液体サンプリング装置及びその使用方法
【課題】
【解決手段】サンプリング装置は、アンプルと、第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと、前記アンプルの先端上に適合し、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースとを具える。
【解決手段】サンプリング装置は、アンプルと、第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと、前記アンプルの先端上に適合し、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースとを具える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願のクロスリファレンス
本出願は、2006年2月3日に出願された米国暫定出願シリアルナンバ第60/764,956の優先権を主張するものであり、ここに参照によって全体を組み込んでいる。さらに、本出願は、2005年3月7日に出願された米国出願シリアルナンバ第11/074,466の優先権を主張する一部継続出願であり、ここに参照によって全体を組み込んでいる。
【0002】
本発明は、液体サンプリングに関し、特に、液体をサンプリングして自動的にテストを実施する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
液体のサンプリング方法は、通常、カップからピペット、シリンジ、あるいはその他の容器にサンプルを吸い込む行程を含んでいる。このようなサンプリング方法は、サンプルを採取する者をその液体に晒すことになる。尿の分析などにおいては、サンプルの採取者がサンプルに晒されることを制限する必要がある。更に、サンプリング方法によると、そのサンプルを汚染物質に晒してしまい、例えば、サンプリングエラーを引き起こすことがある。
【0004】
従って、少なくともサンプルに晒されることを低減するシステム及び/又は方法を提供して、サンプリングエラーを低減し、テストサンプルの汚染を制限する必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例によれば、サンプリング装置は、アンプルと、第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと、前記アンプルの先端上に適合し、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースとを具える。
【0006】
本発明の好ましい実施例を、図面を参照して以下に詳細に述べる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の開示の一実施例に係るテストシステムは、自己完結型トータル微生物テストである。図1Aを参照すると、テストシステム100は、アンプルバレル101と、アンプル102と、キャップ103とを有する。アンプル102は、アンプルバレル101から取りはずすことができる。
【0008】
図1Bを参照すると、アンプル102は、折れやすい先端104を具える。この折れやすい先端104は、アンプル102の本体105の中心からずれていてもよい。アンプル102は、密封された容器であり、折れやすい先端104を壊すことによって開けられる。アンプル102の内部は、真空で密封した状態である。先端104を壊すと、アンプル102の内圧に応じて、アンプル102が所定量の液体を吸い取るように構成されている。
【0009】
図1Cを参照すると、アンプルバレル101は、アンプルを受け取る開口106を有する。アンプルバレル101は、アンプルバレル101内に液体を入れるための先端107を有する。バレル先端107は、アンプルが真空である状態で、アンプルバレル101内に液体を吸い込む一またはそれ以上のポートを有する。アンプルバレルの先端107は、アンプルバレル101の縦方向の中心に対して中心がずれていても良い。中心がずれた先端107が、サンプリングカップ内に挿入され、ここで、サンプリングカップは、サンプルをプールするためにエッジ上に保持されており、サンプルの深さを増している。中心がずれた先端107が、プールされたサンプル中に沈められる。
【0010】
図2は、テストシステム100の断面図である。アンプルバレル101は、アンプル102を受けている。例えば、ゴム材などで形成されているシール201が、アンプル102を固定する。アンプル102の先端104は、シール201を通ってサンプルチャンバ内に突出している。バレル先端107を液体中に配置した際、液体がアンプルバレル101の上側部分を通過することをシール201によって防ぐ。キャップ103は取りはずし可能である。キャップ103は、テストの前にアンプルバレル101が入るあるいはバレル先端107が接触することによる汚染を防止する。
【0011】
図3を参照すると、アンプルバレル101は、アンプルバレル101の下側部分あるいはサンプルチャンバ303に液体を通過させるために、例えば301および302などのポートを有する。これらのポートは、例えば301などのアンプルバレル101の端部、及び/又は、例えば302などのアンプルバレルの側部に配置することができる。シール201は、アンプルバレル101の上側部分を液体が通過することを防止している。アンプル102は、折れやすい先端104を有する。先端104は、終端部305を有する。終端部305は、丸くなった構造を有する。終端部305の上方には、先端104の一部に刻み目306が設けられている。刻み目306は、先端104が折れる高さを制御するように配置されている。刻み目306は、例えば、先端104の周囲に、約90度あるいは約180度の角度で一部配置されてもよい。例えば、図3に示すように、刻み目306は、意図する折れる方向から離れた先端104の一部の上に配置されている。アンプル102は、アンプルバレル101内に押し込まれ、ここでは、終端部305がアンプルバレル101の角度の付いた面304に合致している。アンプル102に圧力をかけることによって、アンプルをシール201と共にアンプルバレル101内に落とす。角度の付いた面304は、この圧力を先端104の終端部305にかかる横方向の圧力に変える。先端104は、横方向の圧力で、ほぼ刻み目306の高さで折れる。終端部305は、先端104から離れたところで折れ、アンプルバレル101の下側部分303内の液体がアンプル102内に入るようにする。アンプル102が液体を吸い込む流量は、アンプルバレル101のポートの流量より遅くてもよい。先端104は、シースで覆われていても良く、終端部305が折れたときに、先端の下側部分がアンプルバレル101内に少しずつおちて、先端104の残りの部分がシース内にガードされるようにすることができる。
