説明

液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置

【課題】簡易な構成によって、液滴の吐出不良および吐出面への異物付着の両方を適切に検出することが可能な液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】インクジェット塗布装置10は、光学センサ20および制御部30を備える。光学センサ20は、液滴の進行経路に交差するように検出光100を出射する発光部32、および検出光100を受光する受光部34を有する。光学センサ20は、少なくとも検出光100の一部がノズルプレート26によって遮られる第1の位置、および、ノズルプレート26と被処理物との間隔に相当する距離だけノズルプレート26より下方に位置する第2の位置において、検出光100の出射および受光を行う。制御部30は、受光部34の受光状態に基づいて、発光部32および受光部34の間を遮る物体の有無を判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ノズル面に設けられたノズル孔より被処理物に対して液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを検査することが可能な液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット技術を採り入れた液滴吐出装置に要求される能力の例として、長時間にわたって安定して液滴を吐出することが挙げられる。この要求を満たすために、従来、液滴を正確な箇所に着弾させるための工夫や、液滴吐出ヘッドの吐出面に付着した異物を検出するための工夫がされている。
【0003】
例えば、従来技術の中には、ヘッドのオリフィス面のインク付着状態を検知するセンサを設けておいて、センサから得られた情報に基づいて、インクの被塗布材への塗布を制御することにより、インクの不正確な着弾を防止する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。また、発光部と受光部との間を、インクを吐出させずにヘッドを通過させ、なんらかの物体が検出された場合には、その位置にゴミが付着しているものとしてオペレータに通知する技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
さらに、従来のインクジェットプリント装置の中には、プリントヘッドより吐出されたインクをプリントヘッドのノズル列に対して斜めに通る光ビームを発生させる発光部と、そのビームの中をインク滴ないしはヘッド吐出口面の付着インクが通過したか否かを検知する受光部とを有するものが存在する(例えば、特許文献3参照。)。
【特許文献1】特開2000−15838号公報
【特許文献2】特開平11−179934号公報
【特許文献3】特開2001−54954号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1〜3に係る発明では、液滴吐出ヘッドの吐出不良を適切に検出することは可能であるが、液滴吐出ヘッドの吐出面への異物付着については適切に検出できない場合があった。その理由は、液滴吐出ヘッドの吐出面に付着した異物が小さい場合には、検出手段の検出結果にその異物の存在が反映されないことがあるからである。
【0006】
一方で、液滴吐出ヘッドの吐出面に付着した異物は、吐出面に付着した液滴が乾燥することにより巨大化する虞があるため、なるべく早期に異物を取り除くことが重要である。このため、液滴吐出ヘッドの吐出面に付着した小さい異物を適切に検出することが重要であると言える。
【0007】
ただし、液滴吐出ヘッドの吐出面に付着した小さい異物を専ら検出するための検出手段を別途設けることは、液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置の構成を複雑にし、その結果、これらの装置の生産コストの増大を招くことになりかねない。
【0008】
この発明の目的は、簡易な構成によって、液滴の吐出不良および吐出面への異物付着の両方を適切に検出することが可能な液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係る液滴吐出ヘッド検査装置および液滴吐出装置は、検出手段および制御手段を備える。
【0010】
検出手段は、液滴の進行経路に交差するように検出光を出射する発光部、および検出光を受光する受光部を有する。検出手段は、少なくとも第1の位置および第2の位置において、検出光の出射および受光を行うように構成される。ここで、第1の位置とは、検出光の一部がノズル面によって遮られる位置である。また、第2の位置とは、ノズル面と被処理物との間隔に相当する距離だけノズル面より下方の位置である。第1の位置および第2の位置において、検出光の出射および受光を行うための構成の例として、発光部または受光部の少なくともいずれかを昇降自在に支持する機構を用いることが挙げられる。発光部が発する光の径や受光部の受光面積が十分に大きい場合には、発光部または受光部を昇降させる必要がなくなる。発光部が発する光の径は十分に大きいが、受光部の受光面積が十分に大きくない場合には、受光部のみを昇降自在に支持すれば良い。一方、受光部の受光面積は十分に大きいが、発光部が発する光の径が十分大きくない場合には、発光部のみを昇降自在に支持すれば良い。
【0011】
