映像情報(動画)のアップロードがあったか否かが判断される。このSD1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD1の判断が肯定される場合には、SD2において、アップロードされた映像情報がコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及び演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記映像データベース68に記憶される。次に、SD3において、アップロードされた映像情報はコラボ動画すなわち共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報であるか否かが判断される。このSD3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD3の判断が肯定される場合には、SD4において、アップロードされた動画及びその共演相手である動画に基づいてコラボ動画すなわちそれらの動画を同期して出力させるための組み合わせ情報としての共演映像情報が編集され、その組み合わせに係る各映像情報の識別情報、各映像情報と関連付けられたコマンダの位置情報、各映像情報の投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及び共通の演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記映像データベース68に記憶された後、本ルーチンが終了させられる。
【0076】
図20は、前記サーバ装置12のCPU52による地図情報配信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0077】
先ず、SE1において、前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して地図情報の配信要求があったか否かが判断される。このSE1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SE1の判断が肯定される場合には、SE2において、地図情報の要求主体である利用者に対応して前記映像データベース68に記憶された映像情報(動画)及び共演映像情報(コラボ動画)が検出される。次に、SE3において、前記映像データベース68に記憶された、各地域でコラボ相手を募集しているコラボ待ち動画すなわち各地域と関連付けられた映像情報のうち、配信要求に係る条件を満たす単数乃至複数の映像情報が検出される。次に、SE4において、SE2にて検出された地図情報の要求主体である利用者が投稿した映像情報及び共演映像情報、及びSE3にて検出された配信要求に係る条件を満たす単数乃至複数の映像情報に基づいて、それらの情報を含む地図情報が作成される。次に、SE5において、SE4にて作成された地図情報が要求元である通信端末装置へ前記通信回線18を介して配信された後、本ルーチンが終了させられる。
【0078】
図21は、前記サーバ装置12のCPU52による報奨情報供給制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0079】
先ず、SF1において、所定の利用者に対応して新規コラボ動画の作成すなわち複数の映像情報を同期出力させるための共演映像情報の新規作成があったか否かが判断される。このSF1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SF1の判断が肯定される場合には、SF2において、新規コラボ動画の投稿者すなわち複数の映像情報を同期出力させるための共演映像情報の新規作成主体である利用者が過去に投稿した共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70から読み出され、その利用者が予め定められた全ての地域でコラボ済みであるか否か、すなわち各地域に関連付けられた映像情報に対して共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅したか否かが判断される。このSF2の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SF2の判断が肯定される場合には、SF3において、新規コラボ動画の投稿者に対して所定の報奨を付与する処理、乃至予め定められた複数の報奨から所定の報奨を選択させるためのWWWサイトへアクセスするためのURLを提示する処理等が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0080】
以上、図15〜図21に示す制御において、SA3及びSBS2が前記演奏記録制御手段150の動作に、SD1〜SD4が前記投稿受付制御手段152の動作に、SB2が前記検索制御手段154の動作に、SB7が前記映像配信要求制御手段156の動作に、SC1及びSC2が前記映像配信制御手段158の動作に、SA6、SB9、SBS1、及びSBS5が前記映像出力制御手段160の動作に、SBS1が前記同期演奏制御手段162の動作に、SD4が前記共演映像編集制御手段164の動作に、SE1〜SE5が前記地図情報配信制御手段166の動作に、SF1〜SF3が前記報奨供給制御手段168の動作に、それぞれ対応する。
【0081】
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から投稿された情報を記憶する映像データベース68と、前記通信回線18を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に記憶させる投稿受付制御手段152(SD1〜SD4)と、その投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させる共演映像編集制御手段164(SD4)と、前記通信回線18を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段158(SC1及びSC2)と、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段166(SE1〜SE5)とを、備えたものであることから、共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。すなわち、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システム10を提供することができる。
【0082】
また、音声入力装置としてのマイクロフォン110及び撮像装置としてのビデオカメラ122を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記マイクロフォン110により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置36を前記通信端末装置として備え、前記投稿受付制御手段152は、そのカラオケ装置36による所定の演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記共演映像編集制御手段164は、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192等を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36へ配信するものであるため、そのカラオケ装置36による共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、所定の演奏曲に関連付けられて記憶された映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。
【0083】
また、前記映像配信制御手段158は、前記カラオケ装置36からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報をそのカラオケ装置36に配信するものであり、前記カラオケ装置36は、そのカラオケ装置36により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段154(SB2)と、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段160(SA6、SB9、SBS1、及びSBS5)と、その映像出力制御手段160による前記映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段162(SBS1)と、その同期演奏制御手段162による演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段150(SA3及びSBS2)とを、備えたものであり、前記投稿受付制御手段152は、その演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段162により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により検索された演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192、200等を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36へ配信するものであるため、そのカラオケ装置36による実用的な共演演奏システムにおける共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、絞り込まれた演奏曲に関連付けられて記憶された共演待ち映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報192、200等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を更に簡便に検索することができる。
【0084】
また、前記投稿受付制御手段152は、前記投稿された映像情報をその投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる地図情報194、200等を配信するものであるため、どの地域の利用者と共演演奏を行ったのかを確認することができ、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0085】
また、前記地図情報配信制御手段152は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる地図情報196、200等を配信するものであるため、各地域毎に何回の共演演奏を行ったのかを確認することができ、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0086】
また、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段168(SF1〜SF3)を含むものであるため、全ての地域の利用者と共演演奏を行うことに対する動機付けにより、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利用を更に促進することができる。
【0087】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0088】
例えば、前述の実施例において、前記投稿受付制御手段152、映像配信制御手段158、共演映像編集制御手段164、地図情報配信制御手段166、及び報奨供給制御手段168は前記サーバ装置12のCPU52に、前記演奏記録制御手段150、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像出力制御手段160、及び同期演奏制御手段162は前記カラオケ装置36のCPU124に、それぞれ機能的に備えられたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば検索制御手段154に係る制御を実質的に前記サーバ装置12側で実行する構成においては、その検索制御手段154は前記サーバ装置12のCPU52に備えられたものであってもよいし、報奨供給制御手段168に係る制御を実質的に前記カラオケ装置36側で実行する構成においては、その報奨供給制御手段168は前記カラオケ装置36のCPU124に備えられたものであってもよいというように、図5に示す各制御機能を備える装置はシステムの構成に応じて適宜変更され得る。
【0089】
例えば、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記サーバ装置12のCPU52に機能的に備えられたものであり、前記カラオケ装置36等の通信端末装置からアップロードされる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させるものであったが、例えば前記カラオケ装置36において共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報(演奏動画)の記録が完了した段階において、そのカラオケ装置36のCPU124によりその映像情報と共演相手である映像情報とを組み合わせる共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記サーバ装置12へアップロードして前記映像データベース68に記憶させるものであってもよい。すなわち、前記共演映像編集制御手段164は、実質的に前記カラオケ装置36のCPU124に機能的に備えられたものであってもよい。
【0090】
また、前述の実施例において、前記地図情報配信制御手段166は、前記サーバ装置12のCPU52に機能的に備えられたものであり、そのサーバ装置12による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信するものであったが、例えば前記カラオケ装置36による共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を前記サーバ装置12の映像データベース68等からダウンロードし、そのダウンロードされた情報に基づいて前記カラオケ装置36側で前記地図情報を作成乃至表示させるものであってもよい。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を作成するための情報を投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信するものであればよく、実質的な地図情報の作成制御は前記カラオケ装置36等の通信端末装置側で実行されるものであってもよい。
【0091】
また、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記映像データベース68にそれぞれ独立した映像情報として記憶された組み合わせに係る映像情報を読み出し、それら映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報としての共演映像情報を編集するものであったが、それら組み合わせに係る複数の映像情報を合成し、単一の映像情報(動画ファイル)としての共演映像情報を作成して前記映像データベース68に記憶するものであってもよい。すなわち、前記共演映像編集制御手段164により編集される共演映像情報は、複数の映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報であってもよいし、組み合わせに係る複数の映像情報が合成された結果としての映像情報そのものであってもよい。また、組み合わせに係る複数の映像情報を合成し、単一の共演映像情報を作成する態様においては、その作成の基となった複数の映像情報は、共演映像情報が作成された時点で前記映像データベース68から削除されるものであってもよい。