【0012】
図4A−Cを参照すると、サンプルをアンプル102に吸い込むと、サンプリングキャップ401がアンプル102の壊れた先端を覆って配置される。シース402が、あらゆる尖った部分をガードする。サンプリングキャップ401は、ニップル403を具える。ニップル403は、シース402内にはまる。キャップ401は、アンプル102中の液体と接触する可能性を低減する。ニップル403は、シース402と協働して、サンプリングキャップ401をアンプル102に固定する。ニップル403は、チューブであっても良く、このチューブを介してシリンジ404またはその他のデバイスが、アンプル102の内容物へアクセスすることができる。
【0013】
図5乃至7を参照すると、様々なアンプルバレルが記載されている。アンプルバレルの変更及び変形がここに予期される。
【0014】
図5A−Dを参照すると、アンプルバレル101の中央線に対してオフセットがない底部ポート501を有するアンプルバレル101が示されている。図5Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約60度である。アンプル102は、オフセット先端104を具える。先端104は、シース402によってガードされている。オフセット先端104は、アンプル102がアンプルバレル101内に落ちるときに面304に合致するように整列している。図5Bは、約30度の角度のリードの付いた面304を有するアンプルバレル101を示す。図5Cと5Dは、面304を有するアンプルバレル101を示す。面304は、丸みを帯びている。例えば、図5Cにおける面304の曲率半径は約0.500インチであり、図5Dにおける面304の曲率半径は約0.110インチである。面304の丸みは、アンプル102の降下を先端104を折る横方向の力に変える。
【0015】
図6A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501が、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.065インチずれている。図6Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。この回転は、手動で調整することができる。アンプルバレル101とアンプル102の協働する形状などの機構が、整列を確実なものにする。シース402を先端104の上にガードとして設けても良い。図6Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図6Cおよび6Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。
【0016】
図7A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501は、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.130インチずれている。図7Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。この面の角度は、アンプルバレル101の外周で約90度乃至約75度の間で変化する。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。図7Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図7Cおよび7Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。先端104の上にガードとしてシース402を設けても良い。
【0017】
図8A−Cを参照すると、テストシステム100がキャリア801内に装填されている。キャリア801は、ふた802によって覆われている。キャリアは、アンプル102の一部を受けるために、一またはそれ以上のトレンチ804を具える。トレンチ804は、使用しないシステム100を支持するように構成された深さを有し、アンプル102がアンプルバレル101内に押されないようにしている。トレンチの底部と上側面805間の距離によって、アンプルがアンプルバレル内に落ちないようにしている。アンプルバレル101のフランジ803は、キャリア801の上側面の上に乗っている。
【0018】
本発明の開示の実施例によれば、アンプル102は、ドライで、無害のテスト試薬システムを具える、無菌真空パケージングアンプルである。このアンプル102は、ユーザの汚染または危険性を防ぎ、約4年の製品貯蔵寿命を持ち、搬送を制限することなく、環境を制御した貯蔵を不要とする。
【0019】
本発明の開示の実施例によるテストシステム100を用いて液体のテストを行うことができる。サンプルモジュールまたはアンプルバレル101は、液体サンプルを抽出するためにテストアンプル102を固定する。アンプルバレル101は、サンプル採取者が液体に晒されることを制限する。予め調合したテストアンプル102と共に使用する場合、アンプルバレル101とテストアンプル102は、真空圧の下でサンプリングされた液体のテストを自動的に開始する。
【0020】
図9Aを参照すると、サンプルチャンバ303は、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900を収納している。例えば301や302などの、ポートまたは入口をアンプルバレル101の壁と、アンプルバレル101の先端に形成することができる。入口の数はいくつでも良い。入口は、サンプルが少なくともアンプル102に入るのと同じレートでサンプルチャンバに自由に入れるようにする。従って、サンプルは、所定の用量でアンプル102に入り、吸い上げまたは液体の抵抗によって実質的に、影響を受けない。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルチャンバ303内で安定しており、アンプル102の先端104を受ける。
【0021】