制御手段は、受光部の受光状態に基づいて、発光部および受光部の間を遮る物体の有無を判断するように構成される。検出される物体の例として、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴、および液滴吐出ヘッドに付着した異物が挙げられる。第1の位置において発光部および受光部の間を遮る物体が検出された場合、この物体はノズル面に付着した異物または所定の進行経路を通過中の液滴であると考えられる。もし、このとき、液滴吐出ヘッドが液滴の吐出を行っていなければ、この物体はノズル面に付着した異物であると判断できる。
【0012】
第2の位置において発光部および受光部の間を遮る物体が検出された場合、この物体は所定の進行経路を通過中の液滴であると判断できる。液滴吐出ヘッドが液滴の吐出を行っているにもかかわらず第2の位置において物体が検出されなければ、液滴吐出ヘッドのノズル孔が詰まったか、または、所定の進行経路から逸れた方向に液滴が吐出されたものと判断できる。
【発明の効果】
【0013】
本願発明によれば、簡易な構成によって、液滴の吐出不良および吐出面への異物付着の両方を適切に検出することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を用いて、インクジェット塗布装置10の概略構成を説明する。インクジェット塗布装置10は、被処理対象となる基板22を下から支持するステージ12を備える。ステージ12は、基板22の裏面を吸引することにより基板22の固定を行うように構成される。ただし、ステージ12が基板を支持する方法はこれには限定されない。
【0015】
ステージ12の上方には、インクジェットヘッド14が配置される。基板22の上面と、インクジェットヘッド14のノズル面との間の距離は、予め規定の値となるように調整される。この調整の手法の例として、インクジェットヘッド14の高さを調整したり、ステージ12の高さを調整したりすることが考えられる。インクジェットヘッド14は、基板22に対してインクを吐出する。インクジェットヘッド14は、ヘッド支持部16によって支持される。ヘッド支持部16は、インクジェットヘッド14がステージ12の上方において矢印Xで示す方向に移動自在になるように、インクジェットヘッド14を支持する。また、ヘッド支持部16は、矢印Yで示す方向において移動自在に構成される。このため、インクジェットヘッド14は、ステージ12の任意の箇所の上方に移動可能になっている。
【0016】
ステージ12の近くには、インクジェットヘッド14の吸引やノズル面の清掃を行うためのメンテナンスユニット18が設けられる。メンテナンスユニット18は、インクジェットヘッド14の不吐出検査およびノズル面に付着した異物検査を行う機能を有する。
【0017】
図2を用いて、メンテナンスユニット18によるインクジェットヘッド14の不吐出検査を説明する。インクジェットヘッド14は、ノズル孔28を有するノズルプレート26を備える。インクジェットヘッド14は、信号線38を介して制御部30に接続される。制御部30は、駆動信号をインクジェットヘッド14に供給することによって、ノズル孔28からインクを吐出させる。また、インクジェットヘッド14は、インク供給パイプ36を介してインクタンク24に接続される。
【0018】
一方、メンテナンスユニット18は、台35、光学センサ20、および支持部40を備える。台35は、光学センサ20を下から支持している。光学センサ20は、発光部32および受光部34を備える。発光部32は、インクの進行経路に交差するように所定のビーム径の検出光100を出射する。受光部34は、発光部34が出射した検出光100を受光する。発光部32および受光部34とは、少なくともインクジェットヘッド14の幅よりも大きい間隔を設けて配置されており、その間に検出領域が形成される。検出領域内に液滴や異物等の物体があると、検出光100が物体によって遮られ、その結果、受光部34における受光状態が変化する。受光状態の判断要素の例として、光強度、光検知幅、または光検知面積などが挙げられる。本実施形態では、光センサ20としてキーエンス社製LX2−100を用いている。
【0019】
支持部40は、台35を昇降自在に支持する。具体的には、支持部40は、第1の位置および第2の位置の間において、発光部32および受光部34を移動自在にする。第1の位置は、検出光100の一部がノズルプレート26によって遮られる位置である。検出光100の一部がノズルプレート26によって遮られるようにしているのは、ノズルプレート26に付着した小さい異物の検出を可能にするためである。第2の位置は、ノズルプレート26と基板22との間隔に相当する距離だけノズルプレート26より下方の位置である。第2の位置は、被処理物である基板22の上面が本来存在する位置に合せて設定される。
【0020】
支持部40は、信号線37を介して制御部30に接続される。支持部40は、図3に示すように、台35の底面を支持する複数のシャフト42を備える。支持部40は、モータ(図示せず)を備えており、このモータが正回転または逆回転するたびに、このモータの回転軸に接続されたシャフト42が伸縮するように構成される。この結果、モータが正回転または逆回転するたびに台35が上昇または下降し、発光部32および受光部34が第1の位置および第2の位置の間における任意の位置に配置される。
【0021】