【0092】
また、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記カラオケ装置36に備えられた映像出力制御手段160による共演相手である映像情報の出力と同期しての、前記同期演奏制御手段162による演奏曲の出力に際して記録された映像情報を、その共演相手である映像情報と組み合わせる共演映像情報を編集するものであったが、例えば前記PC14からアップロードされた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集するものであってもよい。すなわち、前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏に際して記録された映像情報のみならず、前記PC14に備えられたウェブカメラやマイクロフォン等により記録された映像情報(動画)も本発明の共演映像情報の編集対象となり得るものである。
【0093】
また、前述の実施例では、前記共演映像編集制御手段164により専ら2つの映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集する態様について説明したが、3つ以上の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集するものであってもよく、更には、必ずしも共通の演奏曲に関連付けられた映像情報を組み合わせるものでなくともよい。
【0094】
また、前述の実施例では特に言及していないが、前記映像情報配信システム10には、前記通信回線18を介して前記PC14等の通信端末装置によるコメントの投稿を受け付け、前記映像配信制御手段158による映像情報或いは共演映像情報に係る映像の配信に際して、それら映像情報或いは共演映像情報に対して過去に投稿された複数のコメントを同期して配信する等の制御を行うものであってもよい。すなわち、本発明の映像情報配信システムは、前述の実施例に加えて種々のインタラクティブな機能が追加されて構成されるものである。
【0095】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0096】
10:映像情報配信システム
14:パーソナルコンピュータ(通信端末装置)
16:携帯電話機(通信端末装置)
18:通信回線
36:カラオケ装置(通信端末装置)
68:映像データベース
110:マイクロフォン(音声入力装置)
122:ビデオカメラ(撮像装置)
150:演奏記録制御手段
152:投稿受付制御手段
154:検索制御手段
158:映像配信制御手段
160:映像出力制御手段
162:同期演奏制御手段
164:共演映像編集制御手段
166:地図情報配信制御手段
168:報奨供給制御手段
192、194、196、200:地図情報
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う情報配信システムに関し、特に、その利便性を向上させて利用を促進するための改良に関する。
【背景技術】
【0002】
所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムが知られており、近年における通信技術の向上に伴いコンテンツビジネスの中核として更なる発展が期待されている。そのような映像情報配信システムにおいては、通常、所謂動画投稿サイトにおいて所定の通信端末装置から投稿(アップロード)された複数の映像情報が所定の映像データベースに記憶され、任意の通信端末装置によりその動画投稿サイトを介してのアクセスが可能とされる。それにより、上記所定の通信端末装置により投稿された映像情報が、任意の通信端末装置により閲覧可能とされる。
【0003】
また、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。そのようなカラオケ装置においては、利用者の希望する演奏曲を検索する技術が実用されている。例えば、特許文献1に記載された選曲装置及び音楽再生装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−288082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本出願人は、前記カラオケ装置を通信端末装置として前記映像情報配信システムに組み込み、そのカラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して撮像装置により撮影された映像情報及び音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付けて閲覧可能とする技術を発案し、実用化している。また、この技術に関して、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、前記カラオケ装置のみならずパーソナルコンピュータ等の通信端末装置により閲覧可能とする共演映像(コラボ動画)のサービスを展開している。
【0006】
しかし、上記共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際しては、その共演映像情報に係る共通の演奏曲を指定してカラオケ演奏を行う必要があり、更には共演待ちをしている候補の中から自分の歌える演奏曲を探す等して共演相手を見つけ出さなければならないことから、利用者が共演相手を見つけにくいという不具合があり、利用が伸び悩んでいた。斯かる共演相手の検索乃至共演映像情報に係る共通の演奏曲の検索に関して、従来は特許文献1に記載された技術のように演奏曲の曲名や歌手名に基づいて検索をしたり、利用者のニックネームをキーワードとして検索する等の処理を行っていたが、斯かる技術は前記カラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす演奏曲を検索するためのものであり、共演相手の検索には必ずしも適さないものであった。このため、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムの開発が求められていた。
【0007】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムであって、前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、その投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
このようにすれば、前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、その投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段とを、備えたものであることから、共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。すなわち、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システムを提供することができる。
【0010】
ここで、好適には、音声入力装置及び撮像装置を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記音声入力装置により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置を前記通信端末装置として備え、前記投稿受付制御手段は、そのカラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記共演映像編集制御手段は、前記投稿受付制御手段により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである。このようにすれば、カラオケ装置による共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、所定の演奏曲に関連付けられて記憶された映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。
【0011】
また、好適には、前記映像配信制御手段は、前記カラオケ装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶されたその配信要求に係る映像情報をそのカラオケ装置に配信するものであり、前記カラオケ装置は、そのカラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段と、前記映像配信制御手段により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段と、その映像出力制御手段による前記映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段と、その同期演奏制御手段による演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段とを、備えたものであり、前記投稿受付制御手段は、その演奏記録制御手段により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段により検索された演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである。このようにすれば、カラオケ装置による実用的な共演演奏システムにおける共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、絞り込まれた演奏曲に関連付けられて記憶された共演待ち映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を更に簡便に検索することができる。
【0012】
また、好適には、前記投稿受付制御手段は、前記投稿された映像情報をその投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである。このようにすれば、どの地域の利用者と共演演奏を行ったのかを確認することができ、カラオケ装置による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0013】
また、好適には、前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである。このようにすれば、各地域毎に何回の共演演奏を行ったのかを確認することができ、カラオケ装置による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0014】
また、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段を含むものである。このようにすれば、全ての地域の利用者と共演演奏を行うことに対する動機付けにより、カラオケ装置による共演演奏システムの利用を更に促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施例である映像情報配信システムの構成を説明する図である。
【図2】図1の映像情報配信システムに備えられたサーバ装置の構成を例示する図である。
【図3】図1の映像情報配信システムに備えられた通信端末装置であるパーソナルコンピュータの構成を例示する図である。
【図4】図1の映像情報配信システムに備えられた通信端末装置であるカラオケ装置の構成を例示する図である。
【図5】図2のサーバ装置のCPU乃至図4のカラオケ装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図6】図4のカラオケ装置による演奏曲の出力に際してビデオカメラにより撮影された映像情報を例示する図である。
【図7】図4のカラオケ装置による共演映像に係る同期演奏制御において、図6の映像情報が背景映像として用いられる様子を説明する図である。
【図8】図3に示すパーソナルコンピュータ等の通信端末装置に表示された共演映像の一例を示す図である。
【図9】図2のサーバ装置により配信される地図情報のベースとなる白地図を例示する図である。
【図10】図2のサーバ装置により配信される、各地域毎に共演演奏相手を募集する利用者の有無を表示させる地図情報を例示する図である。
【図11】図2のサーバ装置により配信される、投稿者が各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させる地図情報を例示する図である。
【図12】図2のサーバ装置により配信される、投稿者が各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報を例示する図である。
【図13】図2のサーバ装置により配信される、各地域毎に共演演奏相手を募集する利用者の有無を表示させ、投稿者が各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させると共に、投稿者が各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報を例示する図である。
【図14】図4のカラオケ装置等の通信端末装置に表示される、報奨選択サイトへアクセスするためのURLを含む全地域網羅を示す映像を例示する図である。
【図15】図4のカラオケ装置のCPUによる第1の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図16】図4のカラオケ装置のCPUによる第2の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図17】図16に示す制御におけるコラボ演奏動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。
【図18】図2のサーバ装置のCPUによる動画配信制御の要部を説明するフローチャートである。
【図19】図2のサーバ装置のCPUによる動画投稿受付制御の要部を説明するフローチャートである。
【図20】図2のサーバ装置のCPUによる地図情報配信制御の要部を説明するフローチャートである。
【図21】図2のサーバ装置のCPUによる報奨情報供給制御の要部を説明するフローチャートである。
【図22】図4のカラオケ装置に備えられた電子早見本装置に表示される動画検索画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の一実施例である映像情報配信システム10の構成を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の映像情報配信システム10は、情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバ装置(センタ装置)12と、通信端末装置である複数(図1では2つを例示している)のパーソナルコンピュータ14(以下、PC14と称する)と、同じく通信端末装置である複数(図1では2つを例示している)の携帯電話機16と、所定の通信回線18とを、備えて構成されている。この通信回線18は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続されたものであり、上記サーバ装置12及びPC14は、何れも上記通信回線18に接続されることで、その通信回線18を介して相互に情報の通信が可能とされている。また、上記携帯電話機16は中継基地局20を介して上記通信回線18に接続されており、上記サーバ装置12とその携帯電話機16との間でも相互に情報の通信が可能とされている。
【0018】