図9Bと9Cを参照すると、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルがこのアッセンブリの周りを流れて、アンプル102内に入るように形成されている。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、テストアンプルの折れやすい部分を折るようにある角度で配置された面を有する。この面は、アンプル102の先端104を受けて、先端104を折るための、中空チューブ901であっても良い。中空チューブ901は、先端104を容易に折るために、先端に対してほぼ横方向の力を加えるようになる角度で配置されている。例えば、中空チューブは、サンプルチャンバの壁から約45度の角度で配置することができる。アッセンブリ900は、例えば、中空チューブ901の角度から約90度の位置で中空チューブ901を支持する角度に配置した、スタビライザサポート902を具えている。このスタビライザサポート302と、中空チューブ901は、一体的に形成することができる。中空チューブ901は、折れたときにアンプル102の先端の折れた部分をアンプル102から離れて収集することができる。
【0022】
安定したアンプル先端ブレーカ900は、アンプル102に圧力がかかるとアンプル102の先端を折って、ある角度で配置された面に係合するようにテストアンプル先端104に力を加える。アンプル102の先端104は、飛沫同伴したエアの吸入と、受け入れ不可能なアンプルでいっぱいになることを防ぐように、液体内にある。
【0023】
テストアンプルは、硬い表面を有し、自己フィリング容器であってもよい。テストアンプルは、完全な微生物テストを実行するために、所定量の混合したテストインディケータ/媒体を含む。テストアンプルは、約20−30インチ水銀またはそれ以上の真空に密封されている。テストアンプルと内容物は、保存条件に反応せず、約4年またはそれ以上の貯蔵寿命を有する。テストアンプルは、壊すことができる、折れやすい領域を有しており、所定量のサンプルをテストアンプルに入れて、テストインディケータ/媒体にさらされるようにしている。
【0024】
テストアンプルは、米国特許第5,159,799号「Vial With Powdered Reagent」、第5,550,032号「Biological Assay For Microbial Contamination」および第5,935,799号「Biological Assay For Microbial Contamination」に記載されているアンプルであっても良い。これらの特許は、ここに全体を参照によって組み込んでいる。
【0025】
テストアンプルは、予め調合され、密封された、真空アンプルであっても良い。テストアンプルの真空パッケージングは、試薬/媒体を数年間保存し、冷蔵といった特別な保存状態を必要としない。テストが開始すると、例えば、7.5mlの所定量の水性サンプルが、自動的にテストアンプルの中に吸い込まれる。吸い込まれるサンプル量は、例えば、テストアンプルのサイズと、真空強度に応じて、予め決められた量であっても良い。テストアンプルが例えばオレンジ色や赤色といった所定の色に変わったときにテストを実行することができる。テストが開始してからテストが終了するまでの経過時間は、微生物のコンタミネーションレベルを決定する。テストの結果は、濃度201については1時間という速さで、あるいは、10 1の微生物コンタミネーションについては12時間ででる。テストアンプルは、24時間での存在/不存在テストとして使用することができる。トリフェニルテトラゾリウムクロライド(TTC)インディケータは、サンプル中の好気性微生物活性に反応して条件的スピーシーズを含む。カビも検出することができる。カビの存在は、24時間後に赤い粒子が浮遊することによって表示される。時間/濃度のキャリブレーションは、通常、工業用水および天然水に見られる混合微生物個体数に基づく。特定の種によって占められている水は、1回のキャリブレーション調整を用いることができる。各テストアンプルは、サンプル/アンプル、スナッピングカップ、脱塩素溶液、サンプル同定ラベル、廃液指示、および結果/指示チャートを完備している。テストインキュベーション温度は調整可能であり、例えば、華氏95度または室温に設定することができる。テストインキュベーションは、再使用可能なキャリイインキュベーションチューブを購入することによって、あるいは標準的な実験室熱ブロックまたはオーブンを用いることによって、手動で行うことができる。自動インキュベーションと、テスト検出の最後は、インキュベータ/自動分析器を用いて完遂することができる。工場で準備されたテストキャリブレーション/フォーミュレーション及び/又は個人的なラベリングを用いることもできる。
【0026】
自動インキュベーションチャンバなどの絶縁されたチャンバは、複数のテストアンプルを制御された温度に、特定時間保つのに好適であり、インキュベーション温度をある時間維持して、冷蔵に戻すことができる。このチャンバは、テストの全ての操作可能な相(冷蔵からインキュベーション、インキュベーションから冷蔵へ)用に搬送可能である。テストアンプル、サンプルモジュールおよび絶縁チャンバは、サンプル技術者またはテスト表示者によって操作される、清潔で滅菌した製品中に予め組み立てることができる。
【0027】
図10を参照すると、所望のテスト用アンプルが選択されている(ステップ1000)。このアンプルは、アンプルバレル内に配置されている。アンプルバレルは少なくとも部分的に液体サンプルに漬かっており、アンプルの先端が折れてテストが始まる(ステップ1001)。サンプルを含有するアンプルがサンプルモジュールから抽出される(ステップ1002)。テストアンプルの折れた先端の上にキャップを置いても良い。このキャップは、例えば、追跡用のバーコード及び/又は結果決定用のカラーチャートを具えていても良い。テストアンプルは、自動インキュベーションテストチャンバに配置される(ステップ1003)。自動インキュベーションテストチャンバは、実験室またはその他の場所に輸送するように構成することもでき、この場合、自動インキュベーションテストチャンバが電源に接続されている。自動インキュベーションテストチャンバの制御デバイスが、温度プロファイル(例えば、テスト中のサンプルの加熱または冷却など)を制御する。制御デバイスは、ヒータまたは冷蔵室に制御信号を出力するプロセッサと、例えば温度および時間の設定を保存するメモリデバイスを具えていても良い。この結果は、所定の終了時間にチェックされる(ステップ1004)。図10に示すタイミングは、例として示されたものであり、実際の時間は、テストと手順に応じて異なっていても良い。
