説明

流量計及び流量制御装置

【課題】流体の使用料金の算出条件を設定時間に自動的に変更可能な流量計を提供する。
【解決手段】流路11が設けられた流路保持体10と、流路11を流れる流体の流量を計測する流量計測部301と、計測された流量に基づき、流体の使用料金を算出する料金算出部302と、オペレータが設定した設定時間に、流体の使用料金の算出条件を変更する算出条件変更部303と、を備える流量計を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は計測技術に関し、流量計及び流量制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工業炉、ボイラ、及び空調熱源機器等においては、適切な流量で流体が供給されることが求められている。そのため、流量を正確に計測するための流量計が種々開発されている(例えば、特許文献1参照。)。流量計は、例えば、測定した流量に基づいて流体の使用料金を算出し、算出した使用料金を表示する。ここで、流体の使用料金の算出条件は、流体の原料の供給価格の変動に応じて変更される場合がある。また、流量計に設定された使用料金の算出条件の変更は、通常、流体が供給される地域で一斉に行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−317392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、流体が供給される地域の総ての流量計に設定された使用料金の算出条件を同時刻に変更するためには、総ての流量計にオペレータを配置し、オペレータが算出条件の設定を変更する作業を同時刻に行う必要があった。そこで本発明は、流体の使用料金の算出条件を設定時間に自動的に変更可能な流量計を提供することを目的の一つとする。さらに本発明は、計測対象の物理量の計測条件を設定時間に自動的に変更可能な流量計及び流量制御装置を提供することも目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、流路が設けられた流路保持体と、流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、計測された流量に基づき、流体の使用料金を算出する料金算出部と、設定時間に、使用料金の算出条件を変更する算出条件変更部と、を備える流量計であることを要旨とする。本発明に係る流量計によれば、設定時間にオペレータがいなくとも、使用料金の算出条件を自動的に変更することが可能となる。
【0006】
本発明の他の態様は、流路が設けられた流路保持体と、流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、設定時間に、流量の計測条件を変更する計測条件変更部と、を備えることを特徴とする流量計であることを要旨とする。本発明に係る流量計によれば、設定時間にオペレータがいなくとも、流量の計測条件を自動的に変更することが可能となる。
【0007】
本発明の他の態様は、流路が設けられた流路保持体と、流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、設定時間に、流量の計測条件を変更する計測条件変更部と、流路を流れる流体の流量を制御するための制御弁と、検出された流量に基づき、制御弁を駆動し、流路を流れる流体の流量を調節するコントローラと、を備える流量制御装置であることを要旨とする。本発明に係る流量計によれば、設定時間にオペレータがいなくとも、流量の計測条件を自動的に変更し、かつ、流量を調節することが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、流体の使用料金の算出条件を設定時間に自動的に変更可能な流量計を提供可能である。また、本発明によれば、計測対象の物理量の計測条件を設定時間に自動的に変更可能な流量計及び流量制御装置を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る流量計の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る流れセンサの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る流れセンサの図2のIII−III方向から見た断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る流量計を流れる流体の瞬時流量の例を示すグラフである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る入力装置及び表示装置を示す上面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る流量計の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る流量制御装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0011】
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る流量計は、断面図である図1に示すように、気体又は液体等の流体が流れる流路11が設けられた流路保持体10と、流路保持体10上に配置された制御ユニット30と、を備える。制御ユニット30は、中央演算処理装置(CPU)300を備える。CPU300は、流路11を流れる流体の流量を計測する流量計測部301と、計測された流量に基づき、流体の使用料金を算出する料金算出部302と、オペレータが設定した設定時間に、流体の使用料金の算出条件を変更する算出条件変更部303と、を備える。なお、図1は断面図であるが、制御ユニット30の内部は模式的に描かれており、実際には、マイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、I/O回路等が制御ユニット30の内部に配置されている。
