説明

気泡シートによるセンサーおよび保護機能

【課題】 空気室を形成することからなるプラスチック気泡シートにおいて、密閉された空気室内部に物を封入し、環境の変化や空気室が破れる際に発生する化学反応、漏れ成分の検出、無線タグとリーダ間の通信変化を利用してセンサーおよび保護機能を提供すること。
従来の高機能気泡シートは、空気室内部またはシートに薬剤を仕込み、エア抜けで漏れた成分またはフィルムや封印物の接触面を利用して、気泡シートに付加価値を提供しようとするものであった。空気室は、ものを安定して封じ込めることが可能であり、また、簡単に電波遮断性を持たせることが可能であることに着目して、付加価値を持たせたものはこれまでに無かった。この課題を解決する。
【解決手段】 空気室が有する遮断性に着目し、内部に単なる成形時の空気でないものを入れ、センサーや無線タグを利用することにより、この課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック気泡シートによるセンサーおよび保護機能に関する。このプラスチック気泡シートは、水滴や汚れの付着、経年劣化、気圧変化、衝撃、過熱等の変化または意図的に破裂させることにより、センサーとして利用する機能のほか、従来のものと同様に、緩衝包装や断熱材として利用することができ、従来にない保護機能を発揮するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、気泡シートは、主として、緩衝包装用に使用されている。高機能品として、例えば、特許文献1、2、3参照のように、気泡内または原料シートに薬剤を適量添加して脱酸素や抗菌機能等を追加することや、特許文献4、5、6参照のように、気泡内に香りを閉じ込めることは、通常行われてきた。
【特許文献1】特許公開2004−189239
【特許文献2】特許公開2000−108230
【特許文献3】特許公開2001−219969
【特許文献4】特許公開2007−03875
【特許文献5】特許公開平7−178848
【特許文献6】実用新案登録3111029
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述の如く、従来の高機能気泡シートは、空気室内部またはシートに薬剤を仕込み、エア抜けで漏れた成分またはフィルムや封印物の接触面を利用して、気泡シートに付加価値を提供しようとするものであったが、空気室を構成するフィルムが、空気室の形状を保持するだけでなく、薬剤成分を安定して封じ込めることが可能であり、簡単に電波遮断性を持たせることが可能であることに着目したものはこれまでに無かった。本発明は、斯かる実情に鑑み、環境の変化による空気室と外界との遮断状況変化および、空気室が破れて発生する電波遮断の変化や薬液混合反応を利用して、気泡シートに付加価値を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、空気室に臭気源または化学反応を引き起こす薬剤、無線タグを封入し、破裂またはエア抜け時に周辺に撒かれること自体、または制約を取り除かれることをセンサーまたは無線タグとリーダーの組み合わせで検出することでその機能を果たす。上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【発明の効果】
【0005】
本発明の請求項1〜4記載の本発明により、新規の付加価値をもつ気泡シートが提供される。特に、従来の製品同様に、緩衝作用や断熱作用を利用することを考えるならば、既知の方法で製造することが得策である。また、従来のものと同様に、緩衝包装や断熱材として利用することができる他、書き込み済みの無線タグを使用時まで、情報漏えいから守る等の派生効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0007】
図1はロール状製品を成形する場合に応用した、発明を実施する形態の一例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分の基本的な構成は、従来のものと同様である。
【0008】
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。本発明のプラスチック気泡シートは、図1に示すような、真空成形されたキャップシートの空気室に物を配置する手段(4)、成形前のキャップフィルム用シートに、物を配置、塗布、吹付または印刷するロール状の手段(6)、キャップフィルムの凹みの形状に合わせて、バックフィルムに物を塗布、吹付または印刷する手段(5)等の組み合わせを設けたことで、多数の密閉された空気室に物を封印した気泡シート(7)であることを特徴とする。生産時には(4)、(5)、(6)の手段から、単独または組合せをする。図1における物を配置する手段(4)およびロール状の手段(5)の手段は、キャップフィルムとバックフィルムを入れ換えることも可能である。
