説明

油脂組成物及びその製造方法

【課題】本発明は、脂質消化酵素であるリパーゼによる加水分解反応の基質となりにくく、摂取後の血中トリアシルグリセロール(中性脂肪)の増加が抑制され、体への蓄積性が少ない、かつ保存安定性及び風味が良好である、アケビ油の1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする食用油脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、アケビ科植物の種子を乾燥させ、搾油もしくは溶媒抽出で、粗原油を調整し、粗原油に対し3〜20%の水を加水し50〜120℃で5〜30分間攪拌した後、一晩静置させてビリ分及びリン脂質を主とするガム質を除去し、上清の油脂を濾過し、液状汎用型油脂組成物を製造する1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする液状汎用型油脂組成物の製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アケビ油の1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする液状汎用型油脂組成物及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、日本人の食事は、欧米化に伴って脂質の過剰摂取が問題となっている。また、必須脂肪酸の中でもリノール酸(18:2n-6)を過剰摂取している状態であり、これが、種々の生活習慣病の原因となっていることを多くの研究者が指摘している。
日本で現在使用されている主要な食用油は、大豆油と菜種油の混合油であり、主成分はトリアシルグリセロールである。これらの油脂のトリアシルグリセロール中のリノール酸(18:2n-6)含量は約50%を占めている。
これらの油脂中を酵素分解し、ジアシルグリセロールを主成分とする油脂組成物が開発され、食後の血中中性脂肪が上昇しにくく、体脂肪が付きにくい食用油として利用されている。また、中鎖脂肪酸が優先的にエネルギーとして利用されやすい性質を利用して、これを含有するトリアシルグリセロールを酵素を用いたエステル交換反応によって製造し、体脂肪が付きにくい性質を有する食用油が開発されている。
一方、アケビ油(アケビ科の植物であるアケビの種子から抽出した油)は、トリアシルグリセロールやジアシルグリセロール以外の物質を主成分とし、その脂肪酸組成は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸(18:1)を42.42%含有しており、必須脂肪酸であるリノール酸(18:2n-6)は30.54%である。
アケビ油は、他の植物油と比較してリノール酸(18:2n-6)含量が比較的少ないので、通常の食事の脂肪酸バランスを改善できる健康に適した食用油である。
一方で、アケビ油は、もう一つの必須脂肪酸であるα-リノレン酸についても低含量である。従って、アケビ油は、α-リノレン酸含量の高いシソ油・エゴマ油など他の植物油との併用が脂肪酸組成の点で見ればより効果的である。
さらに、アケビ油は、他の植物油と比較して、飽和脂肪酸のパルミチン酸(16:0)が比較的高いという特徴を持っている。
全体として、アケビ油は、通常の食用油と比較して多価不飽和脂肪酸の割合が比較的小さく、酸化による劣化に強い食用油であることがわかった。このような性質は、繰り返し加熱させるような揚げ物の調理に用いる場合には非常に適している。
【0003】
【特許文献1】特開2002−138045号公報
【非特許文献1】Okuyama H, Kobayashi T, and Watanabe S. Dietary fatty acids--the N-6/N-3 balance and chronic elderly diseases. Excess linoleic acid and relative N-3 deficiency syndrome seen in Japan. Prog. Lipid Res. 35(4), 409-457 (1997)
【非特許文献2】Nagao T, Watanabe H, Goto N, Onizawa K, Taguchi H, Matsuo N, Yasukawa T, Tsushima R, Shimasaki H, and Itakura H. Dietary diacylglycerol suppresses accumulation of body fat compared to triacylglycerol in men in a double-blind controlled trial. J. Nutr. 130(4), 792-797 (2000)
