説明

液晶表示画面の傾き視認装置

【課題】 傾き調整の対象である液晶表示画面自体に表示された基準映像と比較映像との位置関係を視認するだけで、液晶表示画面の絶対的な傾きの有無を判断することが可能な液晶表示画面の傾き視認装置を提供する。
【解決手段】 液晶表示画面10にその液晶表示画面10に対してあらかじめ定められた一方向に延びる直線L1でなる基準映像を表示させる基準映像表示回路100と、液晶表示画面10自体の絶対的な傾きを検出する傾き検出手段40と、液晶表示画面10に基準映像が表示されているときに傾き検出手段40によって検出された液晶表示画面10の傾きを直線L2でなる比較映像としてその液晶表示画面10に表示させる比較映像表示回路200と、を備える。傾き検出手段40が、傾き検知部材50と距離検知センサー60とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示画面の傾き視認装置、特に、液晶型テレビジョン受像機に見られるような液晶表示画面を、その液晶表示画面に表示された一定の映像を目で見て手動で傾斜していない正立姿勢に正確に設置することのできる対策が講じられている液晶表示画面の傾き視認装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶型テレビジョン受像機では、液晶表示画面を傾斜していない正立姿勢にしておくことが望ましい。特に、近時、その普及が促進されている大サイズの液晶型テレビジョン受像機では、それを住宅の床面やテレビ台などの上に据え置くときにその液晶表示画面を傾斜していない正立姿勢にしておくことが要求される。
【0003】
この状況下で、従来より、傾斜センサーが検出した傾きに関する情報を表示パネル(液晶表示画面)に表示させ、その情報に基づいて筐体の傾きを調整することができるようにした表示装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、大型で横長の表示画面を具備する薄型表示装置の設置時の傾き調整を行うために、気泡管式水準器をその表示装置の天面に配設することも提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2007−212683号公報
【特許文献2】特開2007−178148号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によって提案されている技術では、傾斜センサーによって検出される情報として、表示装置の筐体の左右両側に設置された傾斜センサーとその表示装置が設置される床面との間の距離に関する情報が選択されている。このものでは、表示パネルの傾きが床面との相対的な関係の中で決定されるために、表示パネルを絶対的に水平に調整するには床面が正確に水平であることが要求されるようになり、床面自体が傾いている状況下では、表示パネルの水平に調整したつもりでも実際には表示パネルが床面に平行になって傾いたままになるという問題があった。
【0005】
また、特許文献2によって提案されている技術は、気泡式水準器を目で見て水平度を判断するものであって、その気泡式水準器を長くすることには制約があると考えられるため、水平度の判断があいまいになりやすく、水平度を正確に調整することに困難があると考えられる。
【0006】
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、傾き調整の対象である液晶表示画面自体に、直線でなる基準映像とその液晶表示画面自体の傾きを表す直線でなる比較映像とを同時に表示させ、それらの基準映像と比較映像との位置関係を目で見て液晶表示画面の水平度を、床面などの傾斜の有無に関係なく、絶対的に判断することのできる液晶表示画面の傾き視認装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、上記した基準映像と比較映像とが一定の位置関係になっているときに液晶表示画面が、床面などの傾斜の有無に関係なく、絶対的に水平になっているものと判断することのできる液晶表示画面の傾き視認装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る液晶表示画面の傾き視認装置は、液晶表示画面にその液晶表示画面に対してあらかじめ定められた一方向に延びる直線でなる基準映像を表示させる基準映像表示回路と、液晶表示画面自体の絶対的な傾きを検出する傾き検出手段と、液晶表示画面に上記基準映像が表示されているときに上記傾き検出手段によって検出された液晶表示画面の傾きを直線でなる比較映像としてその液晶表示画面に表示させる比較映像表示回路と、を備えている。ここで、傾き検出手段によって検出される「液晶表示画面自体の絶対的な傾き」とは、液晶表示画面が据え置かれる床面などに対する相対的な液晶表示画面の傾きではなく、重力の方向を示す鉛直線(絶対的鉛直線という)やそれに直交する水平線(絶対的水平線という)との関係によって定まる液晶表示画面自体の傾きのことである。