【0009】
尚、本発明は、上記した長シート成形の場合の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【実施例1】
【0010】
空気室内部に、臭気源を封入し、ガスセンサーまたは臭気センサーと共に緩衝包装、断熱材または建築材として利用する。空気室が破裂した場合、臭気の漏れを感知する臭気センサーにより、異常警報を発生させる。
(1−1)
具体例として、緩衝包装として利用し、衝撃、異常過熱または何者かの手で意図的に開封したこと等に対し、臭気の漏れをもって警報とする。梱包方法を工夫することで、製品梱包を開封せずに、製品が使用可能であるかの状態診断をすることも可能である。臭気の漏れを感知する臭気センサーにより、異常警報を発生させる。テロ対策等として、センサーを利用することで効率的に処理が可能である。
(1−2)
建築材として利用し、火災、台風、地震または不法侵入者に破裂させられたこと等に対し、臭気の漏れをもって警報とする。臭気の漏れを感知する臭気センサーにより、異常警報を発生させる。
(1−3)
断熱材として利用し、経年劣化、衝撃、異常過熱または意図的に破裂させられたこと等に対し臭気の漏れをもって警報とする。臭気の漏れを感知する臭気センサーにより、異常警報を発生させる。
これらの構成により、緩衝包装、断熱材または建築材等に新規機能を付加することができる。
【実施例2】
【0011】
隣合う空気室に異なる薬剤を仕込み、使用時に破裂させ混合させて、生じる化学反応を利用し、除湿、防カビまたは脱酸素といった効果を利用する。長期間の使用において、安定した状態で薬液を保つことができる。
(2−1)
具体例として、光学鏡筒内部に除湿剤等を仕込んだ本発明品とそれを潰す装置を組み込み、定期的に本発明品を定量潰すことにより、レンズの曇りを長期間防ぐことができる。
(2−2)
気密構造体に除湿剤、防カビ剤または脱酸素剤等を仕込んだ本発明品とそれを潰す装置を組み込み、本発明品を定期的に定量潰すことにより、気密を長期保つことができるため、分解整備を省くことができる。
これらの構成により、気密性を重視する製品に利用することで、製品の長寿命化および分解整備回数の大幅削減ができる。
【実施例3】
【0012】
両面が平らの3層品において空気室に封印した薬剤と反応する薬剤を含むフィルムをキャップ頂部に貼合したもの、または空気室毎に異なる薬剤を封入したもので、緩衝包装、断熱材または建築材として利用する。空気室が破裂した際に生じる化学反応を利用し、自己冷却、難燃化、硬化、軟化、除湿剤または脱酸素といった化学的反応を生じさせる。
(3−1)
具体例として、2つの成分が反応すると、除湿剤または脱酸素剤の効果を発揮する薬剤を空気室、および3層目のキャップ頂部に貼合するフィルムに分けて仕込んだ本発明品を防火金庫内部に使用する。火災時に過熱で破裂した空気室から漏れた成分と反応して、3層目のフィルムが除湿剤または脱酸素剤として、防火金庫内で以下の効果を発揮する。除湿剤は防火金庫内の構造主体である含水コンクリートからの水分の蒸発により内部が多湿になること、および火災の消化活動時に放水を浴びても中に湿気が入らないようにする。脱酸素剤は、蒸し焼きになった時に金庫内の書類や貴重品が酸化することを防ぐ。
(3−2)
2つの成分が反応すると、自己冷却、難燃化、硬化、軟化、除湿または脱酸素等の効果を発揮する薬剤を空気室に仕込んだ本発明品で、薬品を気泡シート1枚毎に1種類ずつ仕込んだ気泡シートを複層、または気泡シート1枚の空気室に多種の成分を仕込んだ気泡シートを防火金庫内部に入れる断熱包装材に使用する。これは、主に熱や湿気に弱い宝石、データメディアまたは精密機器の保管に使用する。火災時に過熱で破裂した空気室から漏れた成分が反応して以下の効果を発揮する。自己冷却剤および難燃剤は、熱から保管品を守る。硬化剤および軟化剤は、包装材を変形して保管品に適度に密着し、防火金庫内の構造主体である含水コンクリートからの水分の蒸発により多湿になった金庫内の雰囲気から保管品を断絶する。除湿剤は防火金庫内の構造主体である含水コンクリートからの水分の蒸発により内部が多湿になること、および火災の消化活動時に放水を浴びても中に湿気が入らないようにする。脱酸素剤は、蒸し焼きになった時に庫内の書類や貴重品が酸化することを防ぐ。
これらの構成により、緩衝包装、断熱材または建築材に新規機能を付加することができる。
【実施例4】
【0013】
両面が平らの3層品において空気室に封印した薬剤と反応する薬剤を含むフィルムをキャップ頂部に貼合したもの、または、空気室毎に異なる薬剤を封入したもので、緩衝包装、断熱材または建築材として利用する。空気室が破裂した際に生じる化学反応を利用し、匂いまたは色の変化を警報反応とする。
