説明

模様形成方法及びその装置

【課題】磁石の個数を低減して、構造を簡素化し、装置のコストダウンを図ることができるとともに、塗膜に対し必要に応じて細かい任意の形状の模様を容易に形成することができる模様形成方法を提供する。
【解決手段】テーブル11の上面に被塗布物12を載置し、この被塗布物12の上面に扁平状の磁性粉を含有する模様形成用の塗料15aを塗布して塗膜15を形成する。前記塗膜15の直上に磁石13を配置する。該磁石13により塗膜15に磁界を印加し、該磁界の磁力線によって前記塗膜15中の磁性粉が配向され、前記表面13aに形成された細かい絵模様17に発生する磁力線により磁性粉が塗膜15の表面に略平行に配向され、その磁性粉により塗膜15に細かい模様が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非磁性体である被塗布物上に扁平状の磁性粉を含有する未硬化状態の塗料を塗布して塗膜を形成し、該塗膜が未硬化状態において、前記塗膜に対し磁石により磁界を印加することによって前記磁性粉が磁力線に沿って配向され、その磁性粉の配向により塗膜に模様を形成する模様形成方法及びその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、被塗布物の表面に磁性粉を含有する塗料を塗布した後、磁石の磁界により磁性粉を配向させ、文字や図形が浮かび上がったような模様塗膜を形成する方法が例えば特許文献1に開示されている。この模様塗膜の形成方法は、複数の分離した磁石片を相互に接触しないように近接配置して点模様の集合体を形成し、この集合体に被塗布物の裏面を接近させて位置決めする。次いで、前記被塗布物上に扁平状の磁性粉を含有する塗料を塗布して塗膜を形成し、この塗膜が未硬化の状態で前記磁石片により前記磁性粉を磁力線に沿って配向させて前記点模様に対応した模様を形成し、前記塗膜を硬化させて光の反射量の強い前記模様を塗膜面に現出させるようになっている。
【特許文献1】特許第2844232号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記従来の模様塗膜の形成方法は、複数の磁石片を用いて点模様の集合体を形成するので、多数の磁石片が必要となり、集合体を形成する作業が面倒であるばかりでなく、前記点模様の形状が、例えば円柱状の磁石片の形状によって制約を受け、任意の形状の模様を形成することが困難であるという問題があった。特に、例えば細い模様の形成には、多数の小さな磁石片を用意しなければならないので、実施が難しい。
【0004】
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、塗膜に対し任意の形状の模様を容易に形成することができるとともに、模様形成装置の構造を簡素化し、コストダウンを図ることができ、必要に応じて細かい任意の形状の模様を容易に形成することができる模様形成方法及びその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、被塗布物の表面に扁平状の磁性粉を含有する塗料を塗布して塗膜を形成する。次に、該塗膜の表面側に該表面に沿って同一極性の表面を有する磁石を配置し、前記塗膜中の磁性粉が移動可能な状態にあるときに、前記磁石により塗膜に磁界を印加する。そして、前記磁石の表面に形成された例えば溝よりなる段差部に発生する該表面と略平行な磁力線により磁性粉が配向された状態で塗膜を乾燥硬化させることにより、該塗膜中に前記磁性粉によって模様を形成する。
【0006】
請求項2に記載の発明は、同一極性の表面を有する磁石の前記表面に被塗布物を配設する。次に、該被塗布物の表面に扁平状の磁性粉を含有する塗料を塗布して塗膜を形成し、前記塗膜中の磁性粉が移動可能な状態にあるときに、前記磁石により塗膜に磁界を印加する。そして、前記磁石の表面に形成された例えば溝よりなる段差部に発生する該表面と略平行な磁力線により磁性粉が配向された状態で塗膜を乾燥硬化させることにより、該塗膜中に前記磁性粉によって模様を形成する。
【0007】
請求項3に記載の発明は、被塗布物の上面に塗布された塗膜に磁石により磁界を印加して、塗膜中の磁性粉が磁力線により配向されて模様を形成するようにした模様形成装置において、前記磁石の表面に対し該表面と略平行な磁力線を発生させる例えば溝よりなる段差部を形成する。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記磁石の前記段差部を、凹部又は凸部により形成する。
(作用)
この発明は、磁石の表面に発生する該表面と略直交する磁力線により塗膜中の磁性粉が該塗膜の表面とほぼ直交するように配向され、磁石の表面に形成した例えば溝よりなる段差部に発生する該表面と略平行な磁力線により塗膜中の磁性粉が該塗膜の表面と略平行に局部的に配向され、この磁性粉が模様として現れる。
【発明の効果】
【0009】
