説明

活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物

【課題】 本発明は、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物を提供する。
【解決手段】 活性酸素(フリーラジカルといわれることもある)は、病気や老化の原因として近年非常に注目されている。本発明は、大豆抽出物、イグサ抽出物およびオキアミ抽出物を混合して、納豆菌で発酵させた発酵液を含有することを特徴とする、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤。大豆抽出物、イグサ抽出物およびオキアミ抽出物を混合して、納豆菌で発酵させた発酵液を含有することを特徴とする、活性酸素除去機能を有する化粧料または飲食品。副作用がなく、日常的な健康維持剤、化粧料、飲料として利用ことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧品および飲食品の組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
活性酸素(フリーラジカルといわれることもある)は、病気や老化の原因として近年非常に注目されている。この活性酸素の害をいかに防ぐかが文明人が健康に暮らしていく上で大きな課題になっている。しかもライフスタイルで活性酸素の発生は減らすことができるし、活性酸素を排除する物質であるスカベンジャーは食品などから摂取することがわかってきた。
【0003】
酸素が人を傷つける人間は酸素なしには生きていけないが、酸素の副産物として、活性酸素というものができて細胞が傷つけられてしまう。体の中では活性酸素ができると組織や細胞の成分、代謝に不可欠な酵素が傷つけられてしまう。しかもこれら活性酸素は酸素が体の中の酵素などに反応して常につくられている。当然このままでは人間は活性酸素にやられてしまうが、活性酸素は極めて寿命が短いという特徴あり、免疫力と同様に人間が発育する過程で活性酸素の毒を消す物質(スカベンジャー)がたくさんつくられて体を守っている。
多くの成人病が活性酸素の影響を受けている。
【0004】
動脈硬化は活性酸素が、悪玉コレステロールで知られるLDLコレステロールを血管壁で脂質過酸化反応によって酸化させることが原因になっている。脳梗塞、心筋梗塞などの虚血性の病気も活性酸素が関係している。脳の血管性痴呆も動脈硬化関係するわけで、活性酸素が遠因になるが、アルツハイマー病における脳神経繊維の変化も老人斑も活性酸素による脂質過酸化反応がもたらすとされている。そもそも脳の酸素消費量は全体の5分の1にも及び、それに比例して活性酸素も大量に発生する。年を取ってからだの機能が衰えスカベンジャーの生成能力が落ちるとボケが始まるとも考えられる。
【0005】
スカベンジャーの代表格がSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)で、これはスーパーオキシド(過酸化酸素)を消去する酵素で活性酸素を作らせず、除去し、傷を修復するので命を守る働きが大きいといえます。このSOD作用を持つ食品として抗酸化剤のビタミンE,ビタミンC,ビタミンB2,ベータカロチン,ビタミンAなどがある。生き物の寿命はこのスカベンジャーの生成能力が衰え、活性酸素などを消去できなくなるからという考え方もある。老化の原因として注目されているわけです。したがって、活性酸素から体を守る食品は成人病ばかりではなく、老化も防ぐということになる。
【0006】
活性酸素から体を守る食品として、ニンジン、トマト、カボチャ、ピーマン、パセリ、ほうれん草、春菊、小松菜、カブ、大根の葉、ゴマ、胚芽、ハトムギ、キノコ類、レモン、イチゴ、みかん類、カキ、銀杏の葉、ドクダミ、クマザサ、シジミ、根コンブ、ヒジキ、牛肉、レバー、バター、牛乳、卵、納豆、魚肉、植物性油、緑茶等が知られている。
また、活性酸素と関係する病気は、皮膚癌、その他の癌、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、通風、糖尿病性網膜症、白内障、胃・十二指腸潰瘍、痴呆、パーキンソン病、老化、リウマチ性関節炎、肺気腫などが知られている。
【0007】
特開2003−81744号公報(特許文献1)には、甘草の地上部からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする抗酸化剤。前記抽出物が活性酸素消去作用および/またはラジカル消去作用を有することを特徴とする抗酸化剤が開示されている。
【0008】
特開2003−12538号公報(特許文献2)には、バカスを基材とする固体培地上
に、椎茸菌を接種し、次いで菌糸体を増殖して得られる菌糸体を含む固体培地を解束し、この解束された固体培地に、水およびセルラーゼ、グルコシダーゼまたはプロテアーゼから選ばれる酵素の1種またはそれ以上を、前記固体培地を30〜50℃に保ちながら添加し、そして前記固体培地を酵素の存在下に粉砕および擂潰して椎茸菌糸体抽出物を抽出し、次いで95℃までの温度に加熱することにより酵素を失活させ、かつ滅菌してなる椎茸菌糸体抽出物を含む抗酸化作用剤。前記椎茸菌糸体抽出物および任意成分として薬剤的に許容できる担体を含む、活性酸素種や過酸化脂質による酸化的細胞傷害が関与する疾患の治療用および/または予防用である請求項1に記載の抗酸化作用剤。前記疾患が、薬物や有害物質による肝障害、循環器系疾患、胃潰瘍および胃粘膜障害などの消化器官系疾患、呼吸器系疾患、糖尿病の合併症、皮膚疾患、癌、老化からなる群より選択される請求項2に記載の抗酸化作用剤が開示されている。
【0009】
特開2002−275018号公報(特許文献3)には、ウド(Aralia
cordata)から得られる抽出物を活性酸素除去成分として配合することを特徴とする皮膚外用剤。
ウド(Aralia cordata)の熱水抽出物を活性酸素除去成分として配合することを特徴とする皮膚外用剤。次の成分(A)及び(B)、(A)ウド抽出物(B)活性酸素除去剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。活性酸素
除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、ベータカロチン、アスタキサンチン、ルテイン等のカロテノイド類及びこれらを含有する動植物抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、タウリン、チオタウリン、大豆または卵由来のリン脂質、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、没食子酸及びその誘導体、ステビア、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、酵母抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、イチョウ抽出物、霊芝抽出物、ブドウ種子抽出物、ケイケットウ抽出物、緑茶、紅茶、烏龍茶等の茶抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンチアナ抽出物、サンザシ抽出物、ローズマリー抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、メリッサ抽出物、パセリ抽出物、ジコッピ抽出物、ビタミンA類及びそれらの誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンD類及びそれらの誘導体、ビタミンE及びその誘導体、グルタチオン及びその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれたものである皮膚外用剤が開示されている。
【0010】
特開2002−179581号公報(特許文献4)には、水丁香(Ludwigia octovalvis)、
魚針草(Anisomeles indica)、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、虱母草(Urena lobata)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscuta australis)、馬蹄金(Dichondra micrantha )、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、傷寒草(Vernonia cinerae )、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae )、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、金線蓮(Anoectochilus formosanus)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草
(Mesona procumbens)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus)、黄金桂(Cudrania
cochinchinensis var. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍船花(Clerodendrum paniculataum var. albifloraum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula
)、石上柏(Selaginella
doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、烏蕨(Sphenomeris chusana)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、山香(Hyptis suaveolens)、鶏眼草(Kummerowia striata )、海州常山(Clerodendrum trichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、蒼耳(Xanthium strumarium var. japonica)、咸豊草(Bidens pilosa var. minor)、鼠麹草 (Gnaphalium affine)、紫背草(Emilia sonchifolia)、含羞草(Mimosa pudica)、乳仔草(Euphorbia hirta)、車前草(Plantago formosana)、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var. formosona )、大甲草(Euphorbia formosana )、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、台湾何首烏(Polygonum
multiflorum var.hypoleucum )、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana )、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncariahirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var.roxburghiana)、金剣草(Rubialanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendrum inerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜虹花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅錘玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする皮膚老化防止剤。
【0011】
前記抽出物のうち、老化防止効果がメラニン生成抑制効果である、魚針草
(Anisomeles indica)、虱母草(Urena lobata )、菟絲子(Cuscuta australis)、馬蹄金(Dichondra micrantha)、苦職(Physalisangulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、金線蓮(Anoectochilus
formosanus)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、大青(Clerodendrum
cyrtophyllum )、菊花木(Bauhinia championi )、石上柏(Selaginella doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、蒼耳(Xanthium strumarium)、咸豊草(Bidens pilosa var.minor)、紫背草(Emilia sonchifolia)、車前草(Plantago formosana )、白花藤(Plumbagozeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona)、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana)、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、金剣草(Rubia lanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。抽出物のうち、老化防止効果がエラスターゼ阻害効果である、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var. gerontogea)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia
hyssopifolia)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、含羞草(Mimosa pudica )、倒地鈴(Cardiospermumhalicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolorvar. formosona)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var. hypoleucum)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var.