また、本実施例の映像情報配信システム10は、カラオケ装置を用いたカラオケシステム30を含んで構成されている。例えば、図1に示すように、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗32における複数の個室34a、34b、34c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室34と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)カラオケ装置36a、36b、36c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置36と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置36は、ルータ44を介して上記通信回線18に接続されており、上述のようにその通信回線18に接続されたサーバ装置12等との相互間でその通信回線18を介して情報の通信が可能とされている。すなわち、上記カラオケ装置36は、上記PC14及び携帯電話機16等と同様に、上記通信回線18に接続されて上記サーバ装置12との間で情報の通信を行う通信端末装置に対応する。
【0019】
前記映像情報配信システム10に含まれるカラオケシステム30において、前記サーバ装置12は、カラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うサーバとして機能し、前記通信回線18を介して上記カラオケ装置36に定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置36からの要求に応じて所定の機能制御プログラムを送信する。また、上記カラオケシステム30は、複数の電子早見本装置38a、38b、38c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置38と称する)を備えており、上記カラオケ装置36の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの電子早見本装置38が貸与され、各個室34において後述するように上記カラオケ装置36の遠隔操作装置として用いられるようになっている。上記店舗32内には上記複数のカラオケ装置36を相互に接続するLAN40が敷設されており、上記電子早見本装置38からのカラオケ装置36への入力は、所定のアクセスポイント42及びLAN40を介したLAN通信等により行われる。
【0020】
図2は、前記サーバ装置12の構成を例示する図である。このサーバ装置12は、中央演算処理装置であるCPU52により随時書込読出メモリであるRAM56の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM54に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、ファイルの管理や入出力制御、上記通信回線18を介してのアクセス等の管理、その通信回線18を介しての通信制御等の各種制御を実行するサーバである。また、図2に示すように、例えばTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)やPDP(Plasma Display Panel)等の映像表示装置58と、その映像表示装置58による映像の表示を制御するための映像表示制御装置であるビデオボード(グラフィックスボード)60と、キーボード等の入力装置62と、その入力装置62による入力を処理するための入力インターフェイス64と、上記CPU52等を前記通信回線18に接続するためのモデム66とを、備えて構成されている。
【0021】
また、前記サーバ装置12は、前記映像情報配信システム10及びカラオケシステム30に係る各種情報を記憶するデータベースとして、映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72をはじめとする各種データベースを備えている。これら映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72それぞれの記憶内容については、図5に示す各種制御機能の説明と併せて後述する。なお、図2に示すように、本実施例では上記映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72がそれぞれ異なる記憶装置に設けられた態様について説明するが、それらデータベースが同一の記憶装置に設けられたものであってもよい。一方、上記映像データベース68、利用者データベース70、及び楽曲データベース72がそれぞれ個別のサーバ装置に備えられ、それら複数のサーバ装置が相互に連繋して以下に説明する本実施例の制御を実行するものであってもよい。
【0022】
図3は、前記PC14の構成を例示する図である。このPC14は、中央演算処理装置であるCPU74により随時書込読出メモリであるRAM78の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM76に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用パーソナルコンピュータである。また、図3に示すように、映像表示部として機能するTFTやPDP等の映像表示装置80と、その映像表示装置80による映像の表示を制御するための映像表示制御装置であるビデオボード82と、キーボード84及びマウス86等の入力装置と、それら入力装置による入力を処理するための入力インターフェイス88と、上記CPU74等を前記通信回線18に接続するためのモデム90と、記憶装置であるハードディスク92とを、備えて構成されている。また、このPC14は、所謂WWW(World Wide Web)ウェブサイトの情報を表示させると共にそのウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるブラウザ(WWWブラウザ)等の一般的なアプリケーションを機能的に備えたものである。
【0023】
図4は、前記カラオケ装置36の構成を例示するブロック線図である。この図4に示すように、前記カラオケ装置36は、TFTやPDP等の映像表示装置100と、その映像表示装置100による映像の表示を制御するビデオボード等の映像出力制御部102と、映像情報デコーダ104と、ビデオミキサ106と、音源であるシンセサイザ108と、音声入力装置であるマイクロフォン110と、そのマイクロフォン110から入力される音声をディジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ112と、アンプミキサ114と、スピーカ116と、操作パネル118と、その操作パネル118等からの入力信号を処理する入出力インターフェイス120と、撮像装置であるビデオカメラ122と、中央演算処理装置であるCPU124と、読出専用メモリであるROM126と、随時書込読出メモリであるRAM128と、記憶装置であるハードディスク130と、モデム132と、LANポート134と、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部136とを、備えて構成されている。
【0024】
前記映像出力制御部102は、前記CPU124において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記映像表示装置100による種々の映像表示を制御する表示制御装置である。また、前記映像情報デコーダ104は、利用者が歌詞を参照しながら歌唱する際に前記ハードディスク130に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、そのMPEGデータに基づいて前記映像情報デコーダ104により再生された背景映像は、前記ビデオミキサ106へ送られる。また、そのビデオミキサ106は、前記CPU124において生成され且つ前記映像出力制御部102から出力される文字映像と、前記映像情報デコーダ104により再生される背景映像とを合成して前記映像表示装置100に表示させる映像合成装置である。
【0025】
前記シンセサイザ108は、前記ハードディスク130から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザ108により生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ114へ送られる。そのアンプミキサ114では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン110を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されて前記スピーカ116から出力される。また、前記A/Dコンバータ112は、音声入力装置である前記マイクロフォン110から入力されるアナログ信号としての音声情報をディジタル信号に変換して前記CPU124等へ供給する。
【0026】
前記操作パネル118は、前記カラオケ装置36の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置36には、前記操作パネル118の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置98が備えられており、前記リモコン受信部136は、そのリモコン装置98から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU124へ供給する。また、前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との対応付け(くくりつけ)処理も前記リモコン受信部136を介して行われ、そのようにして前記カラオケ装置36に対応付けられた電子早見本装置38も同様に入力装置として機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケ装置36に備えられたリモコン装置98や対応付け処理の行われた電子早見本装置38等の入力装置もそのカラオケ装置36の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
【0027】
前記ビデオカメラ122は、例えばCCD(charge coupled device)等の撮像素子及びレンズを備え、そのレンズから入射される映像をCCDにより検知し、その映像を電子情報(映像データ)として取得する所謂デジタルビデオカメラであり、少なくとも動画(時間の経過に従い変化する動きのある映像)を撮影し得るものであるが、必要に応じて静止画(スチル写真)を撮影できるように構成されたものであってもよい。このビデオカメラ122により撮影された映像情報は、図示しないビデオ端子等のインターフェイスを介して前記CPU124等へ供給され、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の映像ファイルとして前記RAM54等に記憶される。なお、このビデオカメラ112は、必ずしも前記カラオケ装置36の一部として備えられたものでなくともよく、例えば前記個室34における所定位置に固設された別体のビデオカメラ乃至前記携帯電話機16に備えられた撮像装置等により撮影された映像が所定のインターフェイスを介して前記カラオケ装置36に入力される態様も考えられる。
【0028】
前記CPU124は、前記RAM128の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM126に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置36に係る各種制御を実行する。すなわち、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲を前記RAM128に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク130から前記RAM128に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM128から前記シンセサイザ108へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM128に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像出力制御部102へ送信する歌詞文字映像出力制御、上記演奏出力制御に際して前記映像情報デコーダ104を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御、及び前記通信回線18を介した前記サーバ装置12との間の情報通信制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例の同期演奏制御や演奏記録制御等の各種制御を実行する。
【0029】
前記モデム132は、前記カラオケ装置36を前記通信回線18に接続するための装置であり、前記CPU124から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU124に供給する処理を行う。なお、前記店舗32に備えられた複数のカラオケ装置36のうち何れかのカラオケ装置36が前記ルータ44の機能を備えてマスターコマンダとして前記通信回線18に接続される態様も考えられ、その場合、前記モデム132はそのマスターコマンダとして機能するカラオケ装置36には必要とされるが、そのマスターコマンダを介して前記サーバ装置12との間で情報の通信を行う他のカラオケ装置36には必ずしも設けられなくともよい。
【0030】
前記LANポート134は、前記カラオケ装置36をLAN40を介して他のカラオケ装置36や電子早見本装置38等の他の機器に接続するための接続器であり、前記カラオケ装置36は、そのようにLAN40を介して接続されることで、他のカラオケ装置36や電子早見本装置38等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。例えば、前記アクセスポイント42を介して受信される前記電子早見本装置38からの選曲入力を受け付けて前記RAM128に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント42を介して前記カラオケ装置36から電子早見本装置38へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との間における相互の情報のやりとりが実行される。
【0031】
前記ハードディスク130には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する楽曲データベース138(図5を参照)をはじめとする各種データベースが設けられている。この楽曲データベース138は、前記カラオケ装置36により出力可能な演奏曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記シンセサイザ108により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。また、上記楽曲データには、その演奏曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、ジャンル、曲調、演奏回数(再生回数)等の情報が関連づけられて記憶されている。
【0032】