この発明は塗膜に対し任意の形状の模様を容易に形成することができるとともに、磁石の個数を低減して、模様形成装置の構造を簡素化し、コストダウンを図ることができる。又、必要に応じて細かい任意の形状の模様を容易に形成することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を具体化した模様形成方法の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、木材等の非磁性体よりなるテーブル11の上面に支持される合成樹脂等の非磁性体よりなる板状の被塗布物12の上方には、単一の板状磁石13が図示しない支持部材によって前記被塗布物12の上面と平行に配設される。前記被塗布物12の上面には図6に示すように無数の磁性粉14を含有する塗料15aが塗布されて均一厚さの塗膜15が形成されるようになっている。
【0011】
前記板状磁石13は、板状のゴム磁石により図2に示すように平面長四角形状に形成され、その平面状の表面13aは全体が同一極性のN極に、背面13bは全体が同一極性のS極に着磁されている。前記ゴム磁石は、原料磁性粉末(フェライト磁石粉、サマコバ磁石粉又はネオジム磁石粉)と、ナイロン系樹脂、ゴム及び添加剤等とを混合して成形したものである。ここで、板状とは、一般に板状と称されるもののほか、シート状あるいはブロック状と称される厚さのものまでを含む概念である。又、板状磁石13の平面形状は、長四角形状に限らず、正方形、三角形状、六角形状等の多角形状、円形状、楕円形状等の他、任意の形状であってもよい。この板状磁石13が模様形成装置を構成する。
【0012】
前記板状磁石13の表面13aには、着磁された後に図2に示すように絵模様17を構成する溝が切り込み形成されている。この絵模様17は段差部としての角溝17a及び丸溝17bによって形成されている。前記溝17a,17bは、例えば図示しない加工装置の記憶媒体に予め記憶された加工プログラムに基づいて数値制御移動されるエンドミル等の加工具によって形成される。前記板状磁石13の絵模様17の形成は、次のような方法で行うこともできる。すなわち、四角形状の板状磁石となる着磁前のシート状ゴム磁石を用意し、このゴム磁石の表面に前記絵模様17となる溝17a,17bを前記加工装置のエンドミル等の加工具により形成した後、表面13aがN極、背面13bがS極となるように着磁する。
【0013】
前記塗料15aは、溶剤に熱可塑性樹脂を溶解している。熱可塑性樹脂として、溶剤に対する溶解性が良く、溶液から溶剤が揮散されるに伴って塗料15aの粘度が指数関数的に上昇可能な粘性特性を有するものが使用される。そのような粘性特性を有する熱可塑性樹脂として、例えば酢酸ビニル系樹脂の酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂がある。前記塗料15aは塗膜15の膜厚が乾燥後に例えば5μm〜50μmの範囲となるように塗布される。
【0014】
前記磁性粉14は、図1に示すように、板状磁石13により磁界が印加された場合にその磁力線に沿って配向し、塗膜15に模様を付与するためのものである。そのため、磁性粉14としては、光を反射できるように扁平状、具体的にはフレーク状、板状、シート状、フィルム状等の形状のものが使用される。この磁性粉14は、酸化鉄、ニッケル、コバルト又はそれらの合金等の公知の強磁性体によって形成される。磁性粉14の大きさは、例えば長さが1〜80μm程度、厚さが0.1〜20μm程度である。
【0015】
次に、図3〜図5に基づいて、板状磁石13に発生する磁力線(磁界)について説明する。この磁界の解析は、株式会社エルフ(大阪市淀川区宮原5−1−18)の3次元磁場解析ソフトウエア「EFL/MAGIC」を用いて行った。
【0016】
図3には、板状磁石13の表面13aのN極から背面13bのS極に向かう磁力線21が矢印で示されている。この矢印に示すように、板状磁石13の表面13aであって、該溝17aから所定距離離れた部位からは該表面13aと略直交する方向に磁力線21が指向する。板状磁石13の外周縁13c付近においては、磁力線21の方向が表面13aと略平行となる部分が存在する。
【0017】
絵模様17の角溝17a付近の磁力線の方向は図4に示すようになっている。又、丸溝17b付近の磁力線の方向は図5に示すようになっている。図4においては角溝17aの外端の左右のエッジe1,e2から底面の左右のコーナe3,e4に向かう磁力線21が存在する。図5においては丸溝17b内で外端の左右のエッジe1,e2から底面の中心Oに向かう磁力線21が存在する。しかし、板状磁石13の表面13aから外側(図4、図5の下側)の磁力線21の方向は角溝17aも丸溝17bも略同じである。
【0018】