roxburghiana)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。
【0012】
前記抽出物のうち、老化防止効果が活性酸素除去効果である、水丁香(Ludwigia octovalvis)、魚針草(Anisomeles indica )、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscuta australis)、葉下珠(Phyllanthusurinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、傷寒草(Vernonia cinerae)、美人蕉(Canna indica)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae)、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草
(Mesona procumbens)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania
cochinchinensis var. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍船花(Clerodendrum paniculataum var.albifloraum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia
hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum )、山香(Hyptis suaveolens)、海州常山(Clerodendrumtrichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、鼠麹草(Gnaphalium affine)、含羞草(Mimosa pudica )、乳仔草(Euphorbia hirta)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona )、大甲草(Euphorbia formosana)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var. hypoleucum)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var.
roxburghiana)、車前草 (Plantago formosana)、倒地鈴(Cardiospermum
halicacabum)、金剣草(Rubia lanceolata)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendrum inerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜虹花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅錘玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤が開示されている。
【0013】
特開2002−173441号公報(特許文献5)には、マンネンタケ属に属するキノコおよびトリュフの中から一種または二種以上選ばれる抽出物を含有する生体の酸化防止または予防剤。マンネンタケ属に属するキノコおよびトリュフの中から一種または二種以上選ばれる抽出物を含有する活性酸素消去酵素の活性促進剤。活性酸素消去酵素がスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)またはカタラーゼである請求項2記載の酵素活性促進剤。マンネンタケ属に属するキノコが黒霊芝、霊芝(赤芝)、紫芝、マゴジャクシである酵素活性促進剤が開示されている。
【0014】
特開2001−199868号公報(特許文献6)には、次の成分(A)及び(B)、(A)人体液又は人体液類似の液状組成物(B)抗酸化剤を含有することを特徴とする外用剤。前記体液又は人体液類似の液状組成物が、細胞外液―血漿、組織液、リンパ液、結合組織液、細胞内液、細胞通過液等、又はこれらの類似組成物のうちから選ばれる1種又は2種以上を配合してなることを特徴とする外用剤。前記抗酸化剤が、アスコルビン酸、トコフェロール、リグナン、タンニン、フィチン、サポニン、グリチルリチン、ピリルビン、アルブミン、アントシアニン、ユビキノール、β−ジケトン、トラクリソン、クロロフィル、カロチノイド、グルタチオン、β−カロチンとそれらの誘導体、及び活性酸素消去効果を併せ持つSOD又はSOD様活性物(該SOD又はSOD様活性物は、ローズマリー、セージ、クローブ、タイム、コウキ、オレガノ、ジンジャー、シナモン、ダイオー、ゲンノショウコ、ユーカリ、茶、ハマメリス、イチゴ、ケール、ほうれん草、ルウ、ナッツメグ、ごま、米胚芽、マジョラム、メース、ファネル、イチョウ、ミツデソゾ、褐藻類、コーヒー豆、シマオウギ、Brussels sprouts,Alfalfa sproutsからの抽出物からなる群から選ばれたものである)、アミノ酸、フィチン酸、クエン酸、尿酸、ルチン、テルペノイド、ポリフェノール、フラボノイド、カテキン、ピクノジェノール、アルカロイド、メラノイジン、コエンザイム、ヒドロキシ桂皮酸とそれらの誘導体のうちから選ばれる1種或いは2種以上を配合してなることを特徴とする外用剤。
【0015】
前記体液類似の液状組成物が、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素、リン酸塩、硫酸塩、炭酸塩からなる群から選ばれる主成分たる第一群、鉄、フッ素、ケイ素、亜鉛、ストロンチウム、ルビジウム、鉛、マンガン、銅からなる群から選ばれる微量元素たる第二群、アルミニウム、カドミウム、スズ、バリウム、水銀、セリン、ヨウ素、モリブデン、ニッケル、ホウ素、クロム、ヒ素、コバルト、バナジウムからなる群から選ばれる超微量元素たる第三群、ブドウ糖、尿素、クレアチニン、ピリルビンからなる群から選ばれる非電解質たる第四群のうちの該第一群を必須成分とするものであり、所望により第二群乃至第四群の各群のうちの1種若しくは2種以上の成分を適宜選択して第一群に添加、またはこれら第二群乃至第四群の成分を添加しないものであることを特徴とする外用剤。一般的に体液に組成が近いとされる海水、即ち浅層海水、深層海水、海塩即ち浅層海水塩、深層海水塩を用い、これに不足する成分を更に添加することにより組成を調整したものであることを特徴とする外用剤が開示されている。
【0016】
特開2001−181173号公報(特許文献7)には、甜茶抽出物を有効成分とする美白剤。
甜茶抽出物を含有することを特徴とする美白外用剤。(A)甜茶抽出物(B)美白剤、活性酸素除去剤、抗酸化剤、抗炎症剤、紫外線防止剤から選ばれる薬効剤の一種又は二種以上を含有することを特徴とする美白外用剤。
成分(B)の美白剤が、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体並びにその塩、システイン及びその誘導体並びにその塩、エラグ酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ビタミンC及びその誘導体並びにそれらの塩、グルタチオン及びその誘導体並びにそれらの塩、胎盤抽出物、レゾルシン及びその誘導体並びにそれらの塩、カキョク抽出物、ビャクレン抽出物、センプクカ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンペンズ抽出物、ソウハクヒ抽出物、トウキ抽出物、イブキトラノオ抽出物、クララ抽出物、サンザシ抽出物、シラユリ抽出物、ホップ抽出物、ノイバラ抽出物、マイカイカ抽出物、ゴカヒ抽出物、モッカ抽出物、黒砂糖抽出物、小麦胚芽抽出物、インチンコウ抽出物、ヨクイニン抽出物、タラノキ抽出物、コケモモ抽出物、アルテア抽出物およびブドウ種子抽出物から選ばれたものであ美白外用剤。
【0017】
成分(B)の活性酸素除去剤が、SOD、マンニトール、ベータカロチン等のカロテノイド類、アスタキサンチン、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘導体、没食子酸、没食子酸誘導体、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、海藻抽出物、ヤシャジツ抽出物およびジコッピ抽出物から選ばれたものである美白外用剤。
【0018】
成分(B)の抗酸化剤が、ビタミンA類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンB類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンD類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE及びその誘導体並びにそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれたものである美白外用剤。
【0019】