【非特許文献3】Noguchi O, Takeuchi H, Kubota F, Tsuji H, Aoyama T. Larger diet-induced thermogenesis and less body fat accumulation in rats fed medium-chain triacylglycerols than in those fed long-chain triacylglycerols. J. Nutr. Sci. Vitaminol. 8(6), 524-529 (2004)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、脂質消化酵素であるリパーゼによる加水分解反応の基質となりにくく、摂取後の血中トリアシルグリセロール(中性脂肪)の増加が抑制され、体への蓄積性が少ない、かつ保存安定性及び風味が良好である、アケビ油の1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする食用油脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、油脂中に1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを50〜100未満%重量有する液状汎用型油脂組成物である。
【0006】
本発明は、アケビ科植物の種子を乾燥させ、搾油もしくは溶媒抽出で、粗原油を調整し、粗原油に対し3〜20%の水を加水し50〜120℃で5〜30分間攪拌した後、一晩静置させてビリ分及びリン脂質を主とするガム質を除去し、上清の油脂を濾過し、液状汎用型油脂組成物を製造する1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする液状汎用型油脂組成物の製造方法である。
前記製造方法により製造された液状汎用型油脂組成物をドレッシング、マヨネーズ、サプリメント、化粧品に利用したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、油脂中に1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを50〜90%重量有する液状汎用型油脂組成物であり、食後の血中中性脂肪が上昇しにくく、体脂肪が付きにくいなど肥満症の予防に有効であり、肥満症が原因となる生活習慣病の予防にも有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
全ての天然由来の食用油は、図1に示すように、主成分(90%以上)がトリアシルグリセロールである。また、天然由来のトリアシルグリセロールを酵素分解して生成したジアシルグリセロールを主成分とする食用油が開発されている。その他、微量成分として、食用油中にはモノアシルグリセロールや遊離脂肪酸が存在する。
図2の分析結果に示すように、アケビ油の主成分(90%以上)はこれらとは異なった新規なもの(Unknown)であった。
なお、ほとんどの食用油は、大豆油と同様のパターンを示す。
アケビ油の脂肪酸部分は、メチルエステル誘導体化後、ガスクロマトグラフィーで分析した。
アケビ油は主に10種類の脂肪酸で構成され、表1に示したような組成であった。
また、その他の植物油、米糠油、パーム油、オリーブ油の脂肪酸組成についても表1の右欄に示す。
【0009】
【表1】

【0010】
本発明のアケビ油の有効性について、以下に説明する。
尚、例中の%は特記しない限り重量基準である。
アケビ油が食用油としての有効性の検討を行う、動物実験を行った。
4週齢のICRマウスに実験用油脂を重量比10%添加した表2、表3、表4に示す無脂肪精製の実験飼料を与えて、12週齢まで8週間飼育した。
実験用油脂には、上記表1に示すように、アケビ油の対照群として脂肪酸組成がアケビ油と同等になるように調製した混合油(主成分トリアシルグリセロール)を用いた。
混合油は、米糠油81%、パーム油15%、オリーブ油4%を混合したものである。
【0011】
【表2】

【0012】
【表3】

【0013】
【表4】

【0014】
図3に示すグラフにマウスの体重の変化を示す。
8週間の飼育期間を通して、アケビ油マウス群の体重は混合油マウス群と比較して顕著に低かった。
12週齢時のアケビ油マウス群の体重は40.90±0.90 g、混合油マウス群は47.40±1.84 gであり、アケビ油マウス群の体重が約14%低い値であった。
図4に示すグラフに12週齢時のマウスの肝臓と精巣上体脂肪の重量を示す。
肝臓の重量には、両マウス群間で大きな差は見られなかった。
一般に、毒性の高い脂溶性物質を摂取すると、それを処理するために肝臓が肥大することが知られている。
アケビ油マウス群の肝臓重量は対照群と差は見られなかったことから、特に肝臓毒性はないと考えられる。
一方で、精巣上体脂肪の重量は、アケビ油マウス群で0.85±0.09 g、混合油マウス群で2.08±0.20 gであり、アケビ油マウス群は混合油マウス群の半分以下であった。
アケビ油は混合油と比較して脂肪組織の重量が低くなることが示された。
このように、アケビ油は同じ脂肪酸組成をもつトリアシルグリセロールを摂取した場合と比較して、体脂肪がつきにくく、体重が軽くなることが分かった。
以上に結果から、アケビ油は、肥満症の予防に有効であり、肥満症が原因となる生活習慣病の予防にも有効であると考えられる。
【0015】
次に、ラットを用いて、アケビ油の消化・吸収に関する動物実験を行った。
試料はアケビ油、アケビ油と同等な脂肪酸組成に調製した混合油(米糠油:パーム油:オリーブ油=81:15:4)とし、各群9匹ずつとした。
前日の夕方から絶食状態にしたラットにアケビ油と混合油を5 g/kg(5.6 ml/kg)ゾンデで経口投与し、0(投与前)、1、2、4、6、9、12、15時間後に尾静脈採血を行った。
採った血液は室温で10分放置後、卓上遠心機3500 rpmで20分遠心し、血清を採取した。
採取した血清を用いて、酵素法によるTG(トリアシルグリセロール)の測定を行った。