従って、図1に示すように、被塗布物12の上面に塗料15aを塗布して塗膜15を形成し、該塗膜15が未硬化の状態において、塗膜15の直上に板状磁石13を絵模様17が下になるように水平に配置すると、図6に示すように板状磁石13による磁界に基づいて前記塗料15a中に分散されている磁性粉14が磁力線21の延びる方向に配向される。即ち、板状磁石13の外周縁13c及び絵模様17以外の大半の表面13aと対応する塗膜15においては、磁性粉14が該塗膜15の表面と略直交するように配向される。又、塗膜15の前記板状磁石13の外周縁13c及び絵模様17と対応する塗膜15においては、磁性粉14が塗膜15の表面と略平行に配向される。その後、磁性粉14が配向された未硬化状態の前記塗膜15を自然乾燥又は加熱乾燥させて塗膜15から溶剤を揮散させ、塗膜15を硬化させる。その結果、図7に示すように、塗膜15に対し板状磁石13の外周縁13cによって四角環状の模様22が磁性粉14の配向によって形成されるとともに、板状磁石13に形成された絵模様17と同様の形状の絵模様17Aが磁性粉14の配向によって形成される。そして、塗膜15上方からの入射光が塗膜15中において該入射光と直交するように配向された絵模様17A及び模様22の磁性粉14により最も反射され易く、明るく明瞭に視認できることになる。
【0019】
図6に示すように、塗膜15内の上部に該塗膜15の表面に対し略平行となる磁性粉14が存在するのは、板状磁石13を図4に実線で示すように塗膜15に近接させて板状磁石13の表面13aと略平行な磁力線21(磁界)が塗膜15内に作用するようにしたからである。
【0020】
ここで、本実施形態における板状磁石13を用いることにより、塗膜15に形成された模様17A及び模様22がくっきり感、深み感及びムービング感を発揮できる。そこで、その理由について、図8に基づいて説明する。
【0021】
図8に示すように、塗膜15の真上から目23で見るときには、塗膜15中の磁性粉14のうち該塗膜15の表面と平行に配向されている磁性粉14に入射光24aが当って反射し、反射光24bが真上に向い、目23に入る。又、塗膜15の内奥部(図8の下部)の磁性粉14は塗膜15の表面に対し斜交するように配向され、その磁性粉14からの反射光24bも目23に入る。塗膜15中の磁性粉14のうち該塗膜15の表面と略直交するように配向されている磁性粉14に入射光24aが当っても反射光は目23に入ることは殆どない。従って、前記絵模様17A及び四角環状の模様22をくっきりと見ることができる。目23を右の方へ移動してゆくと、異なる磁性粉14からの反射光24bが目23に入るので、絵模様17A及び模様22が右へ移動(ムービング)する。
【0022】
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下にまとめて記載する。
(1)本実施形態では、板状磁石13の表面13aに対し絵模様17を加工装置のエンドミル等の加工具により角溝17a及び丸溝17bとして切り込み形成するようにしたので、複数の磁石を用いる模様形成装置と比較して、絵模様17を任意の形状に容易に形成することができ、塗膜15に任意の形状の模様17Aを容易に形成することができる。
【0023】
(2)本実施形態では、板状磁石13の表面13aに対し加工具により段差部としての角溝17a及び丸溝17bを形成するようにしたので、必要に応じて細線や小さい斑点模様等の細かい任意の模様を容易に形成することができ、塗膜15に細かい任意の形状の模様を容易に形成することができる。
【0024】
(3)本実施形態では、塗膜15の表面側に該表面に沿って磁石13を配置したので、磁石13を被塗布物12の裏面側に配置するのと比較して、塗膜15内の磁性粉14に対する磁界の影響力を大きくすることができ、より細かい任意の模様を鮮明に形成することができる。又、塗膜15の厚さを厚くすることもできる。
【0025】
(4)本実施形態では、板状磁石13を一枚にすることができ、部品点数を低減して、構造を簡素化することができ、模様形成装置のコストを低減することができる。
(5)本実施形態では、着磁された板状磁石13に段差部を形成するようにしたので、市販のシート状ゴム磁石を用いることができる。
【0026】
次に、この発明の別の実施形態を図9及び図10に基づいて説明する。
この実施形態においては、図9に示すように、テーブル11の上面に板状磁石13をその表面13a及び絵模様17が上になるように載置する。その後、該板状磁石13の表面13aに被塗布物12を載置する。次に、前記被塗布物12の上面に塗料15aを塗布して塗膜15を形成する。該塗膜15が未硬化状態において板状磁石13の磁界を塗料15a内の磁性粉14に作用させて磁力線により該磁性粉14を配向し、前記絵模様17に応じた絵模様を塗膜15に形成する。その後、磁性粉14が配向された未硬化状態の前記塗膜15を自然乾燥又は加熱乾燥させて塗膜15から溶剤を揮散させ、塗膜15を硬化させる。この実施形態において、前記被塗布物12の上面に前記塗膜15を形成した後、板状磁石13の表面13aに前記被塗布物12を載置するようにしてもよい。