成分(B)の抗炎症剤が、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、ε−アミノカプロン酸、ジクロフェナクナトリウム、アシタバ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、ウコン抽出物、オトギリソウ抽出物、オウバク抽出物、カミツレ抽出物、キンギンカ抽出物、クレソン抽出物、コンフリー抽出物、サルビア抽出物、シコン抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、チャ抽出物、トウキンセンカ抽出物、ニワトコ抽出物、ホオウ抽出物、ムクロジ抽出物、ヨモギ抽出物およびユーカリ抽出物から選ばれたものである美白外用剤。
【0020】
成分(B)の紫外線防止剤が、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸アミル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ホモメンチル、4−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸エトキシエチル、4−メトキシケイ皮酸カリウム、4,5−ジイソプロピルケイ皮酸メチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−t−ブチル−4'−メトキシ−ジベンゾイルメタン、酸化チタン、酸化亜鉛および酸化鉄から選ばれたものである美白外用剤が開示されている。
【0021】
特開2001−122765号公報(特許文献8)には、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当帰,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,タイソウ,オウゴン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジツ,地黄,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,イチョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、およびタンニン酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤。前記の活性酸素消去剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧料が開示されている。
【0022】
特開2001−140号公報(特許文献9)には、米糠類および大豆類を含む発酵原料を枯草菌で液体培養して得られる発酵エキスと、ビール酵母および/またはほうじ茶エキスとを含有してなる活性酸素除去用組成物。発酵エキスが、少なくとも米糠類および大豆類を含み、pH7.5〜10に調整した液体培地に枯草菌を接種し、好気性雰囲気下で培養し、該培養液を濾別して得られる発酵水溶液を凍結乾燥させたものである請求項1に記載の活性酸素除去用組成物。枯草菌が納豆菌である活性酸素除去用組成物。発酵エキスがさらに緑茶を水および/またはエタノールで抽出して得られる緑茶エキスを含むものである活性酸素除去用組成物。
【0023】
発酵エキスと緑茶エキスとの割合が、発酵エキス/緑茶エキス=1/0.01〜0.5(乾物重量比)である活性酸素
除去用組成物。少なくとも米糠類および大豆類を含み、pH7.5〜10に調整した液体培地に枯草菌を接種し、好気性雰囲気下で培養し、該培養液を濾別して得られる発酵水溶液を凍結乾燥して発酵エキスとなし、該発酵エキスにビール酵母および/またはほうじ茶エキスを含有せしめることを特徴とする活性酸素除去用組成物の製造法。発酵水溶液または発酵エキスに、緑茶を水および/またはエタノールで抽出して得られる緑茶抽出液または該抽出液を乾燥して得られる緑茶エキスを、固形物の重量比が発酵エキス/緑茶エキス=1/0.01〜0.5となるように混合することを特徴とする活性酸素除去用組成物の製造法。前記の活性酸素除去用組成物を配合してなる食用組成物が開示されている。
【0024】
特開2000−327550号公報(特許文献10)には、次の成分(A)及び(B)。(A)カムカム抽出物(B)活性酸素除去剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。活性酸素除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、カロチノイド類、ハイドロキノン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、タウリン、チオタウリン、リン脂質、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、ビタミンA類及びそれらの誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体、ビタミンC類及びそれらの誘導体、ビタミンD類及びそれらの誘導体、ビタミンE類及びそれらの誘導体、グルタチオン及びその誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸及びその誘導体から選ばれたものである皮膚外用剤。活性酸素除去剤の含有量が0.0001〜5重量%である皮膚外用剤。
【0025】
活性酸素除去剤が、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、ステビア抽出物、カンゾウ抽出物、酵母抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、イチョウ抽出物、霊芝抽出物、ブドウ抽出物、ケイケットウ抽出物、茶抽出物、甜茶抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンチアナ抽出物、サンザシ抽出物、ローズマリー抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、メリッサ抽出物、パセリ抽出物、ジコッピ抽出物、レタス抽出物、キュウリ抽出物、ビフィズス菌代謝産物から選ばれたものである皮膚外用剤。活性酸素
除去剤の含有量が乾燥固形分として0.0001〜5重量%である皮膚外用剤。カムカム抽出物の含有量が、乾燥固形分として0.0001〜5重量%である皮膚外用剤が開示されている。
【0026】
特開2000−229828号公報(特許文献11)には、トマト搾汁液を有効成分として含有することを特徴とする美白用皮膚外用剤。さらに、美白剤、活性酸素除去剤、抗酸化剤、抗炎症剤および紫外線防止剤よりなる群から選ばれる薬効成分の一種又は二種以上を含有することを特徴とする美白用皮膚外用剤。美白剤が、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにグルタチオン及びその誘導体よりなる群から選ばれる一種又は二種以上であるの美白用皮膚外用剤。
【0027】
美白剤が、胎盤抽出物、センプクカ抽出物、ケイケットウ抽出物、カンゾウ抽出物、サンペンズ抽出物、ソウハクヒ抽出物、トウキ抽出物、イブキトラノオ抽出物、クララ抽出物、サンザシ抽出物、シラユリ抽出物、ホップ抽出物、エイジツ抽出物、マイカイカ抽出物、ゴカヒ抽出物、モッカ抽出物、黒砂糖抽出物、インチンコウ抽出物、ヨクイニン抽出物、海藻抽出物、サイシン抽出物並びに米発酵抽出物よりなる群から選ばれる美白用皮膚外用剤。活性酸素除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、マンニトール、カロテノイド類、アスタキサンチン、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体並びに没食子酸及びその誘導体よりなる群から選ばれる一種又は二種以上である美白用皮膚外用剤。
【0028】
活性酸素除去剤が、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽
出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、ヤシャジツ抽出物、ジコッピ抽出物、ローズマリー抽出物、シャクヤク抽出物、ブドウ種子抽出物、ステビア抽出物並びに酵母抽出物よりなる群から選ばれる一種又は二種以上である請求項2記載の美白用皮膚外用剤。
【0029】
抗酸化剤が、ビタミンA類及びそれらの誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体、ビ
タミンD類及びそれらの誘導体、ビタミンE類及びそれらの誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン並びにブチルヒドロキシアニソールよりなる群から選ばれる一種又は二種以上である美白用皮膚外用剤が開示されている。
【0030】
