説明

水中油型乳化組成物

【課題】 油溶性紫外線吸収剤を高配合せず、べたつきがなく、なおかつ高いSPFを達成できる水中油型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】 (A)1〜10質量%の体質顔料及び/又はシリコーン樹脂粉末、(B)5〜30質量%の油溶性紫外線吸収剤、(C)高級アルコール、及び(D)界面活性剤を含有し、前記(C)高級アルコールと(D)界面活性剤の合計配合量が2〜6質量%であり、(C)高級アルコールと(D)界面活性剤との比率((C)/(D))が0.5〜0.9であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、UVケア化粧料に関する。より詳細には、油溶性紫外線吸収剤を高配合することなく、高いSPFを得ることのできる水中油型乳化化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
スキンケア、ボディケアにおいて紫外線の害から皮膚を守ることは重要な課題の一つであり、UVケア化粧料は紫外線が皮膚に与える悪影響を最小限に抑えることを主たる目的にしている。UVケア化粧料の1種である日焼け止め化粧料(サンスクリーン化粧料)は、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤等を配合することによりUVA及びUVBをカットし、紫外線から肌を守る化粧料である(非特許文献1)。
【0003】
UVケア化粧料、特に日焼け止め化粧料の基剤としては、水中油型乳化系基剤、油中水型乳化系基剤、油性基剤などが一般的に用いられている。水中油型乳化基剤は、SPF(Sun Protection Factor)を高めるために油溶性紫外線吸収剤の配合量を増加させると、べたつきを生じ、水中油型乳化基剤が元来有している「みずみずしい使用感」という特徴が失われてしまう場合があった。
【0004】
水中油型乳化基剤のみずみずしさを維持しつつ高いSPFを達成するために、水溶性紫外線吸収剤を配合することも行われているが、水溶性紫外線吸収剤を構成する塩の影響により乳化物の安定性が低下するという問題があった。このような問題を解決するため、親水性の高い界面活性剤(脂肪酸PEGグリセリル系界面活性剤など)を用いる(特許文献1)、アルキルメチルタウリン酸塩を配合する(特許文献2)といった試みがなされ、或る程度の効果を上げている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−162930号公報
【特許文献2】特開2002−284638号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】「新化粧品学」第2版、光井武夫編、2001年、南山堂発行、第497〜504頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、安全性の点からも問題となりうる油溶性紫外線吸収剤を高配合せず、水溶性紫外線吸収剤を添加しなくても、高いSPFを達成でき、なおかつ安定性に優れた水中油型乳化化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、体質顔料を配合し、高級アルコールと界面活性剤の総量及び比率を特定範囲内とすることにより、べたつきがなく、みずみずしい使用感であり、なおかつ高いSPFを達成することができることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
即ち、本発明は、
(A)1〜10質量%の体質顔料及び/又はシリコーン樹脂粉末
(B)5〜30質量%の油溶性紫外線吸収剤、
(C)高級アルコール、及び
(D)界面活性剤を含有し、前記(C)高級アルコールと(D)界面活性剤の合計配合量が2〜6質量%であり、(C)高級アルコールと(D)界面活性剤との比率((C)/(D))が0.5〜0.9であることを特徴とする水中油型乳化化粧料を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の乳化化粧料は、油溶性紫外線吸収剤を高配合していないため、べたつかず、水中油型乳化物が有するみずみずしい使用感を維持しており、安全性にも優れているとともに、高い紫外線遮蔽効果(高SPF)を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】試験例1〜12における基本組成(a)及び試験例2の乳化物について測定したUVスペクトルを示す。
【図2】実施例2において測定したUVスペクトルを示す。(a)体質顔料なし、(b)体質顔料1質量%、(c)体質顔料3質量%、(d)体質顔料5質量%、(e)体質顔料10質量%。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の乳化化粧料を構成する体質顔料及び/又はシリコーン樹脂粉末(成分(A))は、化粧料に通常用いられているものであればよく、特に限定されない。体質顔料とは、一般的には着色目的ではなく製品の剤形を保つために用いられる無機顔料のことであり、体質顔料を配合することにより製品の使用性(伸展性、付着性)や光沢、色調などが調節されている。