【0009】
この発明によれば、液晶表示画面に表示された一方向に延びる直線でなる基準映像と、比較映像表示回路によって液晶表示画面に表示された直線でなる比較映像と、の両方が基準映像表示回路に同時に表示されるため、それらの基準映像と比較映像との位置関係を目で見て液晶表示画面が傾いているか否かを容易に視認することができる。たとえば、基準映像としての直線と比較映像としての直線とが平行あるいは直角の位置関係になっていると視認されるときに、液晶表示画面が絶対的水平線に平行になっていて、その傾きが解消されているものと判断することができるようになる。
【0010】
本発明では、直線でなる上記基準映像が、矩形の液晶表示画面の上辺、下辺、左辺及び右辺のうちの1辺に平行に表示されるようになっていると共に、直線でなる上記比較映像は、液晶表示画面の傾きが解消されているときに、その基準映像に対して平行に又は重畳して表示されるようになっていることが望ましい。この発明であると、比較映像である直線が基準映像である直線に平行になっているとき、あるいは、比較映像である直線が基準映像である直線に重畳しているときに、液晶表示画面が絶対的水平線に平行になっていて、その傾きが解消されているものと判断することができるようになる。
【0011】
本発明では、矩形の液晶表示画面の上記1辺が、その液晶表示画面の下辺又は上辺である、という構成を採用することが可能であり、この構成を採用することにより、基準映像である直線の比較映像に対する傾きが液晶表示画面の傾きである、と直観的に視認することができるようになる利点がある。
【0012】
本発明では、液晶表示画面に一体化されてその液晶表示画面を取り囲んでいる縁枠部に上記傾き検出手段が取り付けられ、その傾き検出手段が、上記縁枠部に揺動自在に吊り下げられて常態で鉛直姿勢を保持する傾き検知部材と、上記縁枠部に取り付けられて上記傾き検知部材に対する離間距離を検出する距離検知センサーと、を備えている、という構成を採用することが可能である。この構成を採用すると、傾き検出手段を傾き検知部材と距離検出センサーとによって簡易かつ安価に製作することが可能である。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、傾き調整の対象である液晶表示画面自体に表示された基準映像と比較映像との位置関係を視認するだけで、液晶表示画面の絶対的な傾きの有無を判断することが可能である。そのため、液晶表示画面が据え置かれる床面の傾きの有無などの影響を受けずに、液晶表示画面の傾きを解消してそれを設置することが容易に可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明に係る液晶表示画面の傾き視認装置を備える液晶型テレビジョン受像機の一部破断概略正面図である。この液晶型テレビジョン受像機は、縁枠部20が矩形の液晶表示画面10に一体化されていると共に、スタンド30を有してそのスタンド30を据置き面としての床面Fの上に置くことにより設置される。縁枠部20には、液晶表示画面を形成している液晶セルを取り囲むように設けられたフレーム21や、そのフレーム21を覆って外観に化粧性を与えるフロントパネル22などが含まれている。そして、この実施形態では、同図のフロントパネル22の破断箇所に露呈されているように、縁枠部20、具体的にはフレーム21に傾き検出手段40が取り付けられている。
【0015】
図2及び図3のように、傾き検出手段40は、上記縁枠部20に揺動自在に吊り下げられて常態では鉛直姿勢を保持する傾き検知部材50と、上記縁枠部20に取り付けられて傾き検知部材50に対する離間距離を検出する距離検知センサー60と、を備えている。
【0016】
図例の傾き検知部材50では、一端に円形の軸孔51を有するまっすぐな長い脚部52の他端に、横長の張出し杆55の長手方向中央部が連設されている。そして、傾き検知部材50を揺動自在に吊り下げる構造として、縁枠部20に設けた支軸53に傾き検知部材50の上記軸孔51を摺動回転自在に嵌合させた構成を採用してある。この傾き検知部材50は、その脚部52が支軸53に揺動自在に吊り下げられ、しかも、横長の張出し杆55により重量バランスが保たれていることにより、その脚部52の軸線Pが上記した絶対的鉛直線に対して常に平行に保たれる。そのため、図1に示した液晶表示画面10が縁枠部20と共に絶対的水平線に対して傾いていても、常態では、傾き検知部材50の上記軸線Pは、液晶表示画面10が傾いていることの影響を受けずに正確な鉛直姿勢を保持することになる。
【0017】