【0028】
図11A及びBを参照すると、アンプルバレル101がオフセット先端201を具えている。シース402は、アンプル102の先端104を覆うようにはめられている。シース402は、ゴム引きのポリ塩化ビニルやシリコン化合物、同種のもので作られる。シース402はアンプル102の先端104に圧入されている。シース402は、先端104からアンプルバレル101のオフセット先端1101を通じて延在している。
【0029】
シース402は、アンプル102及びアンプルバレル101とシース402の接着を介してアンプル102をアンプルバレル101に連結している。図11Aに示すアンプル102及びアンプルバレル101はキャップ103を設けてもよく、ここでは、キャップ103によって、アンプル102がアンプルバレル101内に落ちること防止する。キャップ103は、シース402及びアンプル102がアンプルバレル101内に落ちることを防ぐ。
【0030】
アンプル102は、アンプルバレル101内に押し込まれ、ここでは、終端部305がアンプルバレル101の角度の付いた面304に合致している。アンプル102に圧力をかけることによって、アンプルをアンプルバレル101内に落とす。角度の付いた面304は、この圧力を先端104の終端部305にかかる横方向の圧力に変える。先端104は、横方向の圧力で折れる。終端部305は、先端104から離れたところで折れ、オフセット先端201が液体内にあるようにすることができる。終端部305はシース402内に保持されつつ液体は通過することができる。さらに、シース402は先端104の残りの部分をシース402内にガードする。
【0031】
液体をサンプリングする装置及び方法についての実施例を述べてきたが、上述の教示に基づいて当業者が変更及び変形を行うことができる。従って、本発明の特定の実施例において変更を行うことができると理解される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1A】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1B】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1C】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図2】図2は、図1に示すテストシステムの断面図である。
【図3】図3は、図1のテストシステムの先端領域を示す断面図である。
【図4】図4A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係る、サンプリングキャップ、シース、およびアンプルを示す図である。
【図5】図5A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図6】図6A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7】図7A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図8】図8A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムのキャリアを示す図である。
【図9】図9A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係る破壊機構を示す図である。
【図10】図10は、本発明の開示の一実施例に係る方法のフローチャートである。
【図11A】図11A及びBは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図11B】図11A及びBは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【技術分野】
【0001】
関連出願のクロスリファレンス
本出願は、2006年2月3日に出願された米国暫定出願シリアルナンバ第60/764,956の優先権を主張するものであり、ここに参照によって全体を組み込んでいる。さらに、本出願は、2005年3月7日に出願された米国出願シリアルナンバ第11/074,466の優先権を主張する一部継続出願であり、ここに参照によって全体を組み込んでいる。
【0002】
本発明は、液体サンプリングに関し、特に、液体をサンプリングして自動的にテストを実施する装置に関する。
【背景技術】
【0003】
液体のサンプリング方法は、通常、カップからピペット、シリンジ、あるいはその他の容器にサンプルを吸い込む行程を含んでいる。このようなサンプリング方法は、サンプルを採取する者をその液体に晒すことになる。尿の分析などにおいては、サンプルの採取者がサンプルに晒されることを制限する必要がある。更に、サンプリング方法によると、そのサンプルを汚染物質に晒してしまい、例えば、サンプリングエラーを引き起こすことがある。
【0004】
従って、少なくともサンプルに晒されることを低減するシステム及び/又は方法を提供して、サンプリングエラーを低減し、テストサンプルの汚染を制限する必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例によれば、サンプリング装置は、アンプルと、第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと、前記アンプルの先端上に適合し、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースとを具える。
【0006】
本発明の好ましい実施例を、図面を参照して以下に詳細に述べる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の開示の一実施例に係るテストシステムは、自己完結型トータル微生物テストである。図1Aを参照すると、テストシステム100は、アンプルバレル101と、アンプル102と、キャップ103とを有する。アンプル102は、アンプルバレル101から取りはずすことができる。
【0008】
図1Bを参照すると、アンプル102は、折れやすい先端104を具える。この折れやすい先端104は、アンプル102の本体105の中心からずれていてもよい。アンプル102は、密封された容器であり、折れやすい先端104を壊すことによって開けられる。アンプル102の内部は、真空で密封した状態である。先端104を壊すと、アンプル102の内圧に応じて、アンプル102が所定量の液体を吸い取るように構成されている。