特開2000−229827号公報(特許文献12)には、トマト色素を有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。トマト色素が、トマト処理物を遠心分離して液体部分を採取し、これを精密濾過して非透過物を採取することにより得られるリコピン複合体を主成分とするものである皮膚外用剤。さらに添加された活性酸素除去剤が、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンザシ抽出物、マイカイカ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、ヤシャジツ抽出物、ジコッピ抽出物、ステビア抽出物並びにエイジツ抽出物よりなる群から選ばれる一種または二種以上である皮膚外用剤が開示されている。
【0031】
特開2000−212026号公報(特許文献13)には、((A)アセロラ抽出物、及び(B)活性酸素除去剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。活性酸素除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、カロテノイド類及びこれらを含有する動植物抽出物、ハイドロキノン及びその誘導体並びにそれらの塩、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、タウリン、チオタウリン、大豆及び卵由来のリン脂質、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、没食子酸及びその誘導体、ステビア抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、酵母抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、イチョウ抽出物、霊芝抽出物、ブドウ種子抽出物、ケイケットウ抽出物、茶抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンチアナ抽出物、サンザシ抽出物、ローズマリー抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヤシャジツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、メリッサ抽出物、パセリ抽出物、ジコッピ抽出物、ビタミンA類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンB類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンC類及びその誘導体並びにそれらの塩、ビタミンD類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE類及びその誘導体並びにそれらの塩、グルタチオン及びその誘導体並びにそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソールから選ばれたものである皮膚外用剤が開示されている。
【0032】
特開2000−128762号公報(特許文献14)には、活性酸素除去剤が、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、マンニトール、ベータカロチン等のカロテノイド類、アスタキサンチン、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘導体、没食子酸、没食子酸誘導体、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、海藻抽出物、ヤシャジツ抽出物並びにジコッピ抽出物よりなる群から選ばれた一種または二種以上である美白用皮膚外用剤が開示されている。
【0033】
特開平11−292785号公報(特許文献15)には、アガリクス茸(Agaricus blazei Murill)菌糸体抽出物及びアガリクス茸(Agaricus blazei
Murill)菌糸体培養濾液から選択される1種又は2種以上と、活性酸素消去剤を配合して成る、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、活性酸素消去作用を有する植物抽出物であることを特長とする、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、カロテノイド,フラボノイド,タンニンから選択される1種又は2種以上の成分を含有する植物抽出物であることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、ハマメリス(Hamamelis japonica Sieb.et Zucc.
, Hamamelis obtsusata Makino , Hamamelis japonica
Sieb.et Zucc.var.obtsusata Matsum. , Hamamelis virginiana
L. , Hamamelis mollis Oliv.),コナラ属,トチノキ属,ワレモコウ属,ボタン属,イチョウ(Ginkgo bibloba L.),カバノキ属,パセリ(Petroselium saticum , Petroselium sativm Hoffm. , Petroselium
crispum Nyman , Petroselium hortense Hoffm. , Petroselium
crispum (Mill.) Nym. ex A. W. Hill , Apium petroselium L.)から選択される1種又は2種以上の植物の抽出物であることを特長とする、皮膚外用剤が開示されている。
【0034】
活性酸素
消去剤が、ハマメリタンニンであることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、カロテノイド,フラボノイド,タンニンから選択される1種又は2種以上の成分であることを特長とする、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、スーパーオキシドディスムターゼ,没食子酸及びその塩若しくは誘導体,ハイドロキノン及びその塩若しくは誘導体から選択される1種又は2種以上の成分であることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、チオレドキシン,チオレドキシンリダクターゼ及びこれらの複合体の1種又は2種以上の成分であることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、チオレドキシン,チオレドキシンリダクターゼ及びこれらの複合体の1種又は2種以上の成分と、還元型ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドリン酸とからなることを特長とす皮膚外用剤が開示されている。
【0035】
特開平11−292784号公報(特許文献16)には、アガリクス茸(Agaricus blazei Murill)子実体の抽出物と、活性酸素消去剤を配合して成る、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、活性酸素消去作用を有する植物抽出物であることを特長とする、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、カロテノイド,フラボノイド,タンニンから選択される1種又は2種以上の成分を含有する植物抽出物であることを特長とする請求項1に記載の皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、ハマメリス(Hamamelis japonica Sieb.et Zucc.
, Hamamelis obtsusata Makino , Hamamelis japonica
Sieb.et Zucc.var.obtsusata Matsum. , Hamamelis virginiana
L. , Hamamelis mollis Oliv.),コナラ属,トチノキ属,ワレモコウ属,ボタン属,イチョウ(Ginkgo bibloba L.),カバノキ属,パセリ(Petroselium saticum , Petroselium sativm Hoffm. , Petroselium
crispum Nyman , Petroselium hortense Hoffm. , Petroselium
crispum (Mill.) Nym. ex A. W. Hill , Apium petroselium L.)から選択される1種又は2種以上の植物の抽出物であることを特長とする、皮膚外用剤が開示されている。
【0036】
活性酸素消去剤が、カロテノイド,フラボノイド,タンニンから選択される1種又は2種以上の成分であることを特長とする、皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、ハマメリタンニンであることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、スーパーオキシドディスムターゼ,没食子酸及びその塩若しくは誘導体,ハイドロキノン及びその塩若しくは誘導体から選択される1種又は2種以上の成分であることを特長とする皮膚外用剤.活性酸素消去剤が、チオレドキシン,チオレドキシンリダクターゼ及びこれらの複合体の1種又は2種以上の成分であることを特長とする皮膚外用剤。活性酸素消去剤が、チオレドキシン,チオレドキシンリダクターゼ及びこれらの複合体の1種又は2種以上の成分と、還元型ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドリン酸とからなることを特長とする皮膚外用剤が開示されている。