【0013】
体質顔料の具体例としては、タルク、カオリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、タルク/シリカ/酸化チタン複合体が挙げられる。また、本発明では、2種以上の体質顔料を組み合わせて配合してもよい。また、シリコーン樹脂粉末としては、ポリメチルシルセスキオキサンが挙げられる。
なお、以下の説明では、体質顔料及びシリコーン樹脂粉末を含めて「体質顔料等」と記載するものとする。
【0014】
本発明の乳化化粧料における体質顔料等の配合量は、1〜10質量%、好ましくは2〜5質量%、より好ましくは約3質量%である。配合量が1質量%未満であると本発明の目的が達成されず、10質量%を越えて配合すると使用感触が低下する場合がある。
【0015】
本発明の乳化化粧料を構成する油溶性紫外線吸収剤(成分(B))は、従来から化粧料に使用されているものであってよく、特に限定されない。例えば、メトキシケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾイル誘導体、カンファー誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、及びポリシリコーン系が挙げられる。具体的には、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、オキシベンゾン、4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、ビスエチルヘキシルフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジオクチルブタミドトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸−2’−エチルヘキシルエステル、ポリシリコーン−15、サリチル酸オクチル、サリチル酸ホモメンチル、p−メチルベンジリデンカンファーなどが挙げられる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
【0016】
本発明の乳化化粧料における油溶性紫外線吸収剤の配合量は、5〜30質量%、好ましくは10〜25質量%、より好ましくは12〜20質量%である。配合量が5質量%未満であると本発明の目的が達成されず、30質量%を越えて配合すると、べたつきや皮膚への刺激性を生ずる場合がある。
【0017】
本発明の乳化化粧料に配合される高級アルコール(成分(C))及び界面活性剤(成分(D))としては、いわゆる「α−ゲル」を構成する組み合わせが選択される。α−ゲルとは、高級脂肪族アルコールと親水性界面活性剤が水中で形成する会合体であってα−構造をとるゲルを意味する(例えば、福島正二著「セチルアルコールの物理化学」フレグランスジャーナル社を参照)。より詳細には、高級アルコールと界面活性剤と水とで形成されるゲル(α−ゲル)の転移温度が60℃以上、好ましくは65℃以上となるような組み合わせを選択する。このゲルの転移温度が60℃未満であると、系の温度安定性が低下し、クリーミングを起こす場合がある(特開2001−97816号公報、特開2001−348325号公報を参照)。
【0018】
高級アルコールの具体例としては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等が挙げられ、これらの一種または二種以上が配合される。
界面活性剤の具体例としては、アニオン性界面活性剤では、炭素数16以上の直鎖アルキル基を有するN−アシル−L−グルタミン酸塩又はモノアルキルリン酸塩や石けん、例えば、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、セチルリン酸ナトリウム等が挙げられる。非イオン性界面活性剤では、炭素数16以上の直鎖アルキル基を有するアルキルエーテル系界面活性剤又はアルキルエステル系界面活性剤、例えば、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等のPOEアルキルエーテル類、モノステアリン酸ポリエチレングリコール等のPOEアルキルエステルが挙げられる。さらに好ましくは、HLBが12〜20の範囲の界面活性剤であり、例えば、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等のPOEアルキルエーテル類が挙げられる。
【0019】