図4は、インクジェット塗布装置10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御部30は、ROM52およびRAM54に接続される。ROM52には、制御部30の制御動作に必要な複数のプログラムが格納される。また、ROM52には、受光部34の受光状態と、判定結果との対応関係を示した判定テーブルが記録される。
【0022】
図5は、検査処理時における制御部30の動作手順を示すフローチャートである。制御部30は、基板に対するインク吐出処理を実行する前に検査処理を実行する。まず、制御部30は、支持部40を動作させることにより、台35の高さ調整処理を実行する(S1)。S1のステップにおいて、制御部30は、ノズル面から検査光100の光軸までの距離が、ノズル面と基板22の上面との距離に等しくなるように、台35の高さを調整する。
【0023】
続いて、制御部30は、吐出検査ステップを実行する(S2)。S2の吐出検査ステップにおいて、制御部30は、インクジェットヘッド14からインクの吐出を行わない状態で、発光部32に検出光100を出射させて受光部34における受光状態を検出する。本実施形態では、制御部30は、受光部34が受光した光強度を検出する。ただし、受光状態の判断要素は、光強度に限定されるものではなく、受光幅などを受光状態の判断要素にしても良い。制御部30は、検出した結果を第1の値としてRAM54に記録する。続いて、制御部30は、インクジェットヘッド14からインクの吐出をさせた状態で、発光部32に検出光100を出射させて受光部34における受光状態を検出し、検出した結果を第2の値としてRAM54に記録する。1つのインクジェットヘッド14に複数のノズル孔28が設けられている場合は、すべてのノズル孔28についてS2のステップを実行する。
【0024】
続いて、制御部30は、インクジェットヘッド14の吐出が適正か否かの判断を行う(S4)。S4の判断ステップにおいて、制御部30は、第1の値および第2の値を比較し、第2の値が第1の値の70%未満であれば、インクの吐出が適正に行われているものと判断する。一方で、第2の値が第1の値の70%以上であれば、インクの吐出に異常があるものと判断する。インク吐出異常の原因として、ノズル面に付着した液滴や塵埃を原因とする吐出方向の曲がりや、インク不吐出などか挙げられる。
【0025】
S4の判断ステップにおいて吐出異常であると判断した場合、制御部30は、所定回数を限度として、メンテナンスユニット18のメンテナンス部185にヘッドクリーニング処理を実行させる(S5、S3)。S3のヘッドクリーニング処理では、ノズル孔28からのインクの強制排出や、ノズル面のワイピング処理が実行される。所定回数だけヘッドクリーニング処理を行っても、吐出異常が解消されない場合には、制御部30は、表示部187に警告表示をさせる(S11)。
【0026】
S4の判断ステップにおいて、インクジェットヘッド14の吐出が正常であると判断された場合には、制御部30は、高さ調整処理を実行する(S6)。S6では、制御部30は、支持部40を制御することにより、図3に示すように、発光部32および受光部34を第1の位置に移動させる。
【0027】
続いて、制御部30は、異物検出処理を実行する(S8)。S8の異物検出処理は、図6に示すように、インクジェットヘッド14をY軸に沿って移動させながら実行される。その理由は、検出光100の幅が、ノズルプレート26のノズル面の全幅よりも小さいからである。図6にように、インクジェットヘッド14をY軸に沿って移動させながら異物検出処理を行うことによって、ノズルプレート26のノズル面の全域について異物の有無の判断が可能になる。
【0028】
S9の判断ステップにおいて異物有りと判断した場合、制御部30は、所定回数を限度として、メンテナンスユニット18のメンテナンス部185にヘッドクリーニング処理を実行させる(S10、S7)。所定回数だけヘッドクリーニング処理を行っても、異物が解消されない場合には、制御部30は、表示部187に警告表示をさせる(S11)。
【0029】
一方、S9の判断ステップにおいて、異物が検出されない場合には、制御部30は、基板22の受け入れ態勢が整った旨の信号を、外部機器に出力する。本実施形態では、この信号の出力が完了すると、ロボットアームにて基板22がステージ12上に搬送されて来る。
【0030】
なお、ここでは、吐出検査処理および異物検査処理をこの順で実行したが、吐出検査処理および異物検査処理の順序は逆にすることも可能である。
【0031】
また、上述の実施形態では、モータが正回転または逆回転するたびに台35が上昇または下降する構成を採用したが、他の機構を用いて台35を上昇または下降させても良い。例えば図7に示すように、パンタグラフ機構を用いて、台35を上昇または下降させることができる。
【0032】
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】インクジェット塗布装置の概略構成を示す外観図である。
【図2】液滴吐出不良を検出時のインクジェット塗布装置を示すである。
【図3】異物検出時のインクジェット塗布装置を示すである。
【図4】インクジェット塗布装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】制御部の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】異物検出時のインクジェットヘッドを示す図である。
【図7】インクジェット塗布装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