【0012】
流路保持体10には、注入口13及び排出口14が設けられており、流路11は、注入口13から排出口14に流路保持体10の内部を貫通している。注入口13及び排出口14のそれぞれには、ガスや液体等の流体を通す配管が挿入される。流路11の内壁には、流れセンサ8が配置されている。
【0013】
流れセンサ8は、斜視図である図2、及びIII−III方向から見た断面図である図3に示すように、キャビティ66が設けられた基板60、基板60上にキャビティ66を覆うように配置された絶縁膜65、及び絶縁膜65に設けられたヒータ61を備える。また、流れセンサ8は、ヒータ61より図1に示す流路11の上流側に位置する図2及び図3に示す上流側測温抵抗素子62、ヒータ61より下流側に位置する下流側測温抵抗素子63、及び上流側測温抵抗素子62より上流側に設けられた周囲温度センサ64を備える。
【0014】
絶縁膜65のキャビティ66を覆う部分は、断熱性のダイアフラムをなしている。周囲温度センサ64は、図1に示す流路11に流入してきた流体の温度を測定する。図2及び図3に示すヒータ61は、キャビティ66を覆う絶縁膜65の中心に配置されており、流路11に流れる流体を、周囲温度センサ64が計測した温度よりも一定温度、例えば10℃高くなるよう、加熱する。上流側測温抵抗素子62はヒータ61より上流側の温度を検出するために用いられ、下流側測温抵抗素子63はヒータ61より下流側の温度を検出するために用いられる。
【0015】
ここで、図1に示す流路11中の流体が静止している場合、図2及び図3に示すヒータ61で加えられた熱は、上流方向と下流方向へ対称的に拡散する。したがって、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の温度は等しくなり、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の電気抵抗は等しくなる。これに対し、図1に示す流路11中の流体が上流から下流に流れている場合、図2及び図3に示すヒータ61で加えられた熱は、下流方向に運ばれる。したがって、上流側測温抵抗素子62の温度よりも、下流側測温抵抗素子63の温度が高くなる。そのため、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗と、下流側測温抵抗素子63の電気抵抗に差が生じる。下流側測温抵抗素子63の電気抵抗と上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の差は、図1に示す流路11中の流体の流速と相関関係がある。そのため、図2及び図3に示す下流側測温抵抗素子63の電気抵抗と上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の差から、図1に示す流路11を流れる流体の流量が求められる。
【0016】
図2及び図3に示す基板60の材料としては、シリコン(Si)等が使用可能である。絶縁膜65の材料としては、酸化ケイ素(SiO2)等が使用可能である。キャビティ66は、異方性エッチング等により形成される。またヒータ61、上流側測温抵抗素子62、下流側測温抵抗素子63、及び周囲温度センサ64のそれぞれの材料には白金(Pt)等が使用可能であり、リソグラフィ法等により形成可能である。
【0017】
図1に示す流路11の一部には、流路11の内径を狭める絞り12が設けられている。絞り12における流路11の断面積は、流路11内の流体の流速が、流れセンサ8の流速計測範囲内となるよう、適宜設定される。また、流れセンサ8は、制御ユニット30のCPU300に電気的に接続されている。
【0018】
例えば電池200で駆動されるCPU300の流量計測部301は、流れセンサ8から、図2及び図3に示す下流側測温抵抗素子63の電気抵抗の値と、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の値を受信する。さらに、図1に示す流量計測部301は、図2及び図3に示す下流側測温抵抗素子63の電気抵抗の値と、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の値との差に基づいて、図1に示す流路11を流れる流体の流速Vの値を算出する。また、流量計測部301は、下記(1)式に示すように、流速Vに絞り12の断面積Aを乗じて、流体の瞬時流量Qを算出する。
Q = V × A ・・・(1)
なお、流体の流速Vの単位は、例えばm/minであり、絞り12の断面積Aの単位は、例えばm2である。また、流量計測部301は、所定の記録間隔をおいて、図4に示すように、瞬時流量Qを算出し、記録することを継続する。なお、記録間隔は、例えば、図1に示すCPU300に含まれるインタフェース350に接続された入力装置251を介して、オペレータによって設定される。
【0019】
さらに、流量計測部301は、記録間隔をおいて算出された瞬時流量Qを、記録を開始した時点から現在まで積分して、積算流量Sを経時的に算出する。CPU300には、流量計測部301で算出された瞬時流量Q及び積算流量Sを保存する流量記憶装置400が接続されている。流量計測部301は、算出した瞬時流量Q及び積算流量Sを、流量記憶装置400に保存する。流量記憶装置400は、例えばRAM等の揮発性記憶装置である。また、流量計測部301は、算出した瞬時流量Qあるいは積算流量Sを、インタフェース350に接続された表示装置35に表示させる。
