説明

沈降珪酸、その製造法および該化合物の使用

【課題】珪酸は、しばしば極性化合物、例えば塩化コリン、プロピオン酸または蟻酸のための担持材料として使用されるので、極性化合物に関連して特に良好な吸収挙動を有する珪酸を提供する。
【解決手段】少なくとも15〜60の一定のアルカリ数の維持下に珪酸塩水溶液を酸により沈殿させることによって得ることができる沈降珪酸または珪酸塩。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一定のアルカリ数(Alkalizahl)の下でアルカリ金属珪酸塩を酸沈殿させることによって得ることができる珪酸および該化合物のキャリヤー珪酸としての使用に関する。
【背景技術】
【0002】
殊にビタミンE−アセテートまたは塩化コリンのための担持材料としての沈降珪酸は、久しく公知である。即ち、例えば欧州特許第0937755号明細書には、如何にして沈降珪酸をpH制御された沈殿反応によって製造し、引続き噴霧乾燥するかが記載されている。こうして得られた沈降珪酸は、特に液状作用物質、例えば塩化コリン溶液またはビタミンEの吸着に使用可能である。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許第19860441号明細書には、珪酸懸濁液を1つ以上の作用物質と一緒に熱風で発生された渦動床中に噴霧するかまたは飛散させることにより、沈降珪酸と作用物質とからなる作用物質吸着質を製造することができることが開示されている。
【0004】
同様に、ドイツ連邦共和国特許第19825687号明細書に記載されているように、前記目的のために疎水性の沈降珪酸を使用することも可能である。
【0005】
キャリヤーとしての使用の場合には、珪酸の次の性質が重要である:
吸着能力、良好な吸収運動および僅かな微細ダスト含分。従って、高まる安全性の要求および常に高度に集中された吸着質を得るという要求に基づいて、同時に吸着能が高まる場合に極めて僅かな微細物質含分を有するキャリヤー珪酸がこれに当てはまる。この公知の珪酸は、一般に極性化合物に対して顕著な吸収特性を有しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許第0937755号明細書
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許第19860441号明細書
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許第19825687号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
珪酸は、しばしば極性化合物、例えば塩化コリン、プロピオン酸または蟻酸のための担持材料として使用されるので、本発明の課題は、極性化合物に関連して特に良好な吸収挙動を有する珪酸を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
意外なことに、一定のアルカリ数の際に沈降珪酸の製造により、極性化合物に対して良好な吸収特性を有する生成物を得ることができることが見い出された。
【0009】
本発明の対象は、
珪酸塩水溶液を装入し、
珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸とを同時に供給し、
7〜3.0のpHになるまで再び酸性にし、
濾過し、
乾燥させることにより沈降珪酸を製造する方法であり、この場合には、珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸は、少なくとも15〜60の一定のアルカリ数の維持下に供給し、噴霧乾燥器を用いて乾燥されるかまたはノズル塔中で乾燥される。
【0010】
