説明

柿酢ジュースの製造方法

【課題】 柿酢を使用するために、酢の臭いが強く飲みにくい。また、天然水、はちみつを使用するため、味も不均一になる。特定量の天然水、はちみつ、山椒の実と葉の汁、レモン汁を加えることにより、柿酢特有の臭いが緩和され、柿酢特有の色を残した、酸味の少ないあと味のよい柿酢ジュースを得る。
【解決手段】 柿酢(品種:平核無、富有)15〜25ccに、天然水100cc、はちみつ10〜20g、山椒の実と葉の汁30〜40cc、レモン汁5ccを加えて、4〜7日間0〜10度の温度範囲に放置すると沈殿物が生じるので、ろ過をすることで、柿酢特有の色を残し良好な酸味とあと味を兼ね備えた柿酢ジュースができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
柿酢の強い臭いを緩和するため、はちみつ、レモン汁を加え、4〜7日後にろ過を行い
味を均一にする。さらに、この柿酢のあと味を良くするため、山椒の実と葉の汁を加える。
4〜7日後、酢の働きにより沈殿物が生じる。この沈殿物をろ過することにより、柿酢ジ
ュースとなる。
【背景技術】
【0002】
10月下旬に完熟した柿(品種:平核無、富有)を収穫し、保存瓶に完熟柿1kgを入
れ、「サッカロミセス セルビッシェ」という酵母を2.5g加え密閉する。空気が遮断
されるため、約20日間でエチルアルコールができる。ふたを開けて、次に温度が24度
前後の状態で約4カ月間、酢酸発酵させて、柿酢をつくる。この柿酢15〜25ccに天
然水100cc、はちみつ10〜20gを入れて、0〜10度の温度内で4〜7日間放置
することで沈殿物が生じる。これをろ過することにより、柿酢ジュースが得られる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
柿酢を使用するために、酢の臭いが強く飲みにくい。また、天然水、はちみつを使用す
るため、味も不均一になる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
強い酢の臭いを緩和するために、レモン汁を使用することと、味の不均一をなくすため
に、山椒の実と葉の汁を用いて、温度が0〜10度内で4〜7日間放置すると、沈殿物が
生じるがろ過することにより、柿酢特有の色を残した良好な酸味とあと味を兼ね備えた柿
酢ジュースができる。
【発明の効果】
【0005】
レモン汁を使用することで、柿酢特有の強い臭いが緩和され、また、山椒の実と葉の汁を加えることで、柿酢特有の色を残して、良好な酸味とあと味を備えた柿酢ジースが完成した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
柿酢(品種:平核無、富有)15〜25ccに、天然水100cc、はちみつ10〜2
0g、レモン汁5cc、山椒の実と葉の汁30〜40ccを加えて、温度が0〜10度内
で4〜7日間放置すると沈殿物が生じるので、ろ過することにより柿酢ジュースが得られ
る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柿(品種:平核無、富有)から製造した柿酢15〜25ccに、天然水100cc、は
ちみつ10〜20g、山椒の実と葉の汁30〜40cc、レモン汁5ccを混合して作る
ことを特徴とする柿酢ジュースの製造方法。

【公開番号】特開2007−44007(P2007−44007A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−234185(P2005−234185)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【出願人】(305010090)
【Fターム(参考)】