(4−1)
具体例として、空気室に仕込んだ薬剤と反応すると、フィルムの色が変化するものを3層目のキャップ頂部に貼合するフィルムに使用した本発明品を緩衝包装に使用する。破裂した空気室周辺において、色の変化が生じるため、包装の発色状態で、気圧変化、衝撃または過熱の程度を知ることができ、開封せずに製品が使用可能であるかを診断できる。
(4−2)
気泡シート1枚の空気室に複種類の成分を仕込み、仕込んだ薬剤同士が反応すると、複数の臭いを放つ本発明品を緩衝包装に使用する。破裂した空気室周辺の臭いの状態で、気圧変化、衝撃または過熱の程度を知ることができ、開封せずに製品が使用可能であるかを診断できる。
これらの構成により、緩衝包装、断熱材または建築材に新規機能を付加することができる。
【実施例5】
【0014】
空気室内部に無線タグの遮蔽効果をもつ気体、粒体、紛体、ゲルまたは液体を封入し、無線タグを貼り付けしたシートを3層目に使用したものとリーダの組み合わせを緩衝包装、断熱材または建築材として利用する。空気室の破裂で無線タグとリーダ間の通信状況が変化することを警報とすること。
(5−1)
具体例として、パッシブタイプのRFIDタグを貼り付けしたシートを3層目に使用した本発明品とリーダを組合わせたものを火災報知器付の断熱材または建築材として利用する。火災時に空気室の破裂で遮蔽効果を発生し、無線通信状況が変化することを警報とする。
(5−2)
パッシブタイプのRFIDタグを貼り付けしたシートを3層目に使用した本発明品とリーダを組合わせたものを窓ガラスの断熱材または建築材として利用する。不審者の侵入や火災時に空気室の破裂で遮蔽効果を発生し、バックシート側で無線信号が途切れることを警報とする。
(5−3)
パッシブタイプのRFIDタグを貼り付けしたシートを3層目に使用し、タグ下の空気室に水や水含有物等の電波を減衰させる物質を配置して通信が出来なくした状態で、リーダと組合わせたものを窓ガラスの断熱材または建築材として利用する。不審者の侵入や火災時に空気室の破裂で電波減衰効果が弱まり、3層目側で無線信号が復活することを警報とする。
これらの構成により、緩衝包装、断熱材または建築材に新規機能を付加することができる。
【実施例6】
【0015】
帯電防止シート等の無線透過性の低い素材で形成した空気室内部に無線タグを入れること、または、無線タグとそれに対する遮蔽効果をもつ気体、粒体、紛体、ゲルもしくは液体を空気室内部に同封入したものとリーダの組み合わせを緩衝包装、センサー、断熱材または建築材として利用する。空気室の破裂で遮蔽効果が消えた場合に無線信号が検出されることを警報とすること。
(6−1)
具体例として、帯電防止シート等の無線透過性の低い素材で形成した空気室内部にパッシブタイプのRFIDタグを仕込んだ緩衝包装とリーダ・ライタの組合せを自動車衝突実験の人形に使用する。空気室の破裂で遮蔽効果が消えた場合に無線信号が検出されることをリアルタイム衝撃センサーとして利用する。あらかじめ人形の表面にあわせて本発明品のシートを整形しておき、毎回張り替える。
(6−2)
帯電防止シート等の無線透過性の低い素材で形成した空気室内部にパッシブタイプのRFIDタグを仕込んだ緩衝包装とリーダ・ライタの組合せを自動車の外装に貼り付ける。衝突時に空気室の破裂で遮蔽効果が消えた場合に無線信号が検出されることをエアバッグスイッチ等のリアルタイム衝突センサーとして利用する。
(6−3)
パッシブタイプのRFIDタグと無線遮蔽効果をもつ気体、粒体、紛体、ゲルもしくは液体を空気室内部に同封入、または帯電防止シート等の無線透過性の低い素材で形成した空気室内部にパッシブタイプのRFIDタグを空気室に仕込んだものとリーダ・ライタを組合わせたものを火災報知器付の断熱材または建築材として利用する。空気室の破裂で遮蔽効果が消えた場合に無線信号が検出されることを警報として使用する。
(6−4)
帯電防止シート等の無線透過性の低い素材で形成した空気室内部に書き込み済みの無線タグを仕込む。使用時に空気室を破裂させることで、遮蔽効果が消え無線信号が検出される。3層品にしておき、バックシートに粘着シートを張り、3層目を引き剥がす方法で空気室を剥き出しにする。書き込み済みの無線タグを使用時まで情報漏えいから守ることができ、粘着シート付きの無線タグとして利用できる。
これらの構成により、センサーとしての働き、新規機能を付加した断熱材もしくは建築材、または包装材に新規機能を加えられる。
【実施例7】
【0016】
無線透過性の高い素材で形成した空気室内部に無線タグを入れ、リーダと組み合わせる。無線タグは金属、水滴や水分を含んだものが近辺に存在すると通信が困難になることを利用してセンサーとする。
(7−1)