本発明による沈降珪酸または本発明により得られた沈降珪酸の高いアルカリ数は、高いシラノール基密度を前提とし、それによって極性吸着質に対して高い吸収力を改善する。
【0011】
同様に、本発明の対象は、例えば肥料添加剤、化学的中間生成物のための担持材料としてかまたは洗剤工業における本発明による珪酸または珪酸塩の使用である。
【0012】
珪酸塩水溶液と酸を同時に供給する前または間に電解質を添加することは、可能である。本発明の範囲内の電解質は、無定形のSiO骨格中に組み込まれない、例えばそれぞれ硫酸塩、酢酸塩または炭酸塩としてのB、Na、K、Rb、Baのような金属塩またはその水溶液である。電解質の含量は、0.01〜26質量%である(金属イオンとして計算した)。
【0013】
同様に、SiO骨格中に組み込まれる、沈殿混合物に金属塩またはその溶液を添加することも可能であり、即ち珪酸塩を得ることができる。この金属イオンの含量は、1〜50質量%、有利に10質量%であることができ、通常のイオンは、Al、Zr、Ti、Fe、CaおよびMgである。
【0014】
沈降珪酸の製造法は、公知であり、この場合には、一定のpH値が維持される。これに対して、一定のアルカリ数の場合の沈殿反応は、自由に使用することができるナトリウムイオンの濃度が一定に維持されることを意味する。
【0015】
硫酸を用いての水ガラスの沈殿の場合の酸−塩基反応により、一面でナトリウムイオンは硫酸ナトリウムとして遊離され、他面、ナトリウムイオンは、形成される珪酸塩凝集物中に組み込まれる。
【0016】
これら2つの反応は、運動的に互いに無関係に進行するので、一定のpHの場合の沈殿は、本発明により実施される沈殿とは別の進行を示す。
【0017】
同様に、一定のアルカリ数を有する沈殿反応の場合には、pH値は、変化する:即ち、例えば30の一定のアルカリ数の場合には、約10.35のpH値は、沈殿反応(アルカリ珪酸塩溶液および酸の同時の添加)の時間に応じて8〜10の値に低下する。このような沈殿反応がよりいっそう長時間に亘り継続されるにつれて、pH値は、反応の終結時にますます低くなる。このために、珪酸構造体中へのナトリウムイオンの導入は、妥当であると思われる。
【0018】
本発明による沈降珪酸は、少なくとも1、殊に少なくとも15のアルカリ数、好ましくは15〜60のアルカリ数、特に好ましくは25〜50のアルカリ数、殊に好ましくは30〜40のアルカリ数の場合に製造され、この場合アルカリ数は、沈殿反応の間、一定に維持される。
【0019】
アルカリ数(AZ)の測定のために、沈殿懸濁液の直接の電位差滴定の場合に塩酸の使用量は、8.3のpHで、即ちフェノールフタレインの変色点で定められる。塩酸の使用量は、溶液または懸濁液の遊離アルカリ金属含量のための1つの基準である。pH値の温度依存性のために、この測定は、40℃で15分間の待ち時間の後に実施される。測定法の正確な記載は、実施例中に見出される。
【0020】
本発明の対象は、次の物理化学的データ:
BET表面積 150〜300m/g、好ましくは180〜210m/g、
DBP吸収量 270〜450g/100g、好ましくは280〜450g/100g、
塩化コリン吸収量 150〜400g/100g、好ましくは240〜400g/100g、280〜400g/100g(75質量%の水溶液)、
CTAB表面積 50〜350m/g、好ましくは100〜250m/g、130〜200m/g
を示すことによって特徴付けられる沈降珪酸であり、
この場合非極性物質および極性物質を吸着するための基準としてのDBP吸収量対塩化コリン吸収量の比は、1.07未満、好ましくは1.05未満、特に好ましくは1.03未満である。
【0021】