本発明の乳化化粧料において、上記高級アルコール(C)と界面活性剤(D)の合計配合量は、2〜6質量%、好ましくは3〜5質量%であり、高級アルコール(C)と界面活性剤(D)の配合比率((C)/(D))は、0.5〜0.9、好ましくは0.6〜0.8である。合計配合量が2質量%に満たない場合又は6質量%を越える場合はUV遮蔽効果の向上が得られない。また、配合比率が0.5未満又は0.9を越える場合には、安定な乳化物が得られ難く、UV遮蔽効果の向上が得られない。
【0020】
本発明の乳化化粧料は、上記の必須成分A〜Dに加えて、従来から化粧品に使用されている他の成分を、本発明の効果を阻害しない範囲で含有していてもよい。具体的には、増粘剤、保湿剤、油分、緩衝剤、キレート剤、色材、防腐剤などが挙げられる。
【0021】
本発明の乳化化粧料は、乳化物の製造に従来から使用されている方法に準じて製造することができる。例えば、油相成分を混合し、水相成分を体質顔料等とともに混合し、水相及び油相を混合してホモミキサー等で乳化することにより、本発明の乳化化粧料を得ることができる。
【実施例】
【0022】
以下に具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例等における配合量は特に断らない限り質量%を示す。
【0023】
(試験例1〜12)
下記表1に掲げた基本組成を有する乳化物を調製し、その乳化粒子の粒径及びUVA、UVB領域のUV吸収スペクトルを測定した。
【0024】
【表1】

【0025】
次に、表1における高級アルコール及び界面活性剤の配合量を下記表2に記載したように変化させ、得られた乳化物についても同様の測定を行った。結果を表2に合わせて示す。表2におけるUV吸収スペクトルの結果は、前記基本組成で得られたものより向上したUV吸収スペクトルを示したものを○、変化しなかったものを△、低下したものと×で示した。また、基本組成と試験例2のUV吸収スペクトルを図1に示す。
【0026】
【表2】

【0027】
表1、2及び図1に示されるように、高級アルコール(C)と界面活性剤(D)の合計配合量が3質量%であり、配合比率が1.0である基本組成に比較して、合計配合量が2〜6質量%である組成(試験例1〜9)では、配合比率を0.5〜0.9の範囲内に調節した場合(試験例2、5及び8)のみでUV吸収スペクトルが向上したが、配合比率を前記範囲外とした試験例ではスペクトルが低下した。また、合計配合量が2〜6質量%の範囲にない試験例10〜12では、配合比率を変化させてもUVスペクトルは向上しなかった。
【0028】
(試験例13)
前記試験例5の組成(高級アルコールと活性剤の総量 =4;高級アルコールと活性剤の配合比率 =0.7)に、下記表3に掲げた各種粉末(3質量%)を加えて乳化物を調製し、各乳化物のUVスペクトルを測定した。粉末を配合していない場合(試験例5)に比較してUVスペクトルが向上したものを○、変化しなかったものを△、低下したものを×とし、その結果を表3に合わせて示す。
【0029】
【表3】

【0030】
タルク、シリカ、セリサイト等の体質顔料等を配合した場合にのみUVスペクトルが向上したが、ナイロン末、ポリエチレン末等の有機粉末を配合した場合にはスペクトルが低下したことがわかる。
【0031】
(実施例1及び比較例1〜3)
前記試験例5の組成に3質量%のタルクを配合した組成(実施例1)の乳化物を調製し、そこからタルクを除いた組成(比較例1=試験例5)の乳化物、界面活性剤、油分、紫外線吸収剤及びタルクのみからなる油性組成物(比較例2)及び比較例2からタルクを除いた油性組成物(比較例3)を調製した(下記表4参照)。
各組成物のUVスペクトルを比較した結果、比較例1〜3の全てにおいて実施例1よりUVスペクトルが低下していた(評価「×」)。
即ち、本発明における紫外線遮蔽効果の向上は、α−ゲルを構成する高級アルコールと界面活性剤との特定比率での組み合わせのみ(比較例1)によるものではなく、タルク等の体質顔料等の配合のみ(比較例2又は3)によるものでもなく、両者が相乗的に作用して優れた紫外線遮蔽効果(高いSPF)を示すものであることが裏付けられた。
【0032】
【表4】

【0033】
(実施例2)
前記比較例1(体質顔料等を含まない組成)の乳化物、及び体質顔料等(タルク/シリカ/酸化チタン複合体)を1〜10質量%配合した組成の乳化物について測定したUVスペクトルを図2に示す。
図2から明らかなように、乳化物のUVスペクトルは、配合する体質顔料等の量依存的に向上した。
【0034】
(処方例1)
日焼け止め乳液
1)ベヘニルアルコール 0.6
2)トリオクタノイン 3
4)オクタン酸セチル 2
5)モノステアリン酸グリセリルエーテル 0.55
6)コハク酸ジオクチル 3
7)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
8)オクトクリレン 3
9)ジブチルメトキシジベンゾイルメタン 2
10)ポリデセン 1
11)香料 適量
12)イオン交換水 残余
13)エデト酸塩 適量
14)メチルパラベン 適量