試薬はトリグリセライド Eテスト ワコー(和光純薬)を用い、マイクロプレートリーダー用にスケールを変えて行った。
96 wellプレートにスタンダードと10倍希釈のサンプルを各15 μlずつ入れ、発色試薬200 μlを入れ、一分撹拌後、インキュベーターに入れ、37℃で保温し、20分後に595 nmの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定した。
混合油とアケビ油を投与した後のラットの血中中性脂肪の濃度変化を測定した。
図5に示すように、混合油マウス群の血清中性脂肪濃度は投与してからおよそ9時間後がピークとなった。
アケビ油マウス群の血清中性脂肪濃度は投与してからおよそ4時間後がピークとなった。
それぞれのピーク時の値を比較すると、混合油マウス群はアケビ油マウス群の上昇の約1.5倍上昇しており、アケビ油の方が混合油より血清中性脂肪が上昇しにくいという結果になった。
【0016】
次に、混合油とアケビ油を投与した後のラットの血中遊離脂肪酸の濃度変化を測定した。
図6に示すように、混合油マウス群の血清遊離脂肪酸濃度は投与してからおよそ9時間にピークとなった。
アケビ油マウス群の血清遊離脂肪酸濃度は投与してからおよそ4時間後がピークとなった。
アケビ油の方が混合油より投与後6時間以降の血清遊離脂肪酸濃度が低かった。
【0017】
血清の薄層クロマトグラフィー分析をしたところ、投与したアケビ油の主成分である1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートは、アケビ油を投与したラットの血清からは検出されなかった。
また、ガスクロマトグラフィーによる分析もあわせて行ったところ、1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートは検出限界以下であった。
薄層クロマトグラフィーによる分析でも中性脂肪は混合油マウス群で高いことが確認されたが、その他の脂質には大きな差は見られなかった。
【0018】
脂質消化酵素であるリパーゼによる分解実験を行い、1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートとトリアシルグリセロールの加水分解を測定した。
基質は、アケビ油より精製した1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートまたは混合油より調整したトリアシルグリセロールを用い、基質50 mgに5%アラビアゴムを3.75 ml加え、撹拌後、10分音波処理をして基質液とした。
酵素は、リパーゼ(豚膵臓由来、30% protein、277 U/mg protein using olive oil) を用い、100 mM N,N-Bis(2-hydroxyethyl)-2-amino-ethanesulfonic acid(BES)緩衝液で1 mg/mlに調製し、酵素液とした。
100 mM BES緩衝液(pH6.8、3.0%ウシ血清アルブミン、200 mM NaClを含む)を135 μl、蒸留水32 μl、酵素液15 μlを試験管に調製し、37℃の水浴で100rpmの振とう速度で、3分間インキュベートした後、基質液を18 μl加えた後、37℃で0、5、10、20、40分間インキュベートした。
抽出液であるクロロホルム:ヘプタン:メタノール(49:49:2)を2 ml加えて反応を停止し、10分撹拌後、2000 rpmで10分遠心分離し、上層の水相をアスピレーターで除去し、銅試薬(トリエタノールアミン1.49 g、Cu(NO3)2・3H2O 1.21 g、NaOH 0.24 gを100 ml蒸留水に溶かし、33 g NaClを加えたもの)を1 ml加えた。
さらに10分撹拌後、2000 rpmで20分遠心分離した。
上層500 μlに、発色試薬(バソクプロイン0.1 g、ブチルヒドロキシアニソール0.05 gを100 mlクロロホルムに溶かしたもの)500 μlを加え、480 nmで吸光度を測定した。
結果を定量化するために、オレイン酸を用いて、検量線の作成を行った。
オレイン酸0.0598 gに5%アラビアゴム3.5 mlを加え、撹拌後、10分音波処理して均一化し、1.0 μmolを調製後、アラビアゴムで希釈し、0 μmol、0.05 μmol、0.1 μmol、0.2 μmol、0.35 μmol、0.5 μmolを調製して基質液とした。
試験管に100 mM BES緩衝液を150 μl、蒸留水32 μlを調製し、18 μl基質液を入れた。
酵素液添加とインキュベートは行わず、以下アケビ油、混合油と同様の作業を行い、吸光度を測定した。
図7に示すように、40分のリパーゼによる分解で、混合油はアケビ油の約1.6倍の値を示した。
このように、混合油と比較してアケビ油の方が酵素により分解されにくいことが明らかになった。
【0019】
以下に本発明の1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とする液状汎用型油脂組成物の製造実施例をより詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