前記サーバ装置12に備えられた前記楽曲データベース72は、前記カラオケシステム30に備えられた前記カラオケ装置36に配信するための楽曲データを記憶するものであり、新しく作成された楽曲データはこの楽曲データベース72に蓄積される。カラオケボックス等の店舗32にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置36のうち所定のカラオケ装置36例えば前記カラオケ装置36aは、前記モデム132を介して前記通信回線18に接続されており、前記複数のカラオケ装置36によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たな楽曲データ等が前記サーバ装置12の楽曲データベース72から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク130の楽曲データベース138等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置12から情報を取得したカラオケ装置36aとその他のカラオケ装置36との間で前記LAN40を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置36のハードディスク130に記憶される情報が共有され、上記楽曲データベース138等の内容が等価なものとされる。
【0033】
前記サーバ装置12に備えられた映像データベース68は、通信端末装置としての前記カラオケ装置36、或いは前記PC14や携帯電話機16等から投稿すなわち前記通信回線18を介してアップロードされた複数の映像情報を記憶する。この映像情報は、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の動画ファイル(映像ファイル)であり、例えば投稿順に定められた所定の識別番号(コンテンツID)をインデックスとして前記映像データベース68に記憶される。また、その映像データベース68には、投稿者の識別情報(ユーザID)、投稿者の名前(ニックネーム)、投稿時(投稿日時)、投稿に相前後して投稿者により設定(入力)された映像のタイトル、投稿者のコメント、地域に関する情報、削除用のパスワード、再生回数、投稿コメント数、対応する演奏曲の識別情報(選曲番号)、曲名、及びアーティスト名等の情報が各映像情報毎にその映像情報と関連づけられて記憶されるようになっている。ここで、上記地域に関する情報とは、例えば、都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域の識別情報であり、通信端末装置としての前記カラオケ装置36により映像情報の投稿が行われた場合、そのカラオケ装置36の所在する地域の識別情報が上記地域に関する情報として記憶される。
【0034】
また、前記サーバ装置12に備えられた前記利用者データベース70は、本実施例の映像情報配信システム10の利用者の情報を記憶する。例えば、各利用者の識別情報(ユーザID)をインデックスとして、前記映像情報配信システム10を利用するためのパスワード、投稿者の名前(ニックネーム)、生年月日、性別、住所、出身地又は住所に対応する地域に関する情報、メールアドレス、電話番号、血液型、星座、アバタ(利用者に対応する人型映像)、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、映像情報の閲覧履歴、映像情報のブックマーク、過去に投稿した映像情報の投稿履歴、各映像情報の投稿日時、過去に投稿した共演映像情報の投稿履歴、及び過去に投稿した映像情報を共演映像として組み合わせた日時等の情報が各利用者毎にその利用者と関連づけられて記憶されるようになっている。ここで、上記地域に関する情報とは、例えば、都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域の識別情報である。なお、本実施例においては、前記映像データベース68と利用者データベース70とを個別のデータベースとして備えた態様について説明するが、それらは単一のデータベースとして構成されたものであってもよく、例えば、前記利用者データベース70に記憶された各利用者に対応する情報として、その利用者が投稿した映像情報乃至後述する共演映像情報等が記憶されるものであってもよい。
【0035】
また、前記利用者データベース70には、各利用者の前記カラオケシステム30に係る情報が記憶される。例えば、各利用者が過去に利用したカラオケ装置36に対応する店舗32(そのカラオケ装置36が設置された店舗32)に関する情報である来店履歴、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、各利用者が過去に前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置36において過去に選曲された演奏曲の履歴)としての演奏曲に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及び各利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が、各利用者毎にその利用者の識別情報(ユーザID)と関連付けられて記憶されるようになっている。なお、本実施例においては、前記映像情報配信システム10とカラオケシステム30とで共通の識別情報及びパスワードを用い、それら映像情報配信システム10及びカラオケシステム30に関する各利用者の情報を共通の利用者データベース70に蓄積する態様について説明するが、前記映像情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して個別の利用者データベース(顧客データベース)が設けられたものであってもよく、また、それら映像情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して個別の識別情報及びパスワードが設定されるものであってもよい。
【0036】
図5は、前記サーバ装置12のCPU52乃至前記カラオケ装置36のCPU124に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図5に示す例において、投稿受付制御手段152、映像配信制御手段158、共演映像編集制御手段164、地図情報配信制御手段166、及び報奨供給制御手段168は前記サーバ装置12のCPU52に、演奏記録制御手段150、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像出力制御手段160、及び同期演奏制御手段162は前記カラオケ装置36のCPU124に、それぞれ機能的に備えられたものである。
【0037】
本実施例の映像情報配信システム10は、図5に示す各種制御機能により各利用者からの映像情報の投稿を受け付けると共に、投稿された映像情報を前記通信回線18を介して配信する投稿受付制御及び映像配信制御を実行する。また、この投稿受付制御に関して、それぞれ態様の異なる第1の投稿受付制御(第1の動画投稿制御)及び第2の投稿受付制御(第2の動画投稿制御)を選択的に実行するように構成されている。すなわち、第1の投稿受付制御において、前記通信回線18を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの映像情報の投稿(アップロード)を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に蓄積する処理を行う。一方、第2の投稿受付制御において、既に前記映像データベース68に蓄積されている映像情報に対して、共演映像(コラボ動画)に係る組み合わせ対象となる映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に蓄積すると共に共演映像情報として組み合わせる編集処理を行う。以下、これら第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御それぞれにおける各制御機能の動作を個別に説明する。
【0038】
先ず、上記第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御において共通の前記演奏記録制御手段150、投稿受付制御手段152、配信要求制御手段156、及び映像配信制御手段158それぞれの動作について説明する。前記演奏記録制御手段150は、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して、撮像装置である前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン110により入力された音声情報を記録する。好適には、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報と、音声入力装置であるマイクロフォン110により入力されて前記A/Dコンバータ112によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、音声情報を含む映像情報(動画ファイル)として記録する。図6は、前記演奏記録制御手段150により記録された、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報である第1の演奏映像170を例示している。なお、図5に示す各制御手段は、映像情報及び音声情報をそれぞれ個別の情報(ファイル)として記録、送受信、乃至蓄積等するものであってもよいが、本実施例においてはそれらを統合して動画ファイルとして記録、送受信、乃至蓄積等する態様について説明する。すなわち、以下の説明において特に言及しない場合には、本実施例における映像情報は、映像の再生に際して出力される音声に対応する音声情報を含むものである。
【0039】
前記投稿受付制御手段152は、前記通信回線18を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に記憶させる。好適には、前記カラオケ装置36による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画ファイルの投稿を受け付け、対象となる演奏曲(映像情報及び音声情報の記録に際して出力された演奏曲)の識別情報である選曲番号、映像情報及び音声情報の投稿元であるカラオケ装置36の所在する地域の識別情報、及び投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。
【0040】
前記映像配信要求制御手段156は、前記映像データベース68に記憶された所定の映像情報の配信要求を、前記通信回線18を介して前記サーバ装置12へ送信する。この映像配信要求制御手段156による配信要求は、例えば、前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理されるWWWウェブサイト(所謂動画投稿サイト)にアクセスして映像情報を選択乃至識別情報(コンテンツID)を入力すること等によって行われる。すなわち、前記映像配信要求制御手段156は、好適には、前記通信回線18を介して閲覧可能とされたWWWウェブサイトの情報を表示させると共にそのWWWウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるWWWブラウザにおける一機能に対応する。
【0041】
前記映像配信制御手段158は、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から前記映像配信要求制御手段156による配信要求があった場合には、その配信要求に応じて前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報を要求元である通信端末装置に前記通信回線18を介して配信する。この映像配信制御手段158により配信された映像情報は、各通信端末装置に備えられた映像出力制御手段によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。この映像出力制御手段は、好適には、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報をWWWブラウザ上で出力(再生)可能とするものであり、例えばMPEGデコーダやフラッシュプレイヤ等、動画ファイルの形式に応じて種々の動画再生ソフトウェア(プラグイン)が適宜用いられる。
【0042】
次に、第2の投稿受付制御における前記演奏記録制御手段150、投稿受付制御手段152、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像配信制御手段158、映像出力制御手段160、同期演奏制御手段162、及び共演映像編集制御手段164それぞれの動作について説明する。前記検索制御手段154は、前記カラオケ装置36により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する。例えば、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲(楽曲データ)のうち、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数の演奏曲を検索する曲名検索処理を実行する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致する曲名の演奏曲(楽曲データ)を前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲から抽出する。また、好適には、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲に係るアーティスト名(歌手名)に関して、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数のアーティスト名を検索する歌手名検索処理を実行する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致するアーティスト名を、前記楽曲データベース138に記憶された多数の演奏曲の属性情報としてのアーティスト名から抽出する。
【0043】
また、前記検索制御手段154は、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から所定の条件を満たす単数乃至複数の映像情報を検索する。好適には、上記曲名検索処理により検索された演奏曲に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。また、好適には、上記歌手名検索処理により検索されたアーティスト名を属性情報とする演奏曲に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。また、好適には、前記電子早見本装置38やリモコン装置98等を介して入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、単数乃至は複数の映像情報を検索する。例えば、入力された文字乃至文字列に少なくとも一部が一致する投稿者の名前(ニックネーム)に関連付けられた単数乃至複数の映像情報を前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から抽出する。
【0044】
前記映像出力制御手段160は、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報の出力を制御する。すなわち、前記サーバ12から前記通信回線18を介してダウンロードされた映像情報を再生して前記映像表示装置100に表示させる。ここで、前記映像情報デコーダ104が斯かる映像出力制御手段160として機能するものであってもよい。また、前記同期演奏制御手段162は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる。例えば、前記映像出力制御手段160により対象となる映像情報の出力(再生)が行われる際に、その映像情報と関連付けられた演奏曲(映像データベース68において関連付けられていた選曲番号に対応する演奏曲)の楽曲データを前記楽曲データベース138から読み出し、映像情報の出力が開始されるのと同期して(同時に)その楽曲データに対応するカラオケ演奏制御を開始する。所定の演奏曲と関連付けられた映像情報は、前記演奏記録制御手段150によりその演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報を記録したものであるため、その映像情報の出力と同期して対応する演奏曲のカラオケ演奏制御を行うことで、あたかもその映像情報の歌い手と同時に歌っているような共演演奏(コラボ演奏)を実現できる。