10−インクジェット塗布装置
12−ステージ
14−インクジェットヘッド
16−ヘッド支持部
18−メンテナンスユニット
26−ノズルプレート
30−制御部
40−支持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノズル面に設けられたノズル孔より被処理物に対して液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の検査に用いられる液滴吐出ヘッド検査装置であって、
前記液滴の進行経路に交差するように検出光を出射する発光部、および前記検出光を受光する受光部を有する検出手段と、
前記受光部の受光状態に基づいて、前記発光部および前記受光部の間を遮る物体の有無を判断するように構成された制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、少なくとも前記検出光の一部が前記ノズル面によって遮られる第1の位置、および、前記ノズル面と前記被処理物との間隔に相当する距離だけ前記ノズル面より下方に位置する第2の位置において、前記検出光の出射および受光を行うように構成されることを特徴とする液滴吐出ヘッド検査装置。
【請求項2】
ノズル面に設けられたノズル孔より被処理物に対して液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の検査に用いられる液滴吐出ヘッド検査装置であって、
前記液滴の進行経路に交差するように検出光を出射する発光部、および前記検出光を受光する受光部を有する検出手段と、
前記受光部の受光状態に基づいて、前記発光部および前記受光部の間を遮る物体の有無を判断するように構成された制御手段と、
前記検出手段を昇降自在に支持する支持手段と、
を備え、
前記支持手段は、前記検出光の一部が前記ノズル面によって遮られる第1の位置、および、前記ノズル面と前記被処理物との間隔に相当する距離だけ前記ノズル面より下方に位置する第2の位置の間において、前記発光部および前記受光部を移動自在に支持することを特徴とする液滴吐出ヘッド検査装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記液滴吐出ヘッドが液滴を吐出している時の前記第2の位置における前記受光部の受光結果に基づいて前記液滴吐出ヘッドの吐出不良を検出するとともに、前記液滴吐出ヘッドが液滴を吐出していない時の前記第1の位置における前記受光部の受光結果に基づいて前記液滴吐出ヘッドのノズル面に対する異物の付着を検出するように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッド検査装置。
【請求項4】
ノズル面に設けられたノズル孔より被処理物に対して液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置であって、
前記液滴の進行経路に交差するように検出光を出射する発光部、および前記検出光を受光する受光部を有する検出手段と、
前記受光部の受光状態に基づいて、前記発光部および前記受光部の間を遮る物体の有無を判断するように構成された制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、少なくとも前記検出光の一部が前記ノズル面によって遮られる第1の位置、および、前記ノズル面と前記被処理物との間隔に相当する距離だけ前記ノズル面より下方に位置する第2の位置において、前記検出光の出射および受光を行うように構成されることを特徴とする液滴吐出装置。
【請求項5】
ノズル面に設けられたノズル孔より被処理物に対して液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の検査に用いられる液滴吐出装置であって、
前記液滴の進行経路に交差するように検出光を出射する発光部、および前記検出光を受光する受光部を有する検出手段と、
前記受光部の受光状態に基づいて、前記発光部および前記受光部の間を遮る物体の有無を判断するように構成された制御手段と、
前記検出手段を昇降自在に支持する支持手段と、
を備え、
前記支持手段は、前記検出光の一部が前記ノズル面によって遮られる第1の位置、および、前記ノズル面と前記被処理物との間隔に相当する距離だけ前記ノズル面より下方に位置する第2の位置の間において、前記発光部および前記受光部を移動自在に支持することを特徴とする液滴吐出装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記液滴吐出ヘッドが液滴を吐出している時の前記第2の位置における前記受光部の受光結果に基づいて前記液滴吐出ヘッドの吐出不良を検出するとともに、前記液滴吐出ヘッドが液滴を吐出していない時の前記第1の位置における前記受光部の受光結果に基づいて前記液滴吐出ヘッドのノズル面に対する異物の付着を検出するように構成されることを特徴とする請求項4または5に記載の液滴吐出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−173600(P2008−173600A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−11055(P2007−11055)
【出願日】平成19年1月22日(2007.1.22)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】