これに対し、傾き検知部材50に対する離間距離を検出するために設けられる図例の距離検知センサー60は、左右一対の光学的センサー61,62に分かれていて、図1に示した液晶表示画面10や縁枠部20に対する位置関係は固定されている。具体的には、左右一対の光学的センサー61,62が、縁枠部20に固定されている配線基板63に搭載されている。また、液晶表示画面10が傾いていないとき、すなわち液晶表示画面10を横方向が絶対的水平線に平行になっているときには、図3のように左側の光学的センサー61とそれに対向している傾き検知部材50の張出し杆55の左端との対向間隔A1が、右側の光学的センサー62とそれに対向している傾き検知部材50の張出し杆55の右端との対向間隔A2と同一(A1=A2)になっている。したがって、液晶表示画面10が縁枠部20と共に絶対的水平線に対して傾いたときには、たとえば図2に示したように、鉛直姿勢を保持している傾き検知部材50の張出し杆55に対する左側の光学的センサー61の対向間隔A1が、同張出し杆55に対する右側の光学的センサー62の対向間隔A2よりも狭くなることになる。図示していないけれども、液晶表示画面10の傾き方向が図2の場合とは逆方向である場合には、張出し杆55に対する左側の光学的センサー61の対向間隔A1が、同張出し杆55に対する右側の光学的センサー62の対向間隔A2よりも広くなることになる。
【0018】
次に、図4の説明図及び図7のブロック図を参照してこの実施形態に係る傾き視認装置を具体的に説明する。同図のように、この傾き視認装置は、基準映像表示回路100と比較映像表示回路200とを備えている。基準映像表示回路100は、液晶表示画面10にその液晶表示画面10に対してあらかじめ定められた一方向に延びる直線でなる基準映像を表示させる作用を果たす。これに対し、比較映像表示回路200は、液晶表示画面10に上記基準映像が表示されているときに上記傾き検出手段40によって検出された液晶表示画面10の傾きを比較映像としてその液晶表示画面10に表示させる作用を果たす。
【0019】
この実施形態において、上記した基準映像や比較映像は、共に液晶表示画面10を完全に横切る直線で表示されるようになっている。
【0020】
そのうち、基準映像は、図4に示したように、矩形の液晶表示画面10の一定位置でその下辺11又は上辺12に対して平行な直線L1で表示される。したがって、液晶表示画面10が絶対水平線に対して傾いているときには、この直線L1でなる基準映像も液晶表示画面10と同じ方向に同じ角度だけ絶対水平線に対して傾いている。なお、13,14はそれぞれ液晶表示画面の右辺及び左辺を示している。
【0021】
一方、比較映像表示回路100は、図2や図3に示した左右の光学的センサー61,62と傾き検知部材50の張出し杆55の左右の端部との対向間隔A1,A2を比較演算して絶対的水平線に平行な直線L2を常に液晶表示画面10に表示させる。このため、液晶表示画面10が傾いているときには、絶対的水平線に平行な比較映像としての直線L2に対して基準映像としての直線L1が傾いている。また、基準映像としての直線L1の傾き度合は、傾き検出手段40が図2又は図3の構成を有していることにより、液晶表示画面10の傾き度合と同じになる。その結果、比較映像としての直線L2に対する基準映像としての直線L1の傾斜角度は、液晶表示画面10の傾き度合が連続的に変化するとそれと共に連続的に変化する。そして、比較映像としての直線L2に対する基準映像としての直線L1の傾斜角度が零になったとき、言い換えると、比較映像としての直線L2が基準映像としての直線L1に対して平行になったと視認されたときには、液晶表示画面10の下辺11又は上辺12も絶対的水平線に対して平行になっている。この場合、比較映像としての直線L2の表示位置によっては、その直線L2が基準映像としての直線L1に対して重畳したときに、液晶表示画面10の下辺11又は上辺12も絶対的水平線に対して平行になっているものと視認させることが可能である。
【0022】
上記した傾き視認装置を備える液晶型テレビジョン受像機では、傾き視認装置が動作するモードを選択するための傾き検知モード選択ボタンS1(図7参照)を具備させることが可能である。また、傾き検知モード選択ボタンS1による操作を可能にするために、図8に示したモード選択ボタンSを具備させ、そのモード選択ボタンSを操作することによって傾き検知モード選択ボタンS1やその他のモードを選択可能とし、その状態から傾き検知モード選択ボタンS1の選択してその操作を可能にすることができる。
【0023】
図8は液晶型テレビジョン受像機における液晶表示画面10の傾き調整の工程を説明的に例示したフロー図である。この事例では次に説明する流れに従って液晶表示画面10の傾きが零になるような傾き調整が行われる。すなわち、モード選択ボタンSで傾き検知モード選択ボタンS1やその他のモードを選択可能とした後、傾き検知モード選択ボタンS1を押して液晶表示画面10に基準映像としての直線L1と比較映像としての直線L2を表示させる。そして、液晶表示画面10に表示された直線L1と直線Lとを目で見て、それらの直線L1とL2とが平行(又は重畳)になっているときには液晶表示画面10の傾きも零になっているので、傾き調整を終了する。これに対し、液晶表示画面10を目で見てそれらの直線L1とL2とが平行(又は重畳)になっていないとき(非平行)には、液晶表示画面10を見ながら両方の直線L1,L2が平行(又は重畳)になるように液晶表示画面10を傾斜させてそれらの直線L1とL2とを平行(又は重畳)にして傾き調整を終了する。