15)フェノキシエタノール 適量
16)ヂプロピレングリコール 5
17)1.3−ブタンジオール 5
18)グリセリン 1
19)タルク 3
20)ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.45
【0035】
製造方法:
1.1)〜11)を加温溶解する。
2.12)〜19)を加温溶解し、その後、20)を分散させる。
3.油相を水相に添加しホモミキサーでせん断処理後、氷浴中で室温まで攪拌冷却する。
【0036】
(処方例2)
日焼け止めクリーム
1)ベヘニルアルコール 1.5
2)ステアリルアルコール 1
3)ペンタエリスリチルテトラオクタノエート 5
4)セバシン酸ジイソプロピル 5
5)モノステアリン酸グリセリン 2
6)コハク酸ジオクチル 5
7)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
8)ジオクチルブタミドトリアゾン 2
9)ビスエチルヘキシルフェノール
メトキシフェニルトリアジン 2
10)ポリシリコーン−15 5
11)ポリデセン 2
12)POE20ベヘニルエーテル 1.5
13)香料 適量
14)イオン交換水 残余
15)エデト酸塩 適量
16)メチルパラベン 適量
17)フェノキシエタノール 適量
18)ヂプロピレングリコール 5
19)1.3−ブタンジオール 10
20)グリセリン 7
21)マイカ 5
【0037】
製造方法:
1.1)〜13)を加温溶解する。
2.14)〜20)を加温溶解し、その後、21)を分散させる。
3.油相を水相に添加しホモミキサーでせん断処理後、氷浴中で室温まで攪拌冷却する。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の乳化化粧料は、肌に対して刺激性となりうる油溶性紫外線吸収剤を高配合することなく、また、系を不安定にする可能性のある水溶性紫外線吸収剤も配合することなく、紫外線遮蔽効果(SPF)を格段に向上させることができ、水中油型乳化物が持つみずみずしくすっきりした使用感が維持されている。よって、優れた紫外線遮蔽効果と快適な使用感触の両方を併せ持つ日焼け止め化粧料として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)1〜10質量%の体質顔料及び/又はシリコーン樹脂粉末、
(B)5〜30質量%の油溶性紫外線吸収剤、
(C)高級アルコール、及び
(D)界面活性剤を含有し、前記(C)高級アルコールと(D)界面活性剤の合計配合量が2〜6質量%であり、(C)高級アルコールと(D)界面活性剤との比率((C)/(D))が0.5〜0.9であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。
【請求項2】
前記体質顔料及び/又はシリコーン樹脂粉末(A)が、タルク、カオリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、タルク/シリカ/酸化チタン複合体、ポリメチルシルセスキオキサンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
前記高級アルコール(C)及び界面活性剤(D)が、当該高級アルコールと界面活性剤と水とで形成されるゲルの転移温度が60℃以上となる組み合わせで選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
【請求項4】
前記高級アルコール(C)が、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコールから選択される1種または2種以上である、請求項3に記載の化粧料。
【請求項5】
前記界面活性剤(D)が、炭素数16以上の直鎖アルキル基を有するN−アシル−L−グルタミン酸塩又はモノアルキルリン酸塩、例えば、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、セチルリン酸ナトリウム、炭素数16以上の直鎖アルキル基を有するアルキルエーテル系界面活性剤又はアルキルエステル系界面活性剤、HLBが12〜20の範囲の界面活性剤から選択されることを特徴とする、請求項3に記載の化粧料。
【請求項6】
日焼け止め化粧料である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化粧料。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−189281(P2010−189281A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−32208(P2009−32208)
【出願日】平成21年2月16日(2009.2.16)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】