【0009】
図1Cを参照すると、アンプルバレル101は、アンプルを受け取る開口106を有する。アンプルバレル101は、アンプルバレル101内に液体を入れるための先端107を有する。バレル先端107は、アンプルが真空である状態で、アンプルバレル101内に液体を吸い込む一またはそれ以上のポートを有する。アンプルバレルの先端107は、アンプルバレル101の縦方向の中心に対して中心がずれていても良い。中心がずれた先端107が、サンプリングカップ内に挿入され、ここで、サンプリングカップは、サンプルをプールするためにエッジ上に保持されており、サンプルの深さを増している。中心がずれた先端107が、プールされたサンプル中に沈められる。
【0010】
図2は、テストシステム100の断面図である。アンプルバレル101は、アンプル102を受けている。例えば、ゴム材などで形成されているシール201が、アンプル102を固定する。アンプル102の先端104は、シール201を通ってサンプルチャンバ内に突出している。バレル先端107を液体中に配置した際、液体がアンプルバレル101の上側部分を通過することをシール201によって防ぐ。キャップ103は取りはずし可能である。キャップ103は、テストの前にアンプルバレル101が入るあるいはバレル先端107が接触することによる汚染を防止する。
【0011】
図3を参照すると、アンプルバレル101は、アンプルバレル101の下側部分あるいはサンプルチャンバ303に液体を通過させるために、例えば301および302などのポートを有する。これらのポートは、例えば301などのアンプルバレル101の端部、及び/又は、例えば302などのアンプルバレルの側部に配置することができる。シール201は、アンプルバレル101の上側部分を液体が通過することを防止している。アンプル102は、折れやすい先端104を有する。先端104は、終端部305を有する。終端部305は、丸くなった構造を有する。終端部305の上方には、先端104の一部に刻み目306が設けられている。刻み目306は、先端104が折れる高さを制御するように配置されている。刻み目306は、例えば、先端104の周囲に、約90度あるいは約180度の角度で一部配置されてもよい。例えば、図3に示すように、刻み目306は、意図する折れる方向から離れた先端104の一部の上に配置されている。アンプル102は、アンプルバレル101内に押し込まれ、ここでは、終端部305がアンプルバレル101の角度の付いた面304に合致している。アンプル102に圧力をかけることによって、アンプルをシール201と共にアンプルバレル101内に落とす。角度の付いた面304は、この圧力を先端104の終端部305にかかる横方向の圧力に変える。先端104は、横方向の圧力で、ほぼ刻み目306の高さで折れる。終端部305は、先端104から離れたところで折れ、アンプルバレル101の下側部分303内の液体がアンプル102内に入るようにする。アンプル102が液体を吸い込む流量は、アンプルバレル101のポートの流量より遅くてもよい。先端104は、シースで覆われていても良く、終端部305が折れたときに、先端の下側部分がアンプルバレル101内に少しずつおちて、先端104の残りの部分がシース内にガードされるようにすることができる。
【0012】
図4A−Cを参照すると、サンプルをアンプル102に吸い込むと、サンプリングキャップ401がアンプル102の壊れた先端を覆って配置される。シース402が、あらゆる尖った部分をガードする。サンプリングキャップ401は、ニップル403を具える。ニップル403は、シース402内にはまる。キャップ401は、アンプル102中の液体と接触する可能性を低減する。ニップル403は、シース402と協働して、サンプリングキャップ401をアンプル102に固定する。ニップル403は、チューブであっても良く、このチューブを介してシリンジ404またはその他のデバイスが、アンプル102の内容物へアクセスすることができる。
【0013】
図5乃至7を参照すると、様々なアンプルバレルが記載されている。アンプルバレルの変更及び変形がここに予期される。
【0014】
図5A−Dを参照すると、アンプルバレル101の中央線に対してオフセットがない底部ポート501を有するアンプルバレル101が示されている。図5Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約60度である。アンプル102は、オフセット先端104を具える。先端104は、シース402によってガードされている。オフセット先端104は、アンプル102がアンプルバレル101内に落ちるときに面304に合致するように整列している。図5Bは、約30度の角度のリードの付いた面304を有するアンプルバレル101を示す。図5Cと5Dは、面304を有するアンプルバレル101を示す。面304は、丸みを帯びている。例えば、図5Cにおける面304の曲率半径は約0.500インチであり、図5Dにおける面304の曲率半径は約0.110インチである。面304の丸みは、アンプル102の降下を先端104を折る横方向の力に変える。
【0015】
図6A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501が、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.065インチずれている。図6Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。この回転は、手動で調整することができる。アンプルバレル101とアンプル102の協働する形状などの機構が、整列を確実なものにする。シース402を先端104の上にガードとして設けても良い。図6Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図6Cおよび6Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。
【0016】