【0024】
図5は傾き検知手段40の変形例を示した説明図である。同図の傾き検知手段40は、距離検知センサー60を構成している左右一対の光学的センサー61,62が、縁枠部に揺動自在に吊り下げられたまっすぐな脚状の傾き検知部材50を挟む両側対称位置に配備されている。したがって、液晶表示画面が絶対的水平線に対して傾いたときには、鉛直姿勢を保持している傾き検知部材50に対する左側の光学的センサー61の対向間隔A1と、同張出し杆55に対する右側の光学的センサー62の対向間隔とが変化する。
【0025】
図6は傾き検知手段40の他の変形例を示した説明図である。同図の傾き検知手段40は、1個の光学的な距離検知センサー60が、縁枠部に揺動自在に吊り下げられたまっすぐな脚状の傾き検知部材50の片側だけに配備されている。この傾き検知手段40では、液晶表示画面が傾いていないときの傾き検知部材50と距離検知センサー60との対向間隔Bを基準値としている。このものでは、液晶表示画面が傾くと、図中に示したように、傾き検知部材50の軸線Pが距離検知センサー60から遠ざかる方向に変位したり、あるいは、傾き検知部材50の軸線Pが距離検知センサー60に近づく方向に変位したりする。そのため、上記対向間隔Bの増減を比較映像表示回路で基準値と比較演算することにより、図4に示したような比較映像としての直線L2を表示させることが可能になる。
【0026】
図1〜図8において、同一または相応する要素には同一符号を付してある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る液晶表示画面の傾き視認装置を備える液晶型テレビジョン受像機の一部破断概略正面図である。
【図2】傾き検出手段の構成を示した説明図である。
【図3】同じく傾き検出手段の構成を示した説明図である。
【図4】基準映像及び比較映像を示した説明図である。
【図5】傾き検知手段の変形例を示した説明図である。
【図6】傾き検知手段の他の変形例を示した説明図である。
【図7】本発明に係る液晶表示画面の傾き視認装置のブロック図である。
【図8】液晶型テレビジョン受像機における液晶表示画面の傾き調整の工程を説明的に例示したフロー図である。
【符号の説明】
【0028】
L1 基準映像としての直線
L2 比較映像としての直線
10 液晶表示画面
11 矩形の液晶表示画面の下辺
12 矩形の液晶表示画面の上辺
20 縁枠部
40 傾き検出手段
50 傾き検知部材
60 距離検知センサー
100 基準映像表示回路
200 比較映像表示回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液晶表示画面にその液晶表示画面に対してあらかじめ定められた一方向に延びる直線でなる基準映像を表示させる基準映像表示回路と、液晶表示画面自体の絶対的な傾きを検出する傾き検出手段と、液晶表示画面に上記基準映像が表示されているときに上記傾き検出手段によって検出された液晶表示画面の傾きを直線でなる比較映像としてその液晶表示画面に表示させる比較映像表示回路と、を備えることを特徴とする液晶表示画面の傾き視認装置。
【請求項2】
直線でなる上記基準映像が、矩形の液晶表示画面の上辺、下辺、左辺及び右辺のうちの1辺に平行に表示されるようになっていると共に、直線でなる上記比較映像は、液晶表示画面の傾きが解消されているときに、その基準映像に対して平行に又は重畳して表示されるようになっている請求項1に記載した液晶表示画面の傾き視認装置。
【請求項3】
矩形の液晶表示画面の上記1辺が、その液晶表示画面の下辺又は上辺である請求項2に記載した液晶表示画面の傾き視認装置。
【請求項4】
液晶表示画面に一体化されてその液晶表示画面を取り囲んでいる縁枠部に上記傾き検出手段が取り付けられ、その傾き検出手段が、上記縁枠部に揺動自在に吊り下げられて常態で鉛直姿勢を保持する傾き検知部材と、上記縁枠部に取り付けられて上記傾き検知部材に対する離間距離を検出する距離検知センサーと、を備えている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した液晶表示画面の傾き視認装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2009−133945(P2009−133945A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−308394(P2007−308394)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】