【0045】
前記映像出力制御手段160は、好適には、前記同期演奏制御手段162による演奏曲の出力と同期してその演奏曲と関連付けられた映像情報を出力させる際に、その映像情報に含まれる音声情報は非出力すなわちミュートとする。換言すれば、音声情報を含む映像情報においてその映像情報のみを出力させる。また、前記同期演奏制御手段162は、好適には、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、同期再生されるその映像情報をカラオケ演奏における背景映像として前記映像表示装置100に表示させる。例えば、前述した図6に示す第1の演奏映像170の出力と同期してその第1の演奏映像170と関連付けられた演奏曲(第1の演奏映像170の記録に際して出力された演奏曲)を出力させる場合、図7に示すように、前記映像出力制御手段160により再生される第1の演奏映像170の前面側に、出力される演奏曲の歌詞情報に基づいて生成される歌詞文字映像172を前記ビデオミキサ106により合成して前記映像表示装置100に表示させる。なお、前記同期演奏制御手段162は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、その演奏曲の歌詞文字映像は表示させずその映像情報のみを前記映像表示装置100に表示させるものであってもよい。
【0046】
前記演奏記録制御手段150は、前記映像出力制御手段160による映像情報の出力と同期して前記同期演奏制御手段162によりその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御に際して、撮像装置である前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン110により入力された音声情報を記録する。好適には、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報と、音声入力装置であるマイクロフォン110により入力されて前記A/Dコンバータ112によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、音声情報を含む映像情報(動画ファイル)として記録する。
【0047】
前記投稿受付制御手段152は、前記同期演奏制御手段162による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画ファイルの投稿を受け付け、対象となる演奏曲(同期演奏制御手段162により出力された演奏曲)の識別情報、前記カラオケ装置36(映像情報及び音声情報の投稿元のカラオケ装置36)の所在する地域の識別情報、投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)、及び同期演奏に係る映像情報の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。
【0048】
前記共演映像編集制御手段164は、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させる。好適には、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記映像データベース68に記憶させる。この共演映像情報とは、上記組み合わせに係る複数(少なくとも2つ)の映像情報を同期して(同時に)出力させるための情報であり、好適には、前記映像データベース68にそれぞれ個別に(独立した動画ファイルとして)記憶された組み合わせに係る複数の映像情報を読み出し、それら映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報に相当する。また、好適には、その共演映像情報の属性情報として、対象となる演奏曲の識別情報(選曲番号)、その演奏曲の曲名、アーティスト名、演奏時間、組み合わせに係る各映像情報の投稿者の識別情報(ユーザID)、各投稿者の名前(ニックネーム)、各投稿者のコメント、及び共演映像のタイトル等が対象となる共演映像情報と関連付けられて前記映像データベース68に記憶される。
【0049】
前記映像配信制御手段158は、前記通信回線18を介しての前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る共演映像情報をその通信端末装置に配信する。好適には、共演映像情報の配信と相前後してその共演映像情報に係る組み合わせの対象となる複数の映像情報を前記映像データベース68から読み出し、その共演映像情報と共に上記配信要求元である通信端末装置に配信する。この映像配信制御手段158により配信された共演映像情報に係る複数の映像情報は、各通信端末装置に備えられた映像出力制御手段によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。この映像出力制御手段は、好適には、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報をWWWブラウザ上で出力(再生)可能とするものであり、例えばMPEGデコーダやフラッシュプレイヤ等、動画ファイルの形式に応じて種々の動画再生ソフトウェア(プラグイン)が適宜用いられる。
【0050】
図8は、前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置に表示された共演映像176の一例を示す図である。この共演映像176においては、前述した図6に示す第1の演奏映像170と、前記映像出力制御手段160及び同期演奏制御手段162によりその第1の演奏映像170の出力と同期して実行されたカラオケ演奏の出力に際して前記演奏記録制御手段150により記録された第2の演奏映像174とが、所定のWWWウェブサイト上において同期して(同時に)出力される例を示している。この図8に示すWWWウェブサイトは、例えば、前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理される所謂動画投稿サイトに相当するものであり、一般的なWWWブラウザにより前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置において閲覧可能とされる。このWWWウェブサイト上においては、出力される共演映像に係る共通の演奏曲の曲名及びアーティスト名が表示されると共に、再生/停止ボタン178、頭出しボタン180、再生位置決定つまみ182、音量設定つまみ184、及び表示画面の全画面表示乃至等倍表示を切り替える表示切替ボタン186等が表示され、各ボタン乃至つまみにより共演映像の出力に係る各種操作が可能とされている。更に、各映像情報に対応して非表示ボタン188が表示され、その非表示ボタン188が押されることで共演映像に係る2つの映像情報の何れか一方を非表示とすることができるようになっている。
【0051】
図8に示すWWWウェブサイトが前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置におけるWWWブラウザに表示された状態において、各通信端末装置の操作部により上記WWWウェブサイトにおける再生/停止ボタン178が押される等の操作が行われた場合、上記共演映像176の出力すなわち前記第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174の同期出力が開始される。この共演映像176の出力においては、前記第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174が同期して再生されると共に、それら第1の演奏映像170及び第2の演奏映像174それぞれに含まれる音声情報も同期して出力される。この音声情報の出力に関して、前記第1の演奏映像170に対応する音声情報が左のスピーカから出力される一方、前記第2の演奏映像174に対応する音声情報が右のスピーカから出力されるといった制御を行うものであってもよいし、それらの音声情報を合成してステレオ出力させるものであってもよい。このように、共演映像情報の組み合わせに係る複数の映像情報及びその音声情報が同期して出力されることで、あたかも各映像情報の演奏者が同時に演奏を行っているような共演映像(コラボ動画)の出力が可能とされる。
【0052】
図5に示す地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して(すなわち投稿前、投稿と同時、或いは投稿後の何れかのタイミングで)、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する。好適には、前記共演映像情報に係る共通の演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。図10〜図13は、この地図情報配信制御手段166により配信される地図情報を例示する図である。前記地図情報配信制御手段166は、例えば、図9に示すように都道府県等の行政区分に対応して予め定められた複数の地域を区分する境界線が描きこまれた白地図(日本地図)190上に、前記共演映像情報に対応する地域に関する種々の情報を表示させ、前記通信端末装置において閲覧し得るように前記通信回線18を介して配信する。以下、図10〜図13を参照して前記地図情報配信制御手段166による地図情報配信制御について説明する。
【0053】
図10は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って配信される、各地域毎に共演演奏相手(コラボ相手)を募集する利用者(投稿された映像情報)の有無を表示させる地図情報192を例示する図である。この図10に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により検索された演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192を前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。例えば、図10に示すように共演演奏相手を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示す地図情報192を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0054】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報192の配信制御に際しては、先ず、前記検索制御手段154により共演演奏情報に係る前記共通の演奏曲の検索が行われる。この検索制御手段154により対象となる演奏曲が検索された後、その演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報すなわち本実施例においてはその演奏曲に対応して前記共演演奏の相手を募集している映像情報が抽出される。この抽出が行われた時点において、前記地図情報配信制御手段166は、抽出された映像情報に関する情報としての募集中マーク198を、各映像情報に関連付けられた地域毎(各地域に対応する部分)に上記白地図190上に表示させると共に、投稿主体である利用者の出身地或いは住所に対応する地域を「あなたの地域」として示す(図11〜図13について同じであるため、それらの図については説明を省略する)地図情報192を作成し、前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36等の通信端末装置へ配信する。図10に示す例では、青森県、千葉県、及び広島県に対応する地域に募集中マーク198が表示されており、それら青森県、千葉県、及び広島県に対応する地域と関連付けられた映像情報(例えばその地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)が共演演奏の相手を募集していることを示している。前記通信端末装置において図10に示すような地図情報192が表示されている状態において、その地図情報192における何れかの募集中マーク198が押される(選択される)等の操作が行われた場合、その地域において共演相手を募集している利用者に係る情報(その地域と関連付けられた映像情報)のリストが表示される。そして、そのリストにおける何れかの利用者(映像情報)が選択されると、その映像情報を組み合わせの対象とする共演演奏制御が開始され、その映像情報が通信端末装置へダウンロードされると共に、前述した映像出力制御手段160及び同期演奏制御手段162による共演演奏制御が実行される。
【0055】
図11は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付け後に配信される、各地域毎に共演演奏を行ったか否かを表示させる地図情報194を例示する図である。この図11に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記地図情報(白地図190)に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる。例えば、図11に示すように過去に一度でも共演演奏を行ったことのある利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)の存在する地域を所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0056】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報194の配信制御は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿後に実行される。すなわち、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿が行われると、その共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70に記憶される。この時点において、前記地図情報配信制御手段166は、その共演映像情報に係る組み合わせ相手となった映像情報すなわち先に前記映像データベース68に記憶されており共演演奏の相手としてダウンロードされた映像情報に関連付けられた地域を、過去に共演演奏を行ったことのある(共演演奏を行った相手のいる)地域として所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成する。また、前記投稿受付制御手段152により投稿された共演演奏情報の履歴は前記利用者データベース70に記憶されるため、前記地図情報配信制御手段166は、前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関して過去に一度でも共演演奏を行ったことのある地域を所定の色で塗りつぶした地図情報194を作成する。図11に示す例では、青森県及び高知県に対応する地域が塗りつぶされており、その地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に共演演奏を行ったことがあるということを示している。
【0057】
図12は、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付け後に配信される、各地域毎に何回の共演演奏を行ったかを表示させる地図情報196を例示する図である。この図12に示すように、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる。例えば、図12に示すように各地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に共演演奏を行った回数を数値で示す地図情報196を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。