珪酸または珪酸塩は、疎水性、即ち非極性の化合物および親水性、即ち極性の化合物に対して異なる親和力を有するので、前記性質を完全に特性決定するために2つの測定値が必要とされる。疎水性化合物に対する珪酸の親和力についての基準としては、DBP吸収量が採用され、親水性化合物に対する珪酸の親和力についての基準としては、塩化コリン吸収量が採用される。従って、前記値のDBP吸収量/塩化コリン吸収量の比は、新規の物質特性を反映している。
【0022】
本発明による沈降珪酸または珪酸塩は、付加的に変更されたシアーズ数(Searszahl)によって特徴付けられていてよい。変更されたシアーズ数は、実施例/方法に記載された方法を用いて定められ、25を超えてもよく、特に好ましくは28を超えてもよい。
【0023】
好ましい珪酸塩水溶液は、珪酸ナトリウム溶液であり、ブレンステッド酸としては、硫酸、塩酸、炭酸または酢酸を使用することができる。ルイス酸としては、例えば硫酸塩としてのAl3+イオンを使用することができる。
【0024】
BET表面積の測定は、ISO 5794/1、Annex Dにより行なわれ、CTBA表面積の測定は、ASTM D 3765−92により行なわれ、DBP吸収量の測定は、付帯条項に記載された規定により行なわれる。
【0025】
本発明による方法を用いて製造される沈降珪酸懸濁液は、通常の方法で濾過され、フィルターケーキは、水で洗浄される。こうして得られたフィルターケーキは、場合によっては液化され、通常の乾燥法、例えば回転管炉、ビュットナー乾燥器(Buettnertrockner)、スピン−フラッシュ乾燥器(Spin-Flash-Trockner)、パルス−燃焼乾燥器(Puls-Combustion-Trockner)、噴霧乾燥器を用いて乾燥されるかまたはノズル塔(Duesenturm)中で乾燥される。造粒および/または粉砕による他の純粋な物理的処理も同様に可能である。同様に、疎水性化またはワックスを用いての被覆も可能である。
【0026】
本発明による沈降珪酸または珪酸塩は、殊に肥料添加剤、例えば蟻酸、プロピオン酸、乳酸、燐酸、塩化コリン溶液または植物抽出液、例えば菊科植物抽出液のためのキャリヤーとして使用されることができる。
【0027】
更に、本発明による沈降珪酸は、化学的中間生成物、メラミン樹脂または塗料添加剤のための担持材料として使用されることができるかまたは洗剤工業において芳香剤または洗剤のためのキャリヤーとして使用されることができる。
【0028】
更に、本発明による沈降珪酸または珪酸塩は、充填剤としてエラストマー/プラスチック、蓄電池セパレータ、練り歯磨き、触媒担体においてかまたは凝集助剤として使用されることもできる。
【0029】
次の実施例および測定法は、本発明を詳細に説明するが、本発明の範囲を制限するものではない。
【実施例】
【0030】
実施例
一般的な試験方法:(例1〜8)
2mの収容能力(全てのTV=Technikums-Versuche(技術試験)に関連する;LV:40 l;BV:80m)を有する沈殿容器中に水を装入し、水ガラス=珪酸ナトリウム溶液の一定量を供給する。珪酸ナトリウム溶液の密度、硫酸の密度、SiO含量、NaO含量の値、温度およびアルカリ数(AZ数)は、表から認めることができる。目標温度の達成後、珪酸ナトリウム溶液および硫酸を添加する。その後に、不変の配量速度で3.5のpH値が達成さえるまでさらに硫酸を供給する。記載された固体含量を有する懸濁液をフィルタープレス(膜型フィルタープレス)を介して濾過し、引続き乾燥のために後処理する。フィルタープレスの液化を硫酸の添加によって望ましい粘度およびpH値になるまで剪断装置を使用しながら行なう。引続き、供給材料を乾燥させる。
略符号の一覧
AZ=アルカリ数
WGL装入量=水ガラス装入量=珪酸ナトリウム溶液の装入量
WGL=水ガラス
VA=粘度が明らかに増加する時点、ゲル点とも呼ばれる
Fc=[モル/(l・分)]での沈殿速度、この場合これは
【数1】