【0020】
料金算出部302は、下記(2)式に示すように、流量記憶装置400に保存されている積算流量Qに、流体の使用料金を算出するための係数Kを乗じて、流体の使用料金Fを算出する。さらに、料金算出部302は、流体の算出した使用料金Fを、表示装置35に表示させる。
F = Q × K ・・・(2)
なお、係数Kの単位は、例えば円/m3である。CPU300には、算出条件記憶装置401が接続されている。算出条件記憶装置401には、料金算出部302によって使用される、流体の使用料金を算出するための係数Kが保存される。ここで、流体の使用料金を算出するための係数Kは、例えば月単位あるいは年単位を含む時間単位で変更され得る。そのため、算出条件記憶装置401には、入力装置251及びインタフェース350を介して、使用時間別の複数の係数Kが保存される。
【0021】
算出条件変更部303は、オペレータが入力装置251を介して設定した設定時間に、流体の使用料金を算出するための係数Kを変更するよう、料金算出部302に指示する。一例として、現在使用されている係数Kが130円/m3であるのを、設定時間として設定された翌月の午前0時0分に、150円/m3に変更するよう、算出条件変更部303は、料金算出部302に指示する。なお、設定時間は、CPU300に接続された設定時間記憶装置402に保存される。
【0022】
CPU300は、タイマ304をさらに備える。タイマ304は、算出条件変更部303に、現在の時間及び設定時間を通知する。制御ユニット30上に配置された表示装置35は、インタフェース350に接続されており、上面図である図5に示すように、デジタル表示部36、単位表示部37、及び警告灯38を含む。デジタル表示部36は、図1に示す流量計測部301が算出した瞬時流量の値、積算流量の値、及び料金算出部302が算出した流体の使用料金等を表示する。図5に示す単位表示部37は、デジタル表示部36で表示された値の単位を表示する。なお、瞬時流量又は積算流量の値の桁数が、表示装置35で表示可能な桁数よりも多い場合、表示装置35は、瞬時流量又は積算流量の値を上位桁と下位桁に分割し、上位桁の値と、下位桁の値を交互に表示してもよい。警告灯38は、流量等の演算に何らかのエラーが生じたときに点灯する。
【0023】
入力装置251は、例えば、左シフトキー21、右シフトキー22、下キー23、上キー24、実行キー25、入力キー26、及び表示キー27を備える。入力装置251は、オペレータによる流体の使用料金を算出するための係数K、及び設定時間の入力を受け付ける。
【0024】
従来においては、流体の使用料金を算出するための新たな係数Kが適用される時間に、オペレータが流量計の設置場所に赴き、流量計に新たな係数Kを設定していた。しかし、新たな係数Kが適用される流量計が複数ある場合、同時刻に総ての流量計の設定場所にオペレータを赴かせるのは困難であった。また、電池駆動のスタンドアロンの流量計に、ネットワーク機能を追加し、流量計を遠隔操作するのは困難であった。これに対し、第1の実施の形態に係る流量計によれば、新たな係数Kが適用される時間に、オペレータがいなくとも、算出条件変更部303及びタイマ304によって、自動的に新たな係数Kを適用することが可能となる。
【0025】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る流量計は、図6に示すように、流路11が設けられた流路保持体10、流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部301、及び設定時間に、流量の計測条件を変更する計測条件変更部323を備える。計測条件変更部323は、オペレータが入力装置251を介して設定した設定時間に、例えば、流量の計測条件である流速Vの検出感度を変更するよう、流量計測部301に指示する。さらに、CPU300には、計測条件記憶装置421が接続されている。計測条件記憶装置421に、流量計測部301によって使用される、流体の流量の計測条件が保存される。
【0026】
一例として、計測条件変更部323は、需要者への流体の供給が停止される午後8時から午前8時までは所定の閾値以上の流速Vを検出し、需要者へ流体が供給される午前8時から午後8時までは閾値を設けることなく流速Vを検出するよう、流量計測部301に指示する。
【0027】
需要者への流体の供給が停止される時間において、流路11内に残留した流体が、温度変化や圧力の不均衡によって対流となり、流路11内を移動する場合がある。この場合、需要者によって実際に使用されていない流体の使用量を流量計が誤検出し、流体の使用料金を需要者に課金してしまう場合がある。さらに、同じ流体が、流路11内を前後した場合、流量計が流体の使用量を多重に積算してしまう場合もある。これに対し、第2の実施の形態に係る流量計によれば、需要者への流体の供給が停止される時間に、温度変化や圧力の不均衡によって対流となった流体の閾値未満の流速Vを0とみなす。そのため、需要者によって実際に使用されていない流体の使用量を誤検出することを防止することが可能となる。
【0028】
なお、流量の計測条件は、流速Vの検出感度に限定されない。第2の実施の形態に係る流量計によれば、流体の周期的な供給状況に応じて、流量の複数の計測条件を周期的に使い分けることが可能となる。
【0029】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る流量制御装置は、図7に示すように、流量計50、流量計50の排出口14に接続された流路99、及び流路99に接続され、流体の流量を制御する制御弁41を備える。制御弁41は、例えばソレノイド弁である。制御弁41は、流路43及び流路44と、流路43及び流路44を連通する弁室45が設けられた弁座42、弁室45に収納され、流路44を開閉する弁体46、弁体46に連結された磁性体のプランジャ47、及び通電されてプランジャ47を上下させるソレノイドコイル48を備える。