図7A−Dを参照すると、アンプルバレル101の底部ポート501は、例えば、アンプルバレル101の中央線から0.130インチずれている。図7Aを参照すると、面304の角度502におけるリードは約30度である。この面の角度は、アンプルバレル101の外周で約90度乃至約75度の間で変化する。面の高さは、アンプルバレル101の周囲で均一ではない。アンプルバレル101内でアンプル102を回転させることによって、アンプルバレル101内に落ちるときに先端104が面304に確実に接触する。図7Bを参照すると、面304の角度におけるリードが約60度である。図7Cおよび7Dを参照すると、面304は、それぞれ、約0.500インチと0.250インチの曲率半径を有する。先端104の上にガードとしてシース402を設けても良い。
【0017】
図8A−Cを参照すると、テストシステム100がキャリア801内に装填されている。キャリア801は、ふた802によって覆われている。キャリアは、アンプル102の一部を受けるために、一またはそれ以上のトレンチ804を具える。トレンチ804は、使用しないシステム100を支持するように構成された深さを有し、アンプル102がアンプルバレル101内に押されないようにしている。トレンチの底部と上側面805間の距離によって、アンプルがアンプルバレル内に落ちないようにしている。アンプルバレル101のフランジ803は、キャリア801の上側面の上に乗っている。
【0018】
本発明の開示の実施例によれば、アンプル102は、ドライで、無害のテスト試薬システムを具える、無菌真空パケージングアンプルである。このアンプル102は、ユーザの汚染または危険性を防ぎ、約4年の製品貯蔵寿命を持ち、搬送を制限することなく、環境を制御した貯蔵を不要とする。
【0019】
本発明の開示の実施例によるテストシステム100を用いて液体のテストを行うことができる。サンプルモジュールまたはアンプルバレル101は、液体サンプルを抽出するためにテストアンプル102を固定する。アンプルバレル101は、サンプル採取者が液体に晒されることを制限する。予め調合したテストアンプル102と共に使用する場合、アンプルバレル101とテストアンプル102は、真空圧の下でサンプリングされた液体のテストを自動的に開始する。
【0020】
図9Aを参照すると、サンプルチャンバ303は、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900を収納している。例えば301や302などの、ポートまたは入口をアンプルバレル101の壁と、アンプルバレル101の先端に形成することができる。入口の数はいくつでも良い。入口は、サンプルが少なくともアンプル102に入るのと同じレートでサンプルチャンバに自由に入れるようにする。従って、サンプルは、所定の用量でアンプル102に入り、吸い上げまたは液体の抵抗によって実質的に、影響を受けない。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルチャンバ303内で安定しており、アンプル102の先端104を受ける。
【0021】
図9Bと9Cを参照すると、アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、サンプルがこのアッセンブリの周りを流れて、アンプル102内に入るように形成されている。アンプル先端ブレーカアッセンブリ900は、テストアンプルの折れやすい部分を折るようにある角度で配置された面を有する。この面は、アンプル102の先端104を受けて、先端104を折るための、中空チューブ901であっても良い。中空チューブ901は、先端104を容易に折るために、先端に対してほぼ横方向の力を加えるようになる角度で配置されている。例えば、中空チューブは、サンプルチャンバの壁から約45度の角度で配置することができる。アッセンブリ900は、例えば、中空チューブ901の角度から約90度の位置で中空チューブ901を支持する角度に配置した、スタビライザサポート902を具えている。このスタビライザサポート302と、中空チューブ901は、一体的に形成することができる。中空チューブ901は、折れたときにアンプル102の先端の折れた部分をアンプル102から離れて収集することができる。
【0022】
安定したアンプル先端ブレーカ900は、アンプル102に圧力がかかるとアンプル102の先端を折って、ある角度で配置された面に係合するようにテストアンプル先端104に力を加える。アンプル102の先端104は、飛沫同伴したエアの吸入と、受け入れ不可能なアンプルでいっぱいになることを防ぐように、液体内にある。
【0023】
テストアンプルは、硬い表面を有し、自己フィリング容器であってもよい。テストアンプルは、完全な微生物テストを実行するために、所定量の混合したテストインディケータ/媒体を含む。テストアンプルは、約20−30インチ水銀またはそれ以上の真空に密封されている。テストアンプルと内容物は、保存条件に反応せず、約4年またはそれ以上の貯蔵寿命を有する。テストアンプルは、壊すことができる、折れやすい領域を有しており、所定量のサンプルをテストアンプルに入れて、テストインディケータ/媒体にさらされるようにしている。
【0024】
テストアンプルは、米国特許第5,159,799号「Vial With Powdered Reagent」、第5,550,032号「Biological Assay For Microbial Contamination」および第5,935,799号「Biological Assay For Microbial Contamination」に記載されているアンプルであっても良い。これらの特許は、ここに全体を参照によって組み込んでいる。
【0025】
テストアンプルは、予め調合され、密封された、真空アンプルであっても良い。テストアンプルの真空パッケージングは、試薬/媒体を数年間保存し、冷蔵といった特別な保存状態を必要としない。テストが開始すると、例えば、7.5mlの所定量の水性サンプルが、自動的にテストアンプルの中に吸い込まれる。吸い込まれるサンプル量は、例えば、テストアンプルのサイズと、真空強度に応じて、予め決められた量であっても良い。テストアンプルが例えばオレンジ色や赤色といった所定の色に変わったときにテストを実行することができる。テストが開始してからテストが終了するまでの経過時間は、微生物のコンタミネーションレベルを決定する。テストの結果は、濃度201については1時間という速さで、あるいは、10 1の微生物コンタミネーションについては12時間ででる。テストアンプルは、24時間での存在/不存在テストとして使用することができる。トリフェニルテトラゾリウムクロライド(TTC)インディケータは、サンプル中の好気性微生物活性に反応して条件的スピーシーズを含む。カビも検出することができる。