【0037】
特開平8−3551号公報(特許文献17)には、仙草由来の抗酸化剤および活性酸素
消去剤。 仙草を水若しくは親水性有機溶媒で抽出して得られる有効成分を含有する抗酸化剤および活性酸素消去剤が開示されている。
【0038】
特開平6−24937号公報(特許文献18)には、リュウタン,キキョウ,ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,半夏,当帰,桂皮,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,ビャクシ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,オウゴン,陳皮,ウコン,ゴシュユ,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、およびL−システイン,グルタチオン,マンニトール,没食子酸,ソルビン酸カリウム,アセチルアセトン,トリエタノールアミン,タンニン酸,4−t−ブチル−4'−メトキシ−ジベンゾメタン,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とするムコ多糖類断片化抑制剤。ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根,サイコ,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,ブクリョウ,甘草,シャクヤク,辛夷,半夏,当帰,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,麻黄,黄柏,杏仁,乾姜,タイソウ,オウゴン,陳皮,ウコン,忍冬,キョウジツ,地黄,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,オニオン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケ,イチョウ,ひじき,いぎす,こんぶ,あらめ,オニワカメ,からなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物群、およびタンニン酸,2−ヒドロキシ−4−メチルベンゾフェノン−5−硫酸塩からなる化合物群のいずれか一方の群若しくは両方の群より選択された1種または2種以上を有効成分として含有することを特徴とする活性酸素消去剤が開示されている。
【0039】
特公平8−40号公報(特許文献19)には、米糠類、大豆類及び水を含み、アルカリ剤にてpHを7.5〜10に調整された液体培地に納豆菌若しくは枯草菌を接種し、好気性雰囲気下において培養させ、濾過して製造した発酵水溶液又は該発酵水溶液の蒸発残分に、水及びエタノールのうちの少なくとも1種を含む溶媒にて抽出してなる水溶性緑茶抽出エキス又は該水溶性緑茶抽出エキスの蒸発残分を含有させてなることを特徴とする活性酸素抑制組成物。米糠類、大豆類及び水を含み、アルカリ剤にてpHを7.5〜10に調整された液体培地に納豆菌若しくは枯草菌を接種し、好気性雰囲気下において培養させ、濾過して発酵水溶液を製造し、該発酵水溶液に、水及びエタノールのうちの少なくとも1種を含む溶媒にて抽出して製造された水溶性緑茶抽出エキスを配合して、水溶液状の活性酸素抑制組成物を製造することを特徴とする活性酸素抑制組成物の製造方法が開示されている。
【0040】
しかしながら、これらのものは、高価なものであったり、その効果において必ずしも満足できるものではないとも言える。
【特許文献1】特開2003−81744号公報
【特許文献2】特開2003−12538号公報
【特許文献3】特開2002−275018号公報
【特許文献4】特開2002−179581号公報
【特許文献5】特開2002−173441号公報
【特許文献6】特開2001−199868号公報
【特許文献7】特開2001−181173号公報
【特許文献8】特開2001−122765号公報
【特許文献9】特開2001−140号公報
【特許文献10】特開2000−327550号公報
【特許文献11】特開2000−229828号公報
【特許文献12】特開2000−229827号公報
【特許文献13】特開2000−212026号公報
【特許文献14】特開2000−128762号公報
【特許文献15】特開平11−292785号公報
【特許文献16】特開平11−292784号公報
【特許文献17】特開平8−3551号公報
【特許文献18】特開平6−24937号公報
【特許文献19】特公平8−40号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0041】
本発明は、体内に多量に蓄積した場合、ガンや動脈硬化、糖尿病、老化、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患など様々な病気を引き起こす活性酸素を除去する機能を有する組成物を提供しようとするものであり、特に化粧品用、飲食品用の用途に供するものである。
【0042】
イグサ(Juncus 属)は約220種が世界に分布している。比較的湿度の高い地域で育ちやすいことから,日本,中国,東南アジアにおいて主に栽培されている。栽培されたJuncus 属は,敷物やモップとして世界中で利用されている。日本ではJuncus 属の植物を「イグサ」と呼んでおり,柔道のマットや室内のカーペットとして,約600年以上も前より使われてきた。
【0043】
イグサは毒性がなく,古来より利尿薬,消炎薬などの薬草として用いられてきた歴史がある。漢薬の臨床と応用では,利尿薬として,あるいは水腫の治療として,一回1.5〜3 g服用すると良いと書かれている。さらに新訂和漢薬では,切り傷,出血,打撲にイグサを噛み潰したものを塗布すると症状が改善されると書かれている。イグサには腸管出血性大腸菌O157に対して抗菌作用を有していることが明らかとなっている。その他にも腸管出血性大腸菌O26、O111、食中毒件数で最も多いサルモネラ菌、牛乳汚染で問題になった黄色ブドウ球菌、さらには腐敗細菌である枯草菌やミクロコッカス菌に対しても抗菌作用があった。また抗菌成分は酸や熱に強いことも明らかになっている。このためイグサを食べた場合、酸度が強い胃を通過しても抗菌性が失われない状態で速やかに腸に達することから、イグサの食中毒未然防止を目的とした活用法研究されている。
【0044】
しかし近年「活性酸素」の研究が進むにつれて、酸素の「毒性」が明らかになってきた。酸素というものは文字通り何でも物を酸化してしまうという働きがある。鉄が錆びたり、切ったリンゴが黒くなるのも酸素が影響している。活性酸素は酸素の約1500倍の酸化力を有しており、少量では免疫効果を発揮するものの、体内に多量に蓄積した場合、ガンや動脈硬化、糖尿病、老化、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患など様々な病気を引き起こすことで知られている。疾患の約90%は活性酸素が原因とさえ言われている。活性酸素は酒やタバコを飲んだり、ストレスが溜まったり、空気が汚れた環境で生活したり、食品添加物を多く含む食品を食べることで、体内に蓄積される。しかしこれらは現代生活において避けては通れないものばかりで、活性酸素を消去する食品を日常的に食べることが必要であると考えている。
【0045】
イグサは活性酸素の消去に優れた植物であり、イグサ1gあたりで4200単位もの活性酸素を消去することが明らかとなった。この値は、同じく活性酸素を消去することで有名な青汁の原料であるケールの約5倍もの高さである。イグサは食物繊維が100gあたり63gもの量を占めている。これは様々な農作物の中でもかなり高い値であり、レタスの約40倍、サツマイモの約9倍、ほうれん草の約2倍にあたる。食物繊維はコレステロール抑制効果、血糖値上昇抑制効果、大腸ガンの発生抑制効果など多くの効能を有していることが既に明らかになっている。
【0046】
ところで、稲藁から枯草菌をスクリ−ニングすると、30〜35程の菌が分離される事は昔から判明している。これらの菌は、納豆菌の類縁性の菌(枯草菌)であるとされている。昔から日本には、微生物を利用した伝統的発酵食品が多く存在しているが、糸引納豆もその内の一品であり、安全しかも薬効に勝れた栄養素の豊富なことは他に類のない無塩発酵食品である。安全制と薬効、栄養素が保たれたのは、自然界で生存している納豆菌(枯草菌の一種)と大自然の大地から収穫された有機栽培の大豆と千年の長期間改良することなく自然に発酵さす技術によって造られてきたからである。古来より糸引納豆も医食同源として、古書「本朝食鑑」に記述されており、伝染病の予防によく食べられていたようであり特に、赤痢・チフス・風邪に民間療法として使われ、皮膚病のシラクモ、ハタケに糸引納豆の糸(粘り)を軟豪としてもちいられていたし、胃腸薬としても市販されている近年は、高血圧・脳血せん・心筋こうそくの予防に効果があるとの発見もあり、糸引納豆の糸(粘り)が骨粗しょう症に薬効があることが研究の結果判明された。