【0058】
前記地図情報配信制御手段166による上記地図情報196の配信制御は、好適には、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿後に実行される。すなわち、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿が行われると、その共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70に記憶される。この時点において、前記地図情報配信制御手段166は、前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を数値で示す地図情報196を作成する。斯かる制御により、投稿対象である共演映像情報に係る組み合わせ相手となった映像情報すなわち先に前記映像データベース68に記憶されており共演演奏の相手としてダウンロードされた映像情報に関連付けられた地域に対応する数値に1が加算された地図情報196が、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信される。図12に示す例では、青森県に対応して「3」、群馬県に対応して「2」、滋賀県に対応して「1」、高知県に対応して「1」の数値が表示されており、各地域における利用者(例えば、その地域に設置されたカラオケ装置36により記録された映像情報)を共演相手として過去に何回の共演演奏を行ったことがあるかを示している。
【0059】
ここで、好適には、前述した図10〜図12に示す地図情報192、194、196は、相互に組み合わされて適用される。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、図13に示すように、共演演奏相手を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示し、過去に一度でも共演演奏を行ったことのある利用者の存在する地域を所定の色で塗りつぶすと共に、各地域における利用者を共演相手として過去に共演演奏を行った回数を数値で示す地図情報200を作成し、前記投稿の主体となる通信端末装置へ配信する。更に、斯かる地図情報200において、各地域で共演演奏相手を募集している利用者の人数を表示させるものであってもよい。この地図情報200の配信制御は、好適には、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により共演演奏に係る共通の演奏曲が検索された時点で実行される。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、好適には、前記検索制御手段154により検索された前記共通の演奏曲と関連付けられた映像情報の抽出が行われた時点において、抽出された映像情報に関する情報としての募集中マーク198を、各映像情報に関連付けられた地域毎(各地域に対応する部分)に上記白地図190上に表示させ、更に前記利用者データベース70に記憶された共演演奏情報の投稿履歴を読み出すことで、前記白地図190における各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を過去に行ったことがあるか否か、及び投稿を行った回数を数値で示す地図情報200を作成し、前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36等の通信端末装置へ配信する。
【0060】
また、前記地図情報配信制御手段166により配信された前記地図情報192、194、196、200等は、前記カラオケ装置36の映像表示装置100に表示されるものであってもよいが、前記電子早見本装置38のタッチパネルディスプレイに表示されるものであってもよい。特に、前記電子早見本装置38により共演演奏相手(コラボ相手)の検索を実行する態様においては、その検索結果に応じた地図情報200等を前記電子早見本装置38のタッチパネルディスプレイに表示させるのが好ましい。また、前記地図情報192、194、196、200等を前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置の表示部に表示させるものであってもよい。
【0061】
図5に示す報奨供給制御手段168は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する。この報奨は、例えば、前記映像情報配信システム10乃至カラオケシステム30における各種サービスを受けるためのポイント、各利用者に対応するアバタに係る服装等のパーツ等の報奨情報、或いは前記映像情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により主催される全国共演(コラボ)選手権大会への参加チケット(参加資格)、その情報配信サービス提供会社のオフィシャルサイトにおける共演映像の公開権、プレミアムDVDメディア等であり、前記映像情報配信システム10乃至カラオケシステム30に関する種々のプレゼントが報奨として適宜設定される。
【0062】
前記報奨供給制御手段168は、好適には、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に対して、報奨選択サイトへアクセスするためのURLを表示させる。図14は、この報奨選択サイトへアクセスするためのURLを含む全地域網羅を示す映像202が、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置の表示部に表示された様子を例示する図である。通信端末装置における表示部にこの図14に示すような映像202が表示された状態において、各通信端末装置の操作部により上記URLが押される等の操作が行われた場合、前記報奨供給制御手段168により供給され得る複数の報奨を選択可能に表示させる図示しない報奨選択サイトへのアクセスが行われる。そして、その報奨選択サイトにおいて所定の報奨が選択されることで、前記報奨供給制御手段168によりその選択された報奨が対象となる利用者に対して供給される。
【0063】
図15は、前記カラオケ装置36のCPU124による第1の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0064】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、演奏動画撮影すなわち前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際しての前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及びマイクロフォン110により入力された音声情報の記録が開始されたか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、演奏動画撮影の対象となる楽曲データが前記楽曲データベース138から読み出され、その楽曲データに基づくカラオケ演奏制御が開始される。次に、SA3において、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の記録処理が実行される。
【0065】
次に、SA4において、カラオケ演奏終了であるか否かが判断される。このSA4の判断が否定される場合には、SA3以下の処理が再び実行されるが、SA4の判断が肯定される場合には、SA5において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の視聴が行われるか否かが判断される。このSA5の判断が否定される場合には、SA8以下の処理が実行されるが、SA5の判断が肯定される場合には、SA6において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。次に、SA7において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の再生終了であるか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA6以下の処理が再び実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、SA8以下の処理が実行される。
【0066】
SA8においては、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画の投稿が行われるか否かが判断される。このSA8の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA8の判断が肯定される場合には、SA9において、コマンダの位置情報すなわち前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報が取得される。次に、SA10において、SA3にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が、SA9にて取得されたコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及びSA2にて出力された演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記サーバ装置12へアップロードされ、それをもって本ルーチンが終了させられる。
【0067】
図16は、前記カラオケ装置36のCPU124による第2の動画投稿制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0068】
先ず、SB1において、コラボ動画検索すなわち共演映像情報の投稿に係る検索処理が開始されるか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB1′において、例えば前記電子早見本装置38に図22に示すような動画検索画面204が表示され、その動画検索画面204において地図からの検索を開始するための「地図から検索」ボタンが押された(タッチパネルにおいて当該部分への接触操作が行われた)か否かが判断される。このSB1′の判断が否定される場合には、SB2′において、共演演奏の対象となる演奏曲の曲名、歌手名、及び共演相手となる利用者の名前(ニックネーム)等に基づいて、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から条件を満たす単数乃至複数の映像情報(コラボ相手の候補)が検索された後、SB5以下の処理が実行されるが、SB1′の判断が肯定される場合には、SB2において、共演演奏の対象となる演奏曲の曲名、歌手名、及び共演相手となる利用者の名前(ニックネーム)等に基づいて、前記映像データベース68に記憶された複数の映像情報から条件を満たす単数乃至複数の映像情報(コラボ相手の候補)が検索される。次に、SB3において、SB2にて検索された映像情報に対応して、共演演奏の相手(コラボ相手)を募集している利用者がいる地域を募集中マーク198によって示す地図情報192が前記映像表示装置100に表示される。次に、SB4において、SB3にて表示された地図情報192上において所定の地域を選択する操作が前記電子早見本装置38等により行われたか否かが判断される。このSB4の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が再び実行されるが、SB4の判断が肯定される場合には、SB5において、選択された地域において共演演奏の相手(コラボ相手)を募集している利用者(映像情報)のサムネイルが前記映像表示装置100に選択可能に表示される。
【0069】
次に、SB6において、SB5にて表示されたサムネイルの何れかを選択する操作が前記電子早見本装置38等により行われたか否かが判断される。このSB6の判断が否定される場合には、SB5以下の処理が再び実行されるが、SB6の判断が肯定される場合には、SB7において、選択されたサムネイルに対応する動画(演奏映像)が前記サーバ装置12からダウンロードされる。次に、SB8において、SB7にてダウンロードされた動画の視聴が行われるか否かが判断される。このSB8の判断が否定される場合には、SB11以下の処理が実行されるが、SB8の判断が肯定される場合には、SB9において、SB7にてダウンロードされた共演演奏相手の動画が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。次に、SB10において、共演演奏相手の動画の再生終了であるか否かが判断される。このSB10の判断が否定される場合には、SB9以下の処理が再び実行されるが、SB10の判断が肯定される場合には、SB11において、コラボ演奏動画すなわち共演映像情報に係る動画の記録(撮影)が開始されるか否かが判断される。このSB11の判断が否定される場合には、SB8以下の処理が再び実行されるが、SB11の判断が肯定される場合には、SBSにおいて、図17に示すコラボ演奏動画投稿処理が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0070】
図17は、図16に示す制御におけるコラボ演奏動画投稿制御の要部を説明するフローチャートである。先ず、SBS1において、前記映像情報デコーダ104等により共演演奏の相手(コラボ相手)の動画の再生が開始されると共に、その動画と関連付けられた演奏曲すなわち共演映像情報に係る共通の演奏曲のカラオケ演奏が開始される。次に、SBS2において、前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の記録処理が実行される。次に、SBS3において、カラオケ演奏終了であるか否かが判断される。このSBS3の判断が否定される場合には、SBS2以下の処理が再び実行されるが、SBS3の判断が肯定される場合には、SBS4において、コラボ映像すなわち共演演奏相手の動画とSBS2にて記録された動画との同期出力映像の視聴が行われるか否かが判断される。このSBS4の判断が否定される場合には、SBS7以下の処理が実行されるが、SBS4の判断が肯定される場合には、SBS5において、コラボ動画すなわち共演演奏相手の動画とSBS2にて記録された動画との同期出力映像が前記映像情報デコーダ104等により再生されて前記映像表示装置100に表示される。
【0071】
次に、SBS6において、コラボ動画のの再生終了であるか否かが判断される。このSBS6の判断が否定される場合には、SBS5以下の処理が再び実行されるが、SBS6の判断が肯定される場合には、SBS7において、SBS2にて記録(撮影)された動画が投稿されるか否かが判断される。このSBS7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SBS7の判断が肯定される場合には、SBS8において、コマンダの位置情報すなわち前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報が取得される。次に、SBS9において、SBS2にて記録された映像情報及び音声情報に対応する動画が、SBS8にて取得されたコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、共演相手である映像情報の識別情報、及びSBS1にて出力された演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記サーバ装置12へアップロードされ、それをもって図16に示すメインルーチンへ復帰させられる。
【0072】