カビの存在は、24時間後に赤い粒子が浮遊することによって表示される。時間/濃度のキャリブレーションは、通常、工業用水および天然水に見られる混合微生物個体数に基づく。特定の種によって占められている水は、1回のキャリブレーション調整を用いることができる。各テストアンプルは、サンプル/アンプル、スナッピングカップ、脱塩素溶液、サンプル同定ラベル、廃液指示、および結果/指示チャートを完備している。テストインキュベーション温度は調整可能であり、例えば、華氏95度または室温に設定することができる。テストインキュベーションは、再使用可能なキャリイインキュベーションチューブを購入することによって、あるいは標準的な実験室熱ブロックまたはオーブンを用いることによって、手動で行うことができる。自動インキュベーションと、テスト検出の最後は、インキュベータ/自動分析器を用いて完遂することができる。工場で準備されたテストキャリブレーション/フォーミュレーション及び/又は個人的なラベリングを用いることもできる。
【0026】
自動インキュベーションチャンバなどの絶縁されたチャンバは、複数のテストアンプルを制御された温度に、特定時間保つのに好適であり、インキュベーション温度をある時間維持して、冷蔵に戻すことができる。このチャンバは、テストの全ての操作可能な相(冷蔵からインキュベーション、インキュベーションから冷蔵へ)用に搬送可能である。テストアンプル、サンプルモジュールおよび絶縁チャンバは、サンプル技術者またはテスト表示者によって操作される、清潔で滅菌した製品中に予め組み立てることができる。
【0027】
図10を参照すると、所望のテスト用アンプルが選択されている(ステップ1000)。このアンプルは、アンプルバレル内に配置されている。アンプルバレルは少なくとも部分的に液体サンプルに漬かっており、アンプルの先端が折れてテストが始まる(ステップ1001)。サンプルを含有するアンプルがサンプルモジュールから抽出される(ステップ1002)。テストアンプルの折れた先端の上にキャップを置いても良い。このキャップは、例えば、追跡用のバーコード及び/又は結果決定用のカラーチャートを具えていても良い。テストアンプルは、自動インキュベーションテストチャンバに配置される(ステップ1003)。自動インキュベーションテストチャンバは、実験室またはその他の場所に輸送するように構成することもでき、この場合、自動インキュベーションテストチャンバが電源に接続されている。自動インキュベーションテストチャンバの制御デバイスが、温度プロファイル(例えば、テスト中のサンプルの加熱または冷却など)を制御する。制御デバイスは、ヒータまたは冷蔵室に制御信号を出力するプロセッサと、例えば温度および時間の設定を保存するメモリデバイスを具えていても良い。この結果は、所定の終了時間にチェックされる(ステップ1004)。図10に示すタイミングは、例として示されたものであり、実際の時間は、テストと手順に応じて異なっていても良い。
【0028】
図11A及びBを参照すると、アンプルバレル101がオフセット先端201を具えている。シース402は、アンプル102の先端104を覆うようにはめられている。シース402は、ゴム引きのポリ塩化ビニルやシリコン化合物、同種のもので作られる。シース402はアンプル102の先端104に圧入されている。シース402は、先端104からアンプルバレル101のオフセット先端1101を通じて延在している。
【0029】
シース402は、アンプル102及びアンプルバレル101とシース402の接着を介してアンプル102をアンプルバレル101に連結している。図11Aに示すアンプル102及びアンプルバレル101はキャップ103を設けてもよく、ここでは、キャップ103によって、アンプル102がアンプルバレル101内に落ちること防止する。キャップ103は、シース402及びアンプル102がアンプルバレル101内に落ちることを防ぐ。
【0030】
アンプル102は、アンプルバレル101内に押し込まれ、ここでは、終端部305がアンプルバレル101の角度の付いた面304に合致している。アンプル102に圧力をかけることによって、アンプルをアンプルバレル101内に落とす。角度の付いた面304は、この圧力を先端104の終端部305にかかる横方向の圧力に変える。先端104は、横方向の圧力で折れる。終端部305は、先端104から離れたところで折れ、オフセット先端201が液体内にあるようにすることができる。終端部305はシース402内に保持されつつ液体は通過することができる。さらに、シース402は先端104の残りの部分をシース402内にガードする。
【0031】
液体をサンプリングする装置及び方法についての実施例を述べてきたが、上述の教示に基づいて当業者が変更及び変形を行うことができる。従って、本発明の特定の実施例において変更を行うことができると理解される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1A】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1B】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図1C】図1A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図2】図2は、図1に示すテストシステムの断面図である。
【図3】図3は、図1のテストシステムの先端領域を示す断面図である。
【図4】図4A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係る、サンプリングキャップ、シース、およびアンプルを示す図である。
【図5】図5A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットのないアンプルバレルを示す図である。
【図6】図6A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図7】図7A乃至Dは、本発明の開示の一実施例に係るオフセットがあるアンプルバレルを示す図である。
【図8】図8A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムのキャリアを示す図である。
【図9】図9A乃至Cは、本発明の開示の一実施例に係る破壊機構を示す図である。
【図10】図10は、本発明の開示の一実施例に係る方法のフローチャートである。