によって定義される。
%TS供給材料=乾燥供給材料中の%での固体含量
GV−Din=DINによる灼熱減量
LF=導電性
CC吸収量=塩化コリン吸収量
【表1】

【0031】
【表2】

【0032】
【表3】

【0033】
【表4】

【0034】
【表5】

【0035】
【表6】

珪酸、珪酸塩および疎水性の珪酸の変更されたシアーズ数の測定
1.使用
pH6〜pH9の範囲内で0.1NのKOHを用いての滴定により、遊離OH基を把握することができる。
2.装置
2.1 0.01gの正確さでの高精度な計量器
2.2 10mlおよび20mlのビュレット、1個のpH電極および1個のポンプ(例えば、NOUVAGポンプ、型SP40/6)を装備したメモチトレーター(Memotitrator)DL70、メットラー(Mettler)社
2.3 プリンター
2.4 滴定容器250ml、メットラー(Mettler)社
2.5 ウルトラ−ターラックス(Ultra-Turrax)8000〜24000rpm
2.6 温度調整された水浴
2.7 メタノールまたは脱イオン水を配量するための2個の計量分配装置10〜100ml
2.8 脱イオン水を配量するための1個の計量分配装置10〜50ml
2.9 1個のメスシリンダー100ml
2.10 IKA ユニバーサルミル(Universalmuehle)M20
3.試薬
3.1 メタノールp.A.
3.2 塩化ナトリウム溶液、(脱イオン水1000ml中のNaCl p.a.250g)
3.3 0.1N 塩酸
3.4 0.1N 苛性カリ溶液
3.5 脱イオン水
3.6 緩衝溶液pH7およびpH9
4.実施
4.1 試料の準備
試料約10gを60秒間IKA ユニバーサルミル(Universalmuehle)M20中で粉砕する。
重要:極めて微細に粉砕された試料だけが再現可能な結果を生じるので、この条件は、正確に維持されてなければならない。
【0036】
4.2 分析の実施
4.2.1 項目4.1により準備された試料2.50gを250mlの滴定容器中に計量供給する。
【0037】
4.2.2 メタノールp.A.60mlを供給する。
【0038】
4.2.3 試料の完全な湿潤後に脱イオン水40mlを供給する。
【0039】
4.2.4 ウルトラ−ターラックス(Ultra-Turrax)を用いて30秒間約18000rpmの回転数で分散させる。
【0040】
4.2.5 脱イオン水100mlを用いて容器縁および攪拌機に付着している試料粒子を懸濁液中に洗浄する。
【0041】
4.2.6 試料を温度調整された水浴中で25℃に温度処理する(少なくとも20分間)。
【0042】
4.2.7 pH電極を緩衝溶液pH7およびpH9で較正する。
【0043】
4.2.8 試料を方法S911によりメモチトレーター(Memotitrator)DL70中で滴定する。滴定の経過が明らかでない場合には、事後に2回の測定を実施する。
【0044】
結果として、次のものが表わされる:
pH
ml/5gで
ml/5gで
原理:
最初に懸濁液の出発pH値を測定し、その後に結果に応じてKOHまたはHClを用いてpH値を6に調節する。その後に、NaCl溶液20mlを供給する。次に0.1NのKOHを用いて滴定をpH値が9になるまで継続させる。
シアーズ数:
Si−OH+NaCl→Si−ONa+HCl
HCl +KOH →KCl +H
5.計算
【数2】