【0047】
糸(粘り)に含まれているビタミンKが体内のカルシウムを増す大きな役目を果たしている。精神の安定にも寄与されることも判り、納豆ご飯をまる呑みしても、糸(粘り)には、セルラーゼと言う酵素が含まれているので、消化を助ける力があり、そのうえ坑がん性免疫性を始め、0-157の食中毒に糸引納豆の粘り(糸)が病原性大腸菌に抗菌効果がある事が研究発表され話題となった。これらの薬効のある糸引納豆はすべて良品質のものでなくてはならない。
【0048】
自らが善玉菌となって悪玉菌をやっつける納豆菌と同時に、ビフィズス菌など他の善玉菌を増やしてやる。そんな力が納豆菌にある。摂取する納豆菌は胞子状になっていますからとても安定しているし、胃酸に出会っても簡単には死ぬことはない。その菌が胃を通り、あるものは途中で分裂繁殖し、あるものは胞子の形のまま腸に達する。その数も何億、という単位だとされている。腸の中には、善玉菌から悪玉菌に至るまでさまざまな腸内細菌があり、それらが相互に作用しながら、各種の酵素を製造したり腸の中の清掃を行なったりしている。納豆菌はそれらの善玉菌と共同して、特殊な酵素を作り出し、その酵素の力で便秘や下痢などで発生した腐敗菌を殺し、善玉菌を増やしている。これが現在推定されている納豆菌の整腸作用のしくみである。
【0049】
酵素と言えば、納豆菌の酵素作用は、すでに医学で実用化されており、消化剤が精製されている。最近、「食品の機能性」とか「機能性食品」という言葉がずいぶんいわれるようになったが、私たちが食べている食品を、生きていくうえで必要な栄養素である一次機能、食べたらおいしそうだなと感覚に訴える二次機能、さらにもう一つ、「生体調節機能」があるとして、三次機能と名づけられている。この第三の機能は、免疫力を高め、病気の予防や回復、老化の予防などのように私たちの身体の働きをコントロールし、健康なからだを維持する働きである。発酵食品である納豆には、栄養たっぷりの大豆と食欲をそそる納豆のおいしさに加え、三次機能の性質がことのほか高いように思われる。生のまま食べると下痢をするような豆のたんぱく質を微生物の力を借りて食べられる形へとつくりかえた発酵食品の納豆はまさに古代人の生活の知恵といえる。健康と寿命を延ばす要因にはいろいろなものがあるが、個人の注意により確実に健康を維持できる要因は食生活にある。納豆は、栄養豊富なうえに整腸作用に優れた発酵食品で、当時とても貴重な薬餌であった。
【0050】
亀田博士の次のような実験もある。「両足の付け根にガン細胞を移植したハツカネズミの片方の足にだけ、納豆菌を注入してその後のガンの発達を観察したところ、納豆菌を注入しなかった足にはガンが発生していたが、注入したほうにはガンはなく、あったとしても半分以下の確率だった。」このことが新聞に発表されて大きな話題となったが、納豆菌がどんなメカニズムでガンを抑えるかについては不明な部分がある。
【0051】
そのほか納豆菌の胞子にはどのような医学的な効果があるのか、それを実験するために高血圧になりやすい血統にあるラットを選出し、そのラットに高血圧の元とも言うべき塩分を与えて高血圧の素地を作りながら、これらのラットを二つのグループに分けて行った実験がある。そして一方には納豆を与え、一方には何も与えない実験をした。その結果は、納豆を与えたラットは高血圧になりにくく、長命であったのに対して、納豆を与えなかったラットは高血圧になり短命であった。その結果を踏まえて、納豆の何に効果があったかを調べたところ、納豆菌の胞子に強い血圧上昇防止力があるということが分かっている。
【0052】
同じくネズミによる実験ですが、納豆菌に含まれる成分を慢性すい炎を起こしていたネズミに与えたところ、改善したという実験報告がある。納豆菌の隠れた力に、最近、大きな注目を集めているのが血栓溶解酵素「ナットウキナーゼ」の発見である。これこそ納豆菌と大豆の出会いによって生まれた究極の成分と言える。というのも、このナットウキナーゼは大豆と納豆菌が出会うことでしか生まれないからである。大豆が納豆菌の作用によって発酵した結果生まれた、あの納豆独特の粘りに含まれている。
【0053】
ちなみにあの納豆のネバネバ成分のほとんどは、γ-グルタミン酸というアミノ酸の一種で旨味成分の一つである。このナットウキナーゼには、血栓ができるのを予防し血栓を溶かす働きがある。岡山県立短期大学の須見洋行氏は、納豆の成分効果を研究しようと、人工的に作った血栓(血の固まり)の上に納豆を乗せ、体温と同じ37℃に保って変化を見たところ、見事に血栓が溶解しているのが発見した。その原因成分を探ってみたところ、納豆のネバネバに含まれる一つの酵素に行き着き、それを納豆の名前にちなんで「ナットウキナーゼ」と呼ぶことにしたのです、納豆の中の一成分が、死亡原因において高い比率を占める心筋こうそくや脳血栓、脳卒中などの原因となる血栓を予防したり、血栓を溶解する働きがある。今大きな社会問題にもなっているこれらの病気の後遺症、ボケをも防いてくれる可能性がある。
【0054】
血栓を予防するために人間の身体の中に分泌される成分にプラスミンという酵素があり、このプラスミンという酵素の合成には、血管壁の内側の細胞から血液中に放出されるある物質が必要であり、その物質が不足するから血栓症になると言われる。ナットウキナーゼはその物質と大きな関わりがあるらしいのであるが、でも分かっているのはそこまで。おそらくナットウキナーゼは、その物質の分泌を促進する働きがあると推定されていますが、定かではない。ともあれ、このナットウキナーゼの働きが解明されれば、成人病予防、死亡率の低下、ボケの防止などに大きな力を発揮すると思われる。
【0055】
もちろん納豆を食べていれば、このナットウキナーゼは自然に摂取できる。動物実験によって、このナットウキナ一ゼは胃や腸に入っても活動を続けていると言われる、この点が納豆菌とよく似ていると思われる。血栓というのは、血管の中にゴミのような塊ができて、それが文字通り血管に栓をしたり、血液の流れを妨害したりするもので、そうなるとそこから先に血液が送られず細胞も死んでしまう。それが心臓に起これば「心筋梗塞」で、脳血管で起これば「脳梗塞」などになる。こうした急に激しい苦しみを伴うものに対して、微小血管の流れがしだいに悪くなり無自覚のうちに、その流域の脳細胞が弱ってくるのが脳血管性のボケである。血液中に常に大過剰量含まれているフィブリノーゲンという蛋白が、血小板という細胞、および血液凝固系と呼ばれる凝固を起こす複数の酵素の働きによって、固まってできたものがフィブリンである。
【0056】
ナットウキナーゼは血液中のプラスミンに似た強力な酵素で、納豆菌によって合成されるもので、大豆そのものや豆腐などの製品には含まれていない。動物実験でナットウキナーゼは胃(酸性)を通過し、腸(アルカリ性)でも活性は失われないし、経口で与えた場合でも、血管内の血栓の溶けることが既に確かめられている。それらを考え合わすと、納豆を日頃から食べていれば、血液中の血栓の溶解活性を高める効果が十分に期待できるといわれている。実はこうした血栓というのは、常に我々の体の中でできている。というのは、血管はいつもいろいろの原因で傷つき出血を起こす危険にさらされているわけで、それを防ぐために血栓は必要なのである。つまり、血栓とは、決して一方的に悪いものではなく、血栓ができている間に生体は血管を修復し、それが終わった後に、今度はすみやかに用済みとなった血栓を溶かすというわけである。そしてこの線維素(血栓のこと)を溶かすのが、線溶系と呼ばれる酵素群であり、この活性が先ほどの凝固系の活性とバランスがとれていればよいのだが、それが崩れた場合にいろいろな問題が起こってくる。
【0057】
さて、プランクトン、そのうちの動物プランクトン、とりわけ、オキアミ類の持つ栄養
成分に注目した。植物プランクトンには1ミクロン(1ミリの千分の1)に満たない原始的な藻類から、1ミリを越える大型の珪藻までさまざまなものがいる。一方、動物プランクトンにもさまざまな形や大きさのものがいて、それぞれの生活に合ったやり方で植物プランクトンを食べる。甲殻類のオキアミ類(数センチ)やカイアシ類(数ミリ)は口のまわりの脚を使って大型の藻類(数十〜数百ミクロン)をこしたり捉えたりして食べる。 原生生物のように非常に小さい動物プランクトン(数十〜数百ミクロン)は、さらに小さい藻類やバクテリアを餌にする。また、オタマボヤのように餌をこし分けるための特別なフルイを使って小さなプランクトンだけを食べるものもいる。
【0058】
オキアミ類は現在世界中で85種類が分類される。オキアミの「オキ」は「沖」を意味し、海洋の沿岸から沖合水域に広く分布し、基本的には終生浮遊生活を送る。オキアミ類は分類学上は甲殻類上綱、軟甲綱、真軟甲亜綱、ホンエビ上目、オキアミ目に属し、外観はアミ類やエビ類と類似していますが、分類学上は全く異なる動物群である。オキアミ類は他の甲殻類と同様に、脱皮変態して形が異なる発育段階を経て、成体となる。まず、卵が産み落とされて、それが孵化してノープリウス幼生となる。
【0059】