アケビ科(Lardizabalaceae)の植物であるアケビ(Akebia quinata)、ミツバアケビ(Akebia tifoliata)、アケビとミツバアケビの雑種であるゴヨウアケビ(Akebia x pentaphylla)、ムベ(Stauntonia mube)の種子を無加熱による風乾、加熱もしくはマイクロウエーブ処理により乾燥させ、圧搾機による搾油もしくはヘキサンによる溶媒抽出で、粗原油を調整した。
粗原油に対し、3〜10%の水を加水し、50〜120℃で5〜30分間攪拌した後、一晩静置させてビリ分及びリン脂質を主とするガム質を除去した。
上清の油脂を濾過し、液状汎用型油脂組成物を製造した。
尚、各油脂成分の分析は、次の方法により行った。
グリセリド組成の測定は順相カラムを装着した高速液体クロマトグラフィーにて行った。
1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートの構造は質量分析装置付ガスクロマトグラフィー、赤外吸収分析装置、1H-及び13C核磁気共鳴分析装置にて解析した。
脂肪酸組成の分析はメチルエステル誘導体化後、キャピラリーカラムを装着した水素炎イオン化検出機付ガスクロマトグラフィーで分析した。
【0020】
アケビ油の主成分(Unknown)をケイ酸カラムクロマトグラフィーにより精製し、マススペクトル、NMR及び赤外吸収スペクトルによる構造分析を行った結果、図8のような化学構造であることが分かった。
図9に示すように、グリセロールに脂肪酸が2本とアセチル基(酢酸)が結合した構造をしている1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートである。
この1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを含有する液状汎用型油脂組成物をドレッシング、マヨネーズ、サプリメント、化粧品に利用するものである。
このような物質が主成分である食用油はこれまでに報告がなく、新規性が高いことが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】一般に食用油として用いられる液状汎用型油脂組成物の主要成分の説明図である。
【図2】アケビ油と大豆油の高速液体クロマトグラフィーによる成分の比較図である。
【図3】1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とするアケビ油とトリアシルグリセロールを主成分とする混合油を摂取したマウスの体重の変化グラフ図である。
【図4】1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とするアケビ油とトリアシルグリセロールを主成分とする混合油を摂取したマウスの組織重量変化グラフ図である。
【図5】1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とするアケビ油とトリアシルグリセロールを主成分とする混合油を投与した直後の血中中性脂肪濃度の変化グラフ図である。
【図6】1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とするアケビ油とトリアシルグリセロールを主成分とする混合油を投与した直後の血中遊離脂肪酸濃度の変化グラフ図である。
【図7】脂質消化酵素であるリパーゼによる1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とするアケビ油とトリアシルグリセロールを主成分とする混合油の加水分解変化グラフ図である。
【図8】アケビ油主成分の化学構造。グリセロール骨格の1位と2位に長鎖脂肪酸(18:1 45%、18:2 30%、16:0 21%)が2分子結合し、3位にアセチル基(酢酸)が結合した構造図である。
【図9】アケビ油主成分の化学構造の模式図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油脂中に1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを50〜100未満%重量有することを特徴とする液状汎用型油脂組成物。
【請求項2】
アケビ科植物の種子を乾燥させ、搾油もしくは溶媒抽出で、粗原油を調整し、粗原油に対し3〜20%の水を加水し50〜120℃で5〜30分間攪拌した後、一晩静置させてビリ分及びリン脂質を主とするガム質を除去し、上清の油脂を濾過し、液状汎用型油脂組成物を製造する1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテートを主成分とすることを特徴とする液状汎用型油脂組成物の製造方法。
【請求項3】
前記請求項2の製造方法により製造された液状汎用型油脂組成物をドレッシング、マヨネーズ、サプリメント、化粧品に利用したことを特徴とする液状汎用型油脂組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−156509(P2008−156509A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−347860(P2006−347860)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(504409543)国立大学法人秋田大学 (210)
【出願人】(591108178)秋田県 (126)
【出願人】(506427853)株式会社西木村総合公社 (1)
【Fターム(参考)】