図18は、前記サーバ装置12のCPU52による動画配信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0073】
先ず、SC1において、前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して所定の映像情報(動画)乃至共演映像情報の配信要求があったか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、前記通信回線18を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方が要求元である通信端末装置へ配信された後、本ルーチンが終了させられる。
【0074】
図19は、前記サーバ装置12のCPU52による動画投稿受付制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0075】
先ず、SD1において、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して所定の映像情報(動画)のアップロードがあったか否かが判断される。このSD1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD1の判断が肯定される場合には、SD2において、アップロードされた映像情報がコマンダの位置情報、投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及び演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記映像データベース68に記憶される。次に、SD3において、アップロードされた映像情報はコラボ動画すなわち共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報であるか否かが判断される。このSD3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD3の判断が肯定される場合には、SD4において、アップロードされた動画及びその共演相手である動画に基づいてコラボ動画すなわちそれらの動画を同期して出力させるための組み合わせ情報としての共演映像情報が編集され、その組み合わせに係る各映像情報の識別情報、各映像情報と関連付けられたコマンダの位置情報、各映像情報の投稿主体である利用者の識別情報(ユーザID)、及び共通の演奏曲の識別情報(選曲番号)等と関連付けられて前記映像データベース68に記憶された後、本ルーチンが終了させられる。
【0076】
図20は、前記サーバ装置12のCPU52による地図情報配信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0077】
先ず、SE1において、前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置から前記通信回線18を介して地図情報の配信要求があったか否かが判断される。このSE1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SE1の判断が肯定される場合には、SE2において、地図情報の要求主体である利用者に対応して前記映像データベース68に記憶された映像情報(動画)及び共演映像情報(コラボ動画)が検出される。次に、SE3において、前記映像データベース68に記憶された、各地域でコラボ相手を募集しているコラボ待ち動画すなわち各地域と関連付けられた映像情報のうち、配信要求に係る条件を満たす単数乃至複数の映像情報が検出される。次に、SE4において、SE2にて検出された地図情報の要求主体である利用者が投稿した映像情報及び共演映像情報、及びSE3にて検出された配信要求に係る条件を満たす単数乃至複数の映像情報に基づいて、それらの情報を含む地図情報が作成される。次に、SE5において、SE4にて作成された地図情報が要求元である通信端末装置へ前記通信回線18を介して配信された後、本ルーチンが終了させられる。
【0078】
図21は、前記サーバ装置12のCPU52による報奨情報供給制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0079】
先ず、SF1において、所定の利用者に対応して新規コラボ動画の作成すなわち複数の映像情報を同期出力させるための共演映像情報の新規作成があったか否かが判断される。このSF1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SF1の判断が肯定される場合には、SF2において、新規コラボ動画の投稿者すなわち複数の映像情報を同期出力させるための共演映像情報の新規作成主体である利用者が過去に投稿した共演映像情報の投稿履歴が前記利用者データベース70から読み出され、その利用者が予め定められた全ての地域でコラボ済みであるか否か、すなわち各地域に関連付けられた映像情報に対して共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅したか否かが判断される。このSF2の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SF2の判断が肯定される場合には、SF3において、新規コラボ動画の投稿者に対して所定の報奨を付与する処理、乃至予め定められた複数の報奨から所定の報奨を選択させるためのWWWサイトへアクセスするためのURLを提示する処理等が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0080】
以上、図15〜図21に示す制御において、SA3及びSBS2が前記演奏記録制御手段150の動作に、SD1〜SD4が前記投稿受付制御手段152の動作に、SB2が前記検索制御手段154の動作に、SB7が前記映像配信要求制御手段156の動作に、SC1及びSC2が前記映像配信制御手段158の動作に、SA6、SB9、SBS1、及びSBS5が前記映像出力制御手段160の動作に、SBS1が前記同期演奏制御手段162の動作に、SD4が前記共演映像編集制御手段164の動作に、SE1〜SE5が前記地図情報配信制御手段166の動作に、SF1〜SF3が前記報奨供給制御手段168の動作に、それぞれ対応する。
【0081】
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から投稿された情報を記憶する映像データベース68と、前記通信回線18を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、その投稿された映像情報を前記映像データベース68に記憶させる投稿受付制御手段152(SD1〜SD4)と、その投稿受付制御手段152により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させる共演映像編集制御手段164(SD4)と、前記通信回線18を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方をその通信端末装置に配信する映像配信制御手段158(SC1及びSC2)と、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段166(SE1〜SE5)とを、備えたものであることから、共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。すなわち、利便性を向上させて利用を促進する映像情報配信システム10を提供することができる。
【0082】
また、音声入力装置としてのマイクロフォン110及び撮像装置としてのビデオカメラ122を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記マイクロフォン110により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置36を前記通信端末装置として備え、前記投稿受付制御手段152は、そのカラオケ装置36による所定の演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記共演映像編集制御手段164は、前記投稿受付制御手段152により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報をその演奏曲の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192等を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36へ配信するものであるため、そのカラオケ装置36による共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、所定の演奏曲に関連付けられて記憶された映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報192等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を簡便に検索することができる。
【0083】
また、前記映像配信制御手段158は、前記カラオケ装置36からの配信要求に応じて、前記映像データベース68に記憶されたその配信要求に係る映像情報をそのカラオケ装置36に配信するものであり、前記カラオケ装置36は、そのカラオケ装置36により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段154(SB2)と、前記映像配信制御手段158により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段160(SA6、SB9、SBS1、及びSBS5)と、その映像出力制御手段160による前記映像情報の出力と同期してその映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段162(SBS1)と、その同期演奏制御手段162による演奏曲の出力に際して前記ビデオカメラ122により撮影された映像情報及び前記マイクロフォン110により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段150(SA3及びSBS2)とを、備えたものであり、前記投稿受付制御手段152は、その演奏記録制御手段150により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段162により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置36の所在する地域の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記投稿受付制御手段152による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段154により検索された演奏曲に関連付けられて前記映像データベース68に記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、その映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報192、200等を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置36へ配信するものであるため、そのカラオケ装置36による実用的な共演演奏システムにおける共演映像情報の編集対象となる映像情報の投稿に際して、絞り込まれた演奏曲に関連付けられて記憶された共演待ち映像に対応する地域に関する情報を含む地図情報192、200等を閲覧可能とすることで、好ましい共演相手を更に簡便に検索することができる。
【0084】
また、前記投稿受付制御手段152は、前記投稿された映像情報をその投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記映像データベース68に記憶させるものであり、前記地図情報配信制御手段166は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる地図情報194、200等を配信するものであるため、どの地域の利用者と共演演奏を行ったのかを確認することができ、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0085】
また、前記地図情報配信制御手段152は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させる地図情報196、200等を配信するものであるため、各地域毎に何回の共演演奏を行ったのかを確認することができ、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利便性を更に高めることができる。
【0086】
また、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段168(SF1〜SF3)を含むものであるため、全ての地域の利用者と共演演奏を行うことに対する動機付けにより、前記カラオケ装置36による共演演奏システムの利用を更に促進することができる。
【0087】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0088】
例えば、前述の実施例において、前記投稿受付制御手段152、映像配信制御手段158、共演映像編集制御手段164、地図情報配信制御手段166、及び報奨供給制御手段168は前記サーバ装置12のCPU52に、前記演奏記録制御手段150、検索制御手段154、映像配信要求制御手段156、映像出力制御手段160、及び同期演奏制御手段162は前記カラオケ装置36のCPU124に、それぞれ機能的に備えられたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば検索制御手段154に係る制御を実質的に前記サーバ装置12側で実行する構成においては、その検索制御手段154は前記サーバ装置12のCPU52に備えられたものであってもよいし、報奨供給制御手段168に係る制御を実質的に前記カラオケ装置36側で実行する構成においては、その報奨供給制御手段168は前記カラオケ装置36のCPU124に備えられたものであってもよいというように、図5に示す各制御機能を備える装置はシステムの構成に応じて適宜変更され得る。
【0089】
例えば、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記サーバ装置12のCPU52に機能的に備えられたものであり、前記カラオケ装置36等の通信端末装置からアップロードされる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記映像データベース68に記憶させるものであったが、例えば前記カラオケ装置36において共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報(演奏動画)の記録が完了した段階において、そのカラオケ装置36のCPU124によりその映像情報と共演相手である映像情報とを組み合わせる共演映像情報を編集し、その編集された共演映像情報を前記サーバ装置12へアップロードして前記映像データベース68に記憶させるものであってもよい。すなわち、前記共演映像編集制御手段164は、実質的に前記カラオケ装置36のCPU124に機能的に備えられたものであってもよい。
【0090】