このノープリウス幼生は1、2期があり、その次にメタノープリウス幼生となる。メタノープリウス幼生が脱皮して、エビ型のカリプトピス幼生となる。カリプトピス幼生期は3期からなり、この期で体は基本的に二つに分かれ、口器が完成し餌が取れるようになる。続くファーシリア幼生は6期あり、この期間で腹脚や胸脚が発達し、鰓も出現し、発光器、尾節、複眼の発達もみられる。ジュベニルになると全ての脚が完成し、尾節も明確になり、体形は成体型となる。ただし、生殖腺が未発達で、第2次性徴はみられず、雌雄の判別は因難である。ナンキョクオキアミの場合、表層で産み落とされた卵は沈んでいく過程で、孵化までのステージが進んでいき、水深数千メートル付近で孵化する。孵化後ノープリウス幼生、メタノープリウス幼生と発育段階が進むに連れ、徐々に上層に上がっていき、餌の摂食が可能となるカリプトピス幼生、ファーシリア幼生のころには、餌となる植物プランクトン等がいる表層付近にたどり着くようになる。卵が沈降途中、水深500メートルくらいの大陸棚等に着いた場合はその場で卵の発育が進行し、幼生も大陸棚の海底付近で発育段階が進み、水深数千メートル付近で孵化したものと同様に、摂食できるころに表層付近に上昇することになる。
【0060】
一般的にオキアミ類は幼生期には植物プランクトンを餌としている。ジュベニルや成体のものは種類や生息環境によって、多少の違いがあるが、胸脚を用いた摂食が基本となる。最も多く見られる摂食方法はろ過摂食である。これは胸脚を広げて、海水中の植物プランクトンや小型の動物プランクトンをろ過する方法である。また、胸脚を使って、中型の動物プランクトン等を捕まえて食べる方法もある。氷の下についた植物プランクトンを胸脚を使って、掻き取ったり、泥中の生物を捕まえたり、海中のデトライタスを摂食したりと様々な摂食パターンがある。
【0061】
このようにオキアミ類は植物プランクトン等を食べ、そのオキアミを魚類等が餌とし、生体内部には豊富な栄養分がある。すなわち、EPA(やDHA)を含む植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、それをいわしなどの小型魚がエサにし、さらにまぐろなどの大型回遊魚がいわしなどを食べる”、という食物連鎖の結果、これらの魚の体内に蓄積されていると考えられている。EPAの主な作用は、血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果)悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。その結果、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高脂血症、高血圧、肥満といった生活習慣病の予防・改善に効果を発揮する。また
・アレルギー症状の予防・改善・抗がん作用 があることも知られている。血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果) ・悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす、でも酸化を防ぐ成分と一緒に摂らないとすぐに酸化してパワーを発揮できない。 “血液サラサラ効果”をはじめ、数々の優れた作用をもつEPA、DHAであるが、実は弱点もある。それは“体内で酸化されやすい”という性質。酸化されたEPA、DHAは体内の活性酸素を増やしてしまうので、からだにとってはかえってマイナスに働いてしまう。そこで、強力な抗酸化物質であるビタミンEやビタミンCとの併用が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0062】
本発明者は、下記の構成を要件とした活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物を提供する。すなわち、大豆抽出物とイグサ抽出物およびオキアミ抽出物を、納豆菌で発酵させた発酵液を含有することを特徴とする、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物である。
【発明の効果】
【0063】
本発明によれば、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物を提供でき、活性酸素を消去する機能を有し、活性酸素を消食物繊維はコレステロール抑制効果、血糖値上昇抑制効果、大腸ガンの発生抑制効果など多くの効能を有し、血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果)悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。その結果、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高脂血症、高血圧、肥満といった生活習慣病の予防・改善に効果を発揮する。血液の凝固を防ぎ、血流をよくする(血液サラサラ効果)悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。その結果、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高脂血症、高血圧、肥満といった生活習慣病の予防・改善に効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0064】
大豆抽出物とイグサ抽出物および、オキアミ抽出物を納豆菌で発酵させた発酵液から成ることを特徴とする、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤およびそれを含有する化粧用組成物及飲食品用組成物を得る。
【実施例】
【0065】
以下に本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるみのではない。
[イグサの抽出液の調製]
乾燥粉砕した原料100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠
心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをイグサ抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調整した。
【0066】
[大豆の抽出液の調製]
乾燥粉砕した原料100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠
心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを大豆抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調整した。
[オキアミの抽出液の調製]
乾燥粉砕した原料100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、
遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをオキアミ抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの抽出液として調製した。
[納豆菌による発酵]
イグサの抽出液と大豆の抽出液とオキアミの抽出液を等量(3.3mlずつ)混合し水で1Lに希釈調整してから、納豆菌を接種して、好気的条件下で、40℃で24時間発させ、さらに10℃の冷蔵庫で24時間熟成させたものを、再度10℃でろ過し、その後減圧下で、10mlまで濃縮し、納豆菌発酵液とした。なお、それぞれ単独の抽出液の場合は、それぞれ10mlを水1Lに希釈してから、同様にして発酵させたのち、上述のようにして抽出液を得た。
【0067】
スーパーオキサイド消去試験(NBT法)上記、調製法で得られた抽出物について、下記の試験法によりスーパーオキサイド消去作用を試験した。
【0068】
3mMキサンチン、0.05M
Na2CO3緩衝液(pH10.2)、3mMEDTA、BSA溶液および0.75mM NBT各0.1mLを試験管にとり、これに試料溶液0.1mLを添加し、25℃で10分間放置した。次いで、キサンチンオキシダーゼ溶液を加えて素早く攪拌し、25℃で20分間静置した。その後6mM塩化銅0.1mLを加えて反応を停止させ、波長560nmにおける吸光度を測定した。このとき測定した吸光度を「酵素溶液添加, 試料溶液添加時の吸光度」という。
【0069】
また、同様の操作と吸光度の測定を、酵素溶液を添加せずに行った。このとき測定した吸光度を「酵素溶液無添加, 試料溶液添加時の吸光度」という。
【0070】
また、試料溶液を添加せずに蒸留水を添加した場合についても同様の測定を行った。このとき測定した吸光度を「酵素溶液添加, 試料溶液無添加時の吸光度」という。
【0071】
また、酵素溶液を添加せず、さらに試料溶液を添加せずに蒸留水を添加した場合についても同様の測定を行った。このとき測定した吸光度を「酵素溶液無添加, 試料溶液無添加時の吸光度」という。そして、次式によりスーパーオキサイド消去率(%)を求めた。
【0072】
消去率(%)={1−(A−B)/(C−D)}×100 式中、「A」は「酵素溶液添加, 試料溶液添加時の吸光度」、「B」は「酵素溶液無添加, 試料溶液添加時の吸光度」、「C」は「酵素溶液添加, 試料溶液無添加時の吸光度」、「D」は「酵素溶液無添加, 試料溶液無添加時の吸光度」を表す。
【0073】