【図11A】図11A及びBは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【図11B】図11A及びBは、本発明の開示の一実施例に係るテストシステムを示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンプリング装置において:
アンプルと;
第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと;
前記アンプルの先端上に取り付けられ、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースと;
を具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記アンプルバレルの第2の開口が、前記アンプルバレルの中心に対してずれていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記シースが、前記シースによる前記アンプルと前記アンプルバレルへの接着を介して、前記アンプルを前記アンプルバレルに連結することを特徴とするサンプリング装置。
【請求項4】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記シースが、液体を前記アンプル内へ流すように構成されていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項5】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記アンプルが、前記アンプルの折れやすい先端を折るのに適合した内側面を具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項6】
請求項5に記載のサンプリング装置において、前記アンプルが前記アンプルバレル内に落ちることができ、前記アンプルの終端部が前記アンプルバレルの内側面に合致することを特徴とするサンプリング装置。
【請求項7】
請求項7に記載のサンプル装置において、前記アンプルの終端部が折れやすい先端となっており、前記内側面に横方向の力を掛けると前記折れやすい先端が折れるとともに、前記シースが前記終端部を保持することを特徴とするサンプル装置。
【請求項8】
請求項1に記載のサンプリング装置がさらに、前記アンプルバレルに連結されて前記アンプルが前記アンプルバレル内へ落ちることを実質的に防止するキャップを具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項9】
請求項8に記載のサンプリング装置において、前記シースが前記キャップに接触し、前記キャップによって前記シースが前記第2の開口を通って落ちることが防止されることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項1】
サンプリング装置において:
アンプルと;
第1の開口を通して前記アンプルを受け取るアンプルバレルと;
前記アンプルの先端上に取り付けられ、前記アンプルから前記アンプルバレルの第2の開口を通って延在するシースと;
を具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記アンプルバレルの第2の開口が、前記アンプルバレルの中心に対してずれていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記シースが、前記シースによる前記アンプルと前記アンプルバレルへの接着を介して、前記アンプルを前記アンプルバレルに連結することを特徴とするサンプリング装置。
【請求項4】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記シースが、液体を前記アンプル内へ流すように構成されていることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項5】
請求項1に記載のサンプリング装置において、前記アンプルが、前記アンプルの折れやすい先端を折るのに適合した内側面を具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項6】
請求項5に記載のサンプリング装置において、前記アンプルが前記アンプルバレル内に落ちることができ、前記アンプルの終端部が前記アンプルバレルの内側面に合致することを特徴とするサンプリング装置。
【請求項7】
請求項7に記載のサンプル装置において、前記アンプルの終端部が折れやすい先端となっており、前記内側面に横方向の力を掛けると前記折れやすい先端が折れるとともに、前記シースが前記終端部を保持することを特徴とするサンプル装置。
【請求項8】
請求項1に記載のサンプリング装置がさらに、前記アンプルバレルに連結されて前記アンプルが前記アンプルバレル内へ落ちることを実質的に防止するキャップを具えることを特徴とするサンプリング装置。
【請求項9】
請求項8に記載のサンプリング装置において、前記シースが前記キャップに接触し、前記キャップによって前記シースが前記第2の開口を通って落ちることが防止されることを特徴とするサンプリング装置。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【公表番号】特表2009−525489(P2009−525489A)
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553398(P2008−553398)
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/003047
【国際公開番号】WO2007/106257
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(506299836)
【出願人】(508228751)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/003047
【国際公開番号】WO2007/106257
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(506299836)
【出願人】(508228751)
【Fターム(参考)】
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