【0027】
上記の実施形態では、磁石13の表面13aに被塗布物12が支持され、この被塗布物12の表面に塗膜15が形成されるので、磁石13の表面13aと塗膜15との距離を均一に容易に設定することができ、模様形成作業の能率を向上することができる。又、被塗布物12の厚さ寸法を図10に示すように薄くすることにより磁石13の表面13aと塗膜15との距離を接近させることができ、塗膜15に任意の形状の模様を鮮明に形成することもできる。
【0028】
この発明は次のように具体化してもよい。
・図示しないが、前記板状磁石13の絵模様17を形成する前記角溝17a及び丸溝17bに代えて、V溝を形成したり、あるいは突条を形成したりする等、各種の凹部あるいは凸部よりなる段差部を用いて絵模様17を形成するようにしてもよい。前記突条や凸部の場合にも、それらの付近に磁石の表面と平行な磁力線が存在するので、塗膜15中の磁性粉14を該塗膜15の表面と略平行に配向することができる。
【0029】
・前記板状磁石13の表面13a側をS極に、背面13b側をN極に着磁したものを用いてもよい。
・板状磁石13として、鋳造磁石(アルニコ磁石又は鉄・クロム・コバルト磁石)、塑性加工磁石(鉄−マンガン系の半硬質磁石又は鉄−クロム−コバルト系の永久磁石)、フェライト磁石(バリウム系・ストロンチュウ系)、希土類磁石(サマリウム−コバルト系又はネオジム−鉄−ホウ素系)、及び特殊磁石(マンガン・アルミ・カーボンマグネット又はプラセオジム磁石・プラチナ磁石)のいずれか一つを用いてもよい。又、電磁石を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】被塗布物の表面に塗膜を形成するとともに、塗膜の表面に近接するように板状磁石を配置した模様形成装置を示す断面図。
【図2】板状磁石の斜視図。
【図3】板状磁石の磁力線の方向を示す説明図。
【図4】板状磁石の角溝の付近の磁力線の方向を示す説明図。
【図5】板状磁石の丸溝の付近の磁力線の方向を示す説明図。
【図6】塗膜が硬化した模様が形成された塗膜の一部を示す説明図。
【図7】模様が形成された塗膜の正面図。
【図8】塗膜内における磁性粉の光の反射を示す説明図。
【図9】この発明の別の実施形態を示す模様形成装置の断面図。
【図10】図9の塗膜が硬化して模様が形成された状態を示す説明図。
【符号の説明】
【0031】
12…被塗布物、13…磁石、13a…表面、14…磁性粉、15a…塗料、15…塗膜、17…絵模様、17a…段差部としての角溝、17b…段差部としての丸溝、21…磁力線、22…模様。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被塗布物の表面に扁平状の磁性粉を含有する塗料を塗布して塗膜を形成した後に、該塗膜の表面側に該表面に沿って同一極性の表面を有する磁石を配置し、前記塗膜中の磁性粉が移動可能な状態にあるときに、前記磁石により塗膜に磁界を印加し、前記磁石の表面に形成された段差部に発生する該表面と略平行な磁力線により磁性粉が配向された状態で塗膜を乾燥硬化させることにより、該塗膜中に前記磁性粉によって模様を形成することを特徴とする模様形成方法。
【請求項2】
同一極性の表面を有する磁石の前記表面に被塗布物を配設し、該被塗布物の表面に扁平状の磁性粉を含有する塗料を塗布して塗膜を形成し、前記塗膜中の磁性粉が移動可能な状態にあるときに、前記磁石により塗膜に磁界を印加し、前記磁石の表面に形成された段差部に発生する該表面と略平行な磁力線により磁性粉が配向された状態で塗膜を乾燥硬化させることにより、該塗膜中に前記磁性粉によって模様を形成することを特徴とする模様形成方法。
【請求項3】
被塗布物の上面に塗布された塗膜に磁石により磁界を印加して、塗膜中の磁性粉が磁力線により配向されて模様を形成するようにした模様形成装置において、前記磁石の表面に対し該表面と略平行な磁力線を発生させる段差部を形成したことを特徴とする模様形成装置。
【請求項4】
請求項3において、前記磁石の前記段差部は、凹部又は凸部により形成されていることを特徴とする模様形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−55330(P2008−55330A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−235783(P2006−235783)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(000119232)株式会社イノアックコーポレーション (1,145)
【出願人】(593135125)日本ビー・ケミカル株式会社 (52)
【出願人】(507078957)巨騰國際控股有限公司 (7)
【出願人】(507078968)三▲立▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】