試料濃度を段階的に減少させて上記消去率の測定を行い、スーパーオキサイド消去率が50%になる試料濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求めた。その結果を表1に示す。
【0074】
表1
抽出液を納豆菌で発酵させた液
試料
50%消去試料濃度
1.イグサの抽出液 163.5
2.オキアミの抽出液 154.2
3.大豆の抽出液 162.6
4.イグサの抽出液とオキアミの抽出液と大豆の抽出液 70.6
表1に示す結果から、イグサの抽出液とオキアミの抽出液と大豆の抽出液を納豆菌で発酵させた液からの抽出物が顕著なスーパーオキサイド消去作用を有することが確認された。また、このスーパーオキサイド消去作用の程度は、抽出物の濃度によって調節できることが確認された。(以下、イグサの抽出液とオキアミの抽出液と大豆の抽出液の混合液を納豆菌で発酵させたものを「納豆菌発酵液」と称す)
【0075】
〔配合例1〕下記の組成の乳液を常法により製造した。
ホホバオイル 4.0g
プラセンタエキス 0.1g
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1g
プルーン抽出物 1.0g
トウニン抽出物 1.0g
キョウニン抽出物 1.0g
タイオウ抽出物 0.5g
クジン抽出物 0.5g
オリーブオイル 2.0g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビミン
2.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
ヒノキチオール 0.15g
納豆菌発酵液 3.0g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0076】
〔配合例2〕下記の組成のクリームを常法により製造した。
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
セタノール 3.0g
スクワラン 10.0g
ラノリン 2.0g
アルブチン 0.1g
ルシノール 0.1g
コウジ酸 0.1g
黄杞エキス 0.1g
イチョウ葉エキス 0.1g
コンキオリン 0.1g
オウバクエキス 0.1g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 0.05g
香料 0.1g
納豆菌発酵液 5.0g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0077】
〔配合例3〕下記の組成のパックを常法により製造した。
ポリビニルアルコール 15.0g
ポリエチレングリコール 3.0g
プロピレングリコール 7.0g
エタノール 10.0g
カミツレ抽出物 0.1g
エラグ酸 0.1g
納豆菌発酵液 3.0g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
酵母抽出液 0.1g
シソ抽出液 0.1g
ジュ抽出液 0.1g
シナノキ抽出液 0.1g
パラオキシ安息香酸エチル 0.05g
香料 0.05g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0078】
〔配合例4〕下記の組成のカプセル剤を常法により製造した。なお、カプセルには1号ハ
ードゼラチンカプセルを使用した。
納豆菌発酵液の乾燥物・・・・・・・・・・・・・100.0mg
コーンスターチ・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳酸カルシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・10.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)・・・ 10.0mg
【0079】
〔配合例5〕下記の組成の顆粒状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液の乾燥物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
骨粉(カルシウム20%含有)・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
卵殻カルシウム(カルシウム34%含有)・・・・・・・・・・・・・147.0mg
ビタミンB群混合粉末(全ビタミンB群を含む)・・・・・・・・・・100.0mg
脂溶性ビタミン混合粉末(ビタミンD,K,E,Aを含む)・・・・・100.0mg
ミルク蛋白加水分解物(アミノ酸、低分子ペプチドを含む)・・・・・・50.0mg
トウモロコシ・大豆蛋白加水分解物(アミノ酸、ペプチドを含む)・・・20.0mg
小麦胚芽抽出物(ビタミン、クロム、セレン、モリブデンを含む)・・・30.0mg
酵母エキス(ビタミン、核酸、亜鉛を含む)・・・・・・・・・・・・・50.0mg
エリスリトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300.0mg
ラクチュロース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
マルチトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168.7mg
ビートオリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳果オリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
グアーガム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
グリセリン脂肪酸エステル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.0mg
【0080】
〔配合例6〕下記の組成の経口液状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液 0.5g
ソルビット 12.0g
安息香酸ナトリウム 0.1g
香料 1.0g
硫酸カルシウム 0.5g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0081】
〔配合例7〕次のような処方にて、レモン飲料を調整した。
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 2g及
納豆菌発酵液 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0082】
〔配合例8〕次のような処方にて、低アルコールレモン飲料を調整した。
市販甲類焼酎(アルコール20%)200g
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 5g
納豆菌発酵液 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0083】
<効果> 男女計10に上記処方の化粧料、錠剤、飲料を3ヵ月月間に亘り適量試用してもらった。その結果、多くの人から、お肌のコンディション、あるいは体の調子が、良くなったとの結果が得られた
表2
パネル A B C D E F G H I J
化粧料
配合例1 ◎ ○ ○ △ ◎ ○ △ ○ ◎ ◎
配合例2 ○ ◎ ○ ◎ △ △ ◎ △ ○ △
配合例3 ◎ ○ ◎ △ ◎ ○ △ ○ ◎ ◎

配合例4 ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○
配合例5 ○ ◎ ○ ◎ ◎ ○ △ ○ ◎ ◎
配合例6 ◎ ○ △ △ ○ ◎ ◎ △ ○ ◎
飲料・アルコール飲料
配合例7 △ ○ ○ △ ◎ ○ △ ○ ○ ○
配合例8 ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ △ ○ ○ ○
注)
評価の表示:◎かなり良くなった、○良くなった、△あまり変わらない、×悪くなった。
評価の表示は、10名の個々の評価に基づき、平均的な結果として記している。





















【特許請求の範囲】
【請求項1】
大豆抽出物、イグサ抽出物およびオキアミ抽出物を混合して、納豆菌で発酵させた発酵液を含有することを特徴とする、活性酸素除去機能を有する生体機能調整剤。
【請求項2】
大豆抽出物、イグサ抽出物およびオキアミ抽出物を混合して、納豆菌で発酵させた発酵液を含有することを特徴とする、活性酸素除去機能を有する化粧料または飲食品。












































【公開番号】特開2006−69969(P2006−69969A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−256174(P2004−256174)
【出願日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(304033502)
【Fターム(参考)】