6.装置
メモチトレーター(Memotitrator)DL70での分析S911に対する滴定条件
アルカリ数の測定:
アルカリ数の測定、以下AZ測定と略して呼ぶ、は、アルカリ装入量または懸濁液の直接の電位差滴定の場合にpH値が8.3になるまでの塩酸の酸消費量から明らかになり(履歴的に見て:pH8.3は、フェノールフタレインの変色点に相当する);これにより、溶液または懸濁液の遊離アルカリ金属含量が検出される。
【0045】
温度を達成した後に滴定を実施するために、pH装置を、室温で較正し、シングルロッド測定チェーン(Einstab-Messkette)を40℃に調整し、次に試料配合物を温度調整する。
【0046】
所定のpH値、この場合8.3、の場合に珪酸/珪酸塩間の平衡を最初は徐々に調節するために、酸消費量が最終的に読み取られるまでの待ち時間が必要とされる。広範囲に亘る試験により、AZ測定に対して15分間の待ち時間を維持することが強調され、それにより平衡は安定するように調整され、良好な再現可能性が保証される。
方法の記載:
pH装置−較正:
・ 緩衝溶液の較正温度20℃
・ 温度調整20℃
懸濁液の測定:
・ 40℃でpH装置の温度調整
・ 懸濁液50ml
・ 蒸留水50ml
・ 塩酸c=0.5モル/l
・ 40℃への懸濁液の温度調整
・ 15分間の滴定時間後に測定される酸消費量
・ pH8.3での滴定の終結
方法の正確さ:+/−0.1mlの酸消費量
最大の塩化コリン吸着量の測定:
試験方法:
A.試験装置:
250mlの高形ビーカー
スパチュラ
高精度な計量器
B.試験物質:
75%の塩化コリン溶液[塩化コリン、最も純粋(Merck)]
試験すべき珪酸
較正に対する指摘
試験溶液を新たな供給の際に現在まで使用されている品質になるまで比較して試験する。計量されたものを使用前に機能性について試験し、ならびに一年間待つ。
実施:
試験すべきキャリヤー珪酸10gを250mlの高形ビーカー中に計量供給し、攪拌しながら滴下法でスパチュラを用いて75%の塩化コリン溶液を添加する。混合物を絶えず観察することにより、何時最大の吸収量が達成されるのかを検査する。正確に検査した場合には、ワックス状の(飽和された)粒子が明らかに排除されている、白色の珪酸粒子を確認することができる。最大の塩化コリン吸収量は、負荷されていない粒子がもはや混合物中に存在せず、この粒子がなおワックス状/潤滑油状でない場合に達成される。
評価:
【数3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の物理化学的データ:
BET表面積 150〜300/g
DBP吸収量 270〜450g/100g
塩化コリン吸収量 150〜400g/100g(75質量%の水溶液)
CTAB表面積 50〜350m/g
DBP/塩化コリン吸収量1.07未満
を示すことを特徴とする、沈降珪酸。
【請求項2】
沈降珪酸が電解質0.01〜26質量%を含有する、請求項1記載の沈降珪酸。
【請求項3】
沈降珪酸がAl、Mg、Ca、Ti、Zr、Feの群からの金属イオン1〜50質量%を含有する、請求項1記載の沈降珪酸。
【請求項4】
少なくとも25の変更されたシアーズ数を有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の沈降珪酸。
【請求項5】
280〜450g/100gのDBP吸収量を有する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の沈降珪酸。
【請求項6】
珪酸塩水溶液を装入し、
珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸とを同時に供給し、
7〜3.0のpHになるまで再び酸性にし、
濾過し、
乾燥させることにより沈降珪酸を製造する方法において、
珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸を少なくとも15〜60の一定のアルカリ数の維持下に供給し、噴霧乾燥器を用いて乾燥されるかまたはノズル塔中で乾燥されることを特徴とする、沈降珪酸の製造法。
【請求項7】
アルカリ数が少なくとも15である、請求項記載の方法。
【請求項8】
珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸を同時に供給する前または間に電解質を添加する、請求項または記載の方法。
【請求項9】
珪酸塩水溶液とルイス酸および/またはブレンステッド酸を同時に供給する前または間にAl、Ti、Zr、Fe、MgまたはCaの群からのイオンを添加する、請求項または記載の方法。
【請求項10】
肥料添加剤、化学的中間生成物のための担持材料としてかまたは洗剤工業における請求項1からまでのいずれか1項に記載の沈降珪酸の使用。
【請求項11】
蟻酸、プロピオン酸、乳酸、燐酸、塩化コリン溶液、植物抽出液、メラミン樹脂、塗料添加剤、芳香剤または洗剤のためのキャリヤーとしての請求項1からまでのいずれか1項に記載の沈降珪酸の使用。
【請求項12】
エラストマー/プラスチック、蓄電池セパレータ、練り歯磨き、触媒担体におけるかまたは凝集助剤としての請求項1からまでのいずれか1項に記載の沈降珪酸の使用。

【公開番号】特開2009−269817(P2009−269817A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180634(P2009−180634)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【分割の表示】特願2002−66858(P2002−66858)の分割
【原出願日】平成14年3月12日(2002.3.12)
【出願人】(501073862)エボニック デグサ ゲーエムベーハー (837)
【氏名又は名称原語表記】Evonik Degussa GmbH
【住所又は居所原語表記】Rellinghauser Strasse 1−11, D−45128 Essen, Germany
【Fターム(参考)】