また、前述の実施例において、前記地図情報配信制御手段166は、前記サーバ装置12のCPU52に機能的に備えられたものであり、そのサーバ装置12による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報をその投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信するものであったが、例えば前記カラオケ装置36による共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿に際して、その共演映像情報に対応する地域に関する情報を前記サーバ装置12の映像データベース68等からダウンロードし、そのダウンロードされた情報に基づいて前記カラオケ装置36側で前記地図情報を作成乃至表示させるものであってもよい。すなわち、前記地図情報配信制御手段166は、共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を作成するための情報を投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信するものであればよく、実質的な地図情報の作成制御は前記カラオケ装置36等の通信端末装置側で実行されるものであってもよい。
【0091】
また、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記映像データベース68にそれぞれ独立した映像情報として記憶された組み合わせに係る映像情報を読み出し、それら映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報としての共演映像情報を編集するものであったが、それら組み合わせに係る複数の映像情報を合成し、単一の映像情報(動画ファイル)としての共演映像情報を作成して前記映像データベース68に記憶するものであってもよい。すなわち、前記共演映像編集制御手段164により編集される共演映像情報は、複数の映像情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報であってもよいし、組み合わせに係る複数の映像情報が合成された結果としての映像情報そのものであってもよい。また、組み合わせに係る複数の映像情報を合成し、単一の共演映像情報を作成する態様においては、その作成の基となった複数の映像情報は、共演映像情報が作成された時点で前記映像データベース68から削除されるものであってもよい。
【0092】
また、前述の実施例において、前記共演映像編集制御手段164は、前記カラオケ装置36に備えられた映像出力制御手段160による共演相手である映像情報の出力と同期しての、前記同期演奏制御手段162による演奏曲の出力に際して記録された映像情報を、その共演相手である映像情報と組み合わせる共演映像情報を編集するものであったが、例えば前記PC14からアップロードされた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集するものであってもよい。すなわち、前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏に際して記録された映像情報のみならず、前記PC14に備えられたウェブカメラやマイクロフォン等により記録された映像情報(動画)も本発明の共演映像情報の編集対象となり得るものである。
【0093】
また、前述の実施例では、前記共演映像編集制御手段164により専ら2つの映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集する態様について説明したが、3つ以上の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集するものであってもよく、更には、必ずしも共通の演奏曲に関連付けられた映像情報を組み合わせるものでなくともよい。
【0094】
また、前述の実施例では特に言及していないが、前記映像情報配信システム10には、前記通信回線18を介して前記PC14等の通信端末装置によるコメントの投稿を受け付け、前記映像配信制御手段158による映像情報或いは共演映像情報に係る映像の配信に際して、それら映像情報或いは共演映像情報に対して過去に投稿された複数のコメントを同期して配信する等の制御を行うものであってもよい。すなわち、本発明の映像情報配信システムは、前述の実施例に加えて種々のインタラクティブな機能が追加されて構成されるものである。
【0095】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
【符号の説明】
【0096】
10:映像情報配信システム
14:パーソナルコンピュータ(通信端末装置)
16:携帯電話機(通信端末装置)
18:通信回線
36:カラオケ装置(通信端末装置)
68:映像データベース
110:マイクロフォン(音声入力装置)
122:ビデオカメラ(撮像装置)
150:演奏記録制御手段
152:投稿受付制御手段
154:検索制御手段
158:映像配信制御手段
160:映像出力制御手段
162:同期演奏制御手段
164:共演映像編集制御手段
166:地図情報配信制御手段
168:報奨供給制御手段
192、194、196、200:地図情報
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムであって、
前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、
前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、該投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、
該投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、該編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、
前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶された該配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方を該通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、
前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、該共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を該投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段と
を、備えたものであることを特徴とする映像情報配信システム。
【請求項2】
音声入力装置及び撮像装置を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記音声入力装置により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置を前記通信端末装置として備え、
前記投稿受付制御手段は、該カラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記共演映像編集制御手段は、前記投稿受付制御手段により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、該編集された共演映像情報を該演奏曲の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、該共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、該映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである
請求項1に記載の映像情報配信システム。
【請求項3】
前記映像配信制御手段は、前記カラオケ装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶された該配信要求に係る映像情報を該カラオケ装置に配信するものであり、
前記カラオケ装置は、
該カラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段と、
前記映像配信制御手段により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段と、
該映像出力制御手段による前記映像情報の出力と同期して該映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段と、
該同期演奏制御手段による演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段と
を、備えたものであり、
前記投稿受付制御手段は、該演奏記録制御手段により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段により検索された演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、該映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである
請求項1又は2に記載の映像情報配信システム。
【請求項4】
前記投稿受付制御手段は、前記投稿された映像情報を該投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである請求項2又は3に記載の映像情報配信システム。
【請求項5】
前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである請求項4に記載の映像情報配信システム。
【請求項6】
前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段を含むものである請求項4又は5に記載の映像情報配信システム。
【請求項1】
所定の通信回線を介して複数の通信端末装置に対する映像情報の配信を行う映像情報配信システムであって、
前記通信端末装置から投稿された情報を記憶するデータベースと、
前記通信回線を介して前記通信端末装置からの映像情報の投稿を受け付け、該投稿された映像情報を前記データベースに記憶させる投稿受付制御手段と、
該投稿受付制御手段により受け付けられる複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、該編集された共演映像情報を前記データベースに記憶させる共演映像編集制御手段と、
前記通信回線を介しての前記通信端末装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶された該配信要求に係る映像情報及び共演映像情報の少なくとも一方を該通信端末装置に配信する映像配信制御手段と、
前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、該共演映像情報に対応する地域に関する情報を含む地図情報を該投稿の主体となる前記通信端末装置へ配信する地図情報配信制御手段と
を、備えたものであることを特徴とする映像情報配信システム。
【請求項2】
音声入力装置及び撮像装置を有し、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるのに併行して前記音声入力装置により入力される音声を増幅して出力させるカラオケ装置を前記通信端末装置として備え、
前記投稿受付制御手段は、該カラオケ装置による所定の演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報の投稿を受け付け、前記演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記共演映像編集制御手段は、前記投稿受付制御手段により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の映像情報を組み合わせて共演映像情報を編集し、該編集された共演映像情報を該演奏曲の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに相前後して、該共演映像情報に係る前記共通の演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、該映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである
請求項1に記載の映像情報配信システム。
【請求項3】
前記映像配信制御手段は、前記カラオケ装置からの配信要求に応じて、前記データベースに記憶された該配信要求に係る映像情報を該カラオケ装置に配信するものであり、
前記カラオケ装置は、
該カラオケ装置により出力可能な前記多数の演奏曲から所定の条件を満たす単数乃至複数の演奏曲を検索する検索制御手段と、
前記映像配信制御手段により配信された映像情報の出力を制御する映像出力制御手段と、
該映像出力制御手段による前記映像情報の出力と同期して該映像情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御手段と、
該同期演奏制御手段による演奏曲の出力に際して前記撮像装置により撮影された映像情報及び前記音声入力装置により入力された音声情報を記録する演奏記録制御手段と
を、備えたものであり、
前記投稿受付制御手段は、該演奏記録制御手段により記録された映像情報及び音声情報の投稿を受け付け、前記同期演奏制御手段により出力された演奏曲の識別情報及び前記カラオケ装置の所在する地域の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記投稿受付制御手段による、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿の受け付けに先立って、前記検索制御手段により検索された演奏曲に関連付けられて前記データベースに記憶された映像情報に関する情報を、前記共演映像情報に係る組み合わせ候補として、該映像情報に関連付けられた地域毎に表示させる地図情報を前記投稿の主体となる前記カラオケ装置へ配信するものである
請求項1又は2に記載の映像情報配信システム。
【請求項4】
前記投稿受付制御手段は、前記投稿された映像情報を該投稿の主体となる利用者の識別情報と関連付けて前記データベースに記憶させるものであり、
前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた少なくとも1つの映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行ったか否かを、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである請求項2又は3に記載の映像情報配信システム。
【請求項5】
前記地図情報配信制御手段は、前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を行った回数を、各利用者に対応して前記地域毎に識別可能に表示させるものである請求項4に記載の映像情報配信システム。
【請求項6】
前記地図情報に係る各地域に関連付けられた映像情報に対して、前記共演映像情報に係る組み合わせの対象となる映像情報の投稿を少なくとも1回ずつ行うことにより全地域を網羅した利用者に所定の報奨を供給する報奨供給制御手段を含むものである請求項4又は5に記載の映像情報配信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2012−73379(P2012−73379A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−217682(P2010−217682)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FLASH
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]