具体例として、パッシブタイプのRFIDタグをバックシートに貼り付け空気室内部に封印して確実に水分を遮断したシートとリーダを組合わせたものを水検知器とする。バックシート裏側に水滴がつくように配置して水の影響を受けやすくすることで、無線信号が途切れることを警報とする。気泡がつぶれないため繰り返し使用することができ、散水自動発停、降雨観測、潮位計、河川水位観測、水槽内水位監視等に利用する。
(7−2)
上記(7−1)を上・中水用水槽の水位計に利用する。水位変化に関わらず、無線信号が途切れる場合、生物膜や鉄・マンガン等の金属汚れが付着していると判断できるため、水槽汚染の検知器として利用できる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明の気泡シートは、この種の気泡シート製造の技術において確立された方法に従って製造することができる。
プラスチックフィルムの真空成形により、多数のキャップを形成したキャップフィルムの底面に、平坦なプラスチックフィルムをバックフィルムとして貼り合わせるか、または、キャップフィルムを2枚、それぞれの底面を貼り合わせて、密閉された空気室を多数形成してなるプラスチック気泡シートの空気室内部に、気体、チップ状製品、片状製品、粒体、紛体、ゲル、液体またはそれらを組合せた物を封入する。製造方法として、キャップフィルムの凹みに合わせて、物を配置、塗布、吹付または印刷することを特徴とする手法、およびバックフィルムにキャップフィルムの凹みの形状に合わせて、物を配置、塗布、吹付または印刷することを特徴とする手法、および原料フィルムに薬剤を練り込んだもの、または、原料フィルムに薬剤を塗布、吹付または印刷したものを使用し、成形後に空気室に有効揮発成分を封印することを特徴とする手法が相当する。
特に、従来の製品同様に、緩衝作用や断熱作用を利用することを考えるならば、既知の方法で製造することが得策である。一方、パッシブ型でなく大型のアクティブタグを使用する場合には、その目的に合致した、種々の変更態様が採用できる。そのような態様は、例えば、キャップを低い円柱型でなく、長方形や楕円形とか、縦長壜等の形状にすることが上げられる。尚、本発明は、上記した長シート成形品およびその加工品の場合の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、派生品や種々変更を加え得ることは勿論である。例として、無線透過性の低い素材で形成した空気室に無線タグを封入した本発明品の気泡シートの場合、書き込み済みの無線タグを情報漏えいから守り、安全に個包装したシート状製品として使用することもでき、産業上広い応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に従う気泡シートの製造方法を説明するための、ロール状製品を成形する場合に応用した、装置の主要部を示す概念的な図。
【図2】本発明のキャップフィルムの凹みに合わせて、物を配置、塗布、吹付または印刷することを特徴とするものを示す概念的な図。
【図3】本発明のキャップフィルムの凹みに合わせて、バックフィルムに物を配置、塗布、吹付または印刷することを特徴とするものを示す概念的な図。
【符号の説明】
【0019】
1 キャップフィルム用シート
2 バックフィルム用シート
3 真空成形ロール
4 真空成形されたキャップシートの空気室に配置する手段
5 貼付前のバックシートに塗布、吹付、印刷する手段
6 成形前のキャップフィルム用シートに、配置、塗布、吹付、印刷するロール状の手段
7 空気室に物や薬剤等を封印した気泡シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャップを形成したプラスチック気泡シートの空気室に臭気源を封入し、ガスセンサーまたは臭気センサーとの組み合わせを特徴とする気泡シートによるセンサーおよび保護機能。
【請求項2】
キャップを形成したプラスチック気泡シートの空気室に異なる薬剤を仕込み、使用時に薬剤成分の混合による化学反応を利用することを特徴とする気泡シートによるセンサーおよび保護機能。
【請求項3】
キャップを形成したプラスチック気泡シートのシートと空気室に薬剤を仕込み、使用時に薬剤成分の混合による化学反応を利用することを特徴とする気泡シートによるセンサーおよび保護機能。
【請求項4】
無線タグをキャップを形成したプラスチック気泡シートの空気室に入れることやシートに貼り付けすることを特徴とする気泡シートによるセンサーおよび保護機能。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−93640(P2009−93640A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−240646(P2008−240646)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(307037808)
【Fターム(参考)】