【0030】
流量計50は、第2の実施の形態に係る流量計の構成要素に加えて、流量計測部301で算出された積算流量に基づき、制御弁41を駆動し、流路11及び流路99を流れる流体の流量を調節するコントローラ310をさらに備える。コントローラ310は、流量計測部301及び制御弁41のソレノイドコイル48に電気的に接続されている。コントローラ310は流量計測部301から積算流量の信号を受信し、積算流量が設定値よりも多い場合は、ソレノイドコイル48に通電して、流量を減少させる。また積算流量が設定値よりも少ない場合は、ソレノイドコイル48に通電して、流量を増加させる。
【0031】
第3の実施の形態に係る流量制御装置は、第2の実施の形態で説明した流量計を採用しているため、誤検出した流体の流量に基づいて、流路11を流れる流体の流量を制御することを防止することが可能となる。なお、流量計50と制御弁41は一体化してもよい。
【0032】
(その他の実施の形態)
上記のように本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。例えば、流量計測部301、及び計測条件設定部305は、同様の機能を発揮させるプログラムを実行するCPU300の機能の一部であってもよいことはもちろんである。この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0033】
10 流路保持体
11 流路
13 注入口
14 排出口
21 左シフトキー
22 右シフトキー
23 下キー
24 上キー
25 実行キー
26 入力キー
27 表示キー
30 制御ユニット
35 表示装置
36 デジタル表示部
37 単位表示部
38 警告灯
41 制御弁
42 弁座
43 流路
44 流路
45 弁室
46 弁体
47 プランジャ
48 ソレノイドコイル
50 流量計
60 基板
61 ヒータ
62 上流側測温抵抗素子
63 下流側測温抵抗素子
64 周囲温度センサ
65 絶縁膜
66 キャビティ
99 流路
200 電池
251 入力装置
301 流量計測部
302 料金算出部
303 算出条件変更部
304 タイマ
305 計測条件設定部
310 コントローラ
323 計測条件変更部
350 インタフェース
400 流量記憶装置
401 算出条件記憶装置
402 設定時間記憶装置
421 計測条件記憶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流路が設けられた流路保持体と、
前記流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、
前記計測された流量に基づき、前記流体の使用料金を算出する料金算出部と、
設定時間に、前記使用料金の算出条件を変更する算出条件変更部と、
を備える流量計。
【請求項2】
前記算出条件変更部に時間を通知するタイマを更に備える、請求項1に記載の流量計。
【請求項3】
前記算出条件を保存する算出条件記憶装置を更に備える、請求項1又は2に記載の流量計。
【請求項4】
前記設定時間の入力を受け付ける入力装置を更に備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項5】
前記算出条件の入力を受け付ける入力装置を更に備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項6】
前記流量計測部が、電池で駆動される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項7】
流路が設けられた流路保持体と、
前記流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、
設定時間に、前記流量の計測条件を変更する計測条件変更部と、
を備える流量計。
【請求項8】
前記計測条件変更部に時間を通知するタイマを更に備える、請求項7に記載の流量計。
【請求項9】
前記計測条件を保存する計測条件記憶装置を更に備える、請求項7又は8に記載の流量計。
【請求項10】
前記設定時間の入力を受け付ける入力装置を更に備える、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項11】
前記計測条件の入力を受け付ける入力装置を更に備える、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項12】
前記流量計測部が、電池で駆動される、請求項7乃至11のいずれか1項に記載の流量計。
【請求項13】
流路が設けられた流路保持体と、
前記流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部と、
設定時間に、前記流量の計測条件を変更する計測条件変更部と、
前記流路を流れる流体の流量を制御するための制御弁と、
前記検出された流量に基づき、前記制御弁を駆動し、前記流路を流れる流体の流量を調節するコントローラと、
を備える流量制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−210492(P2010−210492A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−58026(P2009−58026)
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【出願人】(000006666)株式会社山武 (1,808)
【Fターム(参考)】